JP6829825B2 - 小径シールドの発進エリア構築方法 - Google Patents
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前記構築予定領域がシールドトンネルの拡幅予定領域、該シールドトンネルが本線トンネル又は該本線トンネルに分岐合流するランプトンネルであって、それらのうち、既に構築されている構築済トンネルのトンネル内空間と連通する形で導坑を構築し、
該導坑を構築開始点として、前記本線トンネルが取り囲まれるように又は前記本線トンネル及び前記ランプトンネル若しくはそれらの構築範囲が取り囲まれるように、前記導坑から推進方式で函体を環状に押し出すことで円筒体を構築し、
該円筒体の内側に拡がる地山を掘削除去して環状空間を形成し、
前記構築済トンネルのトンネル内空間と前記環状空間とを隔てるシールドセグメントを切除することにより、該トンネル内空間と該環状空間とが一体化されてなる発進エリアを構築する小径シールドの発進エリア構築方法であって、
前記導坑を前記構築済トンネルの軸線廻りに複数配置するとともに、該各導坑から前記函体をそれぞれ押し出すことで前記円筒体を所定の角度範囲ごとに分割構築するものである。
前記構築予定領域がシールドトンネルの拡幅予定領域、該シールドトンネルが本線トンネル又は該本線トンネルに分岐合流するランプトンネルであって、それらのうち、既に構築されている構築済トンネルのトンネル内空間と連通する形で導坑を構築し、
該導坑を構築開始点として、前記本線トンネルが取り囲まれるように又は前記本線トンネル及び前記ランプトンネル若しくはそれらの構築範囲が取り囲まれるように、前記導坑から推進方式で函体を環状に押し出すことで円筒体を構築し(但し、先導掘進機を用いる場合を除く)、
該円筒体の内側に拡がる地山を掘削除去して環状空間を形成し、
前記構築済トンネルのトンネル内空間と前記環状空間とを隔てるシールドセグメントを切除することにより、該トンネル内空間と該環状空間とが一体化されてなる発進エリアを構築するものである。
前記構築予定領域がシールドトンネルの拡幅予定領域、該シールドトンネルが本線トンネル又は該本線トンネルに分岐合流するランプトンネルであって、それらのうち、既に構築されている構築済トンネルのトンネル内空間と連通する形で導坑を構築し、
該導坑を構築開始点として、前記本線トンネルが取り囲まれるように又は前記本線トンネル及び前記ランプトンネル若しくはそれらの構築範囲が取り囲まれるように円筒体を構築し、
該円筒体の内側に拡がる地山を掘削除去して環状空間を形成し、
前記構築済トンネルのトンネル内空間と前記環状空間とを隔てるシールドセグメントを切除することにより、該トンネル内空間と該環状空間とが一体化されてなる発進エリアを構築する小径シールドの発進エリア構築方法であって、
前記導坑を、前記構築済トンネルから掘削形成された立坑から掘削することで、該構築済トンネルのトンネル軸線にほぼ平行にかつ該本線トンネルから離隔した位置となるように構築するものである。
また、本発明に係る小径シールドの発進エリア構築方法は、前記函体を前記本線トンネル又は前記ランプトンネルのトンネル軸線に沿って複数列となるようにかつ各列が互いに隣接するように押し出して前記円筒体を構築するものである。
また、本発明に係る小径シールドの発進エリア構築方法は、前記導坑を前記構築済トンネルの軸線廻りに複数配置するとともに、該各導坑から前記函体をそれぞれ押し出すことで前記円筒体を所定の角度範囲ごとに分割構築するものである。
また、本発明に係る小径シールドの発進エリア構築方法は、前記導坑を発進到達スペースとしたシールド工法によって前記円筒体を構築するものである。
(a) ランプトンネルが設置されない区間から発進させる場合には、本線トンネルが取り囲まれるように該本線トンネルを構築済トンネルとして導坑を構築する。
(b) ランプトンネルが設置される区間から発進させる場合であって、本線トンネルのみが構築済である場合には、該本線トンネルを構築済トンネルとして、本線トンネルとランプトンネルの構築範囲とが取り囲まれるように導坑を構築する。
(c) ランプトンネルが設置される区間から発進させる場合であって、ランプトンネルのみが構築済である場合には、該ランプトンネルを構築済トンネルとして、本線トンネルの構築範囲とランプトンネルとが取り囲まれるように導坑を構築する。
(d) ランプトンネルが設置される区間から発進させる場合であって、本線トンネル、ランプトンネルともに構築済である場合には、それらのいずれかを構築済トンネルとして、本線トンネル及びランプトンネルが取り囲まれるように導坑を構築する。
2 小径シールドトンネル
3,3a 発進エリア
4 本線トンネル(構築済トンネル)
5 ランプトンネル
6 分岐合流部
43 導坑
51 函体
61 円筒体
81 環状空間
82 トンネル内空間
91 小径シールド
Claims (8)
- 大断面トンネルが構築される構築予定領域の周縁に沿って該大断面トンネルの外殻の先受け構造体となる複数本の小径シールドトンネルを該大断面トンネルのトンネル軸線方向に延設する際に、該小径シールドトンネル構築のための小径シールドの発進エリアを構築する方法において、
前記構築予定領域がシールドトンネルの拡幅予定領域、該シールドトンネルが本線トンネル又は該本線トンネルに分岐合流するランプトンネルであって、それらのうち、既に構築されている構築済トンネルのトンネル内空間と連通する形で導坑を構築し、
該導坑を構築開始点として、前記本線トンネルが取り囲まれるように又は前記本線トンネル及び前記ランプトンネル若しくはそれらの構築範囲が取り囲まれるように、前記導坑から推進方式で函体を環状に押し出すことで円筒体を構築し、
該円筒体の内側に拡がる地山を掘削除去して環状空間を形成し、
前記構築済トンネルのトンネル内空間と前記環状空間とを隔てるシールドセグメントを切除することにより、該トンネル内空間と該環状空間とが一体化されてなる発進エリアを構築する小径シールドの発進エリア構築方法であって、
前記導坑を前記構築済トンネルの軸線廻りに複数配置するとともに、該各導坑から前記函体をそれぞれ押し出すことで前記円筒体を所定の角度範囲ごとに分割構築することを特徴とする小径シールドの発進エリア構築方法。 - 前記函体を前記本線トンネル又は前記ランプトンネルのトンネル軸線に沿って複数列となるようにかつ各列が互いに隣接するように押し出して前記円筒体を構築する請求項1記載の小径シールドの発進エリア構築方法。
- 大断面トンネルが構築される構築予定領域の周縁に沿って該大断面トンネルの外殻の先受け構造体となる複数本の小径シールドトンネルを該大断面トンネルのトンネル軸線方向に延設する際に、該小径シールドトンネル構築のための小径シールドの発進エリアを構築する方法において、
前記構築予定領域がシールドトンネルの拡幅予定領域、該シールドトンネルが本線トンネル又は該本線トンネルに分岐合流するランプトンネルであって、それらのうち、既に構築されている構築済トンネルのトンネル内空間と連通する形で導坑を構築し、
該導坑を構築開始点として、前記本線トンネルが取り囲まれるように又は前記本線トンネル及び前記ランプトンネル若しくはそれらの構築範囲が取り囲まれるように、前記導坑から推進方式で函体を環状に押し出すことで円筒体を構築し(但し、先導掘進機を用いる場合を除く)、
該円筒体の内側に拡がる地山を掘削除去して環状空間を形成し、
前記構築済トンネルのトンネル内空間と前記環状空間とを隔てるシールドセグメントを切除することにより、該トンネル内空間と該環状空間とが一体化されてなる発進エリアを構築することを特徴とする小径シールドの発進エリア構築方法。 - 大断面トンネルが構築される構築予定領域の周縁に沿って該大断面トンネルの外殻の先受け構造体となる複数本の小径シールドトンネルを該大断面トンネルのトンネル軸線方向に延設する際に、該小径シールドトンネル構築のための小径シールドの発進エリアを構築する方法において、
前記構築予定領域がシールドトンネルの拡幅予定領域、該シールドトンネルが本線トンネル又は該本線トンネルに分岐合流するランプトンネルであって、それらのうち、既に構築されている構築済トンネルのトンネル内空間と連通する形で導坑を構築し、
該導坑を構築開始点として、前記本線トンネルが取り囲まれるように又は前記本線トンネル及び前記ランプトンネル若しくはそれらの構築範囲が取り囲まれるように円筒体を構築し、
該円筒体の内側に拡がる地山を掘削除去して環状空間を形成し、
前記構築済トンネルのトンネル内空間と前記環状空間とを隔てるシールドセグメントを切除することにより、該トンネル内空間と該環状空間とが一体化されてなる発進エリアを構築する小径シールドの発進エリア構築方法であって、
前記導坑を、前記構築済トンネルから掘削形成された立坑から掘削することで、該構築済トンネルのトンネル軸線にほぼ平行にかつ該本線トンネルから離隔した位置となるように構築することを特徴とする小径シールドの発進エリア構築方法。 - 前記導坑から推進方式で函体を環状に押し出すことで前記円筒体を構築する請求項4記載の小径シールドの発進エリア構築方法。
- 前記函体を前記本線トンネル又は前記ランプトンネルのトンネル軸線に沿って複数列となるようにかつ各列が互いに隣接するように押し出して前記円筒体を構築する請求項5記載の小径シールドの発進エリア構築方法。
- 前記導坑を前記構築済トンネルの軸線廻りに複数配置するとともに、該各導坑から前記函体をそれぞれ押し出すことで前記円筒体を所定の角度範囲ごとに分割構築する請求項5又は請求項6記載の小径シールドの発進エリア構築方法。
- 前記導坑を発進到達スペースとしたシールド工法によって前記円筒体を構築する請求項4記載の小径シールドの発進エリア構築方法。
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