JP6901872B2 - 拡張用カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、拡張用カテーテルに関する。
従来、血管内の所定位置に留置されるステントやステントグラフト等の血管内留置具をバルーンを用いて拡張させる拡張用バルーンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−188309号公報
しかしながら、上記特許文献1等の場合、拡張したバルーンにより血管が閉塞されて、血流が遮断される。そして、血流が遮断されている間に、血管の閉塞部位よりも上流側に流れ込む血液によりバルーンが下流側に押し流されるおそれがあり、この場合、血管内留置具が留置部位からずれてしまうといった問題が生じる。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、血流を遮断することなく血管内留置具の拡張を所定位置で適正に行うことができる拡張用カテーテルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の態様は、
血管内の所定位置に留置される管状の血管内留置具を拡張させる拡張用カテーテルであって、
前記血管内留置具の内側に配され、拡張変形して前記血管内留置具を内側から径方向外側に押圧する拡縮部材を備え、
前記拡縮部材は、
複数の骨格用線材を有し、これら複数の骨格用線材は、前記拡縮部材が拡張変形した状態にて、前記血管内留置具の軸方向と略平行に延在する直線状部をそれぞれ有し、
前記直線状部の中途部に、前記複数の骨格用線材のうちの当該直線状部を形成する前記骨格用線材とは異なる他の骨格用線材が接続され、
前記複数の骨格用線材が当該拡張用カテーテルの軸心側に付勢されることで、前記直線状部が前記他の骨格用線材を介して径方向外側に付勢されるとともに周方向に互いに離間して前記血管内留置具に接触可能であることを特徴としている。
本発明によれば、血流を遮断することなく血管内留置具の拡張を所定位置で適正に行うことができる。
本発明に係る一実施形態の拡張用カテーテルの概略構成を模式的に示す図である。 (a)及び(b)は、図1の拡張用カテーテルの拡縮部材を拡大して示す図である。 図2の拡縮部材とステントと血管との位置関係を説明するための図である。 (a)〜(c)は、拡張用カテーテルの使用方法を説明するために示す図である。 拡張用カテーテルの変形例の概略構成を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の拡張用カテーテル2の概略構成を模式的に示す図である。また、図2(a)及び図2(b)は、拡張用カテーテル2の拡縮部材23を拡大して示す図であり、このうち、図2(a)は、拡縮部材23を軸方向に略直交する方向にみて示す図であり、図2(b)は、拡縮部材23を軸方向にみて示す図である。また、図3は、拡縮部材23とステント1と血管Vとの位置関係を説明するための図である。
本実施形態の拡張用カテーテル2は、図1に示すように、血管V内の留置部位(例えば、狭窄部位V1(図4(a)等参照;後述)や閉塞部位等)にて管状の血管内留置具(例えば、ステント1等)を拡張させるものである。
なお、図1並びに後述する図4(a)〜図4(c)にあっては、拡張用カテーテル2の拡縮部材23を模式的に表している。また、以下の説明では、拡張用カテーテル2の使用者からみて遠い方(遠位側)を先端側とし、使用者からみて近い方(近位側)を基端側とする。
<ステント>
先ず、ステント1について説明する。
ステント1は、公知のものであり、ここでは詳細な説明は省略するが、例えば、金属細線が格子状に編み込まれた構造をなし、外形が全体として略円筒状に成形されている。また、ステント1は、例えば、その内側から径方向外側に外力が加えられることで、径方向外側に拡張可能に構成されている。
なお、ステント1を構成する金属細線の材料としては、例えば、Ni−Ti合金、ステンレス鋼、チタン合金などに代表される公知の金属や金属合金が挙げられる。
ここで、ステント1は、例えば、拡張状態の形状が記憶された、いわゆる自己拡張型の構成であってもよいし、径方向内側に収縮されて拡張用カテーテル2の先端側に装着された状態で血管V内に導入可能な構成であってもよい。
<拡張用カテーテル>
次に、拡張用カテーテル2について、詳細に説明する。
拡張用カテーテル2は、ガイドワイヤGに外挿される第1チューブ21と、この第1チューブ21に外挿される第2チューブ22と、当該拡張用カテーテル2の先端側に設けられた拡縮部材23と、この拡縮部材23の外周側に配設された介在シート24とを備えている。
第1チューブ21及び第2チューブ22の各々は、可撓性を有する材料で形成された長尺な管状部材である。
なお、可撓性を有する材料としては、例えば、合成樹脂(エラストマー)、合成樹脂に他の材料が混合された樹脂コンパウンド、合成樹脂が多層で構成された多層構造体、または合成樹脂と金属線との複合体等が挙げられる。
拡縮部材23は、径方向に拡縮可能な部材であり、拡張状態にて略球形状をなすとともに(図1等参照)、収縮状態にて略筒形状をなす(図4(a)参照;後述)。また、拡縮部材23は、その内側に第1チューブ21が挿通され、図示は省略するが、拡縮部材23の先端部231(後述)が第1チューブ21の遠位側の部分の外周面に接続されているとともに、当該拡縮部材23の基端部232(後述)が第2チューブ22の遠位側の部分の内周面に接続されている。
そして、拡縮部材23は、第1チューブ21と第2チューブ22との軸方向の相対的な位置関係を調整することで、拡張変形する際の拡張量を調整可能となっている。
すなわち、拡縮部材23を拡張変形させる場合、例えば、第2チューブ22の位置を固定した状態で、第1チューブ21を軸方向に沿って近位側(手元側)に移動させると、当該拡縮部材23が径方向外側に拡張して拡張状態(図1等参照)に変化していく。
一方、拡縮部材23を収縮変形させる場合、例えば、第2チューブ22の位置を固定した状態で、第1チューブ21を軸方向に沿って遠位側に移動させると、当該拡縮部材23が径方向内側に収縮して収縮状態(図4(a)参照)に変化していく。
なお、第1チューブ21の位置を固定した状態にて、第2チューブ22を相対的に移動させることで、拡縮部材23を拡縮させてもよい。
このように、第1チューブ21及び第2チューブ22は、拡縮部材23が拡張変形する際の拡張量を調整する調整手段を構成している。
介在シート24は、拡縮部材23の径方向外側に配設され、例えば、当該拡縮部材23を周方向に覆うように略円筒形状をなしている。また、介在シート24は、拡縮部材23から外れないように当該拡縮部材23の直線状部a1(後述)等に接着されている。
また、介在シート24の軸方向の長さは、拡張変形した状態の拡縮部材23の直線状部a1の軸方向の長さと略等しいか、この長さよりも長くなっている。
また、介在シート24は、拡縮部材23の拡縮に追従するように弾性変形可能とされている。なお、介在シート24の材料としては、生体適合性を有する材料が好ましく、具体的には、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル樹脂、ナイロン、シリコン樹脂等が挙げられる。
さらに、介在シート24には、例えば、拡張用カテーテル2の軸方向に沿って孔が複数形成されていてもよく、これにより、当該介在シート24の内部を血液が通るようになって、血流をより遮断し難くなる。
なお、図示は省略するが、拡張用カテーテル2の基端側には、使用者により操作される操作部が設けられていてもよい。
次に、拡縮部材23について、図2(a)及び図2(b)を参照して説明する。
拡縮部材23は、ステント1の内側に配され、拡張変形してステント1を内側から径方向外側に押圧するものであり、具体的には、図2(a)及び図2(b)に示すように、基端部231と、先端部232と、拡縮部233とを具備している。
基端部231及び先端部232の各々は、例えば、断面が円形状の管状に形成されている。また、基端部231と先端部232との間に、拡縮部233が設けられている。
基端部231、先端部232及び拡縮部233を構成する材料としては、例えば、ステンレス鋼、Ni−Ti合金、チタン合金などに代表される公知の金属又は金属合金等が挙げられる。また、X線造影性を有する合金を材料として用いてもよく、この場合、拡縮部材23の位置を体外から確認することができるようになる。
また、基端部231、先端部232及び拡縮部233は、例えば、1本の金属パイプ(例えば、Ni−Ti合金からなるパイプ等)をレーザー加工することによって形成されてもよい。
拡縮部233は、例えば、当該拡縮部材23の管軸を中心として配置された複数の骨格用主線材233a、…と、周方向に隣合う骨格用主線材233aどうしを繋ぐ複数の骨格用副線材233b、…とを有している。
複数の骨格用主線材233a、…は、拡縮部材23が拡張変形した状態にて、ステント1の軸方向と略平行に延在する直線状部a1をそれぞれ有している。具体的には、各骨格用主線材233aの軸方向略中央部に、骨格用副線材233bが接続されており、拡縮部材23が拡張変形すると、骨格用主線材233aの基端側の部分と先端側の部分との間の部分が骨格用副線材(付勢手段)233bにより軸心側に付勢されることで、基端側及び先端側の各部分が略「S」字状に湾曲するとともに基端側の部分と先端側の部分との間に直線状部a1が形成される。
また、複数の骨格用主線材233a、…は、拡縮部材23が拡張変形した状態にて、周方向に互いに所定の間隔を空けて配設され、具体的には、例えば、8本の骨格用主線材233a、…が、管軸を中心として互いに略等間隔となるように45°の間隔で配置されている。
また、複数の骨格用主線材233a、…は、拡縮部材23が拡張変形した状態にて、互いに離間して、介在シート24を介して当該拡縮部材23の径方向外側のステント1に接触可能となっている(図3参照)。
すなわち、拡縮部材23には、複数の骨格用主線材233a、…の直線状部a1を覆うように略円筒形状の介在シート24が配設されている。拡縮部材23が拡張変形すると、この拡縮部材23の拡張変形に追従するように介在シート24が弾性変形し、この介在シート24の外周面が当該拡縮部材23の径方向外側のステント1の内面部に接触する。そして、介在シート24を介して拡縮部材23(特に、直線状部a1)によりステント1が内側から径方向外側に押圧されることで、当該ステント1が拡張していく。
なお、骨格用主線材233aの断面積は、例えば、骨格用副線材233bの断面積よりも大きく(線材が太く)なっており、これにより、骨格用主線材233aの方が骨格用副線材233bよりも剛性が高くなっている。
<拡張用カテーテルの使用方法>
次に、拡張用カテーテル2の使用方法について、図4(a)〜図4(c)を参照して説明する。
図4(a)〜図4(c)は、拡張用カテーテル2の使用方法を説明するために示す図であり、ステント1が拡張していく状態を模式的に表している。
なお、以下の説明では、血管V内の所定位置(例えば、狭窄部位V1)に拡張量が十分でないステント1が留置されているものとする。また、事前に血管V内にガイドワイヤGが挿通されており、このガイドワイヤGに沿って拡張用カテーテル2が導入されるものとする。
図4(a)に示すように、先ず、血管V内に挿通されたガイドワイヤGに沿って拡張用カテーテル2を血管V内に挿入していき、拡張用カテーテル2を拡縮部材23がステント1の内側に位置するように挿通させる。
次に、図4(b)に示すように、第2チューブ22の位置を固定した状態で、第1チューブ21を軸方向に沿って近位側(手元側)に移動させると、当該拡縮部材23が拡張変形し、この拡張変形に追従するように介在シート24が弾性変形する。そして、拡縮部材23が介在シート24を介してステント1の内面部に接触した状態となる。
この状態では、複数の骨格用主線材233a、…は、互いに離間して介在シート24を介してステント1に接触しているため、拡縮部材23により血管Vの血流が遮断されない。
図4(c)に示すように、拡縮部材23がさらに拡張していくと、介在シート24を介して拡縮部材23の直線状部a1によりステント1が内側から径方向外側に押圧されることで、当該ステント1がさらに拡張していく。すると、このステント1により血管Vの内面部が径方向外側に押圧されていき、例えば、図4(c)中白抜きの矢印で示すように、狭窄部位V1が拡張していく。ステント1及び狭窄部位V1が拡張した状態でも、複数の骨格用主線材233a、…は、互いに離間して介在シート24を介してステント1に接触しているため、拡縮部材23により血管Vの血流が遮断されない。
その後、図示は省略するが、拡縮部材23を収縮変形させて、ステント1を留置したまま拡張用カテーテル2のみが血管V内から引き抜かれる。
以上のように、本実施形態の拡張用カテーテル2は、血管V内の所定位置に留置される管状のステント(血管内留置具)1を拡張させる拡張用カテーテル2であって、ステント1の内側に配され、拡張変形してステント1を内側から径方向外側に押圧する拡縮部材23を備え、拡縮部材23は、複数の骨格用主線材233a、…を有し、これら複数の骨格用主線材233a、…は、拡縮部材23が拡張変形した状態にて、互いに離間してステント1に接触可能に構成されている。
したがって、例えば、拡張量が十分でないステント1や収縮状態のステント等を血管V内の所定位置にて拡張させる場合に、このステント1を内側から径方向外側に押圧する拡縮部材23が拡張変形しても、複数の骨格用主線材233a、…が互いに離間して(より具体的には、周方向に互いに所定の間隔を空けて)ステント1に接触可能であるため、血管V内の血流を遮断することがなくなる。これにより、拡縮部材23が下流側に押し流されて、ステント1が留置部位からずれてしまうといったことを抑制することができ、ステント1の拡張を所定位置で適正に行うことができる。
また、拡縮部材23の径方向外側に配設された介在シート(介在部材)24を更に備え、複数の骨格用主線材233a、…は、介在シート24を介してステント1に接触可能に構成されている。
したがって、例えば、金属細線が表面に露出された状態のステント1であっても、拡縮部材23の複数の骨格用主線材233a、…が介在シート24を介して接触することとなり、骨格用主線材233aとステント1とが接触して傷が付いたり、絡まったりしてしまうことを抑制することができる。
また、複数の骨格用主線材233a、…は、拡縮部材23が拡張変形した状態にて、ステント1の軸方向と略平行に延在する直線状部a1をそれぞれ有している。
したがって、複数の骨格用主線材233a、…の各々の直線状部a1をステント1の内面部に接触させることで、拡縮部材23とステント1との接触面積をより大きくして、拡縮部材23の拡張力をステント1に効率良く伝達することができ、ステント1の拡張をより適正に行うことができる。
また、拡縮部材23は、直線状部a1を形成するように複数の骨格用主線材233a、…を当該拡張用カテーテル2の軸心側に付勢する骨格用副線材(付勢手段)233bを更に有している。
したがって、複数の骨格用主線材233a、…が骨格用副線材233bにより軸心側に付勢されることで直線状部a1を形成することができ、形成される直線状部a1により拡縮部材23の拡張力をステント1に効率良く伝達することができ、ステント1の拡張をより適正に行うことができる。
また、拡縮部材23が拡張変形する際の拡張量を調整する調整手段(例えば、第1チューブ21及び第2チューブ22等)を更に備えている。
したがって、拡縮部材23が拡張変形する際の拡張量を、例えば、ステント1の拡張時の外径やこのステント1の血管V内での留置部位の状態等を考慮して、適正に調整することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。
以下に、拡張用カテーテル2Aの変形例について、図5を参照して説明する。
図5は、拡張用カテーテル2Aの変形例の概略構成を模式的に示す図である。
なお、拡張用カテーテル2Aは、以下に説明する以外の点で上記実施形態の拡張用カテーテル2と略同様の構成をなし、その説明は省略する。
この変形例の拡張用カテーテル2Aは、図5に示すように、血管内留置具としてステントグラフト1Aを拡張させるものである。
ここで、ステントグラフト1Aは、公知のものであり、ここでは詳細な説明は省略するが、例えば、上記実施形態におけるステント1と略同様に、金属細線が格子状に編み込まれた構造をなし、外形が全体として略円筒状に成形されたステント部11を外周から覆うようにグラフト部12が縫合固定されている。また、ステントグラフト1Aは、上記実施形態におけるステント1と略同様に、例えば、その内側から径方向外側に外力が加えられることで、径方向外側に拡張可能に構成されている。
なお、ステント部11を構成する金属細線の材料としては、例えば、Ni−Ti合金、ステンレス鋼、チタン合金などに代表される公知の金属や金属合金が挙げられる。
また、グラフト部12を構成する材料としては、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル樹脂などが挙げられる。
また、ステントグラフト1Aは、上記実施形態のステント1と略同様に、例えば、拡張状態の形状が記憶された、いわゆる自己拡張型の構成であってもよいし、径方向内側に収縮されて拡張用カテーテル2Aの先端側に装着された状態で血管V内に導入可能な構成であってもよい。
拡張用カテーテル2Aは、介在シート24を備えていない点で、上記実施形態の拡張用カテーテル2と異なっている。
すなわち、拡張用カテーテル2Aは、上記実施形態の拡張用カテーテル2と同様に、第1チューブ21と、第2チューブ22と、拡縮部材23とを備えている。
なお、第1チューブ21、第2チューブ22及び拡縮部材23の構成及び機能は、上記実施形態と略同様であり、ここでは詳細な説明は省略する。
したがって、この変形例の拡張用カテーテル2Aによれば、血管内留置具としてステントグラフト1Aを適用する場合には、必ずしも介在シート24を備える必要はなく、上記実施形態と略同様に、例えば、拡張量が十分でないステントグラフト1Aや収縮状態のステントグラフト等を血管V内の所定位置にて拡張させる場合に、血管V内の血流を遮断することなくステントグラフト1Aの拡張を所定位置で適正に行うことができる。
また、上記実施形態にあっては、拡縮部材23として、拡張状態にて略球形状をなすものを例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、拡縮部材23の形状は適宜任意に変更可能である。すなわち、拡縮部材23が拡張変形した状態にて、複数の骨格用主線材233a、…が互いに離間してステント1やステントグラフト1A等の血管内留置具に接触可能であれば如何なる形状であってもよい。
また、上記実施形態にあっては、血管内留置具として、ステント1やステントグラフト1Aを例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、血管V内の所定位置に留置される管状のものであれば適宜任意に変更可能である。
さらに、上記実施形態にあっては、介在部材として、拡縮部材23の外周側に配設された介在シート24を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、直線状部a1とステント1の内面部との間に介在されるものであれば適宜任意に変更可能である。すなわち、介在部材としては、例えば、各直線状部a1のみを被覆するように構成されていてもよいし、直線状部a1の径方向外側のみに配設されていてもよい。
また、上記実施形態にあっては、血管V内に挿通されたガイドワイヤGに沿って拡張用カテーテル2、2Aを導入するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、血管V内に拡張用カテーテル2、2Aを導入する際に、必ずしもガイドワイヤGを用いる必要はない。
さらに、拡張用カテーテル2の先端側に径方向内側に収縮された状態のステント1が装着された構成や、拡張用カテーテル2Aの先端側に径方向内側に収縮された状態のステントグラフト1Aが装着された構成のステント拡張装置とすることで、ステント1やステントグラフト1Aの血管V内の所定位置への留置をより容易に行うことができる。
加えて、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 ステント(血管内留置具)
2、2A 拡張用カテーテル
21 第1チューブ(調整手段)
22 第2チューブ(調整手段)
23 拡縮部材
233a 骨格用主線材
a1 直線状部
233b 骨格用副線材(付勢手段)
24 介在シート(介在部材)
1A ステントグラフト(血管内留置具)
V 血管

Claims (4)

  1. 血管内の所定位置に留置される管状の血管内留置具を拡張させる拡張用カテーテルであって、
    前記血管内留置具の内側に配され、拡張変形して前記血管内留置具を内側から径方向外側に押圧する拡縮部材を備え、
    前記拡縮部材は、
    複数の骨格用線材を有し、これら複数の骨格用線材は、前記拡縮部材が拡張変形した状態にて、前記血管内留置具の軸方向と略平行に延在する直線状部をそれぞれ有し、
    前記直線状部の中途部に、前記複数の骨格用線材のうちの当該直線状部を形成する前記骨格用線材とは異なる他の骨格用線材が接続され、
    前記複数の骨格用線材が当該拡張用カテーテルの軸心側に付勢されることで、前記直線状部が前記他の骨格用線材を介して径方向外側に付勢されるとともに周方向に互いに離間して前記血管内留置具に接触可能である拡張用カテーテル。
  2. 前記拡縮部材の径方向外側に配設された介在部材を更に備え、
    前記直線状部は、前記介在部材を介して前記血管内留置具に接触可能である請求項1に記載の拡張用カテーテル。
  3. 前記拡縮部材は、
    前記直線状部を形成するように前記複数の骨格用線材を当該拡張用カテーテルの軸心側に付勢する付勢手段を更に有する請求項1または2に記載の拡張用カテーテル。
  4. 前記拡縮部材が拡張変形する際の拡張量を調整する調整手段を更に備える請求項1〜のいずれか一項に記載の拡張用カテーテル。
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