JP6901869B2 - カバードステント - Google Patents
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Description
(1)
消化管内に留置されると共に消化管を流れる物が通過可能な通路を画成する管状のカバードステントであって、
径方向外側への拡張変形が可能な骨格部と、
前記骨格部を構成する線材を内周側及び外周側から挟み込むように覆って固定された皮膜部と、を備え、
前記皮膜部の外周面には、前記骨格部の前記線材に沿って該皮膜部が径方向外側に向けて突出した凸状部が設けられ、
前記線材は、断面形状が円形又は楕円形の金属細線であり、
前記骨格部は、前記線材が軸方向に山部と谷部とが交互に現れるように屈曲しながら螺旋状に延びるように形成され、
前記骨格部が拡張変形して当該カバードステントの外面で消化管の内面を押圧した押圧状態にて、前記外面側から加えられる外力に応じて前記骨格部の径方向の大きさを維持したまま軸線方向に伸縮可能、且つ、屈曲可能に構成されている、カバードステントであること。
(2)
上記(1)に記載のカバードステントにおいて、
前記押圧状態にて、前記骨格部は、その軸線方向における中央部分よりも消化管を流れる物の流れ方向上流側の部分が大径である、カバードステントであること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のカバードステントにおいて、
前記骨格部の前記線材は、少なくとも一部が径方向外側に向けて突出するように構成された、カバードステントであること。
運動)が生じて当該カバードステントの管壁の外面側から外力が加えられても骨格部が変形することで、留置部位に留まりながら消化管を押し広げ続けることができる。そして、骨格部を構成する線材を内周側及び外周側から覆うように皮膜部が固定されているので、消化管細胞組織が当該カバードステントの内側に滲出しようとしても皮膜部によって堰き止められる。さらに、皮膜部の外周面に設けられた凸状部が消化管の内壁面に食い込むことにより、当該カバードステントが留置位置により強固に固定され、留置位置からの位置ずれをより適正に防止できる。
したがって、消化管内に留置された状態にて、留置位置からの位置ずれをより適正に防止できるとともに、当該カバードステントの外側から内側への消化管細胞組織の滲出を適正に防止することができる。
先ず、図1〜図2を参照しながら、本発明の実施形態に係るカバードステント10について説明する。カバードステント10は、消化管(例えば、大腸)の閉塞部(又は狭窄部)を径方向外側に押し広げて閉塞(狭窄)の治療を行うべく、消化管内に留置されて使用される。
なお、消化管を流れる物は、例えば、全く消化が行われていない摂取された直後の食物、食物が消化管を通ることで分解処理された物、消化管を通っても消化されなかった物(例えば、便等)などを含み、物質の状態は問わない。
なお、カバードステント10の形状は必ずしも直線状に限定されず、必要に応じて、例えば、患者の消化管の形状に対応した形状等に湾曲した管形状を有してもよい。ここで、カバードステント10は、留置の前から予め留置箇所を想定した湾曲形状を有していてもよく、留置の後に消化管形状に沿った湾曲形状を有することになってもよい。
次いで、カバードステント10を消化管内の所定位置(閉塞または狭窄が生じている患部)に留置するためのカバードステントの留置装置1について、図3を参照しながら説明する。以下、便宜上、図3において、右側を基端側と称呼し、左側を先端側と称呼する。
以下、図3に示す留置装置1を用いて、カバードステント10を消化管内の患部に留置する際の手順について、図4を参照しながら説明する。図4では、消化管60(例えば、大腸)の狭窄部61にカバードステント10が留置される場合の例が示される。
なお、カバードステント10を消化管60内に留置するためには、必ずしも消化管60を切開する必要はなく、例えば、経口的や経鼻的や経肛門的に挿入される内視鏡を用いて行ってもよい。
以上に説明したように、本発明の実施形態に係るカバードステント10によれば、骨格部20と皮膜部30とによって管壁が構成され、骨格部20が拡張変形してカバードステント10の管壁の外面で消化管の内面を押圧した押圧状態とすることができ、例えば、消化管そのものの運動(例えば、収縮や拡張等の運動)が生じてカバードステント10の管壁の外面側から外力が加えられても骨格部20が変形することで、留置部位に留まりながら消化管を押し広げ続けることができる。そして、骨格部20を構成する線材により形成される空間が皮膜部30によって塞がれているので、消化管細胞組織がカバードステント10の内側に滲出しようとしても皮膜部30によって堰き止められる。。
したがって、カバードステント10は、消化管60内に留置された状態にてカバードステント10の外側から内側への消化管細胞組織の滲出を適正に防止することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
なお、骨格部20は、消化管を流れる物の流れ方向上流側の部分11aだけでなく、流れ方向下流側の部分11bも中央部分12よりも径が大きいように構成されてもよい。また、このような径が大きい部分は、骨格部20の厳密な端部に設けられなくてもよく、端部よりも中央部分12に近い位置に設けられてもよい。
11a 流れ方向上流側の部分
12 中央部分
20 骨格部
20a 山部(凸状部)
21 環状部(角線状骨格部)
22 連結部(円線状骨格部)
23 螺旋部(円線状骨格部)
30 皮膜部
31 凸状部
Claims (3)
- 消化管内に留置されると共に消化管を流れる物が通過可能な通路を画成する管状のカバードステントであって、
径方向外側への拡張変形が可能な骨格部と、
前記骨格部を構成する線材を内周側及び外周側から挟み込むように覆って固定された皮膜部と、を備え、
前記皮膜部の外周面には、前記骨格部の前記線材に沿って該皮膜部が径方向外側に向けて突出した凸状部が設けられ、
前記線材は、断面形状が円形又は楕円形の金属細線であり、
前記骨格部は、前記線材が軸方向に山部と谷部とが交互に現れるように屈曲しながら螺旋状に延びるように形成され、
前記骨格部が拡張変形して当該カバードステントの外面で消化管の内面を押圧した押圧状態にて、前記外面側から加えられる外力に応じて前記骨格部の径方向の大きさを維持したまま軸線方向に伸縮可能、且つ、屈曲可能に構成されている、カバードステント。 - 請求項1に記載のカバードステントにおいて、
前記押圧状態にて、前記骨格部は、その軸線方向における中央部分よりも消化管を流れる物の流れ方向上流側の部分が大径である、カバードステント。 - 請求項1又は請求項2に記載のカバードステントにおいて、
前記骨格部の前記線材は、少なくとも一部が径方向外側に向けて突出するように構成された、カバードステント。
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JP2017035546A JP6901869B2 (ja) | 2017-02-27 | 2017-02-27 | カバードステント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017035546A JP6901869B2 (ja) | 2017-02-27 | 2017-02-27 | カバードステント |
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Family Applications (1)
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JP2017035546A Active JP6901869B2 (ja) | 2017-02-27 | 2017-02-27 | カバードステント |
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- 2017-02-27 JP JP2017035546A patent/JP6901869B2/ja active Active
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