JP6900243B2 - シールド体およびセンサ - Google Patents

シールド体およびセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP6900243B2
JP6900243B2 JP2017112411A JP2017112411A JP6900243B2 JP 6900243 B2 JP6900243 B2 JP 6900243B2 JP 2017112411 A JP2017112411 A JP 2017112411A JP 2017112411 A JP2017112411 A JP 2017112411A JP 6900243 B2 JP6900243 B2 JP 6900243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
top plate
sensor
shield
shield body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017112411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018205198A (ja
Inventor
元 依田
元 依田
憲一 関
憲一 関
和延 林
和延 林
渡辺 英雄
英雄 渡辺
哲也 小宮山
哲也 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2017112411A priority Critical patent/JP6900243B2/ja
Priority to CN201810531197.XA priority patent/CN109001503A/zh
Publication of JP2018205198A publication Critical patent/JP2018205198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6900243B2 publication Critical patent/JP6900243B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/18Screening arrangements against electric or magnetic fields, e.g. against earth's field
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/20Modifications of basic electric elements for use in electric measuring instruments; Structural combinations of such elements with such instruments
    • G01R1/22Tong testers acting as secondary windings of current transformers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Description

本発明は、センサ本体を取り囲み可能に構成されたシールド体、およびそのシールド体を備えたセンサに関するものである。
この種のセンサとしてとして、下記特許文献1において出願人が開示した磁気センサが知られている。この磁気センサは、導線に流れる電流を非接触で測定可能なクランプ式電流計に組み込まれるセンサであって、コイル部と、コイル部を覆うコイルカバーと、コイルカバーの周囲を取り囲むシールド部とを備えて構成されている。この場合、シールド部は、コイルカバーの内周面、外周面および2つの側面の外側にそれぞれ配設されるシールド板を備えて構成されている。また、このシールド部では、コイルカバーの内周面の外側に配設されるシールド板、およびコイルカバーの一方の側面の外側に配設されるシールド板における互いに隣接する各々の側端部が離間する(隙間が生じる)ように構成されており、これによってシールド板が互いに電気的に接続されて1ターン分のコイルとして作用することによる測定への悪影響が確実に回避している。
特開2007−40856号公報(第3−5頁、第8図)
ところが、上記の磁気センサには、改善すべき以下の課題がある。具体的には、この磁気センサでは、互いに隣接するシールド板の各側端部の間に隙間を生じさせることで、シールド板が1ターン分のコイルとして作用することを回避している。しかしながら、この隙間からノイズが侵入するため、シールド効果を向上させることが困難となっている。また、この磁気センサでは、コイルカバーの各面に対応する4種類のシールド板を組み合わせてシールド部を構成しているため、シールド部の組み立て効率の向上が困難となっている。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、シールド効果の向上および組み立て効率の向上を実現し得るシールド体およびセンサを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のシールド体は、コアの周囲に被覆導線が巻回されて形成されたコイルが絶縁性を有するカバーによって覆われているセンサ本体を取り囲んで当該センサ本体をシールドするシールド体であって、底板と当該底板における幅方向の各縁部にそれぞれ立設された一対の側板とを有して断面が略コ字状に形成された第1の部材と、天板と当該天板における幅方向の各縁部のいずれか一方に垂設された板体とを有して断面が略L字状に形成されると共に当該天板の下面と前記底板の上面とが対向する状態で前記第1の部材と嵌合可能な第2の部材とを備え、前記各部材が嵌合した嵌合状態において前記センサ本体を取り囲み可能に構成され、前記各部材は、前記嵌合状態において、前記各側板のいずれか一方の先端面と前記天板における前記各縁部の他方の前記下面とが当接または近接すると共に、当該各側板の他方の先端面と前記天板の前記下面との間に隙間が生じ、かつ前記板体の内面と前記他方の側板の外面とが互いに離間して対向した状態で当該板体によって前記隙間が覆われるように構成されている。
また、請求項2記載のシールド体は、コアの周囲に被覆導線が巻回されて形成されたコイルが絶縁性を有するカバーによって覆われているセンサ本体を取り囲んで当該センサ本体をシールドするシールド体であって、底板と当該底板における幅方向の各縁部にそれぞれ立設された一対の側板とを有して断面が略コ字状に形成された第1の部材と、天板と当該天板における幅方向の各縁部のいずれか一方に垂設された板体とを有して断面が略L字状に形成されると共に当該天板の下面と前記底板の上面とが対向する状態で前記第1の部材と嵌合可能な第2の部材とを備え、前記各部材が嵌合した嵌合状態において前記センサ本体を取り囲み可能に構成され、前記各部材は、前記嵌合状態において、前記各側板のいずれか一方の先端面と前記天板における前記各縁部の他方の前記下面とが当接または近接すると共に、前記板体の先端面と前記底板の前記上面との間に隙間が生じ、かつ前記各側板の他方の内面と前記板体の外面とが互いに離間して対向した状態で当該他方の側板によって前記隙間が覆われるように構成されている。
また、請求項3記載のシールド体は、請求項1または2記載のシールド体において、前記各部材は、円環状の前記センサ本体を取り囲み可能な平面視円環状に形成されている。
また、請求項4記載のシールド体は、請求項1から3のいずれかに記載のシールド体において、前記各部材は、前記嵌合状態において、前記いずれか一方の側板の先端面と前記天板の前記他方の縁部の前記下面とが当接して電気的に接続可能に構成されている。
また、請求項5記載のシールド体は、請求項1から4のいずれかに記載のシールド体において、前記天板には、前記下面から突出して前記嵌合状態において前記いずれか一方の側板に当接して前記各部材を位置決めするフランジが設けられている。
また、請求項6記載のセンサは、請求項1から5のいずれかに記載のシールド体と、当該シールド体によって取り囲まれた前記センサ本体とを備えている。
請求項1記載のシールド体、および請求項6記載のセンサによれば、各側板のいずれか一方の先端面と天板における各縁部の他方の下面とが当接または近接すると共に、各側板の他方の先端面と天板の下面との間に隙間が生じ、かつ板体の内面と他方の側板の外面とが互いに離間して対向した状態で板体によって隙間が覆われるように第1の部材および第2の部材を構成したことにより、隙間によってシールド体が1ターン分のコイルとして作用することを回避しつつ、隙間からのノイズの侵入を十分に少なく抑えて、シールド効果を十分に向上させることができる。また、このシールド体およびセンサによれば、第1の部材と第2の部材とを嵌合させるだけで、センサ本体を取り囲むシールド体を構成することができるため、4種類のシールド板を組み合わせてシールド部を構成している従来の電流センサと比較して、組み立て効率を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載のシールド体、および請求項6記載のセンサによれば、各側板のいずれか一方の先端面と天板における各縁部の他方の下面とが当接または近接すると共に、板体の先端面と底板の上面との間に隙間が生じ、かつ各側板の他方の内面と板体の外面とが互いに離間して対向した状態で他方の側板によって隙間が覆われるように第1の部材および第2の部材を構成したことにより、隙間によってシールド体が1ターン分のコイルとして作用することを回避しつつ、隙間からのノイズの侵入を十分に少なく抑えて、シールド効果を十分に向上させることができる。また、このシールド体およびセンサによれば、第1の部材と第2の部材とを嵌合させるだけで、センサ本体を取り囲むシールド体を構成することができるため、4種類のシールド板を組み合わせてシールド部を構成している従来の電流センサと比較して、組み立て効率を十分に向上させることができる。
また、請求項3記載のシールド体、および請求項6記載のセンサによれば、第1の部材および第2の部材を平面視円環状に形成したことにより、円環状のセンサ本体を取り囲んでシールドする際のシールド効果を十分に向上させることができると共に、円環状のセンサ本体を取り囲むシールド体の組み立て効率を十分に向上させることができる。
また、請求項4記載のシールド体、および請求項6記載のセンサによれば、いずれか一方の側板の先端面と天板の他方の縁部の下面とを当接させて第1の部材および第2の部材を電気的に接続させることにより、例えば、導電性の接着剤を用いて第1の部材および第2の部材を電気的に接続させる構成と比較して、接着剤の塗布作業が不要な分、組み立て効率をさらに向上させることができる。
また、請求項5記載のシールド体、および請求項6記載のセンサによれば、下面から突出するフランジを天板に設けたことにより、第1の部材および第2の部材を嵌合させる際にフランジにいずれか一方の側板を当接させることで、各側板のいずれか一方の先端面と天板における各縁部の他方の下面とが当接または近接すると共に、各側板の他方の先端面と天板の下面との間に隙間が生じ、かつ板体の内面と他方の側板の外面とが互いに離間して対向し板体によって隙間を覆う状態に、第1の部材および第2の部材を確実かつ容易に位置決めすることができる。
電流センサ1の斜視図である。 電流センサ1の分解斜視図である。 ケース31を底板41側から見た斜視図である。 カバー32を板体52の先端部側から見た斜視図である。 電流センサ1の断面図である。 電流センサ101の断面図である。 電流センサ201の断面図である。 電流センサ301の断面図である。
以下、シールド体およびセンサの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、図1に示す電流センサ1の構成について説明する。電流センサ1は、センサの一例であって、導線に流れる電流を非接触(導体非接触)で検出可能に構成されている。具体的には、電流センサ1は、同図および図2に示すように、センサ本体2およびシールド体3を備えて構成されている。
センサ本体2は、一例として、トロイダル形(円環状)のコアの周囲に被覆導線を巻回して形成されたコイル(図示を省略する)、およびコイルを覆う絶縁性を有するカバーを備え、図2に示すように、円環状に構成されている。
シールド体3は、電流センサ1を用いて電流を検出する際のノイズの影響を防止する(シールドする)機能を有しており、図1,2に示すように、センサ本体2を取り囲み(収容)可能に構成されている。また、シールド体3は、図2に示すように、ケース31およびカバー32を備えて構成されている。
ケース31は、第1の部材に相当し、導電性を有する材料(例えば、鉄、アルミニウムおよび銅などの金属)で形成されている。また、ケース31は、図2,3に示すように、円環状のセンサ本体2を取り囲み可能な平面視円環状に形成されている。また、ケース31は、図2,3,5に示すように、底板41、および一対の側板42,43を備えて構成されている。
底板41は、図2,3に示すように、平面視円環状に形成されている。側板42は、図2,3に示すように、筒状に形成され、図5に示すように、底板41の幅方向(同図における左右方向)における一方の縁部41a(底板41の外周部側の縁部)に立設されている。また、側板43は、図2に示すように、筒状に形成され、図5に示すように、底板41の幅方向における他方の縁部41b(底板41の内周部側の縁部)に立設されている。このため、ケース31は、同図に示すように、断面が略コ字状に形成されている。
また、図2,5に示すように、側板42(側板42,43のいずれか一方の一例)の先端面42aには、カバー32における後述する天板51と側板42とを密着させて天板51と側板42とを電気的に接続(導通)させる際に用いるねじ33をねじ込ませるねじ穴42bが形成されている。
また、このケース31では、図5に示すように、側板43が側板42よりも低く(短く)形成されている。
カバー32は、第2の部材に相当し、図5に示すように、ケース31と嵌合可能に構成されている。また、カバー32は、導電性を有する材料(例えば、ケース31に用いられている材料と同じ金属)で形成されている。また、カバー32は、図2,4に示すように、円環状のセンサ本体2を取り囲み可能な平面視円環状に形成されている。また、カバー32は、図2,4,5に示すように、天板51および板体52を備えて構成されている。
天板51は、図2,4に示すように、平面視円環状に形成されている。また、板体52は、図4に示すように、筒状に形成され、図5に示すように、天板51の幅方向(同図における左右方向)におけるいずれか一方(この例では天板51の内周部側)の縁部51bに垂設されている。このため、カバー32は、同図に示すように、断面が略L字状に形成されている。
また、図2,4,5に示すように、天板51の幅方向における他方(この例では天板51の外周部側)の縁部51aには、上記したねじ33を挿通させる挿通孔51dが形成されている。
また、図4,5に示すように、天板51の縁部51aの下面51cには、ケース31とカバー32とを嵌合させる際に、ケース31の側板42の先端部を当接させてケース31とカバー32との位置決めをするためのフランジ53が設けられている。
このシールド体3では、図5に示すように、ケース31における底板41の上面41cとカバー32における天板51の下面51cとが対向する状態でケース31およびカバー32が嵌合し、この状態(以下「嵌合状態」ともいう)においてセンサ本体2を取り囲むことが可能となっている。
また、このシールド体3では、図5に示すように、嵌合状態において、ケース31における側板42の先端面42aと、カバー32の天板51における縁部51aの下面51cとが当接(当接または近接の一例)する。また、このシールド体3では、同図に示すように、嵌合状態において、ケース31の側板43(側板42,43の他方)の先端面43aと天板51の下面51cとの間に隙間Gが生じている。さらに、このシールド体3では、同図に示すように、嵌合状態において、カバー32の板体52の内面52aとケース31の側板43の外面43bとが互いに離間して対向した状態で板体52によって隙間Gが覆われる。
上記のように構成された電流センサ1では、ケース31の側板43の先端面43aとカバー32の天板51の下面51cとの間に隙間Gを生じさせることで、シールド体3が1ターン分のコイルとして作用することを回避している。また、このシールド体3では、カバー32の板体52の内面52aと側板43の外面43bとが互いに離間して対向した状態で板体52によって隙間Gが覆われている。このため、隙間Gからのノイズの侵入を十分に少なく抑えることが可能な結果、シールド効果を向上させることが可能となっている。
次に、電流センサ1の組み立て方法の一例について、図面を参照して説明する。
まず、シールド体3のケース31における底板41の上面41c(図2参照)に接着剤(図示せず)を塗布する。次いで、上面41cに塗布した接着剤の上にセンサ本体2を載置する。
続いて、図5に示すように、ケース31における底板41の上面41cとカバー32における天板51の下面51cとを対向させた状態でケース31とカバー32とを嵌合させる。具体的には、カバー32の板体52をケース31の側板43の内側に挿入させる共に、カバー32の天板51に設けられているフランジ53をケース31の側板42の内側に挿入させる。この際に、フランジ53の外面に側板42の先端部の内面が当接し、これによって、側板42の先端面42aと天板51の縁部51aの下面51cとが当接すると共に、側板43の先端面43aと天板51の下面51cとの間に隙間Gが生じ、かつ板体52の内面52aと側板43の外面43bとが互いに離間して対向して板体52によって隙間Gが覆われた状態で、ケース31とカバー32とが位置決めされる。
次いで、図5に示すように、天板51の縁部51aに形成されている各挿通孔51dにねじ33をそれぞれ挿通させ、続いて、側板42の先端面42aに形成されている各ねじ穴42bに各ねじ33の先端部をねじ込む。これにより、同図に示すように、天板51における縁部51aの下面51cと側板42の先端面42aとが面的に密着して、天板51と側板42とが電気的に接続(導通)される。
以上により、センサ本体2を取り囲むシールド体3が構成されて、電流センサ1が完成する。この電流センサ1では、上記したように、ケース31とカバー32とを嵌合させるだけで、センサ本体2を取り囲むシールド体3が構成される。このため、この電流センサ1では、4種類のシールド板を組み合わせてシールド部を構成している従来の電流センサと比較して、シールド体3の組み立て効率を向上させることが可能となっている。
このように、このシールド体3および電流センサ1によれば、側板42の先端面42aと天板51の縁部51aの下面51cとが対向状態で当接または近接すると共に、側板43の先端面43aと天板51の下面51cとの間に隙間Gが生じ、かつ板体52の内面52aと側板43の外面43bとが互いに離間して対向した状態で板体52によって隙間Gが覆われるようにケース31およびカバー32を構成したことにより、隙間Gによってシールド体3が1ターン分のコイルとして作用することを回避しつつ、隙間Gからのノイズの侵入を十分に少なく抑えて、シールド効果を十分に向上させることができる。また、このシールド体3および電流センサ1によれば、ケース31とカバー32とを嵌合させるだけで、センサ本体2を取り囲むシールド体3を構成することができるため、4種類のシールド板を組み合わせてシールド部を構成している従来の電流センサと比較して、組み立て効率を十分に向上させることができる。
また、このシールド体3および電流センサ1によれば、ケース31およびカバー32を平面視円環状に形成したことにより、円環状のセンサ本体2を取り囲んでシールドする際のシールド効果を十分に向上させることができると共に、円環状のセンサ本体2を取り囲むシールド体3の組み立て効率を十分に向上させることができる。
また、このシールド体3および電流センサ1によれば、側板42の先端面42aと天板51の縁部51aの下面51cとを当接させてケース31およびカバー32を電気的に接続させることにより、例えば、導電性の接着剤を用いてケース31およびカバー32を電気的に接続させる構成と比較して、接着剤の塗布作業が不要な分、組み立て効率をさらに向上させることができる。
また、このシールド体3および電流センサ1によれば、フランジ53をカバー32の天板51に設けたことにより、ケース31およびカバー32を嵌合させる際にフランジ53に側板42を当接させることで、側板42の先端面42aと天板51の縁部51aの下面51cとが対向すると共に、側板43の先端面43aと天板51の下面51cとの間に隙間Gが生じ、かつ板体52の内面52aと側板43の外面43bとが互いに離間して対向し板体52によって隙間Gを覆う状態に、ケース31およびカバー32を確実かつ容易に位置決めすることができる。
次に、センサの他の一例としての図6に示す電流センサ101の構成について説明する。なお、以下の説明において、上記した電流センサ1と同等の機能を有する構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。電流センサ101は、同図に示すように、上記のセンサ本体2を備えると共に、上記のシールド体3に代えてシールド体103を備えて構成されている。
シールド体103は、図6に示すように、ケース131およびカバー132を備えて構成されている。
ケース131は、第1の部材の他の例であって、図6に示すように、底板141および一対の側板142,143を備え、導電性を有する材料によって平面視円環状に形成されている。底板141は、平面視円環状に形成されている。側板142,143は、筒状にそれぞれ形成され、同図に示すように、底板141の幅方向における一方の縁部141a(底板141の外周部側の縁部)、および底板141の幅方向における他方の縁部141b(底板141の内周部側の縁部)にそれぞれ立設されている。このため、ケース131は、同図に示すように、断面が略コ字状に形成されている。また、側板142の先端面142aには、ねじ33をねじ込ませるねじ穴42bが形成されている。また、このケース131では、側板142が側板143よりも低く(短く)形成されている。
カバー132は、第2の部材の他の例であって、図6に示すように、天板151および板体152を備えて導電性を有する材料によって平面視円環状に形成され、ケース131と嵌合可能に構成されている。天板151は、平面視円環状に形成されている。板体152は、筒状に形成され、同図に示すように、天板151の幅方向におけるいずれか一方(この例では天板151の内周部側)の縁部151bに垂設されている。このため、カバー132は、同図に示すように、断面が略L字状に形成されている。また、天板151の幅方向における他方(この例では天板151の外周部側)の縁部151aには、ねじ33を挿通させる挿通孔51dが形成されている。また、天板151の縁部151aの下面151cには、ケース131の側板142の先端部を当接させてケース131とカバー132との位置決めをするためのフランジ53が設けられている。
このシールド体103では、図6に示すように、ケース131における底板141の上面141cとカバー132における天板151の下面151cとが対向する状態でケース131およびカバー132が嵌合し、この状態(以下「嵌合状態」ともいう)においてセンサ本体2を取り囲むことが可能となっている。
また、このシールド体103では、図6に示すように、嵌合状態において、ケース131における側板142(側板142,143のいずれか一方の一例)の先端面142aと、カバー132の天板151における縁部151aの下面151cとが当接(当接または近接の一例)する。また、このシールド体103では、同図に示すように、嵌合状態において、カバー132の板体152の先端面152aとケース131の底板141の上面141cとの間に隙間Gが生じている。さらに、このシールド体103では、同図に示すように、嵌合状態において、ケース131の側板143(側板142,143の他方)の内面143aとカバー132の板体152の外面152bとが互いに離間して対向した状態で側板143によって隙間Gが覆われる。
上記のように構成された電流センサ101では、カバー132の板体152の先端面152aとケース131の底板141の上面141cとの間に隙間Gを生じさせることで、シールド体103が1ターン分のコイルとして作用することを回避している。また、このシールド体103では、側板143の内面143aとカバー132の板体152の外面152bとが互いに離間して対向した状態で側板143によって隙間Gが覆われている。このため、隙間Gによってシールド体103が1ターン分のコイルとして作用することを回避しつつ、隙間Gからのノイズの侵入を十分に少なく抑えて、シールド効果を十分に向上させることができる。また、このシールド体103では、ケース131とカバー132とを嵌合させるだけで、センサ本体2を取り囲むシールド体103を構成することができる。このため、このシールド体103および電流センサ101においても、上記したシールド体3および電流センサ1と同様の効果を実現することができる。
なお、シールド体およびセンサは、上記の構成に限定されない。例えば、図7に示すように、上記した電流センサ1のシールド体3に代えて、シールド体203を備えた電流センサ201を採用することもできる。なお、以下の説明において、上記した電流センサ1と同等の機能を有する構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
この電流センサ201のシールド体203は、図7に示すように、第1の部材の他の例としてのケース231、および第2の部材の他の例としてのカバー232を備えて構成されている。この場合、ケース231は、導電性を有する材料によって、平面視円環状で断面が略コ字状に形成されている。また、カバー232は、導電性を有する材料によって、平面視円環状で断面が略L字状に形成されている。また、このシールド体203では、ケース231におけるいずれか一方の側板としての側板243(底板241の内周部側の縁部241bに立設された側板)の先端面243aと、カバー232の天板251における他方の縁部としての縁部251b(天板251の内周部側の縁部)の下面251cとが当接し、他方の側板としての側板242(底板241の外周部側の縁部241aに立設された側板)の先端面242aと天板251の下面251cとの間に隙間Gが生じ、かつ天板251におけるいずれか一方の縁部としての縁部251aに垂設された板体252の内面252aと側板242(底板241の外周部側の縁部241aに立設された他方の側板)の外面242bとが互いに離間して対向した状態で板体252によって隙間Gが覆われる。また、この天板251の縁部251aの下面251cには、ケース231とカバー232との位置決めをするためのフランジ53が設けられている。このため、このシールド体203および電流センサ201においても、上記したシールド体3および電流センサ1と同様の効果を実現することができる。
また、図8に示すように、上記した電流センサ1のシールド体3に代えて、シールド体303を備えた電流センサ301を採用することもできる。なお、以下の説明において、上記した電流センサ1と同等の機能を有する構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
この電流センサ301のシールド体303は、図8に示すように、第1の部材の他の例としてのケース331、および第2の部材の他の例としてのカバー332を備えて構成されている。この場合、ケース331は、導電性を有する材料によって、平面視円環状で断面が略コ字状に形成されている。また、カバー332は、導電性を有する材料によって、平面視円環状で断面が略L字状に形成されている。また、このシールド体303では、ケース331におけるいずれか一方の側板としての側板343(底板341の内周部側の縁部341bに立設された側板)の先端面343aと、カバー332の天板351における他方の縁部としての縁部351b(天板351の内周部側の縁部)の下面351cとが当接し、天板351におけるいずれか一方の縁部としての縁部351a(天板351の外周部側の縁部)に垂設された板体352の先端面352aとケース331の底板341の上面341cとの間に隙間Gが生じ、かつ他方の側板としての側板342(底板341の外周部側の縁部341aに立設された側板)の内面342aと板体352の外面352bとが互いに離間して対向した状態で側板342によって隙間Gが覆われる。また、この天板351の縁部351aの下面351cには、ケース331とカバー332との位置決めをするためのフランジ53が設けられている。このため、このシールド体303および電流センサ301においても、上記したシールド体3および電流センサ1と同様の効果を実現することができる。
また、上記の電流センサ1,101,201,301では、側板42,142,243,343の内面(センサ本体2に対向する面)が当接する位置に位置決め用のフランジ53を設けた例について上記したが、側板42,142,243,343の外面(内面とは逆側の面)が当接する位置にフランジ53を設ける構成を採用することもできる。また、フランジ53を設ける構成に代えて、板体52,152,252,352と側板43,143,242,342との間に非導電性を有するスペーサを挿入して位置決めを行う構成を採用することもできる。また、フランジ53やスペーサを用いない構成を採用することもできる。
また、ケース31,131,231,331の側板42,142,243,343の先端面42a,142a,243a,343aとカバー32,132,232,332の天板51,151,251,351における縁部51a,151a,251b,351bの下面51c,151c,251c,351cとをねじ33で密着させ、これによってケース31,131,231,331とカバー32,132,232,332とを電気的に接続する構成例について上記したが、側板42,142,243,343の先端面42a,142a,243a,343aと天板51,151,251,351の縁部51a,151a,251b,351bの下面51c,151c,251c,351cとを導電性接着剤で接着してケース31,131,231,331とカバー32,132,232,332とを電気的に接続する構成を採用することもできる。また、ケース31,131,231,331とカバー32,132,232,332とを当接させずに近接させて電気的に接続しない構成を採用することもできる。
また、ケース31,131,231,331およびカバー32,132,232,332を平面視円環状に形成して、円環状のセンサ本体2を取り囲み可能に構成した例について上記したが、平面視矩形状のセンサ本体を取り囲み可能に、ケース31,131,231,331およびカバー32,132,232,332を平面視矩形状に形成する構成や、平面視弧状のセンサ本体を取り囲み可能に、ケース31,131,231,331およびカバー32,132,232,332を平面視弧状に形成する構成を採用することもできる。
1,101,201,301 電流センサ
2 センサ本体
3,103,203,303 シールド体
31,131,231,331 ケース
32,132,232,332 カバー
41,141,241,341 底板
41a,141a,241a,341a 縁部
41b,141b,241b,341b 縁部
41c,141c,341c 上面
42,43,142,143,242,243,342,343 側板
42a,43a,142a,242a,243a,343a 先端面
43b,152b,242b,352b 外面
51,151,251,351 天板
51a,151a,251a,351a 縁部
51b,151b,251b,351b 縁部
51c,151c,251c,351c 下面
52,152,252,352 板体
52a,143a,252a,342a 内面
G 隙間

Claims (6)

  1. コアの周囲に被覆導線が巻回されて形成されたコイルが絶縁性を有するカバーによって覆われているセンサ本体を取り囲んで当該センサ本体をシールドするシールド体であって、
    底板と当該底板における幅方向の各縁部にそれぞれ立設された一対の側板とを有して断面が略コ字状に形成された第1の部材と、天板と当該天板における幅方向の各縁部のいずれか一方に垂設された板体とを有して断面が略L字状に形成されると共に当該天板の下面と前記底板の上面とが対向する状態で前記第1の部材と嵌合可能な第2の部材とを備え、前記各部材が嵌合した嵌合状態において前記センサ本体を取り囲み可能に構成され、
    前記各部材は、前記嵌合状態において、前記各側板のいずれか一方の先端面と前記天板における前記各縁部の他方の前記下面とが当接または近接すると共に、当該各側板の他方の先端面と前記天板の前記下面との間に隙間が生じ、かつ前記板体の内面と前記他方の側板の外面とが互いに離間して対向した状態で当該板体によって前記隙間が覆われるように構成されているシールド体。
  2. コアの周囲に被覆導線が巻回されて形成されたコイルが絶縁性を有するカバーによって覆われているセンサ本体を取り囲んで当該センサ本体をシールドするシールド体であって、
    底板と当該底板における幅方向の各縁部にそれぞれ立設された一対の側板とを有して断面が略コ字状に形成された第1の部材と、天板と当該天板における幅方向の各縁部のいずれか一方に垂設された板体とを有して断面が略L字状に形成されると共に当該天板の下面と前記底板の上面とが対向する状態で前記第1の部材と嵌合可能な第2の部材とを備え、前記各部材が嵌合した嵌合状態において前記センサ本体を取り囲み可能に構成され、
    前記各部材は、前記嵌合状態において、前記各側板のいずれか一方の先端面と前記天板における前記各縁部の他方の前記下面とが当接または近接すると共に、前記板体の先端面と前記底板の前記上面との間に隙間が生じ、かつ前記各側板の他方の内面と前記板体の外面とが互いに離間して対向した状態で当該他方の側板によって前記隙間が覆われるように構成されているシールド体。
  3. 前記各部材は、円環状の前記センサ本体を取り囲み可能な平面視円環状に形成されている請求項1または2記載のシールド体。
  4. 前記各部材は、前記嵌合状態において、前記いずれか一方の側板の先端面と前記天板の前記他方の縁部の前記下面とが当接して電気的に接続可能に構成されている請求項1から3のいずれかに記載のシールド体。
  5. 前記天板には、前記下面から突出して前記嵌合状態において前記いずれか一方の側板に当接して前記各部材を位置決めするフランジが設けられている請求項1から4のいずれかに記載のシールド体。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のシールド体と、当該シールド体によって取り囲まれた前記センサ本体とを備えているセンサ。
JP2017112411A 2017-06-07 2017-06-07 シールド体およびセンサ Active JP6900243B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017112411A JP6900243B2 (ja) 2017-06-07 2017-06-07 シールド体およびセンサ
CN201810531197.XA CN109001503A (zh) 2017-06-07 2018-05-29 屏蔽体和传感器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017112411A JP6900243B2 (ja) 2017-06-07 2017-06-07 シールド体およびセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018205198A JP2018205198A (ja) 2018-12-27
JP6900243B2 true JP6900243B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=64574081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017112411A Active JP6900243B2 (ja) 2017-06-07 2017-06-07 シールド体およびセンサ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6900243B2 (ja)
CN (1) CN109001503A (ja)

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5764123A (en) * 1994-06-07 1998-06-09 Pearson Electronics, Inc. Transformer with reduced signal rise time
JP2000311825A (ja) * 1999-04-26 2000-11-07 Fuji Electric Co Ltd 零相変流器
CN2769888Y (zh) * 2005-02-21 2006-04-05 北京伏安电气公司 一种小电流传感器
JP4933068B2 (ja) * 2005-08-04 2012-05-16 日置電機株式会社 磁気センサ
CN201332017Y (zh) * 2009-01-05 2009-10-21 宁波华通电器集团股份有限公司 倒置式六氟化硫电流互感器二次线圈屏蔽罩结构
CN201497772U (zh) * 2009-05-31 2010-06-02 潘兴华 用于仪表计量的*型电流传感器结构
JP2011243773A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 零相変流器
JP5942703B2 (ja) * 2012-01-23 2016-06-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 電磁シールド具及びワイヤハーネス
JP5985847B2 (ja) * 2012-03-22 2016-09-06 スタンレー電気株式会社 電流検出装置
CN102743167B (zh) * 2012-07-06 2013-10-23 重庆金山科技(集团)有限公司 用于磁感应成像系统的集成屏蔽线圈传感器
JP6282412B2 (ja) * 2013-06-27 2018-02-21 株式会社トーキン 零相変流器
CN203489834U (zh) * 2013-09-26 2014-03-19 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 电涡流位移传感器
CN203870707U (zh) * 2014-05-28 2014-10-08 深圳粤宝电子工业总公司 一种冠字号码传感器
CN106461706B (zh) * 2014-06-20 2019-07-12 日立汽车系统株式会社 电流检测装置
WO2016032237A1 (ko) * 2014-08-28 2016-03-03 대성전기공업 주식회사 토크 센서 장치
EP3026445B1 (en) * 2014-11-28 2017-08-23 LEM Intellectual Property SA Electrical current transducer with electrostatic shield
CN206039695U (zh) * 2016-09-12 2017-03-22 深圳粤宝电子科技有限公司 一种传感器

Also Published As

Publication number Publication date
CN109001503A (zh) 2018-12-14
JP2018205198A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9947458B2 (en) Coil component
KR102248948B1 (ko) 자기장 센서 장치 및 이를 갖는 전류 변환기
JP2014531040A (ja) 電流変換器
JPS6386507A (ja) 電気導体を流れる電流を測定する計器用変成器
JP2015076588A (ja) コイル部品
JP2016173379A (ja) 電流センサ
JP6604917B2 (ja) コモンモードチョークコイル
JP2018060903A (ja) ディファレンシャルモードフィルタ
JP6900243B2 (ja) シールド体およびセンサ
JP3522840B2 (ja) 電流センサ
US20190277888A1 (en) Electrical current transducer
KR101636487B1 (ko) Ct 및 zct를 내장하는 전기 모듈
JP2013068577A (ja) 電流センサ
JP2021076468A (ja) 電流センサ
JP4459567B2 (ja) クランプセンサ
US10007017B2 (en) Sensor core and sensor
KR102458188B1 (ko) 갭 손실 방지를 위한 하이브리드 구조의 코일
JP2019027875A (ja) 磁気センサ及びこれを備える電流センサ
CN210668033U (zh) 一种电感器
JP2018200926A (ja) 電子機器
JP3217466U (ja) 磁気シールドルーム
SU980174A1 (ru) Согласующий трансформатор
JP7079481B2 (ja) 磁気シールドルーム
JP6746236B2 (ja) 電磁流量計
JP6362134B2 (ja) スピーカ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6900243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150