JP6898695B2 - 分岐ポリエステル樹脂を製造する方法 - Google Patents

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Description

本開示は、種々の例示的な実施形態において、分岐非晶質ポリエステル樹脂を合成する際のプロセスに関する。本発明の実施形態の分岐非晶質ポリエステル樹脂は、エマルションアグリゲーションプロセスを用いて調製されるエマルションアグリゲーション(EA)トナーのようなトナーに使用されてもよい。トナーの調製のためのエマルションアグリゲーションプロセスは、多数のXerox特許、例えば米国特許第5,290,654号、米国特許第5,278,020号、米国特許第5,308,734号、米国特許第5,346,797号、米国特許第5,370,963号、米国特許第5,344,738号、米国特許第5,403,693号、米国特許第5,418,108号および米国特許第5,364,729号に示される。
トナーは、電子写真方式システムに使用する前に、製造、輸送または貯蔵の間に凝集もブロッキングもしてはならず、フューザエネルギー要件を最小限にするために、低い定着温度特性を示さなければならない。従って、ブロッキング要件を満たすために、トナー樹脂は、50℃以上(例えば約40.0℃〜約80℃)のガラス転移温度(Tg)を示すべきである。
トナーの固定性能は、温度および圧力に応じて特徴付けできる。トナーがフューザロールに接着する温度はホットオフセット温度(HOT)と呼ばれる。トナーがフューザロールにオフセットされる場合、定着画像の画像密度および品質は妥協される−密度の低い画像、不完全な画像など。HOT以上では、溶融トナーの一部が固定の間にフューザロールに接着し、現像された画像を含む後続の基材に転写され、結果として、例えばぼやけた画像を生じる。この所望でない現象はオフセッティングと呼ばれる。支持媒体へのトナーの許容可能な接着が生じる最小温度であるトナーの最小固定温度(MFT)は、トナーのHOT未満である。これら2つの温度の差は可能な限り大きくなるべきであり、トナーが定着欠陥を生じることなく定着される場合に許容可能な定着温度許容範囲を規定する。トナー樹脂は、60℃以上(例えば約60℃〜約140℃)のMFTを示して基材に適切に接着するべきであり、190℃以上(例えば約190℃〜約230℃)のHOTを示してプリント欠陥およびフューザ汚染を回避すべきである。
価格決定は、トナー樹脂選択決定において別の重要な検討事項である。樹脂は、一般に、最終トナーの80重量%を超えて含まれる。故に、樹脂の価格はトナーを製造するための最終コストにおいて非常に大きな要因である。さらに、ゼログラフィ以外に、印刷文書およびグラフィックの製造のための多くの競合技術がある。故に、選択した技術を保持するために、トナーの価格は出来る限り低くなければならない。
経時的には、改善された処理量および/または低減したエネルギー消費のために、低溶融トナー樹脂を使用するように移行している。より新しい世代のトナーは、いわゆる超低溶融(ULM)ポリエステル技術を組み込み、相対的に単純なプリンタであっても最適化された定着性能を提供するために非晶質および結晶性ポリエステル樹脂の組み合わせを含む。ポリエステルは、それらの熱的特徴(ガラス転移温度により測定される樹脂フローまたは融点によって測定される相対的にシャープな溶融)に基づいて非晶質(APE)および結晶性(CPE)の2つのカテゴリーに広く分けられる。非晶質ポリエステルはさらに、線状、分岐および架橋樹脂に分類される。高分子量分岐ポリエステルは、フューザホットオフセット(すなわち、フューザロール上の残留トナーの蓄積)ならびに最終画像の光沢度を制御するために必要とされ、これはハイエンドグラフィックス用途に特に関連する。それらは、実質的な程度の樹脂弾性を提供する相対的に高い重量平均分子量(MW)および相対的に高い程度の多分散性を有することによりこの役割を満たすことができる。エマルションアグリゲーションプロセスにおいてポリエステル樹脂を使用するために、樹脂は、転相乳化(PIE)プロセスによって分散されなければならない。これは、樹脂が、水の添加および続く水中での転相の前に有機溶媒中に完全に可溶性であることを必要とする。
分岐非晶質ポリエステル樹脂を製造する際における1つの主要な困難は、溶媒中に完全には可溶性でない樹脂のフラクションである分岐度を適切に制御することである。制御された量の分岐が定着性能を最適化するために必要である。一般に、分岐非晶質ポリエステル樹脂の合成に関する典型的な懸念は、危険材料、例えばエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの使用を含み、これらは、安全な取扱いのために特別コストのかかる設備を必要とする危険な可燃性の毒性ガスである。分岐非晶質ポリエステルを製造するための既存のプロセスに関する別の懸念は、ポリエステル化工程に使用する前のアルコキシル化中間体の単離であり、これが最終的な分岐非晶質ポリエステル樹脂を合成する際に追加のコストおよび複雑性を導く。
故に、分岐非晶質ポリエステル樹脂を製造する現在のプロセスを改善する必要が存在する。
本明細書の実施形態は、分岐ポリエステル樹脂を製造する方法に関し、塩基の存在下、モノマービスフェノールA(BPA)と、環状アルキレンカーボネートの混合物とを接触させて、2つ以上のアルコキシル化BPAモノマーを含む反応混合物を得る工程;触媒の存在下、この2つ以上のアルコキシル化BPAモノマーを、二酸と共重合させて、コポリマーを得る工程;およびこのコポリマーと酸無水物または三酸とを縮合する工程を含む。
特定の実施形態において、開示は、分岐ポリエステル樹脂を製造する方法を提供し、塩基の存在下、モノマービスフェノールA(BPA)と、プロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートの混合物とを接触させて、2つ以上のアルコキシル化BPAモノマーを含む反応混合物を得る工程;触媒の存在下、この2つ以上のアルコキシル化BPAモノマーと二酸とを共重合させて、コポリマーを得る工程であって;ここでこの二酸は、テレフタル酸、ドデセニルコハク酸無水物(DDSA)またはこれらの混合物を含む工程;このコポリマーを、酸無水物と縮合させる工程であって、ここで酸無水物は無水物、例えばトリメリト酸無水物を含む工程を含む。
一部の態様において、この開示は、本明細書に記載される方法に従って製造される分岐ポリエステル樹脂を提供する。
本実施形態の良好な理解のために、添付の図面を参照してもよい。
本開示の特定実施形態に従う3段階の例示的な反応スキームを示す(段階1:アルコキシル化反応;段階2:エステル化反応;および段階3:重縮合)。
本明細書の開示では、分岐ポリエステル樹脂を製造する方法が提供される。本発明の実施形態の分岐ポリエステル樹脂は、段階1:アルコキシル化反応;段階2:エステル化反応;および段階3;重縮合を含む3つの工程において合成できる。
段階1は、塩基の存在下、モノマービスフェノールA(BPA)の環状アルキレンカーボネートの混合物とのアルコキシル化反応により、2つ以上のアルコキシル化BPAモノマーを含む反応混合物を得ることを含む。例示的な環状アルキレンカーボネートとしては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、1,2−ブチレンカーボネート、トランス−1,3−ブチレンカーボネート、1,3−プロピレンカーボネート、トランス−2,3−ブチレンカーボネート、cis−2,3−ブチレンカーボネートまたはこれらの混合物が挙げられる。モノマービスフェノールAと環状アルキレンカーボネートの混合物とのモル比は、約0.3〜約2.5、約0.6〜約2.4または約0.8〜約2.3であってもよい。
アルコキシル化BPAモノマーは官能化ジオールである。例えば、実施形態において、BPAがプロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートの混合物と反応する場合、ジプロポキシル化−BPA(2P−BPA)、ジエトキシル化−BPA(2E−BPA)およびプロポキシル化−エトキシル化−EPA(PE−BPA)の混合物を生成する:
Figure 0006898695
ジプロポキシル化−BPA(2P−BPA) ジエトキシル化−BPA(2E−BPA) プロポキシル化−エトキシル化−EPA(PE−BPA)
図1(段階1反応スキーム)は、実施形態において、BPAと、5員環の環状アルキレンカーボネートの混合物との間の反応を示す。(注:6−員環の環状アルキレンカーボネートの混合物または5−および6−員環の環状アルキレンカーボネートの混合物は、本発明の実施形態に使用できるが、図1には示さない)。Rは低級アルキル、例えばメチル、エチルを表す。R1aおよびR1bは、スキームに示されるように、Rの位置を表し、R1aは、末端ヒドロキシルに隣接した炭素原子に結合するR基を表す。R1bは、BPAの酸素原子に隣接した炭素原子に結合したR基を表す。スキームに示されるように、アルコキシル化反応から得られたアルコキシル化BPAモノマーは、1つのタイプの環状アルキレンカーボネートによって、または環状アルキレンカーボネートの混合物によって、完全にアルキル化できる。アルコキシル化反応生成物(すなわち、異なるアルコキシル化BPAモノマー)の比は、使用される異なるタイプの環状アルキレンカーボネートの比に依存する。
アルコキシル化反応は、塩基の添加を伴って塩基性条件下で行われてもよく、例は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムなどであり、総反応混合物に基づいて約0.01〜約0.5重量%、約0.05〜約0.3重量%の量である。アルコキシル化反応の副生成物は、二酸化炭素の遊離である。アルコキシル化反応は、約150℃〜約200℃、または約160℃〜約190℃の温度で行われてもよい。アルコキシル化反応は、約3〜約7時間、より普通には約3.5〜約6時間の期間にわたって行われる。
段階1の完了時に、アルコキシル化反応(すなわち、アルコキシル化BPAモノマー)の生成物は、さらに精製することなく、ポリエステル化反応(段階2)に使用されてもよい。二酸(または二酸の混合物)は、次いで触媒の存在下、アルコキシル化BPAモノマーと混合されて、コポリマーを生じる。
本明細書で使用される用語「二酸」は、ジカルボン酸を含有する化合物またはジカルボン酸の供給源化合物(すなわち酸無水物)を指す。二酸の例としては、ジカルボン酸またはテレフタル酸(TPA)、フタル酸、イソフタル酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、イタコン酸、コハク酸無水物、ドデセニルコハク酸、ドデセニルコハク酸無水物(DDSA)、グルタル酸、グルタル酸無水物、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸(azelic acid)、ドデカン二酸、ジメチルテレフタレート、ジエチルテレフタレート、ジメチルイソフタレート、ジエチルイソフタレート、ジメチルフタレート、フタル酸無水物、ジエチルフタレート、ジメチルスクシネート、ジメチルフマレート、ジメチルマレエート、ジメチルグルタレート、ジメチルアジペート、ジメチルドデシルスクシネート、およびこれらの混合物が挙げられる。実施形態において、ポリエステル化反応(段階2)に使用されてもよい二酸としては、テレフタル酸、ドデセニルコハク酸無水物、またはこれらの混合物が挙げられる。二酸は、アルキル化BPAモノマーの約45〜約52モル%から選択されてもよい。実施形態において、二酸のモル%範囲は、二酸およびアルキル化BPAモノマーの総モルに基づいて45〜52モル%である。
実施形態において、ポリエステル化反応に使用される触媒はスズ系である。こうした触媒は、スズ(II)またはスズ(IV)酸化状態に基づいてもよい。実施形態において、スズ系触媒は、モノ−またはジアルキルスズ系である。モノアルキルスズはさらに、スズ原子に結合した酸化物および/または水酸化物基を含んでいてもよい。実施形態において、スズ系触媒は、モノブチルスズオキシド、モノブチルスズヒドロキシドオキシド、およびブチルスズ酸(stannoic acid)の混合物(FASCAT(登録商標)4100として市販)を含む。エステル交換化学に使用される他のスズ系触媒は、当該技術分野において周知であり、同様に使用でき、本明細書のコポリマー、例えばオクタブチルテトラチオシアナトスタンノキサンを調製する。
ポリエステル化反応(または共重合工程)は、約180℃〜約250℃、または約200℃〜約235℃の温度で行われてもよい。アルコキシル化反応は、約5〜約15時間、より通常は約6〜約12時間にわたって行われる。ポリエステル化反応の間、水が発生し、これは、例えば真空下または窒素スパージを用いて直接蒸留によって、またはプロセスの間の2成分共沸混合物の使用によって、好都合に除去されてもよい。
ポリエステル化反応は、コポリマー生成物の酸価が<1.5(または0.1〜1.5)になるまで進行し、樹脂粘度は2〜10ポイズ、または4〜8ポイズであり、95℃の軟化温度(Ts)に到達する。実施形態において、コポリマーの数平均分子量(Mn)は、モルあたり約5,000〜約100,000グラム、またはモルあたり約10,000〜約200,000グラムの範囲であってもよい。
図1(段階2反応スキーム)に示されるように、段階2のコポリマー生成物のモノマーユニット1、2および3は、段階1のアルコキシル化BPAモノマーに由来する。段階1のアルコキシル化BPAモノマーは、ランダムに、二酸と反応し(1つ以上のタイプの二酸を含有してもよい)、コポリマーを製造し、ここで得られたコポリマーはコポリマーの混合物であってもよく、そのそれぞれはアルコキシル化BPAモノマーユニットおよび二酸ユニットのランダムな組み合わせで構成され、ここでR(1)1a、R(1)1b、R(1’)1a、R(1’)1b、R(2)1a、R(2)1b、R(2’)1a、R(2’)1b、R(3)1a、R(3)1b、R(3’)1a、R(3’)1b・・・は、コポリマーの異なる位置でのRを表す。括弧内の数は、モノマーの位置、例えばモノマーユニット1、2、3・・・を示す。
実施形態において、アルコキシル化BPAモノマーユニットは、コポリマーの約50〜約95モル%、約55〜約90モル%、または約55〜約85モル%の範囲で存在してもよい。
段階3の重縮合の前に、反応混合物の温度は、約150℃〜約180℃、または約170℃に低下してもよい。段階3において、重縮合反応は真空を適用して高温で進行し、ここで段階2から調製されたコポリマーは酸無水物と縮合されて、分岐樹脂を形成する。重縮合のために使用される酸無水物はまた、三酸または四酸を含むことができる。三酸の例としては、トリメリト酸無水物(TMA)およびクエン酸が挙げられるが、これらに限定されない。四酸の例としては、テトラヒドロフタル酸無水物が挙げられるが、これらに限定されない。用語「トリメリト酸無水物」は、置換または非置換トリメリト酸無水物ならびにトリメリト酸無水物に対する酸対応物を包含する。
追加の二酸(例えばDDSA)は、酸と共に添加されて、分岐度を制御してもよい。二酸がまた無水物を形成し得る場合に、この無水物は代わりに使用されてもよい。縮合反応(段階3)の間に添加される二酸または無水物の量は、ポリスエステル化反応(段階2)の間に使用される量と同じまたはそれ未満であってもよい。縮合反応の間に添加される二酸または酸無水物の量は、コポリマーの約5〜約50モル%、または10〜約45モル%または15〜約45モル%であってもよい。
重縮合反応(または縮合工程)は、約180℃〜約250℃、または約190℃〜約240℃の温度で、約4〜約20時間、より普通は約5〜約12時間の範囲の期間にわたって行われてもよい。この温度範囲において、酸無水物、例えばトリメリト酸無水物の無水物環は、「開環」し、トリメリト酸無水物とコポリマーの末端ヒドロキシル官能基との間で縮合反応が生じ、こうしてエステル結合は、「開環された」トリメリト酸無水物とコポリマーとの間に形成されるようになる。さらに、「縮合段階」においてトリメリト酸無水物とコポリマーとの間の反応はまた、「開環」トリメリト酸無水物においてカルボン酸官能基を創出する。従って、トリメリト酸無水物は、さらなる反応に利用可能な2つのカルボン酸官能基を有する。開環トリメリト酸無水物の2つのカルボン酸官能基は、次いで追加のコポリマーと縮合反応を介して反応し、分岐樹脂を生成してもよい。
得られた分岐樹脂は、約5mgのKOH/g〜約20mgのKOH/gの酸価、約100℃〜約140℃の軟化温度(Ts)、および約35℃〜約75℃のガラス転移温度(Tg)を有する。酸価(acid number)または酸価(acid value)は、樹脂1g中に存在する酸末端基の中和のために必要とされる水酸化カリウムのミリグラム数を意味する。得られた分岐樹脂は、約1,000〜約20,000の範囲の数平均分子量(Mn)を有する。得られた分岐樹脂は、約25,000〜約100,000の範囲の重量平均分子量(Mw)を有する。本発明の実施形態の分岐樹脂は、特性として非晶質であってもよい。
好適な粘度測定は、Brookfield Engineering Laboratories’ Viscometer Model CAP 2000 H.Spindle#6を用いて、150℃〜200℃の操作温度および約750rpmにて行われることができる。コポリマーの軟化点(Ts)は、FP90軟化点装置としてMettler−Toledoから利用可能なカップアンドボール装置を用い、Standard Test Method(ASTM)D−6090を用いることによって測定できる。測定は、0.50グラムのサンプルを用いて行われることができ、1℃/分の割合で100℃から加熱できる。
以下の実施例は、本開示の実施形態を例示するために提出されている。これらの実施例は、例示を目的とするに過ぎず、本開示の範囲を限定することを意図しない。また、特に断らない限り、部およびパーセンテージは重量による。本明細書で使用される場合、「室温」は約20℃〜約25℃の温度を指す。
コポリ(プロポキシル化/エトキシル化ビスフェノールA−テレフタレート−ドデセニルコハク酸無水物−トリメリト酸無水物)(本明細書の実施形態に従う例示的な樹脂)を製造するための合成反応を、3つの別個の反応、すなわちアルコキシル化反応(段階1)、エステル化反応(段階2)および重縮合(段階3)において以下のスキーム1に示す。
Figure 0006898695
スキーム1:コポリ(プロポキシル化/エトキシル化ビスフェノールA−テレフタレート−ドデセニルコハク酸無水物−トリメリト酸無水物)を3つの分離工程において調製するための合成反応スキーム。一連のコポリ(プロポキシル化/エトキシル化ビスフェノールA−テレフタレート−ドデセニルコハク酸無水物−トリメリト酸無水物)樹脂を製造し、以下の表1に要約した。実施例1〜9は、種々の原料充填を用いて樹脂の調製を記載する。樹脂コードは、樹脂のサンプル番号およびその対応するシアントナー同定数を列挙する。
Figure 0006898695
コポリ(プロポキシル化/エトキシル化ビスフェノールA−テレフタレート−ドデセニルコハク酸無水物−トリメリト酸無水物)樹脂を、次いで、転相乳化(PIE)プロセスによって乳化し、使用してシアントナーを調製した。ゼログラフィ評価をXerox 700 Digital Color Press(DCP)機を用いて行い、トナーの性能を一連の製造EA−Ecoコントロールトナーと比較した。
コポリ(プロポキシル化/エトキシル化ビスフェノールA−テレフタレート−ドデセニルコハク酸無水物−トリメリト酸無水物)樹脂の性能に基づいて、中心線調合物を、コントロールトナーと等価なゼログラフィ性能に基づいて選択した。続いて、Xerox 700 DCP機において応力経年機械評価およびトナー許容範囲濃度(TLC)調査は、カーボネート経路によって調製されたコポリ(プロポキシル化/エトキシル化ビスフェノールA−テレフタレート−ドデセニルコハク酸無水物−トリメリト酸無水物)樹脂から製造された分散液が、BPAを官能化するエポキシド経路によって調製された樹脂を用いて製造されたコントロールトナーと等価なゼログラフィ性能を提供することを示した。
樹脂合成および乳化
コポリ(プロポキシル化/エトキシル化ビスフェノールA−テレフタレート−ドデセニルコハク酸無水物−トリメリト酸無水物)樹脂の合成を以下の手順に従って製造した:
実施例1
樹脂1:1.09の総二酸/ジオールモル比を有する総酸中6.15モル%のトリメリト酸無水物充填を用いる。
段階1:アルコキシル化
機械的攪拌機、窒素を導入するための入口、温度プローブ、および水冷却された凝集器を備えた1リットルのガラス樹脂ケトルに、350gのビスフェノールA(BPA)、214.4gのエチレンカーボネート、91.9gのプロピレンカーボネート、0.73gの炭酸カリウムを投入し、185℃に加熱した。原料の添加後、反応の温度傾斜の間に反応器を窒素で覆った。反応副生成物である二酸化炭素が反応器温度が155〜160℃に到達したときに発生し、続いて反応器から除去した。反応時間の最初の2時間に必要に応じて窒素パージを使用し、次いで最後の2.5時間の間に再開させた。反応温度は、4.5時間の期間、撹拌しながら185℃に維持し、明黄色の粘稠な生成物を得た。サンプルをとり、1H NMRによって残留BPAをモニターし、BPAの完全な反応を確実にした。
段階2:エステル化
段階1の完了後、ガラスケトルに、149.9gのテレフタル酸(TPA)、56.1gのドデセニルコハク酸無水物(DDSAパート1)、および1.78gのFascat 4100触媒(ブチルスズ酸)を投入し、窒素雰囲気下で撹拌しながら200℃に加熱した。190℃の反応器温度にて、エステル化反応に関して0時間とし、反応副生成物の水が、生成し始め、続いて反応器から除去する。反応温度を200℃で1.5時間維持した。窒素ブランケッティングはこの工程において不要であった。1.5時間後、窒素パージを再開させ、反応器温度を、4.5時間の期間200℃〜215℃、2時間215℃〜220℃、1時間220℃〜225℃、1時間225℃〜230℃(またはさらに長く235℃で最大値)に設定し、酸価を1.5mgのKOH/樹脂のg(25mlのTHF中の0.56gの樹脂サンプル)に到達させた。ターゲット酸価に到達したとき、反応器温度を、段階3のために170℃に低下させた。
段階3:重縮合
段階2の完了後、ガラスケトルに19.18gのトリメリト酸無水物(TMA)および111.9gのDDSA(パート2)を投入し、窒素パージしながら210℃に加熱した。反応器温度を、1時間210℃、1時間215℃、および1時間220℃に設定した。3時間後、混合物をガラスケトルから1リットルParr反応器に移し、重縮合を継続した。Parr反応器中の温度を撹拌しながら235℃に設定し、低い真空を最初の1時間適用した。完全な真空を次の2、3時間適用し、ターゲット軟化点(122℃〜125℃)および酸価(10〜14mgのKOH/樹脂のg、100mlのTHF中0.56gの樹脂)に到達させた。生成物を容器から放出した。ポリエステル樹脂は、11.3mgのKOH/gの酸価(AV)、123.6℃の軟化温度(Ts)、および55.1℃のガラス転移温度(Tg)を有していた。樹脂を転相乳化プロセスによって乳化し、転化されたエマルションを使用してトナートナー−1を調製した。
実施例2
樹脂2:総酸中6.15モル%のトリメリト酸無水物充填を用い、総二酸/ジオールモル比は1.132であった。
特定されるように原料充填を変更する以外、実施例1に記載される手順と同じ手順を用いてバッチを調製した。エステル化工程の間、ガラスケトルに、115.6gのテレフタル酸、58.2gのDDSAパート1、および1.80gのFascat 4100触媒を投入した。段階2の完了時、重縮合工程中、ガラスケトルに、19.9gのTMAおよび116.1gのDDSAパート2を投入した。最終の樹脂生成物は、10.4mgのKOH/gの酸価、123.4℃のTs、および55.0℃のTgを有していた。樹脂を転相乳化プロセスによって乳化し、転化されたエマルションを使用してトナー−2およびトナー7を調製した。
実施例3
樹脂−3:総酸中8.5モル%のトリメリト酸無水物充填を用い、総二酸/ジオールモル比は1.09であった。
特定されるように原料充填を変更する以外、実施例1に記載される手順と同じ手順を用いてバッチを調製した。エステル化工程の間、ガラスケトルに、141.8gのテレフタル酸、55.5gのDDSAパート1、および1.77gのFascat 4100触媒を投入した。段階2の完了時、重縮合工程中、ガラスケトルに、26.2gのTMAおよび110.7gのDDSAパート2を投入した。最終の生成物は、11.7mgのKOH/gの酸価、124.3℃のTs、および54.5℃のTgを有していた。樹脂を転相乳化プロセスによって乳化し、転化されたエマルションを使用してトナー−3を調製した。
実施例4
樹脂−4:総酸中8.5モル%のトリメリト酸無水物充填を用い、総二酸/ジオールモル比は1.132であった。
特定されるように原料充填を変更する以外、実施例1に記載される手順と同じ手順を用いてバッチを調製した。エステル化工程の間、ガラスケトルに、147.3gのテレフタル酸、57.6gのDDSAパート1、および1.79gのFascat 4100触媒を投入した。段階2の完了時、重縮合工程中、ガラスケトルに、27.2gのTMAおよび114.9gのDDSAパート2を投入した。最終の生成物は、11.2mgのKOH/gの酸価、124.0℃のTs、および54.4℃のTgを有していた。樹脂を転相乳化プロセスによって乳化し、転化されたエマルションを使用してトナー−4を調製した。
実施例5
樹脂−5:総酸中7.325モル%のトリメリト酸無水物充填を用い、総二酸/ジオールモル比は1.111であった。
特定されるように原料充填を変更する以外、実施例1に記載される手順と同じ手順を用いてバッチを調製した。エステル化工程の間、ガラスケトルに、148.6gのテレフタル酸、56.9gのDDSAパート1、および1.79gのFascat 4100触媒を投入した。段階2の完了時、重縮合工程中、ガラスケトルに、23.1gのTMAおよび113.4gのDDSAパート2を投入した。最終の生成物は、10.7mgのKOH/gの酸価、123.3℃のTs、および54.6℃のTgを有していた。樹脂を転相乳化プロセスによって乳化し、転化されたエマルションを使用してトナー−5を調製した。
実施例6
樹脂−6:6.15モル%のトリメリト酸無水物充填を用い、総二酸/ジオールモル比は1.132であった。
特定されるように原料充填を変更する以外、実施例2に記載される手順と同じ手順に従ってこの樹脂を調製した。この樹脂を転相乳化プロセスによって乳化し、転化されたエマルションを使用してトナー−6を調製した。
実施例7
樹脂−7:6.15モル%のトリメリト酸無水物充填を用い、総二酸/ジオールモル比は1.132であった。
この樹脂を、実施例6に記載される手順と同じ手順に従って調製した。この樹脂を転相乳化プロセスによって乳化し、転化されたエマルションを使用してトナー−8を調製した。
実施例8
樹脂−8:7.325モル%のトリメリト酸無水物充填を用い、総二酸/ジオールモル比は1.111であった。
この樹脂を、実施例5に記載される手順と同じ手順に従って調製した。この樹脂を転相乳化プロセスによって乳化し、転化されたエマルションを使用してトナー−9を調製した。
実施例9
樹脂−9:7.325モル%のトリメリト酸無水物充填を用い、総二酸/ジオールモル比は1.111であった。
この樹脂を、実施例8に記載される手順と同じ手順に従って調製した。この樹脂を転相乳化プロセスによって乳化し、転化されたエマルションを使用してトナー−10を調製した。
実施例10
コントロール樹脂:
コントロール樹脂は、米国特許第8,288,499号の第9および10欄に開示される手順に従って調製した。
撹拌および制御された温度を装備した反応器に、228g(1モル)のビスフェノールAおよび2gの水酸化カリウムを投入した。エチレンオキシド(2モル)は、0.1〜0.4MPaの範囲の圧力下で135℃で導入し、混合物を3時間反応させた。この反応生成物に、16gの酸化マグネシウム−酸化ケイ素吸収剤Kyoward 600を添加し、混合物を90℃で30分間撹拌した。その後、得られた混合物を濾過して、エトキシル化ビスフェノールA付加体を得た。
撹拌および制御された温度を装備した別個の反応器に、238g(1モル)のビスフェノールAおよび2gの水酸化カリウムを投入した。プロピレンオキシド(2モル)は、0.1〜0.4MPaの範囲の圧力下で135℃で導入し、追加で3時間反応に供した。得られた生成物に、16gの酸化マグネシウム−酸化ケイ素吸収剤Kyoward 600を添加し、混合物を90℃で30分間撹拌した。その後、得られた混合物を濾過し、プロポキシル化ビスフェノールA付加体を得た。
窒素入口管、脱水管、撹拌器および熱電対を備えた別個の反応器に、所望の比でエトキシル化ビスフェノールA付加体、プロポキシル化ビスフェノールA付加体を、テレフタル酸およびスズ触媒と共に投入した。成分を8時間の期間にわたって230℃にて反応させ、さらに8.3kPaの真空下で1時間反応させた。さらにトリメリト酸を210℃に添加し、圧力(101.3kPa)下で1時間反応させ、次いで樹脂が所望の軟化点を満たすまで8.3kPaにてさらなる時間反応させた。この樹脂を使用して、トナー粒子を製造した。
以下の表2には、ゲル透過クロマトグラフ(GPC)によって測定された樹脂分子量分布を要約する。
Figure 0006898695
表2に示されるように、コントロール樹脂は、本実施形態の開示樹脂(実施例1〜9)よりも顕著に多分散である。特に、Mzパラメータは、コントロール樹脂の場合よりも少なくとも2倍小さく、このことは、分岐が少ないことを意味し、転相乳化プロセスにおいて溶解性の問題を生じ得る。
トナーアグリゲーションおよび合一
実施例11
シアントナートナー−1(樹脂−1から調製):
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(380gの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(37.57%固形分での261.7gの非晶質ポリエステル樹脂1および20.5%固形分での470.4gの樹脂−1)、31.7%固形分での83.2gの結晶性ポリエステルエマルション、4.1gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での114.8gのワックス(IGI)、133.9gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および1042.9gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、90.9gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.24のGSD体積、1.25のGSD数を有して4.39ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで144.5gおよび259.8gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および樹脂−1分散液)エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として5.53ミクロンの平均粒径、GSD体積1.20、GSD数1.21を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて14.62gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。トナー粒子は、6.21ミクロンの平均粒径、GSD体積1.23、GSD数1.23を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約175分間維持した後、pHは、合一のために自然に7.42に低下した。トナーを合一後にクエンチし、結果として6.14ミクロンの最終粒径、1.23のGSD体積および1.23のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.981であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−1を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
実施例12
シアントナー−2(樹脂−2から調製)
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(380gの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(37.57%固形分での261.7gの非晶質ポリエステル樹脂1および24.2%固形分での397.6gの樹脂−2)、31.7%固形分での83.2gの結晶性ポリエステルエマルション、4.1gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での114.8gのワックス(IGI)、133.9gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および1042.9gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、90.9gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.23のGSD体積、1.28のGSD数を有して4.49ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで144.5gおよび219.6gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および合成された樹脂2エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として5.59ミクロンの平均粒径、GSD体積1.20、GSD数1.20を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて14.62gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。トナー粒子は、6.54ミクロンの平均粒径、GSD体積1.23、GSD数1.23を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約175分間維持した後、pHは、合一のために自然に7.44に低下した。トナーを合一後にクエンチし、結果として6.14ミクロンの最終粒径、1.23のGSD体積および1.23のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.978であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−1を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
実施例13
シアントナー−3(樹脂−3から調製)
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(380gの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(37.57%固形分での261.7gの非晶質ポリエステル樹脂1および20.6%固形分での467.4gの樹脂−3)、31.7%固形分での83.2gの結晶性ポリエステルエマルション、4.1gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での114.8gのワックス(IGI)、133.9gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および1042.9gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、90.9gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.23のGSD体積、1.27のGSD数を有して4.68ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで144.5gおよび258.1gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および樹脂−3樹脂エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として5.59ミクロンの平均粒径、GSD体積1.21、GSD数1.26を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて14.62gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。
トナー粒子は、6.54ミクロンの平均粒径、GSD体積1.23、GSD数1.23を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約175分間維持した後、pHは、合一のために酢酸ナトリウム緩衝液を用いることによって自然に7.43に低下した。トナーを合一後にクエンチし、結果として6.02ミクロンの最終粒径、1.23のGSD体積および1.23のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.974であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−3を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
実施例14
シアントナー−4(樹脂−4から調製)
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(380gの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(37.57%固形分での261.7gの非晶質ポリエステル樹脂1および19.6%固形分での491.49gの樹脂−4)、31.7%固形分での83.2gの結晶性ポリエステルエマルション、4.1gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での114.8gのワックス(IGI)、133.9gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および1021.9gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、90.9gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.23のGSD体積、1.24のGSD数を有して4.44ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで144.5gおよび271.43gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および樹脂−4樹脂エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として5.53ミクロンの平均粒径、GSD体積1.19、GSD数1.21を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて14.62gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。
トナー粒子は、6.41ミクロンの平均粒径、GSD体積1.22、GSD数1.23を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約175分間維持した後、pHは、合一のために酢酸ナトリウム緩衝液を用いることによって自然に7.42に低下した。トナーを合一後にクエンチし、結果として6.08ミクロンの最終粒径、1.23のGSD体積および1.23のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.974であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−1を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
実施例15
シアントナー−5(樹脂−5から調製)
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(355gの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(37.57%固形分での244.45gの非晶質ポリエステル樹脂1および23.48%固形分での383.47gの樹脂−5)、35.33%固形分での69.73gの結晶性ポリエステルエマルション、3.83gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での107.48gのワックス(IGI)、125.12gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および1038.12gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、84.98gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.25のGSD体積、1.27のGSD数を有して4.58ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで135.0gおよび211.78gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および樹脂−5樹脂エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として5.65ミクロンの平均粒径、GSD体積1.19、GSD数1.21を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて13.65gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。
トナー粒子は、6.27ミクロンの平均粒径、GSD体積1.22、GSD数1.21を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約175分間維持した後、pHは、合一のために酢酸ナトリウム緩衝液を用いることによって自然に7.39に低下した。トナーを合一後にクエンチし、結果として5.95ミクロンの最終粒径、1.22のGSD体積および1.21のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.975であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−5を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
実施例16
シアントナー−6(樹脂−6から調製)
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(380vgの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(37.57v%固形分での261.7vgの非晶質ポリエステル樹脂1および15.13%固形分での637.02gの樹脂−6)、35.33%固形分での83.2gの結晶性ポリエステルエマルション、4.1gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での115.05gのワックス(IGI)、133.9gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および884.69gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、90.9gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.25のGSD体積、1.25のGSD数を有して4.44ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで144.5gおよび351.81gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および樹脂−6樹脂エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として5.65ミクロンの平均粒径、GSD体積1.20、GSD数1.21を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて14.62gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。
トナー粒子は、6.54ミクロンの平均粒径、GSD体積1.22、GSD数1.22を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約170分間維持した後、pHは、合一のために酢酸ナトリウム緩衝液を用いることによって7.27に低下した。トナーを合一後にクエンチし、結果として6.14ミクロンの最終粒径、1.22のGSD体積および1.21のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.975であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−6を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
実施例17
シアントナー−7(樹脂−2からの調製)
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(384gの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(37.57%固形分での264.42gの非晶質ポリエステル樹脂1および23.49%固形分での414.63gの樹脂−2非晶質ポリエステル樹脂)、35.33%固形分での75.43gの結晶性ポリエステルエマルション、4.1gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での116.25gのワックス(IGI)、135.33gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および1123.1gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、91.9gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.26のGSD体積、1.32のGSD数を有して4.83ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで146.03gおよび228.98gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および樹脂−2樹脂エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として5.53ミクロンの平均粒径、GSD体積1.19、GSD数1.21を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて14.77gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。
トナー粒子は、6.21ミクロンの平均粒径、GSD体積1.20、GSD数1.22を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約165分間維持した後、pHは、合一のために酢酸ナトリウム緩衝液を用いることによって自然に7.35に低下した。トナーを合一後にクエンチし、結果として5.89ミクロンの最終粒径、1.21のGSD体積および1.21のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.975であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−7を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
実施例18
シアントナー−8(樹脂−7から調製)
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(380gの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(37.57%固形分での261.7gの非晶質ポリエステル樹脂1および19.87%固形分での485.06gの樹脂−7非晶質ポリエステル樹脂)、31.7%固形分での83.2gの結晶性ポリエステルエマルション、4.1gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での114.8gのワックス(IGI)、133.9gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および1028.3gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、90.9gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.23のGSD体積、1.25のGSD数を有して4.53ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで144.5gおよび267.88gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および樹脂−7樹脂エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として5.47ミクロンの平均粒径、GSD体積1.20、GSD数1.22を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて14.62gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。トナー粒子は、6.27ミクロンの平均粒径、GSD体積1.24、GSD数1.23を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約190分間維持した後、pHは、合一のために酢酸ナトリウム緩衝液を用いることによって自然に7.43に低下した。
トナーを合一後にクエンチし、結果として6.21ミクロンの最終粒径、1.24のGSD体積および1.23のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.976であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−8を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
実施例19
シアントナー−9(樹脂−8からの調製)
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(380gの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(35.72%固形分での275.22gの非晶質ポリエステル樹脂1および18.77%固形分での513.48gの樹脂−8非晶質ポリエステル樹脂)、31.7%固形分での83.2gの結晶性ポリエステルエマルション、4.1gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での114.8gのワックス(IGI)、133.9gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および986.34gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、90.9gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.25のGSD体積、1.26のGSD数を有して4.30ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで151.99gおよび283.58gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および樹脂−8樹脂エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として6.54ミクロンの平均粒径、GSD体積1.25、GSD数1.24を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて14.62gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。
トナー粒子は、6.21ミクロンの平均粒径、GSD体積1.24、GSD数1.23を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約180分間維持した後、pHは、合一のために自然に7.35に低下した。トナーを合一後にクエンチし、結果として6.14ミクロンの最終粒径、1.25のGSD体積および1.23のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.980であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−9を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
実施例20
シアントナー−10(樹脂−9から調製)
シアンポリエステルEAトナーを、4リットルベンチスケールにて調製した(380gの乾燥理論トナー)。非晶質樹脂エマルション(35.72%固形分での275.22gの非晶質ポリエステル樹脂1および14.82%固形分での650.34gの樹脂−9非晶質ポリエステル樹脂)、31.7%固形分での83.2gの結晶性ポリエステルエマルション、4.1gの界面活性剤(Dowfax 2A1)、30.5%固形分での114.8gのワックス(IGI)、133.9gの顔料(17.01%固形分でのCyan 15:3分散液)および849.48gの脱イオン水を、4リットルのガラスケトルにて混合し、次いで0.3Mの硝酸を用いてpHを4.2に調節した。次いでスラリーを3000〜4000rpmにて合計で5分間均質化すると同時に、凝固剤中に、90.9gの硫酸アルミニウム溶液を添加する。混合物を40℃に加熱し、200rpmにて撹拌しながら粒子を凝集させた。コア粒子が1.26のGSD体積、1.42のGSD数を有して4.53ミクロンの体積平均粒径に到達するまで粒径をCoulter Counterでモニターし、次いで151.99gおよび359.16gの上述の非晶質ポリエステル樹脂1および樹脂−9樹脂エマルションの混合物を、シェル材料として添加し、結果として5.42ミクロンの平均粒径、GSD体積1.20、GSD数1.22を有するコアシェル構造粒子を得た。この後、反応スラリーのpHを次いで、1重量%のNaOH溶液を用いて4.2に増大させ、続いて14.62gのVerseneを用いて、トナー粒子成長を凍結させた。凍結後、7.8を超えるpHを維持しながら反応混合物を85℃に加熱した。
トナー粒子は、6.21ミクロンの平均粒径、GSD体積1.24、GSD数1.22を有する。85℃の反応温度および7.8でのpHを約190分間維持した後、pHは、合一のために酢酸ナトリウム緩衝液を用いることによって自然に7.35に低下した。トナーを合一後にクエンチし、結果として5.89ミクロンの最終粒径、1.23のGSD体積および1.22のGSD数をもたらした。次いでトナースラリーを40℃に冷却し、25μmのスクリーンを通すシービングによって分離し、濾過し、続いて洗浄および凍結乾燥した。最終粒子の真円度は、0.975であり、これはFPIA 3000機器によって測定された。次いで粒子を、以下の表面添加剤0.28重量%酸化セリウム、0.5重量%のPMMA、0.86重量%のRX50、1.29重量%のRY50Lのシリカ、0.88重量%のSTT100H酸化チタン、1.73重量%のX24および0.18重量%のステアリン酸亜鉛とブレンドして、トナー−10を製造した。このトナーを、印刷されたトナーの面積被覆率から計算されたAゾーンおよびJゾーンの両方においてトナー寿命に応じて、応力ゾーンのゼログラフィ性能についてXerox 700機にて評価した。AゾーンおよびJゾーンの両方において経年時にほとんど変化がなくトナー電荷は安定であった。平均電荷分布は、コントロールトナーと同様であったが、ベタ領域光学密度、粒状性、色ムラ、ハーフトーンスターベーションおよびバックグラウンドのすべてがコントロールトナーと同様である。
トナーの機械性能
機械試験。上記で記載されたトナーを、両方AゾーンおよびJゾーンにおいてXerox 700 Digital Color Press機を通すことによって、市販のXerox 700トナーと比較した。
トナー実施例11〜21を、AゾーンおよびJゾーンにおいて応力機械条件下で評価した。これらのトナーのゼログラフィ機械性能は、6.15モル%〜8.5モル%のTMA充填範囲および1.09〜1.132の二酸とジオールとのモル比をカバーする。トナーのすべてが、必要とされるトナー特性(市販のXerox 700EA Ecoトナーと比較して)を満足させるおよび満たす良好な機械性能を示す。

本明細書の開示内容は、以下の態様を含む。
<1>
分岐ポリエステル樹脂を製造する方法であって:
塩基の存在下、モノマービスフェノールA(BPA)と、環状アルキレンカーボネートの混合物とを接触させて、2つ以上のアルコキシル化BPAモノマーを含む反応混合物を得る工程;
触媒の存在下、前記2つ以上のアルコキシル化BPAモノマーを、二酸と共重合させて、コポリマーを得る工程;および
前記コポリマーと酸無水物とを縮合する工程を含む、方法。
<2>
環状アルキレンカーボネートの混合物が、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、1,2−ブチレンカーボネート、トランス−1,3−ブチレンカーボネート、1,3−プロピレンカーボネート、トランス−2,3−ブチレンカーボネート、またはcis−2,3−ブチレンカーボネートあるいはこれらの混合物からなる群から選択される、<1>に記載の方法。
<3>
環状アルキレンカーボネートの前記混合物が、プロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートを含む、<1>に記載の方法。
<4>
前記モノマービスフェノールAと環状アルキレンカーボネートの前記混合物とのモル比が約0.3〜約2.5である、<1>に記載の方法。
<5>
前記酸無水物が、三酸または四酸を含む、<1>に記載の方法。
<6>
前記三酸が、トリメリト酸無水物である、<5>に記載の方法。
<7>
前記分岐樹脂が、約5mgのKOH/g〜約20mgのKOH/gの酸価、約100℃〜約140℃の軟化温度(Ts)、および約35℃〜約75℃のガラス転移温度(Tg)を有する、<1>に記載の方法。
<8>
分岐ポリエステル樹脂を製造する方法であって、塩基の存在下、モノマービスフェノールA(BPA)と、プロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートの混合物とを接触させて、2つ以上のアルコキシル化BPAモノマーを含む反応混合物を得る工程;
触媒の存在下、前記2つ以上のアルコキシル化BPAモノマーと二酸とを共重合させて、コポリマーを得る工程であって;ここで前記二酸は、テレフタル酸、ドデセニルコハク酸無水物(DDSA)またはこれらの混合物を含む工程;および
前記コポリマーを、酸無水物と縮合させる工程であって、ここで前記酸無水物は三酸を含む工程を含む、方法。
<9>
前記分岐樹脂が、約5mgのKOH/g〜約20mgのKOH/gの酸価、約100℃〜約140℃の軟化温度(Ts)、および約35℃〜約75℃のガラス転移温度を有する、<8>に記載の方法。
<10>
<1>に記載の方法によって調製された分岐樹脂。

Claims (8)

  1. 分岐ポリエステル樹脂を製造する方法であって:
    塩基の存在下、ビスフェノールAモノマーと、環状アルキレンカーボネートの混合物とを接触させて、2つ以上のアルコキシル化ビスフェノールAモノマーを含む反応混合物を得る工程;
    触媒の存在下、前記2つ以上のアルコキシル化ビスフェノールAモノマーを、二酸と共重合させて、コポリマーを得る工程;および
    前記コポリマーと酸無水物とを縮合する工程であって、ここで前記酸無水物は三酸または四酸と、二酸とを含む工程を含む、方法。
  2. 環状アルキレンカーボネートの混合物が、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、1,2−ブチレンカーボネート、トランス−1,3−ブチレンカーボネート、1,3−プロピレンカーボネート、トランス−2,3−ブチレンカーボネート、またはcis−2,3−ブチレンカーボネートからなる群から選択される環状アルキレンカーボネートの混合物である、請求項1に記載の方法。
  3. 環状アルキレンカーボネートの前記混合物が、プロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 記ビスフェノールAモノマーと環状アルキレンカーボネートの前記混合物とのモル比が0.3〜2.5である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記三酸が、トリメリト酸無水物である、請求項に記載の方法。
  6. 前記分岐ポリエステル樹脂が、5mgのKOH/g〜20mgのKOH/gの酸価、100℃〜140℃の軟化温度(Ts)、および35℃〜75℃のガラス転移温度(Tg)を有する、請求項1に記載の方法。
  7. 分岐ポリエステル樹脂を製造する方法であって、塩基の存在下、ビスフェノールAモノマーと、プロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートの混合物とを接触させて、2つ以上のアルコキシル化ビスフェノールAモノマーを含む反応混合物を得る工程;
    触媒の存在下、前記2つ以上のアルコキシル化ビスフェノールAモノマーと二酸とを共重合させて、コポリマーを得る工程であって;ここで前記二酸は、テレフタル酸、ドデセニルコハク酸無水物(DDSA)またはこれらの混合物を含む工程;および
    前記コポリマーを、酸無水物と縮合させる工程であって、ここで前記酸無水物は三酸または四酸と、二酸とを含む工程を含む、方法。
  8. 前記分岐ポリエステル樹脂が、5mgのKOH/g〜20mgのKOH/gの酸価、100℃〜140℃の軟化温度(Ts)、および35℃〜75℃のガラス転移温度を有する、請求項に記載の方法。
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