JP6897789B2 - 打込機 - Google Patents

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Description

本発明は、第1方向及び第2方向に作動可能な第1可動部材を備えた打込機に関する。
第1方向及び第2方向に作動可能な第1可動部材を備えた打込機は、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された打込機は、ハウジング、モータ、プランジャ、ウェイト、コイルスプリング、駆動機構及びノーズ部を備えている。プランジャは、第1方向としての下方向、及び第2方向としての上方向に作動可能である。ロッドがプランジャに取り付けられている。プランジャ及びロッドは、第1可動部材を構成している。ウェイトは、上方向及び下方向に作動可能である。
モータ及び駆動機構は、ハウジング内に設けられている。駆動機構は、駆動ギヤ、第1プーリ及び第2プーリを有する。駆動ギヤはモータに連結されている。第1プーリは、駆動ギヤ及び第2プーリに噛み合っている。第1プーリは、複数のローラカムを有し、第2プーリは、複数のローラカムを有する。ハウジングはハンドル部を有し、電池がハンドル部に着脱自在に取り付けられている。トリガがハンドル部に設けられている。
モータが停止していると、プランジャは下死点で停止し、ウェイトは上死点で停止している。作業者がトリガを引くと、電池はモータに給電し、モータが回転する。モータの回転力は、駆動ギヤを介して第1プーリに伝達される。第1プーリの回転力は第2プーリに伝達される。第1プーリのローラカムがプランジャに係合すると、プランジャは下死点から上死点に向けて作動する。第2プーリのローラカムがウェイトに係合すると、ウェイトは上死点から下死点に向けて作動する。コイルスプリングは、プランジャ及びウェイトの作動により圧縮され、コイルスプリングは弾性エネルギを蓄積する。
第1プーリのローラカムがプランジャから解放されると、プランジャはコイルスプリングの弾性エネルギにより下方への作動を開始する。第2プーリのローラカムがウェイトから解放されると、ウェイトはコイルスプリングの弾性エネルギにより上方への作動を開始する。プランジャが下方へ作動する際、ロッドがノーズ部にある釘を打撃し、釘が被打込材に打ち込まれる。ロッドが釘を打撃した後、プランジャは下死点に到達する。また、ウェイトは上死点に到達する。
国際公開第2016/031716号
本願発明者は、打込機の駆動機構を構成する要素の製造誤差、または、要素同士の間に形成される隙間により、第1可動部材が第1方向に作動を開始するタイミングと、第2可動部材が第2方向に作動を開始するタイミングとの関係が整合しないことにより、打込みのフィーリングが変化する可能性があるという課題を認識した。
本発明の目的は、第1可動部材が第1方向に作動を開始するタイミングと、第2可動部材が第2方向に作動を開始するタイミングとの関係を安定させることにより、打込みフィーリングの向上を実現可能な打込機を提供することにある。
一実施形態の打込機は、第1方向及び前記第1方向とは逆の第2方向に作動可能な第1可動部材と、前記第1方向及び前記第2方向に作動可能な第2可動部材と、を有する打込機であって、前記第1可動部材を前記第1方向に付勢し、かつ、前記第2可動部材を前記第2方向に付勢する付勢機構と、前記第1可動部材が前記第1方向に作動することを阻止する状態及び許容する状態を有する第1規制機構と、前記第2可動部材が前記第2方向に作動することを阻止する状態及び許容する状態を有する第2規制機構と、前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを阻止する第1状態と、前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを許容する第2状態と、を備えた第3規制機構と、を有し、前記第3規制機構は、前記第2規制機構が前記第2可動部材の前記第2方向への作動を許容する状態において、前記第1規制機構が前記第1可動部材の前記第1方向への作動を許容する状態となることに連動して、前記第1状態から前記第2状態に切り替わる。
一実施形態の打込機は、第1可動部材が第1方向に作動を開始するタイミングと、第2可動部材が第2方向に作動を開始するタイミングとの関係を安定させ易くなり、打込みフィーリングが向上する。
本発明に含まれるいくつかの実施形態に対応する打込機を示す側面断面図である。 図1の打込機に設ける打撃部、ウェイト及び駆動機構の斜視図である。 図1の打込機に設ける打撃部、ウェイト及び駆動機構の側面図である。 図1の打込機に設ける打撃部及びウェイトの背面図である。 図1の打込機の制御系統を示すブロック図である。 打込機の実施形態1において、打撃部が下死点に位置し、ウェイトが上死点に位置する状態の側面図である。 打込機の実施形態1において、打撃部が下死点から上昇し、ウェイトが上死点から下降する状態の側面図である。 打撃部が図7に示す位置から更に上昇し、ウェイトが図7に示す位置から更に下降する状態の側面図である。 打撃部が図8に示す位置から更に上昇し、ウェイトが下死点に到達した状態の側面図である。 打撃部が図9に示す位置から更に上昇し、ウェイトが下死点で停止している状態の側面図である。 打撃部が上死点に到達し、ウェイトが下死点で停止している状態の側面図である。 打撃部が上死点から下降し、ウェイトが下死点から上昇している状態の側面図である。 打撃部のプランジャ及びウェイトの作動例を示すタイムチャートである。 打込機の実施形態2において、打撃部が下死点に位置し、ウェイトが上死点に位置する状態の側面図である。 打込機の実施形態2において、打撃部が下死点から上昇し、ウェイトが上死点から下降する状態の側面図である。 打撃部が図15に示す位置から更に上昇し、ウェイトが図15に示す位置から更に下降する状態の側面図である。 ウェイトが図16に示す位置から更に下降し、打撃部が上死点に到達した状態の側面図である。 ウェイトが図17に示す位置から更に下降し、打撃部が上死点で停止している状態の側面図である。 ウェイトが下死点に到達し、打撃部が上死点で停止している状態の側面図である。 打撃部が上死点から下降し、ウェイトが下死点から上昇している状態の側面図である。 打込機の実施形態3において、打撃部が下死点に位置し、ウェイトが上死点に位置する状態の側面図である。 打撃部が図21に示す下死点から上昇し、ウェイトが図21に示す上死点から下降する状態の側面図である。 打撃部が上死点から下降を開始し、ウェイトが下死点から上昇を開始する状態の側面図である。 打撃部が下降して下死点に到達し、ウェイトが上昇して上死点に到達した状態の側面図である。
本発明に含まれる打込機の代表的な実施形態は、第1方向及び第2方向に作動可能な第1可動部材と、第1方向及び第2方向に作動可能な第2可動部材と、第1可動部材を第1方向に付勢し、かつ、第2可動部材を第2方向に付勢する付勢機構と、第1可動部材が第1方向に作動することを阻止及び許容する第1規制機構と、第2可動部材が第2方向に作動することを阻止及び許容する第2規制機構と、第2可動部材が第2方向へ作動することを阻止する第1状態と、第2可動部材が第2方向へ作動することを許容する第2状態と、を備えた第3規制機構と、を有する。そして、第1可動部材は第1方向に作動する場合に、第3規制機構を第1状態から第2状態に切り替える。
以下、第3規制機構を有する打込機の代表的な実施形態を、図面を参照して説明する。各図において、機能が同じである要素は同じ符号を付してある。
(実施形態1) 図1に示す打込機10は、ハウジング11、打撃部12、マガジン13、電動モータ14、変換機構15、制御基板16、電池パック17及びウェイト18を有する。ハウジング11は、筒形状の本体部19と、本体部19に接続されたハンドル20と、本体部19に接続されたモータケース21と、を有する。装着部22がハンドル20及びモータケース21に接続されている。射出部23が本体部19の外に設けられ、射出部23が本体部19に固定されている。射出部23は射出路24を有する。ユーザは、ハンドル20を手で握り、射出部23の先端を被打込材W1に押し付けることが可能である。
マガジン13は、モータケース21及び射出部23により支持されている。モータケース21は、軸線A1方向でハンドル20とマガジン13との間に配置されている。マガジン13は、止具25を複数収容する。止具25は釘を含み、止具25の材質は、金属、非鉄金属、鋼を含む。止具25同士は接続要素で互いに接続されている。接続要素は、ワイヤ、接着剤、樹脂の何れでもよい。止具25は棒形状である。マガジン13はフィーダを有する。フィーダは、マガジン13に収容された止具25を射出路24に送る。
打撃部12は、本体部19の内外に亘って設けられている。打撃部12は、本体部19内に配置されたプランジャ26と、プランジャ26に固定されたドライバブレード27と、を有する。プランジャ26は、金属製または合成樹脂製である。プランジャ26は接触部32を有する。面取り部33が接触部32の外面に形成されている。面取り部33は湾曲している。
ドライバブレード27は金属製である。ガイドシャフト28が本体部19内に設けられている。軸線A1はガイドシャフト28の中心を通る。ガイドシャフト28の材質は、金属、非鉄金属、鋼の何れでもよい。図2、図3及び図4のように、トップホルダ29及びボトムホルダ30が、ハウジング11内に固定して設けられている。トップホルダ29及びボトムホルダ30の材質は、金属、非鉄金属、鋼の何れでもよい。ガイドシャフト28は、トップホルダ29及びボトムホルダ30に固定されている。ガイドバー31が本体部19内に設けられている。ガイドバー31は2本設けられ、かつ、2本のガイドバー31はトップホルダ29及びボトムホルダ30に固定されている。2本のガイドバー31は、共にプレート状であり、かつ、軸線A1と平行に配置されている。
プランジャ26は、ガイドシャフト28の外周面に取り付けられており、プランジャ26は、ガイドシャフト28に沿って軸線A1方向に作動可能である。ガイドシャフト28は、プランジャ26を軸線A1を中心として径方向に位置決めする。ガイドバー31は、プランジャ26を軸線A1を中心として円周方向に位置決めする。ドライバブレード27はプランジャ26と共に軸線A1に対して平行に作動可能である。ドライバブレード27は射出路24内で作動可能である。
ウェイト18は、ハウジング11が受ける反動を抑制する。ウェイト18の材質は、金属、非鉄金属、鋼、セラミックの何れでもよい。ウェイト18はガイドシャフト28に取り付けられている。ウェイト18は一例として筒形状であり、ピン34及びウェイトアーム部35が、ウェイト18に設けられている。ウェイト18はガイドシャフト28に沿って軸線A1方向に作動可能である。ガイドシャフト28は、ウェイト18を軸線A1に対して径方向に位置決めする。ガイドバー31は、ウェイト18を軸線A1を中心として円周方向に位置決めする。
スプリング36が本体部19内に配置され、スプリング36は、軸線A1方向でプランジャ26とウェイト18との間に配置されている。スプリング36は、一例として金属製の圧縮コイルスプリングを用いることが可能である。スプリング36は、軸線A1方向に伸縮可能である。スプリング36のうち、軸線A1方向における第1端部は、プランジャ26に直接または間接に接触する。スプリング36のうち、軸線A1方向における第2端部は、ウェイト18に直接または間接に接触する。スプリング36は、軸線A1方向の圧縮力を受けて弾性エネルギを蓄積する。スプリング36は、打撃部12及びウェイト18を付勢する付勢機構の一例である。
プランジャ26は、軸線A1方向でボトムホルダ30に近づく第1方向D1の付勢力を、スプリング36から受ける。ウェイト18は、軸線A1に沿った方向でトップホルダ29に近づく第2方向D2の付勢力を、スプリング36から受ける。第1方向D1と第2方向D2とは互いに逆向きであり、第1方向D1及び第2方向D2は、軸線A1と平行である。プランジャ26及びウェイト18は、物理的に同一の要素であるスプリング36から付勢力を受ける。
ウェイトバンパ37及びプランジャバンパ38が、本体部19内に設けられている。ウェイトバンパ37はトップホルダ29とウェイト18との間に配置されている。プランジャバンパ38は、ボトムホルダ30とプランジャ26との間に配置されている。ウェイトバンパ37及びプランジャバンパ38は、共に合成ゴム製である。
図1に示す打込機10は、軸線A1が鉛直線と平行な状態である例を示す。打撃部12またはプランジャ26またはウェイト18が、第1方向D1にそれぞれ作動することを下降と呼ぶ。図1において、打撃部12またはプランジャ26またはウェイト18が、第2方向D2にそれぞれ作動することを上昇と呼ぶ。打撃部12及びウェイト18は、軸線A1方向にそれぞれ往復作動可能である。
図1に示す電池パック17は、装着部22に対して取り付け及び取り外し可能である。電池パック17は、収容ケース39と、収容ケース39内に収容した複数の電池セルとを有する。電池セルは、充電及び放電が可能な二次電池であり、電池セルは、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケルカドミウム電池の何れかを用いることができる。電池パック17は直流電源であり、電池パック17の電力は電動モータ14に供給可能である。
図1に示す制御基板16は、装着部22内に設けられており、図5に示すコントローラ40及びインバータ回路41が、制御基板16に設けられている。コントローラ40は、入力ポート、出力ポート、演算処理部及び記憶部を有するマイクロコンピュータである。インバータ回路41は、複数のスイッチング素子を有し、複数のスイッチング素子は、それぞれオン及びオフが可能である。コントローラ40は、インバータ回路41を制御する信号を出力する。電池パック17と電動モータ14との間に電気回路が形成されている。インバータ回路41は電気回路の一部であり、かつ、電気回路を接続及び遮断する。
図1のように、トリガ42及びトリガスイッチ43がハンドル20に設けられており、ユーザがトリガ42に操作力を加えるとトリガスイッチ43がオンする。ユーザがトリガ42に加えた操作力を解除すると、トリガスイッチ43がオフする。図5に示す位置検出センサ44が、ハウジング11内に設けられている。位置検出センサ44は、例えば、電動モータ14の回転角度に基づいて、軸線A1方向におけるプランジャ26及びウェイト18の位置を推定して信号を出力する。コントローラ40は、トリガスイッチ43の信号、位置検出センサ44の信号を受信し、かつ、インバータ回路41を制御する信号を出力する。
電動モータ14は、ロータ84及びステータ45を有し、モータ軸46がロータ84に取り付けられている。電動モータ14は、電池パック17から電力が供給されるとモータ軸46が回転する。減速機47がモータケース21内に配置されている。減速機47は、複数組の遊星歯車機構、入力要素48及び出力要素49を有する。入力要素48はモータ軸46に接続されている。電動モータ14及び減速機47は、軸線B1を中心として同心状に配置されている。図1に示す打込機10は、軸線A1と軸線B1とのなす角度が90度である例を示す。
変換機構15は、出力要素の回転力を打撃部12の作動力及びウェイト18の作動力に変換する。変換機構15は、第1ギヤ50、第2ギヤ51及び第3ギヤ52を有する。第1ギヤ50、第2ギヤ51及び第3ギヤ52の材質は、金属、非鉄金属、鋼の何れでもよい。ホルダ53がハウジング11内に設けられ、出力要素49はホルダ53により回転可能に支持されている。第1ギヤ50は出力要素49に固定されている。第2ギヤ51は支持軸54により回転可能に支持されている。第3ギヤ52は支持軸55により回転可能に支持されている。支持軸54,55はホルダ53に取り付けられている。第1ギヤ50は軸線B1を中心として回転可能であり、第2ギヤ51は軸線B2を中心として回転可能であり、第3ギヤ52は軸線B3を中心として回転可能である。
図1のように、軸線B1,B2,B3は、軸線A1方向に間隔をおいて配置されている。軸線B2は、軸線B1と軸線B3との間に配置されている。軸線B1,B2,B3は互いに平行である。第3ギヤ52は、軸線A1方向で第2ギヤ51とトップホルダ29との間に配置されている。第1ギヤ50は、軸線A1方向で第2ギヤ51とマガジン13との間に配置されている。図4に示すように、第1ギヤ50の外径と第2ギヤ51の外径と第3ギヤ52の外径とは同一である。第2ギヤ51は、第1ギヤ50及び第3ギヤ52に噛み合っている。
図3及び図4に示すように、カムローラ57が第1ギヤ50に設けられ、2個のカムローラ58が第2ギヤ51に設けられ、2個のカムローラ59が第3ギヤ52に設けられている。カムローラ57は第1ギヤ50に対して自転可能である。2個のカムローラ58は軸線B2を中心として同一円周上に配置されている。2個のカムローラ58は、第2ギヤ51に対してそれぞれ自転可能である。2個のカムローラ59は第3ギヤ52に対してそれぞれ自転可能である。2個のカムローラ59は、軸線B3を中心として同一円周上に配置されている。カムローラ57,58,59の材質は、金属、非鉄金属、鋼の何れでもよい。
電池パック17の電力が電動モータ14に供給されてモータ軸46が正回転すると、モータ軸46の回転力が減速機47を介して第1ギヤ50に伝達される。図4において第1ギヤ50が反時計回りに回転すると、第2ギヤ51は時計回りに回転し、第3ギヤ52は反時計回りに回転する。電動モータ14、減速機47及び変換機構15は、駆動機構83を構成する。
図3及び図4のように、第1アーム部85及び第2アーム部60がプランジャ26に設けられている。第1アーム部85及び第2アーム部60は金属製である。第1ギヤ50が図4で反時計回りに回転すると、カムローラ57は第1アーム部85に係合及び解放可能である。第2ギヤ51が時計回りに回転すると、カムローラ58は第2アーム部60に係合及び解放可能である。第3ギヤ52が回転すると、カムローラ59は、ウェイトアーム部35に係合及び解放可能である。
図1、図2及び図3のように、ラッチ61がガイドバー31に取り付けられている。ラッチ61はガイドバー31に対して支持軸62を中心として回動可能である。支持軸62は、一例として、軸線A1方向で第3ギヤ52の配置範囲内に位置する。
また、図1、図3のように、金属製のスプリング63がラッチ61に取り付けられている。スプリング63は、例えば、ねじりコイルスプリングであり、スプリング63の巻き方向の第1端部はラッチ61に係合され、スプリング63の巻き方向の第2端部はガイドバー31に係合されている。スプリング63は、ラッチ61を支持軸62を中心として時計回りに付勢する。ストッパ64がラッチ61に設けられており、ストッパ64がガイドバー31に接触するとラッチ61が停止する。ラッチ61は、アーム65及びフック66を有する。アーム65及びフック66は、ラッチ61の長手方向で支持軸62を隔てて配置されている。フック66は、軸線A1方向でトップホルダ29と支持軸62との間に位置する。アーム65は、軸線A1方向でボトムホルダ30と支持軸62との間に位置する。フック66は、ピン34に接触及び離反可能である。具体的には、フック66はピン34に係合及び解放可能である。アーム65は、接触部32に接触及び離反可能である。面取り部67がアーム65の外面に形成されている。面取り部67は湾曲している。ラッチ61及びスプリング63は、第3規制機構71を構成する。
次に、打込機10の使用例を説明する。コントローラ40は、トリガスイッチ43のオフを検出していると、電動モータ14に電力を供給せず、モータ軸46を停止している。電動モータ14が停止していると、図6のように、プランジャ26はプランジャバンパ38に接触した位置、つまり、下死点で停止している。また、ウェイト18はスプリング36の弾性力で付勢され、ウェイトバンパ37に接触した位置、つまり、上死点で停止している。
さらに、ストッパ64がガイドバー31に接触し、ラッチ61が停止している。また、アーム65は接触部32から離反し、フック66はピン34から解放されている。コントローラ40は、位置検出センサ44の信号を処理することにより、プランジャ26及びウェイト18の軸線A1方向の位置を推定している。
さらに、プランジャ26が下死点で停止していると、カムローラ57,58は第2アーム部60から離反している。ウェイト18が上死点で停止していると、カムローラ59はウェイトアーム部35から離反している。
ユーザが射出部23の先端を被打込材W1に押し付け、かつ、コントローラ40がトリガスイッチ43をオンを検出すると、コントローラ40は電動モータ14に電力を供給し、モータ軸46を正回転させる。モータ軸46の回転力は、減速機47で増幅されて第1ギヤ50に伝達され、第1ギヤ50が図4で反時計回りに回転する。
第1ギヤ50が反時計回りに回転すると、第2ギヤ51は時計回りに回転し、第3ギヤ52は反時計回りに回転する。第1ギヤ50が反時計回りに回転し、カムローラ57が第1アーム部85に係合すると、図7のように、プランジャ26は、スプリング36の付勢力に抗して第2方向D2で作動する。つまり、打撃部12は上昇する。また、第3ギヤ52は反時計回りに回転し、カムローラ59がウェイトアーム部35に係合すると、ウェイト18は第1方向D1で作動する。つまり、ウェイト18は下降する。
第1ギヤ50及び第2ギヤ51の回転中、カムローラ57が第1アーム部85に係合している際に、1個のカムローラ58が第2アーム部60に係合する。その後、カムローラ57が第1アーム部85から解放される。また、1個のカムローラ58が第2アーム部60に係合している際に、他のカムローラ58が第2アーム部60に係合する。次いで、先に第2アーム部60に係合していたカムローラ58が、第2アーム部60から解放される。
そして、図8のように、ピン34がラッチ61に接触し、かつ、ウェイト18が下降すると、ラッチ61はスプリング63の付勢力に抗して反時計回りに作動する。さらに、プランジャ26が上昇し、図9のように接触部32がアーム65に接触すると、ラッチ61はスプリング63の付勢力に抗して更に反時計回りに作動し、フック66がピン34に係合する。アーム65が接触部32に接触する際、面取り部67と面取り部33とが接触するため、ラッチ61は円滑に反時計回りに作動する。
次いで、図10のようにウェイト18は下死点に到達するとともに、プランジャ26は更に上昇する。また、接触部32はアーム65に接触した状態に維持される。さらに、第3ギヤ52が回転して、2個のカムローラ59が共にウェイトアーム部35から解放される。しかし、接触部32がアーム65に接触しているため、ラッチ61は停止している。つまり、図11のように、フック66はピン34に係合した状態にあり、ウェイト18は停止している。
そして、プランジャ26が上死点に到達すると、2個のカムローラ58が共に第2アーム部60から解放され、プランジャ26はスプリング36の付勢力で下降する。プランジャ26が下降を開始しても、接触部32がアーム65に接触していると、ラッチ61は停止している。このため、フック66がピン34に係合した状態に保持され、ウェイト18は停止している。
プランジャ26が更に下降して、図12のように接触部32がアーム65から離反すると、ラッチ61はスプリング63の付勢力で時計回りに作動する。すると、フック66がピン34から解放され、ウェイト18はスプリング36の付勢力で上昇を開始する。
プランジャ26が下降、つまり、打撃部12が下降すると、ドライバブレード27は射出路24に位置する止具25を打撃する。止具25は被打込材W1に打ち込まれる。ドライバブレード27が止具25を打撃した後、図6のようにプランジャ26がプランジャバンパ38に衝突する。プランジャバンパ38は打撃部12の運動エネルギの一部を吸収する。また、ウェイト18はウェイトバンパ37に衝突する。ウェイトバンパ37はウェイトの運動エネルギの一部を吸収する。
このように、打撃部12が第1方向に作動して止具25を打撃する際、ウェイト18は第1方向とは逆の第2方向に作動する。このため、打撃部12が止具25を打撃する際の反動を低減可能である。したがって、プランジャ26が上死点から下死点に向けて作動を開始する第1タイミングと、ウェイト18が下死点から上死点に向けて作動を開始する第2タイミングとの関係を安定させると、反動を低減し易くなる。
コントローラ40は、プランジャ26の軸線A1方向における位置を推定しており、プランジャ26が下降を開始した時点からプランジャバンパ38に衝突するまでの間に、電動モータ14を停止する。このため、プランジャ26はプランジャバンパ38に接触した下死点で停止し、ウェイト18はウェイトバンパ37に接触した上死点で停止する。そして、ユーザがトリガ42に対する操作力を解除し、再度、トリガ42に操作力を加えると、コントローラ40は電動モータ14を回転し、打撃部12及びウェイト18は、上記と同様に作動する。
図13は、プランジャ26及びウェイト18の作動例を示すタイムチャートである。打込機10の実施形態1においては、プランジャ26の位置を実線で示し、ウェイト18の位置を破線で示す。プランジャ26は時刻t1よりも前に下死点で停止し、ウェイト18は時刻t1よりも前に上死点で停止している。プランジャ26は時刻t1で下死点から上死点に向けて作動を開始している。ウェイト18は時刻t1以降も上死点で停止している。
ウェイト18は時刻t2で上死点から下死点に向けて作動を開始する。ウェイト18は時刻t3で下死点に到達し、ウェイト18は時刻t3以降に下死点で停止している。また、フック66が時刻t4でピン34に係合し、ラッチ61がウェイト18を保持可能な状態にある。プランジャ26は時刻t5で上死点に到達し、プランジャ26は時刻t5以降、上死点に停止している。
プランジャ26は、時刻t6で上死点から下死点に向けて下降を開始している。ラッチ61は、時刻t6の時点でウェイト18を保持しているため、ウェイト18は時刻t6以降も下死点で停止している。
ラッチ61が時刻t7で作動して、ラッチ61がウェイト18の保持を終了すると、ウェイト18は下死点から上死点に向けて作動を開始する。そして、プランジャ26は時刻t8で下死点に到達し、ウェイト18は時刻t8で上死点に到達している。なお、プランジャ26が時刻t8で下死点に到達し、ウェイト18は時刻t8よりも後に上死点に到達する構成とすることも可能である。
打込機10の実施形態1においては、打撃部12の要素であるプランジャ26の軸線A1方向における位置に応じてラッチ61が作動し、プランジャ26が上死点から下死点に向けて作動を開始する第1タイミングと、ウェイト18が下死点から上死点に向けて作動を開始する第2タイミングとの関係が定まる。
具体的に説明すると、カムローラ59がウェイトアーム部35に係合して、ウェイト18が下死点で停止している際に、カムローラ59が全てウェイトアーム部35から解放される。ここで、接触部32がアーム65に接触していると、ラッチ61は停止している。つまり、ラッチ61がウェイト18を下死点に保持する。そして、プランジャ26が上死点から下死点に向けて作動を開始し、プランジャ26が所定位置に到達すると、接触部32がアーム65から離れてラッチ61が作動し、ウェイト18が下死点から上死点に向けて作動を開始する。
このため、打込機10の条件が、第1タイミングと第2タイミングとの関係に影響を及ぼすことを抑制できる。第1タイミングと第2タイミングとの関係に影響を及ぼすこと、は第1タイミングと第2タイミングとの関係が不安定となること、を含む。言い換えると、第1タイミングと第2タイミングとの精度を向上できる。したがって、打込機10の打込みフィーリングの向上を実現可能である。打込機10の条件は、変換機構15を構成する要素の形状または寸法のバラツキ、変換機構15を構成する要素の組付け状態のバラツキ、のうち、少なくとも1つの条件を含む。
また、打込機10の実施形態1は、第1タイミングと第2タイミングとの関係を安定するにあたり、ウェイト18のストローク量を増加する構成、ウェイト18の質量を増加する構成の何れをも採用していない。したがって、打込機10の大型化、大重量化のうちの少なくとも一方を回避できる。
打込機10の実施形態1は、カムローラ57の数、第1ギヤ50の回転方向におけるカムローラ57の位置を設定することにより、プランジャ26が下死点から上昇するタイミングを変更または調整可能である。打込機10の実施形態1は、第2ギヤ51の径方向におけるカムローラ58の外接円の直径を設定することにより、プランジャ26が上死点に到達するタイミングを変更または調整可能である。打込機10の実施形態1は、カムローラ58の数、第2ギヤ51の回転方向におけるカムローラ58の位置を設定することにより、プランジャ26が上死点から下降するタイミングを変更または調整可能である。
打込機10の実施形態1は、カムローラ59の数、第3ギヤ52の回転方向におけるカムローラ59の位置を設定することにより、ウェイト18が、上死点から下降するタイミングを変更または調整可能である。打込機10の実施形態1は、第3ギヤ52の径方向におけるカムローラ59の外接円の直径を設定することにより、ウェイト18が下死点に到達するタイミングを変更または調整可能である。
打込機10の実施形態1は、図11に示すように、アーム65の軸線A1方向における長さをL1を設定することにより、ウェイト18が下死点から上昇するタイミングを変更または調整可能である。ウェイト18が下死点から上昇するタイミングは、プランジャ26が上死点から下降するタイミングから、ウェイト18が下死点から上昇するタイミングまでの所要時間として定義可能である。所要時間は、図13のタイムチャートにおいて、時刻t6から時刻t7までの時間に相当する。アーム65の長さL1は、アーム65と接触部32とが接触していると、接触部32がラッチ61の作動を阻止する値である。例えば、アーム65の長さL1を相対的に短く設定するほど、所要時間が相対的に短くなる。
(実施形態2) 第3規制機構を有する打込機の実施形態2を、図14を参照して説明する。ピン68がプランジャ26に設けられている。図6に示すピン34は、図14のウェイト18に設けられていない。接触部69がウェイト18に設けられ、面取り部70が接触部69の外面に形成されている。面取り部70は湾曲している。図6に示す接触部32は、図14のプランジャ26に設けられていない。
ラッチ61を支持する支持軸62は、軸線A1方向でトップホルダ29とボトムホルダ30との中間よりも、ボトムホルダ30に近い箇所に配置されている。ラッチ61のアーム65は、軸線A1方向でトップホルダ29と支持軸62との間に位置する。ラッチ61のフック66は、軸線A1方向でボトムホルダ30と支持軸62との間に位置する。ラッチ61は、スプリング63により図14で支持軸62を中心として時計回りに付勢される。図14に示すプランジャ26、ウェイト18及びラッチ61は、図1に示す打込機10に設けることが可能であり、その打込機10は実施形態2である。
打込機10の実施形態2は、図4に示す第1ギヤ50のカムローラ57が第1アーム部85に係合及び解放可能であり、第2ギヤ51のカムローラ58が第2アーム部60に係合及び解放可能である。打込機10の実施形態2は、第3ギヤ52のカムローラ59がウェイトアーム部35に係合及び解放可能である。
打込機10の実施形態2の使用例を説明する。図1に示す電動モータ14が停止していると、図14のように下死点で停止し、ウェイト18は上死点で停止している。さらに、ストッパ64がガイドバー31に接触し、ラッチ61が停止している。また、アーム65は接触部69から離反し、フック66はピン68から解放されている。
図1に示す電動モータ14が回転すると、打込機10の実施形態1と同様にして、図15のように、ウェイト18はスプリング36の付勢力に抗して第2方向D3で作動する。つまり、ウェイト18は下降する。また打込機10の実施形態1と同様にして、図15に示すプランジャ26は第1方向D4で作動する。つまり、プランジャ26は上昇する。第1方向D4及び第2方向D3は、軸線A1と平行である。
そして、図16のように、ピン68がラッチ61に接触し、かつ、プランジャ26が上昇すると、ラッチ61はスプリング63の付勢力に抗して反時計回りに作動する。さらに、ウェイト18が下降し、図17のように接触部69がアーム65に接触すると、ラッチ61はスプリング63の付勢力に抗して更に反時計回りに作動し、フック66がピン68に係合する。接触部69がアーム65に接触する際、面取り部70と面取り部67とが接触するため、ラッチ61は円滑に反時計回りに作動する。
次いで、図18のようにプランジャ26は上死点に到達するとともに、ウェイト18は更に下降する。また、接触部69はアーム65に接触した状態に維持される。さらに、図4に示すカムローラ58が、図18に示す第2アーム部60から解放される。すると、図1に示す電動モータ14の回転力は、図18に示すプランジャ26に伝達されなくなる。しかし、接触部69がアーム65に接触し、接触部69がラッチ61を停止させている。つまり、図19のように、フック66はピン68に係合した状態を維持し、プランジャ26は停止している。
そして、ウェイト18が下死点に到達した後、図4に示すカムローラ59が、図19に示すウェイトアーム部35から解放される。すると、図1に示す電動モータ14の回転力は、図19に示すウェイト18に伝達されなくなり、ウェイト18はスプリング36の付勢力で下死点から上昇する。ウェイト18が上昇を開始しても、接触部69がアーム65に接触していると、接触部69はラッチ61を停止させている。このため、フック66はピン68に係合した状態を維持し、プランジャ26は停止している。
ウェイト18が更に下降して、図20のように接触部69がアーム65から離反すると、ラッチ61はスプリング63の付勢力で時計回りに作動する。すると、フック66がピン68から解放され、プランジャ26は、スプリング36の付勢力で上死点から下降する。
プランジャ26が下降すると、ドライバブレード27は射出路24に位置する止具25を打撃する。ドライバブレード27が止具25を打撃した後、図14のようにプランジャ26がプランジャバンパ38に衝突する。また、ウェイト18はウェイトバンパ37に衝突する。打込機10の実施形態2においても、打撃部12が止具25を打撃する際の反動を低減可能である。
打込機10の実施形態2におけるプランジャ26及びウェイト18の作動例を、図13を参照して説明する。打込機10の実施形態2におけるプランジャ26の位置は破線で示し、ウェイト18の位置は実線で示す。打込機10の実施形態2におけるプランジャ26の位置は、打込機10の実施形態1におけるウェイト18の位置に対応し、実施形態2におけるウェイト18の位置は、実施形態1におけるプランジャ26の位置に対応する。
打込機10の実施形態2においては、ウェイト18の軸線A1方向の位置に応じてラッチ61が作動し、ウェイト18が下死点から上昇を開始する第1タイミングと、プランジャ26が上死点から下降を開始する第2タイミングとの関係が定まる。したがって、打込機10の実施形態2は、打込機10の実施形態1と同様の効果を得ることができる。
打込機10の実施形態2は、カムローラ59の数、第3ギヤ52の回転方向におけるカムローラ59の位置を設定することにより、ウェイト18が上死点から下降するタイミングを変更または調整可能である。打込機10の実施形態2は、第3ギヤ52の径方向におけるカムローラ59の外接円の直径を設定することにより、ウェイト18が下死点に到達するタイミングを変更または調整可能である。打込機10の実施形態2は、カムローラ57の数、第1ギヤ50の回転方向におけるカムローラ57の位置を設定することにより、プランジャ26が下死点から上昇するタイミングを変更または調整可能である。
打込機10の実施形態2は、第1ギヤ50の径方向におけるカムローラ57の外接円の直径を設定することにより、プランジャ26が上死点に到達するタイミングを変更または調整可能である。
打込機10の実施形態2は、図19に示すように、アーム65の軸線A1方向における長さをL2を設定することにより、プランジャ26が上死点から下降するタイミングを変更または調整可能である。プランジャ26が上死点から下降するタイミングは、ウェイト18が下死点から上昇するタイミングから、プランジャ26が上死点から下降するタイミングまでの所要時間として定義可能である。所要時間は、図13のタイムチャートにおいて、時刻t6から時刻t7までの時間に相当する。アーム65の長さL2は、アーム65と接触部69とが接触していると、接触部69がラッチ61の作動を防止できる値である。例えば、アーム65の長さL2を相対的に短く設定するほど、所要時間が相対的に短くなる。
(実施形態3) 第3規制機構を有する打込機の実施形態3を、図1及び図21を参照して説明する。押圧部材72がプランジャ26に取り付けられている。押圧部材72は、一例として金属製のピンである。スプリング73がプランジャ26に取り付けられている。スプリング73は、一例として金属製の圧縮スプリングであり、スプリング73は押圧部材72を軸線A1に対して交差する方向に付勢する。押圧部材72はスプリング73に付勢され、ストッパに接触して位置で停止している。
また、押圧部材72の先端部は、ギヤ76と接触した際に、押圧部材72の作動力を、ギヤ76の駆動力、つまり回転力に変換するために十分な摩擦係数を有する。押圧部材72の先端部の摩擦係数を、このように設定する構成は、押圧部材72の少なくとも一部の材料の選択、押圧部材72の先端部の形状の選択を含む。押圧部材72の少なくとも一部の材料の選択の一例は、押圧部材72の少なくとも一部を合成ゴム製とすることである。押圧部材72の先端部の形状の選択の一例は、押圧部材72の先端部に設ける凸部、ラック状の凹凸部を含む。
可動部材74、ギヤ75,76は、図1に示すハウジング11内に設けられている。可動部材74は、軸線A1に対して交差する軸線C1方向に作動可能である。可動部材74は、一例として金属製のピンである。可動部材74を軸線C1方向に作動可能に支持するガイド部材が、ハウジング11内に設けられている。可動部材74は、軸線C1方向に沿って配置されたラック77を有する。一例として、ギヤ76の外径はギヤ75の外径よりも大きく、ギヤ75とギヤ76とが噛み合っている。
ギヤ76は、押圧部材72と接触した際に摩擦力により駆動力を伝える外周面の一部に歯が設けられていない。また、ギヤ76のうち、押圧部材72の先端部と接触する箇所に、押圧部材72の凸部、凹凸部に係合する歯を設けることも可能である。ギヤ75はラック77と噛み合っている。ギヤ75は支持軸79を中心として回転可能であり、ギヤ76は支持軸80を中心として回転可能である。
スプリング78がハウジング11内に設けられ、スプリング78は可動部材74を軸線C1方向でウェイト18に近づく向きで付勢する。スプリング78は、一例として金属製の圧縮スプリングである。また、ウェイト18に係合部81が設けられている。係合部81は一例として、ウェイト18の外面に設けた凹部である。可動部材74の先端は、係合部81に係合及び解放可能である。可動部材74、ギヤ75,76及びスプリング78は、第3規制機構82を構成する。
図21に示す第3規制機構82、ウェイト18及びプランジャ26は、図1に示す打込機10に設けることが可能であり、その打込機10は実施形態3である。図21に示すプランジャ26は、第2アーム部60を有する。図4に示すカムローラ57は、図21に示す第1アーム部85に係合及び解放可能であり、カムローラ58は、第2アーム部60に係合及び解放可能である。図21に示すウェイト18は、ウェイトアーム部35を有する。図4に示すカムローラ59は、図21に示すウェイトアーム部35に係合及び解放可能である。
打込機10の実施形態3の使用例を説明する。図1に示す電動モータ14が停止していると、プランジャ26はスプリング36により付勢され、かつ、図21のように下死点で停止している。また、押圧部材72はギヤ76から離反している。また、ウェイト18はスプリング36により付勢され、かつ、上死点で停止している。ギヤ75,76が停止しているため、可動部材74は軸線C1方向の所定位置で停止している。可動部材74は係合部81から解放されている。
図1に示す電動モータ14の回転力が、図21に示すプランジャ26に伝達されると、プランジャ26は下死点から上昇する。また、打込機10の実施形態1と同様にして、図1に示す電動モータ14の回転力が、図21に示すウェイト18に伝達されると、ウェイト18は上死点から下降する。そして、押圧部材72の先端が、図22のようにギヤ76の外面に接触する。すると、プランジャ26の上昇力でギヤ76が図22で反時計回りに所定角度回転する。また、ギヤ75が図22で時計回りに所定角度回転し、可動部材74は軸線C1方向でウェイト18に接近する。そして、プランジャ26が上死点に到達し、かつ、ウェイト18が下死点に到達すると、可動部材74が係合部81に係合する。
さらに、図4に示すカムローラ59がウェイトアーム部35から解放されると、カムローラ59は、ウェイト18を下死点に保持する機能が解除される。しかし、可動部材74が係合部81に係合しており、可動部材74がウェイト18を下死点に保持する。そして、図4に示すカムローラ58が第2アーム部60から解放されると、図23に示すように、プランジャ26は上死点から下降する。
すると、プランジャ26の下降力でギヤ76が図23で時計回りに所定角度回転する。ギヤ76が回転すると、ギヤ75が図23で反時計回りに所定角度回転する。このため、可動部材74はスプリング78の力に抗してウェイト18から離反する。押圧部材72がギヤ76から離反すると、ギヤ76,75が停止し、かつ、可動部材74が所定位置で停止する。
可動部材74が係合部81から解放されると、ウェイト18がスプリング36の付勢力で下死点から上昇する。さらに、プランジャ26は、図24のように下死点に到達して停止し、ウェイト18は上死点に到達して停止する。
打込機10の実施形態3においては、プランジャ26の軸線A1方向の位置に応じてギヤ75,76及び可動部材74が作動し、プランジャ26が上死点から下降を開始する第1タイミングと、ウェイト18が下死点から上昇を開始する第2タイミングとの関係が定まる。したがって、打込機10の実施形態3は、打込機10の実施形態1と同様の効果を得ることができる。
打込機10の実施形態3は、打込機10の実施形態1と同様の原理により、プランジャ26が下死点から上昇するタイミングを変更または調整可能である。打込機10の実施形態3は、打込機10の実施形態1と同様の原理により、プランジャ26が上死点に到達するタイミングを変更または調整可能である。打込機10の実施形態3は、打込機10の実施形態1と同様の原理により、プランジャ26が上死点から下降するタイミングを変更または調整可能である。
打込機10の実施形態3は、打込機10の実施形態1と同様の原理により、ウェイト18が上死点から下降するタイミングを変更または調整可能である。打込機10の実施形態3は、打込機10の実施形態1と同様の原理により、ウェイト18が下死点に到達するタイミングを変更または調整可能である。
さらに、打込機10の実施形態3は、プランジャ26の作動量に対するギヤ76の回転角度、ギヤ76からギヤ75に動力を伝達する際の変速比、ギヤ75の回転角度に対して可動部材74がウェイト18から離反する際の作動量に基づいて、ウェイト18が下死点から上昇するタイミングを変更または調整可能である。ウェイト18が下死点から上昇するタイミングは、プランジャ26が上死点から下降するタイミングから、ウェイト18が下死点から上昇するタイミングまでの所要時間として定義可能である。そして、可動部材74がウェイト18から離反する際の作動量が相対的に大きくなるほど、可動部材74が係合部81から解放され易くなり、可動部材74がウェイト18を下死点に保持する機能が解除され易くなる。
例えば、プランジャ26の作動量が同じであるとすれば、プランジャ26の作動量に対するギヤ76の回転角度が相対的に大きいほど、所要時間が短くなる。また、プランジャ26の作動量に対するギヤ75の回転角度が同じであれば、ギヤ75の回転角度の変化量に対する可動部材74の作動量が相対的に大きいほど、所要時間が短くなる。さらに、プランジャ26の作動量に対するギヤ75の回転角度が同じであれば、ギヤ76とギヤ75との間の変速比が相対的に小さいほど、所要時間が短くなる。
次に、いくつかの実施形態で説明した事項の技術的意味の一例を説明する。
(実施形態1における技術的意味の一例) 打込機10は、打込機の一例である。第1方向D1は、第1方向の一例であり、第2方向D2は、第2方向の一例である。打撃部12は第1可動部材の一例であり、ウェイト18は第2可動部材の一例である。スプリング36は、付勢機構の一例である。第2ギヤ51及びカムローラ58は、第1規制機構の一例であり、第3ギヤ52及びカムローラ59は、第2規制機構の一例である。駆動機構83は、駆動機構の一例である。
第3規制機構71は、第3規制機構の一例である。支持軸62は支持軸の一例であり、ラッチ61はラッチの一例である。アーム65は第1端部の一例であり、ガイドバー31及びガイドシャフト28は、支持部材の一例である。フック66は第2端部の一例である。図11のように、アーム65が接触部32に接触し、かつ、フック66がピン34に係合している状態が、第1状態の一例である。図12のように、アーム65が接触部32から離間し、かつ、フック66がピン34から解放されている状態が、第2状態の一例である。
(実施形態2における技術的意味の一例) ウェイト18は、第1可動部材の一例である。打撃部12は、第2可動部材及び打撃部の一例である。第1方向D4は、第1方向の一例であり、第2方向D3は、第2方向の一例である。第2ギヤ51及びカムローラ58は、第1規制機構の一例であり、第1ギヤ50 及びカムローラ57は、第2規制機構の一例である。
図19のように、アーム65が接触部69に接触し、かつ、フック66がピン68に係合している状態が、第1状態の一例である。図20のように、アーム65が接触部69から離れ、かつ、フック66がピン68から解放されている状態が、第2状態の一例である。実施形態2におけるこの他の技術的意味は、実施形態1における技術的意味と同じである。
(実施形態3における技術的意味の一例) 押圧部材72を有するプランジャ26は、第1可動部材の一例である。第3規制機構82は、第3規制機構の一例であり、ギヤ75,76は、回転要素の一例である。可動部材74は、規制シャフトの一例であり、スプリング78は、弾性部材の一例である。図22のように、押圧部材72がギヤ76に接触し、かつ、可動部材74が係合部81に係合している状態が、第3規制機構の第1状態の一例である。図23のように、押圧部材72がギヤ76から離間し、かつ、可動部材74がウェイト18から離反している状態が、第3規制機構の第2状態の一例である。実施形態3におけるこの他の技術的意味は、実施形態1における技術的意味と同じである。
打込機は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、打込機10の実施形態1、2及び3において、コントローラ40は、トリガスイッチ43がオフしている際、打撃部12が下死点で停止し、かつ、ウェイト18が上死点で停止するように、電動モータ14の停止位置を制御する例を説明した。これに対して、トリガスイッチ43がオフしている際、打撃部12が下死点と上死点との間で停止し、かつ、ウェイト18が上死点と下死点との間で停止するように、電動モータ14の停止位置を制御することも可能である。
また、打込機10の使用状態は、軸線A1が鉛直線と平行である第1使用状態、軸線A1が鉛直線に対して交差する第2使用状態の何れでもよい。第2使用状態は、軸線A1と鉛直線との交差角度が90度である状態、軸線A1と鉛直線との交差角度が90度とは異なる状態の何れでもよい。
さらに、打込機10の使用状態は、打撃部12が軸線A1方向でウェイト18よりも下に位置する第3使用状態、打撃部12が軸線A1方向でウェイト18よりも上に位置する第4使用状態、打撃部12が軸線A1方向でウェイト18と同じ高さに位置する第5使用状態、の何れでもよい。
打込機10の第3使用状態または第5使用状態では、打撃部12またはウェイト18が第1方向D1で作動することを、「前進」と定義可能である。また、打撃部12またはウェイト18が第2方向D2で作動することを、「後退」と定義可能である。
打込機10の第3使用状態または第5使用状態では、打撃部12またはウェイト18が第2方向D3で作動することを、「前進」と定義可能である。また、打撃部12またはウェイト18が第1方向D4で作動することを、「後退」と定義可能である。
打込機10の第4使用状態では、打撃部12またはウェイト18が第1方向D1で作動することを、「上昇」と定義可能である。また、打撃部12またはウェイト18が第2方向D2で作動することを、「下降」と定義可能である。
打込機10の第4使用状態では、打撃部12またはウェイト18が第2方向D3で作動することを、「上昇」と定義可能である。また、打撃部12またはウェイト18が第1方向D4で作動することを、「下降」と定義可能である。
第1可動部材を第1方向に付勢し、かつ、第2可動部材を第2方向に付勢する付勢機構は、金属製のスプリングの他、非鉄金属製のスプリング、合成ゴム、ガススプリング、磁気スプリングを含む。金属製のスプリング、または非鉄金属製のスプリングは、圧縮スプリング、引っ張りスプリングの何れでもよい。また、金属及び非鉄金属が、複合、あるいは、併用されたスプリングでもよい。また、第1可動部材を第1方向に付勢する付勢機構と、第2可動部材を第2方向に付勢する付勢機構とが、物理的に同一部材であるもの、または、物理的に別々の部材であるものを含む。すなわち、付勢機構は、付勢力の発生原理は問わず、止具を打撃可能な速度で第1可動部材を作動させ、かつ、第2可動部材を第1可動部材とは逆方向に作動させる機構であればよい。
第1規制機構は、第1可動部材に直接または間接に接触して、第1可動部材が第1方向に作動することを阻止する。第1規制機構が第1可動部材の作動を阻止する原理は、係合力または摩擦力の何れでもよい。第1規制機構が第1可動部材の作動を阻止することは、第1可動部材を停止させておくこと、第1可動部材の作動を規制すること、を含む。
第2規制機構は、第2可動部材に直接または間接に接触して、第2可動部材が第2方向に作動することを阻止する。第2規制機構が第2可動部材の作動を阻止する原理は、係合力または摩擦力の何れでもよい。第2規制機構が第2可動部材の作動を阻止することは、第2可動部材を停止させておくこと、第2可動部材の作動を規制すること、を含む。第1可動部材または第2可動部材が作動することを許容とは、第1可動部材または第2可動部材が、付勢機構の付勢力で作動可能であることを意味する。第1可動部材、第2可動部材、規制シャフト、回転要素及びラッチのそれぞれの作動は、第1可動部材、第2可動部材、規制シャフト、回転要素及びラッチのそれぞれの移動として定義することも可能である。
第3規制機構は、第1可動部材、及び、第3可動部材に直接または間接に作用して、第一駆動部材と第二駆動部材の作動を連動させるものであれば、少なくとも1つの実施形態に記載された規制解除の手段に限定されるものではない。例えば、上記実施形態に例示した第1可動部材が作動することによって第3規制機構の状態を切替える構成のみならず、第1規制機構と第3規制機構とが直接または間接に係合し、第1規制機構が第1可動部材の作動を許容するとともに、第1規制機構が第3規制機構の状態を切替える構成も含まれる。
駆動機構は、動力源としてのモータ、モータの回転力を伝達する動力伝達機構を含む。動力伝達機構は、プーリ、ギヤ、ローラ、スプロケット、ベルト、チェーンを含む。また、動力伝達機構の少なくとも一部の要素と、第1作動機構の少なくとも一部の要素とが、共通であってもよい。さらに、動力伝達機構の少なくとも一部の要素と、第2作動機構の少なくとも一部の要素とが、共通であってもよい。また、モータは、電動モータ、油圧モータ、空気圧モータ、エンジンを含む。電動モータの電源は、直流電源または交流電源の何れでもよい。
打撃部は、プランジャ及びドライバブレードに代えて、ピストン及びドライバブレードを用いることも可能である。第3規制機構の回転要素は、ギヤ、ローラを含む。第3規制機構の弾性部材は、金属製スプリング、非金属製スプリング、合成ゴムの何れでもよい。金属製スプリングまたは非金属製スプリングは、圧縮スプリング、引っ張りスプリングの何れでもよい。実施形態1及び実施形態2に示す第3規制機構は、2本のガイドバー31のうちの少なくとも一方に設けることが可能である。
10…打込機、12…打撃部、18…ウェイト、28…ガイドシャフト、31…ガイドバー、36,78…スプリング、50…第1ギヤ、51…第2ギヤ、52…第3ギヤ、57,58,59…カムローラ、61…ラッチ、62…支持軸、65…アーム、66…フック、71,82…第3規制機構、74…可動部材(規制シャフト)、75,76…ギヤ、83…駆動機構、D1,D4…第1方向、D2,D3…第2方向。

Claims (11)

  1. 第1方向及び前記第1方向とは逆の第2方向に作動可能な第1可動部材と、
    前記第1方向及び前記第2方向に作動可能な第2可動部材と、
    を有する打込機であって、
    前記第1可動部材を前記第1方向に付勢し、かつ、前記第2可動部材を前記第2方向に付勢する付勢機構と、
    前記第1可動部材が前記第1方向に作動することを阻止する状態及び許容する状態を有する第1規制機構と、
    前記第2可動部材が前記第2方向に作動することを阻止する状態及び許容する状態を有する第2規制機構と、
    前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを阻止する第1状態と、前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを許容する第2状態と、を備えた第3規制機構と、
    を有し、
    前記第3規制機構は、前記第2規制機構が前記第2可動部材の前記第2方向への作動を許容する状態において、前記第1規制機構が前記第1可動部材の前記第1方向への作動を許容する状態となることに連動して、前記第1状態から前記第2状態に切り替わる、打込機。
  2. 前記第1可動部材が前記第1方向への作動が許容されて作動する際に、前記第1可動部材が直接作用することにより、前記第3規制機構を前記第1状態から前記第2状態に切り替える、請求項1記載の打込機。
  3. 前記第1可動部材を前記第2方向に作動させ、かつ、前記第2可動部材を前記第1方向に作動させる駆動機構が設けられ、
    前記第1規制機構は、前記第1可動部材が前記第2方向に作動した後に、前記第1可動部材が前記第1方向に作動することを阻止する状態及び許容する状態を有し、
    前記第2規制機構は、前記第2可動部材が前記第1方向に作動した後に、前記第2可動部材が前記第2方向に作動することを阻止する状態及び許容する状態を有する、請求項1または2記載の打込機。
  4. 前記第1可動部材が前記第2方向に作動し、かつ、前記第2可動部材が前記第1方向に作動すると、前記第1可動部材と前記第2可動部材とが接近し、
    前記第1可動部材が前記第1方向に作動し、かつ、前記第2可動部材が前記第2方向に作動すると、前記第1可動部材と前記第2可動部材とが離反する、請求項1乃至3の何れか1項記載の打込機。
  5. 前記第3規制機構は、前記第2可動部材に接触する状態及び離反する状態を有し、
    前記第3規制機構の前記第1状態は、前記第1可動部材の前記第1方向への作動が阻止されていると、前記第2可動部材に接触して、前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを阻止し、
    前記第3規制機構の前記第2状態は、前記第1可動部材の前記第1方向への作動が許容されて前記第1可動部材が前記第1方向に作動すると、前記第2可動部材から離反して前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを許容する、請求項3または4記載の打込機。
  6. 前記第3規制機構は、支持軸を中心として作動可能なラッチを含み、
    前記ラッチは、第1端部及び第2端部を有し、
    前記支持軸は、前記ラッチの長手方向で前記第1端部と前記第2端部との間に配置され、
    前記第1端部は、前記第1可動部材に接触する状態及び離反する状態を有し、
    前記第2端部は、前記第2可動部材に接触する状態及び離反する状態を有し、
    前記第3規制機構の前記第1状態は、前記第2端部が前記第2可動部材に接触することにより、前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを阻止し、
    前記第3規制機構の前記第2状態は、前記第2端部が前記第2可動部材から離反することにより、前記第2可動部材が前記第2方向へ作動されることを許容する、請求項5記載の打込機。
  7. 前記第3規制機構は、
    前記第1可動部材の作動力を回転力に変換する回転要素と、
    前記回転要素の回転力で作動し、かつ、前記第2可動部材に接触する状態及び離反する状態を有する規制シャフトと、
    前記規制シャフトを前記第2可動部材に近づける向きに付勢する弾性部材と、
    を含み、
    前記第3規制機構の前記第1状態は、前記規制シャフトが前記第2可動部材に接触して、前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを規制することであり、
    前記第3規制機構の前記第2状態は、前記規制シャフトが前記第2可動部材から離反して、前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを許容することである、請求項5記載の打込機。
  8. 前記第1可動部材を前記第1方向及び前記第2方向に作動可能に支持し、かつ、前記第2可動部材を前記第2方向及び前記第1方向に作動可能に支持する支持部材が設けられており、
    前記付勢機構は、前記第1方向及び前記第2方向において前記第1可動部材と前記第2可動部材との間に配置されている、請求項1乃至7の何れか1項記載の打込機。
  9. 前記第1可動部材は、前記第1方向に作動して止具を打撃する打撃部を含み、
    前記第2可動部材は、前記打撃部が前記止具を打撃する際の反動を抑制するウェイトを含む、請求項1乃至8の何れか1項記載の打込機。
  10. 前記第2可動部材は、前記第2方向に作動して止具を打撃する打撃部を含み、
    前記第1可動部材は、前記打撃部が前記止具を打撃する際の反動を抑制するウェイトを含む、請求項1乃至8の何れか1項記載の打込機。
  11. 第1方向及び前記第1方向とは逆の第2方向に作動可能な第1可動部材と、
    前記第1方向及び前記第2方向に作動可能な第2可動部材と、
    前記第1可動部材を前記第1方向に付勢し、かつ、前記第2可動部材を前記第2方向に付勢する付勢機構と、
    前記第1可動部材が前記第1方向に作動することを阻止する状態及び許容する状態を有する第1規制機構と、
    前記第2可動部材が前記第2方向に作動することを阻止する状態及び許容する状態を有する第2規制機構と、
    前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを阻止する第1状態と、前記第2可動部材が前記第2方向へ作動することを許容する第2状態と、を備えた第3規制機構と、
    を有し、
    前記第1可動部材が前記第1方向への作動を阻止されていると、前記第3規制機構は前記第1状態に保持され、
    前記第2規制機構が前記第2可動部材の前記第2方向への作動を許容する状態において、前記第1規制機構が前記第1可動部材前記第1方向への作動を許容する状態となることで、前記第3規制機構は前記第1状態から前記第2状態に切り替わる、打込機。
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