JP6897588B2 - 仮止め部材 - Google Patents

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この発明は部品に別の部品を仮止めするための仮止め部材に関するものである。
特許文献1には、筒状のリフタガイド部とフランジ部とからなるブラケットを介してシリンダヘッドカバーに高圧ポンプを取り付けた取付構造が開示されている。特許文献1に開示されている取付構造においては、ブラケットのフランジ部とシリンダヘッドカバーの間にインシュレータが介装されている。
特開2004−353543号公報
インシュレータをブラケットのフランジ部に仮止めするために、樹脂製の仮止め部材を用いることがある。例えば、中央にボルトが挿通する円環状のインシュレータをフランジ部のボルト挿通孔と同軸上に仮止めするために、筒状の仮止め部材の一端をボルト挿通孔に圧入するとともに、他端をインシュレータに圧入する。こうして、フランジ部とインシュレータとを繋ぐように仮止め部材を配置すれば、圧入された樹脂製の仮止め部材の復元力を利用してインシュレータをブラケットのフランジ部に仮止めすることができる。
ところで、このように仮止め部材を圧入して2つの部材を仮止めする場合、仮止め部材を圧入した際に仮止め部材が塑性変形してしまうと、仮止め部材が抜け落ちやすくなり、2つの部材を適切に仮止めすることができなくなってしまうおそれがある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための仮止め部材は、樹脂製であり、一端を2つの部材のうち一方の部材のボルト挿通孔に圧入し、他端を他方の部材のボルト挿通孔に圧入することにより、前記2つの部材を、ボルト挿通孔同士を同軸上に位置決めした状態で仮止めする円筒状の仮止め部材である。そして、この仮止め部材は、前記一方の部材に圧入される小径部と、前記小径部よりも直径が大きくその分だけ前記小径部よりも肉厚で前記他方の部材に圧入される大径部と、からなり、前記小径部及び前記大径部が、それぞれの外周面に、径方向外側に向かって突出した突起を備えている。そして、この仮止め部材においては、前記大径部における前記突起が設けられている部分が、同大径部における前記突起が設けられていない部分と比較して肉薄になっている。
上記構成のように肉厚の大径部と肉薄の小径部とからなる仮止め部材の場合、厚肉の大径部は小径部よりも圧入時に弾性変形しにくく、大径部の突起は小径部の突起と比較して圧入に伴って塑性変形しやすい。これに対して上記構成では、大径部における突起が設けられている部分は肉薄になっており、圧入に際して弾性変形しやすくなっている。そのため、大径部を圧入した際に突起が塑性変形してしまうことを抑制することができる。ひいては、突起が塑性変形してしまい、仮止め部材が抜け落ちやすくなってしまうことを抑制することができる。
仮止め部材を用いた高圧燃料ポンプの固定態様を示す断面図。 仮止め部材とインシュレータとブラケットの関係を示す分解斜視図。 仮止め部材の上面図。 仮止め部材の側面図。
以下、仮止め部材の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
この実施形態の仮止め部材は、高圧燃料ポンプを内燃機関のヘッドカバーに固定する取付構造に用いられている。
図1に示されているように、高圧燃料ポンプ100は、内燃機関のカムシャフトとプランジャ112との間に配設されるリフタ120を備えている。リフタ120は、カムシャフトに設けられた駆動カムと当接する部分がローラ125になっているローラリフタである。
高圧燃料ポンプ100は、リフタガイド部33を備えたブラケット30を介して内燃機関のヘッドカバー200に取り付けられている。リフタガイド部33は、円筒状であり、中央にリフタ120を収容する収容孔31が設けられている。そして、リフタ120は、この収容孔31に収容されている。これにより、駆動カムの作用によるリフタ120の往復動がリフタガイド部33によってガイドされるようになっている。
リフタ120の上部は円筒状であり、この部分がリフタガイド部33の収容孔31の内壁と摺動する摺動部になっている。そして、この摺動部内にプランジャ112を付勢しているスプリングの先端及びプランジャ112の先端が収容されている。
ブラケット30は、リフタガイド部33から径方向外側に突出したフランジ部32を備えている。また、ポンプ本体110も、同様にポンプ本体110の径方向外側に突出したフランジ111を備えている。
図1に示されているように、高圧燃料ポンプ100は、このフランジ111に挿通させたボルト210によって、ヘッドカバー200に締結されている。より詳しくは、ヘッドカバー200上に配設されたブラケット30のフランジ部32とフランジ111との間に円環状のインシュレータ40を挟んだ状態で、フランジ111側からこれらにボルト210を挿通させて、ヘッドカバー200に締結されている。
なお、ブラケット30及びインシュレータ40はともに金属製であり、樹脂製の仮止め部材50を介して互いに位置決めされ、仮止めされている。
図2に示されているように、仮止め部材50は、中央にボルト挿通孔54を備えている。そして、仮止め部材50は、小径部52と、小径部52よりも直径が大きい大径部51とがボルト挿通孔54を中心に同軸上で連なった円筒状の部材である。そのため、大径部51は小径部52よりも直径が大きい分だけ小径部52よりも肉厚になっている。
図2には、フランジ部32におけるボルト挿通孔35の中心軸CXが一点鎖線で示されている。図2に示されているように、ボルト挿通孔35の上部は、仮止め部材50の大径部51を収容するために拡径された挿入穴35aになっている。仮止め部材50の大径部51はこの挿入穴35aに圧入される。また、仮止め部材50の小径部52はインシュレータ40のボルト挿通孔41に圧入される。これにより、仮止め部材50は、ブラケット30とインシュレータ40とを、それぞれのボルト挿通孔35,41同士を同軸上に位置決めした状態で仮止めする。
こうして仮止めされた状態で、上記のようにボルト210が挿通され、高圧燃料ポンプ100は、ブラケット30のフランジ部32とフランジ111との間にインシュレータ40を挟んだ状態でヘッドカバー200に締結されている。
図3及び図4に示されているように、仮止め部材50における小径部52の外周面には径方向外側に突出した4つの突起52aが設けられている。各突起52aは小径部52の周方向において均等に離間させて配設されている。
なお、小径部52における突起52aが設けられている部分は径方向内側に若干窪んでいる。これにより、図3に示されているように小径部52における突起52aが設けられている部分の厚さT11は、小径部52における突起52aが設けられていない部分の厚さT10よりも僅かに小さくなっている(厚さT11<厚さT10)。そして、小径部52は、ボルト挿通孔54の中心軸Cを中心とし、全ての突起52aの頂点(最も径方向外側に位置する点)を通る円の直径が、インシュレータ40のボルト挿通孔41の内径よりも僅かに大きくなるように、寸法が設定されている。
そのため、小径部52をインシュレータ40のボルト挿通孔41に挿入する際には、小径部52における各突起52aが設けられている部分及び各突起52aが径方向内側に弾性変形し、小径部52がボルト挿通孔41に圧入されることになる。そして、弾性変形した小径部52の復元力によってボルト挿通孔41からの小径部52の抜け止めが実現される。
また、図3及び図4に示されているように、仮止め部材50における大径部51の外周面にも径方向外側に突出した4つの突起51aが設けられている。各突起51aは、中心軸Cを中心とする配設方向が、小径部52の突起52aと揃っており、大径部51の周方向において均等に離間させて配設されている。
なお、大径部51における突起51aが設けられている部分には、大径部51を中心軸Cの延伸方向に貫通する貫通孔51bが設けられている。これにより、図3に示されているように大径部51における突起51aが設けられている部分の厚さT21は、大径部51における突起51aが設けられていない部分の厚さT20よりも小さくなっている(厚さT21<厚さT20)。そして、大径部51は、ボルト挿通孔54の中心軸Cを中心とし、全ての突起51aの頂点(最も径方向外側に位置する点)を通る円の直径が、ブラケット30のフランジ部32における挿入穴35aの内径よりも僅かに大きくなるように、寸法が設定されている。
そのため、大径部51をフランジ部32の挿入穴35aに挿入する際には、大径部51における各突起51aが設けられている部分及び各突起51aが径方向内側に弾性変形し、大径部51が挿入穴35aに圧入されることになる。そして、弾性変形した大径部51の復元力によって挿入穴35aからの大径部51の抜け止めが実現される。
なお、仮止め部材50を用いてブラケット30のフランジ部32上にインシュレータ40を仮止めする際には、まず仮止め部材50の小径部52をインシュレータ40のボルト挿通孔41に圧入し、インシュレータ40と仮止め部材50とを組み合わせる。
そして、インシュレータ40と組み合わされている状態の仮止め部材50の大径部51を、ブラケット30の挿入穴35a上に配置し、その状態からインシュレータ40をフランジ部32側に押し込む。これにより、大径部51における小径部52側の面である上面53に当接したインシュレータ40によって大径部51が押され、大径部51が挿入穴35aに圧入される。これにより、ブラケット30とインシュレータ40とを、ボルト挿通孔35,41同士を同軸上に位置決めした状態で仮止めすることができる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)上記のように、肉厚の大径部と肉薄の小径部とからなる仮止め部材の場合、厚肉の大径部は小径部よりも圧入時に弾性変形しにくく、大径部の突起は小径部の突起と比較して圧入に伴って塑性変形しやすい。これに対して上記の仮止め部材50では、大径部51における突起51aが設けられている部分は、突起51aが設けられていない部分と比較して肉薄になっており(厚さT21<厚さT20)、圧入に際して弾性変形しやすくなっている。そのため、大径部51を圧入した際に突起51aが塑性変形してしまうことを抑制することができる。ひいては、突起51aが塑性変形してしまい、仮止め部材50が抜け落ちやすくなってしまうことを抑制することができる。
(2)大径部51の上面53にインシュレータ40を当接させて、小径部52よりも大きなインシュレータ40を押し込むことによって大径部51を挿入穴35aに押し込むことができる。そのため、組み付け作業がしやすい。
(3)例えば、金属製のインシュレータ40に挿入穴35aに嵌め合わされる凸部を形成し、仮止め部材50を用いずに、インシュレータ40をフランジ部32上に直接仮止めする構成を採用した場合には、高い精度で金属を加工し、凸部及び挿入穴35aの嵌め合いを実現する必要がある。これに対して、上記のように弾性変形させることを前提とする樹脂製の仮止め部材50であれば、製造が容易であり、より低いコストで仮止めを実現することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・突起51a,52aの数は変更してもよい。また、突起51aの数と突起52aの数は同じでなくてもよく、中心軸Cを中心とする配設方向が突起51aと突起52aとで揃っていなくてもよい。また各突起51a,52aは周方向において均等に離間していなくてもよい。
・大径部51における突起51aが設けられている部分に貫通孔51bが設けられており、突起51aが設けられている部分が肉薄になっていた。これに対して、貫通孔51bが設けられていなくても大径部51における突起51aが設けられている部分が肉薄になっていれば(1)と同様の効果が得られる。そのため、貫通孔51bを設けずに他の構成によって肉薄にしてもよい。例えば、大径部51における突起51aが設けられている部分の背面(径方向内側の面)に溝や窪みを設けることによって突起51aが設けられている部分を薄肉にする構成を採用してもよい。
30…ブラケット、31…収容孔、32…フランジ部、33…リフタガイド部、35…ボルト挿通孔、35a…挿入穴、40…インシュレータ、41…ボルト挿通孔、50…仮止め部材、51…大径部、51a…突起、51b…貫通孔、52…小径部、52a…突起、53…上面、54…ボルト挿通孔、100…高圧燃料ポンプ、110…ポンプ本体、111…フランジ、112…プランジャ、120…リフタ、125…ローラ、200…ヘッドカバー、210…ボルト、T10,T11,T20,T21…厚さ。

Claims (1)

  1. 樹脂製であり、一端を2つの部材のうち一方の部材のボルト挿通孔に圧入し、他端を他方の部材のボルト挿通孔に圧入することにより、前記2つの部材を、ボルト挿通孔同士を同軸上に位置決めした状態で仮止めする円筒状の仮止め部材であり、
    前記一方の部材に圧入される小径部と、前記小径部よりも直径が大きくその分だけ前記小径部よりも肉厚で前記他方の部材に圧入される大径部と、からなり、
    前記小径部及び前記大径部が、それぞれの外周面に、径方向外側に向かって突出した突起を備えており、
    前記大径部における前記突起が設けられている部分が、同大径部における前記突起が設けられていない部分と比較して肉薄になっている
    仮止め部材。
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