JP4777454B2 - 自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法 - Google Patents

自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法 Download PDF

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Description

本発明は自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法に関するものである。
従来の自動車に於ける量産4輪車は、モノコックシャシー(ボディー)に動力系、駆動系をサブフレームに乗せて組み立てられている
その際、ボディーとサブフレームとはボルトにより締結されるのであるが、作業効率を向上する目的からサブフレームに貫通する穴とボディー側のネジ導入部の穴には、クリアランス(隙間)が設けられている。
すなわち、これの一例を示すのが図14であって、モノコックボディー1の締結ボルト10のネジ穴2に対する導入穴3と、サブフレーム4の締結ボルト10の貫通穴5には、締結ボルト10の外径より大径の例えば14mmの締結ボルト径に対して16mm径の導入穴3とこれより若干大径の貫通穴5が設けられている。
かかるクリアランスは、世界中の量産車両に共通したもので、軽車両から普通乗用車、スポーツカーなどから高級大型車両までに至るあまねく、例外なく存在する。
従って、近年ボディー単体での剛性がとみに高まっておるのに反してボディー単体がいかに高剛性であってもサブフレームとの締結状態にかかるクリアランスの存在によって「ガタツキ」異相の発生が歪めず、車体の共振振動数の低下に影響を及ぼし操縦性能、特にハンドリングや乗り心地、静粛性、衝突安全性に悪影響を与える大きな問題点と障害になっている。
しかして、このクリアランスの問題点を解する手段としては、ブッシュを介挿する方法が開発提案されている。
例えば特開2005−90530号公報(特許文献1)には、「複数重積材の緩み止め締結構造」の発明が開示され、図15に示す通りボルト52の呼び径よりもやや大きい編心貫通孔59を有した逆円錐体の薄肉部に欠円用スリット50を縦設したブッシュ58を付帯させると共に、ボルト頭52aの当接する側の被締結材54面よりボルト透孔56上部に対して該ブッシュ58の逆円錐傾斜角度と同一傾斜角度のテーパー面を有する逆円錐状孔部51を穿孔し、該ブッシュ58を介挿した状態で締結するものである。
これと同様の技術が特許第3733534号公報に「緩み止め締結具」として開示されている(特許文献2)。
特開2005−90530号公報 特許第3733534号公報
解決しようとする問題点は、既述した自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法に於けるクリアランスの存在による問題点の解決であって、特許文献1及び2による締結構造上の適用に当たっては、ブッシュを介挿するためのテーパー面を有する逆円錐状孔部を穿孔する加工作業が要求される作業上の問題点に加えて同構造によっては、目的とする車体に於ける共振周波数の特性」の向上を計ることができないものである。
よって、本発明ではこれらの問題点を解決することのできる締結方法及びこれに使用する自動車用サブフレーム・リジットカラーの提供を目的とするもので、従来の量産車の締結ボルトによる締結に当たって何等の特殊加工の作業を必要とせず、単に自動車用サブフレーム・リジットカラーを介装しての簡易作業により、かつ従来の規定トルクでの締め付け作業にて、目的とする車体の「共振周波数の特向上」を得ることが可能な締結方法により実現することである。
本発明の自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法にかかる発明の請求項1は、自動車用ボディーの締結ボルトのネジ穴に、締結ボルトの導入穴を備えると共に、自動車用ボディーに取り付けるサブフレームには締結ボルトの貫通穴を備え、かつ前記導入穴と貫通穴には締結ボルト挿入用のクリアランスを設け第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーとしての自動車用サブフレーム・リジットカラーを介在させることにより行う自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法に於いて、アルミ材、ジュラルミン系材、砲金、鋼材のうちから選定される可塑性のある金属材にて一体的に形成した自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部に前記締結ボルトの外径より大径の締結ボルト挿通孔を設け前記カラー本体の筒状部の略中央部の外周にフランジ状のカラーを突設し、さらに前記筒状部の上側外周部に前記自動車用ボディーの導入穴の内径より小径の外径を有する上端外周縁部を備え、該上端外周縁部より前記筒状部のカラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記自動車用ボディーの導入穴の内径より大径とする外径部を有する、ボディー側のテーパー外周部を設けると共に前記筒状部の前記カラーより下側外周部に、前記サブフレームの貫通穴の内径より小径の外径を有する下端外周縁部を備え、該下端外周縁部より前記筒状部の前記カラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記サブフレームの貫通穴の内径より大径とする外径部を有するサブフレーム側のテーパー外周部を設け、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記締結ボルト挿通孔に前記締結ボルトのネジ部側装入して前記自動車用サブフレーム・リジットカラーを自動車用ボディーとサブフレーム間に介装した後、前記締結ボルトのネジ部を自動車用ボディーのネジ穴に螺合しつつ締結ボルトを所要トルクにて締結し、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記ボディー側のテーパー外周部とサブフレーム側のテーパー外周部を、それぞれ自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴に前記両テーパー外周部の導入穴及び貫通穴の内径より大径の外径部を前記金属材の可塑性により変形せしめつつ圧縮圧入し、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの外径部を、前記自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴の内周面と、前記締結ボルトの外周面間に圧入圧着すると共に、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記カラーを自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴の口縁面間に介在圧着することにより締結することを特徴とする。
自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法にかかる発明の請求項2は、自動車用ボディーの締結ボルト用のネジ穴に、締結ボルトの導入穴を備えると共に、自動車用ボディーに取り付けるサブフレームには締結ボルトの貫通穴を備え、前記導入穴と貫通穴には締結ボルト挿入用のクリアランスを設け、前記自動車用ボディー、サブフレーム間に第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーを介在させ、前記サブフレーム、締結ボルト間に第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーを介在させることにより行う自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法に於いて、アルミ材、ジュラルミン系材、砲金、鋼材のうちから選定される可塑性のある金属材にて一体的に形成した第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部に前記締結ボルトの外径より大径の内径を有する締結ボルト挿入孔を設け前記カラー本体の筒状部の下端外周にフランジ状のカラーを突設し、さらに前記筒状部の外周部に前記サブフレームの貫通穴の内径より小径の外径を有する上端外周縁部を備え、該上端外周縁部より前記筒状部の前記カラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記サブフレームの貫通穴の内径より大径とするテーパー外周部を設け、当該第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記締結ボルト挿通孔に前記締結ボルトのネジ部側を装入して前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーを前記締結ボルトとサブフレーム間に介装し、
かつ、アルミ材、ジュラルミン系材、砲金、鋼材のうちから選定される可塑性のある金属材にて一体的に形成した第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部に前記締結ボルトの外径より大径の締結ボルト挿通孔を設け前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部の略中央部の外周にフランジ状のカラーを突設し、さらに前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部の上側外周部に前記自動車用ボディーの導入穴の内径より小径の外径を有する上端外周縁部を備え、第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの上端外周縁部より前記筒状部のカラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記自動車用ボディーの導入穴の内径より大径とする外径部を有する、自動車用ボディー側のテーパー外周部を設けると共に前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部の前記カラーより下側外周部に、前記サブフレームの貫通穴の内径より小径の外径を有する下端外周縁部を備え、該下端外周縁部より前記筒状部の前記カラーに至る領域を漸次大径化し、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー側の外径を前記サブフレームの貫通穴の内径より大径とする外径部を有するサブフレーム側のテーパー外周部を設け、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記締結ボルト挿通孔に前記締結ボルトのネジ部側装入して当該第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーを自動車用ボディーとサブフレーム間に介装した後、前記締結ボルトのネジ部を自動車用ボディーのネジ穴に螺合しつつ締結ボルトを所要トルクにて締結し、前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部をサブフレームの貫通穴の内周面と締結ボルトの外周面間に、前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーを構成する金属材の可塑性により前記筒状部を変形せしめつつ圧縮圧入し、前記フランジ状のカラーを前記サブフレームの貫通穴の口縁面と締結ボルトの頭部間に介在圧着すると共に、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記ボディー側のテーパー外周部とサブフレーム側のテーパー外周部を、それぞれ自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴に、前記両テーパー外周部の導入穴及び貫通穴の内径より大径の外径部を前記金属材の可塑性により変形せしめつつ圧縮圧入し、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部を、前記自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴の各内周面と、前記締結ボルトの外周面間に圧入圧着すると共に、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記カラーを前記自動車用ボディーの導入穴と前記サブフレームの貫通穴の口縁面間に介在圧着することにより締結することを特徴とする。
本発明による自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結は、量産自動車に使用される14mmあるいは16mmのボルト径等に対応した筒状部とテーパー外周部を備える自動車用サブフレーム・リジットカラーを用意することにより、即座に適用実施することが可能で、極めて量産車輪に適応性の高いものであると共に、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーに備える可塑性によって、自動車用ボディー及びサブフレームと締結ボルト間に於けるクリアランスを、溶接的な締結固定度により飛躍的に高めることができ、車体の共振周波数を所望の値に設定向上することが可能となり、操縦安定性、静粛性を向上し、ソフトな乗り味を得ることができる。
図1は自動車用ボディーに対するサブフレームを締結ボルトにて締結する場合の自動車用サブフレーム・リジットカラーのセット状態を示す縦断面図 図2は締結ボルトのネジ部を自動車用ボディー側のネジ穴に螺合しつつ所要トルクにて締結した後の締結状態を示す縦断面図 図3は当該締結方法に使用する自動車用サブフレーム・リジットカラー拡大正面図 図4は当該締結方法に使用する自動車用サブフレーム・リジットカラーの拡大側断面図 図5は当該締結方法に使用する自動車用サブフレーム・リジットカラーの拡大平面図 図6は当該締結方法に使用する自動車用サブフレーム・リジットカラーの拡大底面図 図7は当該締結方法に使用する自動車用サブフレーム・リジットカラーの拡大側断面図 図8は実施例2を示すセット状態の縦断面図 図9は実施例2を示す締結状態の縦断面図 図10は第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの拡大正面図 図11は第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの拡大平面図 図12は第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの拡大底面図 図13は第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの拡大側断面図 図14は従来の締結状態を示す縦断面図 図15は特許文献1の締結構造の断面図
本発明の自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結は、自動車用ボディーの締結ボルトのネジ穴に、締結ボルトの導入穴を備えると共に、自動車用ボディーに取り付けるサブフレームには締結ボルトの貫通穴を備え、かつ前記導入穴と貫通穴には締結ボルト挿入用のクリアランスを設け第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーとしての自動車用サブフレーム・リジットカラーを介在させることにより行う自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法に於いて、アルミ材、ジュラルミン系材、砲金、鋼材のうちから選定される可塑性のある金属材にて一体的に形成した自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部に前記締結ボルトの外径より大径の締結ボルト挿通孔を設け前記カラー本体の筒状部の略中央部の外周にフランジ状のカラーを突設し、さらに前記筒状部の上側外周部に前記自動車用ボディーの導入穴の内径より小径の外径を有する上端外周縁部を備え、該上端外周縁部より前記筒状部のカラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記自動車用ボディーの導入穴の内径より大径とする外径部を有する、ボディー側のテーパー外周部を設けると共に前記筒状部の前記カラーより下側外周部に、前記サブフレームの貫通穴の内径より小径の外径を有する下端外周縁部を備え、該下端外周縁部より前記筒状部の前記カラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記サブフレームの貫通穴の内径より大径とする外径部を有するサブフレーム側のテーパー外周部を設け、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記締結ボルト挿通孔に前記締結ボルトのネジ部側装入して前記自動車用サブフレーム・リジットカラーを自動車用ボディーとサブフレーム間に介装した後、前記締結ボルトのネジ部を自動車用ボディーのネジ穴に螺合しつつ締結ボルトを所要トルクにて締結し、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記ボディー側のテーパー外周部とサブフレーム側のテーパー外周部を、それぞれ自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴に前記両テーパー外周部の導入穴及び貫通穴の内径より大径の外径部を前記金属材の可塑性により変形せしめつつ圧縮圧入し、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの外径部を、前記自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴の内周面と、前記締結ボルトの外周面間に圧入圧着すると共に、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記カラーを自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴の口縁面間に介在圧着することにより締結することにより実現する。
また、これに加えて本発明の所期作用を増長するために、自動車用ボディーの締結ボルト用のネジ穴に、締結ボルトの導入穴を備えると共に、自動車用ボディーに取り付けるサブフレームには締結ボルトの貫通穴を備え、前記導入穴と貫通穴には締結ボルト挿入用のクリアランスを設け、前記自動車用ボディー、サブフレーム間に第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーを介在させ、前記サブフレーム、締結ボルト間に第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーを介在させることにより行う自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法に於いて、アルミ材、ジュラルミン系材、砲金、鋼材のうちから選定される可塑性のある金属材にて一体的に形成した第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部に前記締結ボルトの外径より大径の内径を有する締結ボルト挿入孔を設け前記カラー本体の筒状部の下端外周にフランジ状のカラーを突設し、さらに前記筒状部の外周部に前記サブフレームの貫通穴の内径より小径の外径を有する上端外周縁部を備え、該上端外周縁部より前記筒状部の前記カラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記サブフレームの貫通穴の内径より大径とするテーパー外周部を設け、当該第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記締結ボルト挿通孔に前記締結ボルトのネジ部側を装入して前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーを前記締結ボルトとサブフレーム間に介装し、かつ、アルミ材、ジュラルミン系材、砲金、鋼材のうちから選定される可塑性のある金属材にて一体的に形成した第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部に前記締結ボルトの外径より大径の締結ボルト挿通孔を設け前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部の略中央部の外周にフランジ状のカラーを突設し、さらに前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部の上側外周部に前記自動車用ボディーの導入穴の内径より小径の外径を有する上端外周縁部を備え、第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの上端外周縁部より前記筒状部のカラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記自動車用ボディーの導入穴の内径より大径とする外径部を有する、自動車用ボディー側のテーパー外周部を設けると共に前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部の前記カラーより下側外周部に、前記サブフレームの貫通穴の内径より小径の外径を有する下端外周縁部を備え、該下端外周縁部より前記筒状部の前記カラーに至る領域を漸次大径化し、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー側の外径を前記サブフレームの貫通穴の内径より大径とする外径部を有するサブフレーム側のテーパー外周部を設け、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記締結ボルト挿通孔に前記締結ボルトのネジ部側装入して当該第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーを自動車用ボディーとサブフレーム間に介装した後、前記締結ボルトのネジ部を自動車用ボディーのネジ穴に螺合しつつ締結ボルトを所要トルクにて締結し、前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部をサブフレームの貫通穴の内周面と締結ボルトの外周面間に、前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーを構成する金属材の可塑性により前記筒状部を変形せしめつつ圧縮圧入し、前記フランジ状のカラーを前記サブフレームの貫通穴の口縁面と締結ボルトの頭部間に介在圧着すると共に、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記ボディー側のテーパー外周部とサブフレーム側のテーパー外周部を、それぞれ自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴に、前記両テーパー外周部の導入穴及び貫通穴の内径より大径の外径部を前記金属材の可塑性により変形せしめつつ圧縮圧入し、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部を、前記自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴の各内周面と、前記締結ボルトの外周面間に圧入圧着すると共に、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記カラーを前記自動車用ボディーの導入穴と前記サブフレームの貫通穴の口縁面間に介在圧着することにより締結することにより実現する。
以下本発明の自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法についての実施例1を図1〜図7と共に詳細に説明する。
図1は、自動車用ボディーに対するサブフレームを締結ボルトにて締結する場合の自動車用サブフレーム・リジットカラーのセット状態を示す縦断面図、図2は、締結ボルトのネジ部を自動車用ボディー側のネジ穴に螺合しつつ所要トルクにて締結した後の締結状態を示す縦断面図、図3〜7は、当該締結方法に使用する自動車用サブフレーム・リジットカラーの拡大正面図、拡大側面図、拡大平面図、拡大底面図及び拡大側断面図をそれぞれ示すものである。
そこで本発明の締結方法の実施例1による実施に当たっては、図1に示すごとく自動車用ボディーであるモノコックボディー1に対するサブフレーム4の締結ボルト10による締結は、従来の締結方法として示した前述の図14の通りである。
すなわち前記モノコックボディー1のネジ穴2には、締結ボルト10の外径より大径の導入穴3と、サブフレーム4には、これより若干大径の内径の貫通穴5が貫通されている。
しかしてこの締結状態に先立って、図1に示すごとく、モノコックボディー1の導入穴3には、自動車用サブフレーム・リジットカラー20のボディー側のテーパー外周部21を装入すると共にサブフレーム4の貫通穴5にはサブフレーム側のテーパー外周部22を装入した状態にセットされる。
すなわち、締結ボルト10をサブフレーム4の貫通穴5に装入するに先立ち、前記自動車用サブフレーム・リジットカラー20のカラー本体となる筒状部23の締結ボルト挿通孔24を介して締結ボルト10のネジ部11側より装入した後に当該締結ボルト10のネジ部11の先端側をモノコックボディー1のネジ穴2に螺合しつつセットするものである。
しかる後、図1の状態の締結ボルト10を規定トルクにて締結し、前記自動車用サブフレーム・リジットカラー20のテーパー外周部21を導入穴3に対して、また、テーパー外周部22を貫通穴5に対して、前記導入穴3の内径より大径の外周縁部21d、及び、前記貫通穴5の内径より大径の外周縁部22dを各々自動車用サブフレーム・リジットカラー20の成形材料の特性である可塑性により変形せしめつつ圧縮、圧入し、前記テーパー外周部21及びテーパー外周部22を、前記導入穴3及び貫通穴5の内周面3a及び内周面5aと、締結ボルト10の外周面10c間に圧入圧着するとともに、前記筒状部23のテーパー外周部21及び22間の外周に突設したカラー25を、前記導入穴3とサブフレーム4の貫通穴5との各口縁面間に介在圧着することにより締結するものである(図2参照)。
また、前記自動車用サブフレーム・リジットカラー20を図3〜7にて以下に説明する。
図3〜7に示すごとく自動車用サブフレーム・リジットカラー20は、カラー本体の筒状部23のテーパー外周部21及び22間の外周にカラー25を突設してある。
また、モノコックボディー1側のテーパー外周部21は、筒状部23の上側外周部に設けたもので、導入穴3の内径より小径の外径を有する上端外周縁部21aと、この上端外周縁部21aより、筒状部23の略中央より下側に設けたカラー25との接合部である変形部21cに至るほど外径を漸次大径化し、カラー25側の外径を前記導入穴3の内径より大径としてある。
そして、サブフレーム4側のテーパー外周部22は、筒状部23の下側外周部に設けたもので、貫通穴5の内径より小径の外径を有する下端外周縁部22aと、この下端外周縁部22aより前記カラー25との接合部である変形部22cに至るほど外径を漸次拡大し、カラー25側の外径を前記貫通穴5より大径としたものである。
よって、以上の構成から成る自動車用サブフレーム・リジットカラー20は、アルミ材、例えば純アルミ15S材にて一体形成したものである。
但し、このアルミ材としての適用には、前記純アルミ15S材よりジュラルミン系54S材、超、超ジラミン系材まで好適に適用することができると共に、砲金、鋼材等の可塑性のある金属一般及びこれと同等のその他の調質材を適宜適用することが可能である。
前記図1〜7の実施例1による規定トルクによる締結により、車体の共振周波数が約1Hz上がり操縦安定性や静粛性が向上、乗り味もソフトで芯がある理想的な効果を得ることが実証された。
尚、これは車体の片側4箇所の締結箇所に適用したものである。
そして、前記実施例1に於ける自動車用サブフレーム・リジットカラー20は、例えば前記モノコックボディー1の導入穴3に挿入されるテーパー外周部21とサブフレーム4の貫通穴5に挿入されるテーパー外周部22の厚みを1〜2mmとして実施すると、前記締結ボルト10の締結により、面テーパー外周部21,22の先端部(上端外周縁部21a、下端外周縁部22a)はそのまま導入穴3,貫通穴5の開口部中を進出するが、テーパー状の大径部の中心部を超える部位より締め付けトルクにより、両導入穴3,貫通穴5の外壁に徐々に押圧されつつ圧入し、やがて前記テーパー外周部21,22は導入穴3の内周面3a,貫通穴5の内周面5aに各々完全に密着する。
また、前記自動車用サブフレーム・リジットカラー20の筒状部23とこれを貫通せしめてセットされる締結ボルト10に於いて、筒状部23の内径を締結ボルト10の外径より僅かに広く(例えば0.1mm)設定されており、前記締め付けトルクによる押圧によって筒状部23の内径自体も圧縮されることとなりこれを貫通して締結される締結ボルト10の外周間とのクリアランスは皆無となり密着する。
さらに、前記テーパー外周部21,22間の外周に突設されるカラー25の上下面は、それぞれモノコックボディー1の導入穴3及びサブフレーム4の貫通穴5の開口縁の周面に圧着され、両導入穴3,貫通穴5の開口周縁面に於けるプレス成型工程に発生するスプリングバックによる歪み(面の平行度)を前記カラー25の可塑性の特性によって補正することができる結果、同部位に於ける歪みを吸収し、同部位の全密着度を引き上げることができる。
よって、自動車用サブフレーム・リジットカラー20の外壁はモノコックボディー1及びサブフレーム4に呼応して変位すると共に当該カラー25の内部の締結ボルト10も変位することとなり、これらは締結ボルト10によるモノコックボディー1とサブフレーム4の締結強度を上げ、さらに前記筒状部23に突設一体化されるカラー25の構成により、前記したカラー25の作用によるモノコックボディー1側とサブフレーム4側の接触面との全密着効果が奏される。
以上の説明から明らかな通り、自動車用サブフレーム・リジットカラー20に於けるモノコックボディー1とサブフレーム4との締結部位に於ける締結工程により発揮される形状の変化によってモノコックボディー1、サブフレーム4、締結ボルト10の三者の締結強度が飛躍的に上がり「垂直バネレートが上がる」このことで「共振周波数」を上げ、「共振周波数特性」を向上すること実現できるものである。
但し、これら前記してきた実施例1に於ける具体的な構成については、これに限定されず量産車輪の種類、設計、その他の特殊設計に対した好適な実施するものであることは言うまでもない。
図8〜13は本発明の実施例2を示すもので、この実施例2では実施例1に於ける実効性をさらに向上する為に,同実施例1に於ける自動車用サブフレーム・リジットカラー20を第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーとすると共に、これに加えて締結ボルト10の頭部10aとサブフレーム4の貫通穴5の締結ボルト10の挿入側の台座部5b間に第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー30を装入しつつ締結するものである。
すなわち、図8に示すごとく実施例1の図1のセット状態に於いて締結ボルト10の頭部10aに第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー30の筒状部31に設けた締結ボルト挿通孔32を介して同第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー30を装入した後に実施例1のセット状態に示した第一の自動車用サブフレーム・リジットカラー20を、前記締結ボルト10のサブフレーム4の貫通穴5から突出する部分にセットし、さらに前記締結ボルト10のネジ部側を前記導入穴3内に装入するものである。
しかして、図8のセット状態後に図9に示すごとく実施例1に示した締結ボルト10の締結を実施することにより第一の自動車用サブフレーム・リジットカラー20は、図2と同様の状態下にそのテーパー外周部21及び22がそれぞれ導入穴3,貫通穴5と締結ボルト10の外周面間に変形、圧入、圧着して装着される。また、第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー30の筒状部31のテーパー外周部33がサブフレーム4の貫通穴5の内周面5aと締結ボルト10の外周面10c間に、前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー30自体の可塑性に伴う変形部33a(肉圧部)の変形を伴いつつ圧入圧着されて締結される。
これにより前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー30によるサブフレーム4と締結ボルト10の頭部10a側の締結状態を、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラー10による締結作用と同様の作用によって助長向上せしめ、第一の自動車用サブフレーム・リジットカラー20との相乗した締結固定効果を発揮することができるものである。
そして、前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー30は図10〜13に示すごとくカラー本体の筒状部31に、前記締結ボルト10の外径より大径の内径を有する締結ボルト10の挿通孔32を設けると共に筒状部31の下端外周にカラー34を突設し、さらに前記筒状部31の外周部に前記サブフレーム4の貫通穴5の内径より小径の外径を有する上端外周縁部36と該上端外周縁部36より前記筒状部31の前記カラー34とのカラー根端外周縁部37に至るほど、漸次大径化し、カラー根端外周縁部37から中途部38よりの外径を前記サブフレーム4の貫通穴5の内径より大径とするテーパー外周部33を設けこれを第一の自動車用サブフレーム・リジットカラー20と同一材料にて一体に形成したものである。
尚、図12,13に示す通りカラー34の底部には、締結ボルト10の頭部10aに突設されるフランジ10bの嵌合用凹部39を設けてある。
尚、実施例1に既述した通り、アルミ材以外の可塑性を有する金属あるいはその他の同等の調質材料にて形成、実施することが可能であると共に実施に当たっては第一及び第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー20及び30を同一材料にて実施する場合に限定されるものではない。
しかして、この実施例2に於いても実施例1と同様に締結ボルト10の規定トルクあるいはその他の所要のトルクにて締結することにより、第一の自動車用サブフレーム・リジットカラー20のテーパー外周部21及び22は導入穴3,貫通穴5の内周面と締結ボルト10の外周面間に於いてその可塑性により徐々にクラッシュしながら変容し、圧入密着しつつ前記内周面と外周面間のクリアランスを押しつぶす状態となる。
その際、第一の自動車用サブフレーム・リジットカラー20と締結ボルト10間の内圧が高まり、その相乗効果によってモノコックボディー1とサブフレーム4はほとんどリジット状態に近い締結固定度を得ることができるものである。
そして、第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー30との共同相乗効果により精度の高い締結固定度を確保することができる。
尚、本発明の実施例1及び2による作用効果としては以下の点を挙げることができる。
(a)ボディーの捻れ強度が上がり、操縦性が向上する。
(b)垂直バネレートが上がり、ソフトな乗り味が得られる。
(c)静粛性が向上する。
(d)クラッチ交換等でサブフレームを脱着しても位置がずれず、アライメントのずれも防止できる。
(e)車体剛性と強度が上がり、それにより衝突安全性の向上が得られる。
(f)タイヤの耐摩耗性が向上する。
(g)さらに経済的な効果としては、必要に応じて本発明の締結方法に使用する自動車用サブフレーム・リジットカラーについては再使用することが可能である。
1 モノコックボディー
2 ネジ穴
3 導入穴
3a 内周面
4 サブフレーム
5 貫通穴
5a 内周面
10 締結ボルト
10a 頭部
10b フランジ
10c 外周面
11 ネジ部
20 自動車用サブフレーム・リジットカラー(第一の自動車用サブフレーム・リジットカラー)
21 テーパー外周部
21a 上端外周縁部
21c 変形部
21d 外周縁部
22 テーパー外周部
22a 下端外周縁部
22c 変形部
22d 外周縁部
23 筒状部
24 締結ボルト挿通孔
25 カラー
30 第二の自動車用サブフレーム・リジットカラー
31 筒状部
32 挿通孔
33 テーパー外周部
33a 変形部
34 カラー
36 上端外周縁部
37 カラー根端外周縁部
38 中途部の大径の外周縁部

Claims (2)

  1. 自動車用ボディーの締結ボルトのネジ穴に、締結ボルトの導入穴を備えると共に、自動車用ボディーに取り付けるサブフレームには締結ボルトの貫通穴を備え、かつ前記導入穴と貫通穴には締結ボルト挿入用のクリアランスを設け第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーとしての自動車用サブフレーム・リジットカラーを介在させることにより行う自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法に於いて、
    アルミ材、ジュラルミン系材、砲金、鋼材のうちから選定される可塑性のある金属材にて一体的に形成した自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部に前記締結ボルトの外径より大径の締結ボルト挿通孔を設け
    前記カラー本体の筒状部の略中央部の外周にフランジ状のカラーを突設し、さらに前記筒状部の上側外周部に前記自動車用ボディーの導入穴の内径より小径の外径を有する上端外周縁部を備え、
    該上端外周縁部より前記筒状部のカラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記自動車用ボディーの導入穴の内径より大径とする外径部を有する、ボディー側のテーパー外周部を設けると共に
    前記筒状部の前記カラーより下側外周部に、前記サブフレームの貫通穴の内径より小径の外径を有する下端外周縁部を備え、該下端外周縁部より前記筒状部の前記カラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記サブフレームの貫通穴の内径より大径とする外径部を有するサブフレーム側のテーパー外周部を設け、
    前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記締結ボルト挿通孔に前記締結ボルトのネジ部側装入して前記自動車用サブフレーム・リジットカラーを自動車用ボディーとサブフレーム間に介装した後、
    前記締結ボルトのネジ部を自動車用ボディーのネジ穴に螺合しつつ締結ボルトを所要トルクにて締結し、
    前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記ボディー側のテーパー外周部とサブフレーム側のテーパー外周部を、それぞれ自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴に前記両テーパー外周部の導入穴及び貫通穴の内径より大径の外径部を前記金属材の可塑性により変形せしめつつ圧縮圧入し、
    前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの外径部を、前記自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴の内周面と、前記締結ボルトの外周面間に圧入圧着すると共に、前記自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記カラーを自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴の口縁面間に介在圧着することにより締結することを特徴とする自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法。
  2. 自動車用ボディーの締結ボルト用のネジ穴に、締結ボルトの導入穴を備えると共に、自動車用ボディーに取り付けるサブフレームには締結ボルトの貫通穴を備え、前記導入穴と貫通穴には締結ボルト挿入用のクリアランスを設け、前記自動車用ボディー、サブフレーム間に第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーを介在させ、前記サブフレーム、締結ボルト間に第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーを介在させることにより行う自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法に於いて、
    アルミ材、ジュラルミン系材、砲金、鋼材のうちから選定される可塑性のある金属材にて一体的に形成した第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部に前記締結ボルトの外径より大径の内径を有する締結ボルト挿入孔を設け
    前記カラー本体の筒状部の下端外周にフランジ状のカラーを突設し、さらに前記筒状部の外周部に前記サブフレームの貫通穴の内径より小径の外径を有する上端外周縁部を備え、
    該上端外周縁部より前記筒状部の前記カラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記サブフレームの貫通穴の内径より大径とするテーパー外周部を設け、
    当該第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記締結ボルト挿通孔に前記締結ボルトのネジ部側を装入して前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーを前記締結ボルトとサブフレーム間に介装し、
    かつ、
    アルミ材、ジュラルミン系材、砲金、鋼材のうちから選定される可塑性のある金属材にて一体的に形成した第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部に前記締結ボルトの外径より大径の締結ボルト挿通孔を設け
    前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー本体の筒状部の略中央部の外周にフランジ状のカラーを突設し、さらに前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部の上側外周部に前記自動車用ボディーの導入穴の内径より小径の外径を有する上端外周縁部を備え、
    第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの上端外周縁部より前記筒状部のカラーに至る領域を漸次大径化し、カラー側の外径を前記自動車用ボディーの導入穴の内径より大径とする外径部を有する、自動車用ボディー側のテーパー外周部を設けると共に
    前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部の前記カラーより下側外周部に、前記サブフレームの貫通穴の内径より小径の外径を有する下端外周縁部を備え、該下端外周縁部より前記筒状部の前記カラーに至る領域を漸次大径化し、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーのカラー側の外径を前記サブフレームの貫通穴の内径より大径とする外径部を有するサブフレーム側のテーパー外周部を設け、
    前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記締結ボルト挿通孔に前記締結ボルトのネジ部側装入して当該第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーを自動車用ボディーとサブフレーム間に介装した後、
    前記締結ボルトのネジ部を自動車用ボディーのネジ穴に螺合しつつ締結ボルトを所要トルクにて締結し、
    前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部をサブフレームの貫通穴の内周面と締結ボルトの外周面間に、前記第二の自動車用サブフレーム・リジットカラーを構成する金属材の可塑性により前記筒状部を変形せしめつつ圧縮圧入し、前記フランジ状のカラーを前記サブフレームの貫通穴の口縁面と締結ボルトの頭部間に介在圧着すると共に、
    前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記ボディー側のテーパー外周部とサブフレーム側のテーパー外周部を、それぞれ自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴に、前記両テーパー外周部の導入穴及び貫通穴の内径より大径の外径部を前記金属材の可塑性により変形せしめつつ圧縮圧入し、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの筒状部を、前記自動車用ボディーの導入穴とサブフレームの貫通穴の各内周面と、前記締結ボルトの外周面間に圧入圧着すると共に、前記第一の自動車用サブフレーム・リジットカラーの前記カラーを前記自動車用ボディーの導入穴と前記サブフレームの貫通穴の口縁面間に介在圧着することにより締結することを特徴とする自動車用ボディーに対するサブフレームの締結ボルトによる締結方法。
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