JP6897476B2 - 認証システム及び認証対象装置 - Google Patents

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Description

本開示は、認証対象で用いられる認証対象装置とユーザによって携帯される携帯機との間での無線通信を用いた照合の結果に応じて認証対象の制御を許可する認証システムと、その認証システムに用いられる認証対象装置に関するものである。
従来、特許文献1に開示されているように、ユーザに携帯される携帯機と車載装置との間での無線通信を用いた照合の結果に応じて車両のドアの施解錠等を行う認証システムが知られている。このような認証システムでは、車載装置は、暗号通信のためのChallenge信号の送信に先がけて、携帯機を起動させるためのWake信号を携帯機に送信する。一方、携帯機では、Wake信号を受信した場合に、車載装置に対してAck信号を返信する。
また、車載装置に対して複数の正規の携帯機が登録される場合、登録されたどの携帯機がAck信号を返信したのかを特定するため、Wake信号に対するAck信号の返信タイミングを携帯機ごとに異ならせる方式(以下、スロット方式)が知られている。スロット方式では、携帯機ごとにAck信号の返信タイミングが異なるため、Wake信号に対するAck信号の返信タイミングによって、どの携帯機からの返信であるのかを車載装置側で特定することができる。
特開2006−70624号公報
近年では、携帯機を携帯したユーザが車両に近づいた場合にライトを点灯させるお迎え機能等の機能を車両に実装することに伴い、車両の駐車時において車載装置側から定期的にWake信号を送信して携帯機の存在を確認しなければならなくなってきている。車両の駐車時は暗電流を抑える必要があるため、駐車時のWake信号とAck信号との無線通信でのやり取りは極力消費電流を抑える必要がある。
しかしながら、スロット方式を用いる場合、車載装置側は、Wake信号を送信した後、Ack信号を受信するための受信回路を、登録された全ての携帯機の返信タイミングが終了するまで起動させ続けなければならない分だけ、消費電流が大きくなる問題がある。一方、スロット方式を用いずに、登録された全ての携帯機からそれぞれがWake信号を受信したタイミングでAck信号を返信させる方式(以下、同時受信方式)が考えられる。しかしながら、同時受信方式では、複数の携帯機が車載装置との通信範囲内に存在した場合、複数の携帯機からのAck信号の波形が重なることでAck信号を正確に車載装置側で受信できなくなってしまうおそれがある。
この開示のひとつの目的は、通信信頼性を確保しつつ、消費電流をより低減することを可能にする認証システム及び認証対象装置を提供することにある。
本開示の認証システムは、認証対象で用いられる認証対象装置(20)と、ユーザに携帯される携帯機(3,3a〜3c)とを含み、認証対象装置は、携帯機との間での無線通信を介した照合によって認証対象の制御を行うための認証を行う認証システムであって、認証対象装置は、信号をのせた電波を送信する認証対象側送信部(22)と、信号をのせた電波を受信する認証対象側受信部(23)と、正規の複数の携帯機を登録する登録部(214)とを備え、認証対象側送信部は、照合に先がけて、携帯機を起動させるためのWake信号を送信するものであり、認証対象側受信部は、認証対象側送信部でWake信号を送信する場合に起動し、携帯機は、信号をのせた電波を送信する携帯側送信部(33)と、信号をのせた電波を受信する携帯側受信部(32)とを備え、携帯側送信部は、携帯側受信部でWake信号を受信したことをもとに、肯定応答としてのAck信号を返信するものであって、登録部に登録される正規の複数の携帯機ごとにWake信号に対するAck信号の返信タイミングが異なるよう返信タイミングが設定されるスロット方式と、スロット方式で設定される最も遅い返信タイミングよりも早い、これらの携帯機ごとに一律同じ返信タイミングが設定される同時方式とを切り替え可能なものであり、認証対象側送信部は、Wake信号を送信する場合に、まずは同時方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信し、認証対象側受信部で電波を受信しなかった場合には、認証対象側受信部の動作を停止させる一方、認証対象側受信部で電波を受信した場合には、スロット方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を続いて送信し、携帯側送信部は、同時方式でAck信号を返信するよう指定する指定情報を含ませたWake信号を携帯側受信部で受信し、Ack信号を返信する場合には、登録部に登録される正規の複数の携帯機ごとに一律同じ返信タイミングで返信する一方、スロット方式でAck信号を返信するよう指定する指定情報を含ませたWake信号を携帯側受信部で受信し、Ack信号を返信する場合には、自機器に固有に設定される返信タイミングで返信し、認証対象側送信部は、同時方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信する場合に、このWake信号を送信したことに対して携帯機から返信される電波を認証対象側受信部で受信せずには、スロット方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信しない
また、本開示の認証対象装置は、認証対象で用いられ、ユーザに携帯される携帯機(3,3a〜3c)との間での無線通信を介した照合によって認証対象の制御を行うための認証を行う認証対象装置であって、信号をのせた電波を送信する認証対象側送信部(22)と、認証対象側送信部から電波にのせて送信した信号に対して携帯機から返信される信号をのせた電波を受信する認証対象側受信部(23)と、正規の複数の携帯機を登録する登録部(214)とを備え、認証対象側送信部は、照合に先がけて、携帯機を起動させるためのWake信号を送信するものであり、認証対象側受信部は、認証対象側送信部でWake信号を送信する場合に起動し、認証対象側送信部は、Wake信号を送信する場合に、まずは、登録部に登録される正規の複数の携帯機ごとにWake信号に対する肯定応答としてのAck信号の返信タイミングが異なるよう返信タイミングが設定されるスロット方式で設定される最も遅い返信タイミングよりも早い、登録部に登録される正規の複数の携帯機ごとに一律同じ返信タイミングが設定される同時方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信し、認証対象側受信部で電波を受信しなかった場合には、認証対象側受信部の動作を停止させる一方、認証対象側受信部で電波を受信した場合には、スロット方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を続いて送信し、認証対象側送信部は、同時方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信する場合に、このWake信号を送信したことに対して携帯機から返信される電波を認証対象側受信部で受信せずには、スロット方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信しない
これらによれば、認証対象側送信部がWake信号を送信する場合に、まずは同時方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信し、認証対象側受信部で電波を受信しなかった場合に、認証対象側受信部の動作を停止させることになる。よって、認証対象側送信部の通信範囲内に携帯機が存在しない場合には、スロット方式で設定される最も遅い返信タイミングよりも早い、同時方式の返信タイミングを越えた時点で認証対象側受信部の動作を停止させることが可能になる。よって、スロット方式で設定される、登録される正規の複数の携帯機の全ての返信タイミングを越えた時点で認証対象側受信部の動作を停止させる場合に比べて、認証対象側受信部を動作させる期間を短縮し、消費電流をより低減することが可能になる。一方、認証対象側受信部で電波を受信した場合には、スロット方式でAck信号を返信するよう携帯機に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信するので、複数の携帯機から返信されるAck信号の波形が重なることを防ぎ、Ack信号をより正確に認証対象装置側で受信することを可能にする。その結果、通信信頼性を確保しつつ、消費電流をより低減することが可能になる。
認証システム1の概略的な構成の一例を示す図である。 車両側ユニット2の概略的な構成の一例を示す図である。 照合ECU21の概略的な構成の一例を示す図である。 携帯機3の概略的な構成の一例を示す図である。 指定情報が同時方式を指定するものであった場合のWake信号に対するAck信号の返信タイミングの一例を説明する図である。 指定情報がスロット方式を指定するものであった場合のWake信号に対するAck信号の返信タイミングの一例を説明する図である。 車載装置20での車両側認証関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 携帯機3での携帯側認証関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 認証システム1でのチャレンジ/レスポンス方式での照合成立までのシーケンスの一例について説明するための図である。
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。
(実施形態1)
<認証システム1の概略構成>
以下、本開示の実施形態1について図面を用いて説明する。図1に示すように、認証システム1は、車両で用いられる車両側ユニット2と、ユーザに携帯される携帯機3とを含む。この車両が認証対象に相当する。認証システム1では、車両側ユニット2と携帯機3との間での近距離無線通信によって照合を行い、照合が成立した場合に、例えば車両ドアの施解錠の許可,走行駆動源の始動許可,各種ライトの点灯,パワースライドドア(以下、PSD)の開放,PSDの施錠等を行う機能を有している。
<車両側ユニット2の概略構成>
まず、図2を用いて、車両側ユニット2の概略的な構成について説明を行う。図2は、車両側ユニット2の概略的な構成を示す図である。図2に示すように車両側ユニット2は、照合ECU21、LF送信部22、UHF受信部23、ドアアンテナ24a〜24b、室内アンテナ25、トランク外アンテナ26、ボデーECU27、及びパワーユニットECU28を備えている。
LF送信部22は、ドアアンテナ24a〜24b、室内アンテナ25、トランク外アンテナ26といったLFアンテナを介し、携帯機3にLF帯の電波にのせて信号を送信する送信回路である。このLF送信部22が認証対象側送信部に相当する。LF帯とは、例えば30kHz〜300kHzの周波数帯である。LFアンテナからLF帯の電波で信号を送信できる通信範囲が、近距離無線通信が可能な近距離無線通信エリアにあたる。
ドアアンテナ24aは、運転席の車両ドア付近に設けられ、ドアアンテナ24bは、助手席側の車両ドア付近に設けられる。また、室内アンテナ25は、車室内に設けられ、トランク外アンテナ26は、車両ドアのうちのトランクルームドア付近に設けられる。なお、LFアンテナは、上述したうちの一部に設けられる構成としてもよいし、他の箇所にも設けられる構成としてもよい。
ドアアンテナ24aの近距離無線通信エリアは、運転席の車両ドア付近に限定されており、ドアアンテナ24bの近距離無線通信エリアは、助手席側の車両ドア付近に限定されている。また、室内アンテナ25の近距離無線通信エリアは、車室内に限定されており、トランク外アンテナ26の近距離無線通信エリアは、トランクルームドア付近に限定されている。ドアアンテナ24a〜24b、トランク外アンテナ26の近距離無線通信エリアは、車両の車室外に広がるものとする。このドアアンテナ24a〜24b及びトランク外アンテナ26がアンテナに相当する。なお、ここで示す実施形態は、左側通行が法制化されている地域に対応した実施形態及び変形例であり、右側通行が法制化されている地域では、運転席と助手席とが逆になる。
UHF受信部23は、UHFアンテナを有しており、UHF帯の電波にのせて携帯機3から送信されてくる信号をUHFアンテナで受信する受信回路である。このUHF受信部23が認証対象側受信部に相当する。UHF帯とは、例えば300MHz〜3GHzの周波数帯である。
ボデーECU27は、ヘッドライト,スモールライト,テールライト,車内灯等の照明を制御したり、ドアの施解錠を制御したりする電子制御装置である。例えば、ボデーECU27は、各車両ドアの施解錠を制御するための駆動信号を各車両ドアに設けられたドアロックモータに出力することで、各車両ドアの施解錠を行う。また、ボデーECU27には、各車両ドアのアウタードアハンドルに設けられたタッチセンサが接続されており、各車両ドアのアウタードアハンドルがユーザに触れられたことを検出する。他にも、ボデーECU27には、各車両ドアについてのカーテシスイッチが接続されて、各車両ドアの開閉を検出したり、着座センサが接続されて、座席への乗員の着座の有無を検出したりする。
パワーユニットECU28は、車両の内燃機関又はモータジェネレータを制御する電子制御装置であって、照合ECU21から走行駆動源の始動許可信号を取得すると、車両の内燃機関又はモータジェネレータを始動できる状態とする。
照合ECU21は、プロセッサ、メモリ、I/O、これらを接続するバスを備え、メモリに記憶された制御プログラムを実行することで車両での認証に関する各種の処理を実行する。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。また、非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ又は磁気ディスクなどによって実現される。
<照合ECU21の詳細構成>
続いて、図3を用いて、照合ECU21の概略的な構成について説明を行う。図3に示すように、照合ECU21は、送信処理部211、受信処理部212、動作切替部213、登録部214、照合部215、車室内外判定部216、及び車両制御許可部217を機能ブロックとして備えている。この照合ECU21とLF送信部22とUHF受信部23とを含む車載装置20が認証対象装置に相当する。なお、照合ECU21が実行する機能の一部または全部を、1つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、照合ECU21が備える機能ブロックの一部又は全部を、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現してもよい。
送信処理部211は、LF送信部22を介してドアアンテナ24a〜24b、室内アンテナ25、トランク外アンテナ26から信号を送信させる。送信処理部211がLF送信部22に送信させる信号としては、Wake信号,Challenge信号等がある。Wake信号は、スリープ状態にある携帯機3をウェイクアップ状態に移行させるための信号である。Challenge信号は、暗号通信のための信号であって、乱数からなるコードの信号である。受信処理部212は、UHF受信部23で受信した、UHF帯の電波にて携帯機3から送信されてくる信号を、UHF受信部23から取得する。
送信処理部211は、車両の駐車時において、Challenge信号を送信させて照合部215で照合を行うのに先がけて、周期的にWake信号を送信させて携帯機3からのAck(Acknowledgement)信号の返信を待ち受けるポーリングを行う。車両の駐車は、車速センサで検出する車速,パーキングブレーキのスイッチ信号,シフトポジションセンサで検出するシフト位置等から特定すればよい。Ack信号とは、Wake信号を携帯機3で受信したことに対する携帯機3からの肯定応答にあたる。ポーリング周期は、例えば240〜720msec程度とすればよい。送信処理部211は、Wake信号に対するAck信号をUHF受信部23で受信できた場合に、Challenge信号の送信を開始させる。
送信処理部211は、Wake信号をLF送信部22から送信させる場合に、送信元の車両を識別するためのコードである車両識別コードに加え、携帯機3からAck信号を返信させる返信タイミングの使い分けを指定する指定情報を含ませて送信させる。指定情報で指定するのは、スロット方式と同時方式とする。車両識別コードが識別情報に相当する。
スロット方式とは、登録部214に登録される正規の複数の携帯機3ごとにWake信号に対するAck信号の返信タイミングが異なるよう返信タイミングが設定される方式である。携帯機3ごとの返信タイミングは、例えば登録部214に携帯機3を登録する場合に、携帯機3ごとに固有の返信タイミングが携帯機3の後述する登録部311に記憶される構成とすればよい。この携帯機3ごとに固有の返信タイミングは、携帯機3ごとに少なくとも所定の時間以上の差が生じるように設定されるものとする。ここで言うところの所定の時間とは、LFアンテナの同じ通信範囲内に存在する複数の携帯機3からAck信号を返信する場合に、UHF受信部23で受信する各携帯機3のAck信号の波形が重なりあって個々のAck信号を正確に受信できなくならないと推定される時間差に相当する時間とすればよい。
同時方式とは、登録部214に登録される正規の複数の携帯機3ごとに一律同じWake信号に対するAck信号の返信タイミングが設定される方式である。この携帯機3ごとに一律同じ返信タイミングは、スロット方式で設定される最も遅い返信タイミングよりも早いタイミングでありさえすればよい。例えば、スロット方式で設定される2番目の返信タイミングよりも早いタイミングを設定すれば、登録部214に登録される複数の携帯機3の数が最少の2つであった場合でも、スロット方式で設定される最も遅い返信タイミングよりも早いタイミングを設定できる。
送信処理部211は、Wake信号を送信する場合に、まずは同時方式を指定する指定情報を含むWake信号をLF送信部22から送信させる。そして、このWake信号の送信に対してUHF受信部23で何らかの電波を受信した場合には、スロット方式を指定する指定情報を含むWake信号をLF送信部22から続いて送信させる。ここで言うところの何らかの電波とは、Ack信号を受信できる電波に限らず、複数の携帯機3からのAck信号の波形が重なることでAck信号を受信できない電波も含むことを意味している。なお、電波強度が閾値以下の場合は電波を受信しなかったものとして、ノイズによる影響を抑える構成としてもよい。
受信処理部212は、スロット方式を指定する指定情報を含むWake信号の送信に対してUHF受信部23でAck信号を受信する場合、登録部214に登録される各携帯機3の返信タイミングをもとに、どの携帯機3からのAck信号かを特定するものとする。
動作切替部213は、UHF受信部23の動作を切り替える。例えば動作切替部213は、ポーリング周期ごとにUHF受信部23を起動させる。つまり、LF送信部22からWake信号を送信する場合にUHF受信部23を起動させる。そして、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号の送信に対してUHF受信部23で何らかの電波を受信した場合には、UHF受信部23の起動を継続させる。一方、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号の送信に対してUHF受信部23で電波を受信しなかった場合には、UHF受信部23の動作を停止させる。例えば、動作切替部213は、UHF受信部23の動作の停止を、UHF受信部23に電力を供給する電源をオフにすることで行う一方、UHF受信部23の起動をこの電源をオンにすることで行う構成とすればよい。
登録部214は、例えば電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであって、正規の携帯機3として登録される携帯機を識別する識別子(以下、携帯ID)が記憶されている。本実施形態では、複数の携帯機3の携帯IDが正規の携帯機3として登録されている場合を例に説明を行う。また、登録部214には、正規の携帯機3として登録されている複数の携帯機3ごとに固有の、Wake信号に対するAck信号の返信タイミングが記憶されている。さらに、登録部214には、共通鍵暗号方式で用いる秘密鍵が記憶されている。
照合部215は、LF送信部22から送信するChallenge信号に対する応答としての携帯機3からのResponse信号を、UHF受信部23を介して受信処理部212で受信した場合に、このResponse信号を用いて照合を行う。Response信号は、LF送信部22から送信するChallenge信号のコードを、登録部214に記憶されている秘密鍵と共通の、携帯機3に記憶されている秘密鍵で暗号化して得られる暗号化コードの信号である。照合部215は、LF送信部22から送信するChallenge信号のコードを登録部214に記憶している秘密鍵で暗号化した暗号化コードと、携帯機3から受信したResponse信号の暗号化コードとを照合する。
車室内外判定部216は、携帯機3が車室内外のいずれに位置するかを判定する。一例としては、室内アンテナ25からWake信号を送信させた場合に携帯機3からAck信号を受信したことから、携帯機3が車室内に位置すると判定する。一方、ドアアンテナ24a〜24b、トランク外アンテナ26のいずれかからWake信号を送信させた場合に携帯機3からAck信号を受信したが、室内アンテナ25からWake信号を送信させた場合に携帯機3からAck信号を受信しなかったことから、携帯機3が車室外に位置すると判定する。
車両制御許可部217は、車室内外判定部216で携帯機3が車室外に位置すると判定し、且つ、照合部215で照合が成立した場合、すなわち車外照合が成立した場合に、各車両ドアの施解錠を許可する信号をボデーECU27に送る。各車両ドアの施解錠が許可された場合、ボデーECU27は、各車両ドアのアウタードアハンドルに設けられたタッチセンサへの通電を開始させ、ユーザによるドアハンドル操作を検出可能なスタンバイ状態となる。そして、ユーザがこのタッチセンサに触れたことをボデーECU27で検出した場合に、ボデーECU27が駆動信号をドアロックモータに出力し、各車両ドアの施解錠を自動で行う。また、PSDの閉まっている最中にユーザがこのタッチセンサに触れたことをボデーECU27で検出した場合、各車両ドアの施錠の予約を完了し、PSDが閉じた後に自動で各車両ドアの施錠を自動で行う構成としてもよい。
他にも、車両制御許可部217は、車外照合が成立した場合に、車外照合が成立したことをボデーECU27に通知し、乗車時か降車時かに応じてボデーECU27が各照明を自動で点灯させる構成としてもよい。例えば、乗車時にはスモールランプ,車内灯等の各照明を自動で点灯させる一方、降車時にはヘッドライト等の各照明を自動で点灯させて一定時間後に消灯させる構成とすればよい。ボデーECU27は、乗員の降車については、例えば着座センサでの座席への乗員の着座の有無の検出結果,ドアカーテシスイッチでの車両ドアの開閉の検出結果等から特定すればよい。ボデーECU27は、乗員の乗車については、例えば車両ドアの施錠後の車外照合の成立によって特定すればよい。
さらに、車両制御許可部217は、車外照合が成立した場合にであって、携帯機3で予約設定が行われていた場合には、ボデーECU27が、予約設定が行われたPSDを自動で開放する。予約設定は、一例として、携帯機3の後述する操作入力部34によって、自動で開放するPSDを選択する操作入力を受け付けることで行う構成とすればよい。照合ECU21では、例えば照合のための携帯機3と車載装置20との無線通信時に、予約設定が行われていることを示す情報を携帯機3から取得することで、予約設定が行われていることを特定する構成とすればよい。
また、車両制御許可部217は、車室内外判定部216で携帯機3が車室内に位置すると判定し、且つ、照合部215で照合が成立した場合、すなわち車内照合が成立した場合に、走行駆動源の始動許可信号をパワーユニットECU28に送る。始動許可信号を取得したパワーユニットECU28は、前述したように車両の内燃機関又はモータジェネレータを始動できる状態とする。
<携帯機3の概略構成>
次に、図4を用いて携帯機3についての説明を行う。図4に示すように、携帯機3は、制御部31、LF受信部32、UHF送信部33、及び操作入力部34を備えている。携帯機3は、例えば車両の電子キーとすればよい。
LF受信部32は、LFアンテナを介して、LF帯の電波にのせて車載装置20から送信されてくる信号を受信する。このLF受信部32が携帯側受信部に相当する。UHF送信部33は、制御部31から出力される信号をUHF帯の電波にのせてUHFアンテナから送信する。このUHF送信部33が携帯側送信部に相当する。操作入力部34は、ユーザからの操作入力を受け付ける。一例として、前述した予約設定のための操作入力を受け付けるためのスイッチ等を含む。
制御部31は、プロセッサ,メモリ等よりなるIC,マイクロコンピュータ等であって、メモリに記憶された制御プログラムを実行することで各種の処理を実行する。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。また、非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ等によって実現される。制御部31の詳細については後述する。
携帯機3は、Wake信号を受信するまではスリープ状態となっているものとする。ここで言うところのスリープ状態とは、例えば動作用のクロック信号の供給が停止されることで制御部31が停止しており、Wake信号を受信するための一部のポートのみが作動している状態である。携帯機3は、Wake信号を受信した場合に、動作用のクロック信号が制御部31へ供給されて制御部31が起動する起動状態となる。また、携帯機3は、送受信が行われない状態が一定時間継続した場合にスリープ状態に移行する構成とすればよい。
<制御部31の概略構成>
ここで、図4を用いて制御部31の概略的な構成についての説明を行う。図4に示すように、制御部31は、登録部311、照合部312、及び応答処理部313を機能ブロックとして備えている。なお、制御部31が実行する機能の一部または全部を、1つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、制御部31が備える機能ブロックの一部又は全部を、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現してもよい。
登録部311は、例えば電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであって、車両の車両識別コードが記憶されている。また、登録部311には、車載装置20の登録部214に記憶されている秘密鍵と共通の秘密鍵が記憶されている。他にも、登録部311には、同時方式における返信タイミングとスロット方式における自機器に固有の返信タイミングとが記憶されている。照合部312は、LF受信部32で受信したWake信号に含まれる車両識別コードと、登録部311に登録されている車両識別コードとを照合する。また、照合部312は、LF受信部32でChallenge信号を受信した場合には、受信したChallenge信号に基づき、登録部311に記憶されている車載装置20と共通の秘密鍵及び車載装置20と共通の暗号化アルゴリズムを用いて暗号化を行い、生成した暗号化コードを応答処理部313に送る。
応答処理部313は、照合部312で照合が成立した場合に、UHF送信部33からAck信号を送信(つまり、返信)させる。応答処理部313は、Ack信号を返信させる場合に、LF受信部32で受信したWake信号に含まれる指定情報に応じて、同時方式で返信を行うかスロット方式で返信を行うかを切り替える。指定情報が同時方式を指定するものであった場合には、登録部311に登録されている同時方式における返信タイミングを返信タイミングに設定する。そして、同時方式における返信タイミングでAck信号を返信させる。一方、指定情報がスロット方式を指定するものであった場合には、登録部311に登録されているスロット方式における返信タイミングを返信タイミングに設定する。そして、スロット方式における自機器に固有の返信タイミングでAck信号を返信させる。
ここで、図5及び図6を用いて、車載装置20から受信するWake信号に含まれる指定情報に応じた、携帯機3での返信タイミングの切り替えの一例について説明を行う。図5は、指定情報が同時方式を指定するものであった場合の例であって、図6は、指定情報がスロット方式を指定するものであった場合の例である。図5及び図6では、車両側ユニット2のLFアンテナの通信範囲内に正規の携帯機3(携帯機3a〜3c)が3つ存在する場合を例に挙げて説明を行う。また、図5及び図6のVehicle IDが車両識別コードを示しており、Ack Patternが指定情報を示しており、同時方式を指定する指定情報は2ビットのコード「00」であって、スロット方式を指定する指定情報は2ビットのコード「01」であるものとする。
図5に示すように、車載装置20から送信された、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号を携帯機3a〜3cで受信した場合には、携帯機3a〜3cでは、同時方式でAck信号の返信を行うことなる。よって、図5に示すように、Wake信号を受信した携帯機3a〜3cが、一律同じ返信タイミングでAck信号を返信することになる。
一方、図6に示すように、車載装置20から送信された、スロット方式を指定する指定情報を含むWake信号を携帯機3a〜3cで受信した場合には、携帯機3a〜3cでは、スロット方式でAck信号の返信を行うことなる。よって、図6に示すように、Wake信号を受信した携帯機3a〜3cが、それぞれで異なる固有の返信タイミングでAck信号を返信することになる。これにより、車載装置20では、携帯機3a〜3cの個々のAck信号を波形が重ならないタイミングで受信することが可能になり、個々のAck信号をより正確に受信することが可能になる。その結果、返信タイミングの違いをもとにどの携帯機3からAck信号の返信があったかを特定可能となる。
図5及び図6に示すように、指定情報が異なる場合であっても、Wake信号のフレームは、指定情報を表す2ビットのコードの数字が異なるだけであるので、フレーム長自体は同じ長さである。また、指定情報を含まない従来のWake信号では車両識別コードは16ビットのコードであるのに対し、実施形態1では、Wake信号に含まれる車両識別コードが14ビットのコードとなっている。そして、従来のWake信号において車両識別コードが割り当てられる分のビット幅の一部である2ビットが、指定情報に割り当てられている。これにより、指定情報をWake信号に含ませながらも、指定情報を含まない従来のWake信号とフレーム長は同じとなっている。よって、車両の制御を許可するための照合に用いられる従来の無線通信と同じ通信プロトコルが利用できる利点を有する。
また、応答処理部313は、LF受信部32でChallenge信号を受信し、照合部312からこのChallenge信号に基づく暗号化コードが送られてきた場合に、この暗号化コードをUHF送信部33から送信させる。
<車載装置20での車両側認証関連処理>
ここで、車載装置20での認証に関連する処理(以下、車両側認証関連処理)の流れの一例について、図7のフローチャートを用いて説明を行う。図7のフローチャートは、例えば車両のイグニッション電源がオフになった場合に開始する構成とすればよい。
まず、ステップS1では、LF送信部22から周期的にWake信号を送信するポーリング周期である場合(S1でYES)には、ステップS2に移る。一方、ポーリング周期でない場合(S1でNO)には、ステップS9に移る。
ステップS2では、送信処理部211が、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号を、車両側ユニット2の各LFアンテナのエリアのうちの複数エリアに向けて一斉に送信させる。具体的には、送信処理部211が、LF送信部22を介して、ドアアンテナ24a〜24b、室内アンテナ25、トランク外アンテナ26から同時にこのWake信号を送信させる。なお、乗車時か降車時かに応じて、降車時は室内アンテナ25からWake信号を送信させる一方、乗車時は室内アンテナ25からはこのWake信号を送信させない構成としてもよい。乗車時か降車時かの特定は、前述したのと同様にして行う構成とすればよい。また、S2では、動作切替部213が、UHF受信部23を起動させる。
ステップS3では、S2で送信させた同時方式を指定する指定情報を含むWake信号の送信に対してUHF受信部23で何らかの電波を受信した場合(S3でYES)には、ステップS5に移る。一方、UHF受信部23で電波を受信しなかった場合(S3でNO)には、ステップS4に移る。ここで言うところの電波を受信しなかった場合とは、S2でWake信号を送信してからの時間が設定時間を越えても電波を受信しなかった場合が該当する。なお、設定時間は、携帯機3が車両側ユニット2のLFアンテナの通信範囲内に存在する場合に返信に要すると推定される時間よりも長い時間であれば任意に設定可能な時間である。また、この設定時間内に電波強度が閾値以下の電波しか受信しなかった場合も、電波を受信しなかったものとすればよい。
ステップS4では、動作切替部213が、UHF受信部23の動作を停止させ、ステップS9に移る。一方、ステップS5では、送信処理部211が、スロット方式を指定する指定情報を含むWake信号を、車両側ユニット2の各LFアンテナのエリアに向けて順番に送信させる。具体的には、送信処理部211が、LF送信部22を介して、ドアアンテナ24a、ドアアンテナ24b、室内アンテナ25、トランク外アンテナ26から順番にこのWake信号を送信させる。なお、乗車時か降車時かに応じて、降車時は室内アンテナ25からWake信号を送信させる一方、乗車時は室内アンテナ25からはこのWake信号を送信させない構成としてもよい。また、S5では、動作切替部213が、UHF受信部23の起動を継続させる。S5では、送信処理部211が、異なるLFアンテナからWake信号を送信させる都度、S6に移る構成とすればよい。
ステップS6では、S5で送信させたスロット方式を指定する指定情報を含むWake信号の送信に対してUHF受信部23でAck信号を受信した場合(S6でYES)には、ステップS7に移る。一方、UHF受信部23でAck信号を受信しなかった場合(S3でNO)には、ステップS5に戻って処理を繰り返す。つまり、送信処理部211が、次の順番のLFアンテナからWake信号を送信させ、S6に移る処理を、Ack信号を受信するまで繰り返すことになる。なお、ここで言うところのAck信号を受信しなかった場合とは、S2でWake信号を送信してからの時間が前述の設定時間を越えてもAck信号と特定できる信号を受信しなかった場合が該当する。
ステップS7では、送信処理部211が、S6でAck信号を受信した携帯機3を指定するChallenge信号を、LF送信部22から送信させる。Challenge信号を送信させるLFアンテナは、UHF受信部23で受信できたAck信号に対応するWake信号を送信していたLFアンテナとすればよい。
ステップS8では、UHF受信部23が、S7で送信させたChallenge信号の送信に対して携帯機3から返信されるResponse信号を受信する。ステップS9では、照合部215が、S7で送信させたChallenge信号のコードを、登録部214に記憶されている共通の秘密鍵及び携帯機3と共通の暗号化アルゴリズムを用いて暗号化する。そして、この暗号化した暗号化コードと、携帯機3から受信したResponse信号の暗号化コードとを照合し、ステップS10に移る。照合部215での照合が成立した場合の処理については、前述した通りである。
ステップS10では、車両側認証関連処理の終了タイミングであった場合(S10でYES)には、車両側認証関連処理を終了する。一方、車両側認証関連処理の終了タイミングでなかった場合(S10でNO)には、S1に戻って処理を繰り返す。車両側認証関連処理の終了タイミングの一例としては、自車の走行駆動源が始動したとき等が挙げられる。
<携帯機3での携帯側認証関連処理>
続いて、携帯機3での認証に関連する処理(以下、携帯側認証関連処理)の流れの一例について、図8のフローチャートを用いて説明を行う。図8のフローチャートは、携帯機3の制御部31に電力供給を開始されたときに開始され、この電力供給が行われなくなったときに終了する構成とすればよい。
まず、ステップS21では、LF受信部32が、車載装置20から送信されてくるWake信号を受信した場合(S21でYES)には、ステップS22に移る。一方、Wake信号を受信していない場合(S21でNO)には、S21の処理を繰り返す。ステップS22では、携帯機3のスリープ状態を解除する。スリープ状態を解除した後は、制御部31が、例えばタイマ回路を用いて、スリープ状態を解除後のUHF送信部33で送信が行われていない期間をカウントする。
ステップS23では、照合部312が、LF受信部32で受信したWake信号に含まれる車両識別コードと、登録部311に登録されている車両識別コードとを照合する。そして、照合が成立した場合(S23でYES)には、ステップS24に移る。一方、照合が成立しなかった場合(S23でNO)には、ステップS31に移る。
ステップS24では、LF受信部32で受信したWake信号に含まれる指定情報が同時方式を指定するものであった場合(S24でYES)には、ステップS25に移る。一方、LF受信部32で受信したWake信号に含まれる指定情報がスロット方式を指定するものであった場合(S24でNO)には、ステップS27に移る。
ステップS25では、応答処理部313が、登録部311に登録されている同時方式における返信タイミングを返信タイミングに設定し、同時方式における返信タイミングでAck信号をUHF送信部33から返信させる。ステップS26では、LF受信部32が、車載装置20から送信されてくるWake信号を再度受信した場合(S26でYES)には、ステップS23に移る。一方、Wake信号を受信していない場合(S26でNO)には、S26の処理を繰り返す。
ステップS27では、携帯機3のスリープ状態を解除後のUHF送信部33で送信が行われていない期間のカウントが設定値を越えてタイムアウトした場合(S27でYES)には、ステップS33に移る。一方、タイムアウトしていない場合(S27でNO)には、S23に戻って処理を繰り返す。ここで言うところの設定値は任意に設定可能な値である。
ステップS28では、応答処理部313が、登録部311に登録されているスロット方式における返信タイミングを返信タイミングに設定し、スロット方式における自機器に固有の返信タイミングでAck信号をUHF送信部33から返信させる。
ステップS29では、LF受信部32が、車載装置20から送信されてくる自機器を指定するChallenge信号を受信した場合(S29でYES)には、ステップS30に移る。一方、自機器を指定するChallenge信号を受信していない場合(S29でNO)には、ステップS32に移る。
ステップS30では、照合部312が、S29で受信したChallenge信号に基づき、登録部311に記憶されている共通の秘密鍵及び車載装置20と共通の暗号化アルゴリズムを用いて暗号化を行う。ステップS31では、応答処理部313が、S30で暗号化した暗号化コードをResponse信号としてUHF送信部33から返信させる。
ステップS32では、携帯機3のスリープ状態を解除後のUHF送信部33で送信が行われていない期間のカウントが前述の設定値を越えてタイムアウトした場合(S32でYES)には、ステップS33に移る。一方、タイムアウトしていない場合(S32でNO)には、S29に戻って処理を繰り返す。ステップS33では、携帯機3をスリープ状態に移行させ、S21に戻って処理を繰り返す。
<認証システム1での照合シーケンス>
続いて、認証システム1でのチャレンジ/レスポンス方式(Challenge and Response)での照合成立までのシーケンスの一例について図9の模式図を用いて説明を行う。ここでは、便宜上、車両側ユニット2のLFアンテナは、運転席側のドアアンテナ24aと助手席側のドアアンテナ24bのみであるものとして説明を行う。また、携帯機3として、登録部214に登録されている携帯機3a,3bと登録部214に登録されていない他車の携帯機(以下、非登録携帯機)を例に挙げて説明を行う。
まず、ドアアンテナ24aとドアアンテナ24bとの通信範囲内に、携帯機3a,3bも非登録携帯機も存在しない場合について説明を行う。図9に示すように、ポーリング周期である場合に、ドアアンテナ24aとドアアンテナ24bとの両方から同時に、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号を送信する。また、UHF受信部23の電源がオンとなってUHF受信部23が起動する。そして、ドアアンテナ24aとドアアンテナ24bとの通信範囲内に、携帯機3a,3bも非登録携帯機も存在しないため、Ack信号が返信されない。Ack信号が返信されないことにより、UHF受信部23で電波を受信せず、動作切替部213が、UHF受信部23の電源をオフにして動作を停止させることになる。これにより、車載装置20の暗電流を削減しつつ、車両周辺の正規の携帯機3を一括して探索することができる。
続いて、ドアアンテナ24aの通信範囲内に、携帯機3a,3bも非登録携帯機も存在する場合について説明を行う。図9に示すように、ポーリング周期である場合に、ドアアンテナ24aとドアアンテナ24bとの両方から一斉に、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号を送信する。また、UHF受信部23の電源がオンとなってUHF受信部23が起動する。ドアアンテナ24aの通信範囲内に、携帯機3a,3bが存在するため、携帯機3a,3bが、一律同じ返信タイミングでAck信号を返信する。一方、ドアアンテナ24aの通信範囲内に、非登録携帯機も存在するが、非登録携帯機はWake信号に含まれる車両識別コードを用いた照合が成立しないため、Ack信号を返信しない。
Ack信号が返信されることにより、UHF受信部23で電波を受信し、動作切替部213が、UHF受信部23の電源をオンに維持して動作を継続させることになる。携帯機3a,3bから返信されるAck信号の波形が重なる場合でも、UHF受信部23で電波を受信することはできるので、通信範囲内に正規の携帯機3が存在しさせすれば、UHF受信部23の動作は継続されることになる。
また、UHF受信部23で電波を受信した場合に、図9に示すように、ドアアンテナ24aとドアアンテナ24bとから順番に、スロット方式を指定する指定情報を含むWake信号を送信する。図9の例では、返信されるAck信号をUHF受信部23で受信するまで、ドアアンテナ24a,ドアアンテナ24bの順に、スロット方式を指定する指定情報を含むWake信号を送信するものとする。ここでは、ドアアンテナ24aの通信範囲内に、携帯機3a,3bも存在するため、ドアアンテナ24aからスロット方式を指定する指定情報を含むWake信号を送信したのに応じて、携帯機3a,3bがそれぞれに固有の返信タイミングでAck信号を返信する。携帯機3a,3bからそれぞれに固有の返信タイミングで返信されるAck信号は、UHF受信部23で時間差をもって受信される。
続いて、UHF受信部23で受信できたAck信号に対応するWake信号を送信していたドアアンテナ24aから、携帯機3を指定してChallenge信号を送信する。ここでは、携帯機3aを指定するChallenge信号を送信するものとする。これに対して、携帯機3aでは、Challenge信号の送信に対するResponse信号を返信する。そして、このResponse信号に基づく照合が車載装置20の照合部215で成立した場合に、動作切替部213が、UHF受信部23の電源をオフにして動作を停止させる。なお、ここでは便宜上、簡便化して説明を行ったが、ドアアンテナ24aからは、Challenge信号の送信に続いて、RSSI(受信電波強度)を携帯機3側で測定するためのBurst信号を送信し、その後に携帯機3からResponse信号を返信する構成としてもよい。
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、LF送信部22がWake信号を送信する場合に、まずは同時方式でAck信号を返信するよう携帯機3に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信し、UHF受信部23で電波を受信しなかった場合に、UHF受信部23の動作を停止させることになる。よって、LF送信部22の通信範囲内に携帯機3が存在しない場合には、スロット方式で返信される登録部214に登録されている全携帯機3のAck信号の返信タイミングが終了するのを待つよりも早く、UHF受信部23の動作を停止させることが可能になる。よって、スロット方式で返信される登録部214に登録されている全携帯機3のAck信号の返信タイミングが終了するのを待ってからUHF受信部23の動作を停止させる場合に比べて、UHF受信部23を動作させる期間を短縮し、消費電流をより低減することが可能になる。一方、UHF受信部23で電波を受信した場合には、スロット方式でAck信号を返信するよう携帯機3に指定する指定情報を含ませたWake信号を送信する。よって、LF送信部22の通信範囲内に携帯機3が複数存在した場合であっても、複数の携帯機3から返信されるAck信号の波形が重なることを防ぎ、Ack信号をより正確に車載装置20側で受信することを可能にする。その結果、通信信頼性を確保しつつ、消費電流をより低減することが可能になる。
また、実施形態1の構成によれば、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号を、車両側ユニット2の各LFアンテナのエリアのうちの複数エリアに向けて同時に送信させるので、各エリアに個別に送信させるのに比べて、UHF受信部23を動作させる期間をさらに短縮し、消費電流をさらに低減することが可能になる。
(実施形態2)
実施形態1では、Wake信号に含まれる指定情報が異なる場合であっても、Wake信号のフレーム長が同じ長さである構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、Wake信号に含まれる指定情報が異なる場合に、Wake信号のフレーム長が異なる長さとなる構成としてもよい。
(実施形態3)
前述の実施形態では、指定情報を含まない従来のWake信号に含まれる車両識別コードに割り当てられる分のビット幅の一部を指定情報に割り当てる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車両識別コードに割り当てられる分のビット幅は、指定情報を含まない従来のWake信号に含まれる車両識別コードと同じビット幅としたまま、指定情報を割り当てる分だけWake信号のビット幅を増やす構成としてもよい。
(実施形態4)
前述の実施形態では、送信処理部211が、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号を、車両側ユニット2の各LFアンテナのエリアのうちの複数エリアに向けて同時に送信させる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、送信処理部211が、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号を、車両側ユニット2の各LFアンテナのエリアに向けて順番に送信させる構成であってもよい。他にも、送信処理部211が、同時方式を指定する指定情報を含むWake信号を、車両側ユニット2の各LFアンテナのエリアのうちの1つのエリアのみに向けて送信させる構成としてもよい。
実施形態4の構成であっても、LF送信部22の通信範囲内に携帯機3が存在しない場合には、スロット方式で返信される登録部214に登録されている全携帯機3のAck信号の返信タイミングが終了するのを待つよりも早く、UHF受信部23の動作を停止させることが可能になる。よって、通信信頼性を確保しつつ、消費電流をより低減することが可能になる。
(実施形態5)
前述の実施形態では、認証システム1を車両に適用する構成を示したが、認証システム1を車両以外に適用する構成としてもよい。例えば、住宅,施設等に適用し、住宅,施設等のドアの施解錠の認証に用いる等の構成としてもよい。
なお、本開示は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1 認証システム、2 車両側ユニット、3 携帯機、21 照合ECU(認証対象装置)、20 車載装置(認証対象装置)、22 LF送信部(認証対象側送信部,認証対象装置)、23 UHF受信部(認証対象側受信部,認証対象装置)、24a,24b ドアアンテナ(アンテナ)、25 室内アンテナ、26 トランク外アンテナ(アンテナ)、27 ボデーECU、28 パワーユニットECU、31 制御部、32 LF受信部(携帯側受信部)、33 UHF送信部(携帯側送信部)、34 操作入力部、211 送信処理部、212 受信処理部、213 動作切替部、214 登録部、215 照合部、216 車室内外判定部、217 車両制御許可部、311 登録部、312 照合部、313 応答処理部

Claims (6)

  1. 認証対象で用いられる認証対象装置(20)と、ユーザに携帯される携帯機(3,3a〜3c)とを含み、前記認証対象装置は、前記携帯機との間での無線通信を介した照合によって前記認証対象の制御を行うための認証を行う認証システムであって、
    前記認証対象装置は、
    信号をのせた電波を送信する認証対象側送信部(22)と、
    信号をのせた電波を受信する認証対象側受信部(23)と、
    正規の複数の前記携帯機を登録する登録部(214)とを備え、
    前記認証対象側送信部は、前記照合に先がけて、前記携帯機を起動させるためのWake信号を送信するものであり、
    前記認証対象側受信部は、前記認証対象側送信部で前記Wake信号を送信する場合に起動し、
    前記携帯機は、
    信号をのせた電波を送信する携帯側送信部(33)と、
    信号をのせた電波を受信する携帯側受信部(32)とを備え、
    前記携帯側送信部は、前記携帯側受信部で前記Wake信号を受信したことをもとに、肯定応答としてのAck信号を返信するものであって、前記登録部に登録される正規の複数の前記携帯機ごとに前記Wake信号に対する前記Ack信号の返信タイミングが異なるよう前記返信タイミングが設定されるスロット方式と、前記スロット方式で設定される最も遅い前記返信タイミングよりも早い、これらの前記携帯機ごとに一律同じ前記返信タイミングが設定される同時方式とを切り替え可能なものであり、
    前記認証対象側送信部は、前記Wake信号を送信する場合に、まずは前記同時方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を送信し、前記認証対象側受信部で前記電波を受信しなかった場合には、前記認証対象側受信部の動作を停止させる一方、前記認証対象側受信部で前記電波を受信した場合には、前記スロット方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を続いて送信し、
    前記携帯側送信部は、前記同時方式で前記Ack信号を返信するよう指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を前記携帯側受信部で受信し、前記Ack信号を返信する場合には、前記登録部に登録される正規の複数の前記携帯機ごとに一律同じ前記返信タイミングで返信する一方、前記スロット方式で前記Ack信号を返信するよう指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を前記携帯側受信部で受信し、前記Ack信号を返信する場合には、自機器に固有に設定される前記返信タイミングで返信し、
    前記認証対象側送信部は、前記同時方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を送信する場合に、このWake信号を送信したことに対して前記携帯機から返信される前記電波を前記認証対象側受信部で受信せずには、前記スロット方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を送信しない認証システム。
  2. 前記Wake信号のフレーム長は、前記同時方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号であっても、前記スロット方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号であっても同じ長さである請求項1に記載の認証システム。
  3. 前記Wake信号は、フレームにこのWake信号の送信元の前記認証対象装置を識別するための識別情報が含まれるものであって、前記指定情報を含ませないWake信号において前記識別情報が割り当てられる分のビット幅の一部が、前記指定情報に割り当てられる請求項2に記載の認証システム。
  4. 前記認証対象側送信部は、
    それぞれ通信範囲が異なる、前記認証対象に設けられる複数のアンテナから前記電波を送信するものであり、
    前記Wake信号を送信する場合に、まずは複数の前記アンテナから一斉に、前記同時方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を送信し、前記認証対象側受信部で前記電波を受信しなかった場合には、前記認証対象側受信部の動作を停止させる一方、前記認証対象側受信部で前記電波を受信した場合には、前記認証対象側受信部で前記Ack信号を受信するまで、複数の前記アンテナから順次、前記スロット方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を送信する請求項1〜3のいずれか1項に記載の認証システム。
  5. 前記認証対象装置は、車両で用いられるものであって、
    前記認証対象側送信部は、前記照合に先がけて、前記車両の駐車時に周期的に、前記携帯機を起動させるためのWake信号を送信するものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の認証システム。
  6. 認証対象で用いられ、ユーザに携帯される携帯機(3,3a〜3c)との間での無線通信を介した照合によって前記認証対象の制御を行うための認証を行う認証対象装置であって、
    信号をのせた電波を送信する認証対象側送信部(22)と、
    前記認証対象側送信部から電波にのせて送信した信号に対して前記携帯機から返信される信号をのせた電波を受信する認証対象側受信部(23)と、
    正規の複数の前記携帯機を登録する登録部(214)とを備え、
    前記認証対象側送信部は、前記照合に先がけて、前記携帯機を起動させるためのWake信号を送信するものであり、
    前記認証対象側受信部は、前記認証対象側送信部で前記Wake信号を送信する場合に起動し、
    前記認証対象側送信部は、前記Wake信号を送信する場合に、まずは、前記登録部に登録される正規の複数の前記携帯機ごとに前記Wake信号に対する肯定応答としてのAck信号の返信タイミングが異なるよう前記返信タイミングが設定されるスロット方式で設定される最も遅い前記返信タイミングよりも早い、前記登録部に登録される正規の複数の前記携帯機ごとに一律同じ前記返信タイミングが設定される同時方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を送信し、前記認証対象側受信部で前記電波を受信しなかった場合には、前記認証対象側受信部の動作を停止させる一方、前記認証対象側受信部で前記電波を受信した場合には、前記スロット方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を続いて送信し、
    前記認証対象側送信部は、前記同時方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を送信する場合に、このWake信号を送信したことに対して前記携帯機から返信される前記電波を前記認証対象側受信部で受信せずには、前記スロット方式で前記Ack信号を返信するよう前記携帯機に指定する指定情報を含ませた前記Wake信号を送信しない認証対象装置。
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