JP6896845B2 - 燃料集合体を保持するためのダンパシステム付きグリッパ - Google Patents

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Description

本発明は燃料集合体を保持するためのダンパシステム付きグリッパに関する。
核技術設備の内部で燃料集合体を輸送し得る燃料集合体装填機の当該グリッパは、当該燃料集合体装填機―例えば当該燃料集合体の伸縮式マスト―に当該グリッパを固定するためのハウジングと、当該ハウジングの内部を軸方向に摺動し得るようにして配置された内側部材とを含んでいる。燃料集合体を保持、降下するために、当該内側部材は第一のエンドポジションへと運動させられる。当該燃料集合体の当該輸送中、当該内側部材は第二のエンドポジションに位置している。当該内側部分には、グリップポジションとレリースポジションとの間を可動する一つ又は複数のツメ部材が配置されており、該ツメ部材は当該燃料集合体のグリップ又はシャックルと噛み合い、こうして、当該燃料集合体との摩擦係止結合を生み出し、他方、当該燃料集合体は当該ツメ部材に掛着されている。
当該グリッパの当該ハウジングはガイド窪み―一般に、二つのガイド窪み―を有し、同所に当該内側部材に固定されたストッパ部材例えばフェザーキーがガイドされている。その際、これらのガイド窪みは、当該内側部材の当該第一と当該第二のエンドポジションにおける当該ストッパ部材のための下側及び上側の機械式ストッパを形成する。したがって、当該内側部材と当該ハウジングとの間に相応した力の流れが生み出される。当該内側部材と当該ハウジングとの間にはブロック歯形が噛み合っており、その際、一つの歯が、当該ツメ部材の当該ポジション―グリップポジション又はレリースポジション―に応じて、当該ブロック歯形の二つの凹みのうちの一方に嵌まり込み、こうして、当該ツメ部材をそれぞれの当該ポジションに確実に保持する。さらに、当該内側部材と当該ハウジングとの間には、当該ストッパ部材を経て当該ハウジングに対する当該内側部材のプレストレスをもたらすグリッパばねが軸方向に配置されている。
通常運転時、したがって、支障のない運転時において、当該燃料集合体は、当該輸送の間、グリップポジションに位置する当該ツメ部材を経て、当該グリッパに保持される。その際、各々のストッパ部材は、それらのガイド窪みの当該下側ストッパに密接し、当該ブロック歯形は、当該ツメ部材がそのグリップポジションに保持されるようにして、噛み合っている。当該グリッパのセットに際し、したがって、当該輸送の開始又は終了時の当該保持又は解放の間、当該燃料集合体は直立し、当該内側部材は当該燃料集合体ないしそのグリップ又はシャックルを押圧する。当該燃料集合体装填機ないしその伸縮式マストの当該重力によって当該グリッパばねが圧縮され、これにより、当該ハウジングは当該内側部材に対して相対変位して、当該フェザーキーが当該ガイド窪みの当該上側ストッパに密接し、当該内側部材は第一のエンドポジションに位置することとなる。当該ブロック歯形は開放し、当該ツメ部材は、例えば、ニューマチックピストンによって開放されることができる。
ただし、当該グリッパが燃料集合体と共に下降運動する際に、当該燃料集合体の足が、支障となる辺縁―例えば、燃料集合体貯蔵槽内にある収納ラックないしその上部エッジ又はいわゆる中性子吸収体シャフト―に乗ってしまい、その結果、当該燃料集合体の当該グリップ又はシャックルがもはや直接に当該ツメ部材に載っていず、該ツメ部材から浮き上がっていることがある。もしも燃料集合体が、続いて、当該辺縁から滑り落ちれば、それは短時間の間、自由落下状態にあり、つまり、当該グリッパの当該ツメ部材中に落下することとなる。その際に発生する当該衝撃は、当該燃料集合体の当該担持構造、当該グリッパ及び当該燃料集合体装填機にさらに動荷重をかけることになる。こうした超過荷重時には、当該燃料集合体、当該グリッパ又は当該燃料集合体装填機に損傷が生ずることがある。
独国特許出願公開第102008024358号明細書から、例えば、燃料集合体を保持するためのグリッパを具えた原子炉クレーンないし燃料集合体装填機が知られており、その際、当該原子炉クレーンないし当該燃料集合体装填機を当該超過荷重から保護するための装置が設けられている。
独国特許出願公開第102008024358号明細書
そこで、本発明の目的は、当該グリッパの当該ツメ部材中に落下する燃料集合体によって生ずる追加荷重を軽減して、当該燃料集合体、当該グリッパ又は当該燃料集合体装填機の損傷を回避することである。
上記目的は、燃料集合体を保持するための、請求項1に記載の特徴を有するグリッパによって達成される。好適な実施態様及び発展形態はそれぞれ従請求項に記載したとおりである。
燃料集合体を保持するための当該グリッパは、当該グリッパを燃料集合体装填機に固定するためのハウジングと、当該ハウジング内に配置された内側部材とを含み、その際、当該内側部材と当該ハウジングとは、当該内側部材が第一のエンドポジションと第二のエンドポジションとの間を可動するように、軸方向において互いに変位し得るように配置されている。当該グリッパは、当該燃料集合体を保持するために、グリップポジションとレリースポジションとの間を可動する少なくとも一つのツメ部材を含んでいる。さらに、当該グリッパは、軸方向において当該ハウジングと当該内側部材との間に配置されたグリッパばねを含んでいる。当該グリッパばねは、当該ハウジングに対して当該内側部材をプレスストレスして、当該第二のエンドポジション及び/又は軸方向において当該第一と当該第二のエンドポジションとの間に位置する中間ポジションから発して当該第一のエンドポジションへの、当該ハウジング及び/又は当該燃料集合体装填機に対する当該内側部材の相対運動に抗して作用する。当該グリッパ及び/又は当該燃料集合体に生ずる超過荷重を軽減するために、当該グリッパはダンパシステムを含んでいる。当該ダンパシステムは、当該ダンパシステムを当該グリッパの当該ハウジングと結合するための少なくとも一つの結合部材及び当該ダンパシステムを当該グリッパの当該内側部材と結合するための第二の結合部材又は、当該ダンパシステムを当該燃料集合体装填機と結合するための少なくとも一つの第一の結合部材及び当該ダンパシステムを当該グリッパの当該ハウジングと結合するための第二の結合部材又は、当該ダンパシステムを当該燃料集合体装填機と結合するための少なくとも一つの第一の結合部材及び当該ダンパシステムを当該グリッパの当該内側部材と結合するための第二の結合部材を含んでいる。さらに、当該ダンパシステムは少なくとも一つのばね部材を含み、その際、該ばね部材は次のようにして―つまり、該ばね部材が、当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへの、当該ハウジング及び/又は当該燃料集合体装填機に対する当該内側部材の相対運動ないし当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへの当該内側部材の運動に際する当該燃料集合体装填機に対する当該ハウジングの相対運動に抗して作用するようにして―当該第一及び/又は当該第二の結合部材に配置されている。
換言すれば次の通りである:つまり、当該ダンパシステムは、当該ダンパシステムを当該ハウジングと結合するための第一の結合部材及び当該ダンパシステムを当該内側部材と結合するための第二の結合部材又は、当該ダンパシステムを当該燃料集合体装填機と結合するための第一の結合部材及び当該ダンパシステムを当該ハウジングと結合するための第二の結合部材又は、当該ダンパシステムを当該燃料集合体装填機と結合するための第一の結合部材及び当該ダンパシステムを当該内側部材と結合するための第二の結合部材を有している。当該ばね部材は次のようにして―つまり、該ばね部材が、当該第一の結合部材が当該ハウジング又は当該燃料集合体装填機と結合され、当該第二の結合部材が当該内側部材と結合されている限りで、当該ハウジング又は当該燃料集合体装填機に対する当該内側部材の相対運動に抗して作用し、当該第一の結合部材が当該燃料集合体装填機と結合され、当該第二の結合部材が当該ハウジングと結合されている限りで、当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへの当該内側部材の運動に際する当該燃料集合体装填機に対する当該ハウジングの相対運動に抗して作用するようにして―当該第一及び/又は第二の結合部材に結合されあるいは該部材に配置されている。
当該内側部材と当該ハウジングとは、当該グリッパの運転中において垂直方向に等しい軸方向に、互いに相対変位可能である。一般に、当該内側部材はストッパ部材を有し、該部材は当該ハウジングに設けられた軸方向に延びる窪み内にガイドされ、第一のエンドポジションにおいて当該窪みの第一のストッパ面―当該グリッパの垂直配向時の上側ストッパ面―に密接している。その際、当該第一のエンドポジションは、当該燃料集合体の保持又は降下中に占められるポジションである。当該内側部材は、先ず、当該燃料集合体上に着座し、続いて、当該燃料集合体あるいは当該グリッパの当該ハウジングが固定された当該伸縮式マストの当該重力が当該グリッパばねを圧縮し、こうして、当該ハウジングは当該内側部材に対して相対的に下方へ変位して、当該ストッパ部材は当該窪みの当該第一の上側ストッパ面に密接し、かくて、当該内側部材は当該第一のエンドポジションに位置する。したがって、当該第一のエンドポジションは、当該内側部材が当該ハウジングに対して最大限に取り得るポジションに位置することを特徴としており、その際、当該内側部材と当該ハウジングとの間の軸方向間隔は最小である。当該グリッパばねは、当該第一のエンドポジションへの当該内側部材のこの運動に抗する作用をなす。
当該第二のエンドポジションは、当該内側部材が、機械式ストッパないしストッパ部材によって、当該ハウジングに対して最大限に取り得るポジションに位置することを特徴としており、その際、当該内側部材と当該ハウジングとの間の間隔は最大であって、当該グリッパに超過荷重が生ずる際に当該内側部材が最大限に取り得るポジションである。当該グリッパばねの当該力により、当該内側部材は、基本的に、当該ハウジングから離間するように押圧され、その際、当該グリッパばねは当該超過荷重時に生ずる荷重を吸収することはできず若しくは限定的に吸収し得るにすぎない。
当該中間ポジションは、通常運転時、したがって、常用荷重による支障のない運転時、燃料集合体の輸送中、燃料集合体の持上げ中又は下降中あるいは、燃料集合体装填機の空運転中に当該内側部材が占めることのできる、当該ハウジングに対する当該内側部材の当該ポジションを特徴づけるものである。この場合にも、当該内側部材は当該グリッパばねの当該力によって当該ハウジングから離間するように押圧される。
さて、本発明によれば、ダンパシステムが設けられており、これによって、当該内側部材は、燃料集合体の当該輸送又は垂直方向への当該持上げないし下降中に、機械式ストッパないし当該ストッパ部材によって最大限取り得る当該第二のエンドポジションではなく、軸方向において当該第一と当該第二のエンドポジションの間に位置する当該中間ポジションを占める。その際、当該ダンパシステムは次のように―つまり、該システムが当該超過荷重時に応答し、したがって、当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへの当該内側部材の運動に抗して作用し、これによって、当該中間ポジションを越える当該内側部材の運動を緩和するように―形成されている。当該燃料集合体が、その輸送又は垂直方向への持上げ若しくは下降中に、滑り落ち、当該内側部材に配置された当該ツメ部材中に落下する場合には、当該燃料集合体の当該落下を受けとめて、その際に生ずる衝撃を緩和するために、当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへの当該距離が利用される。これによって、当該燃料集合体の当該担持構造並びに当該グリッパ又は当該燃料集合体装填機の損傷が回避される。
こうして、当該グリッパばねは、当該内側部材の垂直方向上方へ向いた運動に抗する作用を果たし、当該ダンパシステムは、当該内側部材ないし当該ハウジングの下方へ向いた運動に抗する作用を果たす。換言すれば次の通りである:つまり、当該グリッパばねによって当該内側部材に及ぼされる当該力は垂直方向下方へ作用し、当該ダンパシステムによって当該内側部材又は当該ハウジングに及ぼされる当該力は垂直方向上方へ作用する。その際、当該グリッパばねは、当該中間ポジションと当該第一のエンドポジションとの間の当該内側部材の運動に際して作用し、当該ダンパシステムは、当該中間ポジションと当該第二のエンドポジションとの間の当該内側部材の運動に際して作用する。
その際、当該第一並びに第二の結合部材はいずれも、直接並びに間接に、当該グリッパの当該ハウジング及び/又は当該燃料集合体装填機ないし当該グリッパの当該内側部材及び/又は当該ハウジングに配置され、それらと結合されていてよい。当該ハウジング及び/又は当該燃料集合体装填機に対する当該内側部材の相対変位可能性に基づき、当該第一の結合部材も当該第二の結合部材に対して相対変位可能である。換言すれば次の通りである:つまり、超過荷重時において、したがって、当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへの当該内側部材の運動に際し、当該第一の結合部材は当該第二の結合部材に対して相対運動させられるために、それら相互の間隔は変化する。
その際、当該内側部材ないし当該ハウジング及び/又は当該燃料集合体装填機との結合なる用語は、当該内側部材に生ずる超過荷重を当該ダンパシステムに伝達すること及び、場合により、当該荷重を当該ハウジングないし当該燃料集合体装填機を経て逃がすことを可能にする、当該第一ないし第二の結合部材及びそれと共に当該ダンパシステムを当該グリッパに連結することとして理解される。これにより、超過荷重時に、当該内側部材に生ずる超過荷重は、当該第二の結合部材を経て、当該ダンパシステムに伝達され、同所において、少なくとも一つの当該ばね部材によって相殺される。
本発明によるグリッパないしダンパシステムの当該利点は、それが純機械式に動作し、したがって、油圧若しくは空気圧部品もエネルギー供給もいずれも不要であるという点にある。これによって、当該ダンパシステムは、加えてさらに時間的遅れなしに、当該内側部材が当該中間ポジションを越えて変位させられるや直ちに応答する。さらに、当該グリッパ自体に当該ダンパシステムを配置することにより、当該グリッパないし当該燃料集合体装填機の機能態様に影響を及ぼすことなく、省スペース的配置が実現される。加えて、当該グリッパに、その既存の構造にコスト高な改修を施す必要なしに、当該ダンパシステムを取り付けることが可能である。
当該第一の結合部材は、好ましくは、少なくとも一つの固定手段によって、当該ハウジング又は当該燃料集合体装填機の内周面又は外周面、特に、当該燃料集合体装填機の伸縮式マストに固定され及び/又は当該第一の結合部材は、当該ハウジングの当該内周面又は外周面に設けられた窪み内に、相補嵌合摩擦係止されて支持され及び/又は当該第一の結合部材は、当該燃料集合体装填機又は当該ハウジングの一部として形成され、したがって、当該燃料集合体装填機と一体に形成されている。固定手段としては、極めて多様な、当業者に最もよく知られた固定手段例えばねじが考えられる。当該第一の結合部材を、加えてさらに又は単に相補嵌合摩擦係止によって、当該ハウジングと結合するために、例えば、溝の形の窪みが、当該ハウジング又は当該燃料集合体装填機の当該外周面又は内周面に設けられる。
当該第一並びに当該第二の結合部材はいずれも、当該ハウジング及び/又は当該燃料集合体装填機、特に、当該燃料集合体装填機の当該伸縮式マストないし当該内側部材及び/又は当該ハウジングをとりわけ完全に包囲する、好ましくは、リング状プレートを含んでいる。その際、当該リング状プレートは、またも、当該ハウジング及び/又は当該燃料集合体装填機の一部として形成されていてよい。
当該グリッパないし当該ダンパシステムの好ましい実施態様において、当該第二の結合部材は、当該内側部材の外周面に設けられた窪み内に支持されあるいは当該内側部材に固定された少なくとも一つの第一の荷重伝達部材を含んでいる。当該荷重伝達部材は、超過荷重時に当該内側部材に生ずる荷重を当該ダンパシステムに伝達するために使用される。好ましくは、既に当該内側部材に固定されている当該ストッパ部材例えば当該フェザーキーが第一の荷重伝達部材として利用される。
当該グリッパないし当該ダンパシステムのさらに別の好適な実施形態において、当該第二の結合部材は、少なくとも一つの第一の荷重伝達部材と少なくとも一つの第二の荷重伝達部材を含み、その際、当該第一の荷重伝達部材は当該内側部材の外周面に設けられた窪み内に支持され、その際、当該第一の荷重伝達部材は少なくとも当該中間ポジション及び/又は当該内側部材の当該第二のエンドポジションにおいて第二の荷重伝達部材に密接して、超過荷重時に当該内側部材に生ずる荷重を当該第一の荷重伝達部材を経て当該第二の荷重伝達部材に伝達すると共に、当該ダンパシステムに伝達する。通常運転時において、特にリング状プレートとして形成されている当該第一及び第二の荷重伝達部材は、当該内側部材が当該中間ポジションに位置していれば、接触領域において、互いに面状に密接している。超過荷重時において、当該超過荷重は、当該第一の荷重伝達部材によって当該第二の荷重伝達部材に伝達されると共に、当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへの当該内側部材の当該運動に抗して作用する当該ダンパシステムに伝達される。その際、当該第一の荷重伝達部材は、この場合にも、特に、ストッパ部材によって形成され、該ストッパ部材は、当該ハウジングに設けられた窪み内で軸方向に変位し得るように支持されて、当該内側部材の当該第一のエンドポジションにおいて当該窪みの上側ストッパ面に密接している。通常運転時に、当該第一の荷重伝達部材は、当該中間ポジションにおいて、当該第二の荷重伝達部材に密接している。当該超過荷重時におけると共に当該第二のエンドポジションにおいて、当該第一の荷重伝達部材は、当該窪みの下側ストッパ面に密接している。この場合にも、例えば当該ストッパ部材ないし当該グリッパのフェザーキーが第一の荷重伝達部材として機能する。
少なくとも一つの当該ばね部材は、好ましくは、第一の端部で当該第一の結合部材に、第二の端部で当該第二の結合部材に、特に、当該第一又は第二の荷重伝達部材に支保されている。換言すれば次の通りである:つまり、当該第一の結合部材は、当該ばね部材の当該第一の端部のための第一のストッパ面を形成し、当該第二の結合部材は、当該ばね部材の当該第二の端部のための第二のストッパ面を形成する。したがって、少なくとも一つの当該ばね部材は、当該第一と当該第二の結合部材の間に配置されている。これにより、超過荷重時に生ずる荷重は、当該内側部材と連結された当該第二の結合部材によって当該ダンパシステムに伝達され、同所で、少なくとも一つの当該ばね部材の圧縮によって少なくとも一部が吸収されて、前記第一の結合部材を経て当該ハウジング及び/又は当該燃料集合体装填機に逃がされる。その際、少なくとも一つの当該ばね部材は次のようにして―つまり、通常運転時に作用して当該ダンパシステムにかかる荷重は当該ばね部材を圧縮しないようにして―プレストレスされている。超過荷重時において初めて、したがって、垂直方向に作用する当該力が当該プレストレス力を上回る場合に初めて、当該ばね部材は圧縮される。
さらに別の好適な実施形態において、少なくとも一つの当該ばね部材は、第二の端部によって、当該第二の結合部材の、当該第一の結合部材とは反対側に位置するストッパ面に支保されている。さらに、当該第一の結合部材と当該第二の結合部材とは、直接又は間接に、互いに着脱式固定されており、その際、当該固定は、当該内側部材が当該中間ポジションから当該第二のポジションへと運動する際に、解除されることができる。この場合にも、少なくとも一つの当該ばね部材は次のようにして―つまり、通常運転時に作用して当該ダンパシステムにかかる荷重は当該ばね部材を圧縮せず、当該超過荷重時に初めて当該ばね部材の圧縮が生ずるようにして―プレストレスされている。
当該第一の結合部材及び/又は当該第二の結合部材、特に、当該第二の荷重伝達部材は、凸状に湾曲した表面、したがって、やや球状の表面を有するか又は、当該ハウジングに設けられた当該窪み及び/又は当該第一の荷重伝達部材に密接する平らないし平坦な表面を有しているのが好適である。表面が凸状に湾曲していれば、理想的なケースにおいて、当該ハウジングないし当該第一の荷重伝達部材に、点状ないし線状の当該第一ないし第二の結合部材の接触面が形成され、これによって、当該ダンパシステムへの当該荷重伝達及び当該ダンパシステムから当該グリッパの当該ハウジングへの荷重伝達が改善される。その際、超過荷重時に作用する当該力は、当該表面に対して垂直に、それと共に、当該ダンパシステムないし当該第一又は第二の結合部材ないし当該荷重伝達部材の中心に伝達されるため、生じ得るてこ作用によって惹起される付加荷重が回避される。別法として、当該第一及び/又は第二の結合部材、特に、当該第二の荷重伝達部材は、当該ダンパシステムの当該構造ないし該システムと当該グリッパとの当該結合によって、当該第二の荷重伝達部材と当該第一の荷重伝達部材とが互いに平行をなしあるいは両者の間に平らな接触面が形成されることが保証されている限りで、当該第一の荷重伝達部材に対向する平らな表面を有していてよい。
当該ダンパシステムをプレストレスすべく、当該ダンパシステムは、当該第一の結合部材に配置ないし固定されて、当該第二の結合部材に対して可動式に支持されているか又は当該第二の結合部材に固定されて、当該第一の結合部材に対して可動式に支持されている、少なくとも一つの当該ばね部材をプレストレスするための、好ましくは少なくとも一つのプレストレス部材を含んでいる。通常運転時において、少なくとも一つの当該ばね部材は、それが非常に強剛で縮まないようにプレストレスされている。超過荷重時に、したがって、当該ダンパシステムに作用する当該力が少なくとも一つの当該ばね部材の当該プレストレスを上回る場合に、当該内側部材は当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへと運動し、その際、この運動は、当該内側部材に作用する当該付加荷重が当該ダンパシステムに伝達されるために、当該ダンパシステムによって緩和される。当該運動の減速と共に超過荷重が低減された後、当該内側部材は、少なくとも一つの当該ばね部材の当該プレストレスによって、再び当該中間ポジションへと運動する。
その際、少なくとも一つの当該プレストレス部材は、構造的に簡易な形で、一本のねじとして形成され、その軸部ないし該軸部の当該自由端は、当該第一又は第二の結合部材に固定されると共に、当該第一又は第二の結合部材に設けられた貫通穴を貫いて延び、こうして、当該ねじによって形成されたストッパ面、特に、当該ねじの頭部は、当該第一又は第二の結合部材に相補嵌合摩擦係止されて密接している。当該ねじは、これによって、例えば、当該第一の結合部材に配置された少なくとも一つの当該ばね部材を当該第二の結合部材に対してプレストレスし又は、当該第二の結合部材に配置された少なくとも一つの当該ばね部材を当該第一の結合部材に対してプレストレスする。
その際、当該プレストレス部材ないし当該ねじは、当該プレストレス部材ないし当該ねじのストッパ面―より正確には、当該ねじ頭部―が、当該第一又は第二の結合部材に後方から当接すると共に当該第一又は第二の結合部材のストッパ面ないし後方当接面に相補係合摩擦係止によって密接する一つのストッパ面を形成することによって、当該第一又は第二の結合部材との間に相補係合摩擦係止結合を形成する。別法として、当該ねじ頭部は、少なくとも一つの当該ばね部材自体のための、該ばね部材が第一又は第二の端部で同所に支保されるストッパ面を形成してもよい。当該中間ポジション、当該第一のエンドポジションにおいて及び、当該中間ポジションから当該第一のエンドポジションへの当該内側部材の運動に際し、当該プレストレス部材の当該ストッパ面は、当該第一又は第二の結合部材の当該後方当接面又は少なくとも一つの当該ばね部材の当該第一又は第二の端部に密接している。当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへの当該内側部材の運動に際し、したがって、超過荷重時に、当該プレストレス部材の当該ストッパ面は当該ストッパ面ないし当該第一及び/又は第二の結合部材の当該後方当接面から浮揚し、少なくとも一つの当該ばね部材は圧縮される。
当該グリッパのさらに別の好ましい実施態様において、当該ダンパシステムは当該ハウジングの内部に配置され、その際、当該第一の結合部材は、当該ハウジングの内周面に形成された窪み内に支持され、当該第二の結合部材は、当該ハウジング内を軸方向に延びる保持部材を経て、当該内側部材に間接的に連結されている。当該保持部材は、特に、その第一の下端に当該内側部材が、かつ、その第二の上端に当該第二の結合部材が固定されている縦長のロッドである。
その際、当該第二の結合部材は、それぞれ当該保持部材を中心として回転対称的に配置された、好ましくは、少なくとも一つの第一の、特に好ましくは、少なくとも一つの第一の荷重伝達部材と一つの第二の荷重伝達部材とを含んでいる。少なくとも一つの当該ばね部材は、またも、第一の端部で当該第一の結合部材に、第二の端部で当該第二の結合部材に、特に、当該第一又は第二の荷重伝達部材に支保されている。少なくとも一つの当該ばね部材の通常運転時におけるプレストレスは、例えば、当該第一又は第二の結合部材を少なくとも一つの当該ばね部材とは反対側の側面で支保する、当該ハウジング内に配置されたストッパ部材によって実現される。
当該第一の荷重伝達部材は、好適には、リング状プレートを含み及び/又は当該第二の荷重伝達部材はT形断面を有し、その際、少なくとも一つの当該ばね部材の当該第二の端部は当該T形の荷重伝達部材に支保されている。当該第一の荷重伝達部材は当該T形荷重伝達部材のアームに配置されているため、当該超過荷重時に、当該荷重は、当該中間ポジションから当該第二のエンドポジションへの当該内側部材の当該運動したがって垂直方向下方への運動に従動する当該保持部材を経て、当該第一の荷重伝達部材に、続いて、当該第二の荷重伝達部材に伝達され、少なくとも一つの当該ばね部材が圧縮される。少なくとも一つの当該ばね部材を第一の端部で支保している当該第二の荷重伝達部材は、通常運転時において、少なくとも一つの当該ばね部材をプレストレスすべく、ストッパ部材に密接している。
好ましくは、当該ダンパシステムは、当該内側部材及び/又は当該ハウジングを包囲して又は当該ハウジング内部に、特に、等間隔で分散配置された少なくとも二つ、特に、四つのばね部材を含んでいる。
別途実施形態において、当該ダンパシステムは、当該内側部材及び/又は当該ハウジングを同心包囲して又は当該ハウジングの内部に当該ハウジング及び/又は当該内側部材の中心縦軸を中心として同心配置されたばね部材を含んでいる。この場合、当該内側部材ないし当該ハウジングは同時に当該ばね部材のためのガイドとして機能する。
少なくとも一つの当該ばね部材は、好ましくは、皿ばね又は重ね皿ばね、したがって、少なくとも二枚の、軸方向に積重ねて配置された皿ばねである。当該ばね特性ないし当該ばね力は、重ね皿ばね又は束ね皿ばねに束ねられる当該個々の皿ばねの重ね数及び束ね数によって、調節することが可能である。皿ばねは、同等なばね特性を設定するのに―例えばコイルばねに比して―必要な構造空間が狭小で済むという当該利点を有する。
汚染物質の侵入及び、場合により、欠陥ばね部材の破片の逸失を防止すべく、少なくとも一つの当該ばね部材は、好適には、ケースの内部、特に、端面が開放したケースの内部に配置されている。当該運転中、当該グリッパは水面下にある。当該ケースによれば、さらに、超過荷重時において当該ばねの圧縮に際し、当該ケースの開放側の狭い環状隙間を通して水が排除され、これが付加的なダンパ効果をもたらすという利点が得られる。
超過荷重の発生を認識すると共に、燃料集合体の落下又は降下時の当該ダンパシステムの応答を検知すべく、当該ダンパシステムは、構造的に簡易な形で、例えば、当該ダンパシステムが活性化するや直ちに電流回路を遮断する開閉器として形成された検出装置を含んでいてよい。
以下、実施例の記述に基づき、添付図面を参照して、本発明をその他の特徴及び利点についても詳細に説明する。各図は、それぞれ、以下を概略的に示している。
燃料集合体を保持するための、ダンパシステムのないグリッパの断面図である。 燃料集合体を保持するための、第一の実施形態によるダンパシステム付きグリッパの断面図である。 燃料集合体を保持するための、第二の実施形態によるダンパシステム付きグリッパの断面図である。 燃料集合体を保持するための、第三の実施形態によるダンパシステム付きグリッパの断面図である。 燃料集合体を保持するための、第四の実施形態によるダンパシステム付きグリッパの断面図である。 燃料集合体を保持するための、第五の実施形態によるダンパシステム付きグリッパの断面図である。
図1は、燃料集合体当該輸送のための、ダンパシステムのないグリッパ2の下側部分を示す。当該グリッパ2は、燃料集合体装填機に当該グリッパ2を固定するための―とりわけ、燃料集合体装填機の当該伸縮マストに当該グリッパ2を固定するための―ハウジング4を含んでいる。さらに、当該グリッパ2は、当該ハウジング4の内部を軸方向に摺動し得るようにして配置された内側部材6を含んでいる。燃料集合体を保持、降下するために、当該内側部材6は、図1において右側に図示した第一のエンドポジションE1へと運動させられる。当該燃料集合体の当該輸送中、当該内側部材6は、図1において左側に図示した第二のエンドポジションE2に位置している。当該内側部材6には、グリップポジションとレリースポジションとの間を可動する一つ又は複数の、燃料集合体を保持するためのツメ部材8が配置されており、図1にはそのうちの一つだけが示されている。該ツメ部材8は当該燃料集合体のグリップ又はシャックルと噛み合い、こうして、当該燃料集合体は、当該輸送中、摩擦係止によって当該ツメ部材8に保持される。
当該グリッパ2の当該ハウジング4は二つのガイド窪み10を有し、該ガイド窪み内に、当該内側部材6に固定されたストッパ部材12―本実施例において、フェザーキー―が軸方向Aに摺動可能にガイドされている。その際、当該ガイド窪み10は、当該ストッパ部材12のための下側の機械式ストッパ面14aと上側の機械式ストッパ面14bとを形成するため、当該内側部材6は、当該第一のエンドポジションE1と当該第二のエンドポジションE2との間のみを当該ハウジング4に対して相対可動する。当該内側部材6と当該ハウジング4との間には、ブロック歯形16が噛み合っており、該歯形は、歯のポジションに応じて、当該ツメ部材8を確実にグリップポジション又はレリースポジションに保持する。さらに、当該内側部材6とハウジング4との間には、当該内側部材6を当該ストッパ部材12を経て当該ハウジング4に対してプレストレスするグリッパばね18が配置されている。その際、当該グリッパばね18は、当該第二のエンドポジションE2から当該第一のエンドポジションE1への当該内側部材6の運動に抗して作用する。
燃料集合体の当該輸送中、該集合体は、グリップポジションに位置するツメ部材8を経て、当該グリッパ2に保持され、当該ストッパ部材12は当該下側ストッパ面14aに着座し、したがって、当該内側部材6は、当該ハウジング4に対して、当該第二のエンドポジションE2に位置している。当該グリッパ2のセットに際し、したがって、当該輸送の開始又は終了時の当該保持又は解放の間、当該燃料集合体は直立し、当該内側部材6は当該燃料集合体ないしそのグリップ又はシャックルを押圧する。当該グリッパ2がさらに下降運動を続けると、当該グリッパばね18は当該燃料集合体装填機ないしその伸縮式マストの重力によって圧縮され、これによって、当該ハウジング4は当該内側部材6に対して下方に相対変位する。これは、当該フェザーキー12が当該ガイド窪み10の当該上側ストッパ面14bに着座するまで行なわれ、当該内側部材6は当該第一のエンドポジションに位置する。
本発明において、上述したグリッパ2は、当該グリッパ、当該燃料集合体装填機又は当該燃料集合体担持構造の損傷を回避すべく、故障時ないし超過荷重時に当該グリッパ及び/又は当該燃料集合体装填機に発生する超過荷重を緩和しあるいは当該ツメ部材8への燃料集合体の落下に起因する付加的エネルギーを低減させるダンパシステムを有する。
図2は、第一の実施形態によるダンパシステム20を有するグリッパ2を示している。この場合、当該グリッパ2の当該基本構造は上述した一連の特徴と同一であることから、その点については上記の説明を参照されたく、以下では、相違点のみに立ち入って説明することとする。図2の右側半分には、当該内側部材6が中間ポジションZに位置する通常運転時の当該状況が表されており、図2の左側半分には、当該内側部材が当該第二のポジションE2に位置する超過荷重時の当該状況が表されている。当該中間ポジションZとは、軸方向Aにおいて、当該第一のエンドポジションと当該第二のエンドポジションとの間に位置している。
当該ダンパシステム20は、当該ダンパシステム20を当該グリッパ2の当該ハウジング4に結合するための第一の結合部材22と、当該ダンパシステム20を当該グリッパ2の当該内側部材6に結合するための第二の結合部材24とを含んでいる。当該第一の結合部材22はリング状プレートとして形成され、複数本のねじ―図中不図示である―によって当該ハウジング4の外周面26aに固定されて、当該ハウジング4を完全に取り巻いている。別法として又はさらに加えて、当該第一の結合部材22は、当該ハウジング4の当該外周面26aに形成されたリング状窪みに相補嵌合摩擦係止されて保持されてもよいであろう。当該第二の結合部材24は、少なくとも一つ―本実施例においては四つ―の第一の荷重伝達部材28―図2ではそのうち二つのみが可視である―と、当該内側部材6が中間ポジションZ(図2―右側)から当該第二のエンドポジションE2(図2―左側)へと運動する際に発生する荷重を当該ダンパシステム20に伝達するための第二の荷重伝達部材30とを含んでいる。当該第二の荷重伝達部材30は、またも、リング状プレートとして形成され、当該内側部材6及び当該ハウジング4を完全に包囲している。当該第一の荷重伝達部材28に対向する当該第二の荷重伝達部材30の表面32は凸状に湾曲した表面を形成し、そのため、当該荷重は当該表面32に対して垂直に、したがって、当該第二の荷重伝達部材30の略中心に伝達される。
当該第一の結合部材22と当該第二の結合部材24との間、本実施例においては、当該第一の結合部材22と当該第二の荷重伝達部材30との間には、当該内側部材6及び当該ハウジング4を取り巻いて、皿ばねないし重ね皿ばねの形の総計四つのばね部材が均等な間隔で配置されているが、ただし、図2ではまたも、そのうち二つのばね部材34のみが可視である。さらに、当該ばね部材34のそれぞれはケース36内に配置されて、ばねルーム内への汚れの侵入が防止されている。
当該第一の荷重伝達部材28は、それぞれ、当該内側部材6の外周面40に設けられた窪み38内に支持されている。本実施例において、好適には、当該第一の荷重伝達部材28は当該グリッパの当該ストッパ部材12によって形成され、そのため、該ストッパ部材は、当該荷重伝達部材30との当該接触を可能とすべく、外側に向かって延長される。さらに、ダンパシステムのないグリッパとは異なり、加えてさらに二つのストッパ部材ないし第一の荷重伝達部材28、したがって、総計四つの第一の荷重伝達部材28が設けられて、超過荷重時に作用する当該力が総計四つのダンパシステム20ないし四つのばね部材34に配分される。加えてさらに、ダンパシステムのない上述した当該グリッパ2に比較して、当該内側部材6に設けられた当該窪み38の当該深さをさらに深くして、当該第一の荷重伝達部材28ないしフェザーキーの外側に向かっての当該延長に起因する曲げモーメントの高まりを吸収することができる。
それぞれのばね部材34は第一の端部で、当該第一の結合部材22に支保され、第二の端部で、当該第二の荷重伝達部材30に支保され、こうして、軸方向において、当該第一の結合部材22と当該第二の結合部材24との間に配置されている。
当該ダンパシステム20は、当該ばね部材34をプレストレス並びにガイドするための四つのプレストレス部材42を含んでいる。当該プレストレス部材42は、本実施例において、それぞれ一本のねじであり、その軸部44は一方の自由端が当該第二の結合部材24ないし当該第二の荷重伝達部材30に固定されている。当該ねじは当該第一の結合部材22に対して相対可動する。そのため、当該ねじの当該頭部46は、当該第一の結合部材22に設けられた貫通穴48を貫いて延び、こうして、当該第一の結合部材22に相補嵌合摩擦係止されて保持されている。当該プレストレス部材42ないし当該ねじは、当該第一の結合部材22と当該第二の結合部材24との間に配置されたそれぞれ一つのばね部材34をプレストレスする。さらに、当該ばね部材34は、当該プレストレス部材42ないし当該ねじによって軸方向Aにガイドされる。
通常運転時において、当該内側部材6が当該中間ポジションZに位置している場合、したがって、当該燃料集合体の当該持上げ、降下又は当該輸送中、それぞれの当該第一の荷重伝達部材28は当該第二の荷重伝達部材30上に着座している。それぞれのばね部材34ないしそれぞれの重ね皿ばねは、通常運転時において、非常に強剛で縮まないために、当該グリッパ2の基本的な運動学と機能態様は変化しない。当該ブロック歯形16は噛み合っている。
当該超過荷重時、したがって、当該作用荷重が当該プレストレスを上回る場合には、当該内側部材6は、掛着された当該荷重したがって当該燃料集合体と共に、当該ハウジング4に対して、当該中間ポジションZ(図2:右)から当該第二のエンドポジションE2(図:左)へと下方に向かって運動する。当該内側部材6のその際の当該移動距離は、当該超過荷重の低減に必要な当該減速距離に等しく、したがって、当該皿ばねストロークに等しい。当該中間ポジションZから当該第二のエンドポジションE2への当該内側部材6の当該運動は緩和される。この場合にも、当該ガイド窪み10の下側ないし上側のストッパ面14a、bが機械式ストッパとして機能する。当該グリッパ2の当該本来の機能態様及び仕様設計を維持すべく、当該ガイド窪み10は、好ましくは、当該皿ばねストローク分だけ下方へ向かって延長されている。当該減速と共に超過荷重の低減の後、当該内側部材6は、当該ばね部材34の当該プレストレスによって、再び上方へ向かって当初位置ないし当該中間ポジションZへと運動する。その際、当該ブロック歯形16は、例えば、付加的な歯と窪みによって、これらが当該ダンパシステム20の応答時にも噛み合ったままであるように改良されている。
当該グリッパ2が燃料集合体上に載置される際、これまでと同様、当該内部部材6は、当該グリッパばね18の力に抗して、当該中間ポジションZから当該第一のエンドポジションE1へと軸方向Aにおいて上方へ向かい、当該ハウジング4に対して相対運動する。
この場合、当該第一の荷重伝達部材28は、当該第二の荷重伝達部材30から上方へ浮揚している。
図3には、ダンパシステムのさらに別の実施形態120が示されているが、これは、当該構造及び当該機能態様の点で、図2に示した実施形態と基本的に同じであるため、当該態様及び当該機能については主として同所を参照されたい。同一の特徴には同一の符号が付されており、図3の右にあっては、またも当該内側部材6が当該中間ポジションZに位置する状態が表され、図3の左にあっては、当該内側部材6が当該第二のエンドポジションE2に位置する当該超過荷重事例が表されている。当該相違の核心は、当該ダンパシステム120が、当該グリッパ2の当該ハウジング4を包囲して同心配置されたばね部材134を含んでいる点のみである。したがって、当該ハウジング4は、当該ばね部材134ないし当該重ね皿ばねの中心を貫いて延びると同時に、当該ばね部材134のガイドとして機能する。さらに、当該ばね部材134、当該ハウジング4及び当該内側部材6を完全に包囲する単一のケース136が設けられている。
図4に示した、当該ダンパシステム220の当該実施形態において、当該第一の結合部材222は、当該ハウジング4の外周面26aに形成された窪み250内に支持されている。当該第二の結合部材224は、当該内側部材6の当該外周面40に設けられた窪み内に支持された、またも当該グリッパ2の当該ストッパ部材によって形成される四つの第一の荷重伝達部材228を含んでいる。この実施形態において、第二の又はさらに別の荷重伝達部材は不要であるが、それは当該ダンパシステム220が当該ハウジング4の外側ではなく、当該窪み250内に支持されており、したがって、当該第一の荷重伝達部材228が当該ばね部材234、本実施例において、例えばまたも四つのばね部材234―そのうち、またも二つのみが図示されている―と直接に連携することができるからである。この構造によれば、当該ダンパシステム220の極めてコンパクトな構造態様を達成することができるが、それは該システムが内側へずらされて、当該ハウジング4の当該外周面26aから突き出ていないか、ごく僅かに突き出ているにすぎないからである。
当該個々のばね部材234をプレストレスするための当該プレストレス部材242は、またもねじとして形成され、それぞれその軸部244が当該第一の結合部材222に固定されている。当該ねじないしその軸部244は、それぞれ、当該第二の結合部材224ないし当該第一の荷重伝達部材228の貫通穴248を貫いて延びている。当該中間ポジションZにおいて、当該頭部246によって形成されるストッパ面は、当該第二の結合部材224ないし当該第一の荷重伝達部材228に相補係合摩擦係止によって密着している。当該第二のエンドポジションE2において、したがって、超過荷重時に、当該頭部246は、当該第二の結合部材224ないし当該第一の荷重伝達部材228から上方へ浮揚している。
その他につき、形状設計及び機能態様に関しては、またも、図2に関して行なった説明を参照されたく、その際、またも、同一の特徴には同一の符号が付されており、図4の右側にあっては、またも、当該内側部材6が当該中間ポジションZに位置する状況が表され、図4の左側にあっては、当該内側部材6が当該第二のエンドポジションE2に位置する超過荷重時の状況が表されている。
図5に示した当該実施形態において、図1に示した当該グリッパが使用されるが、ただし該グリッパには、当該ハウジング4の上端にプラグ370が補足されている。当該ダンパシステム320は、当該グリッパの当該フランジ352と、当該燃料集合体装填機5の当該マストフランジ―これは、本実施形態において、当該第一の結合部材322を表している―との間で作用する。当該第二の結合部材324は、当該グリッパの当該ハウジング4に配置されあるいは該ハウジングに結合されている。中間ポジションZ(図5、右側)ないし通常運転時において、当該第一の結合部材322及び当該第二の結合部材324は、間接的に、つまり、当該グリッパフランジ352を介して、互いに連結されている。当該結合部材322は、当該燃料集合体装填機5の構成要素としてリング状に形成されている。当該結合部材324は、本実施例において、リング状プレートとして形成されて、当該ハウジング4を完全に包囲している。当該ばね部材334―例えば二つのばね部材334―は、第二の端部で、当該第一の結合部材322とは反対側に位置する、当該第二の結合部材324のストッパ面354に支保されている。当該ばね部材334は、第一の端部で、当該プレストレス部材342のストッパ面356に支保されている。当該第一の結合部材322と当該第二の結合部材324とは、当該グリッパフランジ352を介して、着脱式固定されている。この固定は、超過荷重時に、したがって、内側部材6(ここでは不図示である)並びに当該ハウジング4全体が、当該燃料集合体による当該内側部材6の当該荷重により、当該中間ポジションZから当該第二のエンドポジションE2(図5、左側)へと運動する際に、当該グリッパフランジ352の当該結合が外れることによって、着脱可能である。通常運転時及び超過荷重時において、当該ハウジング4の上端部の当該プラグ370はリニア滑り軸受ブシュ372によって当該燃料集合体装填機5の当該マスト内をガイドされる。
図6は、さらに別の実施形態のダンパシステム420を示しており、この場合、当該ダンパシステム420は当該ハウジング4内に配置されている。当該第一の結合部材422は、当該ハウジング4の内周面26bに形成された窪み450内に支持されて、相補嵌合摩擦係止されて保持されている。当該第二の結合部材424は、軸方向Aに延びる保持部材458を経て、間接的に、当該内側部材6と結合されている。当該保持部材458は、第一の下端部で当該内側部材6に固定されている縦長のロッドである。当該保持部材458の第二の上端部には、当該第二の結合部材424が固定されている。
当該第二の結合部材424は第一の荷重伝達部材428を含み、該部材は当該保持部材458を中心として回転対称的に配置されたリング状プレートとして形成されて、当該保持部材458の当該第二の上端部に固定されている。当該第一の荷重伝達部材428は、通常運転時及び超過荷重時において、当該保持部材458を中心として同じく回転対称的に配置された、T形断面を有する第二の荷重伝達部材430上に着座している。当該ダンパシステム420の当該ばね部材434は、当該保持部材458を同心包囲するばね部材であって、第一の端部で当該第一の結合部材422に支保され、第二の端部で当該第二の結合部材424ないし当該第二の荷重伝達部材430に支保されている。当該ばね部材434の当該プレストレスは、本実施形態において、ストッパ部材460によって達成される。当該ストッパ部材460は、当該グリッパの当該内側部材6内にねじ込まれて、当該保持部材458をその内部で軸方向にガイドしているケース462の一部である。当該ストッパ部材460は、当該保持部材458を中心にしてリング状に配置されている。
通常運転時において、当該第二の荷重伝達部材430は上側ストッパ面で当該ストッパ部材460に密接し、当該内側部材6は当該中間ポジションZ(図6、右側)に位置している。超過荷重時において、当該グリッパ2の当該内側部材6は、当該保持部材458に固定された当該第一の荷重伝達部材428を垂直方向下方に引張り、これによって、当該第一の荷重伝達部材428は当該第二の荷重伝達部材430を押圧し、該部材は、同じく垂直方向において、当該ばね部材434の当該ばね力に抗して下方へ運動させられる。これによって、当該ばね部材434が圧縮されて、超過荷重が緩和される。
2 グリッパ
4 グリッパのハウジング
5 燃料集合体装填機
6 グリッパの内側部材
8 ツメ部材
10 ガイド窪み
12 ストッパ部材
14a ガイド窪みの下側ストッパ面ないし上側ストッパ面
14b ガイド窪みの下側ストッパ面ないし上側ストッパ面
16 ブロック歯形
18 グリッパばね
20、120、220、320、420 ダンパシステム
22、222、322、422 第一の結合部材
24、224、324、424 第二の結合部材
26a ハウジングの外周面
26b ハウジングの内周面
28、228、328、428 第一の荷重伝達部材
30、330、430 第二の荷重伝達部材
32 第二の荷重伝達部材の表面
34、134、234、334、434 ばね部材
36、136、236、336 ケース
38 内側部材の外周面に設けられた窪み
40 内側部材の外周面
42、142、242、342 プレストレス部材
44、244、344 ねじの軸部
46、246、326 ねじの頭部
48、248 貫通穴
250、450 ハウジングに形成された窪み
352 グリッパフランジ
354 第二の結合部材324のストッパ面
356 プレストレス部材342のストッパ面
370 ハウジング上端のプラグ
372 リニア滑り軸受ブシュ
458 保持部材
460 ストッパ部材
462 ストッパ部材用ケース
A 軸方向
E1 第一のエンドポジション
E2 第二のエンドポジション
Z 中間ポジション

Claims (15)

  1. 燃料集合体を保持するためのグリッパ(2)であって、
    - 前記グリッパ(2)を燃料集合体装填機(5)に固定するためのハウジング(4)と、
    - 前記ハウジング(4)内に配置された内側部材(6)(ここで、前記内側部材(6)と前記ハウジング(4)とは、軸方向(A)において次のようにして―つまり、前記内側部材(6)が第一のエンドポジション(E1)と第二のエンドポジション(E2)との間を可動するようにして―互いに変位可能に配置されている)と、
    - グリップポジションとレリースポジションとの間を可動する少なくとも一つのツメ部材(8)と、
    - 前記第二のエンドポジション(E2)及び/又は軸方向(A)において前記第一のエンドポジション(E1)と前記第二のエンドポジション(E2)との間に位置する中間ポジション(Z)から前記第一のエンドポジション(E1)への前記ハウジング(4)に対する前記内側部材(6)の運動に抗して作用する、前記ハウジング(4)と前記内側部材(6)との間に配置されたグリッパばね(18)と、
    - 前記グリッパ(2)及び/又は前記燃料集合体装填機(5)にかかる超過荷重を軽減するためのダンパシステム(20、120、220、320、420)(ここで、前記ダンパシステム(20、120、220、320、420)は、前記ダンパシステム(20、120、220、420)を前記グリッパ(2)の前記ハウジング(4)に結合するための少なくとも一つの第一の結合部材(22、222、422)及び前記ダンパシステム(20、120、220、420)を前記グリッパの前記内側部材(6)に結合するための第二の結合部材(24、224、424)又は、前記ダンパシステム(320)を前記燃料集合体装填機(5)に結合するための少なくとも一つの第一の結合部材(322)及び前記ダンパシステム(320)を前記グリッパの前記ハウジング(4)に結合するための第二の結合部材(324)又は、前記ダンパシステムを前記燃料集合体装填機(5)に結合するための少なくとも一つの第一の結合部材及び前記ダンパシステムを前記グリッパの前記内側部材(6)に結合するための第二の結合部材及び少なくとも一つのばね部材(34、134、234、334、434)を含み、少なくとも一つの前記ばね部材(34、134、234、334、434)は次のようにして―つまり、該ばね部材が、前記中間ポジション(Z)から前記第二のエンドポジション(E2)への前記ハウジング(4)に対する前記内側部材(6)の運動に抗して作用するようにして―前記第一の結合部材(22、222、322、422)及び/又は前記第二の結合部材(24、224、324、424)に配置されている)と
    を有するグリッパ(2)。
  2. 前記第一の結合部材(22、222、422)は、少なくとも一つの固定手段によって、前記ハウジング(4)の内周面(26a、26b)又は外周面に又は前記燃料集合体装填機(5)に、特に、前記燃料集合体装填機(5)の伸縮式マストに固定され及び/又は前記ハウジング(4)又は前記燃料集合体装填機(5)の外周面又は内周面(26a、26b)に設けられた窪み(250、450)内に支持され及び/又は前記第一の結合部材(322)は前記燃料集合体装填機(5)又は前記ハウジング(4)の一部として形成されているように構成した、請求項1に記載のグリッパ(2)。
  3. 前記第一の結合部材(22、222、322、422)は、前記ハウジング(4)及び/又は前記燃料集合体装填機(5)、特に、前記燃料集合体装填機(5)の前記伸縮式マストをとりわけ完全に包囲するリング状プレートを含み及び/又は前記第二の結合部材(24、224、324、424)は、前記内側部材(6)及び/又は前記ハウジング(4)をとりわけ完全に包囲するリンク状プレートを含むように構成した、請求項1又は2に記載のグリッパ(2)。
  4. 前記第二の結合部材(24、224、324、424)は、前記内側部材(6)の外周面(40)に設けられた窪み(38)内に支持された少なくとも一つの第一の荷重伝達部材(28、228、328)を含むように構成した、請求項1から3のいずれか一項に記載のグリッパ(2)。
  5. 前記第二の結合部材(24、224、324、424)は、少なくとも一つの第一の荷重伝達部材(28)及び少なくとも一つの第二の荷重伝達部材(30)を含み、前記第一の荷重伝達部材(28)は、前記内側部材(6)の前記外周面(40)に設けられた当該窪み(38)内に支持されて、少なくとも前記中間ポジション(Z)及び/又は前記内側部材(6)の前記第二のエンドポジション(E2)において、前記第二の荷重伝達部材(30)に密接するように構成した、請求項1から4のいずれか一項に記載のグリッパ(2)。
  6. 少なくとも一つの前記ばね部材(34、134、234、434)は、第一の端部で前記第一の結合部材(22、222、422)に支保され、第二の端部で前記第二の結合部材(24、224、424)に、とりわけ、前記第一又は第二の荷重伝達部材(28、228、328、30)に支保されるように構成した、請求項1から5のいずれか一項に記載のグリッパ(2)。
  7. 少なくとも一つの前記ばね部材(334)は、第二の端部で、前記第一の結合部材(322)とは反対側に位置する、前記第二の結合部材(324)のストッパ面に支保され、前記第一の結合部材(322)と前記第二の結合部材(324)は直接又は間接に互いに着脱式固定され、当該固定は、前記内側部材(6)が前記中間ポジション(Z)から前記第二のエンドポジション(E2)へと運動する際に、解除され得るように構成した、請求項1から5のいずれか一項に記載のグリッパ(2)。
  8. 前記第一の結合部材(22、222、322、422)及び/又は前記第二の結合部材(24、224、324、424)、特に、前記第二の荷重伝達部材(30)は、前記ハウジング(4)の当該窪み及び/又は前記第一の荷重伝達部材(28、228、328)に密接する凸状に湾曲した表面(32)又は平らな表面を有するように構成した、請求項1から7のいずれか一項に記載のグリッパ(2)。
  9. 前記ダンパシステム(20、120、220、320、420)は、少なくとも一つのばね部材(34、134、234、334)をプレストレスするための少なくとも一つのプレストレス部材(42、142、242、342)を含み、該部材は前記第一の結合部材(222、322)に固定されて、前記第二の結合部材(224、324)に対して可動式に支持され、又は、前記第二の結合部材(24)に固定されて、前記第一の結合部材(22)に対して可動式に支持されているように構成した、請求項1から8のいずれか一項に記載のグリッパ(2)。
  10. 少なくとも一つの前記プレストレス部材(42、242、342)はねじであり、その軸部(44、244、344)は前記第一又は第二の結合部材(22、222、322、422)に固定されて、前記第一又は第二の結合部材に設けられた貫通穴(48、248、348)を貫いて延び、こうして、前記プレストレス部材(42、242、342)によって形成されたストッパ面は前記第一又は第二の結合部材に相補嵌合摩擦係止されて密接するように構成した、請求項9に記載のグリッパ(2)。
  11. 前記ダンパシステムは前記ハウジング(4)内に配置され、前記第一の結合部材(422)は前記ハウジング(4)の内周面(26b)に形成された窪み(450)内に支持され、前記第二の結合部材(424)は、前記ハウジング(4)内を軸方向(A)に延びる保持部材(458)を介して、間接的に前記内側部材(6)と連結されるように構成した、請求項1から3のいずれか一項に記載のグリッパ(2)。
  12. 前記第二の結合部材(424)は少なくとも一つの第一の荷重伝達部材(428)を、特に、それぞれ前記保持部材(458)を中心として回転対称的に配置された少なくとも一つの第一の荷重伝達部材(428)と第二の荷重伝達部材(430)とを含み、少なくとも一つの前記ばね部材(434)は、第一の端部によって前記第一の結合部材(422)に支保され、第二の端部によって前記第二の結合部材(424)―特に、前記第一又は第二の荷重伝達部材(428、430)―に支保されるように構成した、請求項11に記載のグリッパ(2)。
  13. 前記第一の荷重伝達部材(428)はリング状プレートを含み及び/又は前記第二の荷重伝達部材(430)はT形断面を有し、少なくとも一つの前記ばね部材(434)の当該第二の端部は、特に、前記T形の荷重伝達部材(430)に支保されるように構成した、請求項12に記載のグリッパ(2)。
  14. 前記ダンパシステム(20、220、320)は、前記内側部材(6)及び/又は前記ハウジング(4)を包囲して又は前記ハウジング(4)内に、特に、均等な間隔で配置された少なくとも二つの、特に、四つのばね部材(34、234、334)を含み又は、前記ダンパ部材(120、420)は、前記内側部材(6)及び/又は前記ハウジング(4)を包囲して又は前記ハウジングの内部に前記ハウジング(4)及び/又は前記内側部材(6)の中心縦軸を中心として同心配置された一つのばね部材(134、434)を含むように構成した、請求項1から13のいずれか一項に記載のグリッパ(2)。
  15. 少なくとも一つの前記ばね部材(34、134、234、334、434)は皿ばね又は重ね皿ばねであり及び/又は少なくとも一つの前記ばね部材(34、134、234、334、434)はケース(36、136、236、336、462)内に配置されるように構成した、請求項1から14のいずれか一項に記載のグリッパ(2)。
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