JP5473489B2 - エレベータのバネ緩衝器 - Google Patents

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この発明は、異常時に昇降体が昇降路の底面に衝突する衝撃を緩和するエレベータのバネ緩衝器に関するものである。
ばね緩衝器は、昇降路を昇降するエレベータのかごからなる昇降体の底面と対向し、エレベータの昇降路の底面に立設されており、円筒圧縮コイルばねからなっている。ばね緩衝器のバネはパイプの台に溶接され、そのパイプの台が緩衝器取付け板に溶接され、その緩衝器取付け板がボルトで昇降路の底面に止められている(例えば、特許文献1参照)。
そして、通常状態において要時に昇降路に設けられた最下階の乗場に停止する。この状態では、昇降体とばね緩衝器の上端の間に空隙が形成されて、昇降体によってばね緩衝器が圧縮されることはない。しかし、何らかの異常発生によって昇降体が最下階の乗場に対応した所定位置を越えて下降した場合には、昇降体の下面がばね緩衝器に衝突する。これによってばね緩衝器が圧縮され、昇降体の運転エネルギー及び位置エネルギーがばね緩衝器の圧縮エネルギーに変換され、衝突時の衝撃が緩衝されて昇降体が停止するようになっている。
特開2000−302353号公報
通常、ばね緩衝器には適用可能な荷重範囲(最小〜最大)が設定されている。一般的に適用荷重の最小値は衝突時の減速度のピークが大きくならないように設計する必要があり、また最大値はばね単体の強度を確認しながら設計する必要がある。しかしながら、ばねを溶接で台に取り付けるためバネ特性が変化し適用範囲が外れるといった問題がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、取付ける際に円筒コイルバネのバネ特性が変動を受けることがないエレベータのバネ緩衝器を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのバネ緩衝器は、エレベータの昇降路の底面に配置されるとともに上記底面にかごまたはおもりが衝突する直前に円筒コイルバネを圧縮することにより衝撃を緩和するバネ緩衝器において、上記円筒コイルバネを嵌め込まれるとともに上記円筒コイルバネの水平方向への移動を防止する円筒形のガイドパイプと、上記円筒コイルバネを上記ガイドパイプに保持する保持機構とを備え、上記保持機構は、上記ガイドパイプに固定されるクリップを有し、上記クリップは、前記ガイドパイプに嵌め込まれた上記円筒コイルに引っ掛けられる爪を含んでいる
この発明に係るエレベータのバネ緩衝器は、昇降路の底面に固定される緩衝器取付け板に台が固定され、その台にガイドパイプが固定され、そのガイドパイプに円筒コイルバネが嵌め込まれており、円筒コイルバネには溶接が施されず熱が加わらないので、バネ緩衝器を取付けるときに円筒コイルバネのバネ特性が変動を受けることがないという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータのバネ緩衝器の外形図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータのバネ緩衝器の別の例の外形図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータのバネ緩衝器の外形図である。 この発明の実施の形態2に係る保持する機構の部分の拡大図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータのバネ緩衝器の別の例の外形図である。
以下、本発明のエレベータのバネ緩衝器の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータのバネ緩衝器の外形図である。なお、図1における(a)は正面図であり、(b)は平面図である。
この発明の実施の形態1に係るエレベータのバネ緩衝器1は、エレベータのかごまたはおもりが衝突したときの衝撃を緩和する円筒コイルバネ2と、円筒コイルバネ2が外側面に嵌められたガイドパイプ3と、ガイドパイプ3が内側に挿入された台4と、台4が固定された緩衝器取付け板5と、を備える。
ガイドパイプ3は、有底の円筒であり、外径は円筒コイルバネ2の内径より僅かに大きく、円筒コイルバネ2をガイドパイプ3に嵌め込むと、円筒コイルバネ2が外側に広がってガイドパイプ3を押し付ける。
台4は、円筒であり、内径はガイドパイプ3の外径と同じか僅かに大きい。ガイドパイプ3は、台4に挿入され溶接されると、台4は後述のように昇降路の底面6に対して固定されているので、ガイドパイプ3の水平方向の動きが防止される。
また、台4は緩衝器取付け板5に溶接により固定される。
緩衝器取付け板5は、平板であり、平板の中央には台4が固定されている。また、周縁部にはボルト7が貫通する穴8が設けられ、緩衝器取付け板5がボルト7で昇降路の底面6に止められている。
次に、このバネ緩衝器1の作動について説明する。ここではかごに対応するバネ緩衝器1について説明するが、釣合いおもりに対しても同様である。
何らかの異常発生によってかごが最下階の乗場に対応した所定位置を越えて下降したとき、かごの底面が円筒コイルバネ2に衝突する。円筒コイルバネ2の底面は台4に当たっているので、表面から押されると円筒コイルバネ2は圧縮され、かごの運転エネルギー及び位置エネルギーが円筒コイルバネ2の圧縮エネルギーに変換され、衝突時の衝撃が緩衝されてかごが停止するようになっている。
なお、円筒コイルバネ2はガイドパイプ3に嵌め込まれているだけであるが、上述のように作動するときは円筒コイルバネ2はかごと台4に挟まれるので円筒コイルバネ2が外れることはない。
この発明の実施の形態1に係るエレベータのバネ緩衝器1は、昇降路の底面6に固定される緩衝器取付け板5に台4が固定され、その台4にガイドパイプ3が固定され、そのガイドパイプ3に円筒コイルバネ2が嵌め込まれており、円筒コイルバネ2には溶接が施されず熱が加わらないので、円筒コイルバネ2のバネ特性がバネ緩衝器1を組み立てる際に変動受けることがない。
また、円筒コイルバネ2と台4とは別々に仕込むことができ、向け先毎に円筒コイルバネ2を嵌めて出荷でき生産に合理化が図れる。
なお、上述のガイドパイプ3は台4に挿入された後に溶接されて台4に固定されているが、図2に示すように、台4を省略してガイドパイプ3を緩衝器取付け板5に直接溶接して固定しても良い。このようにすることにより台4を省略でき、コストを低減することができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係るエレベータのバネ緩衝器の外形図である。図4は、クリップにより円筒コイルバネをガイドパイプに保持した部分の拡大図である。なお、図4における(a)は図3の保持する機構9a、(b)は図3の保持する機構9bの拡大図である。
この発明の実施の形態2に係るエレベータのバネ緩衝器1Bは、この発明の実施の形態1に係るエレベータのバネ緩衝器1に円筒コイルバネ2をガイドパイプ3に保持する機構9a、9bを追加したことが異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し説明は省略する。
保持する機構9a、9bは、円筒コイルバネ2を爪により掴むクリップ11と、クリップ11に設けられた長穴11aを貫通しガイドパイプ3に設けられたネジ穴3aにねじ込まれる押さえネジ12と、を有する。
この保持する機構9a、9bは、次のようにして組み立てられる。ガイドパイプ3に円筒コイルバネ2を嵌め込み、次にクリップ11の爪の部分を円筒コイルバネ2に引っ掛ける。それから、クリップの長穴11aとガイドパイプのネジ穴3aとを位置合わせし、押さえネジ12でクリップ11をガイドパイプ3に締結する。このようにすることにより円筒コイルバネ2がガイドパイプ3から上方に抜けることを防止できる。
この発明の実施の形態2に係るエレベータのバネ緩衝器1Bは、この発明の実施の形態1に係るエレベータのバネ緩衝器1と同様な効果を奏しますが、さらに保持する機構9a、9bが追加されているので、円筒コイルバネ2がガイドパイプ3からより抜け難いという効果を奏する。
なお、上述のガイドパイプ3は台4に挿入された後に溶接されて台4に固定されているが、図5に示すように、台4を省略してガイドパイプ3を緩衝器取付け板5に直接溶接して固定しても良い。
1、1B バネ緩衝器、2 円筒コイルバネ、3 ガイドパイプ、3a ネジ穴、4 台、5 緩衝器取付け板、6 (昇降路の)底面、7 ボルト、8 (緩衝器取付け板)の穴、9a、9b 保持する機構、11 クリップ、11a 長穴、12 押さえネジ。

Claims (1)

  1. エレベータの昇降路の底面に配置されるとともに上記底面にかごまたはおもりが衝突する直前に円筒コイルバネを圧縮することにより衝撃を緩和するバネ緩衝器において、
    上記円筒コイルバネを嵌め込まれるとともに上記円筒コイルバネの水平方向への移動を防止する円筒形のガイドパイプと、
    上記円筒コイルバネを上記ガイドパイプに保持する保持機構と
    を備え、
    上記保持機構は、上記ガイドパイプに固定されるクリップを有し、
    上記クリップは、前記ガイドパイプに嵌め込まれた上記円筒コイルバネに引っ掛けられる爪を含んでいることを特徴とするエレベータのバネ緩衝器。
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