JP6896418B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
有無検知手段や、ユニット交換のための開閉部に対する開閉検知手段をそれぞれ別に設ける必要が生じ、構成を複雑とさせていた。そこで、交換頻度の少ないユニットに対する有無検知手段やユニット交換時の開閉部に対する開閉検知手段を省略し、少しでも簡易な構成で、なおかつ従来通りのユニットの有無検知手段および開閉部に対する開閉検知手段を備えた画像形成装置が所望されていた。
装置本体に着脱可能なユニットを前記装置本体の内部に有する画像形成装置において、
前記ユニットを前記装置本体に対して着脱可能とするため、開閉することにより前記装置本体の内部を開閉する第1開閉部材と、
前記第1開閉部材が設けられた面の一端側に隣接し、交差する面に設けられた、開閉することにより前記装置本体の内部にアクセス可能とする第2開閉部材と、
を備え、
前記ユニットが前記装置本体に装着された状態で前記第2開閉部材の開閉を許容する第1姿勢と、前記ユニットが前記装置本体に装着されていない状態で、前記第2開閉部材の閉塞を阻止する第2姿勢と、を取り得る阻害部材と、
を備えることを特徴とする。
本発明における実施例1について図を用いて説明する。図1は実施例1における交換ユニットの有無検知手段と開閉部材の開閉検知構成を搭載したカラー電子写真方式の画像形成装置の断面図である。画像形成装置の本体A(装置本体)は、図1に示すように、下方で水平に配置されて記録材を載置するカセット1と、カセット1の上方に4色の着脱可能とされたプロセスカートリッジ50が並んで配置されている。また装置本体Aには、プロセスカートリッジ50の上方に中間転写ユニット20が配置されている。カセット1の記録材は右側の搬送路2で搬送され、定着器3を通過した後、中間転写ユニット20の上に設けた排紙トレー4に排出される。プロセスカートリッジ50に形成したトナー像は、中間転写ユニット20の中間転写体21に1次転写された後、記録材に2次転写される。2次転写後の中間転写体21上には記録材に転写しきれなかったトナーが残留する。中間転写ユニット20には残留したトナー(残トナー)を除去するクリーニング手段22があり、中間転写体21と一体化されたユニットとして構成されている。中間転写ユニット20のクリーニング手段22は、2次転写後に中間転写体21上に残留したトナーを除去するため、中間転写体21の回転方向で2次転写より下流に配置される。より具体的には、中間転写体21は2つのローラに掛け渡され、テンションローラによって一定のテンションで張架されている。中間転写体21が掛け渡された一方のローラには、2次転写ローラが対向される一方、中間転写体21が掛け渡された他方のローラには、クリーニング手段22が対向して配置され、中間転写体21上に残留したトナーを効率的に除去可能とされている。このようにクリーニング手段22は、2次転写ローラ、つまり搬送路2と、中間転写体21を挟んで配置されており、本実施例では装置本体Aの右側に搬送路2、左側にクリーニング手段22が配置されている。クリーニング手段22で除去されたトナーは回収トナー容器30に搬送されて貯蔵される。この回収トナー容器30もクリーニング手段22同様、装置本体Aの左側に配置されている。
収トナー容器30にアクセス可能とされている。このため、左ドア14は、回収トナー容器30(交換ユニット)を交換する際にユーザによって操作される。
ない。装置本体A内において、回収トナー容器30の有無を検知(確認)するのは、ユーザ自身である。この連動レバー15は、ユーザが回収トナー容器30を交換する際に、開閉部材が閉じられるのを阻害して、回収トナー容器30の有無をわかりやすくするなどの補助的な役割をしている。そして、回収トナー容器30が無い場合には、開閉部材の開閉検知手段であるインターロックスイッチ13をオン状態とする前ドア10の閉塞を防止する。さらに、画像形成装置へ電力供給を遮断することで装置の稼働を止めて、機内にトナーが飛散する事を防ぐようにしている。すなわち、前ドア10(第2開閉部材)の開閉検知手段を、回収トナー容器30のユニット有無検知手段として兼用している。つまり、回収トナー容器30が未装着の時、インターロックスイッチ13のオン・オフを切り替える前ドア10の閉塞を防止すると共に、回収トナー容器30を装着するために開閉する左ドア14の閉塞も阻害される。このようにする事で、回収トナー容器30の未装着をユーザが認識(検知)しやすくすることができる。
の開閉時に把持可能とされた把持部とされ、前ドア10を開くと現れる。前ドア10が閉じた状態では左ドア14の係合部14cがユーザから見えないため、左ドア14を開く事はできず、左ドア14を開くには、その前に前ドア10を開く必要がある。左ドア14は前述のように回収トナー容器30の交換時にしか開閉しない。このため操作頻度の高い他のドアとは区別して、前ドア10を開いた後に左ドア14が開放できるようにしている。また、このような構成とすることで左ドア14を開くために前ドア10を開くと、前ドア10の開閉検知手段(インターロック)が左ドア14の開閉検知手段(インターロック)として働き、インターロックスイッチ13がオフとなり各部への電力供給を遮断する。そのため、左ドア14を開く時には回収トナー容器30へのトナーの搬送は停止している。このためユーザが回収トナー容器30を交換する際に、トナーが搬送されてトナーがこぼれ出す事が無いので安全に回収トナー容器30を交換する事ができる。
連動レバー15を設けている。それにより、回収トナー容器30が未装着の状態では左ドア14を閉じることができなくなり、ユーザに左ドア14を閉じる事ができない状況とすることで、ひいては回収トナー容器30が未装着であることを認識させることができる。すなわち、第2開閉部材である前ドア10を閉じようとしても閉じることができないことで、第1開閉部材である左ドア14が開いた状態で回収トナー容器30が未装着のまま画像形成動作が行われるのを抑制することができる。また、回収トナー容器30が未装着のとき、連動レバー15の前ドア阻害部15cが前ドア10の凹部10aから外れた位置にあるため、前ドア10が閉じるのを防止することができる。それにより、インターロックスイッチ13がオフ状態を維持するので、画像形成装置へ通電されず機内がトナーで汚れる事を防止する事ができる。なお、前ドア10が閉じない場合に画像形成装置の稼働を止める手段として、電力供給を遮断するインターロックスイッチ13を用いて説明したが、装置の稼働を止める手段はこれに限定されない。前ドア10の開閉を検知する検知スイッチを設け、制御部でこの検知スイッチのオンとオフを確認して装置の稼働か停止かを判断するようにしても、これまで説明したことと同様の効果を得る事ができるのは言うまでもない。
ここでは前述の実施例1と異なる部分について説明し、同じ構成の部分については省略する。実施例1では連動レバー15は装置本体Aの正面内側に回動可能に支持されていたが、本実施例の連動レバー16は図13に示すように左ドア17に配置される。図14に示すように、連動レバー16は左ドア17の回収トナー容器30の装着ガイド17aの近傍で回動軸16aを中心に回動可能に支持される。左ドア17は実施例1と同様に下端の回転軸17eで回動可能に本体に支持される。連動レバー16は回収トナー容器30と当接する検知部16bと左ドア阻害部16cを持つ。検知部16bは、回収トナー容器30が未装着の状態では、回動軸16aを中心とする重量バランスで検知部16bが回収トナー容器30の装着軌跡に侵入するよう、左ドア阻害部16cを検知部16bより重くしている。左ドア17には実施例1と同様の左ドア17の一部として係合部17cがあり、係合部17cは左ドア17の回動軸近傍まで延在して形成されている(図14参照)。回収トナー容器30が左ドア17に装着されている場合、連動レバー16の検知部16bは回収トナー容器30の側面30cと当接して回転し、連動レバー16は回収トナー容器側面と略平行な姿勢となる(図15参照)。この時、連動レバー16の左ドア阻害部16cは図16に示すように、装置本体Aの左側面内部A1内に入り込む。このため、連動レバー16は回収トナー容器30が装着された姿勢では、左ドア17を閉じても左ドア阻害部16cは装置本体Aの左側面内部A1に入り、左ドア17の閉塞動作を阻害する事が無いので、左ドア17を閉じることができる。
部に係合部17cが侵入して前ドア10が開閉可能とされている。そのため、左ドア17が開いた状態で前ドア10を閉じようとすると左ドア17の係合部17cが斜めに傾斜した状態で、前ドア10の開閉動作の軌道上にあるため、左ドア17の係合部17cと前ドア10のリブ10cが干渉して閉じる事ができない(図19)。
実施例2の説明と同様に、これまでの説明と異なる部分について説明し、同じ部分については省略する。実施例1、2では、回収トナー容器を装置本体Aの左側面に配置し、左ドアを開閉して交換する形態について説明してきた。本実施例では、回収トナー容器を画像形成装置の背面側に配置する構成について説明する。本実施例では回収トナー容器35がクリーニング手段22の奥側にあり、図20に示すように回収トナー容器35が画像形成装置の上部で左右方向の全幅に渡って配置されている。この回収トナー容器35を交換可能にするため、後ドア19(第1開閉部材)を製品背面の上方で左右方向全幅に渡って設けてある。後ドア19は下端を中心に回動可能に装置本体Aに支持されていて、図21に示すように、回収トナー容器35の装着ガイド19aを持つ。後ドア19には、自身の回動軸と回収トナー容器35の装着方向の2方向に直交する方向に回動する連動レバー18を回動可能に支持する支持部19cが装着ガイド19aの近傍に設けてある。後ドア19には、係合部19bが装置本体Aの右側の端部に配置されている。右ドア11(第2開閉部材)が閉じた状態では、後ドアの係合部19bは右ドア11の凹部11aに覆われているため、後ドア19を開くことはできない。このため本実施例では、後ドア19を開く場合はジャム処理や、中間転写ユニット20や定着器3のユニット交換の際に開閉する右ドア11を開く事が前提となっている。すなわち、本実施例では右ドア11の開放検知手段を、後ドア19(第1開閉部材)の開放検知手段(インターロック)として兼用している。これはインターロックスイッチ13をオフにしてから回収トナー容器35の交換を行うために必要な作業となっている。後ドア19の係合部19bは後ドア19の製品右側の側面の上下方向にほぼ全域に設けられている。
開くと記録材の搬送手段であるローラ類が露出するが、電力供給が遮断されローラ類は停止しているのでユーザは安全に作業する事ができる。
Claims (12)
- 装置本体に着脱可能なユニットを前記装置本体の内部に有する画像形成装置において、
前記ユニットを前記装置本体に対して着脱可能とするため、開閉することにより前記装置本体の内部を開閉する第1開閉部材と、
前記第1開閉部材が設けられた面の一端側に隣接し、交差する面に設けられた、開閉することにより前記装置本体の内部にアクセス可能とする第2開閉部材と、
を備え、
前記ユニットが前記装置本体に装着された状態で前記第2開閉部材の開閉を許容する第1姿勢と、前記ユニットが前記装置本体に装着されていない状態で、前記第2開閉部材の閉塞を阻止する第2姿勢と、を取り得る阻害部材と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1開閉部材は、開いている間は、前記第2開閉部材が閉じられるのを阻害するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記阻害部材が前記ユニットに押され、前記第1開閉部材が閉じた状態となることで、前記第2開閉部材に設けられた凹部に前記第1開閉部材の一部が侵入可能とされ、前記第2開閉部材が閉じられるのを許容するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記第2開閉部材は、閉じた状態において前記第1開閉部材の前記一端側から他端側へ突出した、突出部を有し、
前記阻害部材が前記ユニットに押され、前記第1開閉部材が閉じた状態となることで、前記突出部は、前記第1開閉部材と干渉する位置から干渉しない退避位置へ移動することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記第1開閉部材は、前記他端側から前記一端側に向かう方向に前記一端側から突出し、前記第1開閉部材が閉じた状態となることで、前記第2開閉部材に設けられた凹部に係合可能な係合部を有し、
前記係合部は、前記第1開閉部材の開閉時に把持可能とされており、前記第1開閉部材
と前記第2開閉部材が閉じられている時、前記第2開閉部材に覆われるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記係合部は、前記第1開閉部材が開いている間は、前記第2開閉部材が閉じられるのを阻害するように、前記第2開閉部材の開閉動作の軌道上に位置することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記阻害部材は、前記第1開閉部材に前記ユニットが取り付けられていない間は、前記第2開閉部材が閉じられるのも阻害するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記阻害部材は、
前記第1開閉部材に取り付けられた前記ユニットに押されることにより、前記第1開閉部材と前記第2開閉部材が閉じられるのを阻害する姿勢から、
前記第1開閉部材と前記第2開閉部材が閉じられるのを阻害しない姿勢へと、
変化するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記阻害部材は、
前記阻害部材が前記ユニットに押されていない間、前記第1開閉部材が閉じられるのを阻害すべく前記第1開閉部材と当接し得る位置にあり、前記阻害部材が前記ユニットに押されると、前記第1開閉部材と当接し得ない位置となる第1当接部と、
前記阻害部材が前記ユニットに押されていない間、第2開閉部材が閉じられるのを阻害すべく前記第2開閉部材と当接し得る位置にあり、前記阻害部材が前記ユニットに押されると前記第2開閉部材と当接し得ない位置となる第2当接部とを備えることを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。 - 前記阻害部材は、前記第1開閉部材に取り付けられた前記ユニットに押されると回転することで姿勢を変化させるように、前記装置本体の内部または前記第1開閉部材に軸支されており、
前記第1開閉部材に取り付けられた前記ユニットに押されているのが解除されると、自重により、前記第1開閉部材と前記第2開閉部材が閉じられるのを阻害しない姿勢となる位相から、前記第1開閉部材と前記第2開閉部材が閉じられるのを阻害する姿勢となる位相へ回転するように支持されていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第2開閉部材が開放されたことを検知する開放検知手段と、
前記開放検知手段により前記第2開閉部材が開放されたことを検知した時、前記画像形成装置の稼働を停止する制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記ユニットは、2次転写後の残トナーを回収する容器であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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