JP6895929B2 - 削孔器具、棒状部材および削孔方法 - Google Patents

削孔器具、棒状部材および削孔方法 Download PDF

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Description

本発明は、地盤の補強用のロックボルト等の棒状部材を埋設するために地盤に穴を掘削する際に用いられる削孔器具およびこのような削孔器具を用いた削孔方法に関する。
軟弱地盤の補強のためにロックボルト等を埋設する方法が広く用いられている。具体的には、地盤に所定の深さの穴を掘削し、この穴にロックボルト等を挿入した状態でセメントミルクやモルタル等の固化剤を注入して固化することにより、軟弱地盤の補強を行うようになっている。
ここで、地盤に所定の深さの穴を掘削し、この穴にロックボルト等を挿入する際に、従来では二重管掘り工法が用いられていた。このような二重管掘り工法では、厚肉の外管の先端部にリングビットを設け、先端部にパイロットビットを設けたパイプロッドを外管の内部に挿通して、これらのパイロットビットおよびリングビットを用いて地盤に穴を掘削していた。そして、所定の深さの穴が掘削されると、パイプロッドをパイロットビットとともに引き抜き、代わりにロックボルト等を挿入して固化剤を注入し、外管をリングビットとともに抜き取っていた。
しかしながら、このような二重管掘り工法では、穴の掘削速度が遅く、また、パイプの構造が複雑で高価なものとなり、しかも作業に時間がかかるという問題点があった。このため、二重管掘り工法の代わりに自穿孔工法が用いられる場合がある。より詳細には、自穿孔工法では、中空のロックボルトの先端部に削孔ビットを取り付け、この削孔ビットにより地盤に穴を掘削した後、地盤に掘削された穴にロックボルトおよび削孔ビットを残した状態で、掘削機からロックボルトの中空領域に固化剤を供給することにより、地盤に掘削された穴に固化剤を注入して固定するようになっている。このような自穿孔工法で用いられるロックボルトとして例えば特許文献1に開示されるものが従来から知られている。より詳細には、特許文献1には、ロックボルトの外周面に予め貫通穴を空けるとともにこの貫通穴をゴムや軟質樹脂等で塞いでおき、削孔ビットにより地盤に穴を掘削した後に引き抜き治具で貫通穴を塞ぐゴムや軟質樹脂等を引っ掛けて引き抜くことにより貫通穴を開くような発明が開示されている。貫通穴をゴムや軟質樹脂等で塞いでおくのは、削孔ビットにより地盤に穴を掘削する際に掘削機からロックボルトの中空領域に供給される高圧エアや水が貫通穴からロックボルトの外部に吐出してしまうことにより削孔ビットに高圧エアや水が十分に行き渡らなくなることを防止するためである。
特開2002−129869号公報
しかしながら、特許文献1に開示される発明では、引き抜き治具で貫通穴を塞ぐゴムや軟質樹脂等を引っ掛けて引き抜く必要があるため作業者にとって手間がかかるという問題がある。また、現場によってはロックボルトをアダプターでつないで延長することにより例えば7m程度の深さまで地盤に穴を掘削する場合もあるため、このような穴の深さが大きくなった場合には引き抜き治具を穴の中に入れて手探りでゴムや軟質樹脂等を引っ掛けて引き抜くのは困難であるという問題がある。また、この場合には引き抜き治具の長さを大きくしなければならないという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、削孔ビットにより地盤に穴を掘削した後に当該穴に固化剤を供給する際の作業者の負荷を軽減することができる削孔器具、棒状部材および削孔方法を提供することを目的とする。
本発明の削孔器具は、掘削機に取付可能となっており、前記掘削機に取り付けられたときに当該掘削機により打撃力および回転力が与えられる中空の棒状部材と、前記棒状部材の先端に取り付けられる削孔ビットと、を備え、前記棒状部材の外周面には貫通穴が形成されており、当該貫通穴は、前記棒状部材の中空領域に供給されるべき固化剤により溶融する材料から形成される溶融部材を有する閉塞部材により塞がれるようになっていることを特徴とする。
このような削孔器具によれば、先端に削孔ビットが取り付けられる中空の棒状部材の外周面に形成される貫通穴を、当該棒状部材の中空領域に供給される固化剤により溶融する材料から形成される溶融部材を有する閉塞部材により塞くことによって、削孔ビットにより地盤に穴を掘削した後に固化剤を棒状部材の中空領域に供給するだけで溶融部材を溶融することにより貫通穴を開くことができ、よって貫通穴から固化剤を棒状部材の外部に吐出することができるため、作業者の負荷を軽減することができる。
本発明の削孔器具においては、前記溶融部材はアルカリ溶融性樹脂または水溶性樹脂を含んでいてもよい。
本発明の削孔器具においては、前記固化剤はセメントを含んでいてもよい。
また、本発明の削孔器具においては、前記閉塞部材は前記溶融部材のみからなっていてもよい。
本発明の削孔器具においては、前記閉塞部材は、前記貫通穴の内周縁に沿った外形を有する中空の補助部材と、前記補助部材の中空領域に充填される前記溶融部材とを有していてもよい。
この場合、前記補助部材は可撓性を有しており、当該補助部材の一方の端部および他方の端部には径方向における外側へ突出したフランジ部がそれぞれ形成されており、一方の前記フランジ部には切り欠き部分が形成されていてもよい。
また、本発明の削孔器具においては、前記貫通穴は前記棒状部材の長手方向に沿って並ぶよう複数設けられており、各前記貫通穴がそれぞれ前記閉塞部材により塞がれるようになっていてもよい。
本発明の棒状部材は、削孔ビットが先端に取り付けられるとともに掘削機に基端が取付可能となっており、前記掘削機に取り付けられたときに当該掘削機により打撃力および回転力が与えられる中空の棒状部材であって、前記棒状部材の外周面には貫通穴が形成されており、当該貫通穴は、前記棒状部材の中空領域に供給されるべき固化剤により溶融する材料から形成される溶融部材を有する閉塞部材により塞がれるようになっていることを特徴とする。
このような棒状部材によれば、先端に削孔ビットが取り付けられる中空の棒状部材の外周面に形成される貫通穴を、当該棒状部材の中空領域に供給される固化剤により溶融する材料から形成される溶融部材を有する閉塞部材により塞くことによって、削孔ビットにより地盤に穴を掘削した後に固化剤を棒状部材の中空領域に供給するだけで溶融部材を溶融することにより貫通穴を開くことができ、よって貫通穴から固化剤を棒状部材の外部に吐出することができるため、作業者の負荷を軽減することができる。
本発明の削孔方法は、中空の棒状部材および前記棒状部材の先端に取り付けられる削孔ビットを有する削孔器具による削孔方法であって、前記棒状部材の基端に取り付けられた掘削機によって当該棒状部材に打撃力および回転力を与えることにより前記棒状部材の先端に取り付けられた前記削孔ビットによって地盤に穴を掘削し、この際に前記掘削機から前記棒状部材の中空領域に高圧エアもしくは高圧エアおよび水を供給することにより前記削孔ビットから地盤に向かって高圧エアもしくは高圧エアおよび水を吐出する工程と、地盤に掘削された穴に前記棒状部材および前記削孔ビットを残した状態で、前記棒状部材の中空領域に固化剤を供給し、前記棒状部材の外周面に形成される貫通穴を塞ぐ閉塞部材に含まれる溶融部材を固化剤により溶融することによって当該貫通穴から固化剤を前記棒状部材の外部に吐出する工程と、を備えたことを特徴とする。
このような削孔方法によれば、地盤に掘削された穴に棒状部材および削孔ビットを残した状態で、棒状部材の中空領域に固化剤を供給し、棒状部材の外周面に形成される貫通穴を塞ぐ閉塞部材に含まれる溶融部材を固化剤により溶融することによって貫通穴を開くことができ、よって貫通穴から固化剤を棒状部材の外部に吐出することができるため、作業者の負荷を軽減することができる。
本発明の削孔器具、棒状部材および削孔方法によれば、削孔ビットにより地盤に穴を掘削した後に当該穴に固化剤を供給する際の作業者の負荷を軽減することができる。
本発明の実施の形態による削孔器具の構成を示す側面図である。 図1に示す削孔器具の縦断面図である。 図1に示す削孔器具の貫通穴を塞ぐ閉塞部材の他の例を示す正面図である。 図3に示す閉塞部材の側面図である。 図3に示す閉塞部材のA−A矢視による断面図である。 図1に示す削孔器具により地盤に穴を掘削する動作を示す縦断面図である。 図6に示す状態から引き続く、図1に示す削孔器具により地盤に穴を掘削する動作を示す縦断面図である。 図1に示す削孔器具を地盤の水を抜くための水抜きパイプとして使用するときの構成を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図8は、本実施の形態に係る削孔器具およびこのような削孔器具を用いた削孔方法を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による削孔器具の構成を示す側面図であり、図2は、図1に示す削孔器具の縦断面図である。また、図3は、図1に示す削孔器具の貫通穴を塞ぐ閉塞部材の他の例を示す正面図であり、図4および図5は、それぞれ、図5に示す閉塞部材の側面図およびA−A矢視による断面図である。また、図6および図7は、図1に示す削孔器具により地盤に穴を掘削する動作を順に示す縦断面図である。また、図8は、図1に示す削孔器具を地盤の水を抜くための水抜きパイプとして使用するときの構成を示す構成図であるである。
まず、本実施の形態による削孔器具1の構成の概略について図1および図2を用いて説明する。図1等に示すように、本実施の形態による削孔器具1は、中空のロックボルト10および削孔ビット20を備えており、ロックボルト10の一方の端部(具体的には、図1等における左側の端部)には削孔ビット20が着脱自在に取り付けられるとともに当該ロックボルト10の他方の端部(具体的には、図1等における右側の端部)を掘削機30に着脱自在に取り付けることができるようになっている。
図1および図2に示すように、ロックボルト10は棒状のものからなり、その内部には中空領域16が全長に亘って形成されている。また、ロックボルト10の外周面には全長にわたって雄ネジ部分が形成されている。また、ロックボルト10の外周面には複数の貫通穴12が当該ロックボルト10の長手方向に沿って並ぶよう複数形成されており、各貫通穴12はそれぞれ閉塞部材14により塞がれるようになっている。ここで、各閉塞部材14は、ロックボルト10の中空領域16に供給されるべきセメントミルクやモルタル等の固化剤により溶融する材料からなる溶融部材15から構成されている。具体的には、溶融部材15はアルカリ溶融性樹脂または水溶性樹脂を含むようになっている。また、固化剤としてのセメントミルクはセメントを水だけで練ったものであり、モルタルはセメントと砂を所定の割合(例えば、1:3の割合)で混ぜ、水で練ったものである。このように、本実施の形態で用いられる固化剤には水およびセメントが含まれるようになるが、このようなセメントは概して強アルカリ性(例えば、pH12.5〜13)のものである。
ここで、溶融部材15がアルカリ溶融性樹脂を含む場合には、削孔ビット20により地盤に穴を掘削した後にロックボルト10および削孔ビット20が穴の中に残された状態でロックボルト10の基端側(すなわち、図1等における右側)から固化剤がロックボルト10の中空領域16に供給されると、上述したように固化剤は強アルカリ性のセメントを含むため、溶融部材15を構成するアルカリ溶融性樹脂が溶融することにより各貫通穴12が開くようになる。このことにより、各貫通穴12から固化剤がロックボルト10の外部に吐出するようになる。また、溶融部材15が水溶性樹脂を含む場合には、削孔ビット20により地盤に穴を掘削した後にロックボルト10および削孔ビット20が穴の中に残された状態でロックボルト10の基端側(すなわち、図1等における右側)から固化剤がロックボルト10の中空領域16に供給されると、上述したように固化剤は水を含むため、溶融部材15を構成する水溶性樹脂がゆっくりと溶融することにより各貫通穴12が開くようになる。このことにより、各貫通穴12から固化剤がロックボルト10の外部に吐出するようになる。
また、ロックボルト10の各貫通穴12を塞ぐ閉塞部材として、溶融部材15のみからなる閉塞部材14の代わりに、図3乃至図5に示す閉塞部材60が用いられるようになっていてもよい。ここで、図3は、図1に示す削孔器具1の各貫通穴12を塞ぐ閉塞部材の他の例を示す正面図であり、図4および図5は、それぞれ、図3に示す閉塞部材60の側面図およびA−A矢視による断面図である。
図3乃至図5に示す閉塞部材60は、各貫通穴12の内周縁に沿った外形を有する中空の補助部材61と、補助部材61の中空領域に充填される溶融部材62とを含んでいる。本実施の形態においては、各貫通穴12は略円形状の内周縁を有しているため、補助部材61として略円筒形状のものが用いられるようになっている。また、補助部材61は例えばプラスチック等の可撓性を有する材料から構成されており、溶融部材62は上述したアルカリ溶融性樹脂または水溶性樹脂等から構成されている。
また、略円筒形状の補助部材61の両端部には、径方向における外側へ突出した第1フランジ部63および第2フランジ部64がそれぞれ形成されている。ここで、第1フランジ部63の一方の端部の直径(参照符号Cで示す大きさ)は各貫通穴12の直径よりも小さくなるよう形成されている一方、第1フランジ部63の他方の端部の直径(参照符号Eで示す大きさ)は各貫通穴12の直径よりも大きくなるよう形成されている。また、補助部材61における軸部分66の直径(参照符号Dで示す大きさ)は各貫通穴12の直径と略同一の大きさとなっている。また、軸部分66はロックボルト10の厚み(肉厚)よりも長くなるよう形成されている。また、第2フランジ部64は、軸部分66側の端部の直径が軸部分66の直径よりも大きくなるよう形成されている。このように形成された閉塞部材60を、第1フランジ部63と各貫通穴12とを対向させた状態で各貫通穴12に押し込むことにより、閉塞部材60により各貫通穴12を容易に塞ぐことができるとともに、各フランジ部63、64によって閉塞部材60をより確実に各貫通穴12から抜けないようにすることができる。
また、補助部材61の中空領域に、互いに種類の異なる溶融部材62を充填した閉塞部材60を予め複数用意しておくことにより、削孔する現場の状況に応じて最適の種類の溶融部材62を適宜使用することができるようになる。また、異なる直径を有する補助部材61を予め複数用意しておくことにより、各貫通穴12の大きさに合わせた最適の閉塞部材60を適宜使用することができるようになる。このことにより、削孔器具1の利便性を高めることができる。
また、第1フランジ部63には複数(具体的には、4つ)の切り欠き部分63aが周方向において等間隔に形成されている。このような切り欠き部分63aが形成されていることにより、第1フランジ部63を各貫通穴12に押し込む際に第1フランジ部63が円筒形状の補助部材61の軸方向に向かって弾性変形しやすくなり、よって各貫通穴12に対して閉塞部材60をより容易に押し込むことができるようになる。
また、図5に示すように、補助部材61の内周面には当該補助部材61の周方向に沿って複数の溝68が形成されている。このことにより、補助部材61の中空領域に充填された溶融部材62が当該補助部材61の軸方向(すなわち、図5における左右方向)に移動してしまうことを抑制することができるようになっている。なお、補助部材61の内周面に形成される溝の形状は図5に示すものに限定されることはなく、他の形状であってもよい。
次に、ロックボルト10の一方の端部(具体的には、図1等における左側の端部)に着脱自在に取り付けられる削孔ビット20およびロックボルト10のもう一方の端部(具体的には、図1等における右側の端部)に着脱自在に取り付けられる掘削機30の構成について説明する。
図1および図2に示すように、削孔ビット20の先端には複数の突起22が設けられている。各突起22は例えば先端に丸みのある円錐形状の超硬チップから形成されており、このような超硬チップから形成される各突起22は削孔ビット20の先端面に溶接または黄銅ろう付けにより取り付けられるようになっている。また、各突起22は超硬チップから形成される代わりに鉄製のものとなっていてもよい。この場合には、削孔ビット20および各突起22が一体的に成型されることにより継ぎ目がないよう構成されていてもよい。
また、図2に示すように、削孔ビット20の内部には高圧エアもしくは高圧エアおよび水が通過する内部通路28が形成されている。また、削孔ビット20の先端面には高圧エアもしくは高圧エアおよび水の噴出口23が設けられており、この噴出口23は内部通路28に連通している。このことにより、掘削機30(後述)からロックボルト10の中空領域16を介して削孔ビット20の内部通路28に送られた高圧エアもしくは高圧エアおよび水が噴出口23から削孔ビット20の前方(すなわち、図1における左方向)に噴出するようになる。また、削孔ビット20の側面には複数のくり粉の排出溝が設けられており、この排出溝にも圧力空気または圧力水の噴出口24が設けられている。この噴出口24は上述した内部通路28に連通しており、掘削機30(後述)からロックボルト10の中空領域16を介して削孔ビット20の内部通路28に送られた高圧エアもしくは高圧エアおよび水が噴出口24から削孔ビット20の側方(すなわち、図1等における上方向や下方向)に噴出するようになる。また、削孔ビット20には、ロックボルト10の先端の雄ネジ部分と噛み合う雌ネジ部分26aを有するスリーブ部26が設けられている。このことにより、ロックボルト10の一方の端部に削孔ビット20を着脱自在に取り付けることができるようになる。
掘削機30には、ロックボルト10の基端の雄ネジ部分と噛み合う雌ネジ部分32が形成された穴が設けられている。このことにより、ロックボルト10の他方の端部を掘削機30に着脱自在に取り付けることができるようになる。また、掘削機30がロックボルト10に打撃力および回転力を与えることにより、当該ロックボルト10の先端に取り付けられた削孔ビット20によって地盤に穴を掘削することができるようになっている。また、掘削機30には、高圧エア供給部40および水供給部42がそれぞれ接続されており、これらの高圧エア供給部40や水供給部42から掘削機30の内部領域34に高圧エアや水を供給することができるようになっている。掘削機30の雌ネジ部分32にロックボルト10の基端が取り付けられている場合には、高圧エア供給部40や水供給部42から内部領域34に供給された高圧エアや水はロックボルト10の中空領域16に送られるようになる。
次に、このような削孔器具1を用いて地盤に穴を掘削する動作について図6および図7用いて説明する。なお、図6および図7において、削孔器具1により穴が掘削される地盤を参照符合50で示す。また、地盤に掘削された穴に供給される固化剤を参照符合52のドット模様で示す。
まず、ロックボルト10の先端に削孔ビット20を取り付けるとともに、このロックボルト10の基端を掘削機30に取り付ける。そして、図6に示すように、掘削機30によってロックボルト10に打撃力および回転力を与えることによりこのロックボルト10の先端に取り付けられた削孔ビット20によって地盤50に穴を掘削する。この際に、高圧エア供給部40や水供給部42から掘削機30の内部領域34に高圧エアもしくは高圧エアおよび水を供給することにより、この掘削機30からロックボルト10の中空領域16に高圧エアもしくは高圧エアおよび水が供給されるようになり、このような高圧エアもしくは高圧エアおよび水は削孔ビット20の噴出口23、24から地盤50に向かって噴出されるようになる。このことにより、より迅速に地盤50に穴を掘削することができるようになる。また、本実施の形態による削孔器具1により掘削される穴が深い場合には、複数のロックボルト10を直列につなげていく。具体的には、ロックボルト10の先端に取り付けられた削孔ビット20によって当該ロックボルト10の長さ分の穴が掘削される度に、別のロックボルト10をアダプターにより直列に順次つなげていく。この際に、ロックボルト10同士をアダプターにより接続した後に各ロックボルト10の端部に設けられたロック穴(図示せず)にロックピン(図示せず)を通すことにより、一方のロックボルト10に対して他方のロックボルト10が回転してしまうことを防止することができるようになり、よってロックボルト10同士が外れてしまうことを防止することができるようになる。
本実施の形態による削孔器具1によって所定の深さの穴が地盤50に掘削されると、ロックボルト10の後端から掘削機30を取り外す。その後、ロックボルト10および削孔ビット20が穴の中に残された状態で、ロックボルト10の基端側(すなわち、図7における右側)から当該ロックボルト10の中空領域16にセメントミルクやモルタル等の固化剤52を供給する。ここで、ロックボルト10の外周面に設けられた各貫通穴12を塞いでいる閉塞部材14、60にそれぞれ含まれる溶融部材15、62は、ロックボルト10の中空領域16に供給されるべきセメントミルクやモルタル等の固化剤52により溶融する材料から形成されているため、中空領域16に供給された固化剤52により各溶融部材15、62が溶融し、各貫通穴12が開くようになる。このことにより、図7において矢印で示すように各貫通穴12から固化剤52がロックボルト10の外部に吐出されるようになる。このようにして、地盤50に掘削された穴の内部においてロックボルト10の外側に固化剤52がまんべんなく充填されるようになり、このような固化剤52が固化するとロックボルト10が穴に固定されるようになる。なお、図6および図7では削孔器具1により地盤50に穴が横方向(言い換えると、水平方向)に掘削されるような態様が示されているが、このような態様に限定されることはない。他の例として、削孔器具1により地盤50に穴が縦方向(言い換えると、鉛直方向)や斜め方向に掘削されるようになっていてもよい。
ここで、ロックボルト10にこのような各貫通穴12が設けられていない場合には、ロックボルト10の基端側から当該ロックボルト10の中空領域16にセメントミルクやモルタル等の固化剤52を供給したときに、固化剤52は削孔ビット20の噴出口23、24から当該削孔ビット20の外部に噴出するようになるが、このような削孔ビット20は地盤50に掘削された穴の最深部に位置しているため穴全体に固化剤52が行き渡らないおそれがある。また、地盤50に掘削された穴に固化剤52を充填するための各貫通穴12がロックボルト10に設けられていても、このような各貫通穴12をゴムや軟質樹脂等で塞いでおき、削孔ビット20により地盤50に穴を掘削した後に引き抜き治具で各貫通穴12を塞ぐゴムや軟質樹脂等を引っ掛けて引き抜くことにより各貫通穴12を開くようにした場合には、引き抜き治具で各貫通穴12を塞ぐゴムや軟質樹脂等を引っ掛けて引き抜く作業は作業者にとって大きな負荷となってしまう。また、ロックボルト10をアダプターでつないで延長することにより例えば7m程度の深さまで地盤50に穴を掘削する場合もあるため、このような穴の深さが大きくなった場合には引き抜き治具を穴の中に入れて手探りでゴムや軟質樹脂等を引っ掛けて引き抜くのは困難である。また、この場合には引き抜き治具の長さを大きくしなければならないという問題がある。
これに対し、本実施の形態の削孔器具1や削孔方法によれば、先端に削孔ビット20が取り付けられるロックボルト10の外周面に形成される各貫通穴12を、当該ロックボルト10の中空領域16に供給される固化剤52により溶融する材料から形成される溶融部材15、62を有する閉塞部材14、60により塞くことによって、削孔ビット20により地盤50に穴を掘削した後に固化剤52をロックボルト10の中空領域16に供給するだけで溶融部材15、62を溶融することにより各貫通穴12を開くことができ、よって各貫通穴12から固化剤52をロックボルト10の外部に吐出することができるため、作業者の負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態の削孔器具1によれば、上述したように、溶融部材15、62はアルカリ溶融性樹脂または水溶性樹脂を含んでいる。また、固化剤52はセメントを含んでいる。このことにより、溶融部材15、62を固化剤52により溶融することができるようになる。
また、図1および図2等に示す閉塞部材14は溶融部材15から構成されている。また、図3乃至図5に示す閉塞部材60は、貫通穴12の内周縁に沿った外形を有する中空の補助部材61と、補助部材61の中空領域に充填される溶融部材62とを有している。また、補助部材61は可撓性を有しており、当該補助部材61の一方の端部および他方の端部には径方向における外側へ突出した第1フランジ部63および第2フランジ部64がそれぞれ形成されている、また、一方のフランジ部(具体的には、第1フランジ部63)には切り欠き部分が形成されているため、各貫通穴12を塞いだ閉塞部材60が外れてしまうことをより確実に防止することができる。
また、本実施の形態の削孔器具1によれば、上述したように、貫通穴12はロックボルト10の長手方向に沿って並ぶよう複数設けられており、各貫通穴12がそれぞれ閉塞部材14、60により塞がれるようになっている。この場合には、貫通穴12がロックボルト10の外周面に1つしか設けられていない場合と比較して、各貫通穴12からロックボルト10の外部に固化剤52を吐出することができるようになるため、地盤50に掘削された穴の内部においてロックボルト10の外側に固化剤52をまんべんなく充填することができるようになる。また、もし一つの貫通穴12が塞がれてしまった場合でも、他の貫通穴12からロックボルト10の外側に固化剤52を吐出することができるようになる。なお、本実施の形態ではロックボルト10の外周面に複数の貫通穴12が設けられるような態様に限定されることはなく、ロックボルト10の外周面に1つの貫通穴12のみが設けられるとともに当該貫通穴12が閉塞部材14、60により塞がれるようになっていてもよい。
なお、本実施の形態による削孔器具1、ロックボルト10および閉塞部材60は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、ロックボルト10の先端に削孔ビット20を取付可能とするにあたり、スリーブ部26に雌ネジ部分26aを設ける代わりに、ロックボルト10の先端が挿入されるとこの先端が固定されるような挿入穴を削孔ビットに設けてもよい。また、ロックボルト10の先端に削孔ビット20が着脱自在に取り付けられるようにする代わりに、ロックボルトの先端に削孔ビットが固定された削孔器具が用いられてもよい。
また、本実施の形態では、削孔ビット20が先端に取り付けられるとともに掘削機30に基端が取付可能となっており、掘削機30に取り付けられたときに当該掘削機30により打撃力および回転力が与えられる中空の棒状部材としてロックボルト10が用いられる例について述べたが、本発明はこのような例に限定されることはない。中空の棒状部材として、その外周面に貫通穴が形成されるとともに、棒状部材の中空領域に供給されるべき固化剤により溶融する材料から形成される溶融部材を有する閉塞部材により貫通穴が塞がれるものであれば、ロックボルト10以外のものが用いられてもよい。
また、閉塞部材60の補助部材61がプラスチック等の可撓性を有する部材からなる例について説明したが、補助部材61の材料はプラスチックに限定されることはない。例えば、金属、ゴム、木材および陶器等の材料から補助部材61を形成するようにしてもよい。また、補助部材61を上述したアルカリ溶融性樹脂または水溶性樹脂から構成することにより、補助部材61および当該補助部材61の中空領域に充填された溶融部材62がセメント等の固化剤52により溶融するようにしてもよい。
また、ロックボルト10に形成される貫通穴の形状は上述した略円形形状のものに限定されることはなく、多角形形状やその他の形状であってもよい。すなわち、閉塞部材14、60により塞ぐことができる形状であれば、どのような形状であってもよい。なお、閉塞部材60を用いる場合には、補助部材61の外形を貫通穴の内周縁の形状に沿うよう形成することにより、略円形形状以外の形状の貫通穴を塞ぐことができる。
また、図8に示すように、本実施の形態のロックボルト10を、地盤50に含まれる水を排水するための水抜きパイプとして利用してもよい。より具体的には、まず、ロックボルト10の各貫通穴12を閉塞部材14、60により塞ぐ代わりに各貫通穴12をフィルター等で塞いだものを用意する。そして、上述した掘削機30、ロックボルト10および削孔ビット20により所定の深さの穴を地盤50に削孔した後に掘削機30をロックボルト10から取り外し、その後ロックボルト10からフィルターを取り除くようにする。この場合には、ロックボルト10の各貫通穴12は塞がれていないため地盤50に含まれる水は各貫通穴12を介して中空領域16に流入し、その後、図8における右側の端部から排出されるようになる。なお、ロックボルト10を水抜きパイプとして使用する場合に各貫通穴12を塞ぐ部材はフィルターに限定されることはなく、他の部材であってもよい。
1 削孔器具
10 ロックボルト
12 貫通穴
14 閉塞部材
15 溶融部材
16 中空領域
20 削孔ビット
22 突起
23、24 噴出口
26 スリーブ部
26a 雌ネジ部分
28 内部通路
30 掘削機
32 雌ネジ部分
34 内部領域
40 高圧エア供給部
42 水供給部
50 地盤
52 固化剤
60 閉塞部材
61 補助部材
62 溶融部材
63 第1フランジ部
63a 切り欠き部分
64 第2フランジ部
66 軸部分
68 溝

Claims (9)

  1. 掘削機に取付可能となっており、前記掘削機に取り付けられたときに当該掘削機により打撃力および回転力が与えられる中空の棒状部材と、
    前記棒状部材の先端に取り付けられる削孔ビットと、
    を備え、
    前記棒状部材の外周面には貫通穴が形成されており、当該貫通穴は、前記棒状部材の中空領域に供給されるべき固化剤により溶融する材料から形成される溶融部材を有する閉塞部材により塞がれるようになっている、削孔器具。
  2. 前記溶融部材はアルカリ溶融性樹脂または水溶性樹脂を含む、請求項1記載の削孔器具。
  3. 前記固化剤はセメントを含む、請求項1または2記載の削孔器具。
  4. 前記閉塞部材は前記溶融部材のみからなる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の削孔器具。
  5. 前記閉塞部材は、前記貫通穴の内周縁に沿った外形を有する中空の補助部材と、前記補助部材の中空領域に充填される前記溶融部材とを有している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の削孔器具。
  6. 前記補助部材は可撓性を有しており、当該補助部材の一方の端部および他方の端部には径方向における外側へ突出したフランジ部がそれぞれ形成されており、
    一方の前記フランジ部には切り欠き部分が形成されている、請求項5記載の削孔器具。
  7. 前記貫通穴は前記棒状部材の長手方向に沿って並ぶよう複数設けられており、各前記貫通穴がそれぞれ前記閉塞部材により塞がれるようになっている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の削孔器具。
  8. 削孔ビットが先端に取り付けられるとともに掘削機に基端が取付可能となっており、前記掘削機に取り付けられたときに当該掘削機により打撃力および回転力が与えられる中空の棒状部材であって、
    前記棒状部材の外周面には貫通穴が形成されており、当該貫通穴は、前記棒状部材の中空領域に供給されるべき固化剤により溶融する材料から形成される溶融部材を有する閉塞部材により塞がれるようになっている、棒状部材。
  9. 中空の棒状部材および前記棒状部材の先端に取り付けられる削孔ビットを有する削孔器具による削孔方法であって、
    前記棒状部材の基端に取り付けられた掘削機によって当該棒状部材に打撃力および回転力を与えることにより前記棒状部材の先端に取り付けられた前記削孔ビットによって地盤に穴を掘削し、この際に前記掘削機から前記棒状部材の中空領域に高圧エアもしくは高圧エアおよび水を供給することにより前記削孔ビットから地盤に向かって高圧エアもしくは高圧エアおよび水を吐出する工程と、
    地盤に掘削された穴に前記棒状部材および前記削孔ビットを残した状態で、前記棒状部材の中空領域に固化剤を供給し、前記棒状部材の外周面に形成される貫通穴を塞ぐ閉塞部材に含まれる溶融部材を固化剤により溶融することによって当該貫通穴から固化剤を前記棒状部材の外部に吐出する工程と、
    を備えた、削孔方法。
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