JP6895319B2 - トーショナルダンパ - Google Patents

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本発明は、プーリの機能を有するトーショナルダンパに関する。
車両に用いられるエンジンにおいては、回転軸であるクランクシャフトに捩り振動が発生する。そこで従来、クランクシャフトの一端にトーショナルダンパを取り付け、捩り振動を低減するようにしている。
クランクシャフトに取り付けられるトーショナルダンパは、一般的に、プーリの機能も担っている(例えば特許文献1の第1頁第18行目〜第2頁第11行目参照)。つまり外周面に無端ベルトが巻き掛けられ、無端ベルトを介して補機類に動力を伝達する。特許文献1の第1図に示されているように、複数本の無端ベルトをトーショナルダンパに掛け渡し、複数種類の補機類に動力を伝達することも従来から行われている。
図3(a)に例示するように、複数本のベルトを掛け渡すことができるトーショナルダンパ1は、回転軸(図示せず)に固定されるハブ11にゴム状弾性体21を介して連結される振動リング31の外周面に、複数組のベルト溝41を設けている。このトーショナルダンパ1の場合、溝数が少ないベルト溝41aと、溝数が多いベルト溝41bとの二組のベルト溝41を有している。これらの二組のベルト溝41a,41bにはそれぞれ別の無端ベルト(図示せず)が巻き掛けられ、異なる種類の補機類に対する動力の伝達が可能である。
一般的には、動力伝達トルクの大小に応じて、補機類とベルト溝41a,41bとの対応関係が決定される。例えばウォーターポンプのような動力伝達トルクが比較的小さな補機については、溝数が少ないベルト溝41aに巻き掛けた無端ベルトを介して動力を伝達する。これに対してISG(Integrated Starter Generator)と呼ばれているモータ機能付き発電機のような動力伝達トルクが比較的大きな補機については、溝数が多いベルト溝41bが利用され、このベルト溝41bに巻き掛けた無端ベルトを介して動力を伝達する。
実開昭60−10941号公報
動力伝達トルクが大きな補機類に動力を伝達するに際しては、無端ベルトの張力、つまりベルトテンションも自ずと大きくなる。ベルトテンションが大きくなったとしても、トーショナルダンパに単一の無端ベルトしか巻き掛けないのであれば、ベルトテンションによってトーショナルダンパに加えられる荷重に、軸方向の偏りは生じない。
これに対して図3(a)に例示するようなトーショナルダンパ1を用いた場合、軸方向の一端側と他端側とにかかる荷重に偏りが生ずる。溝数が少ないベルト溝41aは、動力伝達トルクが比較的小さな補機類への動力伝達用に利用されるのに対して、溝数が多いベルト溝41bは、動力伝達トルクが比較的大きな補機類への動力伝達用に利用されることから、ベルト溝41aの側とベルト溝41bの側とでは、トーショナルダンパ1に加えられるベルトテンションに差が生ずるからである。より詳しくは、動力伝達トルクが比較的大きな補機類に対応する溝数が多い方のベルト溝41bの側には、相対的に強いベルトテンションがかかり、大きな荷重が加えられることになる。
このため図3(b)に示すように、ベルト溝41aの側よりもベルト溝41bの側においてゴム状弾性体21は大きく圧縮され、振動リング31に傾きが発生する。図3(b)は、紙面中、上方から下方に向けてベルトテンションがかかっている状態を表しており、X1は回転軸(図示しない)の軸心、X2は傾きを生じた振動リング31の軸心をそれぞれ示している。同図により、振動リング31が傾いているのがわかる。
こうして振動リング31が傾くと、ベルト溝41bの側において、ゴム状弾性体21の端部(図3(b)中、符号eで示す)が局所的に圧縮される。その結果この部分eに極端な摩耗が発生し、ゴム状弾性体21の耐久性を低下させることになるため、改善が必要である。
本発明の課題は、ベルトテンションの偏りによって生ずる振動リングの傾きを防止することである。
ーショナルダンパは、回転軸に固定され、前記回転軸と同心になる円周上に外周面を有するハブと、前記ハブの外周面よりも大径の内周面を有する円環状の振動リングと、無端ベルトを巻き掛けるために前記振動リングの外周面に設けられ、その軸方向の一端側に寄った位置と他端側に寄った位置とでそれぞれ溝数が異なる二組のベルト溝と、前記ベルト溝の溝数が多い側と同一方向の端部側で反対方向の端部側よりも抉り方向のばね定数が大きくなるように、前記ハブと前記振動リングとの間に圧縮状態で介在するゴム状弾性体と、を備え、前記ゴム状弾性体の抉り方向のばね定数は、前記ハブの外周面と前記振動リングの内周面との間の隙間を相対的に狭めることによって大きくされている。
動リングの傾きによるゴム状弾性体の偏摩耗を抑制し、その耐久性を高めることができる。
実施の一形態として、上半分のみを示すトーショナルダンパの縦断側面図。 ゴム状弾性体を介在させたハブと振動リングとの連結部分を拡大して示す縦断側面図。 トーショナルダンパの従来の一例として、(a)は上半分のみを示す縦断側面図、(b)はベルトテンションがかかったときの縦断側面図。
実施の一形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態は、車両に搭載されるエンジンのクランクシャフト(すべて図示せず)に固定され、各種の補機類に動力を伝達するプーリPの機能を備えたトーショナルダンパへの適用例である。動力を伝達する各種の補機類は、例えばウォーターポンプやモータ機能付き発電機(ISG:Integrated Starter Generator)、エアコン用コンプレッサ等である。
図1に示すように、トーショナルダンパ101は、ハブ111にゴム素材のゴム状弾性体121を介して円環状の振動リング131を連結し、振動リング131の外周面に、ベルト溝141を設けている。
ハブ111は、回転軸であるエンジンのクランクシャフトに固定されるボス112を中心位置に備え、ボス112から径方向外方に向けて立ち上げられたステー113を介してリム114を設けている。
ボス112は円筒状をした部材であり、回転軸を嵌合させるための取付孔112aを中心に有している。ハブ111は、取付孔112aに嵌合させた回転軸の一端部をボルト(図示せず)で固定することで、回転軸に固定される。この状態でボス112は、その軸心A1を回転軸の回転中心である軸心X1に一致させ、回転軸の回転に伴いぶれることなく回転する。
ステー113は円盤状をした部材であり、その立ち上げ方向は、ボス112の軸心A1、つまり回転軸の軸心X1に対して直交する方向である。ステー113は複数個の軽減孔115を有している。これらの軽減孔115は、ボス112の軸心A1と同心の円周上に等間隔で配列されている。
リム114は、ステー113の端部からハブ111の軸方向に沿って延出する円環状の部材であり、ボス112の軸心A1と同心上に配置されている。したがってリム114の外周面116は、ボス112の軸心A1と軸心X1を一致させる回転軸と同心の円周上に位置づけられる。もっともリム114の外周面116の直径は一定ではなく、軸方向のほぼ中央位置では、リム凹部117によって直径が短くなっている。リム凹部117は、振動リング131とともにコンボリューション部Cを形成するためのもので、その詳細は後述する。
ボス112とステー113とリム114とからなるハブ111は、例えば金属を材料として一体に形成されている。
ゴム状弾性体121は、直径が均一な円環状の部材であり、リム114と振動リング131との間に介在し、これらのリム114と振動リング131とを弾性的に連結している。このようなゴム状弾性体121は、例えばゴムを素材として形成され、全周にわたって均一な厚み(肉厚)を有している。
振動リング131は、ボス112が有するリム114の外周面116との間に、ゴム状弾性体121を介在させる隙間Gを介して、内周面132を対面させる円環状の部材である。このような振動リング131は、ゴム状弾性体121を介して保持されるという構造上、固有の振動数を持つ質量体として機能する。
振動リング131の内周面132には、リム114の外周面に形成されたリム凹部117と形状を合わせて、リング凸部133が形成されている。これらのリム凹部117とリング凸部133とは、リム114及び振動リング131の全周にわたりその周方向に沿って設けられており、コンボリューション部Cを構成している。コンボリューション部Cは、リム114と振動リング131との間におけるゴム状弾性体121の摺動抵抗を高め、ゴム状弾性体121の位置ずれや抜け出しを抑制する。
振動リング131は、その外周面に、複数条のベルト溝141を周方向に沿って形成している。これらのベルト溝141は断面V字形状をしており、上記例示した各種の補機類を駆動するために、動力伝達用の無端ベルトを巻き掛ける構造物である(いずれも図示せず)。ベルト溝141を設けることによって、トーショナルダンパ101は、プーリPとしての役割を果たす。
ベルト溝141は、振動リング131の軸方向の一端側に寄った位置と他端側に寄った位置とに分けて、二組設けられている。図1の紙面中、左側に位置するのは、溝数が少ないベルト溝141a(以下「低トルク用溝」ともいう)であり、右側に位置するのは、溝数が多いベルト溝141b(以下「高トルク用溝」ともいう)である。これらの低トルク用溝141aと高トルク用溝141bとはセパレータ142で分離され、異なる補機類に動力を伝達するための無端ベルトを個々に掛け渡すことができるようになっている。一例として、低トルク用溝141aには、ウォーターポンプに動力を伝達するための無端ベルトが巻き掛けられ、高トルク用溝141bには、モータ機能付き発電機及びエアコン用コンプレッサに動力を伝達するための無端ベルトが巻き掛けられる。
図1に示すように、ハブ111と振動リング131との軸方向の長さを比較すると、ハブ111は振動リング131よりも軸方向の長さが短い。そこでこれらのハブ111と振動リング131とは、振動リング131における低トルク用溝141aの側の端面にリム114の端面の位置をほぼ合わせて連結されている。このときゴム状弾性体121は、リム114の外周面116と幅寸法、つまり軸方向の長さを揃えられており、リム114と振動リング131との間で圧縮されることによってリム114の両端から僅かに突出している。したがって振動リング131における高トルク用溝141bの側の一部は、リム114によって支持されていない領域となっている。
図2に示すように、ハブ111が備えるリム114の外周面116と振動リング131の内周面132との間の隙間Gの寸法は、いずれの部分においても一定というわけではなく、軸方向に沿った位置において変動する。このような軸方向に沿った各位置における隙間Gの寸法について説明する。
図2中、次の四カ所における隙間Gの寸法をt1〜t4とする。
t1:リム114の外周面116における低トルク用溝141aの側の端面と振動リング131との間の隙間Gの寸法
t2:コンボリューション部Cの開始位置(図2中左側)における隙間Gの寸法
t3:コンボリューション部Cの開始位置(図2中右側)における隙間Gの寸法
t4:リム114の外周面116における高トルク用溝141bの側の端面と振動リング131との間の隙間Gの寸法
上記前提のもと、隙間Gの寸法t1〜t4は、t1=t2>t3=t4に設定されている。
周方向に関しては、隙間Gの寸法に変動はない。例えばリム114の外周面116における低トルク用溝141aの側の端面と振動リング131との間の隙間Gは、この位置を通る円周上のどの位置でも一定のt1である。同様に、リム114の外周面116における高トルク用溝141bの側の端面と振動リング131との間の隙間Gも、この位置を通る円周上のどの位置でも一定のt4である。つまり軸方向のある一個所の隙間Gは、この位置を通る円周上のどの位置でも一定とされている。
したがってリム114の外周面116と振動リング131の内周面132との間の隙間Gに圧縮状態で介在するゴム状弾性体121は、コンボリューション部Cで圧縮される部分を境に圧縮される割合を変動させ、低トルク用溝141aの側と同一方向の端部側よりも、高トルク用溝141bの側と同一方向の端部側の方でより大きく圧縮される。その結果、ゴム状弾性体121の抉り方向のばね定数もコンボリューション部Cで圧縮される部分を境に変動し、低トルク用溝141aの側と同一方向の端部側よりも、高トルク用溝141bの側と同一方向の端部側の方が大きくなる。
このような構成において、図示しないエンジンが始動し、クランクシャフトが回転すると、トーショナルダンパ101も回転する。この際、トーショナルダンパ101は、プーリPも構成しているので、ウォーターポンプ、モータ機能付き発電機、及びエアコン用コンプレッサに対する動力の伝達が可能となる。
トーショナルダンパ101は、振動リング131が質量体として機能することから、捻り方向に固有振動数を持つ。このためクランクシャフトが回転して捩り振動が発生する場合、トーショナルダンパの捻り方向の固有振動数を回転軸の捩り共振周波数に適合するようにチューニングしておけば、クランクシャフトに発生する捩り振動を吸収し、これを低減することができる。
前述したとおり、ベルト溝141のうちの低トルク用溝141aは、ウォーターポンプに動力を伝達するための無端ベルトが巻き掛けられる。高トルク用溝141bには、モータ機能付き発電機及びエアコン用コンプレッサに動力を伝達するための無端ベルトが巻き掛けられる。したがって振動リング131には、高トルク用溝141bの側に相対的に強いベルトテンションがかかり、大きな荷重が加えられる。これにより図3(b)に基づいて前述したとおり、従来のトーショナルダンパ1であれば、ベルト溝41bの側においてゴム状弾性体21がより大きく圧縮され、振動リング31に傾きが生ずる。
これに対して本実施の形態では、ゴム状弾性体121の抉り方向のばね定数は、コンボリューション部Cを境に変動し、低トルク用溝141aの側と同一方向の端部側よりも、高トルク用溝141bの側と同一方向の端部側の方が大きくなる。このとき低トルク用溝141aの側と高トルク用溝141bの側とでゴム状弾性体121の圧縮量が均一化するように隙間Gの寸法、つまりゴム状弾性体121の抉り方向のばね定数を設定することで、振動リング131の傾きを防止することが可能となる。
したがって本実施の形態によれば、振動リング131の傾きによるゴム状弾性体121の偏摩耗を抑制し、その耐久性を高めることができる。
本実施の形態によれば、ゴム状弾性体121の抉り方向のばね定数は、ハブ111に設けたリム114の外周面116と振動リング131の内周面132との間の隙間Gを相対的に狭めることによって大きくされている。このためゴム状弾性体121それ自体にばね定数を異ならせる構造を設けることなく、軸方向の任意の位置において、ゴム状弾性体121の抉り方向のばね定数を自由に設定することができる。
この場合、ハブ111が備えるリム114の外周面116と振動リング131の内周面132とにはコンボリューション部Cが形成され、ゴム状弾性体121の抉り方向のばね定数は、コンボリューション部Cで圧縮される部分を境に変えられている。このためコンボリューション部Cにおけるゴム状弾性体121のずれの防止効果をより一層高めることができる。
またハブ111が備えるリム114の外周面116の軸方向長さは、振動リング131の内周面132の軸方向長さよりも短く設定され、溝数が多い方のベルト溝141(高トルク用溝141b)の側となる振動リング131の一端側は、リム114の外周面116に対面していない。このため軽減孔115と相俟ってハブ111の重量を軽くすることができ、回転軸の回転に対する負荷を軽減することができる。しかもゴム状弾性体121は、高トルク用溝141bの側と同一方向の端部側において、抉り方向のばね定数を大きくしている。このためその側において振動リング131がリム114に対面せず、リム114によって支持されていなくても、振動リング131の傾きを防止することが可能となる。
実施に際しては、各種の変形や変更が許容される。例えばハブ111が備えるリム114の外周面116と振動リング131の内周面132との間の隙間Gの寸法は、上記t1=t2>t3=t4という関係ばかりでなく、
(変形例1) t1>t2>t3>t4
(変形例2) t1>t2>t3=t4
(変形例3) t1=t2>t3>t4
であってもよい。重要なことは、高トルク用溝141bの側、つまりベルト溝141の溝数が多い側と同一方向の端部側において抉り方向のばね定数が大きくなるように、ハブ111と振動リング131との間にゴム状弾性体121を圧縮状態で介在させることである。この条件を満たす限り、リム114の外周面116と振動リング131の内周面132との間の隙間Gの寸法については、各種のパターンが許容される。
また高トルク用溝141bの側と同一方向の端部側において、ゴム状弾性体121の抉り方向のばね定数を大きくする手法としては、リム114の外周面116と振動リング131の内周面132との間の隙間Gの寸法を変動させるのみならず、例えばゴム状弾性体121それ自体に、軸方向上で抉り方向のばね定数を変動させる構造を持たせるようにしてもよい。
その他、あらゆる変更や変形が許容される。
101 トーショナルダンパ
111 ハブ
112 ボス
113 ステー
114 リム
115 軽減孔
116 外周面
117 リム凹部
121 ゴム状弾性体
131 振動リング
132 内周面
133 リング凸部
141 ベルト溝
141a 低トルク用溝
141b 高トルク用溝
142 セパレータ
C コンボリューション部
G 隙間
P プーリ
A1 ボスの軸心
X1 回転軸の軸心

Claims (3)

  1. 回転軸に固定され、前記回転軸と同心になる円周上に外周面を有するハブと、
    前記ハブの外周面よりも大径の内周面を有する円環状の振動リングと、
    無端ベルトを巻き掛けるために前記振動リングの外周面に設けられ、その軸方向の一端側に寄った位置と他端側に寄った位置とでそれぞれ溝数が異なる二組のベルト溝と、
    前記ベルト溝の溝数が多い側と同一方向の端部側で反対方向の端部側よりも抉り方向のばね定数が大きくなるように、前記ハブと前記振動リングとの間に圧縮状態で介在するゴム状弾性体と、
    を備え、前記ゴム状弾性体の抉り方向のばね定数は、前記ハブの外周面と前記振動リングの内周面との間の隙間を相対的に狭めることによって大きくされている、ことを特徴とするトーショナルダンパ。
  2. 前記ハブの外周面と前記振動リングの内周面とには、周方向に沿って、法線方向に凹凸形状に屈曲したコンボリューション部が形成され、
    前記ゴム状弾性体の抉り方向のばね定数は、前記コンボリューション部で圧縮される部分を境に変えられている、
    ことを特徴とする請求項に記載のトーショナルダンパ。
  3. 前記ハブの外周面の軸方向長さは、前記振動リングの内周面の軸方向長さよりも短く、
    溝数が多い方の前記ベルト溝の側となる振動リングの一端側は、前記ハブの外周面に対面していない、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトーショナルダンパ。
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