JP2021099164A - ねじれ振動ダンパー - Google Patents

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Abstract

【課題】より良好で、複雑さが少なく、高価ではなく、製造が容易であり、組み立てまたは分解が容易である、ねじれ振動ダンパーを提供する。【解決手段】ねじれ振動ダンパー100は、シャフト受け部材114の周りで半径方向外側に延在するプレート122を有するハブ102と、背面およびそれを貫通するボアを画定すると共に、回転軸線を中心として同心の環状フランジ137を有する慣性部材の第1の部分126と、プレートの両側に当接して配置された第1のエラストマー部材110および第2のエラストマー部材112と、一つ以上のファスナー108によって慣性部材の第1の部分に固定され、これによって第1のエラストマー部材110および第2のエラストマー部材112を圧縮状態に置く慣性部材の第2の部分128とを有する。【選択図】図2

Description

本出願は、米国仮出願第62/063,933号(2014年10月14日出願)の利益を主張し、その全体がこの参照によって組み込まれる。
本発明は、ねじれ振動ダンパーに、特に、ハブを介して慣性部材を接続する一つ以上のファスナーによって促進されるダンパーシステムに関し、ここでハブは第1および第2のエラストマー部材を介して慣性部材を駆動する。
ねじれ振動ダンパーは、自動車産業において、シャフト(クランクシャフト、駆動シャフト、プロペラシャフト等)の振動を低減し、これによってその疲労寿命を向上させるために使用される。最も単純なねじれ振動ダンパーは、(1)シャフトにねじれ振動ダンパーを取り付ける剛構造ブラケットであるハブと、(2)ねじれ振動ダンパー用のスプリングダンパーシステムを提供するエラストマーと、(3)シャフトの振動に対して拡大された振幅ではあるが正反対の位相で振動する、リングと呼ばれる能動慣性質量とからなる。ほとんどのエラストマーベースのねじれ振動ダンパーでは、(1)特定周波数にねじれ振動ダンパーを同調させることによる振動の吸収によって、そして(2)エラストマー材料および慣性系による粘性減衰によって、振動を能動的に低減する二つの機構が存在する。内燃機関のクランクシャフトに取り付けられたねじれ振動ダンパーはまた、振動減衰に加えて、フロントエンド補機駆動システムを駆動する無端ベルトシステムを介して外部ベルト駆動部に動力を供給する。
より良好で、複雑さが少なく、高価ではなく、製造が容易であり、組み立てまたは分解が容易である、ねじれ振動ダンパーが、特にエラストマー材料の交換のために容易に分解して再組み立てできるものが常に求められている。
一つの態様では、組み立ておよび分解が容易な、ねじれ振動ダンパーが開示され、特に摩耗後にエラストマー材料を交換するために容易に分解および再組み立てができる、ねじれ振動ダンパーが開示される。当該ねじれ振動ダンパーは、回転軸線を規定するシャフト受け部材を有するハブを含む。ハブは、シャフト受け部材を中心として半径方向外側に延びるプレートを有する。ねじれ振動ダンパーの慣性部材は、背面およびそれを貫通するボアを画定すると共に、回転軸線を中心として同心の環状フランジを有する慣性部材の第1の部分と、一つ以上のファスナーによって慣性部材の第1の部分に固定され、これによって第1のエラストマー部材および第2のエラストマー部材をハブのプレートの対向する面に当接させて圧縮状態に置く第2の部分とを備える。プレートに当接して圧縮された状態の間、第1および第2のエラストマー部材は、慣性部材の第1の部分の環状フランジの半径方向内面から離間させられる。組み立て状態では、ハブのシャフト受け部材は、ハブのプレートが、その環状フランジの内面から離間させられた状態で、慣性部材の第1の部分のボア内で位置決めされる。
一つ以上のファスナーは、典型的には、それがハブを貫通するときにクリアランスギャップがファスナーを取り囲む状態で、慣性部材の第1の部分を慣性部材の第2部分に接続するショルダーボルトである。ハブは最小寄生慣性を有し、慣性部材の環状フランジは、複数の溝を含み得るベルト係合面を有する。
ハブのプレートと、プレートに面する慣性部材の第1および第2の部分のそれぞれの内面とは二重共通頂点を画定する。例えば、プレートの対向する面はそれぞれ、二重共通頂点のうちの一つの傾斜面を画定し、プレートに面する慣性部材の第1および第2の部分のそれぞれの内面はそれぞれ、二重共通頂点のうちの一つの傾斜面を画定し、あるいは、プレートの対向する面およびプレートに面する慣性部材の第1および第2の部分の内面のそれぞれの両方が二重共通頂点の傾斜面を画定する。
第1のエラストマー部材および/または第2のエラストマー部材は同心Oリングを備える。
別の態様では、上記および下記のねじれ振動ダンパーのいずれか一つを含み得るフロントエンド補機駆動システムが開示される。
別の態様では、上記および下記のねじれ振動ダンパーのいずれか一つを有するシャフト、例えばプロップシャフト、駆動シャフト等を備えるシステムが開示される。
本開示の多くの態様は、以下の図面を参照することにより、よりよく理解することができる。図面の構成要素は必ずしも一定の縮尺ではなく、本開示の原理を明瞭に説明することに重点が置かれている。さらに、図面において、同様の参照数字は、いくつかの図を通して対応する部分を示す。
フロントエンド補機駆動部における構成要素の斜視図である。 ねじれ振動ダンパーの一実施形態の分解斜視図である。 組み立てた状態の図2のねじれ振動ダンパーの回転軸線と平行に取った断面図である。 ねじれ振動ダンパーの第2実施形態の背面の組み立て状態での斜視図である。 図4のねじれ振動ダンパーの前面の組み立て状態での斜視図である。 図4のねじれ振動ダンパーの回転軸線と平行に取った断面図である。 第1のエラストマー部材の一実施形態の正面図である。 線6B‐6Bに沿って取った図6Aの第1のエラストマー部材の断面図である。 二重共通頂点のための代替構成を有する、ねじれ振動ダンパーの別な実施形態の部分断面図である。 二重共通頂点のための代替構成を有する、ねじれ振動ダンパーの別の実施形態の第2の部分断面図である。 ねじれ振動ダンパーの他の実施形態の回転軸線と平行に取った断面図であり、第1のエラストマー部材を適所で保持する対向する面のための異なる実施形態を説明するために慣性部材の一部分、同心Oリングとしての第1の弾性部材および慣性部材の一部分を示している。 ねじれ振動ダンパーの他の実施形態の回転軸線と平行に取った断面図であり、第1のエラストマー部材を適所で保持する対向する面のための異なる実施形態を説明するために慣性部材の一部分、同心Oリングとしての第1の弾性部材および慣性部材の一部分を示している。 ねじれ振動ダンパーの他の実施形態の回転軸線と平行に取った断面図であり、第1のエラストマー部材を適所で保持する対向する面のための異なる実施形態を説明するために慣性部材の一部分、同心Oリングとしての第1の弾性部材および慣性部材の一部分を示している。
ここで、図面に示された実施形態について詳細に説明する。いくつかの実施形態がこれらの図面に関連して記載されているが、本開示を本明細書に開示された一つまたは複数の実施形態に限定する意図はない。それどころか、全ての代替物、変更物および等価物を網羅することを意図している。
図2および図3に例示された参照数字100で大まかに示される新しいねじれ振動ダンパーが開示される。ねじれ振動ダンパー100は、米国特許第8,397,602号明細書に図示・説明される構造におけるハブによる寄生慣性経験を克服し、米国特許第7,905,159号明細書で要求されるロール形成と比較して組み立てを簡単化する。ねじれ振動ダンパー100は、ページに対する図の向きに関して左から右へ、プーリー本体104(または慣性部材の第1の部分)と、第1のエラストマー部材110と、ハブ102と、第2のエラストマー部材112と、カバープレート106(慣性部材の第2の部分)と、複数のファスナー108とを含む。複数のファスナー108は、カバープレート106をプーリー本体104に接続し、第1および第2のエラストマー部材110,112をハブ102の対向する面126,128に当接して圧縮された状態に置く。ファスナー108のそれぞれは、ファスナーがハブ102を慣性部材104に対して、あるいはカバープレート106に対して結合しないように、図3および図5に示されるクリアランス、ギャップ129を伴って、ハブ102における別個の個々の開口124を通過する。代わりに、ハブ102は、第1および第2のエラストマー部材110,112の圧縮によって、それと共に回転するために慣性部材104およびカバープレート106と作用的に結合されるが、第1および第2のエラストマー部材110,112は、組み立て状態では、一つにボルト結合された慣性部材107(プーリー本体104およびカバープレート106)によってハブ102の対向する面126,128に当接して圧縮される。ファスナー108を使用する構成要素の組み立ては、ねじれ振動ダンパーがシャフトに搭載されている間にエラストマーリングの一つを交換することができるという特別な利点を(組み立ての容易さに加えて)提供する。
さらに図2および図3を参照すると、ハブ102は、ねじれ振動ダンパー100のための回転軸線A(図3)を規定し、かつ、ボア116を画定するシャフト受け部材114の周りで半径方向外側に延在するプレート122を含む。シャフト受け部材114は、プレート122から一方向にのみ軸方向に延在し、これによって、ねじれ振動ダンパー100の背面を画定してもよいが、これは、図1に示すもののような実施形態では、この面がエンジンに面している。シャフト受け部材114が延びる方向に面するプレート122の面は、第1の面126として識別され、その反対側は第2の面128である。ボア116は、それと共に回転運動するためのシャフトを受けかつそれに対して結合されるよう構成される(形状および寸法とされる)。図1の一つの例示的な実施形態では、シャフトはFEADシステム18のクランクシャフトである。FEADシステムは、フラットベルト、丸みを帯びたベルト、Vベルト、多溝ベルト、リブドベルト等、またはこれらのベルトの組み合わせであってもよい、片面または両面である少なくとも一つの無端駆動ベルト6によって駆動される、そこに搭載されたエンジン駆動補機9を含むことができる。無端駆動ベルト6はサーペンタインベルトであってもよく、そしてエンジン駆動補機9、オルタネータ12およびクランクシャフト8のノーズ10に接続された、ねじれ振動ダンパー3の周囲に巻かれる。クランクシャフトは、ねじれ振動ダンパー3を駆動し、これによって無端駆動ベルト6を駆動するが、これが、今度は、残りのエンジン駆動補機9およびオルタネータ12を駆動する。
図1はクランクシャフトを備えたFEADを示しているが、ここに開示された、ねじれ振動ダンパー100,100’が取り付け可能なシャフトはこれに限定されず、他の実施形態では、シャフトは、駆動シャフト、プロップシャフト等であってもよい。
ここで、図2および図3ならびに図4および図5を参照すると、ねじれ振動ダンパー100,100’のハブ102は、ハブ102の最外面から一方または両方向に軸方向に延びるフランジを含まない。ここで、ハブ102は、フランジがない最外面123で終端するプレート122を有する。図5に示すように、環状最外面123に近接して、その最外エッジを画定するハブの対向する面126,128は、それぞれ半径方向内向きに延びる、第1の面126の斜面と同一の広がりを有する線および第2の面128の斜面と同一の広がりを有する第2の線が慣性部材107の最も近接した内面と同一の広がりを持つ線を独立して横切り、これによってそれぞれ頂点を画定するように、回転軸線Aにより近い位置から最外面123に向かって外向きに面取りされる。したがってねじれ振動ダンパーは、エラストマー部材に対して二重共通頂点構造を有する。このような斜面の結果は、ハブ102およびプーリー本体104とハブ102およびカバープレート106とが回転軸線Aのより遠位よりも回転軸線Aのより近位でエラストマー部材のためのより小さなギャップを画定し、ギャップが、回転軸線Aから離れるように半径方向外向きに徐々に移動することである。このような構造は、ハブ102に対する慣性部材107の振動中に、エラストマー部材110,112を均一な剪断歪み状態に保つ。
図2ないし図5において、ねじれ振動ダンパーは二重共通頂点の傾斜面を画定するハブを有する。他の変形例は、図7、図8および図9Aないし図9Cに示されている。
さらに、ねじれ振動ダンパー100,100’は、内部キャビティ139を画定するプーリー本体104の部分の内径に比べて、より小さな外径を有するハブ102を有する。ハブ102の外径はハブ102とプーリー本体104との間にギャップ118が形成されるのに十分なほど小さい。第1および第2のエラストマー部材110,112はハブに当接して軸方向に圧縮されているが、ギャップ118内には延びておらず、また、ギャップ118を満たしていない。
ここで、図4A、図4Bおよび図5を参照すると、この実施形態では、ねじれ振動ダンパー100’のハブ102はさらに、ハブ102の重量を低減するのに有利な、それを貫通する拡大開口125を有する。図示のように、ファスナー108を受け入れる孔124よりも大きな拡大開口125は概ね楕円形であり、慣性部材107の略中心開口138’(プーリー本体の第1の部分、すなわちプーリー本体104の一つの孔およびプーリー本体の第2の部分、すなわちカバープレート106の一つのもの)との整列のためにハブ102内に配置されてもよい。ハブ102はまた、シャフト上の係合アライメント機構(図示せず)と係合するためのアライメント機構118(図4A)を含むことができる。一実施形態では、アライメント機構118はキー溝であってもよく、別の実施形態では、シャフトのキー溝と係合するためのキーであってもよい。
再び図2および図3を参照すると、プーリー本体104は、内部にシャフト受け部材120を収容する、軸方向にそれを貫通する略中心開口138を画定する背面端部132を含む。背面端部132はまた、それぞれがファスナー108の一つを受け入れる、軸方向にそれを貫通する一つ以上の別な孔136を画定する。ファスナー108がネジ山を含む場合、孔136はそれぞれ、ファスナーの一つのネジ山を受けるためにネジが切られる。背面端部132は、その外周135(図2)から軸方向に延び、かつ、外周135の一部を形成する環状フランジ137を含む。環状フランジ137は、背面端部132から離れる両方向に軸方向に延在することができる。一実施形態では、環状フランジ137は、一つの軸方向に(図2および図3においては右側へ、ダンパーの前面に向って)他方よりもより延在し、そして、これによって、その中に第1および第2のエラストマー部材110,112およびハブ102が着座させられる内部キャビティ139(図3)を画定する。
ここで、図4Aおよび図4Bを参照すると、ねじれ振動ダンパー100’は、図2および図3のねじれ振動ダンパー100と同じ、多くの構成要素および特徴を有する。したがって、同じかまたは同様の特徴については同様の参照数字が使用される。図4Aにおいて、プーリー本体104は、それを貫通する略中心開口138’を画定する背面端部132を含み、そして図4Bにおいて、対向する前面FFはまた、それを貫通する略中心開口138’を有することができる。背面および前面の一方または両方の略中心開口138’は、三つ葉形状の空隙であってもよい。ここで、三つ葉形状の空隙は、略楕円形のローブを有するものとして示されているが、当該空隙はこれに限定されない。さらに、三つ葉形状の空隙138’は、ハブ102内の拡大した開口125を前面および背面の両方から見えるようにするのに十分な大きさである。
図2および図3の実施形態では、環状フランジ137は、プーリー本体104の半径方向最外面としてベルト係合面130を含む。ベルト係合面130は、平坦であっても、丸みを帯びたベルトを受けるよう輪郭取りされていても、あるいはVリブドベルトのVリブと係合するためのV溝または無端ベルトと係合するために必要なその他の輪郭取りされた溝を有していてもよい。図2から分かるように、ベルト係合面130は、二つの別々の無端ベルトを受けるために二つの別個のセクションへと分割されてもよい。一実施形態では、両方のセクションは、平坦であっても、丸みを帯びたベルトを受けるよう輪郭取りされていても、あるいはVリブまたはVリブドベルトまたはそれらの組み合わせと係合するためのV溝を有していてもよい。
ここで、図4A、図4Bおよび図5を参照すると、ベルト係合面130は、前面により近い第1のベルト係合セクション130aと、背面により近い第2のベルト係合セクション130bとを含むことができる。第1のベルト係合セクション130aおよび第2のベルト係合セクション130bは異なる外径を有していてもよい。第2のベルト係合セクション130bの外径は、第1のベルト係合セクション130aの外径より小さくてもよく、その逆であってもよい。さらに、または別の実施形態では、第1のベルト係合セクション130aは第2のベルト係合セクション130bより幅広でもよく、その逆であってもよい。
両方のねじれ振動ダンパー100,100’のプーリー本体104および/またはハブ102は、公知の技術または以後に開発される技術を用いて、鋳造、スピニング加工、鍛造、機械加工または成形することができる。ハブ102に適した材料は、灰色鉄、鋼、アルミニウム、他の適切な金属、プラスチック、または複合材料を含むそれらの組み合わせを含む。プーリー本体104(この実施形態では慣性部材でもある)は、十分な質量を有する材料、通常は鋳鉄から形成されてもよい。
ここで、第1および第2のエラストマー部材110,112を参照すると、これらの部材は、図2の第1のエラストマー部材110および図6Bの第1のエラストマー部材110’に付加された第1および第2の主対向面150,152を有する環状体として示されているが、これには限定されない。図6Aおよび図6Bに示すように、第1のエラストマー部材110’(および/または第2のエラストマー部材(図示せず))は、一つ以上のアライメント部材154を含むことができる。図6Aにおいて、アライメント部材154は、その外側から概ね丸みを帯びた突起として突出している。別な実施形態では、アライメント部材154は、エラストマー部材の内側から突出していてもよく、あるいは、ねじれ振動ダンパーの係合構成要素からの突出部を受ける外側または内側において凹んでいてもよい。図6Aにおいて、三つのアライメント部材154が互いに等距離だけ離れて存在しているが、アライメント部材154の数および配置はこれに限定されない。また、図6Bに示すように、第1のエラストマー部材110’は、回転軸線に対して略垂直な第1の主面150と、それに対して第1のエラストマー部材が着座させられることになっているハブの第1の面126に対して係合する逆プロファイルを有するように面取りされた、第1の主面150に対向する第2の主面152とを有することができる。第2の主面152の角度または斜面の結果として、第1のエラストマー部材110’は、図6Bに示されるように、最内幅Wよりも広い最外幅Wを有する。第1および第2のエラストマー部材の両方における第2の主面152は、ハブ102の表面に面し、それに対して着座させられる表面である。したがって、同様に、第2のエラストマー部材は、回転軸線に対して略垂直な第1の主面と、それに対して第2のエラストマー部材が着座させられることが意図されるハブの第2の面128と逆のプロファイルを有するように面取りされた第2の主面とを有する。
ここで、図7および図8を参照すると、慣性部材107の内面140およびこれに面するハブ102の面は、少なくともエラストマー部材110または112に対して着座させられた部分のために一方あるいは両方が面取りされても(共通頂点に関して上述したような傾斜面を画定しても)よい。図7は、ハブ102がねじり振動ダンパーの回転軸線に対して略垂直な対向面を有する一方で傾斜面を画定する慣性部材107(カバー106’およびプーリー本体104’の両方)を有し、そして図8は、傾斜面を画定する慣性部材107およびハブの両方を有する。面取りされた面は半径方向外側に面取りされており、これにより、回転軸線から最遠位よりも回転軸線Aのより近位でエラストマー部材のためのより小さいギャップを画定する。したがって、その中で第1および第2のエラストマー110,112がそれぞれ保持されるギャップ156を画定するために多様な変形が可能であるが、結果は、組み立て状態で、回転軸線に対して略台形の長手方向断面を有するエラストマー部材である。
図9Aないし図9Cに開示された実施形態においては、慣性部材107(それに依存して、ねじり振動ダンパーの面が左を向くプーリー本体104またはカバー106のいずれか)の内面140と、それに対向するハブ102の面とは、一方あるいは両方が面取りされても(共通の頂点に関して上述したように傾斜面を画定しても)よく、そしてエラストマー部材110,112はそれぞれ、複数のOリング、Xリング、Vリング、角リングまたはエラストマー材料のその他のリングであってもよい。これらの図には示されていない慣性部材107のその他の部分(プーリー本体104またはカバー106)についても同様である。これらの実施形態に関して、各エラストマー部材110,112は、第1のOリング160および第2のOリング162を含むことができ、ここで、第1のOリング160は第2のOリング162の外径よりも大きな内径を有し、かつ、第1のOリング160は第2のOリング162と同心状にかつその半径方向外側に配置される。Oリングタイプのエラストマー部材の使用は、より費用対効果の高い製品およびそのアセンブリを提供することができる。
第1および第2のエラストマー部材110,112は、その上に、ねじれ振動ダンパー100が取り付けられる回転シャフトによって生成される、ねじれ振動を吸収しかつ/または減衰させるための好適なエラストマーであってもよい。エラストマー部材は、一般的に低い引張弾性率および高い破断歪みを有することができる。エラストマー部材は、同じかまたは異なるエラストマーから製造することができる。エラストマーは、好ましくは、自動車エンジン用途に適したもの、すなわち、エンジンおよび路面温度および条件において経験される温度に耐えるのに適したものである。一実施形態では、エラストマー部材は、スチレン−ブタジエンゴム、天然ゴム、ニトリルブタジエンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、エチレンアクリルエラストマー、水素化ニトリルブタジエンゴム、ポリクロロプレンゴムの一つ以上から形成されるか、あるいはそれらの一つ以上を含んでいてもよい。エチレンアクリルエラストマーの一例は、E.I.du Pont de Nemours and CompanyのVAMAC(登録商標)エチレンアクリルエラストマーである。エラストマー部材は、任意選択で、その中に分散された複数の繊維を含む複合材料であってもよい。繊維は、TECHNORA(登録商標)繊維の名称で販売されている繊維のような連続的なまたは断片化された(チョップド)アラミド繊維であってもよい。
カバープレート106は、プーリー本体104と共に、ねじれ振動ダンパー100の能動慣性部材107である。これらは共に、振動減衰のための慣性を提供する。図3に最もよく示されているように、カバープレート106は、環状フランジ137の内側環状ショルダー132上に、背面端部132とは反対側のその開口端部132において着座させられる。カバープレート106は、図3に示すような、ただしカバープレート106の内側環状ショルダー145がそれと係合するように環状ショルダー132の反対輪郭の内側環状ショルダー145もまた含み得る。図3から分かるように、カバープレート106は、その開口端部132において内部キャビティ139の一部分内に着座させられ、ねじれ振動ダンパー100の前面に対して略平坦な外面を提供する。ここで図5を参照すると、カバープレート106は、概ねプーリー本体104の中心ボア138’と一致するような形状とされかつ位置決めされた内側ボア148をさらに含むことができる。
ファスナー108は、これらに限定されないが、ボルト、ショルダーボルト、ソケットヘッドキャップねじ、ねじ、リベット等を含む。一実施形態では、ファスナーは、ショルダーボルトのようなボルトである。図2および図3から分かるように、各ファスナー108のショルダー170は、ファスナー108のねじ付き端部174を受け入れるためのねじ付きボア144を含み得るカバープレート106に対して硬質ストッパーを衝突させる。したがって、各ファスナー108は、ヘッド部分176と、ねじ付き端部すなわちシャフト174と、それらの間のショルダー170とを含む。図3の組み立てられた、ねじれ振動ダンパー100に見られるように、ファスナー108は、この実施形態では慣性部材の一部であるカバープレート106のボア144(ネジ付きまたはネジなし)を通り、ハブ102のプレート122のネジなしの拡大開口124を通って延在し、そしてそれぞれプーリー本体104のねじ付きボア136に螺着されている。ファスナー108および/またはカバープレート106は、図3から分かるように各ファスナー108のヘッド部分176がカバープレート106のリセス146内に埋め込まれるようなものであってもよい。
本明細書に開示される、ねじれ振動ダンパー100は、「ボルトオン」構造を有すると言うことができる。この「ボルトオン」構造は、ファスナー108を取り外し、少なくとも第2のエラストマー部材112を交換する機能のために有益である。加えて、それは、その繰り返しの組み立ておよび分解を可能とし、構成要素の組み立てプレス、ロール成形または圧入の必要性を排除することによって、本来の組み立て作業を単純化する。
本発明について特定の実質的に関して図示説明したが、本明細書を読んで理解したとき当業者が変更を思い付くことは明白であり、本発明はそうした変更の全て含む。
3 ねじれ振動ダンパー
6 無端駆動ベルト
8 クランクシャフト
9 エンジン駆動補機
10 ノーズ
12 オルタネータ
18 FEADシステム
100 ねじれ振動ダンパー
100’ ねじれ振動ダンパー
102 ハブ
104 プーリー本体
104’ プーリー本体
106 カバー
106’ カバー
107 能動慣性部材
108 ファスナー
110 第1のエラストマー部材
110’ 第1のエラストマー部材
112 第2のエラストマー部材
114 シャフト受け部材
116 ボア
118 ギャップ
120 シャフト受け部材
122 プレート
123 環状最外面
124 孔
125 拡大開口
126 第1の面
128 第2の面
129 ギャップ
130 ベルト係合面
130a 第1のベルト係合セクション
130b 第2のベルト係合セクション
132 背面端部
135 外周
136 孔
137 環状フランジ
138 略中心開口
138’ 略中心開口
139 内部キャビティ
140 内面
144 ボア
145 内側環状ショルダー
146 リセス
148 内側ボア
150 第1の主面
152 第2の主面
154 アライメント部材
156 ギャップ
160 リング
162 リング
170 ショルダー
174 端部
176 ヘッド部分

Claims (20)

  1. ねじれ振動ダンパーであって、
    回転軸線を画定するシャフト受け部材と、前記シャフト受け部材の周りで半径方向外側に延在するプレートと、を有するハブであって、前記プレートが、前記プレートを貫通する1つ以上の開口を有する、ハブと、
    背面およびそれを貫通するボアを画定すると共に、前記回転軸線を中心として同心の環状フランジを有する慣性部材の第1の部分であって、前記ハブの前記シャフト受け部材は、前記ハブの前記プレートが前記環状フランジの内面から離間させられた状態で、前記ボア内に配置されている、慣性部材の第1の部分と、
    前記プレートの両側に当接して配置された第1のエラストマー部材および第2のエラストマー部材と、
    クリアランスギャップを伴って前記ハブにおける前記1つ以上の開口のうちの1つをそれぞれ通過する一つ以上のファスナーによって前記慣性部材の前記第1の部分に固定され、これによって前記第1のエラストマー部材および前記第2のエラストマー部材を圧縮状態に置く前記慣性部材の第2の部分であって、前記ファスナーにおける前記開口内に位置する部分と、前記プレートにおける前記開口の壁面と、が、向かい合っている、前記慣性部材の第2の部分と
    を備え、
    前記ファスナーにおける前記ハブを貫通する部分が、半径方向において、前記第1のエラストマー部材および前記第2のエラストマー部材からずれて配置されており、
    前記ハブが、前記第1のエラストマー部材および前記第2のエラストマー部材の圧縮のみによって、前記慣性部材と共に回転するために前記慣性部材と作用的に接続される、ねじれ振動ダンパー。
  2. 前記一つ以上のファスナーは、クリアランスギャップが前記ハブを貫通する前記ファスナーを取り囲む状態で、前記慣性部材の前記第1の部分を前記慣性部材の前記第2の部分に接続する一つ以上のショルダーボルトである、請求項1に記載のねじれ振動ダンパー。
  3. 前記慣性部材の前記第1の部分または前記第2の部分のいずれかが、一つ以上のカウンターボアと、各カウンターボア内に着座させられたファスナーと、を有する、請求項1に記載のねじれ振動ダンパー。
  4. 前記ハブは最小寄生慣性を有する、請求項1に記載のねじれ振動ダンパー。
  5. 前記慣性部材の前記環状フランジはベルト係合面を有する、請求項1に記載のねじれ振動ダンパー。
  6. 前記ベルト係合面は複数の溝を含む、請求項5に記載のねじれ振動ダンパー。
  7. 前記ハブの前記プレートと、前記プレートに面する前記慣性部材の前記第1および第2の部分のそれぞれの前記内面とは、二重共通頂点を画定する、請求項1に記載のねじれ振動ダンパー。
  8. 前記プレートの対向する面はそれぞれ、前記二重共通頂点のうちの一つの傾斜面を画定し、前記プレートに面する前記慣性部材の前記第1および第2の部分のそれぞれの前記内面は、それぞれ、前記二重共通頂点のうちの一つの傾斜面を画定し、あるいは、前記プレートの対向する面および前記プレートに面する前記慣性部材の前記第1および第2の部分の前記内面のそれぞれの両方が前記二重共通頂点の傾斜面を画定する、請求項7に記載のねじれ振動ダンパー。
  9. 前記第1および第2のエラストマー部材は、前記慣性部材の前記第1の部分の前記環状フランジの半径方向内面から離間させられている、請求項7に記載のねじれ振動ダンパー。
  10. 前記第1のエラストマー部材は同心Oリングを備える、請求項8に記載のねじれ振動ダンパー。
  11. フロントエンド補機駆動システムであって、
    クランクシャフトに搭載された、ねじれ振動ダンパーであって、このねじれ振動ダンパーは、
    回転軸線を画定するシャフト受け部材と、前記シャフト受け部材の周りで半径方向外側に延在するプレートと、を有するハブであって、前記プレートが、前記プレートを貫通する1つ以上の開口を有する、ハブと、
    背面およびそれを貫通するボアを画定すると共に、前記回転軸線を中心として同心の環状フランジを有する慣性部材の第1の部分であって、前記ハブの前記シャフト受け部材は、前記ハブの前記プレートが前記環状フランジの内面から離間させられた状態で、前記ボア内に配置されている、慣性部材の第1の部分と、
    前記プレートの両側に当接して配置された第1のエラストマー部材および第2のエラストマー部材と、
    クリアランスギャップを伴って前記ハブにおける前記1つ以上の開口のうちの1つをそれぞれ通過する一つ以上のファスナーによって前記慣性部材の前記第1の部分に固定され、これによって前記第1のエラストマー部材および前記第2のエラストマー部材を圧縮状態に置く前記慣性部材の第2の部分であって、前記ファスナーにおける前記開口内に位置する部分と、前記プレートにおける前記開口の壁面と、が、向かい合っている、前記慣性部材の第2の部分と、を備える、ねじれ振動ダンパーを備え、
    前記ファスナーにおける前記ハブを貫通する部分が、半径方向において、前記第1のエラストマー部材および前記第2のエラストマー部材からずれて配置されており、
    前記ハブが、前記第1のエラストマー部材および前記第2のエラストマー部材の圧縮のみによって、前記慣性部材と共に回転するために前記慣性部材と作用的に接続される、フロントエンド補機駆動システム。
  12. 前記一つ以上のファスナーは、クリアランスギャップが前記ハブを貫通する前記ファスナーを取り囲む状態で、前記慣性部材の前記第1の部分を前記慣性部材の前記第2の部分に接続する一つ以上のショルダーボルトである、請求項11に記載のフロントエンド補機駆動システム。
  13. 前記ハブは最小寄生慣性を有する、請求項11に記載のフロントエンド補機駆動システム。
  14. 前記慣性部材の前記環状フランジは、ベルト係合面を有する、請求項11に記載のフロントエンド補機駆動システム。
  15. 前記ベルト係合面は複数の溝を含む、請求項14に記載のフロントエンド補機駆動システム。
  16. 前記ハブの前記プレートと、前記プレートに面する前記慣性部材の前記第1および第2の部分のそれぞれの前記内面と、が二重共通頂点を画定する、請求項11に記載のフロントエンド補機駆動システム。
  17. 前記プレートの対向する面はそれぞれ、前記二重共通頂点のうちの一つの傾斜面を画定し、前記プレートに面する前記慣性部材の前記第1および第2の部分のそれぞれの前記内面は、それぞれ、前記二重共通頂点のうちの一つの傾斜面を画定し、あるいは、前記プレートの対向する面および前記プレートに面する前記慣性部材の前記第1および第2の部分の前記内面のそれぞれの両方が前記二重共通頂点の傾斜面を画定する、請求項16に記載のフロントエンド補機駆動システム。
  18. 前記第1および第2のエラストマー部材は、前記慣性部材の前記第1の部分の前記環状フランジの半径方向内面から離間させられている、請求項16に記載のフロントエンド補機駆動システム。
  19. 前記第1のエラストマー部材は同心のOリングを含む、請求項17に記載のフロントエンド補機駆動システム。
  20. シャフトが前記ハブの前記シャフト受け部材に受け入れられた状態で、その上に搭載された請求項1に記載のねじれ振動ダンパーを有する前記シャフトを備えたシステム。
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