JP6894779B2 - 輸送車両の高さ制御方法及び関連する輸送車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両の客車の床面の位置を、プラットホームに対して制御する方法に関する。客車は車体と少なくとも1つの台車とを備える。台車は、車軸と、台車シャーシと、車軸と台車シャーシとに挟まれた少なくとも1つの第1サスペンションと、第1サスペンションと床面とに挟まれた少なくとも1つの第2サスペンションと、を含む。車軸はシャフトを通じて接続された車輪を備える。方法は、台車シャーシの上端からの高さとして定義される第2サスペンションの高さを測定するステップと、線路の上端からの高さとして定義されるプラットホームの高さに従って、床面の位置をプラットホームの高さにするために第2サスペンションの高さを調整するステップと、を含む。
旅客を輸送する鉄道においては、乗客を乗降させるために車両が停留所や駅に度々停車する。
乗客の客車への乗り降りは、全体が駅のプラットホームと対向する位置にいる客車の床面の高さにおいてなされる。
しかし、床面とプラットホームとは高さに差が生じうる。この高さの差は、特定のユーザ、特に身体の不自由なユーザにとっては受け入れられないものとなりうる。とりわけ、ADA(障害を持つアメリカ人法)基準では、プラットホームと下床面との差が16ミリメートルであることを課している。床面の高さをプラットホームの高さと合わせる場合、駅ごとにプラットホームの高さが異なるということがさらに問題となってくる。
特許文献1では、床面の高さを調整してプラットホームの高さと等しくするための解決策が提案されている。
独国特許発明第10236246号明細書
しかし、この解決策では不十分である。実際には、乗降口の高さは、様々なパラメータの影響によって著しく変動することが想定される。特に、客車内の乗客と積荷の質量による客車への負荷と、この負荷の分散と、車輪の摩耗によるものが挙げられる。このような解決策はとりわけ、ADA基準を遵守する可能性がない。
そのため、本発明の目的は、輸送車両の車高を簡単に変更でき、とりわけ車両のユーザがどの駅における停車においても容易に乗り降りできることを保証する方法を提供することにある。
この目的のため、本発明の対象は、前述の形式の輸送車両の高さを調整する方法であって、車軸のシャフトからの高さとして定義される台車シャーシの上端の高さを推定するステップと、推定したシャフトからの高さとして定義される台車シャーシの上端の高さに基づいてなされる、第2サスペンションの高さを調整するステップと、を備える。
詳細な実施形態によれば、本発明は以下の1または複数の特徴を含む。
・台車シャーシの上端の高さを推定するステップは、車軸のシャフトからの高さとして定義される第1サスペンションの高さを推定するステップを備える。
・第1サスペンションの高さを推定するステップは、以下のステップを備える:第1サスペンションへの負荷によるたわみを算出するステップ及び車軸のシャフトからの高さとして定義される第1サスペンションの高さを算出するステップ。後者の算出ステップは、第1サスペンションの特性パラメータを第1サスペンションから算出した負荷によるたわみを減算するステップを備える。
・第1サスペンションの特性パラメータは、車体に基準負荷がかかっているときのシャフトからの高さとして定義される第1サスペンションの高さに等しい。
・車軸のシャフトからの高さとして定義される第1サスペンションの高さを推定するステップは、車体が台車に及ぼす負荷を測定するステップを備える。第1サスペンションへの負荷によるたわみは、台車上で測定された、車体が及ぼす負荷と、第1サスペンションと第2サスペンションとの間の所定のばね上質量との合計と第1サスペンションのばね定数との比に等しい。
・第2サスペンションは、少なくとも1つのエアクッションと、負荷を測定するステップに適用可能な負荷センサとを備える。負荷センサは、第2サスペンションの各エアクッションの圧力を測定できる。
・本方法は、線路の上端からの高さとして定義される車軸のシャフトの高さを推定するステップを含む。第2サスペンションの高さの調整は、推定した線路の上端からの高さとして定義されるシャフトの高さに従ってなされる。
・線路の上端からの高さとして定義される車軸のシャフトの高さを推定するステップは、以下のステップを備える:車輪の理論上の摩耗を推定するステップ及び線路の上端からの高さとして定義されるシャフトの高さを算出するステップ。この算出ステップは、車軸の特性パラメータを、車輪の理論上の摩耗によるシャフトの高さの理論的な減少値で減算するステップを備える。
・車両は1度以上管理作業を受けている。車軸の特性パラメータは、この管理作業の終了時に測定された、線路の上端からの高さとして定義されるシャフトの高さと等しい。
第2の観点によれば、本発明は、床面と車体と少なくとも1つの台車とを備える客車を少なくとも1つ備える輸送車両に関する。台車は、車軸と、台車シャーシと、車軸と台車シャーシとに挟まれた少なくとも1つの第1サスペンションと、第1サスペンションと床面とに挟まれた少なくとも1つの第2サスペンションと、を含む。車軸はシャフトを通じて接続された車輪を備える。車両は、上記に定められた方法によって、プラットホームに対して客車の床面の位置を制御することが可能である。
本発明は、例として与えられ、添付図面を参照する以下の説明を読むことによって、より理解されるであろう。
本発明に係る輸送車両の単純化した断面図 車両の部分概略図 本発明に係る車両の高さを制御する方法のフローチャート
旅客輸送車両の客車10の断面を単純化したものを図1に示す。客車10の部分図を図2に示す。
このような輸送車両は、例えば、バス、トロリーバス、路面鉄道、地下鉄、列車及びその他の鉄道車両である。車両はプラットホーム12を含む駅に停車可能である。プラットホーム12の高さは、車両が走行する線路11の上端からの高さとして定義されるHplaである。
客車10は乗客が車体16へ出入りするための床面14と少なくとも1つの台車18とを備える。車両は、車両に沿って配置された複数の客車10と複数の台車18とを含むことが好ましい。たとえば、各客車10は2つの台車18を備える。
台車18は、車軸20と、台車シャーシ21と、車軸20と台車シャーシ21とに挟まれた少なくとも1つの第1サスペンション22と、第1サスペンション22と床面14とに挟まれた少なくとも1つの第2サスペンション24と、を備える。例えば図1に示すとおり、台車18は2つの第1サスペンション22と2つの第2サスペンション24とを備える。
車軸20は、地面と実質的に平行かつ線路11を横切る軸に沿って、台車シャーシ21に対して回転移動が可能である。車軸20は、2つの車輪26と車輪26をつなぐシャフト28とを含む。
車輪26は例えば、線路11との協働を意図した硬い車輪か、またはタイヤを装着した車輪である。図示した実施形態においては、車両の車輪26は硬い車輪である。
線路11から車軸20のシャフト28までの高さがRである。この高さは、より具体的には、例えば線路11の上端からシャフト28の上部までの相対高さである。この高さRは車輪26の特性に依存する。
実際、車輪26は車両が何キロメートル走行したかに応じて摩耗する。この摩耗により車輪26は不均一に変形し、接地性を減少させ、ひいては乗客の安全性を損なうこととなる。この問題に対処するため、定められた走行距離に応じて、車両は整備センターで管理作業を受けるのが通常である。管理作業とは、例えば整備作業である。車両は、寿命まで幾度も管理作業を受けることが好ましい。特筆すべきは、車両の部品は製造中に初回の管理作業を受けている、ということである。
車輪26がタイヤを装着している場合、タイヤの劣化状態によっては管理作業においてタイヤの交換を行うこともある。
車輪26が線路11との協働を意図した硬い車輪である場合、管理作業は、車輪26を削正する作業を含み、例えば車輪26を標準化された形状に戻すために機械加工を行う。
削正作業では、各車輪は所定の厚さとなるように材料が除去される。除去される厚さは車両の車輪ごとに異なる。同一車軸の車輪間及び車両の各車軸間において完全な対称性を保証するためである。
従って、各削正作業では、車軸20のシャフト28の高さが減少する。車輪26に対して行われた全ての削正作業によって、車輪26の製造時から減少したシャフト28の高さの合計をΔreproとする。
直近の削正作業を受けた時点以降に生じた車輪26の摩耗は、シャフト28の高さの実用での減少Δwearを含む。
よって、線路11の上端からシャフト28までの高さRは以下に列挙する要因に依存する。
・線路11の上端からシャフト28までの定格製造時における高さRn
・車輪26の製造日から直近の削正作業を受けた日までの間の摩耗による高さの減少分Δwear/total
・車輪26について行われた全ての削正作業による高さの減少分Δrepro
・車輪26について直近の削正作業を受けた時点以降に生じた摩耗によって実際に生じた高さの減少分Δwear。車輪が削正作業を一度も受けていない場合、実際に生じた高さの減少分Δwearは車輪26の製造時点以降に生じた摩耗による。
例えば、線路11の上端からシャフト28までの高さRはR=R0−Δwearと等しい。ここで、R0は車軸の特性パラメータである。特性パラメータR0は、例えば、直近の管理作業の終了時に測定した、線路11の上端からシャフト28までの高さに等しい。この高さは、各管理作業の終了時に作業者が測定することが好ましい。
あるいは、車両が専用のトラクション/制動用のソフトウェアを備え、このソフトウェアの実行時に、各車軸の速度を測定して高さRを算出することにより各車軸の車輪の直径を算出する。
車輪26が一度も削正作業を受けていない場合、パラメータR0は、例えばR0=Rnと等しい。
車輪26が削正作業を受けたことがある場合、パラメータR0は、例えばR0=Rn−Δrepro−Δwear/totalと等しい。
同一の車軸20について各削正作業終了後、除去された材料が厚さΔshims/reproの削正補填材29Aの追加により任意に補填される。削正補填材29Aは、2つの削正作業の間で確認された車輪26の摩耗も補填することが好ましい。
削正補填材29Aの厚さΔshims/reproは、例えば、車輪26が受けた全ての削正作業により失われたシャフト28の高さの合計と、車輪26の製造時点以降の各削正作業間において確認された車輪26の摩耗に伴って失われたシャフト28の高さと、の和と等しい。
削正補填材29Aは、例えば、第2サスペンション24の下、かつ台車シャーシ21上に配置される。よって、台車シャーシ21は削正補填材29Aを備える。
また、管理作業は、例えば、第1サスペンション22のひずみΔcreepの推定を含む。これは第1サスペンション22がエラストマー材料を含む場合に顕著である。
そしてひずみは作業者によって評価され、厚さΔshims/creepのひずみ補填材29Bの追加により任意に補填される。
ひずみ補填材29Bの厚さΔshims/creepはひずみΔcreepと等しいことが好ましい。
ひずみ補填材29Bは、例えば、第2サスペンション24の下、かつ台車シャーシ21上に配置される。よって、台車シャーシ21はひずみ補填材29Bを備える。
台車シャーシ21は、第1サスペンション22上に横たわる枕梁21Aを備える。台車シャーシ21の上端は、第1サスペンション22と直角の枕梁21Aの上壁として定義される。
第1サスペンション22と直角に、台車シャーシ21は厚さHcを有する。厚さHcは、例えば、定格製造時における、第1サスペンション22と直角に測定した台車シャーシ21の厚さHcnと等しい。
台車シャーシ21は、例えば、断裂補填材(図示せず)など、他の部品を備える。これらの部品の厚さ、特に断裂補填材の厚さは、定格製造時の厚さHcnに加算され、台車シャーシ21の高さHcとなる。
第1サスペンション22は、図示しないダンパと、空気ばねまたは金属ばねから選択されたばね30とを含む。ばね30は同一のばね定数Kを有し、車軸20と台車18との間に配置されることが好ましい。ばね30によって、第1サスペンション22はばね定数Kを有することとなる。
図1に示すとおり、第2サスペンション24は台車シャーシ21の上端から広がっている。
第2サスペンション24は、例えば、1または複数のエアクッション36(1又は複数)と、第2サスペンション14を作動させる装置38と、圧縮空気タンク40と、高さセンサ42と、を備える。
作動装置38は、第2サスペンション24の高さの調整が可能である。より具体的には、作動装置38は、タンク40からの圧縮空気の到達を制御することにより、エアクッション36の圧力を増減させるように構成されている。エアクッション36(1又は複数)内の圧力変化により第2サスペンション24の高さが変更される。
作動装置38は電磁弁であることが好ましい。
第2サスペンション24は負荷センサ32を備えることが好ましい。負荷センサ32は、車体16が台車18に及ぼす負荷(Pとする)を測定することができる。負荷Pは、車体16内の乗客及び積荷の質量に特に依存する。
負荷センサ32は、例えば、エアクッション36の圧力を測定することができる。
この測定結果に基づいて、負荷センサ32は車体16が台車18に及ぼす負荷Pを推測することができる。
第2サスペンション24は、車両の制動力を制御するための平均的なベーンバルブを含むことが好ましい。この平均的なベーンバルブが負荷センサ32であることが好ましい。
第1サスペンション22は、第1サスペンションにかかる負荷Qとばね30のばね定数Kとの比率に等しい負荷によるたわみを示す。第1サスペンションにかかる負荷Qは、測定した負荷Pと、第1サスペンション段と第2サスペンション段との間のばね上質量との合計に等しい。第1サスペンション段と第2サスペンション段との間のばね上質量は、台車の構成に応じた所定の値となる。
こうして、車軸20のシャフト28からの高さとして定義される第1サスペンション22の高さはHpとなる。
例えば、シャフト28からの高さとして定義される第1サスペンション22の高さHpは、Hp=Hp0−Q/Kに等しい。Hp0は第1サスペンション22の特性パラメータである。
特性パラメータHp0は、シャフト28と、車体16が台車18に及ぼす負荷Pと、第1サスペンション22のばね定数Kと、ばねのひずみΔcreepと、から定められる、定格製造時の第1サスペンション22の高さHpnに依存する。
特に、特性パラメータHp0は、例えば、車体16上に基準負荷がかかっているときの、シャフト28からの高さとして定義される第1サスペンション22の高さである。車体16上に基準負荷がかかっているときとは、例えば、車体16内に乗客がいないとき、つまり車体16にかかる負荷がゼロのときである。この高さは、各管理作業終了時に作業者が測定することが好ましい。
こうして、特性パラメータHp0は、例えばHp0=Hpn−Δcreepと等しくなる。
第1サスペンション22は、例えば、車両の構成要素に生じた製造公差を補填するための断裂補填材(図示せず)などの他の部品を含む。これらの部品の厚さ、特に断裂補填材の厚さは、パラメータHp0の計算式に加えられる。
シャフト28からの高さとして定義される台車シャーシ21の上端の高さはHcbと表される。この高さHcbは、第1サスペンション22と直角に測定した台車シャーシ21の高さHcと、シャフト28からの高さとして定義される第1サスペンション22の高さHpと、任意に削正補填材29Aの厚さΔshims/repro及び/またはひずみ補填材29Bの厚さΔshims/creepと、に依存する。
車輪26が削正作業を受けておらず、かつ第1サスペンション22がひずみを推定する作業を受けていない場合、高さHcbは、例えばHcb=Hc+Hpと等しくなる。
車輪26が削正作業を受けているが、第1サスペンション22がひずみを推定する作業を受けていない場合、高さHcbは、例えばHcb=Hc+Hp+Δshims/reproと等しくなる。
車輪26が削正作業を受けていないが、第1サスペンション22がひずみを推定する作業を受けている場合、高さHcbは、例えばHcb=Hc+Hp+Δshims/creepと等しくなる。
そして、一般的な場合である、車輪26が削正作業を受けており、かつ第1サスペンション22がひずみを推定する作業を受けている場合、高さHcbは、例えばHcb=Hc+Hp+Δshims/repro+Δshims/creepと等しくなる。
台車シャーシ21の上端からの高さとして定義される第2サスペンション24の高さはHsである。高さセンサ42は、このHsの測定に特異的である。
台車18にある床面14は、線路11の上端からの高さHfを有する。
床面14の高さHfは、線路11の上端からの高さとして定義される車軸20のシャフト28の高さRと、シャフト28からの高さとして定義される台車シャーシ21の上端の高さHcbと、台車シャーシ21上端からの高さとして定義される第2サスペンション24の高さHsと、に依存する。
また、高さHfは、客車10の形状及び寸法に依存する幾何学的定数Hf0に依存する。定数Hf0は、例えば、第2サスペンション24と直角に測定した床面14の高さと等しい。
より具体的には、高さHfは、Hf=R+Hcb+Hs+Hf0と等しい。
車両は、処理装置44と走行距離計46とを備える。
走行距離計46は、所定の2つの日の間に車両が走行した距離を算出できる。所定の日とは、例えば、直近に管理作業を受けた日及び当日である。
このため、走行距離計46は、例えば、走行距離計46の操作を処理できるプロセッサ48と、所定の両日間に走行した距離を格納できるメモリ50と、例えばGPS(Global Positioning System)によるジオローカリゼーションシステム52と、を備える。プロセッサ48は、メモリ50及びジオローカリゼーションシステム52に接続される。
処理装置44は、車両の各客車10の各台車18の走行距離計46、負荷センサ32、変位センサ42及び第2サスペンション24の作動装置38に接続される。
処理装置44は、メモリ56及びグラフィックインタフェース58に接続されたプロセッサ54を含む。
メモリ56は、プラットホーム12及び車両の特性についての既知の値を格納可能である。全ては網羅しないが、以下の特性が一例である。
・線路11の上端からの高さとして定義されるプラットホーム12の高さHpla
・特性パラメータR0、つまり、各客車10の各台車18について、直近の管理作業の最後で測定した、線路11の上端からの高さとして定義されるシャフト28の高さ。
・各客車10の各台車18について、線路11の上端からの高さとして定義される車軸20のシャフト28の定格製造時の高さRn
・車両10が全ての削正作業を受けた場合に、各客車10の各台車18について全ての削正作業によって失った車軸20の高さΔrepro
・各客車10の各台車18についての車輪26の製造日と直近の削正作業日との間に生じた摩耗による高さの減少Δwear/total
・特性パラメータHp0、つまり、各客車10の各台車18についての、車体16内に乗客がいないときにおける、シャフト28からの高さとして定義される第1サスペンション22の高さ。
・各客車10の各台車18についての、各第1サスペンション22の定格製造時におけるシャフト28からの高さHpn
・各客車10の各台車18についての、各第1サスペンション22と直角に測定した台車シャーシ21の高さHc
・車両10が削正作業を受けた場合における、各客車10の各台車18についての削正補填材29Aの厚さΔshims/repro
・車両10がひずみ推定作業を受けた場合における、各客車10の各台車18についての第1サスペンション22のひずみΔcreep
・車両10がひずみ推定作業を受けた場合における、各客車10の各台車18についてのひずみ補填材29Bの厚さΔshims/creep
・各客車10の各台車18についての各第1サスペンション22のばね定数K。
・第1サスペンション段と第2サスペンション段との間におけるばね上質量。
・各客車10の各台車18についての、台車シャーシ21及び/または各第1サスペンション22の任意の断裂補填材の厚さ。
・各客車10の各台車18についての幾何学的定数Hf0
また、メモリ56は、所定の両日間に車両が走行した距離を格納可能である。
例えば、グラフィックインタフェース58は、作業者が前述の特性についての既知の値をメモリ56に格納することを可能とするように構成されている。
メモリ56はプログラム60を備える。プログラム60は、車両の客車10の床面14の位置を制御する方法の各ステップを実行可能であり、プロセッサ54は算出をすることが可能である。
プロセッサ54は、線路11の上端からの高さとして定義されるシャフト28の高さRを推定可能である。
プロセッサ54は、線路11の上端からの高さとして定義されるシャフト28の高さRの算出において、車輪26の摩耗を考慮できることが好ましい。
このため、プロセッサ54は、走行距離計46からのデータに基づき、車両の走行距離に従って車輪の摩耗の理論値を算出可能である。
あるいは、メモリ56が、測定した各車軸の速度に基づいて各車軸の車輪の直径を算出することが可能な専用のトラクション/制動用のソフトウェアを備える。
そして、プロセッサ54は、摩耗によるシャフト28の高さの理論上の減少値Δwear/theoを推測できる。この理論上の減少値Δwear/theoは実際の減少値Δwearと等しいことが好ましい。
また、プロセッサ54は、前述の計算式に基づいて高さHp、Hcb、Hs及びHfを算出可能であり、プラットホーム12の高さHplaと床面14の高さHfとの差を推定可能である。
高さHpの算出において、第1サスペンション22がひずみ推定作業を受けている場合、プロセッサ54は、ひずみ推定作業で推定した値をひずみΔcreepに代入することにより高さHpを算出することができる。より具体的には、例えば、特性パラメータHp0がHp0=Hpn−Δcreepと等しいと考えられる。
第1サスペンション22がひずみ推定作業を受けていない場合、プロセッサ54はひずみをゼロ値とするように構成されている。より具体的には、例えば、特性パラメータHp0がHp0=Hpnと等しいと考えられる。
そして、プロセッサ54は、第2サスペンション24を作動させる装置38を制御可能であり、それによりプラットホーム12の高さHplaと床面14の高さHfとの差が−16ミリメートルから16ミリメートルの間に収まり、この差が相殺すればより好ましい。
以下、図3を参照しながら、車両の客車の床面の位置を制御する方法について説明する。
この方法は車両の各客車の各台車に対して適用される。
この方法は、処理装置44をパラメータ化するステップ100と、台車シャーシ21の上端の高さを推定するステップ102と、続いて車軸20のシャフト28の高さを推定するステップ104と、第2サスペンション24の高さを測定するステップ106と、床面をプラットホーム12の高さに位置決めするために、プラットホーム12の高さに従って第2サスペンション24の高さを調整するステップ108と、を含む。
パラメータ化のための準備ステップ100の間、作業者は、プラットホーム12及び車両についての上述の特性についての既知の値を測定して処理装置44のメモリ56に格納する。
台車シャーシ21の上端の高さを推定するステップ102は、第1サスペンション22の高さを推定するステップ110を備える。
第1サスペンション22の高さを推定するステップ110は、車体16が台車18に及ぼす負荷を測定するステップ120を備える。その間、負荷センサ32が車体16が台車18に及ぼす負荷Pを測定する。
負荷センサ32は、例えば、エアクッション36の圧力を測定し、それから負荷Pの大きさを推測する。
そして、第1サスペンション22の高さを推定するステップ110は、第1サスペンション22への負荷によるたわみを算出するステップ122を含む。
この第1サスペンション22への負荷によるたわみを算出するステップ122の間、プロセッサ54は、第1サスペンション22への負荷によるたわみを、負荷測定ステップ120の実行により測定した負荷Pと、第1サスペンション段と第2サスペンション段との間の質量と、メモリ56に格納されたばね定数と、に基づいて算出する。より具体的には、プロセッサ54は、測定した負荷Pと、第1サスペンション段と第2サスペンション段との間のばね上質量との和を求め、この和を第1サスペンション22のばね定数Kで除算する。ばね定数Kは、例えば、ばね30のばね定数と等しい。
そして、第1サスペンション22の高さを推定するステップ110は、シャフト28からの高さとして定義される第1サスペンション22の高さHpを算出するステップ124を備える。
この第1サスペンション22の高さを算出するステップ124の間、プロセッサ54は、シャフト28からの高さとして定義される第1サスペンション22の高さHpを推測するために、上述の第1サスペンション22への負荷によるたわみを算出するステップ122を実行して得られた算出結果を使用する。より具体的には、プロセッサ54は、第1サスペンション22への負荷によるたわみを算出するステップ122で算出したたわみから、第1サスペンション22の特性パラメータHp0を減算する。
台車シャーシ21の上端の高さの推定するステップ102は、台車シャーシ21の高さを算出するステップ125を備える。
この台車シャーシ21の高さを算出するステップ125の間、プロセッサ54は、シャフト28からの高さとして定義される台車シャーシ21の上端の高さHcbを、第1サスペンション22の高さHpと台車シャーシ21の厚さHcと、任意に削正補填材29Aの厚さΔshims/repro及び/またはひずみ補填材29Bの厚さΔshims/creepとの和とする。補填材が台車18内に存在する場合、補填材の厚さも加算される。
車軸20のシャフト28の高さを推定するステップ104は、走行距離に応じた車輪26の理論上の摩耗を推定するステップ126を含むことが好ましい。
この理論上の摩耗を推定するステップ126の間、プロセッサ54は、直近の管理作業以降に車両が走行した距離を走行距離計46またはメモリ56から収集する。そしてプロセッサ54は、摩耗によって生じた車輪26の高さの理論上の減少値Δwear/theoを算出する。あるいは、プロセッサ54は、トラクション/制動用のソフトウェアが送信したデータから車輪の直径を復元し、それに基づいて車輪26の高さの理論上の減少値Δwear/theoを推測する。
そして、シャフト28の高さを推定するステップ104は、シャフト28の高さを算出するステップ128を含む。このステップの間、プロセッサ54は線路11の上端からの高さとして定義されるシャフト28の高さRを算出する。例えば、客車10の台車18が一度以上削正作業を受けている場合、プロセッサ54は高さRを次に示す算出結果とする。R=R0−Δwear/theo
第2サスペンション24の高さを測定するステップ106の間、高さセンサ42は台車シャーシ21の上端からの高さとして定義される第2サスペンション24の高さHsを測定する。
第2サスペンション24の高さを調整するステップ108は、床面14の高さを算出する最初のステップ130を備える。
床面14の高さを算出するステップ130の間、プロセッサ54は、高さセンサ42から第2サスペンション24の高さHsを収集する。そしてプロセッサ54は、線路11の上端からの高さとして定義される床面14の高さHfを算出する。より具体的には、プロセッサ54は高さHfを次に示す算出結果とする:Hf=R+Hcb+Hs+Hf0
そして、第2サスペンション24の高さを調整するステップ108は第2サスペンション24の高さを調整するステップ132を備える。
第2サスペンション24の高さを調整するステップ132の間、プロセッサ54は、線路11の上端からの高さとして定義される床面14の高さHfと線路11の上端からの高さとして定義されるプラットホーム12の高さHplaとの差を算出する。
このようにして、プロセッサ54は、差が−16ミリメートルから16ミリメートルに収まるように、好ましくは差が相殺されるように、第2サスペンション24に対してすべき高さの変更を決定する。
そして、駅においては、プロセッサ54は命令を詳細に生成して作動装置38に送信する。この命令によって、作動装置38は、タンク40からエアクッション36(1又は複数)への圧縮空気の到達を制御し、それによりエアクッション36(1又は複数)の空気量を変化させ、それにより第2サスペンション24の高さを変化させる。
走行中においては、プロセッサ54は、第2サスペンションの高さが、例えば、第2サスペンションの基準の高さに基づいて50ミリメートルより大きく変化したときに限り詳細な命令を生成して作動装置38に送信する。この目的は、動的条件下での空気の消費を最小限にすることである。
発車間際(ドアを閉じるとき)においては、第2サスペンションは、走行段階前に再び中央に配置されるように再び基準の高さに再変動する。
こうして、第1サスペンション22の高さと、線路11の上端からの高さとして定義される車軸20のシャフト28の高さに従って第2サスペンション24の高さの調整がなされる。
あるいは、車軸20のシャフト28の高さを推定するステップ104は、台車シャーシ21の上端の高さを推定するステップ102の前に適用される。
他の選択肢によっては、本方法は車軸20のシャフト28の高さを推定するステップ104を一切含まない。床面14の高さを算出するステップ130のために、プロセッサ54は、線路11の上端からの高さとして定義される車軸20のシャフト28の高さRを定数値とする。この値は、直近の管理作業中に作業者が測定した、線路11の上端からの高さとして定義されるシャフト28の高さR0であることが好ましい。
上述した本方法は、車両の負荷、又は更に車輪の摩耗などのパラメータ値を考慮した床面の高さの調整についての解決策を提供する。
本方法によって、全乗客が車両の車体内に出入りするのを容易にするべく、輸送車両の高さを単純に変更することが可能となる。特に、本方法によりADA基準の遵守が可能となる。
(付記)
(付記1)
線路(11)上を走行する鉄道車両の客車(10)の床面(14)の位置をプラットホーム(12)に対して制御する方法であって、
前記客車は、車体(16)と少なくとも1つの台車(18)とを備え、
前記台車(18)は、車軸(20)と、台車シャーシ(21)と、前記車軸(20)と前記台車シャーシ(21)とに挟まれた少なくとも1つの第1サスペンション(22)と、前記第1サスペンション(22)と前記床面(14)とに挟まれた少なくとも1つの第2サスペンション(24)と、を含み、
前記車軸(20)は、シャフト(28)を介して接続された車輪(26)を備え、
前記方法は、
前記台車シャーシ(21)の上端からの高さとして定義される前記第2サスペンション(24)の高さ(Hs)を測定するステップ(106)と、
前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記プラットホーム(12)の高さ(Hpla)に従って、前記床面(14)を前記プラットホーム(12)の高さ(Hpla)に位置決めするために前記第2サスペンション(24)の高さ(Hs)を調整するステップ(108)と、
を含み、
前記方法は、前記車軸(20)のシャフト(28)からの高さとして定義される前記台車シャーシ(21)の上端の高さ(Hcb)を推定するステップ(102)を備え、前記第2サスペンション(24)の高さ(Hs)の調整(108)は、前記シャフト(28)からの高さとして定義される前記台車シャーシ(21)の推定した上端の高さ(Hcb)に従ってなされることを特徴とする、
方法。
(付記2)
前記台車シャーシ(21)の上端の高さ(Hcb)を推定するステップ(102)は、前記車軸(20)のシャフト(28)からの高さとして定義される前記第1サスペンション(22)の高さ(Hp)を推定するステップ(110)を備える、
付記1に記載の方法。
(付記3)
前記第1サスペンション(22)の高さ(Hp)を推定するステップ(110)は、
前記第1サスペンション(22)への負荷により生じるたわみを算出するステップ(122)と、
前記第1サスペンション(22)の特性パラメータ(Hp0)を、算出した前記第1サスペンション(22)への前記負荷により生じるたわみだけ減算することにより、前記車軸(20)のシャフト(28)からの高さとして定義される前記第1サスペンション(22)の高さ(Hp)を算出するステップ(124)と、
を備える付記2に記載の方法。
(付記4)
前記第1サスペンション(22)の特性パラメータ(Hp0)は、前記車体(16)に基準となる負荷がかけられているときの、前記シャフト(28)からの高さとして定義される前記第1サスペンション(22)の高さに等しい、
付記3に記載の方法。
(付記5)
前記車軸(20)のシャフト(28)からの高さとして定義される前記第1サスペンション(22)の高さ(Hp)を推定するステップ(110)は、前記車体(16)が前記台車(18)に及ぼした負荷(P)を測定するステップ(120)を備え、
前記第1サスペンション(22)への負荷により生じるたわみは、測定した前記車体(16)が前記台車(18)に及ぼした負荷(P)と、前記第1サスペンション(22)と前記第2サスペンション(24)との間の所定の質量との合計の、前記第1サスペンションのばね定数(K)に対する比に等しい、
付記3または4に記載の方法。
(付記6)
前記第2サスペンション(24)は、少なくとも1つのエアクッション(36)と、前記負荷(P)を測定するステップ(120)に適用可能な負荷センサ(32)と、を備え、
前記負荷センサ(32)は、前記第2サスペンション(24)の各エアクッション(36)の圧力を測定可能である、
付記5に記載の方法。
(付記7)
前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記車軸(20)のシャフト(28)の高さ(R)を推定するステップ(104)を備え、
前記第2サスペンション(24)の高さ(Hs)の調整(108)は、前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記シャフト(28)の推定した高さ(R)に従ってなされる、
付記1から6のいずれか1つに記載の方法。
(付記8)
前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記車軸(20)のシャフト(28)の高さ(R)を推定するステップ(104)は、
前記車輪(26)の理論上の摩耗を推定するステップ(126)と、
前記車軸(20)の特性パラメータ(R0)から前記車輪(26)の理論上の摩耗に関連する前記シャフト(28)の高さの理論上の減少値(Δwear/theo)を減算することにより、前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記シャフト(28)の高さ(R)を算出するステップ(128)と、
を備える、
付記7に記載の方法。
(付記9)
前記車両は少なくとも1度管理作業を受け、
前記車軸(20)の特性パラメータ(R0)は、前記管理作業終了時に測定した前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記シャフト(28)の高さ(R)に等しい、
付記8に記載の方法。
(付記10)
床面(14)と、車体(16)と、少なくとも1つの台車(18)と、を備える少なくとも1つの客車(10)を含み、
前記台車(18)は、車軸(20)と、台車シャーシ(21)と、前記車軸(20)と前記台車シャーシ(21)とに挟まれた少なくとも1つの第1サスペンション(22)と、前記第1サスペンション(22)と前記床面(14)とに挟まれた少なくとも1つの第2サスペンション(24)と、を含み、
前記車軸(20)は、シャフト(28)を介して接続された車輪(26)を備え、
付記1から9のいずれか1つに記載の方法によって、プラットホーム(12)に対して前記客車(10)の床面(14)の位置を制御することが可能である、
輸送車両。

Claims (10)

  1. 線路(11)上を走行する鉄道車両の客車(10)の床面(14)の位置をプラットホーム(12)に対して制御する方法であって、
    前記客車は、車体(16)と少なくとも1つの台車(18)とを備え、
    前記台車(18)は、車軸(20)と、台車シャーシ(21)と、前記車軸(20)と前記台車シャーシ(21)とに挟まれた少なくとも1つの第1サスペンション(22)と、前記第1サスペンション(22)と前記床面(14)とに挟まれた少なくとも1つの第2サスペンション(24)と、を含み、
    前記車軸(20)は、シャフト(28)を介して接続された車輪(26)を備え、
    前記方法は、
    前記台車シャーシ(21)の上端からの高さとして定義される前記第2サスペンション(24)の高さ(Hs)を測定するステップ(106)と、
    前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記プラットホーム(12)の高さ(Hpla)に従って、前記床面(14)を前記プラットホーム(12)の高さ(Hpla)に位置決めするために前記第2サスペンション(24)の高さ(Hs)を調整するステップ(108)と、
    を含み、
    前記方法は、前記車軸(20)のシャフト(28)からの高さとして定義される前記台車シャーシ(21)の上端の高さ(Hcb)を推定するステップ(102)を備え、前記第2サスペンション(24)の高さ(Hs)の調整(108)は、前記シャフト(28)からの高さとして定義される前記台車シャーシ(21)の推定した上端の高さ(Hcb)に従ってなされることを特徴とする、
    方法。
  2. 前記台車シャーシ(21)の上端の高さ(Hcb)を推定するステップ(102)は、前記車軸(20)のシャフト(28)からの高さとして定義される前記第1サスペンション(22)の高さ(Hp)を推定するステップ(110)を備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1サスペンション(22)の高さ(Hp)を推定するステップ(110)は、
    前記第1サスペンション(22)への負荷により生じるたわみを算出するステップ(122)と、
    前記第1サスペンション(22)の特性パラメータ(Hp0)を、算出した前記第1サスペンション(22)への前記負荷により生じるたわみだけ減算することにより、前記車軸(20)のシャフト(28)からの高さとして定義される前記第1サスペンション(22)の高さ(Hp)を算出するステップ(124)と、
    を備える請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1サスペンション(22)の特性パラメータ(Hp0)は、前記車体(16)に基準となる負荷がかけられているときの、前記シャフト(28)からの高さとして定義される前記第1サスペンション(22)の高さに等しい、
    請求項3に記載の方法。
  5. 前記車軸(20)のシャフト(28)からの高さとして定義される前記第1サスペンション(22)の高さ(Hp)を推定するステップ(110)は、前記車体(16)が前記台車(18)に及ぼした負荷(P)を測定するステップ(120)を備え、
    前記第1サスペンション(22)への負荷により生じるたわみは、測定した前記車体(16)が前記台車(18)に及ぼした負荷(P)と、前記第1サスペンション(22)と前記第2サスペンション(24)との間の所定の質量との合計の、前記第1サスペンションのばね定数(K)に対する比に等しい、
    請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記第2サスペンション(24)は、少なくとも1つのエアクッション(36)と、前記負荷(P)を測定するステップ(120)に適用可能な負荷センサ(32)と、を備え、
    前記負荷センサ(32)は、前記第2サスペンション(24)の各エアクッション(36)の圧力を測定可能である、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記車軸(20)のシャフト(28)の高さ(R)を推定するステップ(104)を備え、
    前記第2サスペンション(24)の高さ(Hs)の調整(108)は、前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記シャフト(28)の推定した高さ(R)に従ってなされる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記車軸(20)のシャフト(28)の高さ(R)を推定するステップ(104)は、
    前記車輪(26)の理論上の摩耗を推定するステップ(126)と、
    前記車軸(20)の特性パラメータ(R0)から前記車輪(26)の理論上の摩耗に関連する前記シャフト(28)の高さの理論上の減少値(Δwear/theo)を減算することにより、前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記シャフト(28)の高さ(R)を算出するステップ(128)と、
    を備える、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記車両は少なくとも1度管理作業を受け、
    前記車軸(20)の特性パラメータ(R0)は、前記管理作業終了時に測定した前記線路(11)の上端からの高さとして定義される前記シャフト(28)の高さ(R)に等しい、
    請求項8に記載の方法。
  10. 床面(14)と、車体(16)と、少なくとも1つの台車(18)と、を備える少なくとも1つの客車(10)を含み、
    前記台車(18)は、車軸(20)と、台車シャーシ(21)と、前記車軸(20)と前記台車シャーシ(21)とに挟まれた少なくとも1つの第1サスペンション(22)と、前記第1サスペンション(22)と前記床面(14)とに挟まれた少なくとも1つの第2サスペンション(24)と、を含み、
    前記車軸(20)は、シャフト(28)を介して接続された車輪(26)を備え、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の方法によって、プラットホーム(12)に対して前記客車(10)の床面(14)の位置を制御することが可能である、
    輸送車両。
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