JP6893348B2 - 輸送パレットの高さ延長部材 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車部品等の輸送に使用される輸送パレットの高さ延長部材に関する。
自動車部品等を輸送する輸送パレットは、特許文献1(特許第3392308号公報)や特許文献2(特許第4549120号公報)に記載されたものが知られている。これら輸送パレットの側壁パネルの高さは、輸送する貨物の高さに対応すべく数種類の側壁パネルを予め用意して選択的に使用するようにしているが、数種類の側壁パネルを使用すると側壁パネルの稼働率が低下し輸送コストが増大する。
特許第3392308号公報 特許第4549120号公報
本発明の目的は、基本の側壁パネルを一種類だけ使用し、当該側壁パネルの高さを超える貨物を輸送する場合は、側壁パネルの上端に延長部材を1段又は2段以上着脱自在に取り付けて側壁パネルの高さを容易に延長可能にすることにある。
前記課題を解決するため本発明は、矩形の床パネルの四辺に側壁パネルが立設された輸送パレットの前記側壁パネルの上框に着脱自在に装着して前記側壁パネルの高さを延長する延長部材であって、当該延長部材は、前記側壁パネルのコーナ部において直角に交差する上框ニ辺にそれぞれ着脱自在に装着される第1延長部材と第2延長部材を有し、当該第1延長部材と第2延長部材はヒンジ部を介して互いに回動自在に連結され、かつ、前記第1延長部材と前記第2延長部材との間に当該ヒンジ部の角度を直角に保持する傾斜部材が着脱自在に架け渡されていることを特徴とする輸送パレットの高さ延長部材である。
本発明の輸送パレットの高さ延長部材によって側壁パネルの高さを自在に延長することが可能であり、基本の側壁パネルは一種類だけ使用し、当該側壁パネルの高さを超える貨物を輸送する場合は、側壁パネルの上端に延長部材を1段又は2段以上着脱自在に取り付けて側壁パネルの高さを延長することで、輸送可能な貨物の高さ範囲を拡大することができる。
側壁パネルの高さを延長する本発明の実施形態に係る延長部材を四隅に取り付けた輸送パレットの斜視図である。 延長部材の1つのみ取り付ける前の状態の輸送パレットの斜視図である。 延長部材の1つのみ取り付ける前の状態の輸送パレットの斜視図である。 本発明の実施形態に係る延長部材の展開状態の斜視図である。 本発明の実施形態に係る延長部材の展開状態の斜視図である。 本発明の実施形態に係る延長部材の展開状態の斜視図である。 本発明の実施形態に係る延長部材の傾斜部材の基端部の斜視図である。 延長部材を展開状態から折畳み状態にする第1段階の斜視図である。 延長部材を展開状態から折畳み状態にする第2段階の斜視図である。 延長部材を展開状態から折畳み状態にする第3段階の斜視図である。 延長部材を展開状態から折畳み状態にする第4段階の斜視図である。 延長部材を折畳み状態にした最終段階の斜視図である。 延長部材を折畳み状態にした最終段階の別の斜視図である。 展開状態の延長部材を側壁パネルの上框に載せる直前の斜視図である。 展開状態の延長部材を側壁パネルの上框に載せる直前の拡大斜視図である。 (a)延長部材を側壁パネルの上框に固定する第1段階の斜視図、(b)第1段階の拡大斜視図、(c)第2段階の斜視図である。 (a)延長部材を側壁パネルの上框に固定する第3段階の斜視図、(b)第4段階の斜視図、(c)最終段階の斜視図である。 (a)〜(c)は天梁の取り付け方法の斜視図である。 輸送パレットを段積みした状態の斜視図である。 折畳んだ多数の延長部材をリターン用に輸送パレットに搭載した状態の斜視図である。 側壁パネルの高さを延長する本発明の実施形態に係る延長部材を四隅に二段で取り付けた輸送パレットの斜視図である。 図9のB部の拡大斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。なお、全図を通じて同一又は相当部分には同一符号を付することで重複した説明を適宜省略することとする。
(輸送パレットの構成)
図1A〜図1Cは、本発明の実施形態に係る高さ延長部材140を取り付けたリターナブルタイプの輸送パレット100の斜視図である。この輸送パレット100は、前後2枚のつまパネル110と左右2枚の側パネル120を、矩形の床パネル130の四辺上に垂直に立てた後に互いに連結することで、床パネル130と一体化されるようになっている。床パネル130は図示例では長方形であるが正方形でもよい。なお、以下の説明ではつまパネル110と側パネル120を簡便のためまとめて「側壁パネル」と言い換えることがある。
床パネル130には、フォークリフトの2本の爪を差し込むための左右2つの長方形の穴部132がつま側に形成されている。床パネル130の形状(例えば正方形)によっては、当該穴部132を床パネル130の四方に形成することでフォークリフトの四方差しも可能である。
つまパネル110と側パネル120は、図1A〜図1Cの例では角パイプや形鋼等の鋼材を格子状に組み合わせて構成している。当該格子状は一例であって、つまパネル110と側パネル120の構成は任意である。例えばつまパネル110と側パネル120は、斜め材を追加的に組み合わせて構成することも可能である。また、矩形フレーム枠の内側に波板鋼板を配置した構造にしてもよい。
輸送パレット100は後述する図7のように段積み可能に構成されている。当該段積みのために、側パネル120の柱部材121の上端部に固定された上部コーナ金具20に上向き半球状の凸部21が形成され、当該凸部21に対応して図1Cのように床パネル130の四隅部下面に円形穴部131が形成されている。そして輸送パレット100を段積みすると、下段の輸送パレット100の半球状凸部21が上段の輸送パレット100の床パネル130の円形穴部131に嵌合してパレット100相互の位置ズレが防止されるようになっている。
(高さ延長部材)
輸送パレット100の側壁パネルを構成する2枚のつまパネル110と2枚の側パネル120の各上框112、122に、当該パネル110、120の高さを延長するための高さ延長部材140が着脱自在に取り付けられている。この延長部材140は図2A〜図2Cに示すように平面視でL字状に構成されている。
すなわち延長部材140は、つまパネルの上框112に取り付けられる横長矩形フレームで構成された第1延長部材141と、側パネルの上框122に取り付けられるほぼ正方形の矩形フレームで構成された第2延長部材142を有する。第1延長部材141と第2延長部材142の横方向長さは、第1延長部材141の方がより長くなるように構成されている。
延長部材140はさらに傾斜部材145を有する。当該傾斜部材145は、延長部材140を図2A〜図2Cの展開状態に保持したり、また図4E、図4Fの折畳み状態を保持したりするのに使用する。傾斜部材145は、延長部材140の図2A〜図2Cの展開状態において、第1延長部材141と第2延長部材142との間に斜めに架け渡される。
第1延長部材141の横方向長さは、第2延長部材142と傾斜部材145の横方向長さの合計に等しくなるように構成されている。これは、延長部材140を後述する図4E、図4Fのように折畳んだ状態で、第1延長部材141に対して第2延長部材142と傾斜部材145を重ね合わせるためである。
第1延長部材141と第2延長部材142は互いに隣接する柱材141d、142dが上下2つのヒンジ部143で互いに連結されている。そして第1延長部材141と第2延長部材142が、当該ヒンジ部143を中心として水平方向に自由に回動自在とされている。
第1延長部材141の下部水平材141aに、下側に張り出した框係合部141b、141cが配設されている。また2延長部材の下部水平材142aにも、下側に張り出した框係合部142bが配設されている。
端部に位置する2つの框係合部141b、142bは下向き開口の溝状断面を有し、当該框係合部141b、142bをつまパネル110と側パネル120の上框112、122に被せることで、第1延長部材141と第2延長部材142の位置決めを行うようにしている。第1延長部材141の下部水平材141aの中間に配設されたもう一つの框係合部141cはL字状断面を有し、上框112の外側面に当接する。
第2延長部材142の下部水平材142aに、当該第2延長部材142を側パネル120の上框122に固定するためのロック部材144が配設されている。このロック部材144は、下部水平材142aの上面に配設された軸受142cに支軸144a3の両端が上下方向に回転自在に支持された連結板144aと、下部水平材142aの外側面に上下方向に回動自在に取り付けられたL字状の連結レバー144bで構成されている。
連結板144aはL字状断面に成形された板金製で、上框122の下面を抱き込むように係合する係合部144a1と、L字状の連結レバー144bの軸部144b1を受け入れるための斜めに傾斜した切り欠き部144a2を有する。
第2延長部材142の上部水平材142eのヒンジ部143とは反対側の端部に、図3に示すように傾斜部材145の基端部145aを水平方向に回動自在に支持するための円筒状の軸受部146が縦方向に配設されている。この軸受部146に対して傾斜部材145の基端部145aが上方から挿入されて支持されている。基端部145aの下端には抜止め用フランジ部145cが形成され、基端部145aは軸受部146に対して図3で上下方向に所定範囲で上下動可能とされている。
第1延長部材141の上部水平材141eの内側2箇所に、傾斜部材145の先端部のL字状係合部145bを受け入れる短い円筒状の第1被係合部147と第2被係合部148がそれぞれ縦方向に配設されている。第1被係合部147はヒンジ部143から最も離れた柱材141hの上端部に溶接付けされ、第2被係合部148はヒンジ部143に比較的近い位置で取付板141iを介して上部水平材141eに溶接付けされている。
そして延長部材140を図2A〜図2Cのように直角に展開した状態で、傾斜部材145の係合部145bを第2被係合部148に挿入係合することで当該展開状態を保持するようにしている。また、傾斜部材145を図4E、図4Fのように折畳んだ状態で傾斜部材145の係合部145bを第1被係合部147に挿入係合することで延長部材140の当該折畳み状態を保持するようにしている。
なお、傾斜部材145は下部水平材141aと下部水平材142aとの間に斜めに架け渡すことも可能であるが、そうすると床パネル130上に搭載する貨物の上端部と干渉するおそれがある。したがって、傾斜部材145は上部水平材141eと上部水平材142eとの間に斜めに架け渡すのが望ましい。
第2延長部材142の柱材142dは、図7の段積み時の荷重に耐えられるように頑丈な矩形断面の角パイプ材で構成されている。そして段積みに対応して柱材142dの上端部に、側パネル120の柱部材121の上端の半球状の凸部21と同形状の半球状の凸部142d1が上向きに形成されている。また第2延長部材142の柱材142dの下端部には、輸送パレット100の柱部材121の上端の半球状凸部21を受け入れる穴部142d2が形成されている。この穴部142d2の形状は、輸送パレット100の床パネル130の四隅部下面の円形穴部131の形状と同一に形成されている。
(延長部材の取り付け)
延長部材140を輸送パレット100の上框112、122に取り付けるには、図2A〜図2Cのように直角に展開した延長部材140を、図5Aのように上框112、122のコーナ部の上方に持ち上げる。そして図5Bのように、第2延長部材142の柱材142dの下端部を各コーナ部の凸部21の真上に位置させる。
その後、図5C(a)→(b)→(c)のように、柱材142dの下端部の穴部142d2に側パネル120の上端の凸部21を嵌合させると共に、第2延長部材142の下部水平材142aの框係合部142bを上框122に係合させる。同様に第1延長部材141の下部水平材141aの端の框係合部141b、141cを、つまパネル110の上框112に係合させる。これにより第1延長部材141と第2延長部材142が上框112と122に位置決めされる。
図5C(c)の状態では延長部材140が上框112、122からまだ浮き上がり可能なので、次に、ロック部材144によって第2延長部材142の下部水平材142aを上框122に連結する。すなわち、図5D(a)のように連結板144aの傾斜切り欠き部144a2に連結レバー144bの軸部144b1を挿入し、図5D(b)のように連結板144aを支軸144a3を中心として下方に回動させ、連結板144aの下端部の係合部144a1を上框122の下面に係合させる。
次に図5D(c)のように連結レバー144bの軸部144b1を傾斜切り欠き部144a2の最奥部に位置させたまま、連結レバー144bを軸部144b1を中心として下方(図5Dで時計方向)に回動させて垂直状態にする。これにより連結板144aが連結レバー144bに押されて上框122側に押し付けられ、第2延長部材142の下部水平材142aと上框122とが堅固に連結される。連結レバー144bは下向きに回動して垂直状態にしているので、輸送パレット100の輸送中に連結レバー144bが自然に緩んで連結板144aが外れるおそれがない。
なおロック部材144は第1延長部材141の下部水平材141aに配設することも可能であるが、この実施形態ではつまパネル110の上端部に側パネル120と連結するためのハンドルラッチ113が配設されている。したがって、配設スペース及び操作容易性のため前述したようにハンドルラッチ113から離れた第2延長部材142の下部水平材142aにロック部材144を配設している。
側壁パネル110、120の各コーナ部の上に4つの延長部材140を取り付けたら、最後に図6のように対向する2枚のつまパネル110の上框112に取り付けた第1延長部材141の相互間に、2本の天梁150を架け渡す。これにより第1延長部材141を介してつまパネル110を相互に連結する。
天梁150は例えば溝形断面の鋼材で構成したもので、その両端部に係合金具151が固定されている。この係合金具151は図6に示すように断面がL字状の左右一対の係合部152を有し、当該係合部152が第1延長部材141の上部水平材141eの外側面と下面に係合することで天梁150の浮き上がりを防止する。
天梁150の係合部152は図7のようにつまパネル110の上框112にも係合可能に構成され、天梁150を上框112相互間に架け渡した状態で天梁150の浮き上がりが防止される。なお、当該上框112にも後述の角ブロック141fと同様の角ブロック112fが配設されている。
係合金具151は左右一対の係合部152の相互間に矩形の切り欠き部153を有し、この切り欠き部153に、第1延長部材141の上部水平材141eの下側に配設された角ブロック141fが嵌合するようになっている。切り欠き部153に角ブロック141fが嵌合することで、天梁150の係合金具151が上部水平材141eに沿って横移動するのが規制される。角ブロック141fは上部水平材141eに溶接するか、コーナ部に配設した補強板141gに溶接するか、或いはその両方に溶接することができる。
天梁150を第1延長部材141の上部水平材141eに取り付けるには、図6(a)→(b)のようにまず一端部の係合金具151を一方の第1延長部材141の上部水平材141eに係合させる。次に他方の第1延長部材141の上部水平材141eを引き寄せながら、図6(c)のように反対側の係合金具151を当該上部水平材141eに係合させる。これで天梁150の両端の係合金具151の切り欠き部153に角ブロック141fが嵌合し、天梁150が上下・左右方向で位置決め固定される。
図1A〜図1Cのように延長部材140を使用することで、側壁パネルの高さを自在に延長することが可能である。すなわち、側壁パネルの高さの種類を1種類のみとし、輸送する貨物の高さに対応して延長部材140を1段又は2段以上の複数段で取り付けることで、輸送可能な貨物の高さ範囲を拡大することができる。
例えば側壁パネルの基本高さを730mmとし、延長部材140の高さを例えば高さ360mmとすると、高さ360mmの延長部材140を一段で取り付けることで側壁パネルの高さを1090mmとすることができ、2段で取り付けることで側壁パネルの高さを1460mmとすることができる。
図7は、延長部材140を一段で取り付けた輸送パレット100の上に別の輸送パレット100を段積みした状態を示している。この段積み状態では、延長部材140の各コーナ部の柱材142dの上端部の凸部142d1が、上段の輸送パレット100の床パネル130の各コーナ部の下面に形成された穴部131に嵌合することで、上下輸送パレット100が水平方向に位置決めされる。延長部材140の柱材142dは輸送パレット100の荷重に十分耐える断面に設計することで、二段又は三段以上の段積みも可能である。
(延長部材の折畳み)
次に延長部材140の折畳み方について説明する。延長部材140を折畳むには、まず図4Aのように傾斜部材145をやや上方に持ち上げる。すなわち傾斜部材145の端部の抜止め用フランジ部145cが、軸受部146の下端部に当接するまで傾斜部材145を上方に持ち上げる。これにより傾斜部材145の先端側の係合部145bを第2被係合部148から上方に引き抜くことができる。
次に図4B→図4C→図4D→図4Eのように第2延長部材142と傾斜部材145を水平方向に回動させながら、第2延長部材142と傾斜部材145を一直線にして第1延長部材141の内側に重ね合わせる。そして最後に傾斜部材145の先端側の係合部145bを図4Eのように第1被係合部147に挿入する。これで第1延長部材141に対して第2延長部材142と傾斜部材145をガタつきなく重ね合わせて固定することができる。
図8は、延長部材140を図4E又は図4Fのように折畳んで扁平にしたものを、リターン用として床パネル130の上に水平状態で多段に積み重ねた状態を示したものである。このように延長部材140は折畳むと扁平状にコンパクトになるので、1つの輸送パレット100に多数の延長部材140をまとめて搭載してリターン輸送することで輸送コストを低減することができる。
(延長部材の二段取り付け構造)
図9は、前記延長部材140を輸送パレット100の上框112、122の各コーナ部に上下二段で取り付けた実施形態を示すものである。この場合も、延長部材140の傾斜部材145を、図2A〜図2Cのように第1延長部材141と第2延長部材142との間に斜めに架け渡した状態で上下二段に配置することが可能である。しかし図9及び図10(a)(b)のように、傾斜部材145を上段では図2A〜図2Cのように架け渡すが、下段では傾斜部材145を同じ側パネル120の上にある隣接する他の延長部材140との間に掛け渡すようにしてもよい。
すなわち図10(a)のように、傾斜部材145の先端部に近い位置に貫通縦穴145dを形成し、当該貫通縦穴145dに係合部145bを上から挿入・係合する。これにより隣接する2つの延長部材140がそれぞれの傾斜部材145を介して互いに連結されるので、延長部材140の取り付け強度を高めて輸送パレット100全体の構造安定性を高めることができる。
図10(b)は延長部材140の先端部の側面に断面L字状の取付金具145eを溶接等で取り付け、当該取付金具145eに貫通縦穴145fを形成したものである。この場合は延長部材140の先端部の係合部145bを相手側の取付金具145eの貫通縦穴145fにそれぞれ上から挿入・係合することができるので、延長部材140相互の連結強度をさらに高めることができ、輸送パレット100全体の構造安定性をさらに高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば前記実施形態では第2延長部材142と傾斜部材145の横方向長さの合計が、第1延長部材141の横方向長さに等しくなるように構成したが、第1被係合部147と第2被係合部148の位置を変更すれば、第2延長部材142と傾斜部材145の横方向長さの合計を必ずしも第1延長部材141の横方向長さに合わせなくてもよい。また第1延長部材141と第2延長部材142の横方向長さによっては、図4Eの折畳み時に傾斜部材145の先端側の係合部145bを係合させる第1被係合部147の位置を、第1延長部材141の端部ではなく長手方向の中間部に変更することも可能である。
また前記実施形態では延長部材140を矩形フレームで構成したが、延長部材140を板金プレート等で構成してもよい。また前記実施形態では延長部材140を側壁パネルの各コーナ部にのみ配置したが、側壁パネルの上框に切れ目なく延長部材140を配置する構成も可能である。
100:輸送パレット 110:つまパネル
112:上框 113:ハンドルラッチ
120:側パネル 121:柱部材
122:上框 130:床パネル
131、132:穴部 140:延長部材
141:第1延長部材 141a:下部水平材
141b、141c、142b:框係合部 141d:柱材
141e:上部水平材 141f:角ブロック
141g:補強板 141h:柱材
141i:取付板 142:第2延長部材
142a:下部水平材 142c:軸受
142d:柱材 142d1:凸部
142d2:穴部 142e:上部水平材
143:ヒンジ部 144:ロック部材
144a:連結板 144a1:係合部
144a2:切り欠き部 144a3:支軸
144b:連結レバー 144b1:軸部
145:傾斜部材 145a:基端部
145b:係合部 145c:フランジ部
146:軸受部 147:第1被係合部
148:第2被係合部 150:天梁
151:係合金具 152:係合部
153:切り欠き部

Claims (3)

  1. 矩形の床パネルの四辺に側壁パネルが立設された輸送パレットの前記側壁パネルの上框に着脱自在に装着して前記側壁パネルの高さを延長する延長部材であって、当該延長部材は、前記側壁パネルのコーナ部において直角に交差する上框ニ辺にそれぞれ着脱自在に装着される第1延長部材と第2延長部材を有し、当該第1延長部材と第2延長部材はヒンジ部を介して互いに回動自在に連結され、かつ、前記第1延長部材と前記第2延長部材との間に当該ヒンジ部の角度を直角に保持する傾斜部材が着脱自在に架け渡され、
    前記第1延長部材と前記第2延長部材の少なくとも一方に、前記第1延長部材又は前記第2延長部材と前記側壁パネルの前記上框とを上下方向に着脱自在に連結するロック部材が配設され、当該ロック部材は、前記第1延長部材又は前記第2延長部材に回転自在に支持された連結板を有し、当該連結板は前記側壁パネルの上框に係合可能な係合部を有することを特徴とする輸送パレットの高さ延長部材。
  2. 前記第2延長部材よりも前記第1延長部材が横長に形成され、前記傾斜部材の一端の基端部が前記第2延長部材に回動自在に支持され、前記傾斜部材の他端の係合部が、前記第1延長部材の前記ヒンジ部から遠い方に形成された第1被係合部と、前記第1延長部材の前記ヒンジ部に近い方に形成された第2被係合部に対して、それぞれ着脱自在に係合可能に構成され、
    前記第1延長部材と前記第2延長部材を前記ヒンジ部で直角に展開した状態で前記傾斜部材の前記係合部を前記第2被係合部に係合させ、前記第1延長部材と前記第2延長部材を前記ヒンジ部で折畳んで重ね合わせた状態で前記傾斜部材の係合部を前記第1被係合部に係合させるようにしたことを特徴とする請求項の輸送パレットの高さ延長部材。
  3. 前記傾斜部材が、前記第1延長部材と前記第2延長部材の各上部水平材の間に架け渡されるようにしたことを特徴とする請求項1又は2の輸送パレットの高さ延長部材。
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