JP6893081B2 - 開口部構造および微細気泡発生装置 - Google Patents

開口部構造および微細気泡発生装置 Download PDF

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本発明は、内圧がかかる構造物の開口部に蓋が取り付けられた開口部構造、およびそのような開口部構造を有する微細気泡発生装置に関する。
近年、空気のマイクロバブル(微細気泡)や炭酸ガスを発生させる気泡発生装置が設けられた浴槽が普及している。浴槽内の浴水に炭酸ガスを供給する装置としては、例えば特許文献1に炭酸泉製造装置が開示されている。特許文献1では、浴槽の浴水を循環させる循環ポンプが配設された循環流路上に炭酸ガス溶解器を設置している。そして、かかる炭酸ガス溶解器において炭酸ガスボンベから炭酸ガスを供給することにより、炭酸ガスを浴水中に発生させている。特許文献1の技術によれば、家庭の浴槽においても炭酸泉による効果が得られる。
しかしながら、特許文献1のように炭酸ボンベを用いる方法であると、装置が大型化したり、メンテナンスが難しかったり、高圧のボンベの管理が面倒であったりするという課題がある。そこで他の方法として、炭酸ガスを発生させるタブレットを用いる方法が考えられる。炭酸ガスを発生させるものではないが、タブレットを投入可能なタンクを備える浴槽としては、例えば特許文献2がある。特許文献2には、空気による微細気泡を発生させることに加えて、タブレットタンクに有用成分のタブレットを投入して溶解させる微細気泡発生浴槽が開示されている。
特開2001−104439号公報 特開2007−000546号公報
例えば特許文献2に開示されているようにタブレットタンクを用いる場合、タブレットタンクにはタブレットを投入するための開口が設けられ、開口には通常時は蓋が取り付けられる。ただし特許文献2の構成においては、ポンプの上流側にタブレットタンクがあること、およびタブレットが発泡剤ではないことから、タブレットタンクには高い内圧はかからない。
しかしながら、タブレットに発泡剤を使用する場合、圧力が高い方が水に気体が溶解しやすいため、タブレットタンクをポンプより下流に配置したい要請がある。すると必然的に、ポンプを動かしている場合には、タブレットタンクの内圧が高くなる。また、タブレットが発泡することによる圧力の増加もある。仮にポンプを動かしているときに蓋が外れてしまったり、蓋が閉じられていないときにポンプを動かしたりすると、構造物内の流体(循環水)が噴き出してしまうおそれがある。同様の課題は、タブレットタンクのみならず、内圧がかかる構造物の開口部においても共通するものである。
本発明は、このような課題に鑑み、内圧がかかる構造物の開口部において、内圧がかかっているときに蓋が外れてしまうことを防止することが可能な開口部構造および微細気泡発生装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる開口部構造の代表的な構成は、内圧がかかる構造物の円筒形の開口部に、開口部を覆う円筒形の蓋が取り付けられる開口部構造において、構造物の開口部の外周面には、開口部の開口端から軸方向に延びる縦溝と、縦溝に連続して円周方向に延びる横溝からなるL字溝が備えられていて、蓋の内周面にはL字溝に嵌る爪が備えられていて、L字溝の横溝の開口端側の面、または爪の開口端側の面の少なくとも一方に、構造物に内圧がかかったときに爪の円周方向の移動を規制する突起部を有することを特徴とする。
構造物に内圧がかかると、蓋には開口部から離れる方向の力がかかるが、上記構成によれば、構造物に内圧がかかっていると突起部によって爪の円周方向への移動が規制される。これにより、構造物に内圧がかかっている際には蓋の取り外しが困難になるため、蓋が外れてしまうことを防ぎ、開口部から構造物内の流体が噴き出すことを防止することが可能となる。
上記蓋の内側に取り付けられるパッキンを更に備え、パッキンは円筒部を有し、円筒部は、構造物に内圧がかかったときに構造物の開口部の内周面に圧接されるとよい。これにより、蓋が開口部に対して離接方向に移動しても気密性を保つことが可能となる。
上記構造物側に設置される磁気センサと、蓋側に設置される磁石とを更に含み、蓋が取り付けられて構造物の開口部が閉状態となっているとき磁気センサが磁石を検出可能であるとよい。磁気センサによる磁石の検出により、開口部への蓋の取付の有無を判断することができる。
上記磁気センサは、構造物の開口部の外周面のうちL字溝が形成されていない位置に配置されているとよい。構造物の開口部の外周面のうち、L字溝が形成されていない箇所は、L字溝が形成されている箇所よりも厚みが厚いため、柱部が形成される。開口部に立てかけるように蓋が置かれても、柱部に邪魔されて、蓋に配置された磁石と磁気センサとの近接が阻害される。したがって、蓋が取り付けられていないときの磁気センサによる磁石の誤検知を防ぐことができる。
上記L字溝および爪は複数対備えられていて、少なくとも1つの対のL字溝および爪の円周方向の幅は、他の対と異なることとよい。これにより、L字溝と爪が複数対あるにもかかわらず、特定の向きでしか蓋を取り付けられなくなる。したがって、磁気センサと磁石の位置を確実に合わせることが可能となる。
上記構造物の開口部の外周面には、外周面から突出して磁気センサを収容するセンサ収容部が形成されていて、蓋の外周面には、外周面から突出して磁石を収容する磁石収容部が形成されていて、センサ収容部と磁石収容部は、蓋が取り付けられて構造物の開口部が閉状態となっているときに円周方向の位置が一致するとよい。かかる構成によれば、センサ収容部および磁石収容部は、目立つように大きく突出している。このため使用者は、それらの位置が一致していることを視認するだけで、開口部が閉状態となっていることを確認することが可能である。
上記課題を解決するために、本発明にかかる微細気泡発生装置の代表的な構成は、内圧がかかる本体部の円筒形の開口部に、開口部を覆う円筒形の蓋が取り付けられる微細気泡発生装置であって、本体部の開口部の外周面に形成され、開口部の開口端から軸方向に延びる縦溝と、縦溝に連続して円周方向に延びる横溝からなるL字溝と、蓋の内周面に形成されL字溝に嵌る爪と、L字溝の横溝の開口端側の面、または爪の開口端側の面の少なくとも一方に形成され、本体部に内圧がかかったときに爪の円周方向の移動を規制する突起部と、を備えることを特徴とする。
上述した開口部構造における技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該微細気泡発生装置にも適用可能である。
上記本体部に水を供給する給水経路と、給水経路上に配置されるポンプと、ポンプの動作を制御する制御部と、本体部側に設置される磁気センサと、蓋側に設置される磁石と、を更に備え、磁気センサは、蓋が取り付けられて本体部の開口部が閉状態となっているとき磁石を検出可能であり、制御部は、磁気センサが磁石を検出していないときはポンプの動作を停止するとよい。
上記構成によれば、磁気センサによる磁石の検出の有無に応じてポンプの動作が制御される。すなわち磁気センサが磁石を検出している場合には、制御部は開口部が閉状態であると判断してポンプを動作させる。一方、磁気センサが磁石を検出していない場合には、制御部は開口部が開状態であると判断してポンプの動作を停止する。これにより、ポンプが動作していることにより本体部に内圧がかかっている状態で蓋を外すような事態をより好適に防ぐことが可能となる。
本発明によれば、内圧がかかる構造物の開口部において蓋が外れてしまうことを防ぎ、開口部から構造物内の流体が噴き出すことを防止することが可能な開口部構造および微細気泡発生装置を提供することができる。
本実施形態にかかる微細気泡発生装置を備える浴槽を例示する概略図である。 図1に示すタブレットタンクの詳細を説明する図である。 図2に示す蓋を下方から観察した斜視図である。 本体部の開口部への蓋の取付について説明する図である。 図3に示すパッキンの斜視図である。 タブレットタンクの開口部近傍の模式的な断面図である。 本体部への蓋の取付時のセンサ収容部および磁石収容部の位置を説明する図である。 本体部および蓋の平面図である。 L字溝と爪の幅について説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(浴槽)
図1は、本実施形態にかかる微細気泡発生装置を備える浴槽を例示する概略図である。なお、図1に例示する微細気泡発生装置(以下、気泡発生装置100と称する)は、後述するタブレットタンク200の本体部210を有し、かかる本体部210が開口部構造の構造物に相当する。したがって、以下の実施形態では、開口部構造の構造物としてタブレットタンク200の本体部210を例示しながら、開口部構造についても併せて説明する。
また理解を容易にするために、図1では、後述する浴槽110以外の装置が浴槽110外に露出した状態を図示している。ただし、実際には、浴槽110以外の装置は浴槽110の内部、厳密には使用者が入浴するバスタブ部分の外側であってエプロン(不図示)の内側に収容されている。
本実施形態にかかる気泡発生装置100は、図1に例示する浴槽110の内部(バスタブ部分)に貯湯された浴水102に炭酸ガスを含む微細気泡(不図示)を供給する。浴槽110には、浴槽110内の浴水102を吸い込む吸込口112、および浴槽110内に対して浴水102を吐出する吐出口114が設けられている。吸込口112および吐出口114は、給水経路120によって接続されている。
図1に示すように、給水経路120の経路上にポンプ124、タブレットタンク200、および溶解タンク128が配置されている。ポンプ124は、吸込口112から浴水102を給水経路120内に吸引し、さらに下流側に圧力を高めて押し出す。タブレットタンク200は、浴水102中で炭酸ガスを生じる薬剤104(タブレット)が投入されるタンクである。タブレットタンク200は開閉可能になっていて、使用者が薬剤104を投入する。なお、タブレットタンク200については、後に詳述する。
溶解タンク128は、ポンプ124を通過した浴水102を加圧することにより、空気弁(不図示)から混入された空気およびタブレットタンク200において発生した炭酸ガスを浴水102に溶解させる。そして、溶解タンク128を通過した浴水102は、給水経路120を通って吐出口114から吐出される。このとき浴水の圧力が下がるために、溶解していた空気および炭酸ガスが発泡して微細気泡(マイクロバブル)となって供給される。
(気泡発生装置100およびタブレットタンク200)
図2は、図1に示すタブレットタンク200の詳細を説明する図である。本実施形態にかかる気泡発生装置100(図1参照)は、上述した給水経路120、ポンプ124、図2に示すタブレットタンク200、および制御部122を含んで構成される。図2に示すように、本実施形態のタブレットタンク200は、本体部210およびかかる本体部210に取り付けられる蓋230を含んで構成される。制御部122は、後に詳述するように本体部210への蓋230の取付の有無に応じてポンプ124の動作を制御する。
本体部210は、円筒形の構造物であり、内部に薬剤104(図1参照)が投入される。本体部210の上部には開口部210aが形成されていて、かかる開口部210aにそこを覆う円筒形の蓋230が取り付けられる。上述したポンプ124が動作することにより本体部210には給水経路120から水が供給され、このとき本体部210は内圧がかかった状態となる。
図2に示すように、本体部210の開口部210aの外周面212にはL字溝214が形成されている。かかるL字溝214は、開口部210aの開口端から軸方向に延びる縦溝216aと、縦溝216aに連続して円周方向に延びる横溝216bを有する。また本体部210には、L字溝214の横溝216bの開口端側の面218に突起部220が形成されている。突起部220は、本体部210に内圧がかかったときに、後述する爪234の円周方向の移動を規制する。
図3は、図2に示す蓋230を下方から観察した斜視図である。図3に示すように、蓋230は、円筒形の部材であり、円周方向にスライドさせることにより、本体部210に対する取り付けおよび取り外しが可能である。蓋230の内周面232には、本体部のL字溝214に嵌る爪234が形成されている。爪234の開口端側の面238には凹部240が形成されている。面238は、L字溝の面218と対向する面である。蓋230が取り付けられて本体部210の開口部210aが閉状態となったときには、突起部220と凹部240が嵌合する。
図4は、本体部210の開口部210aへの蓋230の取付について説明する図である。なお、説明の便宜上、図4(a)および(b)では、本体部210を実線で示し、蓋230の内部を破線で示している。本体部210の開口部210aに蓋230を取り付ける際には、まず図4(a)に示すように、本体部210のL字溝214のうち縦溝216aに蓋230の爪234を挿入する。そして、蓋230を押し下げながら円周方向にスライドさせて爪234を横溝216bに沿って移動させることにより、図4(b)に示すように、本体部210の開口部210aに蓋230が取り付けられる。このとき、突起部220が凹部240に嵌った状態となる。
図4(b)に示すように本体部210の開口部210aに蓋230を取り付けた状態でポンプ124を動作させると、本体部210(タブレットタンク200)の内部には内圧がかかる。すると、この内圧によって蓋230が上方に付勢されて爪234の面238が横溝216bの面218に押し付けられた状態となる。これにより、本体部210の内部に内圧がかかっている際には突起部220がより強固に凹部240に嵌った状態となり、かかる突起部220によって爪234の円周方向への移動が規制される。
上記説明したように、本実施形態の気泡発生装置100、および気泡発生装置100が備えるタブレットタンク200では、タブレットタンク200の本体部210(構造物)に内圧がかかっていると、突起部220によって爪234の円周方向への移動が規制され、取り外す方向への蓋230のスライドが困難になる。これにより、内圧がかかっている際には蓋230の取り外しが困難になるため、蓋230が外れて構造物内の流体が噴き出すことを防止することが可能となる。
図5は、図3に示すパッキン250の斜視図である。図6はタブレットタンク200の開口部近傍の模式的な断面図である。なお、図6(a)および(b)では、本体部210のL字溝214、および蓋230の爪234を不図示としている。
図3に示したように、本実施形態では、蓋230の内側にはパッキン250が取り付けられる。図5および図6(a)に示すように、パッキン250は、蓋230の天面230aと当接する平面部252と、平面部252の縁の近傍から立設する円筒部254とを有する。
一方、本体部210の内周面210bのうち開口部210a近傍には、図6(a)に示すようにパッキン250の円筒部254とほぼ同じ径を有する当接部222が形成されている。これにより、図6(b)に示すように蓋230を本体部210の開口部210aに取り付けると、パッキン250の円筒部254が当接部222の内側に配置される。
図6(b)に示すように本体部210の開口部210aに蓋230を取り付けた状態でポンプ124を動作させると、上述したように本体部210には内圧がかかる。すると、パッキン250の円筒部254には径が広がる方向(当接部222に密着させる方向)の圧力がかかる。これにより、本体部210に内圧がかかると、円筒部254は、開口部210aの内周面210bに形成された当接部222に圧接される。したがって、開口部210aをより好適に封止することができ、気密性を高めることが可能となる。
また先に述べたように、本実施形態では、本体部210に内圧がかかると蓋230が上方に付勢されて爪234の面238が横溝216bの面218に押し付けられた状態となる。このとき、図6(b)に示すようにパッキン250が円筒部254を有することにより、蓋230が若干押し上げられた状態となっても、すなわち蓋230が開口部210aに対して離接方向に移動しても、気密性を保つことが可能である。
更に、上述したように蓋230の内側にパッキン250が配置されることにより、図4(a)および(b)に示すように本体部210の開口部210aに蓋230を取り付ける際、蓋230にはパッキン250による反力がかかる。すなわち、ポンプ124による圧力がかかっていなくても、パッキン250の反力によって爪234の面238は横溝216bの面218に押しつけられている。これにより、使用者は突起部220が凹部240に嵌った際の感触を得やすくなるため、蓋230を開口部210aに確実に取り付けられたか否かを容易に判断することが可能となる。
また本実施形態のタブレットタンク200の更なる特徴として、図2に示すように本体部210側には磁気センサ260が配置される。一方、図3に示すように蓋230側には磁石270が配置される。磁気センサ260は、蓋230が取り付けられて本体部210の開口部210aが閉状態となっているときに磁石270を検出する。かかる構成によれば、制御部122は、磁気センサ260による磁石270を検出することにより、開口部210aへの蓋230の取付の有無を判断することができる。
そして制御部は、磁気センサ260が磁石270を検出しているとき、すなわち開口部210aに蓋230が取り付けられていると判断したときは、ポンプ124の動作を許可する。一方、磁気センサ260が磁石270を検出していないときは、ポンプ124の動作を許可せず、動作中であれば停止する。このようにして、蓋230が外れた状態でポンプ124が動作することを防止することができる。
また本実施形態では、本体部210の開口部210aの外周面212のうち、L字溝214が形成されていない位置に磁気センサ260を配置している。詳細には、図2に示すように、開口部210aの外周面212のうち、L字溝214が形成されていない箇所は、L字溝214が形成されている箇所よりも厚みが厚いため、柱部224が形成される。
そして本実施形態では、磁気センサ260は柱部224の下方に配置されている。これにより、磁気センサ260の真上は柱部224に邪魔されて物が近づけなくなる。すると、蓋230を締めるのではなく開口部210aの脇に置かれても、柱部に邪魔されて、蓋230に配置された磁石270と磁気センサ260との近接が阻害される。したがって、蓋230が取り付けられていないときの磁気センサ260による磁石270の誤検知を防ぐことができる。
更に本実施形態では、図2に示すように、本体部210の開口部210aの外周面212には、磁気センサ260を収容するセンサ収容部226が目立つように大きく突出して形成されている。一方、蓋230の外周面230bには、磁石270を収容する磁石収容部246が目立つように大きく形成されている。
図7は、本体部210への蓋230の取付時のセンサ収容部226および磁石収容部246の位置を説明する図である。図4(a)に示すように本体部210への蓋230の取付前の状態、すなわち蓋230の爪234がL字溝214のうち縦溝216aに位置している状態では、図7(a)に示すように、センサ収容部226と磁石収容部246とは、円周方向で一致しない位置(異なる位置)にある。そして、図4(b)に示すように蓋230を本体部210に取り付けた状態、すなわち開口部210aが閉状態となっているとき、図7(b)に示すように、センサ収容部226および磁石収容部246の円周方向の位置が一致する。
上記構成によれば、センサ収容部226および磁石収容部246の円周方向の位置を一致させることにより、磁気センサ260と磁石270の円周方向の位置が確実に一致する。したがって、開口部210aが閉状態のときに磁気センサ260が磁石270を確実に検出することができる。またセンサ収容部226および磁石収容部246の円周方向の位置が一致していることを視認するだけで、使用者は開口部210aが確実に閉状態となっていることを確認することが可能となる。
図8は、本体部210および蓋230の平面図である。上述したように磁石収容部246が蓋230の外周面230bから大きく突出している。磁石270は磁石収容部246の外周から離れて配置されている。換言すれば、磁石270は磁石収容部246のうち蓋230の中央寄りに配置されている。これにより、図8に示すように蓋230を本体部210の開口部210aに近づけた際、磁気センサ260への磁石270の近接が磁石収容部246によって防がれる。これにより、蓋230を本体部210に近づけた際の磁気センサ260の誤検知をより確実に防止することが可能となる。
図9は、L字溝と爪の幅について説明する図である。図9(a)は、本体部210の開口部210a側を上から観察した平面図であり、図9(b)は、蓋230を下から観察した底面図である。図9(a)および(b)に示すように、本体部210および蓋230にはそれぞれ、複数対のL字溝および爪が形成されている。
詳細には、図9(a)に示すように、本体部210には3つのL字溝214a・214b・214cが形成されている。一方、図9(b)に示すように、蓋230には3つのL字溝214a〜214cのそれぞれに対応する位置に3つの爪234a・234b・234cが形成されている。
本実施形態では、3つのL字溝214a〜214cのうち、2つのL字溝214a・214bは円周方向の幅が同じであり、1つのL字溝214cはそれらよりも円周方向の幅が狭くなっている。また3つの爪234a〜234cのうち、2つの爪234a・234bは円周方向の幅が同じであり、1つの爪234cはそれらよりも円周方向の幅が狭くなっている。すなわち、3つの対のL字溝214a〜214cおよび爪234a〜234cのうち、1つの対のL字溝214cおよび爪234cの円周方向の幅は、他の対のL字溝および爪と異なっている。幅の広い爪234a・234bは、幅の狭いL字溝214cに嵌まることができない。これにより、L字溝と爪が複数対あるにもかかわらず、本体部210に蓋230を嵌める際に特定の向きでしか蓋230を取り付けられなくなる。したがって、磁気センサ260と磁石270の位置を確実に合わせることが可能となる。
なお、上記説明した実施形態では開口部構造に含まれる構造物としてタブレットタンク200の本体部210を例示したが、これに限定するものではない。例えば、配管に設けられた配管口等、内圧がかかる構造物およびそこに取り付けられる蓋が含まれる開口部構造であれば他の構造物にも本発明を適用することが可能である。
また上記実施形態では、L字溝214の横溝216bの開口端側の面218に突起部220を設け、爪234においてL字溝214の面218と対向する面238に凹部240を設ける構成を例示した。しかし、突起部220および凹部240の配置を逆とした構成も可能である。更に、突起部220が爪234の円周方向の移動を規制可能であるならば、必ずしも凹部240を設ける構成としなくてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、内圧がかかる構造物の開口部に蓋が取り付けられた開口部構造、およびそのような開口部構造を有する微細気泡発生装置に適用することができる。
100…気泡発生装置、102…浴水、104…薬剤、110…浴槽、112…吸込口、114…吐出口、120…給水経路、122…制御部、124…ポンプ、200…タブレットタンク、210…本体部、210a…開口部、210b…内周面、212…外周面、214…L字溝、214a…L字溝、214b…L字溝、214c…L字溝、216a…縦溝、216b…横溝、218…面、220…突起部、222…当接部、224…柱部、226…センサ収容部、230…蓋、230a…天面、230b…外周面、232…内周面、234…爪、234a…爪、234b…爪、234c…爪、238…面、240…凹部、246…磁石収容部、250…パッキン、252…平面部、254…円筒部、260…磁気センサ、270…磁石

Claims (6)

  1. 内圧がかかる構造物の円筒形の開口部に、該開口部を覆う円筒形の蓋が取り付けられる開口部構造において、
    前記構造物の開口部の外周面には、該開口部の開口端から軸方向に延びる縦溝と、該縦溝に連続して円周方向に延びる横溝からなるL字溝が備えられていて、
    前記蓋の内周面には前記L字溝に嵌る爪が備えられていて、
    前記L字溝の横溝の開口端側の面、または前記爪の開口端側の面の少なくとも一方に、前記構造物に内圧がかかったときに該爪の円周方向の移動を規制する突起部と、
    前記構造物側に設置される磁気センサと、
    前記蓋側に設置される磁石とを更に含み、
    前記蓋が取り付けられて前記構造物の開口部が閉状態となっているとき前記磁気センサが前記磁石を検出可能であり、
    前記磁気センサは、前記構造物の開口部の外周面のうち前記L字溝が形成されていない位置に配置されていることを特徴とする開口部構造。
  2. 前記蓋の内側に取り付けられるパッキンを更に備え、
    前記パッキンは円筒部を有し、
    前記円筒部は、前記構造物に内圧がかかったときに該構造物の開口部の内周面に圧接されることを特徴とする請求項1に記載の開口部構造。
  3. 前記L字溝および前記爪は複数対備えられていて、
    少なくとも1つの対の前記L字溝および前記爪の円周方向の幅は、他の対と異なることを特徴とする請求項1または2に記載の開口部構造。
  4. 前記構造物の開口部の外周面には、該外周面から突出して前記磁気センサを収容するセンサ収容部が形成されていて、
    前記蓋の外周面には、該外周面から突出して前記磁石を収容する磁石収容部が形成されていて、
    前記センサ収容部と前記磁石収容部は、前記蓋が取り付けられて前記構造物の開口部が閉状態となっているときに円周方向の位置が一致することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の開口部構造。
  5. 内圧がかかる本体部の円筒形の開口部に、該開口部を覆う円筒形の蓋が取り付けられる微細気泡発生装置であって、
    前記本体部の開口部の外周面に形成され、該開口部の開口端から軸方向に延びる縦溝と、該縦溝に連続して円周方向に延びる横溝からなるL字溝と、
    前記蓋の内周面に形成され前記L字溝に嵌る爪と、
    前記L字溝の横溝の開口端側の面、または前記爪の開口端側の面の少なくとも一方に形成され、前記本体部に内圧がかかったときに該爪の円周方向の移動を規制する突起部と、
    を備え、
    前記本体部側に設置される磁気センサと、
    前記蓋側に設置される磁石とを更に含み、
    前記蓋が取り付けられて前記本体部の開口部が閉状態となっているとき前記磁気センサが前記磁石を検出可能であり、
    前記磁気センサは、前記本体部の開口部の外周面のうち前記L字溝が形成されていない位置に配置されていることを特徴とする微細気泡発生装置。
  6. 前記本体部に水を供給する給水経路と、
    前記給水経路上に配置されるポンプと、
    前記ポンプの動作を制御する制御部と、
    前記本体部側に設置される磁気センサと、
    前記蓋側に設置される磁石と、
    を更に備え、
    前記磁気センサは、前記蓋が取り付けられて前記本体部の開口部が閉状態となっているとき前記磁石を検出可能であり、
    前記制御部は、前記磁気センサが前記磁石を検出していないときは前記ポンプの動作を停止することを特徴とする請求項5に記載の微細気泡発生装置。
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