JP4808491B2 - 正倒立両用トリガー式液体噴出容器 - Google Patents

正倒立両用トリガー式液体噴出容器 Download PDF

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Description

本発明は、正倒立両用トリガー式液体噴出容器に関するものである。
従来からトリガー式液体噴出容器が広く使用されているが、近年では、容器が正立姿勢および倒立姿勢のいずれにおいても使用可能な正倒立両用トリガー式液体噴出容器が提供されている。この種の容器としては、例えば下記特許文献1に示されるような、内容物の充填された容器体の開口部に、パイプを介して容器体の内部に連通可能とされたトリガー式噴出器本体が設けられ、このトリガー式噴出器本体のトリガーを操作することにより、内容物をトリガー式噴出器本体のノズルから噴出させる構成とされ、パイプとトリガー式噴出器本体との間には、容器体が正立姿勢および倒立姿勢のいずれにおいてもこの容器体内の内容物をトリガー式噴出器本体に供給可能とされた正倒立両用機構が設けられ、この正倒立両用機構は、容器体の開口部内側に配置された弁付き筒部材と、弁付き筒部材の下方に配置されたパイプ取付け部材とを備え、弁付き筒部材は、トリガー式噴出器本体の下面に開口する主供給孔に嵌合された出側筒部と、出側筒部の外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられた天板部と、この天板部の外周縁部から略垂下してなる第1周壁部と、この第1周壁部の内側に配置され、出側筒部の下端部外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられた第1平板部とを備え、これらの天板部と第1平板部と第1周壁部とにより画成された弁室には、容器体の開口部内側と出側筒部の内側とを連通および遮断する開閉弁が設けられ、パイプ取付け部材には、前記パイプが連結されるとともに、前記出側筒部と同軸上に配置されその内部が前記出側筒部に連通された入側筒部と、入側筒部の上端外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられ、弁付き筒部材の第1周壁部の下端部内面に嵌合した第2平板部とが備えられた構成が知られている。
ここで、この容器は、一般に、内容物の充填先での生産効率を考慮して、容器体と、トリガー式液体噴出器本体、弁付き筒部材、パイプ取付け部材およびパイプからなる組立て体との2物品に別けられて充填先に供給されている。
特開2001−137749号公報
しかしながら、従来の正倒立両用トリガー式液体噴出容器では、充填先において、容器体に内容物を充填した後に、この容器体の開口部に前記組立て体を取付けるとき、あるいはこの取付け前の搬送時に、この組立て体からパイプ取付け部材が外れ易くなるおそれがあった。すなわち、前記組立て体において、パイプ取付け部材は外側に配置されるので、例えば他の組立て体等といった他の物体と衝突若しくは接触し易いため、パイプ取付け部材が弁付き筒部材の第1周壁部の内面に嵌合されていたとしても、この嵌合が容易に外れるおそれがあった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、パイプ取付け部材が外れるのを抑えることができる正倒立両用トリガー式液体噴出容器を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明の正倒立両用トリガー式液体噴出容器は、内容物の充填された容器体の開口部に、パイプを介して容器体の内部に連通可能とされたトリガー式噴出器本体が設けられ、このトリガー式噴出器本体のトリガーを操作することにより、内容物をトリガー式噴出器本体のノズルから噴出させる構成とされ、パイプとトリガー式噴出器本体との間には、容器体が正立姿勢および倒立姿勢のいずれにおいてもこの容器体内の内容物をトリガー式噴出器本体に供給可能とされた正倒立両用機構が設けられ、この正倒立両用機構は、容器体の開口部内側に配置された弁付き筒部材と、弁付き筒部材の下方に配置されたパイプ取付け部材とを備え、弁付き筒部材は、トリガー式噴出器本体の下面に開口する主供給孔に嵌合された出側筒部と、出側筒部の外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられた天板部と、この天板部の外周縁部から略垂下してなる第1周壁部と、この第1周壁部の内側に配置され、出側筒部の下端部外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられた第1平板部とを備え、これらの天板部と第1平板部と第1周壁部とにより画成された弁室には、容器体の開口部内側と出側筒部の内側とを連通および遮断する開閉弁が設けられ、パイプ取付け部材には、前記パイプが連結されるとともに、前記出側筒部と同軸上に配置されその内部が前記出側筒部に連通された入側筒部と、入側筒部の上端外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられ、弁付き筒部材の第1周壁部の下端部内面に嵌合した第2平板部とが備えられ、容器体の倒立時に、開閉弁が開き、容器体の開口部内側と出側筒部の内側とが、弁付き筒部材の第1平板部の裏面とパイプ取付け部材の第2平板部の表面との間の隙間を介して連通される正倒立両用トリガー式液体噴出容器であって、弁付き筒部材の第1平板部の裏面、およびパイプ取付け部材の第2平板部の表面の少なくとも一方には、出側筒部および入側筒部の各軸線と同軸上に、他方に向けて突出する嵌合筒部が設けられ、他方には、この嵌合筒部が嵌め込まれる嵌合支持部が設けられ、少なくとも嵌合筒部には、前記隙間に開口する第1側面開口部が形成され、パイプ取付け部材の第2平板部の表面には、前記隙間に開口する第2側面開口部が形成されるとともに上面が第1平板部の裏面に対向するガイド周壁部が、出側筒部および入側筒部と同軸上に立設され、前記嵌合筒部は、パイプ取付け部材の第2平板部の表面に設けられた第1嵌合筒部を備え、前記嵌合支持部は、第1嵌合筒部が嵌め込まれる弁付き筒部材の出側筒部の下端部を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、弁付き筒部材の第1平板部の裏面、およびパイプ取付け部材の第2平板部の表面の少なくとも一方に、嵌合筒部が設けられ、他方に、この嵌合筒部が嵌め込まれる嵌合支持部が設けられているので、パイプ取付け部材を、弁付き筒部材の第1周壁部の内面のみならず、嵌合筒部若しくは嵌合支持部にも嵌合させることが可能になる。したがって、弁付き筒部材とパイプ取付け部材との嵌合強度を向上させることが可能になり、パイプ取付け部材に外力が作用したとしても弁付き筒部材から外れるのを抑制することができる。
なお、前記嵌合筒部に、前記第1嵌合筒部に代えて、弁付き筒部材の第1平板部の裏面に設けられた第2嵌合筒部を備えさせ、前記嵌合支持部に前記弁付き筒部材の出側筒部の下端部を備えさせることに代えて、前記嵌合支持部を、前記ガイド周壁部とてもよい。
さらに、前記第1嵌合筒部は、前記ガイド周壁部の内周面と間隔をあけて設けられ、前記嵌合筒部は、前記第1嵌合筒部と、弁付き筒部材の第1平板部の裏面に設けられた第2嵌合筒部とを備え、前記嵌合支持部は、前記弁付き筒部材の出側筒部の下端部と、第2嵌合筒部が嵌め込まれる第2嵌合支持部とを備え、第2嵌合支持部は、第1嵌合筒部の下端部外周面とガイド周壁部の内周面との間隔とされてもよい。
この場合、弁付き筒部材とパイプ取付け部材との嵌合強度をさらに向上させることが可能になる。
本発明に係る正倒立両用トリガー式液体噴出容器によれば、パイプ取付け部材が外れるのを抑えることができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について図1および図2に基づいて説明する。この発明の第1実施形態として示した正倒立両用トリガー式液体噴出容器10は、内容物Wの充填された容器体11の開口部に、パイプ12を介して容器体11の内部に連通可能とされたトリガー式噴出器本体13が設けられ、このトリガー式噴出器本体13のトリガー13fを操作することにより、容器体11の内容物Wをトリガー式噴出器本体13のノズルから噴出させる構成とされている。なお、パイプ12は、その下端開口部がトリガー式噴出器本体13のノズル側に向くように湾曲している。
トリガー式噴出器本体13は、前記ノズルに連通された主供給孔14を有する筒状の第1部材13aと、この第1部材13aの下部外周面に径方向外方に向けて突出して設けられたフランジ部13cの上面に引っ掛けられ、下方に垂下した雌ねじ部材13dと、フランジ部13cの下面側に位置する第1部材13aの下端部外周面に嵌め込まれた平面視円環状のシール材13eとが備えられている。
そして、このトリガー式噴出器本体13は、シール材13eの下面が容器体11の開口端面に密接した状態で、この容器体11の開口部外周面に形成された雄ねじ部11aに前記雌ねじ部材13dが螺合することによって、容器体11の開口部に設けられている。さらにこの状態において、主供給孔14は、容器体11側に向けて開口している。
ここで、パイプ12とトリガー式噴出器本体13との間には、容器体11が正立姿勢および倒立姿勢のいずれにおいてもこの容器体11内の内容物Wをトリガー式噴出器本体13に供給可能とされた正倒立両用機構Xが設けられている。この正倒立両用機構Xは、容器体11の開口部内側に配置された弁付き筒部材35と、弁付き筒部材35の下方に配置されたパイプ取付け部材22とを備えている。
弁付き筒部材35は、トリガー式噴出器本体13の下面に開口する主供給孔14に嵌合された出側筒部36と、出側筒部36の外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられた天板部23と、この天板部23の外周縁部から略垂下してなる第1周壁部17と、この第1周壁部17の内側に配置され、出側筒部36の下端部外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられた第1平板部24とを備え、これらの天板部23と第1平板部24と第1周壁部17とにより画成された弁室30には、容器体11の開口部内側と出側筒部36の内側とを連通および遮断する開閉弁19、20、20aが設けられている。
本実施形態では、弁付き筒部材35は、出側筒部36の上部側を構成して主供給孔14に嵌合された第1筒部15、天板部23、および第1周壁部17を備える吸込み部材18と、出側筒部36の下部側を構成する第2筒部25、第1平板部24、および開閉弁19、20、20aを備える弁部材21とにより構成されている。第2筒部25は、第1平板部24の表面に立設されている。また、第1周壁部17の外周面と、容器体11の開口部内周面とが対向している。
吸込み部材18の第1周壁部17は、上部(天板部23側)17aが下部(容器体11側)17bよりも小径となる略2段形状とされている。そして、上部17aの外周面が第1部材13aの下端部内周面に嵌合することにより、この吸込み部材18がトリガー式噴出器本体13に配設されている。一方、下部17bに、第1周壁部17の厚さ方向に貫通し、容器体11の開口部内側に向けて開口する倒立時吸込み孔16が形成されている。また、第1筒部15は、天板部23の表裏面双方に突出して設けられており、天板部23の表面から突出している部分の外周面が、主供給孔14の内面に嵌合され、天板部23の裏面から突出している部分の外周面が、弁部材21の第2筒部25の内面に嵌合されている。
弁部材21の開閉弁19、20、20aは、玉弁19と、この玉弁19が配置される弁座20と、この弁座20の底部に形成された貫通孔20aとにより構成されている。弁座20は第1平板部24の表面に形成された凹み部とされ、貫通孔20aの内径は玉弁19の外径よりも小径とされている。
本実施形態において、第1平板部24の表面には、第2筒部25および弁座20の各中心部を結ぶ直線に対して直交する方向に弁座20を挟んで互いに対向する位置に一対のガイド板が立設されている。これらのガイド板同士の距離は玉弁19の外径よりも大きくされ、玉弁19がガイド板同士の間を通過可能とされている。
パイプ取付け部材22には、パイプ12が連結されるとともに、出側筒部36と同軸上に配置されその内部が出側筒部36に連通された入側筒部27と、入側筒部27の上端外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられ、弁付き筒部材35の第1周壁部17の下端部内面に嵌合した第2平板部26とが備えられている。
第2平板部26の表面と、弁付き筒部材35の第1平板部24の裏面との間には隙間が設けられ、この隙間は、容器体11の倒立時に、弁座20の貫通孔20aを介して、弁付き筒部材35の第1周壁部17の倒立時吸込み孔16に連通する倒立時用流路31とされている。また、パイプ取付け部材22の第2平板部26の表面には、倒立時用流路31に開口する第2側面開口部28aが形成されたガイド周壁部28が出側筒部36および入側筒部27と同軸上に立設され、このガイド周壁部28の上端開口部は、出側筒部36の下端開口部と対向している。また、ガイド周壁部28の上面と第1平板部24の裏面とが接するように構成することが好ましい。第2側面開口部28aは、ガイド周壁部28の下端から上端に至って形成され、このガイド周壁部28の全長に亙って形成されて、このガイド周壁部28をその上方から見たときに、第2平板部26の径方向内方に向けて開口したC字状とされている。さらに、第2平板部26の外周縁部には上方に向けて立上がる第2周壁部29が形成され、この第2周壁部29が、弁付き筒部材35の第1周壁部17の下端部内面に嵌合している。
以上より、正倒立両用トリガー式液体噴出容器10を正立姿勢、すなわちトリガー式液体噴出器本体13を鉛直方向上方に位置させるとともに、容器体11を鉛直方向下方に位置させ、かつ前記ノズルを水平方向に向けた状態、若しくは下向き姿勢、すなわち前記ノズルを鉛直下方に向けた状態としたときに、容器体11の内容物Wが、パイプ12、入側筒部27、ガイド周壁部28および出側筒部36の各内側を通過し、さらに主供給孔14を通過して、トリガー式液体噴出器本体13のノズルから噴出できるようになっている。
一方、正倒立両用トリガー式液体噴出容器10を倒立姿勢、すなわち容器体11を鉛直方向上方に位置させるとともに、トリガー式液体噴出器本体13を鉛直方向下方に位置させ、かつ前記ノズルを水平方向に向けたときに、玉弁19が弁座20から外れる。すなわち、玉弁19が、互いに対向する一対のガイド板の各表面にガイドされつつ、吸込み部材18の天板部23側に移動し、弁座20の底部に形成された貫通孔20aが開口する。これにより、この貫通孔20aを介して吸込み部材18の倒立時吸込み孔16と、倒立時用流路31とが連通される。
さらに、この際、吸込み部材18の第1周壁部17の外側と、容器体11の開口部の内面との隙間32に内容物Wが流れ込むので、この内容物Wが、倒立時吸込み孔16、弁座20の貫通孔20a、倒立時用流路31およびガイド周壁部28の第2側面開口部28aを順次通過する。これにより、倒立時用流路31から出側筒部36の内側に内容物Wが流れ込むことによって、内容物Wがトリガー式噴出器本体13の内部に吸入されるようになっている。
そして、本実施形態では、パイプ取付け部材22の第2平板部26の表面に、出側筒部36および入側筒部27の各軸線と同軸上に、弁付き筒部材35の第1平板部24の裏面に向けて立上がる第1嵌合筒部33が設けられている。この第1嵌合筒部33は、ガイド周壁部28よりも小径とされてこの周壁部28の内周面と間隔をあけて配置されており、その上部が弁付き筒部材35の第2筒部25の下部内面(嵌合支持部)に嵌め込まれている。なお、第1嵌合筒部33の高さは、ガイド周壁部28よりも大きくされている。また、第1嵌合筒部33の内径は、弁付き筒部材35の第1筒部15の内径と同等とされている。
さらにまた、第1嵌合筒部33には第1側面開口部33aが形成されており、この第1側面開口部33aは、ガイド周壁部28に形成された第2側面開口部28aに対向している。この第1側面開口部33aは、第1嵌合筒部33の下端から上端に至って形成され、この第1嵌合筒部33の全長に亙って形成されて、この第1嵌合筒部33をその上方から見たときに、第2平板部26の径方向内方、すなわち倒立時用流路31に向けて開口したC字状とされている。また、第2側面開口部28aの周方向の大きさ、つまり幅は、第1側面開口部33aの幅よりも大きくされている。
これにより、前記倒立時に、前記隙間32から弁付き筒部材35の倒立時吸込み孔16および貫通孔20aを通過して倒立時用流路31に流れ込んだ内容物Wが、第1、第2側面開口部28a、33aを通過して、ガイド周壁部28および第1嵌合筒部33の内側を流れ、前記と同様にして、出側筒部36の内側を通過することによって、トリガー式液体噴出器本体13内に内容物Wを供給できるようになっている。
以上説明したように、本実施形態による正倒立両用トリガー式液体噴出容器10によれば、パイプ取付け部材22の第2平板部26の表面に第1嵌合筒部33が設けられ、この第1嵌合筒部33が嵌合支持部としての第2筒部25の内面に嵌合しているので、パイプ取付け部材22を、弁付き筒部材35の第1周壁部17の内面のみならず、第1嵌合筒部33により第2筒部25にも嵌合させることが可能になる。したがって、弁付き筒部材35とパイプ取付け部材22との嵌合強度を向上させることが可能になり、パイプ取付け部材22に外力が作用したとしても弁付き筒部材35から外れるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1嵌合筒部33に第1側面開口部33aが形成され、この第1側面開口部33aは、ガイド周壁部28の第2側面開口部28a、および倒立時用流路31に対向しているので、前記倒立時において、倒立時吸込み孔16および弁座20の貫通孔20aを順次通過して倒立時用流路31に到達した内容物Wを、第1側面開口部33aおよび第2側面開口部28aを介してスムーズに出側筒部36の内側に流れ込ませることが可能になる。
したがって、第1嵌合筒部33を設けたことによって、内容物Wが倒立時用流路31から出側筒部36の内側に流れ難くなり、トリガー式噴出器本体13の内部に内容物Wを吸入させることが困難になり、トリガー式液体噴出容器10の良好な使用を確保することができなくなるのを防ぐことができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記第1嵌合筒部33に代えて、例えば、図3に示される一参考例のように、弁付き筒部材35の第1平板部24の裏面に、出側筒部36および入側筒部27の各軸線と同軸上に、パイプ取付け部材22の第2平板部26の表面に向けて立設され、外面が、第2平板部26に形成されたガイド周壁部28の内面(嵌合支持部)に嵌合された第2嵌合筒部34を採用してもよい。さらに、この第2嵌合筒部34に、前述した第1嵌合筒部33の第1側面開口部33aと同様の側面開口部を形成してもよい。
さらにまた、図4に示されるように、第1、第2嵌合筒部33、34の双方を設け、このうち第2嵌合筒部34を、弁付き筒部材35の第1平板部24の裏面のうち、ガイド周壁部28と第1嵌合筒部33との間に対向する位置に、第2平板部26の表面に向けて立設させるようにしてもよい。これにより、第1嵌合筒部33の外面を、第2筒部25の下部内面および第2嵌合筒部34の内面に嵌合させるとともに、第2嵌合筒部34を、第1嵌合筒部33の外面、およびガイド周壁部28の内面の間に嵌め込むようにしてもよい。
この場合、パイプ取付け部材22と弁付き筒部材35との嵌合強度をさらに向上させることが可能になり、前記の作用効果が確実に奏効されることになる。
また、図5に示されるように、弁部材21の第2筒部25の下部内面において、第1嵌合筒部33の第1側面開口部33aに対向する部分に、径方向内方に向けて突出するリブ37を設け、このリブ37を第1側面開口部33aのうち第2筒部25の下部内面に位置する部分に嵌め込むようにしてもよい。
この場合、パイプ取付け部材22と弁付き筒部材35との嵌合強度が低下するのを防ぐことができる。すなわち、図1に示す構成において、パイプ取付け部材22に、第1、第2側面開口部33a、28aの幅方向の外力が作用して、第1側面開口部33aの幅が狭まるように第1嵌合筒部33が変形すると、この第1嵌合筒部33のうち少なくとも第2筒部25の下部内面に位置する部分が縮径されることになり、パイプ取付け部材22と弁付き筒部材35との嵌合強度が低下するおそれがある。
しかしながら、図5に示されるような前記構成では、第1嵌合筒部33が前記のように変形しようとしても、その変形をリブ37により阻止させることが可能になり、前記嵌合強度が低下するのを防ぐことができる。
ここで、図1に示される本実施形態の正倒立両用トリガー式液体噴出容器10について、従来の第1嵌合筒部33を備えていない正倒立両用トリガー式液体噴出容器と比較したところ、嵌合力が30%以上向上されることが確認された。
パイプ取付け部材が外れるのを抑えることができる。
本発明の第1実施形態として示した正倒立両用トリガー式液体噴出容器の要部拡大断面図である。 図1に示す正倒立両用トリガー式液体噴出容器の全体構成図である。 本発明の一参考例として示した正倒立両用トリガー式液体噴出容器の要部拡大断面図である。 本発明の第実施形態として示した正倒立両用トリガー式液体噴出容器の要部拡大断面図である。 本発明の第実施形態として示した正倒立両用トリガー式液体噴出容器の(a)要部拡大断面図、および(b)(a)のY−Y線矢視断面図である。
符号の説明
10 正倒立両用トリガー式液体噴出容器
11 容器体
12 パイプ
13 トリガー式噴出器本体
13f トリガー
14 主供給孔
17 第1周壁部
19、20、20a 開閉弁
22 パイプ取付け部材
23 天板部
24 第1平板部
26 第2平板部
27 入側筒部
28 ガイド周壁部
28a 第2側面開口部
31 倒立時用流路(隙間)
33 第1嵌合筒部(嵌合筒部)
33a 第1側面開口部
34 第2嵌合筒部(嵌合筒部)
35 弁付き筒部材
36 出側筒部
W 内容物
X 正倒立両用機構

Claims (2)

  1. 内容物の充填された容器体の開口部に、パイプを介して容器体の内部に連通可能とされたトリガー式噴出器本体が設けられ、このトリガー式噴出器本体のトリガーを操作することにより、内容物をトリガー式噴出器本体のノズルから噴出させる構成とされ、
    パイプとトリガー式噴出器本体との間には、容器体が正立姿勢および倒立姿勢のいずれにおいてもこの容器体内の内容物をトリガー式噴出器本体に供給可能とされた正倒立両用機構が設けられ、
    この正倒立両用機構は、容器体の開口部内側に配置された弁付き筒部材と、弁付き筒部材の下方に配置されたパイプ取付け部材とを備え、
    弁付き筒部材は、トリガー式噴出器本体の下面に開口する主供給孔に嵌合された出側筒部と、出側筒部の外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられた天板部と、この天板部の外周縁部から略垂下してなる第1周壁部と、この第1周壁部の内側に配置され、出側筒部の下端部外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられた第1平板部とを備え、これらの天板部と第1平板部と第1周壁部とにより画成された弁室には、容器体の開口部内側と出側筒部の内側とを連通および遮断する開閉弁が設けられ、
    パイプ取付け部材には、前記パイプが連結されるとともに、前記出側筒部と同軸上に配置されその内部が前記出側筒部に連通された入側筒部と、入側筒部の上端外周面にその径方向外方に向けて延在して設けられ、弁付き筒部材の第1周壁部の下端部内面に嵌合した第2平板部とが備えられ、
    容器体の倒立時に、開閉弁が開き、容器体の開口部内側と出側筒部の内側とが、弁付き筒部材の第1平板部の裏面とパイプ取付け部材の第2平板部の表面との間の隙間を介して連通される正倒立両用トリガー式液体噴出容器であって、
    弁付き筒部材の第1平板部の裏面、およびパイプ取付け部材の第2平板部の表面の少なくとも一方には、出側筒部および入側筒部の各軸線と同軸上に、他方に向けて突出する嵌合筒部が設けられ、他方には、この嵌合筒部が嵌め込まれる嵌合支持部が設けられ、少なくとも嵌合筒部には、前記隙間に開口する第1側面開口部が形成され
    パイプ取付け部材の第2平板部の表面には、前記隙間に開口する第2側面開口部が形成されるとともに上面が第1平板部の裏面に対向するガイド周壁部が、出側筒部および入側筒部と同軸上に立設され、
    前記嵌合筒部は、パイプ取付け部材の第2平板部の表面に設けられた第1嵌合筒部を備え、前記嵌合支持部は、第1嵌合筒部が嵌め込まれる弁付き筒部材の出側筒部の下端部を備えていることを特徴とする正倒立両用トリガー式液体噴出容器。
  2. 請求項1記載の正倒立両用トリガー式液体噴出容器において、
    前記第1嵌合筒部は、前記ガイド周壁部の内周面と間隔をあけて設けられ、
    前記嵌合筒部は、前記第1嵌合筒部と、弁付き筒部材の第1平板部の裏面に設けられた第2嵌合筒部とを備え、
    前記嵌合支持部は、前記弁付き筒部材の出側筒部の下端部と、第2嵌合筒部が嵌め込まれる第2嵌合支持部とを備え、第2嵌合支持部は、第1嵌合筒部の下端部外周面とガイド周壁部の内周面との間隔とされていることを特徴とする正倒立両用トリガー式液体噴出容器。
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