JP6892327B2 - セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 Download PDF

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Description

本発明は、改質器で生成された改質ガスをマニホールドに供給する部材を備えるセルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と空気(酸素含有ガス)とを用いて電力を得ることができる燃料電池セルを備えるセルスタック装置を収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールや、該燃料電池モジュールを外装ケース内に収納してなる燃料電池装置が、種々提案されている。
一般に、セルスタック装置においては、改質器に天然ガスや灯油等の原燃料を供給して改質反応を行ない、この改質反応により得られる改質ガスを、改質ガス供給管を介してマニホールドに供給し、マニホールドに供給された改質ガスが燃料電池セルに分配される。さらに、燃料電池セルの外側から酸素含有ガスとして空気が供給され、改質ガス(水素含有ガス)と空気(酸素含有ガス)とを用いて、燃料電池セルにおいて発電が行なわれる。
また、上記のようなセルスタック装置においては、改質器側に接続される改質ガス供給管とマニホールド側に接続されるパイプとの接合は、継ぎ手を用いて、組立作業の最終段階で実施されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−18456号公報
上記のように、従来のセルスタック装置においては、継ぎ手を介して改質ガス供給管とパイプとを接合していたので、複数(少なくとも2箇所)の接合箇所において、継ぎ手部材および改質ガス供給管などにおける熱膨張率の違いに基づく熱ストレスによって、クラックが発生したり、接合箇所から改質ガスが漏洩したりするなど、信頼性の点で問題が生じる場合があった。
そこで、本発明は、信頼性の向上したセルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を提供することを目的とする。
本開示のセルスタック装置は、複数の燃料電池セルが配列されてなるセルスタックと、
前記複数の燃料電池セルそれぞれの下端を固定し、各燃料電池セルに改質ガスを分配するマニホールドと、
原燃料ガスを改質反応させて改質ガスを生成する改質器と、
前記改質器と接続された第1配管と、
前記第1配管と前記マニホールドとを接続する第2配管と、を備え、
前記第1配管の前記第2配管と接続する第1接続端部および前記第2配管の前記第1配管と接続する第2接続端部のうち、一方の接続端部の管の内径は、他方の接続端部の管の外径よりも大きく、前記一方の接続端部に前記他方の接続端部が挿入されて接合されていることを特徴とする。
本開示のセルスタック装置によれば、信頼性の向上したセルスタック装置とすることができる。
本実施形態に係るセルスタック装置の一例の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係るセルスタック装置の一例における各種のガスの流過状況を説明するための構成図である。 (a)〜(c)は、本実施形態に係るセルスタック装置の接合部における、改質ガス供給管とパイプとの構成例を示す断面図である。 本実施形態に係る燃料電池モジュールの一例の構成を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る燃料電池装置の一例の構成を示す斜視図である。
図1は、本実施形態に係るセルスタック装置の一例の構成を示す斜視図である。図1に示されるセルスタック装置10は、改質器4において改質された燃料ガス(以下、「改質ガス」と称する。)を利用し発電を行う装置である。改質器4において生成された改質ガスは、第1配管(以下、「改質ガス供給管」とも称する。)6、接合部8および第2配管(以下、「パイプ」とも称する。)7を介し、さらにマニホールド5を経て、個々の燃料電池セル1に供給される。ここで、改質ガス供給管6の端部とパイプ7の端部とが接合される部分が「接合部」である。
図1に示されるセルスタック装置10は、複数の燃料電池セル1が配列されてなるセルスタック2と、複数の燃料電池セル1それぞれの下端を固定し、それぞれの燃料電池セル1に改質ガスを分配するマニホールド5と、原燃料ガスを改質反応させて改質ガスを生成する改質器4と、改質器4と接続された改質ガス供給管6と、改質ガス供給管6とマニホールド5とを接続するパイプ7と、を備えており、改質ガス供給管6のパイプ7と接続する第1接続端部およびパイプ7の改質ガス供給管6と接続する第2接続端部のうち、一方の接続端部の管の内径は、他方の接続端部の管の外径よりも大きく、一方の接続端部に他方の接続端部が挿入されて接合されていることを特徴としている。
ここで、図1に示されるように、セルスタック装置10は、筒状容器9を備え、その内部に改質器4内の温度を計測するための熱電対(図示せず)などを格納してもよい。なお、以降の図においては、同一の部材については同一の番号を付し、その説明は省略する。
図2は、本実施形態に係るセルスタック装置の一例における各種のガスの流過状況を説明するための構成図である。なお、図2においては、各種のガスの流れを図中の矢印を用いて示している。
図2に示されるセルスタック装置10は、内部にガス流路を有する柱状の燃料電池セル1を複数個立設させた状態で配列し、各燃料電池セル1間に集電部材(図示せず)を介して互いに電気的に接続したセルスタック2の上方に改質器4を配設したものである。
ここで、改質ガス供給管6の一方端は、改質器4に接続されており、改質ガス供給管6の他方端は、接合部8においてパイプ7の一方端と接続されている。そして、パイプ7の他方端は、マニホールド5の端部に接続されている。さらに、セルスタック2を構成する、それぞれの燃料電池セル1の下端が、絶縁性の接着材によってマニホールド5に固定されている。
なお、上記のマニホールド5の端部とは、マニホールド5の側面のうち燃料電池セル1の配列方向と直交する側面であり、改質器4と改質ガス供給管6とが接続している側と同じ側の側面を意味する。なお、マニホールド5を介して改質ガスが各燃料電池セル1に供給される構成であればよいため、上記の側面に限らず、パイプ7の他方端がマニホールド5の上面や下面に接続されていてもよい。
さらに、セルスタック2の両端部には、燃料電池セル1の発電により生じた電流を収集して外部に引き出すための、電流引き出し部を有する導電部材(図示せず)が配置されている。ここで、燃料電池セル1としては、例えば、内部を改質ガスが長手方向に流通するガス流路を有する中空平板状で、支持体の表面に、燃料側電極層、固体電解質層および酸素側電極層を順に設けた固体酸化物形燃料電池セルが挙げられる。なお、燃料電池セル1として固体酸化物形燃料電池セルを用いる場合には、燃料電池セル1の発電温度が、600℃〜1000℃程度と非常に高温となるので、改質ガス供給管6およびパイプ7などに熱ストレスとして作用する。なお、燃料電池セル1としては、いわゆる円筒型や横縞型を用いることもできる。
上述のセルスタック装置10においては、原燃料供給管3を介して改質器4に天然ガスや灯油等の原燃料が供給される。また、改質反応により得られる改質ガスが、改質ガス供給管6を介してマニホールド5に供給され、マニホールド5に供給された改質ガスが各燃料電池セル1に分配される。さらに、燃料電池セル1の外側から酸素含有ガスとして空気が供給され、改質ガス(水素含有ガス)と空気(酸素含有ガス)とを用いて、燃料電池セル1において発電が行なわれる。なお、セルスタック2と改質器4との間に位置する燃焼部2aにおいては、燃料電池セル1における発電に使用されなかった余剰の改質ガスが燃焼される。
図3(a)〜(c)は、本実施形態に係るセルスタック装置の接合部における、改質ガス供給管とパイプの構成例を示す断面図である。
図3(a)は、上記図1の接合部8を構成する改質ガス供給管6とパイプ7の具体例を示す断面図である。図3(a)に示される改質ガス供給管6およびパイプ7は、例えば筒状の金属管である。ここで、改質ガス供給管6は、接合部8において、その端部(第1接続端部)6aが拡径されている。すなわち、改質ガス供給管6は、接合部8側の先端に向うにつれてテーパ状に広がっている。
さらに、改質ガス供給管6は、接合部8付近の第1接続端部6aに最大内径(第1内径)D6aの箇所を有している。上記D6a、改質ガス供給管6の端部の内径(第2内径)D6bおよびパイプ7の第2接続端部7aの外径D7の大小関係は、以下のとおりである。
D6a≧D6b>D7 ・・・・・ (1)
図3(a)に示されるように、改質ガス供給管6とパイプ7とにより、継ぎ手を介することなく、最少の接合箇所となるように接合部8を構成したので、接合箇所の信頼性を改善することが可能となる。
さらに、上記(1)の式で示したように、第2内径D6bと第2接続端部7aの外径D7との大小関係が、D6b>D7であることで、パイプ7の第2接続端部7aを、改質ガス供給管6の第1接続端部6aの中に挿入することができる。そしてさらに、第1内径D6aと第2内径D6bとの大小関係が、D6a≧D6bであることで、パイプ7の第2接続端部7aが、改質ガス供給管6の内部にまで入り込むことができる。
また、一方の接続端部に他方の接続端部を挿入して接合する際に、一方の接続端部が改質ガス供給管6の第1接続端部6aであり、他方の接続端部がパイプ7の第2接続端部7aであるのがよい。すなわち、改質ガス供給管6にパイプ7を挿入して接合することがよい。これにより、セルスタック装置10を組み立てる際に、先に組み立てており上方にある改質器4の改質ガス供給管6に、後から組み込むマニホールド5に接続されたパイプ7を下方から容易に挿入することができる。さらに、改質ガス供給管6の中にパイプ7を挿入する構成とすることで、本実施形態とは逆にパイプ7の中に改質ガス供給管6を挿入する構成と比べて、接合箇所となる改質ガス供給管6の第1接続端部6aを下方に位置させることができる。これにより、第1接続端部6aを高温となる改質器4およびセルスタック2の上方にある燃焼部2aから遠ざけることができるので、第1接続端部6aに熱応力がかかり、クラックや割れが発生するリスクを回避することができる。
また、第2接続端部7aの先端と、第1接続端部6aの内周面A1とを離間させることで、つまり第2接続端部7aの先端を、第1接続端部6aの内周面A1に敢えて当接させないことで、改質ガス供給管6の第1接続端部6aの内部に挿入するパイプ7の第2接続端部7aの長さの誤差を許容することができる。
一方で、第2接続端部7aの先端を、第1接続端部6aの内周面A1に当接させて、改質ガス供給管6とパイプ7とを接合することもできる。この場合の、第1内径D6a、第2内径D6b、第2接続端部7aの外径D7および改質ガス供給管6の内径D6の大小関係は、以下のとおりである。
D6a≧D6b>D7>D6 ・・・・・ (1)’
これにより、第2接続端部7aの外径D7と改質ガス供給管6の内径D6の大小関係
が、D7>D6であることで、改質ガス供給管6の内周面A1にパイプ7の第2接続端部7aを突き当てた状態で接合が可能となる。つまり、突き当てることにより改質ガス供給管6へのパイプ7の挿入量が明確になる。さらに、突き当てることで改質ガス供給管6に対してパイプ7の位置決めができるため、接合作業が容易となる。
図3(b)は、接合部8Aを構成する改質ガス供給管16とパイプ7の構成の変形例を示す断面図である。図3(b)に示されるように、改質ガス供給管16は、接合部8Aにおいてその端部(第1接続端部)16aが拡径され、かつ、外側に向けて突出する凸部16bを有している。ここで、改質ガス供給管16は、接合部8A付近の端部16aに最大内径(第1内径)D16aの箇所を有している。上記D16a、改質ガス供給管16の第1接続端部16aの内径(第2内径)D16bおよびパイプ7の第2接続端部7aの外径D7の大小関係は、以下のとおりである。
D16a≧D16b>D7 ・・・・・ (2)
図3(b)に示されるように、凸部16bを有する改質ガス供給管16を採用して接合部8Aを構成し、改質ガス供給管16の端部の断面積を増加させたので、改質ガス供給管16の端部において、熱応力などに起因するクラックおよび割れなどの発生を抑制することができる。
さらに、上記(2)の式で示したように、第2内径D16bと第2接続端部7aの外径D7との大小関係が、D16b>D7であることで、パイプ7の第2接続端部7aを、改質ガス供給管6の第1接続端部16aの中に挿入することができる。そしてさらに、第1内径D16aと第2内径D16bとの大小関係が、D16a≧D16bであることで、パイプ7の第2接続端部7aが、改質ガス供給管16の内部にまで入り込むことができる。
また、第2接続端部7aの先端と、第1接続端部16aの内周面A2とを離間させることで、つまり第2接続端部7aの先端を、第1接続端部16aの内周面A2に敢えて当接させないことで、改質ガス供給管16の第1接続端部16aの内部に挿入するパイプ7の第2接続端部7aの長さの誤差を許容することができる。
一方で、第2接続端部7aの先端を、第1接続端部16aの内周面A2に当接させて、改質ガス供給管16とパイプ7とを接合することもできる。この場合の、第1内径D16a、第2内径D16b、第2接続端部7aの外径D7および改質ガス供給管16の内径D6の大小関係は、以下のとおりである。
D16a≧D16b>D7>D6 ・・・・・ (2)’
これにより、第2接続端部7aの外径D7と改質ガス供給管16の内径D6の大小関係が、D7>D6であることで、改質ガス供給管16の内周面A2にパイプ7の第2接続端部7aを突き当てた状態で接合が可能となる。つまり、突き当てることにより改質ガス供給管16へのパイプ7の挿入量が明確になる。さらに、突き当てることで改質ガス供給管6に対してパイプ7の位置決めができるため、接合作業が容易となる。
図3(c)は、接合部8Bを構成する改質ガス供給管26とパイプ7の他の変形例を示す断面図である。図3(c)に示されるように、改質ガス供給管26は、接合部8Bにおいて、その端部(第1接続端部)26aが拡径され(接合部8B付近には最大内径(第1内径)D26aの箇所を有している)、かつ、上記の凸部16bと同様の凸部26bを有するとともに、さらなる拡径が端部26aに形成されている(この場合の内径(第3内径)をD26cとする)。上記D26a、改質ガス供給管26の第1接続端部26aの内径(第2内径)D26b、改質ガス供給管26の第3内径D26cおよびパイプ7の第2接続端部7aの外径D7の大小関係は、以下のとおりである。
D26c>D26a≧D26b ・・・・・ (3)
図3(c)に示されるように、凸部26bを有するとともにさらなる拡径を施した改質ガス供給管26を採用して接合部8Bを構成した。該接合部8Bにおいて、第1接続端部26aにさらなる拡径を施して、上記(3)の式で示したように、第1内径D26aおよび第3内径D26cとの大小関係を、D26c>D26aとした。これにより、改質ガス供給管26にパイプ7を挿入して接合する際に、パイプ7の第2接続端部7aを、改質ガス供給管26の第1接続端部26aの中により容易に挿入することができる。
さらに、上記(3)の式で示したように、第2内径D26bと第2接続端部7aの外径D7との大小関係が、D26b>D7であることで、パイプ7の第2接続端部7aを、改質ガス供給管6の第1接続端部26aの中に挿入することができる。そしてさらに、第1内径D26aと第2内径D26bとの大小関係が、D26a≧D26bであることで、パイプ7の第2接続端部7aが、改質ガス供給管26の内部にまで入り込むことができる。
また、第2接続端部7aの先端と、第1接続端部26aの内周面A3とを離間させることで、つまり第2接続端部7aの先端を、第1接続端部26aの内周面A3に敢えて当接させないことで、改質ガス供給管26の第1接続端部16aの内部に挿入するパイプ7の第2接続端部7aの長さの誤差を許容することができる。
一方で、第2接続端部7aの先端を、第1接続端部26aの内周面A3に当接させて、改質ガス供給管26とパイプ7とを接合することもできる。この場合の、第1内径D26a、第2内径D26b、第2接続端部7aの外径D7および改質ガス供給管26の内径D6の大小関係は、以下のとおりである。
D26c>D26a≧D26b>D7>D6 ・・・・・ (3)’
これにより、第2接続端部7aの外径D7と改質ガス供給管26の内径D6の大小関係が、D7>D6であることで、改質ガス供給管26の内周面A3にパイプ7の第2接続端部7aを突き当てた状態で接合が可能となる。つまり、突き当てることにより改質ガス供給管26へのパイプ7の挿入量が明確になる。さらに、突き当てることで改質ガス供給管6に対してパイプ7の位置決めができるため、接合作業が容易となる。
図3(a)〜図3(c)において、例えば、第1内径(D6a、D16a、D26a)の内径寸法を6〜10mmとすると、第2内径(D6b、D16b、D26b)の内径寸法は第1内径(D6a、D16a、D26a)よりも0.5〜1mm小さくすることができる。またパイプ7の外径D7の外径寸法は、第2内径(D6b、D16b、D26b)よりも0.5〜1mm小さくすることができる。また改質ガス供給管6、16、26の内径D6の内径寸法は、パイプ7の外径D7の外径寸法よりも0.5〜1mm小さくすることができる。
また、凸部(16b,26b)の厚みは、例えば第1接続端部(16a、26a)の外径から0.1mm〜0.5mmとすることができる。さらに、第3内径(D26c)の内径寸法は、第2内径(D26b)よりも0.5mm〜1mm大きい寸法とすることができる。
図3(a)〜図3(c)において、改質ガス供給管6,16,26とパイプ7とは、溶接によって接合され、固定することができる。主な溶接方法としては、レーザー溶接、アーク溶接、ガス溶接などが用いられる。
図4は、本実施形態に係る燃料電池モジュールの一例の構成を示す分解斜視図である。図4に示される燃料電池モジュール50は、収納容器40と、酸素含有ガス導入板30と、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行う複数の燃料電池セル1を備えるセルスタック装置10、および蓋体20とを備える。以下、まず燃料電池モジュール50について説明する。
本実施形態の燃料電池モジュール50は、収納容器40の内側に、セルスタック2、マニホールド5、改質器4などからなるセルスタック装置10が収納されている。
セルスタック2は、内部を改質ガスが流通する改質ガス流路(図示せず)を有する中空平板型の柱状の燃料電池セル1を立設させた状態で一列に配列し、配列方向に隣接する燃料電池セル1間が集電部材(図示せず)を介して電気的に直列に接続されている。また、燃料電池セル1の下端が、ガラスシール材等の絶縁性接合材(図示せず)でマニホールド5に固定されている。なお、燃料電池セル1は、柱状のものであればよく、たとえば円筒型または横縞型であってもよい。
セルスタック2の上方には、燃料電池セル1に供給する改質ガスを生成するための改質器4が配置されている。改質器4は、原燃料供給管3を介して供給される天然ガスや灯油等の原燃料を改質して改質ガスを生成する。なお、改質器4は、効率のよい改質反応である水蒸気改質を行うことができる構造とすることが好ましく、水を気化させるための気化部と、原燃料を燃料ガスに改質するための改質触媒が配置された改質部とを備えている。なお、改質器4において水蒸気改質を行うための水の供給は、例えば原燃料供給管3によって原燃料と水とを一緒に供給してもよく、その他、原燃料供給管3と水供給管を二重配管にするほか、別々の供給管によって供給することとしてもよい。
改質器4で生成された改質ガスは、改質ガス供給管6、接合部8およびパイプ7を介してマニホールド5に供給され、マニホールド5より燃料電池セル1の内部に設けられた改質ガス流路に分配される。
本実施形態では、収納容器40は、一面が開口した箱体41と、箱体41の開口41aを塞ぐ蓋体20とからなる。図4に示される燃料電池モジュール50においては、箱体41は、直方体形状であり、最も面積の大きな一対の面のうちの一方の面が開口している。
箱体41は、開口41aにおいて外方に延びるフランジ部41bを有している。フランジ部41bは、矩形状の開口41aの四辺全体から外方に延びていてもよく、対向する2つの辺から互いに逆方向に外方に延びていてもよく、1つの辺から、または3つの辺から外方にそれぞれ延びていてもよい。蓋体20の外形は、開口41aとほぼ同じか、開口41aよりも大きく、かつ開口41aを含んでフランジ部41bの外形と同じか、フランジ部41bの外形よりも小さい。フランジ部41bと蓋体20の外周部とを、例えばボルトなどによって締結させる他、溶接することで容易にかつ強固に箱体41と蓋体20とを固定することができる。
また、収納容器40内には、燃料電池モジュール50内の熱が極端に放散され、燃料電池セル1の温度が低下して発電量が低減しないよう、燃料電池モジュール50内の温度を高温に維持するための断熱材が適宜設けられている。
図5は、本実施形態の燃料電池装置の一例の構成を示す斜視図である。燃料電池装置100は、各支柱61と外装板(図示省略)から構成される外装ケース60内に、前述の燃料電池モジュール50を収容したものである。この外装ケース60内には、図示した燃料電池モジュール50の他、蓄熱用のタンク、発電した電力を外部に供給するためのパワーコンディショナ、ポンプやコントローラ等の補機類)が配設されるが、これらについては図示を省略する。
上述のように、本発明によれば、継ぎ手を用いることなく、改質ガス供給管とパイプとの接合箇所を最少に抑えたので、改質器において生成された改質ガスのマニホールドへの供給を、より信頼性高く実施することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良、組合せ等が可能である。
1 燃料電池セル
2 セルスタック
3 原燃料供給管
4 改質器
5 マニホールド
6,16,26 改質ガス供給管(第1配管)
6a,16a,26a 第1接続端部
16b,26b 凸部
7 パイプ(第2配管)
7a 第2接続端部
8,8A,8B 接合部
10 セルスタック装置
20 蓋体
30 酸素含有ガス導入板
40 収納容器
50 燃料電池モジュール
60 外装ケース
100 燃料電池装置
D6a,D16a,D26a 改質ガス供給管の第1内径
D6b,D16b,D26b 改質ガス供給管の第2内径
D26c 改質ガス供給管の第3内径
D7 パイプの外径
A1,A2,A3 内周面

Claims (7)

  1. 複数の燃料電池セルが配列されてなるセルスタックと、
    前記複数の燃料電池セルそれぞれの下端を固定し、各燃料電池セルに改質ガスを分配するマニホールドと、
    原燃料ガスを改質反応させて改質ガスを生成する改質器と、
    前記改質器と接続された第1配管と、
    前記第1配管と前記マニホールドとを接続する第2配管と、を備え、
    前記第1配管の前記第2配管と接続する第1接続端部および前記第2配管の前記第1配管と接続する第2接続端部のうち、一方の接続端部の管の内径は、他方の接続端部の管の外径よりも大きく、前記一方の接続端部に前記他方の接続端部が挿入されて接合されており、
    前記一方の接続端部は、前記他方の接続端部との接合部に対応する部分において、外側に向けて突出する凸部を有することを特徴とするセルスタック装置。
  2. 前記一方の接続端部は、該接続端部に連なる他の部分の管径よりも拡径されていることを特徴とする請求項1に記載のセルスタック装置。
  3. 前記一方の接続端部は、前記第1接続端部であり、前記他方の接続端部は、前記第2接続端部であることを特徴とする請求項1または2に記載のセルスタック装置。
  4. 前記他方の接続端部の先端と前記一方の接続端部の内周面とは、離間していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のセルスタック装置。
  5. 複数の燃料電池セルが配列されてなるセルスタックと、
    前記複数の燃料電池セルそれぞれの下端を固定し、各燃料電池セルに改質ガスを分配するマニホールドと、
    原燃料ガスを改質反応させて改質ガスを生成する改質器と、
    前記改質器と接続された第1配管と、
    前記第1配管と前記マニホールドとを接続する第2配管と、を備え、
    前記第1配管の前記第2配管と接続する第1接続端部および前記第2配管の前記第1配管と接続する第2接続端部のうち、一方の接続端部の管の内径は、他方の接続端部の管の外径よりも大きく、前記一方の接続端部に前記他方の接続端部が挿入されて接合されており、
    前記他方の接続端部の先端と前記一方の接続端部の内周面とは、離間していることを特徴とするセルスタック装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のセルスタック装置と、
    前記セルスタック装置を収納する収納容器と、を備える燃料電池モジュール。
  7. 請求項6に記載の燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールを作動させるための補機と、
    前記燃料電池モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースと、を備える燃料電池装置。
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