JP2003272661A - セル装置及び燃料電池 - Google Patents
セル装置及び燃料電池Info
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Abstract
池を提供する。 【解決手段】軸長方向にガス通過可能な燃料側電極33
aの表面に、固体電解質33b、酸素側電極33cを順
次形成してなる燃料電池セル33と、一端部が燃料電池
セル33の軸長方向端部に取り付けられ、他端部が燃料
ガスタンク45に取り付けられるとともに、ガスを燃料
ガスタンク45から燃料電池セル33の燃料側電極33
aに供給する取付治具53とを具備するものである。
Description
電池に関するものである。
質型燃料電池セルを収納容器内に複数収容した燃料電池
が種々提案されている。固体電解質型燃料電池セルは、
例えば、酸素側電極の表面に固体電解質、燃料側電極を
順次形成して構成されており、燃料側電極側に燃料(水
素)を流し、酸素側電極側に空気(酸素)を流して60
0〜1000℃程度で発電される。
うに、2種のガスを用い、しかも高温に曝されるため、
高温においてもガスが漏出しないように、燃料ガスの供
給管やセルにおけるシール性について種々の改良がなさ
れている。例えば、特開平8−287940号公報に
は、収納容器内のガスタンクに燃料供給パイプを気密に
接続する構造が開示されており、燃料ガスを、燃料電池
セル内に燃料供給パイプにより供給することになる。燃
料電池セルは、一般に収納容器内に配置された隔壁に支
持固定されている。
通過させる方法として、特開平6−349514号に
は、軸長方向にガス通過孔を有する燃料電池セルの両端
部が、収納容器内に所定間隔をおいて配置された一対の
隔壁にガラス等により接合された燃料電池が開示されて
おり、この燃料電池では、一方の隔壁がガスタンク壁と
され、ガス供給管を用いることなく、ガスタンクのガス
を燃料電池セルのガス通過孔に供給できる。
た特開平8−287940号公報に開示された燃料電池
では、燃料供給パイプをガスタンクにガス封止した状態
で接続するとともに、燃料電池セル自体も隔壁に固定す
る必要があり、ガス供給法が複雑であり、燃料電池自体
が複雑化し、製造工程が多いという問題があった。
示された燃料電池では、燃料電池セルの両端部を隔壁に
固定する必要があり、燃料電池が複雑化し、製造工程が
多いという問題があった。
装置及び燃料電池を提供することを目的とする。
長方向にガス通過可能な内側電極の表面に、固体電解
質、外側電極を順次形成してなる燃料電池セルと、一端
部が前記燃料電池セルの軸長方向端部に取り付けられ、
他端部がガスタンクに取り付けられるとともに、ガスを
前記ガスタンクから前記燃料電池セルの内側電極に供給
する取付治具とを具備するものである。
した複数のセル装置と、前記複数のセル装置にガスを供
給するためのガスタンクとを収納してなるとともに、前
記セル装置の取付治具を前記ガスタンクに取り付け、前
記複数のセル装置を前記ガスタンクにそれぞれ立設して
なることを特徴とする。
付治具を介してガスタンクに直接取り付けるため、従来
のような燃料電池セルの内側電極にガスを供給するため
の燃料供給パイプを不要とすることができ、ガス封止す
る個所を減少できる。
スタンクに立設しているため、何ら支持されることなく
ガスタンクに立設することができ、しかも上記したよう
に燃料供給パイプが不要であり、ガス封止個所を減少で
きるため、燃料電池の構造を簡略化でき、製造が容易と
なる。
械的な方法で取り付けられるため、ガス封止信頼性を向
上できる。
電池セルの軸長方向端部に取り付けられたセル端部側取
付治具と、両端部が前記セル端部側取付治具及びガスタ
ンクにそれぞれ取り付けられる中空の連結部材とを具備
することが望ましい。
ねじ部が形成されており、前記連結部材の両端部がセル
端部側取付治具及びガスタンクにそれぞれ螺着している
場合、燃料電池セルの端部にセル端部側取付治具を取り
付け、このセル端部側取付治具とガスタンクに形成され
たねじ部に、連結部材の両端部のねじ部を螺合し、燃料
電池セルを回転させることなく、連結部材を一方方向に
回転させることにより、燃料電池セルをガスタンクに螺
着することができる。
当接しており、一端部が前記セル端部側取付治具に取り
付けられた連結部材の他端部をナットでガスタンクに螺
着することにより、燃料電池セルを回転させることな
く、ガスタンクに螺着することができる。
をガスタンクに立設する場合であっても、燃料電池セル
を回転させることなくガスタンクに螺着することができ
るため、燃料電池セル間の間隔を狭めることができ、複
数の燃料電池セルが占める容積を小さくすることがで
き、コンパクトな燃料電池を作製できる。また、扁平状
の燃料電池セルを用いることにより、所定量発電するた
めの容積を小さくできるため、よりコンパクトな燃料電
池を得ることができる。
る内側電極端に、該内側電極のガス通過孔及びセル端部
側取付治具に取り付けられた連結部材の貫通孔が開口
し、前記ガスタンクからのガスが一旦収容されるガス収
容空間が設けられていることが望ましい。ガスタンクの
ガスは連結部材の貫通孔を介してガス収容空間に一旦収
容され、このガス収容空間から内側電極のガス通過孔に
流入するため、燃料電池セルの内側電極に複数のガス通
過孔が形成されていたとしても、連結部材の貫通孔を介
して燃料電池セルの複数のガス通過孔にガスを確実に供
給できる。
は、固体電解質、外側電極が形成されていない内側電極
表面に形成され、隣設するセル装置の外側電極側に向け
て露出するインターコネクタが設けられ、該インターコ
ネクタと前記隣設するセル装置の外側電極との間には集
電部材が設けられていることを特徴とする。
に、燃料電池セル間を狭めることができることから、イ
ンターコネクタと隣設する燃料電池セルの外側電極との
距離を狭めることができ、この間に配置される集電部材
の厚みを小さくでき、これにより集電部材における電位
降下を小さくでき、発電性能を向上できる。
タンクにそれぞれ複数のセル装置を立設するとともに、
一方のガスタンクに立設しているセル装置が、他方のガ
スタンクに立設しているセル装置間に位置していること
を特徴とする。
クに立設するセル装置の間に、他方のガスタンクに立設
するセル装置を配置させることができ、複数のガス装置
が占める容積を小さくでき、コンパクトな燃料電池を作
製できる。
したガスと、セル装置外部に供給されるガスを反応させ
て燃焼させ、一方のガスタンクに立設しているセル装置
先端近傍の燃焼ガスにより、他方のガスタンクに立設し
ているセル装置を加熱することが望ましい。
動時や定常運転時においては発電可能な温度まで加熱
し、維持する必要があるが、一方のガスタンクに立設し
ているセル装置の軸長方向端近傍の燃焼ガスにより、他
方のガスタンクに立設しているセル装置を加熱するた
め、起動時には燃料電池セルを急速に加熱することがで
き、また、定常運転時には燃料電池セル温度を一定に保
持することができる。
態を示すもので、符号31は断熱構造を有する収納容器
を示している。この収納容器31の内部には、複数の燃
料電池セル33と、これらの燃料電池セル33の上方に
形成された燃焼室37と、この燃焼室37を挿通する酸
素含有ガス供給管39と、燃焼室37の上方に設けられ
た熱交換部41とが設けられている。
31aと、この枠体31aの内面に設けられた断熱材3
1bとから構成されている。
2に示すように、3列に整列しており、隣設した2列の
最外部の燃料電池セル33の電極同士が導電部材41で
接続され、これにより3列に整列した複数の燃料電池セ
ル33が電気的に直列に接続している。尚、図1では4
列に整列した状態を記載した。
断面が扁平状で、全体的に見て楕円柱状であり、その内
部には複数の燃料ガス通過孔34が形成されている。こ
の燃料電池セル33は、断面が扁平状で、全体的に見て
楕円柱状の多孔質な金属を主成分とする燃料側電極(内
側電極)33aの外面に、緻密質な固体電解質33b、
多孔質な導電性セラミックスからなる酸素側電極(外側
電極)33cを順次積層し、酸素側電極33cと反対側
の燃料側電極33aの外面にインターコネクタ33dを
形成して構成されており、燃料側電極33aが支持体と
なっている。
幅方向両端に設けられた弧状部と、これらの弧状部を連
結する一対の平坦部とから構成されており、一対の平坦
部は平坦であり、ほぼ平行に形成されている。これらの
一対の平坦部は、燃料側電極33aの平坦部にインター
コネクタ33d、又は固体電解質33b、酸素側電極3
3cを形成して構成されている。
セル33との間には板状集電部材43が介在され、一方
の燃料電池セル33の燃料側電極33aを、該燃料側電
極33aに設けられたインターコネクタ33d、集電部
材43を介して他方の燃料電池セル33の酸素側電極3
3cに電気的に接続されている。
複数のスリットを略平行に形成し、図3に示すように、
スリット間の集電片43aを板状集電部材43の両側に
交互に突出させ、基部43bの一端部に複数の集電片4
3aが形成された櫛歯形状とされ、複数の集電片43a
が対向する燃料電池セル33の外面にそれぞれ当接して
いる。尚、図2では板状集電部材43は簡略化して記載
した。
セル33の平坦部であるインターコネクタ33dと、酸
素側電極33c間に配置され、燃料電池セル33同士が
直列に接続されている。燃料電池セル33の平坦部に集
電片43aが確実に当接するため、電気的接続を確実に
行うことができる。また、複数の集電片43aはAgペ
ーストにより燃料電池セル33に接合している。このA
gペーストは発電時に焼き付けられ、集電片43aが燃
料電池セル33のインターコネクタ33d、又は酸素側
電極33cに接合し、これにより、集電片43aと燃料
電池セル33との電気的接続を十分にとることができ
る。
料電池セル33間に複数配置されており、対向する燃料
電池セル33間に基部43bから挿入され、基部43b
が下に位置している。これらの板状集電部材43は、導
電性を有するステンレスの表面をAgからなる耐酸化性
物質で被覆して構成されている。
示す板状集電部材44を介在せしめても良い。図4に示
す板状集電部材44は、複数のスリットを略平行に形成
して形成された集電片44a群を、長さ方向に所定間隔
を置いて形成して構成され、基部44bと集電片44a
が交互に形成されている。図4に示すような板状集電部
材44では、図3の板状集電部材43よりも燃料電池セ
ル間への配置を簡単に行うことができる。尚、一般的に
用いられるフェルト状の集電部材でも良いが、集電特性
向上という点から、図3及び図4に示す板状集電部材4
3、44が望ましい。
たように、燃料ガスを燃料電池セル33に供給するため
の燃料ガスタンク45が設けられ、この燃料ガスタンク
45には、外部から燃料ガスを燃料ガスタンク45に供
給するための燃料ガス供給管51が接続されている。
図5に示すように、燃料電池セル33の下端部(軸長方
向端部)が取付治具53により取り付けられており、こ
れにより、燃料電池セル33が燃料ガスタンク45にそ
れぞれ立設している。燃料電池セル33と取付治具53
によりセル装置が構成されている。
の端部に取り付けられたセル端部側取付治具53aと、
両端部がセル端部側取付治具53a及び燃料ガスタンク
45にそれぞれ螺着する中空の連結部材53bとから構
成されており、連結部材53bの両端部には向きが逆の
ねじ部が形成され、連結部材53bを一方側に回転させ
ると、両端部がセル端部側取付治具53a及び燃料ガス
タンク45にそれぞれ螺着するように形成されている。
したように、凹部53a1が形成されており、この凹部
53a1に燃料電池セル33のガス通過方向の端部が挿
入され、気密性を確保するため、凹部53a1と燃料電
池セル33との間にはガラス等のシール材が介在されて
いる。
ル33の端面との間にガス収容空間Sを形成するため、
凹部53a2が形成されており、この凹部53a2内
に、燃料電池セル33の燃料ガス通過孔34が開口して
いる。また、ガス収容空間Sには、連結部材53bに形
成された貫通孔53b1が開口しており、燃料ガスタン
ク45と燃料電池セル33の燃料ガス通過孔34に連通
するように構成されている。このように燃料電池セル3
3の端面との間にガス収容空間Sを形成することによ
り、燃料ガス通過孔34に確実にかつ均一に燃料ガスを
供給することができる。
挿通する酸素含有ガス供給管39は、その先端部が燃料
電池セル33間に位置している。発電で用いられなかっ
た余剰の酸素含有ガスは、燃料電池セル33間を通って
燃料電池セル33の上方に流れ、発電で用いられなかっ
た余剰の燃料ガスは、燃料電池セル33の燃料ガス通過
孔34を通って燃料電池セル33の上方から吹き出し、
燃料電池セル33の上端(軸長方向端部)近傍におい
て、燃料ガスと酸素含有ガスが反応して燃焼するように
構成されている。
有ガス収容室41bとから構成されている。
板61と波板63を交互に積層したプレートフィン型構
造とされており、酸素含有ガス収容室41bと連通する
通路を形成する波板63aは、図6(b)に示すように
形成され、また、燃焼ガスの排出用の通路を形成する波
板63bは、図6(c)に示すように形成されている。
に熱交換器41aの下部側面から導入され、熱交換器4
1aの上方へ排出され、一方、酸素含有ガスは、図1に
破線で示したように熱交換器41aの上部側面から導入
され、熱交換器41aの下方へ導かれ、酸素含有ガス収
容室41b内に導入される。
ように、熱交換器41aの酸素含有ガスが導入される側
の端面、即ち燃料電池セル33側端面に設けられてお
り、波板63aの各通路を通過した酸素含有ガスが一旦
収容されるようになっている。
素含有ガス供給管39の一端が開口し、連通している。
収容室41bの側面と断熱材31bとの間、即ち酸素含
有ガス収容室41bの周囲は、燃焼室37中の燃焼ガス
を熱交換器41aに導入する燃焼ガス導入口71とされ
ている。この燃焼ガス導入口71を介して燃焼ガスが熱
交換器41aの波板63bの通路へ導出される。
部からの酸素含有ガス(例えば空気)を酸素含有ガス管
73を介して熱交換器41aに導入し、酸素含有ガス収
容室41bに導入し、酸素含有ガス供給管39を介して
燃料電池セル33間に噴出させるとともに、燃料ガス
(例えば水素)を燃料ガス供給管51を介して燃料ガス
タンク45に一旦収容し、連結部材53bの貫通孔53
b1、セル端部側取付治具53aのガス収容空間Sを介
して、燃料電池セル33の燃料ガス通過孔34内に供給
し発電させる。
燃料ガス通過孔34の上端から燃焼室37内に噴出し、
発電に用いれらなかった余剰の酸素含有ガスは燃料電池
セル33間を通って燃焼室37内に流れ、余剰の燃料ガ
スと余剰の酸素含有ガスを反応させて燃焼させ、燃焼ガ
スを発生させ、この燃焼ガスが燃焼ガス導入口71を介
して熱交換器41aに導出され、熱交換器41aの上端
から排出される。
セル33が、取付治具53を介してガスタンク45に機
械的に直接取り付けられるため、燃料電池セル33の下
端部をガスタンク45に強固に固定できるとともに、従
来のように燃料電池セルの内側電極にガスを供給するた
めの燃料供給パイプを不要とすることができ、ガス封止
する個所を減少できる。
介してガスタンク45に立設しているため、何ら支持さ
れることなくガスタンク45に立設しており、しかも上
記したように燃料供給パイプが不要であり、ガス封止個
所を減少できるため、燃料電池の構造を簡略化でき、製
造が容易となる。尚、多少、構造は複雑となるが、燃料
電池セル33の上部を支持する支持板を設けても良い。
端部に向きが逆のねじ部を形成したので、連結部材の両
端部のねじ部を、セル端部側取付治具53aの雌ねじ部
と燃料ガスタンク45の雌ねじ部に螺合し、燃料電池セ
ル33を回転させることなく、連結部材53bを一方方
向に回転させることにより、燃料電池セル33をガスタ
ンク45に螺着することができる。これにより、扁平状
の燃料電池セル33を回転させることなくガスタンク4
5に螺着することができるため、燃料電池セル33間の
間隔を狭めることができ、所定発電量に得るための複数
の燃料電池セル33が占める容積を小さくすることがで
き、コンパクトな燃料電池を作製できる。
る集電片43aにより燃料電池セル33間を機械的に接
続しているため、燃料電池セル33とは面接触となり、
従来のようなフェルト状の集電部材よりも燃料電池セル
33に当接する面積が大きくなり、集電特性を向上でき
る。また、集電片43aは板状であるため弾性力も大き
く、振動等が生じたとしても燃料電池セル33との十分
な接触を長期間確保できる。
収納容器31内が高温となった場合でも、従来のフェル
ト状の集電部材よりも焼結しにくく、また、燃料電池セ
ル33との十分な接触を長期間確保できる。さらに、集
電部材43が板状であるため、一方の燃料電池セル33
のインターコネクタ33dと他方の燃料電池セル33の
酸素側電極33cとの間に板状集電部材43を介装する
際にも、一方の燃料電池セル33と他方の燃料電池セル
33の酸素側電極33c同士の導通を確実に防止でき
る。
スと酸素含有ガスが燃焼室37内に導入され、この燃焼
室37中で反応して燃焼し、この燃焼ガス及び外部の酸
素含有ガスを熱交換器41aに導入し、この熱交換器4
1aで燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換させ、起
動時に酸素含有ガスを予熱することができ、また、酸素
含有ガス供給管39が燃焼室37を挿通することによ
り、燃焼ガスにより酸素含有ガス供給管39内の酸素含
有ガスをさらに加熱することができるため、加熱した酸
素含有ガスにより燃料電池セル33を間接的に加熱して
実質的に発電するまでの起動時間を短縮できる。
37、酸素含有ガス収容室41b、熱交換器41aが隣
接して形成されているため、燃焼室37で燃焼した高温
の燃焼ガスを、配管等を用いることなく熱交換器41a
に直接導入でき、簡単な構造で酸素含有ガスの予熱効率
を大きくできる。
含有ガスとを熱交換できるため、酸素含有ガスの予熱を
行うためのバーナーを収納容器31内に別途設ける必要
がなく、小型にでき、しかも燃焼ガスを有効利用でき
る。
容室41bを設けたので、熱交換器41aと酸素含有ガ
ス供給管39との接続を酸素含有ガス収容室41bを介
して行うことができ、熱交換器41aからの酸素含有ガ
スを発電室49内に確実に供給できる。
はなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可
能である。例えば、上記形態では、図2に示したような
扁平状で複数の燃料ガス通過孔34を有する燃料電池セ
ル33を用いて説明したが、燃料電池セルは円筒状で、
燃料ガス通過孔が一つであっても良く、燃料電池セルの
形状、燃料ガス通過孔数は特に限定されるものではな
い。
ン型を用いたが、本発明ではこれに限定されるものでは
なく、それ以外の熱交換器を用いても良いことは勿論で
ある。
直列に接続した例について説明したが、並列接続しても
良いことは勿論である。また、燃料側電極33aを内側
電極としたが、酸素側電極を内側電極としても良い。さ
らにガスタンクをセル列毎に設けても良い。
すもので、この燃料電池では、セル端部側取付治具53
aに連結部材53bの一端部が螺着しており、他端部が
ガスタンク45の天板に形成された貫通孔を挿通し、挿
通した連結部材53bの他端部にナット75が螺合し、
これにより、セル端部側取付治具53aの底面がガスタ
ンク45の上面に当接した状態で固定されている。
用効果を有するとともに、セル端部側取付治具53aの
底面がガスタンク45の上面に当接しているため、燃料
電池セル33をガスタンク45に安定して立設すること
ができる。
態を示すもので、この燃料電池では、一対の燃料ガスタ
ンク77が対向して設けられ、それぞれの燃料ガスタン
ク75には燃料電池セル33が取付治具53により、ガ
スタンク77間に向けて立設されている。即ち、一方の
ガスタンク77に立設している燃料電池セル33が、他
方のガスタンク77に立設している燃料電池セル33間
に位置している。
ら吹き出した余剰の燃料ガスと、燃料電池セル33外部
の余剰の酸素含有ガスを反応させて燃焼させ、一方のガ
スタンク77に立設している燃料電池セル33の先端近
傍の燃焼ガスにより、他方のガスタンク77に立設して
いる燃料電池セル33を加熱できるように構成されてい
る。
ク77に立設する燃料電池セル33間に、他方のガスタ
ンク77に立設する燃料電池セル33を配置することが
でき、燃料電池セル33が占める容積を小さくでき、コ
ンパクトな燃料電池を作製できるとともに、起動時や定
常運転時において、一方のガスタンク77に立設してい
る燃料電池セル33の先端近傍の燃焼ガスにより、他方
のガスタンク77に立設している燃料電池セル33を加
熱し、起動時には燃料電池セル33を急速に加熱するこ
とができ、また、定常運転時には燃料電池セル温度を一
定に保持することができる。
装置と、複数のセル装置にガスを供給するためのガスタ
ンクとを収納し、セル装置の取付治具をガスタンクに取
り付け、複数のセル装置をガスタンクにそれぞれ立設し
て燃料電池を構成することができ、これにより、燃料電
池セルを取付治具を介してガスタンクに直接、かつ機械
的に取り付けることができ、従来のような燃料供給パイ
プを不要とすることができ、ガス封止する個所を減少で
きるとともに、燃料電池セルは取付治具を介してガスタ
ンクに立設しているため、何ら支持されることなくガス
タンクに立設しており、しかも上記したように燃料供給
パイプが不要であり、ガス封止個所を減少できるため、
燃料電池の構造を簡略化でき、製造が容易となる。
れた櫛歯形状の板状集電部材を用いて、燃料電池セルを
接続した状態を示す側面図、(b)は板状集電体を示す
斜視図である。
を置いて形成して構成した板状集電部材を用いて、燃料
電池セルを接続した状態を示す側面図、(b)は板状集
電体を示す斜視図である。
斜視図、(b)は断面図である。
り、(a)は熱交換器の斜視図、(b)は酸素含有ガス
の通路を形成するための波板を示す斜視図、(c)は燃
焼ガスの通路を形成するための波板を示す斜視図であ
る。
る。
る。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】軸長方向にガス通過可能な内側電極の表面
に、固体電解質、外側電極を順次形成してなる燃料電池
セルと、一端部が前記燃料電池セルの軸長方向端部に取
り付けられ、他端部がガスタンクに取り付けられるとと
もに、ガスを前記ガスタンクから前記燃料電池セルの内
側電極に供給する取付治具とを具備することを特徴とす
るセル装置。 - 【請求項2】収納容器内に、請求項1記載の複数のセル
装置と、前記複数のセル装置にガスを供給するためのガ
スタンクとを収納してなるとともに、前記セル装置の取
付治具を前記ガスタンクに取り付け、前記複数のセル装
置を前記ガスタンクにそれぞれ立設してなることを特徴
とする燃料電池。 - 【請求項3】取付治具は、燃料電池セルの軸長方向端部
に取り付けられたセル端部側取付治具と、両端部が前記
セル端部側取付治具及びガスタンクにそれぞれ取り付け
られた中空の連結部材とを具備することを特徴とする請
求項2記載の燃料電池。 - 【請求項4】連結部材の両端部には向きが逆のねじ部が
形成されており、前記連結部材の両端部がセル端部側取
付治具及びガスタンクにそれぞれ螺着していることを特
徴とする請求項3記載の燃料電池。 - 【請求項5】セル端部側取付治具はガスタンクに当接し
ており、一端部が前記セル端部側取付治具に取り付けら
れた連結部材の他端部がナットでガスタンクに螺着して
いることを特徴とする請求項3記載の燃料電池。 - 【請求項6】燃料電池セルのガスタンク側における内側
電極端に、該内側電極のガス通過孔及びセル端部側取付
治具に取り付けられた連結部材の貫通孔が開口し、前記
ガスタンクからのガスが一旦収容されるガス収容空間が
設けられていることを特徴とする請求項3乃至5のうち
いずれかに記載の燃料電池。 - 【請求項7】セル装置には、固体電解質及び外側電極が
形成されていない内側電極表面に形成され、隣設するセ
ル装置の外側電極側に向けて露出するインターコネクタ
が設けられ、該インターコネクタと前記隣設するセル装
置の外側電極との間には集電部材が設けられていること
を特徴とする請求項2乃至6のうちいずれかに記載の燃
料電池。 - 【請求項8】燃料電池セルが扁平状であることを特徴と
する請求項2乃至7のうちいずれかに記載の燃料電池。 - 【請求項9】複数のガスタンクにそれぞれ複数のセル装
置を立設するとともに、一方のガスタンクに立設してい
るセル装置が、他方のガスタンクに立設しているセル装
置間に位置していることを特徴とする請求項2乃至8の
うちいずれかに記載の燃料電池。 - 【請求項10】セル装置の軸長方向端から吹き出したガ
スと、セル装置外部に供給されるガスを反応させて燃焼
させ、一方のガスタンクに立設しているセル装置の軸長
方向端近傍の燃焼ガスにより、他方のガスタンクに立設
しているセル装置を加熱することを特徴とする請求項9
記載の燃料電池。
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