JP6892270B2 - 巻回体の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シート体を巻回した巻回体の製造装置及び製造方法に関する。
例えば、ゴルフクラブ用のシャフトとして、炭素(カーボン)繊維と樹脂との複合材料を用いた炭素繊維強化プラスチック(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)製の中空シャフト(いわゆるカーボンシャフト)が開発されている。
カーボンシャフトは、先端に向かって漸次径が細くなるテーパー状のマンドレル(巻芯)に、炭素繊維に未硬化のエポキシ樹脂を含浸させたシート状のプリプレグ(シート体)を巻き付けた後、加熱して硬化させたシャフト(巻回体)からマンドレルを脱芯することによって製造することができる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2009−90569号公報
ところで、上述したカーボンシャフトなどのシート体を巻回した巻回体の製造装置では、プリプレグが載置されたローリング板の上でマンドレルを転がしながら、このマンドレルにプリプレグを巻き付ける方法が採用されている。
しかしながら、このような方法では、ローリング板の上で転がるマンドレルの位置や、マンドレルに対するプリプレグの貼付角度を検出することが難しく、テーパー状のマンドレルにプリプレグを巻き付ける工程を自動化することが困難であった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、テーパー状の巻芯にシート体を適切に巻き付けることができ、なお且つ、このような巻付工程を自動で行うことを可能とした巻回体の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 シート体を巻回した巻回体の製造装置であって、
前記シート体が巻き付けられる巻芯と、
前記巻芯を一の方向に回転させる巻芯回転駆動機構と、
前記シート体が挿入される隙間を挟んで前記巻芯に対向して配置される巻付ロールと、
前記巻付ロールを前記巻芯の回転軸における回転方向とは反対方向に回転させるロール回転駆動機構とを備え、
前記巻芯は、基端側から先端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー形状を有し、
前記巻付ロールは、前記巻芯の基端側と対向する一端側から前記巻芯の先端側と対向する他端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の外周面を有し、且つ、当該外周面が前記巻芯に巻き付けられた前記シート体と軸線方向に亘って接触するように、前記巻芯に対して斜めに配置されていることを特徴とする巻回体の製造装置。
〔2〕 前記巻付ロールの外周面が弾性体からなることを特徴とする前記〔1〕に記載の巻回体の製造装置。
〔3〕 前記巻芯を挟んで前記巻付ロールとは反対側に配置される押さえ部材を備えることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の巻回体の製造装置。
〔4〕 前記押さえ部材は、前記巻芯の基端側と対向する一端側から前記巻芯の先端側と対向する他端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の外周面を有し、且つ、当該外周面が前記巻芯に巻き付けられた前記シート体と軸線方向に亘って接触するように、前記巻芯に対して斜めに配置された押さえロールであることを特徴とする前記〔3〕に記載の巻回体の製造装置。
〔5〕 前記シート体が載置されるステージを備え、
前記シート体は、前記ステージの上に載置された状態で前記隙間に挿入されることを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕の何れか一項に記載の巻回体の製造装置。
〔6〕 前記巻芯及び前記巻芯に巻き付けられた前記シート体を加温する加温機構を備えることを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕の何れか一項に記載の巻回体の製造装置。
〔7〕 シート体を巻回した巻回体の製造方法であって、
基端側から先端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の巻芯を一の方向に回転させながら、前記巻芯に前記シート体を巻き付ける際に、
前記巻芯の基端側と対向する一端側から前記巻芯の先端側と対向する他端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の外周面を有し、且つ、当該外周面が前記巻芯に巻き付けられた前記シート体と軸線方向に亘って接触するように、前記巻芯に対して斜めに配置された巻付ロールを用いて、
前記巻付ロールを前記巻芯の回転軸における回転方向とは反対方向に回転させながら、前記隙間に挿入された前記シート体を前記巻芯に巻き付けることを特徴とする巻回体の製造方法。
〔8〕 前記巻付ロールとして、前記外周面が弾性体からなるものを用いることを特徴とする前記〔7〕に記載の巻回体の製造方法。
〔9〕 前記巻芯を挟んで前記巻付ロールとは反対側に配置された押さえ部材を用いて、
前記巻芯に巻き付けられた前記シート体を前記押さえ部材により押さえることを特徴とする前記〔7〕又は〔8〕に記載の巻回体の製造方法。
〔10〕 前記シート体の先端を前記巻芯と前記巻付ロールとの間で挟み込んだ後に、前記巻芯及び前記巻付ロールの回転を開始することを特徴とする前記〔7〕〜〔9〕の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
〔11〕 前記巻芯に巻き付けられる前記シート体の巻付量に応じて、前記巻芯の回転速度を下げていく又は前記巻付ロールの回転速度を上げていくことを特徴とする前記〔7〕〜〔10〕の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
〔12〕 前記巻芯に前記シート体が巻き付けられた後に、前記巻芯及び前記巻付ロールの回転を継続することを特徴とする前記〔7〕〜〔11〕の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
〔13〕 前記巻芯及び前記巻芯に巻き付けられた前記シート体を加温することを特徴とする前記〔7〕〜〔12〕の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
〔14〕 前記シート体として、繊維に未硬化の樹脂を含浸させたプリプレグを用い、
前記巻回体として、先端に向かって漸次径が細くなる繊維強化プラスチック製の中空シャフトを製造することを特徴とする前記〔7〕〜〔13〕の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
以上のように、本発明によれば、テーパー状の巻芯にシート体を適切に巻き付けることができ、なお且つ、このような巻付工程を自動で行うことを可能とした巻回体の製造装置及び製造方法を提供することが可能である。
テーパー状のマンドレルにプリプレグを巻き付ける工程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る巻回体の製造装置における長手方向側の側面図である。 図2に示す巻回体の製造装置における短手方向側の側面図である。 図2に示す巻回体の製造装置を上方側から見た平面図である。 図2に示す巻回体の製造装置を用いた巻付工程を順に説明するための側面図である。 図2に示す巻回体の製造装置を用いた巻付工程を順に説明するための側面図である。 図2に示す巻回体の製造装置を用いた巻付工程を順に説明するための側面図である。 図2に示す巻回体の製造装置を用いた巻付工程を順に説明するための側面図である。 図2に示す巻回体の製造装置を用いた巻付工程において、マンドレルの回転回数とマンドレルの回転速度との関係の一例を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る巻回体の製造装置における長手方向側の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
本実施形態では、シート体を巻回した巻回体の一例として、ゴルフクラブ用のカーボンシャフトを製造する場合を例に挙げて説明する。
カーボンシャフトは、例えば図1に示すように、先端に向かって漸次径が細くなるテーパー状のマンドレル(巻芯)Mに、炭素繊維に未硬化のエポキシ樹脂を含浸させたシート状のプリプレグ(シート体)Pを巻き付けた後、加熱して硬化させたシャフト(巻回体)からマンドレルMを脱芯する。その後、研磨工程や塗装工程を経ることによって製造することができる。
また、カーボンシャフトでは、所定の形状に裁断した複数枚のプリプレグPをマンドレルMに巻き付けると共に、これらプリプレグPの種類と繊維方向とによって、このカーボンシャフトの特性を任意に設計することができる。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば図2〜図4に示す巻回体の製造装置1について説明する。なお、図2は、巻回体の製造装置1における長手方向側の側面図である。図3は、巻回体の製造装置1における短手方向側の側面図である。図4は、巻回体の製造装置1を上方側から見た平面図である。なお、図4では、マンドレルMよりも上方側の図示を省略するものとする。
本実施形態の製造装置1は、巻回体として、上記図1に示すカーボンシャフトを製造する際に好適に用いられる。また、本実施形態の製造装置は、テーパー状のマンドレルMにプリプレグPを巻き付ける工程(以下、巻付工程という。)を自動で行うものである。
具体的に、この製造装置1は、プリプレグPが巻き付けられるマンドレルMと、マンドレルMを一の方向に回転させる巻芯回転駆動機構2と、プリプレグPが挿入される隙間を挟んでマンドレルMに対向して配置される巻付ロール3と、巻付ロール3を一の方向とは反対方向に回転させるロール回転駆動機構4と、マンドレルMを挟んで巻付ロール3とは反対側に配置される押さえロール5と、プリプレグPが載置されるステージ6と、設置面S上に設置された装置フレーム7とを概略備えている。
マンドレルMは、巻芯(芯金や芯棒ともいう。)として、断面円形状の金属棒からなり、その基端側から先端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状を有している。マンドレルMは、巻芯回転駆動機構2に対して着脱自在に取り付けられる。なお、マンドレルMの形状については、その基端側から先端側に向かって連続的に外径が小さくなるテーパー形状に限らず、その基端側から先端側に向かって段階的に外径が小さくなるテーパー形状であってもよい。また、その先端側や基端側に外径が一定となる部分を設けてもよい。
巻芯回転駆動機構2は、水平に配置されたマンドレルMの基端側の端部及び先端側の端部を回転自在に支持しながら、基端側に設けられた駆動モータ2aによりマンドレルMを周方向に回転駆動する。マンドレルMが回転する方向(一の方向)は、ステージ6側からプリプレグPを巻き取る方向である。
巻芯回転駆動機構2は、装置フレーム7にフローティング機構8を介して取り付けられている。フローティング機構8は、巻芯回転駆動機構2の一端側及び他端側を懸架しながら、巻芯回転駆動機構2により支持された種類(例えばテーパーの角度や外径、段数など。)の異なるマンドレルMの形状差を吸収する。
巻付ロール3は、マンドレルMの下方側に配置されている。巻付ロール3は、マンドレルMの基端側と対向する一端側からマンドレルMの先端側と対向する他端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の外周面3aを有している。巻付ロール3の外周面3aは、例えばゴムなどの弾性体からなる。巻付ロール3は、マンドレルMに巻き付けられたプリプレグPと軸線方向に亘って外周面3aが接触するように、マンドレルMに対して斜めに配置されている。
ロール回転駆動機構4は、巻付ロール3の一端側の端部及び他端側の端部を回転自在に支持しながら、一端側に設けられた駆動モータ4aにより巻付ロール3を周方向に回転駆動する。巻付ロール3が回転する方向は、マンドレルMが回転する方向(一の方向)とは反対方向である。
ロール回転駆動機構4は、装置フレーム7に下側昇降機構9を介して取り付けられている。下側昇降機構9は、ロール回転駆動機構4を上下方向に移動自在に支持しながら、装置フレーム7とロール回転駆動機構4との間に配置されたアクチュエータ9aによって、ロール回転駆動機構4を昇降させる。
これにより、本実施形態の製造装置1では、マンドレルMと巻付ロール3との間に形成される隙間を調整することができ、マンドレルMと巻付ロール3との間にプリプレグPを挿入することができる。
押さえロール5は、マンドレルMに巻き付けられたプリプレグPを押さえる押さえ部材として、マンドレルMを挟んで巻付ロール3とは反対側(上方側)に配置されている。押さえロール5は、マンドレルMの基端側と対向する一端側からマンドレルMの先端側と対向する他端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の外周面5aを有している。押さえロール5の外周面5aは、例えばゴムなどの弾性体からなる。押さえロール5は、マンドレルMに巻き付けられたプリプレグPと軸線方向に亘って外周面5aが接触するように、マンドレルMに対して斜めに配置されている。
押さえロール5の一端側の端部及び他端側の端部は、ロール回転支持機構10により回転自在に支持されている。押さえロール5は、マンドレルMを巻付ロール3に押し付けながら、このマンドレルMとの連れ回りによって、マンドレルMが回転する方向(一の方向)とは反対方向に回転することになる。
なお、本実施形態の製造装置1では、マンドレルMとの連れ回りにより押さえロール5が回転する構成となっているが、上述したロール回転駆動機構4と同様に、一端側に設けられた駆動モータにより押さえロール5を周方向に回転駆動する構成としてもよい。押さえロール5が回転する方向は、マンドレルMが回転する方向(一の方向)とは反対方向である。
押さえロール5は、装置フレーム7に上側昇降機構11を介して取り付けられている。上側昇降機構11は、ロール回転支持機構10を上下方向に移動自在に支持しながら、装置フレーム7とロール回転支持機構10との間に配置された一対のアクチュエータ11a,11bによって、ロール回転支持機構10を昇降させる。
これにより、本実施形態の製造装置1では、マンドレルMに対する押さえロール5の押し付け力を基端側と先端側とで別々に調整することができる。また、プリプレグPが巻き付けられたマンドレルMの外径が大きくなるのに伴って、押さえロール5を上方へと移動させることが可能となっている。
ステージ6は、プリプレグPが載置される載置面6aを有して、この載置面6aの高さを基準面となる上昇位置での巻付ロール3のマンドレルMと対向する側の外周面3aの高さと一致させた状態で配置されている。また、ステージ6は、装置フレーム7の前面側にスライド駆動機構12を介して取り付けられている。スライド駆動機構12は、ステージ6を前後方向にスライドさせることによって、載置面6a上に載置されたプリプレグPの先端側をマンドレルMと巻付ロール3との間の隙間に挿入させる。
ステージ6は、マンドレルMと巻付ロール3との間の隙間にプリプレグPの先端側を挿入させるため、載置面6a上に載置されたプリプレグPの先端側の位置を合わせる位置合わせガイド13を有している。位置合わせガイド13は、載置面6aの先端側に上下方向に移動自在に取り付けられており、プリプレグPの挿入時にアクチュエータ13aによって水平位置から下方へと退避される。
また、ステージ6には、載置面6a上に載置されたプリプレグPを吸着するための吸着機構14が設けられている。これにより、本実施形態の製造装置1では、マンドレルMと巻付ロール3との間の隙間にプリプレグPの先端側が挿入されるまでの間、プリプレグPを載置面6a上に保持することができる。なお、吸着機構14は、必ずしも必要な構成ではなく、載置面6a上に安定して載置できる程度の厚みを有するプリプレグPの場合は、上述した吸着機構14を作動させずに、プリプレグPを載置面6a上に載置することが可能である。また、ステージ6に加温機構を設けて、プリプレグPを加温しながら、巻き付け前のプリプレグPに可撓性を持たせることも可能である。
また、本実施形態の製造装置1には、マンドレルM及びマンドレルMに巻き付けられたプリプレグPを加温する加温機構15が設けられている。加温機構15は、マンドレルMの周辺に位置して、マンドレルM及びマンドレルMに巻き付けられたプリプレグPに対して温風を吹き付ける構成となっている。これにより、本実施形態の製造装置1では、巻き付け時のプリプレグPの可撓性を保つことが可能である。
なお、加温機構15については、上述したマンドレルM及びマンドレルMに巻き付けられたプリプレグPに対して温風を吹き付ける構成に必ずしも限定されるものではなく、巻付ロール3や押さえロール5の外周面3a,5aを加温する構成としてもよい。また、加温機構15は、上述した温風を吹き付ける構成に限らず、ヒーターにより加温する構成としてもよい。
次に、本実施形態の製造装置1を用いた巻付工程について、図5〜図8を参照しながら説明する。なお、図5〜図8は、本実施形態の製造装置1を用いた巻付工程を順に説明するための側面図である。
本実施形態の製造装置1では、先ず、図5に示すように、プリプレグPをステージ6の載置面6a上に、位置合わせガイド13の先端に位置合わせした状態で載置する。そして、必要に応じて吸着機構14によりプリプレグPを吸着しながら、載置面6a上に保持する。
次に、図6に示すように、位置合わせガイド13を下方へ退避させた後、スライド駆動機構12によりステージ6を巻付ロール3側に向けてスライドさせることによって、プリプレグPの先端を巻付ロール3の外周面3a上に位置させる。
このとき、巻付ロール3を回転させた状態で上昇させ、プリプレグPの先端を巻付ロール3の外周面3aに接触させることが好ましい。これにより、ステージ6の先端から垂れ下がったプリプレグPの先端側を巻付ロール3の外周面3aによって確実に押し上げることができる。プリプレグPの先端を巻付ロール3の外周面3a上に位置させた後は、巻付ロール3の回転を停止する。
次に、図7に示すように、押さえロール5を上側昇降機構11により下降させることによって、マンドレルMに押さえロール5を押し付けながら、このマンドレルMを押さえロール5と共に下降させる。これにより、マンドレルMと巻付ロール3との間でプリプレグPの先端を挟み込んだ状態となる。
次に、図8に示すように、マンドレルM及び巻付ロール3の回転を開始する。すなわち、マンドレルM及び巻付ロール3を互いに逆向きに回転させながら、これらマンドレルMと巻付ロール3との間の隙間に挿入されたプリプレグPをマンドレルMに巻き付ける。また、マンドレルMに巻き付けられたプリプレグPを押さえロール5により押さえながら、マンドレルM及び巻付ロール3の回転を継続する。
このとき、加温機構15によりマンドレルM及びマンドレルMに巻き付けられたプリプレグPを加温する。プリプレグPは、例えば25〜40℃の範囲で加温することが好ましく、本実施形態では30℃程度に加温している。
また、マンドレルMにプリプレグPが巻き付けられた後も、マンドレルMに巻き付けられたプリプレグP(巻回体)の形状が安定するまで、マンドレルM及び巻付ロール3の回転を継続することが好ましい。
本実施形態の製造装置1を用いた巻付工程では、上述した操作を繰り返しながら、複数枚のプリプレグPをマンドレルMに自動で巻き付ける。その後、加熱して硬化させたシャフト(巻回体)からマンドレルMを脱芯する。また、研磨工程や塗装工程を経ることによって、先端に向かって漸次径が細くなる繊維強化プラスチック製の中空シャフト(カーボンシャフト)を製造することができる。
以上のように、本実施形態の製造装置1では、テーパー状の巻付ロール3及び押さえロール5を用いることで、テーパー状のマンドレルMの基端側と先端側との周長差に合わせて、マンドレルMにプリプレグPを適切に巻き付けることが可能である。
また、巻付ロール3及び押さえロール5の外周面3a,5aが弾性体からなることで、種類(例えばテーパーの角度や外径、段数など。)の異なるマンドレルMの形状差を吸収することができる。これにより、プリプレグPが巻き付けられたマンドレルMに対する巻付ロール3及び押さえロール5の滑りを抑制することが可能である。
また、本実施形態の製造装置1を用いた巻付工程では、上述したプリプレグPの先端をマンドレルMと巻付ロール3との間で挟み込んだ後に、一定の時間を経てからマンドレルM及び巻付ロール3の回転を開始することが好ましい。
この場合、プリプレグPの先端側を確実にマンドレルMに巻き付けることが可能である。一方、マンドレルM及び巻付ロール3を回転させながら、マンドレルMと巻付ロール3との間の隙間にプリプレグPの先端を挿入した場合、マンドレルMと巻付ロール3との間をプリプレグPが通過してしまう虞れがある。
また、本実施形態の製造装置1を用いた巻付工程では、マンドレルMに巻き付けられるプリプレグPの巻付量に応じて、マンドレルMの回転速度を下げていく又は巻付ロール3の回転速度を上げていくことが好ましい。
ここで、マンドレルMの回転回数(回転)とマンドレルMの回転速度(rpm)との関係の一例を図9のグラフに示す。なお、図9中に示す丸数字はプリプレグPの枚数を表し、図9中に示す数値は、プリプレグPが巻き付けられたマンドレルMの外径の増分(mm)を表す。図9中に示す破線は、プリプレグPの枚数毎にマンドレルMの回転速度を下げていった場合を示す。一方、図9中に示す実線は、プリプレグPの枚数毎及び各プリプレグPの巻き付け時にマンドレルMの回転速度を下げていった場合を示す。
なお、図9中に示す実線のうち、各プリプレグPの巻き付け時にマンドレルMの回転速度が低下する区間は、プリプレグPの巻き付け中の期間であり、各プリプレグPの巻き付け時にマンドレルMの回転速度が一定となる区間は、プリプレグPの巻き付け後にマンドレルM及び巻付ロール3の回転を継続した期間である。
上述したマンドレルMに対するプリプレグPの巻付工程では、マンドレルMに巻き付けられるプリプレグPの巻付量に応じて、プリプレグPが巻き付けられたマンドレルMの外径が大きくなる。
これに合わせて、マンドレルMの回転速度を下げていく(又は巻付ロール3の回転速度を上げていく)。これにより、マンドレルMにプリプレグPを巻き付ける際に、マンドレルMと巻付ロール3との間で滑りを少なくし、プリプレグPに加わる圧力を適正化することによって、皺や巻き緩み等の発生を防ぐことが可能である。
以上のように、本実施形態によれば、テーパー状のマンドレルMにプリプレグPを適切に巻き付けることができ、なお且つ、このような巻付工程を自動で行うことを可能とした巻回体の製造装置1及び製造方法を提供することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図10に示す巻回体の製造装置1Aについて説明する。なお、図10は、巻回体の製造装置1Aにおける長手方向側の側面図である。 なお、以下の説明では、上記製造装置1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の製造装置1Aは、上記製造装置1が備える押さえロール5の代わりに、マンドレルMに巻き付けられたプリプレグPを押さえる押さえ部材として、複数の押さえローラ16をマンドレルMの軸線方向に並べて配置した構成である。
複数の押さえローラ16は、それぞれのアクチュエータ16aによって、昇降自在に支持されている。これにより、マンドレルMに対する各押さえローラ16の押し付け力を調整することができる。また、プリプレグPが巻き付けられたマンドレルMの外径が大きくなるのに伴って、各押さえローラ16を上方へと移動させることが可能となっている。
本実施形態の製造装置1Aを用いた巻付工程では、上述した製造装置1と同じ操作を繰り返しながら、複数枚のプリプレグPをマンドレルMに自動で巻き付けることが可能である。その後、加熱して硬化させたシャフト(巻回体)からマンドレルMを脱芯する。また、研磨工程や塗装工程を経ることによって、先端に向かって漸次径が細くなる繊維強化プラスチック製の中空シャフト(カーボンシャフト)を製造することができる。
以上のように、本実施形態の製造装置1Aでは、上述した製造装置1と同様に、テーパー状のマンドレルMの基端側と先端側との周長差に合わせて、マンドレルMにプリプレグPを適切に巻き付けることが可能である。
以上のように、本実施形態によれば、テーパー状のマンドレルMにプリプレグPを適切に巻き付けることができ、なお且つ、このような巻付工程を自動で行うことを可能とした巻回体の製造装置1及び製造方法を提供することが可能である。
また、本実施形態の製造装置1Aを用いた巻付工程においても、上述したプリプレグPの先端をマンドレルMと巻付ロール3との間で挟み込んだ後に、マンドレルMの回転を開始することが好ましい。これにより、プリプレグPの先端側を確実にマンドレルMに巻き付けることが可能である。
また、本実施形態の製造装置1Aを用いた巻付工程においても、上述したマンドレルMに巻き付けられるプリプレグPの巻付量に応じて、マンドレルMの回転速度を下げていく又は巻付ロール3の回転速度を上げていくことが好ましい。これにより、マンドレルMにプリプレグPを巻き付ける際に、マンドレルMと巻付ロール3との間で滑りを少なくし、プリプレグPに加わる圧力を適正化することによって、皺や巻き緩み等の発生を防ぐことが可能である。
以上のように、本実施形態によれば、テーパー状のマンドレルMにプリプレグPを適切に巻き付けることができ、なお且つ、このような巻付工程を自動で行うことを可能とした巻回体の製造装置1A及び製造方法を提供することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記製造装置1,1Aでは、マンドレルMを挟んだ下方側に巻付ロール3を配置し、マンドレルMを挟んだ上方側に押さえロール5又は複数の押さえローラ16(押さえ部材)を配置した構成となっているが、それとは逆に配置した構成としてもよい。すなわち、マンドレルMを挟んだ上方側に巻付ロール3を配置し、マンドレルMを挟んだ下方側に押さえロール5又は複数の押さえローラ16(押さえ部材)を配置した構成とすることも可能である。
なお、上記実施形態では、シート体を巻回した巻回体の一例として、ゴルフクラブ用のカーボンシャフトを製造する場合を例に挙げて説明したが、上述したマンドレルMにプリプレグPを巻き付ける場合に必ずしも限定されるものではない。すなわち、本発明は、テーパー状の巻芯にシート体を巻き付ける巻回体の製造装置及び製造方法に対して幅広く適用することが可能である。
1,1A…巻回体の製造装置 2…巻芯回転駆動機構 3…巻付ロール 3a…外周面 4…ロール回転駆動機構 5…押さえロール(押さえ部材) 5a…外周面 6…ステージ 7…装置フレーム 8…フローティング機構 9…下側昇降機構 10…ロール回転支持機構 11…上側昇降機構 12…スライド駆動機構 13…位置合わせガイド 14…吸着機構 15…加温機構 16…押さえローラ(押さえ部材) M…マンドレル(巻芯) P…プリプレグ(シート)

Claims (14)

  1. シート体を巻回した巻回体の製造装置であって、
    前記シート体が巻き付けられる巻芯と、
    前記巻芯を一の方向に回転させる巻芯回転駆動機構と、
    前記シート体が挿入される隙間を挟んで前記巻芯に対向して配置される巻付ロールと、
    前記巻付ロールを前記巻芯の回転軸における回転方向とは反対方向に回転させるロール回転駆動機構とを備え、
    前記巻芯は、基端側から先端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー形状を有し、
    前記巻付ロールは、前記巻芯の基端側と対向する一端側から前記巻芯の先端側と対向する他端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の外周面を有し、且つ、当該外周面が前記巻芯に巻き付けられた前記シート体と軸線方向に亘って接触するように、前記巻芯に対して斜めに配置されていることを特徴とする巻回体の製造装置。
  2. 前記巻付ロールの外周面が弾性体からなることを特徴とする請求項1に記載の巻回体の製造装置。
  3. 前記巻芯を挟んで前記巻付ロールとは反対側に配置される押さえ部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻回体の製造装置。
  4. 前記押さえ部材は、前記巻芯の基端側と対向する一端側から前記巻芯の先端側と対向する他端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の外周面を有し、且つ、当該外周面が前記巻芯に巻き付けられた前記シート体と軸線方向に亘って接触するように、前記巻芯に対して斜めに配置された押さえロールであることを特徴とする請求項3に記載の巻回体の製造装置。
  5. 前記シート体が載置されるステージを備え、
    前記シート体は、前記ステージの上に載置された状態で前記隙間に挿入されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の巻回体の製造装置。
  6. 前記巻芯及び前記巻芯に巻き付けられた前記シート体を加温する加温機構を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の巻回体の製造装置。
  7. シート体を巻回した巻回体の製造方法であって、
    基端側から先端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の巻芯を一の方向に回転させながら、前記巻芯に前記シート体を巻き付ける際に、
    前記巻芯の基端側と対向する一端側から前記巻芯の先端側と対向する他端側に向かって漸次外径が小さくなるテーパー状の外周面を有し、且つ、当該外周面が前記巻芯に巻き付けられた前記シート体と軸線方向に亘って接触するように、前記巻芯に対して斜めに配置された巻付ロールを用いて、
    前記巻付ロールを前記巻芯の回転軸における回転方向とは反対方向に回転させながら、前記隙間に挿入された前記シート体を前記巻芯に巻き付けることを特徴とする巻回体の製造方法。
  8. 前記巻付ロールとして、前記外周面が弾性体からなるものを用いることを特徴とする請求項7に記載の巻回体の製造方法。
  9. 前記巻芯を挟んで前記巻付ロールとは反対側に配置された押さえ部材を用いて、
    前記巻芯に巻き付けられた前記シート体を前記押さえ部材により押さえることを特徴とする請求項7又は8に記載の巻回体の製造方法。
  10. 前記シート体の先端を前記巻芯と前記巻付ロールとの間で挟み込んだ後に、前記巻芯及び前記巻付ロールの回転を開始することを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
  11. 前記巻芯に巻き付けられる前記シート体の巻付量に応じて、前記巻芯の回転速度を下げていく又は前記巻付ロールの回転速度を上げていくことを特徴とする請求項7〜10の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
  12. 前記巻芯に前記シート体が巻き付けられた後に、前記巻芯及び前記巻付ロールの回転を継続することを特徴とする請求項7〜11の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
  13. 前記巻芯及び前記巻芯に巻き付けられた前記シート体を加温することを特徴とする請求項7〜12の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
  14. 前記シート体として、繊維に未硬化の樹脂を含浸させたプリプレグを用い、
    前記巻回体として、先端に向かって漸次径が細くなる繊維強化プラスチック製の中空シャフトを製造することを特徴とする請求項7〜13の何れか一項に記載の巻回体の製造方法。
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