JP6892178B2 - ファンヘッド組立体及び扇風機 - Google Patents

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Description

本願は家庭用電器の分野に関し、特にファンヘッド組立体及び当該ファンヘッド組立体を有する扇風機に関する。
先行技術における扇風機の首振り方式は一般的に以下のいくつかの種類がある。一種類が自動左右首振り+手動上下首振りであり、一種類が自動上下首振り+手動左右首振りであり、もう一種類が自動左右首振り+自動上下首振りの複合首振りである。従来の扇風機のこれらの首振り方式は、具体的な応用において、以下の欠点がある。
1)扇風機の送風基座と吸気基座は相対的に固定して動かないので、送風エリアの範囲への制限が大きく、且つ製品の同質化が進み、差別化セールスポイントがなく、製品の販売促進には不利である。
2)何れの首振り方式も単一の平面首振り方式を簡単に組み合わせているので、本当の意味での空間立体首振りは実現されず、製品の同質化が進み、差別化セールスポイントがなく、製品の販売促進には不利であり、それに、単一の平面首振りの運動軌跡は線形往復運動であるため、方向転換位置で立ち止まるような課題が発生しやすい。
3)単平面首振り方式の各セットは何れも、一つのモータが一組の伝動機構を駆動させることで実現する必要がある。例えば、同期モータで四節リンク構造を駆動するか、或いはステップモータ/逆転可能モータで歯車噛み合い機構を駆動する。その構造が比較的複雑で、且つ複合式の立体首振り技術の難易度が高く、生産や製造が困難であり、投入コストが高い。
本願の一つ目の目的は、従来の首振り式扇風機の送風基座と吸気基座とが相対的に固定して動かないことにより、製品の同質化が進み、差別化セールスポイントがない技術的課題を解決するためのファンヘッド組立体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本願が提供する手段としては、送風基座、前記送風基座の一方に設置されている吸気基座、及び前記送風基座を前記吸気基座に対して回転スイング運動をするように駆動するための回転スイング機構を含み、前記回転スイング機構は前記吸気基座上に装着されている回転スイング駆動モータ及び伝動するように前記回転スイング駆動モータと前記送風基座を接続する回転スイング伝動セットを含むファンヘッド組立体である。
好ましくは、前記送風基座は第一球面を有し、前記吸気基座は前記第一球面と隙間嵌めにされている第二球面を有し、前記第一球面の球心は前記第二球面の球心と重なり合い、前記第一球面は前記第二球面の外で覆っているか、或いは前記第二球面は前記第一球面の外で覆っている。
好ましくは、前記第一球面と前記第二球面との間には1mm−12mmの隙間がある。
好ましくは、前記回転スイング駆動モータは出力シャフトを有し、前記回転スイング伝動セットは前記出力シャフト上に装着されているカム、前記カム上に外嵌されている接続スリーブ、前記接続スリーブと接続されているリンク及び前記リンク上に外嵌されていると共に前記吸気基座と接続されているユニバーサルボール関節構造を含み、前記送風基座は前記リンクと接続され、前記第一球面の球心、前記第二球面の球心及び前記ユニバーサルボール関節構造の球心とは重なり合っている。
好ましくは、前記カムは偏心カムであり、前記リンクの中心軸と前記出力シャフトの中心軸とは夾角Aを成し、前記夾角Aは0°<A≦30°の関係を満たす。
好ましくは、A=5°±3°である。
好ましくは、前記ユニバーサルボール関節構造は前記吸気基座と接続されているユニバーサルボールスリーブ、前記リンク上に外嵌されて且つ前記ユニバーサルボールスリーブ内に穿設されているユニバーサルボールヘッド及び前記ユニバーサルボールヘッドの一端に外嵌されて且つ前記ユニバーサルボールスリーブと接続されているボールヘッド固定カバーを含む。
好ましくは、前記リンクは第一リンク本体と外径が前記第一リンク本体の外径より小さい第二リンク本体を含み、前記第一リンク本体の前記第二リンク本体から遠く離れる端部は前記接続スリーブ上に外嵌されて、前記ユニバーサルボール関節構造は前記第二リンク本体上に外嵌されて、前記送風基座は前記第二リンク本体に接続され、且つ/又は、
前記リンクは中空構造である。
好ましくは、前記吸気基座は吸気網フードと前記吸気網フード内に取り付けられている取付支柱を含み、前記第二球面は前記吸気網フード上に設置されて、前記回転スイング駆動モータは前記取付支柱の一端と接続され、前記ユニバーサルボール関節構造は前記取付支柱の他端と接続されている。
好ましくは、前記吸気網フードは網フード本体、前記網フード本体の一端に取り付けられている中枠及び前記網フード本体内に凸出して設置されているスリーブを含み、前記取付支柱と前記回転スイング駆動モータは何れも前記スリーブ内に収容されて、前記第二球面は前記中枠上に設置されている。
好ましくは、前記吸気基座は更にプラスチック接続具と振動軽減パッドを含み、前記取付支柱は前記プラスチック接続具を通して前記スリーブに接続され、前記振動軽減パッドは前記取付支柱と前記スリーブの間に設置されている第一振動軽減部、前記取付支柱と前記ユニバーサルボール関節構造の間に設置されている第二振動軽減部及び延びて前記スリーブの内側壁に当接されている第三振動軽減部を含む。
好ましくは、前記送風基座は、風フードと前記風フード内に設けられたファンブレードとを備え、前記ファンヘッド組立体はさらに、前記ファンブレードの回転運動を駆動するために前記ファンブレードに接続されている送風駆動モータを含み、前記第一モータは、前記風フードに対して静止している固定子と、前記固定子に回動的に接続されて且つ前記ファンブレードに相対的に静止して接続されている回転子とを含み、前記風フードは前記回転スイング伝動セットに接続されている。
好ましくは、前記送風駆動モータは前記風フード内に設置され、且つ前記固定子は前記風フード及び/又は前記回転スイング伝動セットに接続され;或いは、
前記送風駆動モータは前記風フードの外に設置され、前記固定子は前記回転スイング伝動セットに接続されている。
好ましくは、前記風フードはメインフードケース、前記メインフードケースの一端に組み立てられた前網と前記メインフードケースの他端に組み立てられた後網を含み、前記後網は前記回転スイング機構に接続されている。
本願の第二の目的は、上記のファンヘッド組立体及び前記ファンヘッド組立体に接続されているベース組立体を含み、前記吸気基座が前記ベース組立体上に取り付けられている扇風機を提供することにある。
好ましくは、前記ベース組立体はベース本体と前記ベース本体上に取り付けられて前記ファンヘッド組立体の往復回転を駆動するための首振り機構を含み、前記吸気基座は前記首振り機構に接続されている。
好ましくは、上記扇風機は据置き扇風機、卓上扇風機、床置き扇風機、或いは壁掛け扇風機である。
本願が提供するファンヘッド組立体及び扇風機によれば、ファンヘッド組立体に一つの回転スイング機構を増設して送風基座の回転スイング運動を駆動する。且つ具体的に、吸気基座上に回転スイング駆動モータを取り付けて動力を提供して、回転スイング伝動セットを通して伝送するように駆動モータと送風基座を接続する。こうして、回転スイング駆動モータの起動後に、回転スイング伝動セットは回転スイング駆動モータが出力する動力を回転スイング運動に転換して送風基座を一緒に回転スイング運動させる。これにより送風基座は吸気基座に対して回転スイング運動でき、従来の扇風機において送風基座と吸気基座が互いに固定されて動かない通常な設計構想を打ち破った。しかも、送風基座は吸気基座に対して立体的な回転スイング運動を行うために、製品の運転時に、ハイテク感が溢れて、従来の扇風機製品の同質化が進み、差別化セールスポイントがないという課題をうまく解決でき、製品の販売促進に有利である。それに、送風基座が回転スイング機構による駆動の下で行うのは回転とスイングを組み合わせた立体的な回転スイング運動であるため、即ち、送風基座は同一の動力機構による駆動の下で二種類の首振り方式の組み合わせを実現でき、さらには送風基座に空間立体首振りの機能を実現させるため、送風エリアを有効に広めて、且つ風向きの回転的送り出しを実現でき、送り出される風の感覚はより和やかで自然になる。さらに、送風基座の回転スイング運動軌跡は立体的で連続した周方向閉鎖軌跡であるために、従来の扇風機のように単一の平面内における線形往復運動時に方向転換位置で立ち止まるような課題が発生することはなく、それの従来の通常の上下左右自動首振り扇風機に対してコストがより低く、運動の信頼性はより高い。
本願実施例及び従来技術の技術的手段をより明確に説明するため、以下では、実施例或いは従来技術の説明に必要とされる添付図面を簡単に紹介する。下記説明における添付図面は本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかであって、当業者にとって、創造的な労働を行わないことを前提に、これらの添付図面が示す構造により他の添付図面を得ることができる。
本願の実施例が提供するファンヘッド組立体の組立断面模式図である。 本願の実施例が提供する回転スイング伝動セットの立体分解模式図である。 本願の実施例が提供する送風基座、送風駆動モータと接続支柱の立体分解模式図である。 本願の実施例が提供するファンヘッド組立体の構造概略図である。 本願の実施例が提供するファンヘッド組立体の回転スイング運動原理の概略図である。 本願の実施例が提供する扇風機の組立断面模式図である。添付図面を参照して、実施例と組み合わせて本願目的の実現、機能特徴及び長所をさらに説明する。
以下では、本願実施例における添付図面と組み合わせ、本願実施例における技術的手段を明確且つ完全に説明する。説明される実施例は本願の全ての実施例ではなく、本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わないことを前提に得られた全ての他の実施例は、本願の保護範囲に属する。
本願実施例での全ての方向性指示(例えば上、下、左、右、前、後......)は、当該方向性指示がある特定の姿勢(添付図面に示す)における各部品間の相対的位置関係、移動状況等を説明するためだけに用いられるものであり、もし当該特定の姿勢が変わる場合、当該方向性指示もそれ相当に変わることは、説明しておく必要がある。
素子がもう一つの素子の上に「固定されている」或いは「設置されている」と説明されている場合、それが直接当該もう一つの素子の上に位置するか、或いは介在する素子が同時に存在することが可能となることは、説明しておく必要がある。一つの素子がもう一つの素子に「接続されている」と説明されている場合、それが当該もう一つの素子に直接接続されているか、或いは介在する素子が同時に存在することが可能となる。
また、本願実施例において「第一」、「第二」等に係る説明は説明のために用いられるだけであって、その相対的重要性を提示又は暗示する、或いは提示される技術的特徴の数を暗示的に指定するように理解すべきではない。これにより、「第一」、「第二」に限定されている特徴は明示的或いは暗示的に少なくとも一つの当該特徴を含んでもよい。また、各実施例の技術的手段はお互いに組み合わせることができる。ただし、当業者が実現できることはその基礎である。技術的手段の組み合わせに矛盾が生じるか、実現できない場合には、このような技術的手段の組み合わせが存在しない、且つ本願が請求する保護範囲にないと理解すべきである。
図1−6に示すように、本願の実施例が提供するファンヘッド組立体100は送風基座1、送風基座1の一方に設置されている吸気基座2と送風基座1を吸気基座2に対して回転スイング運動をするように駆動するための回転スイング機構3を含み、回転スイング機構3は吸気基座2上に装着されている回転スイング駆動モータ31と伝動するように回転スイング駆動モータ31と送風基座1を接続する回転スイング伝動セット32を含む。
具体的に、送風基座1はファンヘッド組立体100の送風側であり、吸気基座2はファンヘッド組立体100の吸気側である。具体的な応用において、ファンの運転時、外部の空気は吸気基座2からファンヘッド組立体100内に入り、送風基座1からファンヘッド組立体100の外に排出される。回転スイング駆動モータ31は回転スイング機構3の動力出力部品であり、回転スイング伝動セット32は回転スイング駆動モータ31から出力される動力を回転スイング運動に転換して送風基座1に伝達することで、送風基座1を回転スイング運動生じるように駆動する目的を実現するためのものである。回転スイング運動は一種の空間立体運動であり、具体的に回転とスイングの複合運動であり、その運動軌跡は立体的で連続した周方向閉鎖軌跡である。本願の実施例が提供するファンヘッド組立体100によれば、回転スイング機構3の駆動により、送風基座1は吸気基座2に対して回転スイング運動を行える。これにより従来の扇風機において送風基座1と吸気基座2が互いに固定されて動かない通常な設計構想を打ち破った。しかも、送風基座1は吸気基座2に対して立体的な回転スイング運動を行うために、製品の運転時に、ハイテク感が溢れて、従来の扇風機製品の同質化が進み、差別化セールスポイントがないという課題をうまく解決でき、製品の販売促進に有利である。それに、送風基座1が回転スイング機構3による駆動の下で行うのは回転とスイングを組み合わせた立体的な回転スイング運動であるため、即ち、送風基座1は同一の動力機構による駆動の下で二種類の首振り方式の組み合わせを実現でき、さらには送風基座1に空間立体首振りの機能を実現させるため、送風エリアを有効に広めて、且つ風向きの回転的送り出しを実現でき、送り出される風の感覚はより和やかで自然になる。そして、送風基座1の回転スイング運動軌跡は立体的で連続した周方向閉鎖軌跡であるために、扇風機の単一の平面内における線形往復運動時に方向転換位置で立ち止まるような課題が発生することはなく、製品の運動をより信頼性のあるものにする。
好ましくは、図1、図4と図6に示すように、送風基座1は第一球面110を有し、吸気基座2は第一球面110と隙間嵌めにされている第二球面を有し、第一球面110の球心は第二球面210の球心と重なり合い、第二球面210は第一球面110の外で覆っている。ここで、第二球面210が第一球面110の外で覆っていることにより、送風基座1と吸気基座2を良好に繋ぎ合わせることができる。これにより、一方では、ホコリや異物の回転スイング機構3内への侵入を防止するのにゆりであり、一方では、製品の外観美観の向上に有利であり、さらには、第一球面110と第二球面210とは同心に設置され、且つ第一球面110と第二球面210とは隙間嵌めにされているので、吸気基座2が送風基座1の立体回転スイング運動に干渉する現象はなく、製品運転の信頼性を十分に保証できると共に、送風基座1の運転時に、第二球面210が常に第一球面110の外で覆っているのを保証できるため、製品の運転が安全テストの要求を満たすのを保証しやすくする。勿論、代替の手段として、第一球面110を第二球面210の外で覆うように設置することも可能である。これにより、防塵、異物侵入防止、製品の外観の美観と製品の運転の信頼性を保証する有益な効果を実現できる。
好ましくは、図1、図4と図6に示すように、第一球面110と第二球面210との間には1mm〜12mmの隙間Lがある。具体的に、第一球面110と第二球面210との間Lを小さくしすぎると、送風基座1の回転スイング運動過程において吸気基座2との摩擦現象を起こしやすくなり、送風基座1の回転スイングの円滑さを影響してしまう。一方、第一球面110と第二球面210との間の隙間Lを大きくしすぎると、製品の美観を影響するだけでなく、製品の防塵、異物侵入防止効果にも不利になる。ここで、第一球面110と第二球面210との間の隙間Lを1mm〜12mmに設置することで、送風基座1の回転スイングの円滑さに有利なだけでなく、製品の美観と防塵、異物侵入防止効果の保証にも有利であり、その総合的な性能が良く、大部分の応用場面の需要を満足できる。本実施例の一比較的好ましい実施手段として、第一球面110と第二球面210との間の隙間Lは1mm〜5mmとする。
好ましくは、図1、図2、図4と図6を参照し、回転スイング駆動モータ31は出力シャフト311を有し、回転スイング伝動セット32は出力シャフト311上に装着されているカム321、カム321上に外嵌されている接続スリーブ322、接続スリーブ322と接続されているリンク323及びリンク323上に外嵌されていると共に吸気基座2と接続されているユニバーサルボール関節構造324を含み、送風基座1はリンク323と接続され、第一球面110の球心、第二球面210の球心及びユニバーサルボール関節構造324の球心3240とは重なり合っている。カム321は主に出力シャフト311により出力される回転動力を回転スイング運動に転換するためのものであり、接続スリーブ322は主にカム321とリンク323との接続するためのものであり、リンク323は主にカム321上の回転スイング運動を送風基座1上に伝達して、送風基座1の吸気基座2に対する立体首振り効果を実現するためのものであり、ユニバーサルボール関節構造324は主にリンク323の回転スイング運動に支持点を提供して、リンク323、送風基座1の回転スイング運動の安定性を十分に保証するためのものである。それに、本実施手段では、第一球面110、第二球面210とユニバーサルボール関節構造324を同心に設置することで、回転スイング機構3により送風基座1の回転スイング運動を駆動する場合に第二球面210が常に第一球面110の外で覆い、且つ第二球面210と第一球面110との間の隙間Lを常に一致しするように保証し、吸気基座2の送風基座1の立体回転スイング運動への干渉現象がないように保証しやすくして、製品運転の信頼性と安全性を十分に保証する。
好ましくは、カム321は偏心カムである。リンク323と送風基座1はカム321の駆動において回転スイング駆動モータ31の出力シャフト311に対して立体円錐運動を行えて、これにより送風基座1が立体首振りの効果を実現できるようにする。具体的に、本実施例が提供するファンヘッド組立体100によれば、回転スイング駆動モータ31の駆動の下で、回転スイング伝動セット32は回転スイング駆動モータ31の出力シャフト311周りに立体円錐運動を行うことが可能である。送風基座1が回転スイング伝動セット32と接続されているので、送風基座1は回転スイング伝動セット32と共に立体円錐運動を行って、ファンヘッド本体を固定基座に対して外向きの円錐運転を行わせる。このような簡単な3D運動を通して、扇風機全体の送風範囲を拡大して、小さいサイズの扇風機で大きいサイズの扇風機の送風効果を実現できる。勿論、代替の手段として、カム321は他の形状を採用することも可能である。例えば、カム321は楕円形カム或いは他の不規則な形のカムに設計されて、具体的な応用において、カム321の形状設計により、送風基座1の異なる軌跡の立体首振り効果を実現できる。
具体的に、図1、図4、図5と図6に示すように、リンク323の中心軸3230と出力シャフト311の中心軸3110とは夾角Aを成し、夾角Aは好ましくは0°<A≦30°の関係を満たす。夾角Aは即ち回転スイング機構3が動力を出力する回転スイング角度である。夾角Aを大きく設計するほど、送風基座1の回転スイングの範囲は大きく、送風範囲も大きいが、カム321とリンク323のサイズも大きくなる。ここで、夾角Aを0°〜30°の間と設計することで、多くの送風する場面における需要を満たすことが可能となり、且つ、カム321とリンク323のサイズが大きすぎることもないので、製品の小型化設計に有利であると共に、製品を比較的設計、製造、実現しやすくする。
本実施例の比較的好ましい一実施手段として、A=5°±3°である。ここで、夾角Aを5°前後に設計することで、カム321とリンク323のサイズは何れもちょうどよくなり、且つ製品を比較的設計、製造、実現しやすくする。
好ましくは、図1、図2と図6に示すように、ユニバーサルボール関節構造324は吸気基座2と接続されているユニバーサルボールスリーブ3241、リンク323上に外嵌されて且つユニバーサルボールスリーブ3241内に穿設されているユニバーサルボールヘッド3242及びユニバーサルボールヘッド3242の一端に外嵌されて且つユニバーサルボールスリーブ3241と接続されているボールヘッド固定カバー3243を含む。ユニバーサルボールヘッド3242の回転球心は即ちユニバーサルボール関節構造324の球心3240である。ユニバーサルボールヘッド3242はリンク323と密に嵌合されて且つリンク323と共に運動できる。即ち、ユニバーサルボールヘッド3242はリンク323とは相対的に静止している。ユニバーサルボールスリーブ3241はユニバーサルボールヘッド3242を支持するためのものであり、それがユニバーサルボールヘッド3242の径方向位置を制限すると共に、ユニバーサルボールヘッド3242の一端の軸方向位置を制限できる。ボールヘッド固定カバー3243は主にユニバーサルボールヘッド3242の他端の軸方向位置を制限するためのものである。
具体的に、ユニバーサルボールスリーブ3241内には球面円弧形内壁が設置されて、ユニバーサルボールヘッド3242の外側部には幾つかの間隔を置いて分布されている凸ブロックが凸出して設置されており、各凸ブロックはそれぞれユニバーサルボールスリーブ3241の球面円弧形内壁に当接されている。ここで、ユニバーサルボールヘッド3242はいくつかの凸ブロックを通してユニバーサルボールスリーブ3241との接触嵌合を実現して、ユニバーサルボールヘッド3242がリンク323と共に運動する時に受ける抵抗力の軽減に有利である。
好ましくは、図1、図2と図6に示すように、リンク323は第一リンク本体3231と外径が第一リンク本体3231の外径より小さい第二リンク本体3232を含み、第一リンク本体3231の第二リンク本体3232から遠く離れる端部は接続スリーブ322上に外嵌されて、ユニバーサルボール関節構造324は第二リンク本体3232上に外嵌されて、送風基座1は第二リンク本体3232に接続されている。ユニバーサルボールヘッド3242は第二リンク本体3232上に密に外嵌されている。ここで、第二リンク本体3232の外径を第一リンク本体3231の外径より小さく設計することで、一方では回転スイング駆動モータ31の負荷の軽減に有利で、一方ではファンヘッド組立体100の小型化設計に有利である。
好ましくは、リンク323は中空構造である。即ち、リンク3232はその軸方向に沿って貫通するように設置されている中空内穴を有する。ここで、第一リンク本体3231と第二リンク本体3232と共に中空構造に設置することで、リンク323の重量軽減に有利であり、したがって回転スイング駆動モータ31の負荷の軽減に有利である。
好ましくは、図1、図2、図4と図6に示すように、吸気基座2は吸気網フード21と吸気網フード21内に取り付けられている取付支柱22を含み、第二球面210は吸気網フード21上に設置されて、回転スイング駆動モータ31は取付支柱22の一端と接続され、ユニバーサルボール関節構造324は取付支柱22の他端と接続されている。ここで、回転スイング駆動モータ31とユニバーサルボール関節構造324は何れも取付支柱22を通して吸気網フード21上に取り付けられている。こうして、取付支柱22を柔軟に設計して異なる回転スイング駆動モータ31、ユニバーサルボール関節構造324と吸気網フード21との組立要求を満たしやすく、したがって回転スイング駆動モータ31、ユニバーサルボール関節構造324と吸気網フード21の取付構造の簡素化に有利になる。
好ましくは、取付支柱22は回転スイング駆動モータ31と接続されている第一支持アーム、第一支持アームと間隔を置いて対面するように設置されている第二支持アーム、及び両端がそれぞれ第一支持アームの一端と第二支持アームの一端に接続されている接続アームを含み、ユニバーサルボール関節構造324と固定基座は何れも第二支持アームと接続され、リンクと接続スリーブ322とが接続されている箇所、カム321及び接続スリーブ322は何れも第一支持アームと第二支持アームの間に位置し、即ち、第二リンク本体3232、カム321及び接続スリーブ322は何れも第一支持アームと第二支持アームの間に位置し、こうして、製品の構造のコンパクト性の向上に有利であり、したがって製品の小型化設計に有利である。
好ましくは、第一支持アームと第二支持アームとは間隔を置いて平行に設置されて、接続アームは第一支持アームと第二支持アームの間に垂直に接続されている。
好ましくは、図1、図2、図4と図6に示すように、吸気網フード21は網フード本体211、網フード本体211の一端に取り付けられている中枠212及び網フード本体211内に凸出して設置されているスリーブ213を含み、取付支柱22と回転スイング駆動モータ31は何れもスリーブ213内に収容されて、第二球面210は中枠212上に設置されている。スリーブ213の設置は部品の多くが外に露出するのを防止するためのものであり、製品の外観美観の向上に有利である。網フード本体211上に空気の流動のためにグリッド構造を設置するので、グリッド構造を設置する必要のないな乾く212を増設して、そして中枠2112上に第二球面210を成型することで、第二球面210の加工難易度が小さく、加工コストも低く抑えられる。無論、具体的な応用においては、製造成型の条件において、第二球面210を網フード本体211上に設置することも可能である。
好ましくは、スリーブ213は網フード本体211とは一体成型されている。こうして、製品の寸法精度の保証に有利なだけでなく、スリーブ213と網フード本体211の組立工程を省くことも可能となる。
好ましくは、図1と図6に示すように、吸気基座2はさらにプラスチック接続具23を含み、取付支柱22はプラスチック接続具23を通してスリーブ322に接続されている。ここで、プラスチック接続具23を用いて取付支柱22とスリーブ213を接続することで、取付支柱22とスリーブ213との直接な剛性接続を防止しやすく、したがって取付支柱22からスリーブ213に伝達される振動の軽減に有利になる。
好ましくは、図1と図6に示すように、吸気基座2は更に振動軽減パッド24を含み、振動軽減パッド24はプラスチック接続具23と取付支柱22の間に設置されている第一振動軽減部、取付支柱22とユニバーサルボール関節構造324の間に設置されている第二振動軽減部及び延びてスリーブ213の内側壁に当接されている第三振動軽減部を含む。第一振動軽減部は主に取付支柱22とプラスチック接続具23との間の振動伝達を軽減するためのものであり、第二振動軽減部は主に取付支柱22とユニバーサルボール関節構造324との間の振動伝達を軽減するためのものであり、第三振動軽減部は主にスリーブ213と取付支柱22、プラスチック接続具23との間の振動伝達を軽減するためのものである。ここでは、振動軽減パッド24の設計によれば、回転スイング機構3から後網113基座上に伝わる振動の減少に有利であるために、製品運転の平穏性の向上に有利になる。
好ましくは、図1、図3、図4及び図6に示すように、送風基座1は、風フード11と、風フード11内に設けられたファンブレード12とを備え、ファンヘッド組立体100はさらに、ファンブレード12の回転運動を駆動するためにファンブレード12に接続されている送風駆動モータ4を含み、第一モータは、風フード11に対して静止している固定子41と、固定子41に回動的に接続されて且つファンブレード12に相対的に静止して接続されている回転子42とを含み、風フード11は回転スイング伝動セット32に接続されている。風フード11は具体的に、回転スイング伝動セット32のリンク323と接続されている。固定子41と風フード11とが相対的に静止しているとは、扇風機の運転時に、固定子41と風フード11との間に相対的運動が生じないことを意味する。回転子42とファンブレード12とが相対的に静止しているとは、扇風機の運転時に、回転子42とファンブレード12との間に相対的運動が生じないことを意味する。固定子41と風フード11との相対的な静止を実現するために、具体的な応用では、以下の二種類の設置方式の内の一つを採用できる。第一種類の設置方式は、固定子41を風フード11に組み立てて取り付ける。第二種類は、固定子41と風フード11との間に組立接続関係がなく、固定子41と風フード11とがそれぞれ回転スイング伝動セット32に接続され、これにより、固定子41は 回転スイング伝動セット32を介して風フード11と間接的な接続を実現できる。本実施例では、風フード11と固定子41とが相対的に静止している関係にあり、回転子42が固定子41とは互いに接続されており、回転子42はファンブレード12とは互いに接続されているため、回転スイング機構3は同時に風フード11、ファンブレード12、送風駆動モータ4を回転スイング運動するように駆動できる。これにより風フード11とファンブレード12は回転スイング機構3の駆動の下で一緒に立体回転スイング運動を行うことが可能となり、製品の運転時にハイテク感が溢れて、従来の扇風機製品の同質化が進み、差別化セールスポイントがない課題をうまく解決でき、製品の販売促進に有利である。風フード11がファンブレード12と一緒に回転スイング運動することで、扇風機の送風エリアの範囲を有効に拡大して、且つ風向きの回転的送り出しを実現して、扇風機による風感をより和やかで自然にする。
好ましくは、図1、図3、図4と図6に示すように、送風駆動モータ4は風フード11内に取り付けられて、固定子41は風フード11に接続されている。当該手段において、風フード11と回転スイング機構3の間に直接接続関係が存在しており、固定子41と回転スイング機構3の間には直接接続関係が存在しない。固定子41が風フード11に接続されているため、固定子41と風フード11とが相対的に静止する設計要求だけではなく、固定子41と風フード11とが回転スイング機構3による駆動の下で共に回転スイング運動する設計要求を満たしている。勿論、具体的な応用において、送風駆動モータ4の取付方法はそれに限定されない。例えば、送風駆動モータ4が風フード11内に取り付けられている場合、固定子41を同時に風フード11と回転スイング伝動セット32に接続されるように設計でき、或いは、固定子41を風フード11とは接続されずに直接回転スイング伝動セット32と接続されるように設計できる。また、送風駆動モータ4を風フード11の外に取り付けられて、且つ固定子41が回転スイング伝動セット32に接続されるように設計できる。これらの代替の手段は何れも同時に、固定子41と風フード11とが相対的に静止する設計要求及び固定子41と風フード11が共に回転スイング機構3による駆動の下で一緒に回転スイング運動できる設計要求を満たせる。
好ましくは、図1、図3と図6に示すように、固定子41は一つの接続支柱11を通して風フード11に接続されている。こうして、接続支柱の柔軟な設計を通して異なる送風駆動モータ4と風フード11との組立需要を満たして、送風駆動モータ4と風フード11の取付構造の簡素化に有利になる。勿論、代替の手段として、接続支柱5を設計することなく、固定子41を直接風フード11に接続されるように設計してもよい。
好ましくは、図1と図3〜6に示すように、風フード11はメインフードケース111、メインフードケース11の一端に組み立てられた前網112とメインフードケース111の他端に組み立てられた後網113を含み、後網113は回転スイング伝動セット32に接続されている。後網113は具体的に、回転スイング伝動セット32のリンク323と接続されている。ファンブレード12と送風駆動モータ4は、メインフードケース111、前網112と後網113とが囲むことにより形成されたチャンバー内に収容されている。前網112は送風基座1の送風側であり、後網113は送風基座1の吸気側である。前網112と後網113は何れもメインフードケース111と接続されているため、回転スイング伝動セット32がメインフードケース111を回転スイング運動させると、前網112と後網113もそれと共に回転スイング運動を行う。
本実施例では、固定子41は接続支柱5を通して後網113に接続されている。勿論、具体的な応用において、固定子41は後網113に直接接続されてもよい。
好ましくは、第一球面110はメインフードケース111上に設けられている。前網112と後網113上には空気流通を容易にするグリッド構造を設計する必要があって、メインフードケース111上にはグリッド構造を設計する必要がないので、その構造が比較的簡単である。このため、メインフードケース111上に第一球面110を製造や成型することは加工の難易度が小さく、加工のコストが低いという利点がある。無論、具体的な応用において、第一球面110がメインフードケース111上に設置される設計方式に限らず、例えば、第一球面110をメインフードケース111上に設置してもよい。
さらに、図6に示すように、本実施例ではさらに扇風機を提供する。当該扇風機は上記のファンヘッド組立体100及びファンヘッド組立体100に接続されているベース組立体200を含み、吸気基座2はベース組立体200上に取り付けられている。ベース組立体200は、主に、ファンヘッド組立体100を支持して、扇風機の応用場面における配置を実現するためのものである。本実施例が提供する扇風機によれば、上記のファンヘッド組立体100を採用するので、扇風機の送風エリアの範囲を拡大し、且つ風向きの回転的送り出しを実現して、扇風機による風感をより和やかで自然にする。一方、製品コストの削減と製品の運動信頼性の向上に有利である。また、扇風機の運転時にハイテク感が溢れて、製品の差別化セールスポイントを増やし、製品の販売促進に有利である。
好ましくは、図6に示すように、ベース組立体200はベース本体201とベース本体201上に取り付けられてファンヘッド組立体100の往復回転を駆動するための首振り機構202を含み、吸気基座2は首振り機構202に接続されている。首振り機構202は具体的に、首振りモータとクランクロッカー機構を含む。首振り機構202の設置により、ファンヘッド組立体100の平面首振り運動を可能にして、製品の送風エリアの範囲拡大に有利になる。
好ましくは、本実施例では、扇風機は卓上扇風機或いは据置き扇風機である。勿論、具体的な応用において、本実施例が提供する扇風機は床置き扇風機或いは壁掛け扇風機とすることも可能である。即ち、本実施例のファンヘッド組立体100は据置き扇風機、卓上扇風機、床置き扇風機、壁掛け扇風機に適用できる。且つ、据置き扇風機、卓上扇風機、床置き扇風機、壁掛け扇風機が本実施例のファンヘッド組立体100を採用することで、何れも送風エリアの範囲を拡大して、扇風機による風感をより和やかで自然にし、製品の運動の信頼性と製品運転時のハイテク感を向上させ、製品の差別化セールスポイントを増やす有益な効果を達成できる。
以上に述べたことは本願の好ましい実施例にすぎず、それによって本願の特許の範囲を制限するわけではない。本願の出願構想の下で、本願の明細書及び添付図面の内容を利用してなされた等価構造変換、或いは他の関連する技術分野への直接/間接的な応用は、何れも本願の特許の保護範囲に含まれる。
100 ファンヘッド組立体
1 送風基座
11 風フード
110 第一球面
111 メインフードケース
112 前網
113 後網
12 ファンブレード
2 吸気基座
21 吸気網フード
210 第二球面
211 網フード本体
212 中枠
213 スリーブ
22 取付支柱
23 プラスチック接続具
24 振動軽減パッド
3 回転スイング機構
31 回転スイング駆動モータ
311 出力シャフト
3110 出力シャフトの中心軸
32 回転スイング伝動セット
321 カム
322 接続スリーブ
323 リンク
3230 リンクの中心軸
3231 第一リンク本体
3232 第二リンク本体
324 ユニバーサルボール関節構造
3240 ユニバーサルボール関節構造の球心
3241 ユニバーサルボールスリーブ
3242 ユニバーサルボールヘッド
3243 ボールヘッド固定カバー
4 送風駆動モータ
41 固定子
42 回転子
5 接続支柱
200 ベース組立体
201 ベース本体
202 スイング機構

Claims (16)

  1. 送風基座および前記送風基座の一方に設置されている吸気基座を含むファンヘッド組立体であって、さらに前記送風基座を前記吸気基座に対して回転スイング運動をするように駆動するための回転スイング機構を含み、前記回転スイング機構は前記吸気基座に装着されている回転スイング駆動モータ及び伝動するように前記回転スイング駆動モータと前記送風基座を接続する回転スイング伝動セットを含
    前記送風基座は第一球面を有し、前記吸気基座は前記第一球面と隙間嵌めにされている第二球面を有し、前記第一球面の球心は前記第二球面の球心と重なり合い、前記第一球面は前記第二球面の外で覆っているか、或いは前記第二球面は前記第一球面の外で覆っており、
    前記回転スイング駆動モータは出力シャフトを有し、前記回転スイング伝動セットは前記出力シャフトに装着されているカム、前記カムに外嵌されている接続スリーブ、前記接続スリーブと接続されているリンク及び前記リンクに外嵌されていると共に前記吸気基座と接続されているユニバーサルボール関節構造を含み、前記送風基座は前記リンクと接続される、ファンヘッド組立体。
  2. 前記第一球面と前記第二球面との間には1mm〜12mmの隙間がある、請求項に記載のファンヘッド組立体。
  3. 記第一球面の球心、前記第二球面の球心及び前記ユニバーサルボール関節構造の球心とは重なり合っている、請求項に記載のファンヘッド組立体。
  4. 前記カムは偏心カムであり、前記リンクの中心軸と前記出力シャフトの中心軸とは夾角Aを成し、前記夾角Aは0°<A≦30°の関係を満たす、請求項に記載のファンヘッド組立体。
  5. A=5°±3°である、請求項に記載のファンヘッド組立体。
  6. 前記ユニバーサルボール関節構造は前記吸気基座と接続されているユニバーサルボールスリーブ、前記リンクに外嵌されて且つ前記ユニバーサルボールスリーブ内に穿設されているユニバーサルボールヘッド及び前記ユニバーサルボールヘッドの一端に外嵌されて且つ前記ユニバーサルボールスリーブと接続されているボールヘッド固定カバーを含む、請求項に記載のファンヘッド組立体。
  7. 前記リンクは第一リンク本体と外径が前記第一リンク本体の外径より小さい第二リンク本体を含み、前記第一リンク本体の前記第二リンク本体から遠く離れる端部は前記接続スリーブに外嵌されて、前記ユニバーサルボール関節構造は前記第二リンク本体に外嵌されて、前記送風基座は前記第二リンク本体に接続され、且つ/又は、
    前記リンクは中空構造である、請求項に記載のファンヘッド組立体。
  8. 前記吸気基座は吸気網フードと前記吸気網フード内に取り付けられている取付支柱を含み、前記第二球面は前記吸気網フードに設置されて、前記回転スイング駆動モータは前記取付支柱の一端と接続され、前記ユニバーサルボール関節構造は前記取付支柱の他端と接続されている、請求項に記載のファンヘッド組立体。
  9. 前記吸気網フードは網フード本体、前記網フード本体の一端に取り付けられている中枠及び前記網フード本体内に凸出して設置されているスリーブを含み、前記取付支柱と前記回転スイング駆動モータは何れも前記スリーブ内に収容されて、前記第二球面は前記中枠に設置されている、請求項に記載のファンヘッド組立体。
  10. 前記吸気基座は更にプラスチック接続具と振動軽減パッドを含み、前記取付支柱は前記プラスチック接続具を通して前記スリーブに接続され、前記振動軽減パッドは前記取付支柱と前記スリーブの間に設置されている第一振動軽減部、前記取付支柱と前記ユニバーサルボール関節構造の間に設置されている第二振動軽減部及び延びて前記スリーブの内側壁に当接されている第三振動軽減部を含む、請求項に記載のファンヘッド組立体。
  11. 前記送風基座は、風フードと前記風フード内に設けられたファンブレードとを備え、前記ファンヘッド組立体はさらに、前記ファンブレードの回転運動を駆動するために前記ファンブレードに接続されている送風駆動モータを含み、前記送風駆動モータは、前記風フードに対して静止している固定子と、前記固定子に回動的に接続されて且つ前記ファンブレードに相対的に静止して接続されている回転子とを含み、前記風フードは前記回転スイング伝動セットに接続されている、請求項1に記載のファンヘッド組立体。
  12. 前記送風駆動モータは前記風フード内に設置され、且つ前記固定子は前記風フード及び/又は前記回転スイング伝動セットに接続され;或いは、
    前記送風駆動モータは前記風フードの外に設置され、前記固定子は前記回転スイング伝動セットに接続されている請求項11に記載のファンヘッド組立体。
  13. 前記風フードはメインフードケース、前記メインフードケースの一端に組み立てられた前網と前記メインフードケースの他端に組み立てられた後網を含み、前記後網は前記回転スイング機構に接続されている、請求項12に記載のファンヘッド組立体。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のファンヘッド組立体と前記ファンヘッド組立体に接続されているベース組立体と、を含む扇風機。
  15. 前記ベース組立体はベース本体と前記ベース本体に取り付けられて前記ファンヘッド組立体の往復回転を駆動するための首振り機構を含み、前記吸気基座は前記首振り機構に接続されている、請求項14に記載の扇風機。
  16. 前記扇風機は据置き扇風機、卓上扇風機、床置き扇風機、或いは壁掛け扇風機である、請求項14または15に記載の扇風機。
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