JP6892172B1 - 補助錠装置 - Google Patents
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Abstract
Description
<1.補助錠装置の概要>
本実施形態は、建物内に設置された室内扉に本開示に係る補助錠装置の一例が適用されたものである。図1に示されるように、本実施形態に係る補助錠装置10は、扉枠1に対して室内側に変位する扉2を有する内開き扉に適用される。
補助錠装置10は、図8に示されように、取付金具20及びロックカバー30等を少なくとも備える。ロックカバー30は、図9に示されるように、取付金具20に対して着脱自在である。
取付金具20は、扉2の外縁部に装着される金属板製の金具である(図1参照)。当該取付金具20は、図10に示されるように、挟込部21、金具本体22及び当て部23等を少なくとも有する。
ロックカバー30は、図9に示されるように、係止部31及びカバー本体32等を少なくとも有する略L字状の樹脂部材である。係止部31は、図1に示されるように、扉2と反対側、つまり室外側から扉枠1に接触して扉枠1に引っ掛けられて係止される部位である。
金具本体22は、図9に示されるように、第1補強板22C及び第2補強板22D等を少なくとも有する。
補助錠装置10を利用する者(以下、利用者という。)は、先ず、取付金具20の挟込部21を扉2の外縁部に固定する(図1参照)。次に、利用者は、金具本体22の先端が差込穴31Aに嵌り込むように、室外からロックカバー30を取付金具20に装着する(図1参照)。
本実施形態に係る補助錠装置10では、第1補強板22C及び第2補強板22Dが帯板部22Aの補強リブとして機能する。さらに、第1補強板22C及び第2補強板22Dが当て部23に接触することにより、金具本体22が大きく撓むことが確実に規制される。したがって、特許文献1に記載の離反阻止部を用いることなく、ロックカバー30が扉枠から離間することを抑制可能な補助錠装置を得ることができ得る。
上述の実施形態では、第1補強板22Cと第2補強板22Dとは、先端側に向かうほど互いに近づくように帯板部22Aに対して傾いていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、先端側に向かうほど互いに離間するように第1補強板22Cと第2補強板22Dとが帯板部22Aに対して傾いた構成、第1補強板22Cと第2補強板22Dとが互いに平行な構成であってもよい。
21… 挟込部 21A… 固定具 22… 金具本体
22A… 帯板部 22B… 錠装着部 22C… 第1補強板
22D… 第2補強板 22E… 第3補強板 22F… 第4補強板
23… 当て部 30… ロックカバー 31… 係止部
31A… 差込穴 32… カバー本体
Claims (6)
- 扉枠に対して揺動変位する扉に適用される補助錠装置において、
前記扉の外縁部に装着される金属板製の取付金具と、
略L字状に形成されたロックカバーとを備え、
前記取付金具は、
前記扉の外縁部を挟み込むための挟込部、
前記挟込部が前記扉に固定されたときに、当該挟込部から扉枠の内縁部に沿うように延びる帯板部を有する金具本体、及び
前記金具本体の前記挟込部側の端部に設けられた当て部であって、当該金具本体を挟んで前記挟込部と反対側に延出して前記扉と接触可能な当て部を有し、かつ、
前記金具本体の先端側には、錠前が装着可能な錠装着部が設けられており、
前記ロックカバーは、
前記扉の揺動方向において当該扉と反対側から前記扉枠に接触して当該扉枠に係止される係止部であって、前記金具本体が貫通挿入される差込穴が設けられた係止部、及び
前記係止部から前記当て部側に向けて延びるカバー本体を有しており、
前記金具本体は、
前記帯板部の幅方向一端側から前記カバー本体側に延出した帯板状の第1補強板であって、延出方向が当該帯板部の板面に対して傾いている第1補強板、及び
前記帯板部の幅方向他端側から前記カバー本体側に延出した帯板状の第2補強板であって、延出方向が当該帯板部の板面に対して傾いている第2補強板を有しており、
さらに、前記第1補強板及び前記第2補強板は、前記当て部に接触した状態、又は前記帯板部の先端側が前記カバー本体側に予め決められた寸法を超えて撓んだときに前記当て部に接触する構成である
補助錠装置。 - 前記第1補強板は、先端側が根元側に比べて前記第2補強板に近づくように傾いており、
前記第2補強板は、先端側が根元側に比べて前記第1補強板に近づくように傾いている請求項1に記載の補助錠装置。 - 前記帯板部に固定され、当該帯板部に沿って延びる帯板状の第3補強板を有し、
前記第3補強板は、前記帯板部のうち前記カバー本体と反対側に配置されて当該帯板部に固定されており、
さらに、前記第3補強板のうち前記当て部側には、前記カバー本体と反対側に向けて延出し、かつ、前記挟込部に固定された板状の第4補強板が設けられている請求項1又は2に記載の補助錠装置。 - 前記挟込部、前記帯板部及び前記当て部は、1枚の帯板材が折り曲げられて構成された一体品であり、
前記第1補強板〜前記第4補強板は、1枚の板材が折り曲げられて構成された一体品である請求項3に記載の補助錠装置。 - 前記差込穴には、前記帯板部、前記第1補強板、前記第2補強板及び前記第3補強板が挿入可能である請求項4に記載の補助錠装置。
- 前記ロックカバーには、前記当て部が嵌り込み可能な凹部が設けられている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の補助錠装置。
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