JP6892093B2 - 医療情報管理クラウドシステム、医療情報管理クラウドシステムのプログラム - Google Patents
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つまり、別の医療機関による重複検査や重複診断を回避して医療費や時間の負担を削減することができる。
さらに、患者による同意する操作の認証が2次元コードの表示および読み取りによって行われるため、患者は同意する操作を簡単に行うことができる。
また、医療機関用端末が特定されるため、その医療機関用端末のみに対して閲覧制限を所定期間解除してセキュリティを高めることができる。
さらに、同じ検査を複数行った場合について、検査結果の値の増減傾向がわかるため、医師は患者の健康状態がよくなっているのか否かを簡単に判断することができる。
また、患者の既往歴が時系列順に並んで表示されるため、医師は患者の既往歴を時系列順に簡単に確認することができる。
つまり、別の医療機関による重複検査や重複診断を回避して医療費や時間の負担を削減することができる。
さらに、患者による同意する操作の認証が2次元コードの表示および読み取りによって行われるため、患者は同意する操作を簡単に行うことができる。
また、医療機関用端末が特定されるため、その医療機関用端末のみに対して閲覧制限を所定期間解除してセキュリティを高めることができる。
また、本発明の医療情報管理クラウドシステムのプログラムは、サーバが、医療機関用端末において入力された患者の医療情報を医療機関毎に保存する医療情報保存ステップと、サーバが、医療機関用端末および患者のユーザー端末の少なくとも一方における患者の情報開示についての患者による同意する操作の有無を判定する同意有無判定ステップと、同意する操作ありの場合、サーバが、同意する操作があった患者の医療情報についての閲覧制限を所定期間解除する閲覧制限解除ステップと、医療機関用端末のブラウザが、同意する操作のあった患者についての医療情報を表示する医療情報表示ステップとを具備していることにより、患者の医療情報を有する医療機関と異なる医療機関は、患者の医療情報を有する医療機関の患者の検査結果や診断結果などの医療情報を簡単に取得して患者を診察する際に役立てることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
さらに、患者のユーザー端末は、持ち運び自在なノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末など表示部と操作部とを有して情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、サーバは、1つのサーバやクラウド上の複数のサーバでもよい。
ここで、図1は、本発明の実施例である医療情報管理クラウドシステム100の概念を示す図であり、図2は、本発明の実施例である医療情報管理クラウドシステム100の動作例を示すチャート図であり、図3(A)は、本発明の実施例である医療情報管理クラウドシステム100のコンピュータ端末110Bのブラウザ111の同意認証前の医療情報管理画面112の一例を示す図であり、図3(B)は、同意認証後の医療情報管理画面112で血液の検査情報MDの時系列表示例を示す図であり、図4は、同意認証後の医療情報管理画面112でレントゲンの検査情報MDの表示例を示す図である。
このうち、タブレット端末110Aは、医療機関としてのA医院に設けられている。
また、コンピュータ端末110Bは、医療機関としてのB医院に設けられている。
さらに、患者のスマートフォン端末130は、患者に携行されている。
A医院では、医師などの医療機関担当者が、タブレット端末110Aを用いて医療情報管理クラウドシステム100にログインして、患者についての診察内容、診察結果、検査内容および検査結果(検査情報MD)についての情報をタブレット端末110Aに入力する。
すると、入力された患者の医療情報が、タブレット端末110Aからサーバ120へ送信され、サーバ120が、タブレット端末110Aから受信した患者の医療情報を保存するように構成されている。
患者は、B医院の医師の診察を受ける。
本実施例では、サーバ120が、医療機関用端末であるB医院のコンピュータ端末110Bおよび患者のスマートフォン端末130の少なくとも一方における患者の情報開示についての患者による同意する操作の有無を判定し、同意する操作ありの場合、同意する操作があった患者の医療情報についての閲覧制限を所定期間解除するように構成されている。
同意する操作の一例として、患者のスマートフォン端末130に所定の2次元コード131を表示する。
すると、サーバ120が、同意する操作ありと判定し、同意する操作があった対象であるA医院において入力された患者の医療情報についての閲覧制限を所定期間解除する。
そして、B医院のコンピュータ端末110Bのブラウザ111が、サーバ120にアクセスして、同意する操作のあった患者についての医療情報を表示するように構成されている。
その結果、患者の医療情報(検査情報MD)を有するA医院と異なるB医院は、患者の医療情報を有するA医院の患者の検査結果(検査情報MD)や診断結果などの医療情報を簡単に取得して患者を診察する際に役立てることができる。
つまり、別の医療機関による重複検査や重複診断を回避して医療費や時間の負担を削減することができる。
また、B医院のコンピュータ端末110Bのみを操作して、患者がIDやパスワードを入力したり、B医院のコンピュータ端末110Bのカメラにより顔認証を行ってサーバ120における閲覧制限を解除する操作でもよい。
図2に示すように、ステップS1では、医療情報入力判定ステップとして、医療機関用端末としてのA医院のタブレット端末110Aにおいて患者の医療情報が入力され、タブレット端末110Aからサーバ120へ送信されて、サーバ120がタブレット端末110Aから患者の医療情報を受信したか否かを判定する。
入力があり患者の医療情報を受信したと判定した場合はステップS2へ進み、他方、まだ受信していないと判定した場合はステップS1を繰り返す。
ステップS3では、同意有無判定ステップとして、サーバ120が、医療機関用端末としてのB医院のコンピュータ端末110Bおよび患者のスマートフォン端末130の少なくとも一方における患者の情報開示についての患者による同意する操作の有無を判定する。
同意する操作は、前述したように、患者のスマートフォン端末130に2次元コード131を表示させて、B医院のコンピュータ端末110Bの2次元コードリーダー機能によって読み取る構成でもよい。
その結果、患者は同意する操作を簡単に行うことができる。
さらに、本実施例では、2次元コード131が、患者のスマートフォン端末130によって所定時間毎に変更して生成される構成である。
これにより、2次元コード131が所謂、ワンタイムパスワード認証となる。
その結果、セキュリティを強化することができる。
なお、患者のスマートフォン端末130に代えてサーバ120によって2次元コード131が所定時間毎に変更して生成され、患者のスマートフォン端末130に2次元コード131を表示させる構成でもよい。
そして、スマートフォン端末130とサーバ120とが連携して患者の医療情報のID、パスワードや2次元コード131などが管理されるように構成されているものとする。
さらに、患者のB医院のコンピュータ端末110Bの操作によって、患者のIDやパスワードが入力されたり、B医院のコンピュータ端末110Bのカメラにより顔認証が行われてサーバ120における閲覧制限が解除される構成でもよい。
例えば、図3(A)に示すように、B医院のコンピュータ端末110Bが、医療情報管理クラウドシステム100にログインすると、コンピュータ端末110Bのブラウザ111が、医療情報管理画面112を表示する。
そして、B医院の医師が、知りたい医療情報をチェックボックスで選択して、同意認証ボタンを押すと、患者の同意する操作を受付自在な状態になるように構成してもよい。
なお、図3(B)に示すように、医療情報管理画面112は、医療機関名や検査項目について、時系列順に表示切り替え自在に構成されていることが望ましい。
例えば、医療情報管理画面112は、複数の医療機関として、A医院の血液検査の結果(検査情報MD)および○○クリニックの血液検査の結果(検査情報MD)を時系列順に表示する。
これにより、同じ検査項目の検査結果が時系列順に並んで表示される。
その結果、検査結果の古い新しいによって取捨選択することができるからである。
さらに、同じ検査を複数行った場合について、検査結果の値の増減傾向がわかる。
その結果、医師は、患者の健康状態がよくなっているのか否かを簡単に判断することができるからである。
また、患者の既往歴が時系列順に並んで表示される。
その結果、医師は患者の既往歴を時系列順に簡単に確認することができるからである。
これにより、後述するように、患者が指定した医療機関における患者の医療情報のみがB医院のコンピュータ端末110Bのブラウザ111に表示される。
その結果、患者が開示したくない医療情報については閲覧制限をかけたままにして患者のプライバシーを尊重することができる。
これにより、後述するように、患者が指定した医療機関の診療科における患者の医療情報のみがB医院のコンピュータ端末110Bのブラウザ111に表示される。
その結果、患者が開示したくない医療情報については閲覧制限をかけたままにして患者のプライバシーを尊重することができる。
同意する操作ありと判定した場合はステップS4へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS3を繰り返す。
なお、B医院のコンピュータ端末110Bが患者のスマートフォン端末130に表示された2次元コード131を読み込んでサーバ120にアクセスした場合、サーバ120は、端末を特定する情報としてB医院のコンピュータ端末110Bに対して、B医院のコンピュータ端末110Bのインターネット・プロトコル・アドレス情報(IPアドレス情報)、メディア・アクセス・コントロール・アドレス情報(MACアドレス情報)、端末の現在地情報の少なくとも1つを要求し、これに基づいてB医院のコンピュータ端末110Bがインターネット・プロトコル・アドレス情報(IPアドレス情報)、メディア・アクセス・コントロール・アドレス情報(MACアドレス情報)や端末の現在地情報をサーバ120へ送信する。
そして、このB医院のコンピュータ端末110Bを特定して、閲覧制限を解除するように構成してもよい。
これにより、B医院のコンピュータ端末110Bが特定される。
その結果、そのB医院のコンピュータ端末110Bのみに対して閲覧制限を所定期間解除してセキュリティを高めることができる。
図4に示すように、B医院のコンピュータ端末110Bのブラウザ111が、A医院の検査情報MD(検査結果)であるレントゲン撮影の画像を表示する。
これにより、前述したように、患者の医療情報を有する医療機関としてのA医院と異なる医療機関としてのB医院において患者が同意する操作をすると閲覧制限が所定期間解除されて、患者の医療情報を有するA医院と異なるB医院のコンピュータ端末110Bにおいて同意する操作のあった患者についての医療情報が表示される。
その結果、患者の医療情報を有するA医院と異なるB医院は、患者の医療情報を有するA医院の患者の検査結果や診断結果などの医療情報を簡単に取得して患者を診察する際に役立てることができる。
つまり、別の医療機関による重複検査や重複診断を回避して医療費や時間の負担を削減することができる。
なお、同意する操作の一例として2次元コード131をスマートフォン端末130に表示してB医院のコンピュータ端末110Bに読み取らせたが、1次元の所謂、バーコードでもよいのは勿論である。
110A・・・ (A医院の)タブレット端末(医療機関用端末)
110B・・・ (B医院の)コンピュータ端末(医療機関用端末)
111 ・・・ ブラウザ
112 ・・・ 医療情報管理画面
120 ・・・ サーバ
130 ・・・ (患者の)スマートフォン端末(ユーザー端末)
131 ・・・ 2次元コード
MD ・・・ 検査情報
Claims (5)
- 複数の医療機関に設けられて患者の医療情報を入力自在な医療機関用端末と、患者の医療情報を保存するサーバとを備えて患者の医療情報を管理する医療情報管理クラウドシステムであって、
前記サーバが、前記医療機関用端末において入力された患者の医療情報を医療機関毎に保存し、患者の操作によって患者のユーザー端末に表示された2次元コードを、医療機関用端末によって読み取ることで患者の情報開示についての患者による同意する操作の有無を判定し、同意する操作ありの場合、前記医療機関用端末に対して端末を特定する情報としてのインターネット・プロトコル・アドレス情報およびメディア・アクセス・コントロール・アドレス情報を要求し、
前記医療機関用端末が、前記サーバからの要求に基づいて端末を特定する情報としてのインターネット・プロトコル・アドレス情報およびメディア・アクセス・コントロール・アドレス情報を送信し、
前記サーバが、前記端末を特定する情報としてのインターネット・プロトコル・アドレス情報およびメディア・アクセス・コントロール・アドレス情報に基づいて医療機関用端末のみに対して同意する操作があった患者の医療情報についての閲覧制限を所定期間解除し、
前記医療機関用端末のブラウザが、前記同意する操作のあった患者についての医療情報を表示する構成であることを特徴とする医療情報管理クラウドシステム。 - 前記2次元コードが、前記患者のユーザー端末またはサーバによって所定時間毎に変更して生成される構成であることを特徴とする請求項1に記載の医療情報管理クラウドシステム。
- 前記サーバが、前記医療機関用端末および患者のユーザー端末の少なくとも一方における患者による医療機関を指定する操作および患者の情報開示についての患者による同意する操作の有無を判定し、指定する操作および同意する操作ありの場合、同意する操作があった患者についての指定された医療機関における医療情報についての閲覧制限を所定期間解除し、
前記医療機関用端末のブラウザが、前記同意する操作のあった患者についての指定された医療機関における医療情報を表示する構成であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療情報管理クラウドシステム。 - 前記医療機関用端末のブラウザが、前記同意する操作のあった患者についての指定された医療機関における医療情報を時系列順に表示切り替え自在な構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の医療情報管理クラウドシステム。
- 複数の医療機関に設けられて患者の医療情報を入力自在な医療機関用端末と、患者の医療情報を保存するサーバとを備えて患者の医療情報を管理する医療情報管理クラウドシステムのプログラムであって、
前記サーバが、前記医療機関用端末において入力された患者の医療情報を医療機関毎に保存する医療情報保存ステップと、
患者の操作によって患者のユーザー端末に表示された2次元コードを、医療機関用端末によって読み取ることで、前記サーバが、患者の情報開示についての患者による同意する操作の有無を判定する同意有無判定ステップと、
前記同意する操作ありの場合、前記サーバが、前記医療機関用端末に対して端末を特定する情報としてのインターネット・プロトコル・アドレス情報およびメディア・アクセス・コントロール・アドレス情報を要求し、前記医療機関用端末が、前記サーバからの要求に基づいて端末を特定する情報としてのインターネット・プロトコル・アドレス情報およびメディア・アクセス・コントロール・アドレス情報を送信し、前記サーバが、前記端末を特定する情報としてのインターネット・プロトコル・アドレス情報およびメディア・アクセス・コントロール・アドレス情報に基づいて医療機関用端末のみに対して同意する操作があった患者の医療情報についての閲覧制限を所定期間解除する閲覧制限解除ステップと、
前記医療機関用端末のブラウザが、前記同意する操作のあった患者についての医療情報を表示する医療情報表示ステップとを具備していることを特徴とする医療情報管理クラウドシステムのプログラム。
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JP2019150211A JP6892093B2 (ja) | 2019-08-20 | 2019-08-20 | 医療情報管理クラウドシステム、医療情報管理クラウドシステムのプログラム |
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