JP6891798B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダブロックの内部を流通した冷却水がシリンダブロックの内部に流入するように冷却水の流通経路が構成されている内燃機関に関する。
特許文献1には、一対の吸気ポートと一対の排気ポートとが気筒毎に設けられている内燃機関のシリンダヘッドの一例が記載されている。このシリンダヘッドのうち、対となる両排気ポートの間には、シリンダブロックの内部を流通した冷却水が流入するポート間冷却水通路が設けられている。このポート間冷却水通路は、気筒の中心軸を中心とする径方向における外側から内側に向けて冷却水が流れるように構成されている。すなわち、ポート間冷却水通路における上記径方向外側の端部が、シリンダブロック内から同ポート間冷却水通路に冷却水を流入させる流入部となっている。このようなポート間冷却水通路をシリンダヘッドに設けることにより、内燃機関の燃焼室内の冷却効率の向上を図っている。
特開2002−256966号公報
上記のポート間冷却水通路を流れる冷却水の量を多くすることにより、燃焼室内の冷却効率を高めることができる。しかしながら、ポート間冷却水通路は対となる両排気ポートの間に配置されているため、ポート間冷却水通路の配置の制約上、ポート間冷却水通路の通路断面積を広くすることが困難である。したがって、燃焼室内の冷却効率をより高くするために、ポート間冷却水通路における冷却水の流速を大きくすることが望ましい。
上記課題を解決するための内燃機関において、一対の吸気ポートと一対の排気ポートとが気筒毎に設けられているシリンダヘッドの内部には、シリンダブロックの内部に設けられている冷却水通路であるブロック側通路を流れた冷却水が流入するようになっている。吸気ポート及び排気ポートのうちの一方のポートを規定ポートとした場合、シリンダヘッドの内部のうち、対となる両規定ポートの間には、気筒の中心軸を中心とする径方向の内側に向かって冷却水が流れるポート間冷却水通路が設けられている。このポート間冷却水通路は、連通部を介してブロック側通路と連通している。そして、連通部は、ポート間冷却水通路の通路断面において、ブロック側通路のうちの連通部に連通している部分における冷却水の流動方向の下流側に偏心している。
ブロック側通路とポート間冷却水通路とを繋ぐ連通部の中心軸が、ポート間冷却水通路の中心軸に対してずれていない場合、ポート間冷却水通路における連通部との接続部分で冷却水の流れに乱れが生じやすい。このようにポート間冷却水通路で冷却水の流れに乱れが生じると、ポート間冷却水通路に冷却水を流入させる際の圧力損失が大きくなる。その結果、ブロック側通路から連通部を介してポート間冷却水通路に流入した冷却水の流れが遅くなり、ポート間冷却水通路を流れる冷却水の流速が小さくなってしまう。
この点、上記構成では、連通部は、ポート間冷却水通路の通路断面において、ブロック側通路のうちの連通部に連通する部分における冷却水の流動方向の下流側に偏心している。そのため、連通部を介してポート間冷却水通路に冷却水を流入させた際に、ポート間冷却水通路における連通部との接続部分では、その周壁に沿った冷却水の旋回流を発生させやすくなる。すなわち、ポート間冷却水通路の中心軸に対して連通部の中心軸がずれていない場合と比較し、ポート間冷却水通路における連通部との接続部分で冷却水の流れに乱れが生じにくく、ポート間冷却水通路に冷却水を流入させる際の圧力損失を小さくすることができる。したがって、ポート間冷却水通路を流れる冷却水の流速を大きくすることができ、ひいては内燃機関の燃焼室内の冷却効率を高めることが可能となる。
また、シリンダヘッドの内部には、連通部よりも上記径方向の内側に位置し、且つ、気筒の中心軸の周りに形成されている周囲冷却通路が設けられていることがある。この場合、ポート間冷却水通路は、連通部に接続される部分である上流側部分と、連通部よりも上記径方向の内側に位置するとともに、上流側部分に接続されており、且つ、上流側部分との接続部位から上記径方向の内側に延伸する中間部分と、中間部分と周囲冷却通路とを繋ぐ下流側部分と、を有している。そのため、連通部からポート間冷却水通路に流入した冷却水は、上流側部分、中間部分、下流側部分を流れて周囲冷却通路に流入することとなる。そして、上流側部分に、中間部分との接続部位に向かうにつれてシリンダブロックから離れるように気筒の中心軸に対して傾斜している傾斜部を設け、同傾斜部に中間部分を接続させることが好ましい。さらに、気筒の中心軸と中間部分の中心軸とのなす角を、気筒の中心軸と傾斜部の中心軸とのなす角よりも大きくすることが好ましい。
中間部分のうち、同中間部分の中心軸よりも燃焼室に近い側を流れる冷却水の量を多くすることにより、燃焼室内の冷却効率を高くすることができる。この点、上記構成では、気筒の中心軸と中間部分の中心軸とのなす角が気筒の中心軸と傾斜部の中心軸とのなす角よりも大きくなるように、上流側部分の傾斜部が中間部分に対して傾斜している。これにより、傾斜部の周壁のうち、傾斜部の中心軸よりも燃焼室から離れている部分によって、傾斜部を流れる冷却水を、中間部分のうち、同中間部分の中心軸よりも燃焼室に近い領域に導くことができる。その結果、中間部分のうち、同中間部分の中心軸よりも燃焼室に近い領域を流れる冷却水の量が増え、ひいては燃焼室内の冷却効率をより高くすることが可能となる。
また、シリンダヘッドの内部のうち、気筒配列方向において規定ポートを挟んでポート間冷却水通路の反対側には、ブロック側通路を流れた冷却水が流入するポート外側通路が設けられていることがある。気筒配列方向とは、シリンダブロック内における気筒の並ぶ方向のことである。この場合、シリンダヘッドに、ポート間冷却水通路の上流側部分とポート外側通路とを区画し、且つ、上流側部分に流入した冷却水のポート外側通路側への流出を規制する規制部を設けることが好ましい。
上記構成によれば、規制部によって、連通部を介してポート間冷却水通路の上流側部分に流入した冷却水がポート外側通路側に流出してしまうことを規制できる。その結果、ポート間冷却水通路を流通する冷却水の量の低下を抑制することができ、ひいては燃焼室内の冷却効率の低下を抑制することが可能となる。
また、ポート間冷却水通路の上流側部分の周壁は、気筒配列方向で互いに対向する2つの側面と、同両側面のシリンダブロックから離れている側の端同士を繋ぐ連結側面と、を有していることがある。この場合、上記2つの側面のうちの下流側側面を、シリンダブロックから離れるにつれて上流側部分の中心軸に近づくように形成することが好ましい。なお、下流側側面とは、気筒配列方向で互いに対向する2つの側面のうち、ブロック側通路のうちの連通部に連通する部分における冷却水の流動方向の下流側に位置する側面のことである。
連通部を介してポート間冷却水通路の上流側部分に流入する冷却水は、下流側側面に沿って流れ、連結側面に沿って流れる。このように上流側部分の周壁に沿って冷却水が流れることにより、上流側部分では、冷却水の旋回流が発生する。上記構成によれば、下流側側面を上記のように傾斜させたことにより、下流側側面に沿って流れる冷却水の流動方向を連結側面に沿った方向に変更する際における圧力損失を低減することができる。その結果、上流側部分で生じる冷却水の旋回流の流速を大きくすることが可能となる。
例えば、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在しているガスケットに連通部を設けることが好ましい。
また、規定ポートは、排気ポートであることが好ましい。
実施形態の内燃機関のシリンダブロック内に形成されているブロック側通路と、シリンダヘッドの内部に形成されている冷却水通路との位置関係を示す構成図。 同内燃機関の断面図。 シリンダヘッドの内部に形成されている冷却水通路を示す図。 図3における4−4線で内燃機関を切断した場合の断面図。 図3における5−5線で内燃機関を切断した場合の断面図。 図3における6−6線で内燃機関を切断した場合の断面図。 図3における7−7線で内燃機関を切断した場合の断面図。
以下、内燃機関の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1には、内燃機関10を構成するシリンダブロック20の一部が図示されている。図1に示すように、シリンダブロック20内では、複数の気筒21が一列に並んでいる。シリンダブロック20内で気筒21が並ぶ方向のことを「気筒配列方向X」という。シリンダブロック20の内部には、冷却水通路であるブロック側通路22が各気筒21を囲むようなかたちで形成されている。ブロック側通路22内では、図1に示す矢印方向に沿って冷却水が流れるようになっている。
図2に示すように、シリンダブロック20には、シリンダヘッド30が取り付けられている。このシリンダヘッド30とシリンダブロック20との間にはガスケット40が介在している。シリンダヘッド30には、図1に一点鎖線で示すように、一対の吸気ポート31及び一対の排気ポート32が気筒21毎に設けられている。すなわち、気筒21の数を「N個」とした場合、シリンダヘッド30には、N対の吸気ポート31とN対の排気ポート32が設けられている。そして、図2に示すように、シリンダブロック20の気筒21とシリンダヘッド30とピストン11とにより燃焼室12が区画されている。燃焼室12には、対となる両吸気ポート31から吸入空気が導入される。そして、燃焼室12で生成された排気は、対となる両排気ポート32に排出されるようになっている。
なお、本実施形態の内燃機関10にあっては、点火プラグ13及び燃料噴射弁14がシリンダヘッド30に取り付けられている。具体的には、対となる吸気ポート31と対となる排気ポート32との間に点火プラグ13及び燃料噴射弁14が配置されている。すなわち、内燃機関10は、いわゆる中央噴射の内燃機関である。
図1には、シリンダヘッド30の内部に設けられている冷却水通路の一部が二点鎖線で図示されている。すなわち、図1、図2及び図3に示すように、シリンダヘッド30の内部には、気筒21の中心軸21aの周り、具体的には点火プラグ13及び燃料噴射弁14を囲むように形成されている環状の周囲冷却通路50が設けられている。また、シリンダヘッド30の内部には、対をなす両排気ポート32の間に位置する排気ポート間冷却水通路51と、対をなす両吸気ポート31の間に位置する吸気ポート間冷却水通路61とが設けられている。排気ポート間冷却水通路51及び吸気ポート間冷却水通路61は、図3に実線矢印で示すように、気筒21の中心軸21aを中心とする径方向において外側から内側に向かって冷却水が流れるようにそれぞれ構成されている。そして、排気ポート間冷却水通路51の下流端及び吸気ポート間冷却水通路61の下流端が周囲冷却通路50にそれぞれ接続されている。また、図2に示すように、排気ポート間冷却水通路51は、ガスケット40に形成されている排気用連通部41を介してブロック側通路22と連通している。同様に、吸気ポート間冷却水通路61は、ガスケット40に形成されている吸気用連通部42を介してブロック側通路22と連通している。
すなわち、排気ポート32を「規定ポート」とした場合、排気用連通部41が「連通部」の一例に相当するとともに、排気ポート間冷却水通路51が「ポート間冷却水通路」の一例に相当する。また、吸気ポート31を「規定ポート」とした場合、吸気用連通部42が「連通部」の一例に相当するとともに、吸気ポート間冷却水通路61が「ポート間冷却水通路」の一例に相当する。
また、図1及び図3に示すように、シリンダヘッド30の内部には、ブロック側通路22と連通する通路として、排気ポート外側通路56及び吸気ポート外側通路66が設けられている。排気ポート外側通路56は、気筒配列方向Xにおいて排気ポート32を挟んで排気ポート間冷却水通路51の反対側に配置されている。そして、ブロック側通路22から排気ポート外側通路56に流入した冷却水は、図3に破線矢印で示すように流れるようになっている。また、吸気ポート外側通路66は、気筒配列方向Xにおいて吸気ポート31を挟んで吸気ポート間冷却水通路61の反対側に配置されている。そして、ブロック側通路22から吸気ポート外側通路66に流入した冷却水は、図3に破線矢印で示すように流れるようになっている。
次に、排気ポート間冷却水通路51について詳述する。
図2及び図5に示すように、排気ポート間冷却水通路51は、排気用連通部41に接続される上流側部分52と、上流側部分52の下流端に接続されている中間部分53と、中間部分53の下流端に接続されている下流側部分54とを有している。図2に示すように、上流側部分52は、気筒21の中心軸21aを中心とする径方向において燃焼室12よりも外側に配置されている。また、上流側部分52には、気筒21の中心軸21aの延伸方向に延びる鉛直部521と、鉛直部521の下流端(図中上端)に接続されている傾斜部522とが設けられている。傾斜部522は、シリンダブロック20から離れるにつれて上記径方向の内側に位置するように、気筒21の中心軸21aに対して傾斜している。
また、図4に示すように、上流側部分52の通路断面形状は、略四角形をなしている。なお、ブロック側通路22での冷却水の流れる方向のことを、ブロック内流動方向Yとした場合、図4においてはブロック内流動方向Yが気筒配列方向Xと概ね一致している。そして、上流側部分52の周壁52Aにおいて気筒配列方向Xで互いに対向する2つの側面52A1,52A2のうち、ブロック内流動方向Yの下流側に位置する側面を下流側側面52A1といい、ブロック内流動方向Yの上流側に位置する側面を上流側側面52A2という。この場合、下流側側面52A1は、シリンダブロック20から離れるにつれて、すなわち図中上方に向かうにつれて上流側部分52の中心軸に近づくように形成されている。同様に、上流側側面52A2は、シリンダブロック20から離れるにつれて、すなわち図中上方に向かうにつれて上流側部分52の中心軸に近づくように形成されている。
また、上流側部分52の周壁52Aのうち、下流側側面52A1のシリンダブロック20から離れている側の端と上流側側面52A2のシリンダブロック20から離れている側の端とを繋ぐ部位のことを、上側側面52A3という。この上側側面52A3が、「連結側面」の一例に相当する。上側側面52A3と下流側側面52A1との接続部分の断面形状は円弧状をなしている。同様に、上側側面52A3と上流側側面52A2との接続部分の断面形状もまた円弧状をなしている。なお、上側側面52A3は、上流側部分52の傾斜部522の周壁のうち、傾斜部522の中心軸よりも燃焼室12から離れている側の部分に相当する。そのため、図2に示すように、上側側面52A3は、シリンダブロック20から離れるにつれて上記径方向の内側に位置するように、気筒21の中心軸21aに対して傾斜している。
さらに、図4に示すように、上流側部分52は、排気ポート外側通路56とは繋がっていない。すなわち、シリンダヘッド30における上流側部分52と排気ポート外側通路56との間の部分が、上流側部分52と排気ポート外側通路56とを区画する規制部としての排気側規制部33として機能する。そのため、排気用連通部41を介して上流側部分52に流入した冷却水が排気ポート外側通路56側に流出することが、排気側規制部33によって規制されるようになっている。
図2及び図5に示すように、排気ポート間冷却水通路51の中間部分53は、上流側部分52との接続部位(具体的には、傾斜部522との接続部位)から上記径方向における内側に延伸している。中間部分53の延伸方向は、気筒21の中心軸21aの延伸方向に対して概ね直交している。そして、図2に示すように、気筒21の中心軸21aと中間部分53の中心軸とのなす角θ11は、気筒21の中心軸21aと傾斜部522の中心軸とのなす角θ12よりも大きい。
排気ポート間冷却水通路51の下流側部分54は、周囲冷却通路50にも接続されている。すなわち、下流側部分54は、中間部分53と周囲冷却通路50とを繋ぐ。そのため、排気用連通部41を介して排気ポート間冷却水通路51の上流側部分52に流入した冷却水は、上流側部分52、中間部分53、下流側部分54の順に流れ、周囲冷却通路50に流入するようになっている。
なお、図4には、排気ポート間冷却水通路51の上流側部分52と、排気用連通部41との位置関係が図示されている。ブロック側通路22のうちの排気用連通部41に連通する部分の冷却水の流れ方向を、「ブロック内流動方向Y」というものとする。図4に示すように、排気用連通部41は、排気ポート間冷却水通路51の上流側部分52の通路断面において、ブロック内流動方向Yの下流側に偏心している。ここでいう上流側部分52の通路断面とは、上流側部分52の中心軸と直交する面に沿って上流側部分52を切断した場合の通路断面のことである。すなわち、排気用連通部41の中心軸が、上流側部分52の中心軸に対してブロック内流動方向Yの下流側にずれている。さらに、排気用連通部41の通路断面積は、上流側部分52の上流端の通路断面積よりも狭い。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。具体的には、ブロック側通路22から排気ポート間冷却水通路51を経由して周囲冷却通路50に冷却水が流入する際の作用及び効果を説明する。
図4に示すようにブロック内流動方向Yに沿って流れる冷却水が、排気用連通部41を介して排気ポート間冷却水通路51の上流側部分52に流入する。排気用連通部41は、上流側部分52の通路断面においてブロック内流動方向Yの下流側に偏心している。そのため、排気用連通部41を介して上流側部分52に冷却水を流入させた際に、排気ポート間冷却水通路51における排気用連通部41との接続部分である上流側部分52では、図4に矢印で示すように、その周壁52Aに沿った冷却水の旋回流を発生させやすくなる。
すなわち、排気用連通部41を介して上流側部分52に流入した冷却水は、上流側部分52の周壁52Aのうちの下流側側面52A1に干渉する。そして、冷却水は、シリンダブロック20から離れるように下流側側面52A1に沿って流れて上側側面52A3に干渉する。冷却水が上側側面52A3に干渉すると、上側側面52A3に沿ってブロック内流動方向Yとは反対方向に冷却水が流れて上流側側面52A2に干渉する。上流側部分52に干渉した冷却水が上流側側面52A2に沿って流れる。このように上流側部分52内で冷却水が流れることにより、上流側部分52で冷却水の旋回流が発生する。その結果、排気用連通部41が上流側部分52の通路断面において偏心していない場合、すなわち排気用連通部41の中心軸が上流側部分52の中心軸とほぼ一致している場合と比較し、上流側部分52で冷却水の流れが乱れにくくなる。すなわち、排気用連通部41の位置を工夫することによって上流側部分52での冷却水の流れを整流させることができ、結果として、上流側部分52に冷却水を流入させる際の圧力損失を小さくすることができる。そのため、排気ポート間冷却水通路51を流れる冷却水の流速を大きくすることができる。
さらに、本実施形態では、排気用連通部41の通路断面積が上流側部分52の上流端の通路断面積よりも狭い。このように排気用連通部41の通路断面積を狭くすることにより、排気用連通部41を介して排気ポート間冷却水通路51に冷却水を流入させる際における冷却水の流速を大きくすることができる。その結果、排気ポート間冷却水通路51を流れる冷却水の流速の増大を促進することができる。
したがって、本実施形態によれば、排気ポート間冷却水通路51を流れる冷却水の流速を大きくすることによって燃焼室12内の冷却効率を高めることができる。
なお、上流側部分52の周壁52Aのうちの下流側側面52A1は、シリンダブロック20から離れるにつれて上流側部分52の中心軸に近づくように形成されている。また、下流側側面52A1と上側側面52A3との接続部分の断面形状が円弧状をなしている。そのため、下流側側面52A1に沿って流れる冷却水が上側側面52A3に干渉し、当該冷却水が上側側面52A3に沿って流れるようになった際における冷却水の流速の低下を、下流側側面52A1が傾斜していない場合と比較して抑制することができる。その結果、上流側部分52で生じる旋回流の流速をより大きくすることができる。
また、上流側側面52A2は、シリンダブロック20から離れるにつれて上流側部分52の中心軸に近づくように形成されている。また、上側側面52A3と上流側側面52A2の接続部分の断面形状が円弧状をなしている。そのため、上側側面52A3に沿って流れる冷却水が上流側側面52A2に干渉し、当該冷却水が上流側側面52A2に沿って流れるようになった際における冷却水の流速の低下を、上流側側面52A2が傾斜していない場合と比較して抑制することができる。その結果、上流側部分52で生じる旋回流の流速をより大きくすることができる。
また、図5に示すように、上流側部分52の傾斜部522は、中間部分53との接続部位に向かうにつれてシリンダブロック20から離れるように、中間部分53の延伸方向に対して傾斜している。そのため、上流側部分52の傾斜部522の周壁のうち、傾斜部522の中心軸よりも燃焼室12から離れている側の部分、すなわち上側側面52A3を、中間部分53の延伸方向に対して傾斜させることができる。そのため、図5に破線矢印で示すように、排気ポート間冷却水通路51では、上側側面52A3によって、上流側部分52を流れる冷却水を、中間部分53のうち、中間部分53の中心軸よりも燃焼室12に近い領域に導くことができる。その結果、中間部分53のうち、中間部分53の中心軸よりも燃焼室12に近い領域を流れる冷却水の量を増やすことができる。これにより、燃焼室12内の冷却効率をより高くすることができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、上流側部分52と排気ポート外側通路56との間に排気側規制部33を設けているため、排気用連通部41を介して上流側部分52に流入した冷却水が排気ポート外側通路56側に流出することはない。そのため、上流側部分52内の冷却水が排気ポート外側通路56側に流出することが許容されている場合と比較し、排気ポート間冷却水通路51内の冷却水の流量の低下を抑制することができる。したがって、燃焼室12内の冷却効率の低下を抑制することができる。
次に、吸気ポート間冷却水通路61について詳述する。
図2及び図7に示すように、吸気ポート間冷却水通路61は、吸気用連通部42に接続される上流側部分62と、上流側部分62の下流端に接続されている中間部分63と、中間部分63の下流端に接続されている下流側部分64とを有している。図7に示すように、上流側部分62は、上記径方向において燃焼室12よりも外側に配置されている。また、上流側部分62には、気筒21の中心軸21aの延伸方向に延びる鉛直部621と、鉛直部621の下流端(図中上端)に接続されている傾斜部622とが設けられている。傾斜部622は、シリンダブロック20から離れるにつれて上記径方向の内側に位置するように、気筒21の中心軸21aに対して傾斜している。
また、図6に示すように、上流側部分62の通路断面形状は、略四角形をなしている。図6においてはブロック内流動方向Yが気筒配列方向Xと概ね一致している。上流側部分62の周壁62Aにおいて気筒配列方向Xで互いに対向する2つの側面62A1,62A2のうち、ブロック内流動方向Yの下流側に位置する側面を下流側側面62A1といい、ブロック内流動方向Yの上流側に位置する側面を上流側側面62A2という。この場合、下流側側面62A1は、シリンダブロック20から離れるにつれて、すなわち図中上方に向かうにつれて上流側部分62の中心軸に近づくように形成されている。同様に、上流側側面62A2は、シリンダブロック20から離れるにつれて、すなわち図中上方に向かうにつれて上流側部分62の中心軸に近づくように形成されている。
また、上流側部分62の周壁62Aのうち、下流側側面62A1のシリンダブロック20から離れている側の端と上流側側面62A2のシリンダブロック20から離れている側の端とを繋ぐ部位のことを、上側側面62A3という。この上側側面62A3が、「連結側面」の一例に相当する。上側側面62A3と下流側側面62A1との接続部分の断面形状は円弧状をなしている。同様に、上側側面62A3と上流側側面62A2との接続部分の断面形状もまた円弧状をなしている。なお、上側側面62A3は、上流側部分62の傾斜部622の周壁のうち、傾斜部622の中心軸よりも燃焼室12から離れている側の部分に相当する。そのため、図2に示すように、上側側面62A3は、シリンダブロック20から離れるにつれて上記径方向の内側に位置するように、気筒21の中心軸21aに対して傾斜している。
さらに、図6に示すように、上流側部分62は、吸気ポート外側通路66とは繋がっていない。すなわち、シリンダヘッド30における上流側部分62と吸気ポート外側通路66との間の部分が、上流側部分62と吸気ポート外側通路66とを区画する規制部としての吸気側規制部34として機能する。そのため、吸気用連通部42を介して上流側部分62に流入した冷却水が吸気ポート外側通路66側に流出することが、吸気側規制部34によって規制されるようになっている。
図2及び図7に示すように、吸気ポート間冷却水通路61の中間部分63は、上流側部分62との接続部位(具体的には、傾斜部622との接続部位)から上記径方向における内側に延伸している。中間部分63の延伸方向は、気筒21の中心軸21aの延伸方向に対して概ね直交している。そして、図2に示すように、気筒21の中心軸21aと中間部分63の中心軸とのなす角θ21は、気筒21の中心軸21aと傾斜部622の中心軸とのなす角θ22よりも大きい。
吸気ポート間冷却水通路61の下流側部分64は、周囲冷却通路50にも接続されている。すなわち、下流側部分64は、中間部分63と周囲冷却通路50とを繋ぐ。そのため、吸気用連通部42を介して吸気ポート間冷却水通路61の上流側部分62に流入した冷却水は、上流側部分62、中間部分63、下流側部分64の順に流れ、周囲冷却通路50に流入するようになっている。
なお、図6には、吸気ポート間冷却水通路61の上流側部分62と、吸気用連通部42との位置関係が図示されている。ブロック側通路22のうちの吸気用連通部42に連通する部分の冷却水の流れ方向を、ブロック内流動方向Yというものとする。図6に示すように、吸気用連通部42は、上流側部分62の通路断面においてブロック内流動方向Yの下流側に偏心している。ここでいう上流側部分62の通路断面とは、上流側部分62の中心軸と直交する面に沿って上流側部分62を切断した場合の通路断面のことである。すなわち、吸気用連通部42の中心軸が、上流側部分62の中心軸に対してブロック内流動方向Yの下流側にずれている。さらに、吸気用連通部42の通路断面積は、上流側部分62の上流端の通路断面積よりも狭い。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。具体的には、ブロック側通路22から吸気ポート間冷却水通路61を経由して周囲冷却通路50に冷却水が流入する際の作用及び効果を説明する。
図6に示すようにブロック内流動方向Yに沿って流れる冷却水が、吸気用連通部42を介して吸気ポート間冷却水通路61の上流側部分62に流入する。吸気用連通部42は、上流側部分62の通路断面においてブロック内流動方向Yの下流側に偏心している。そのため、吸気用連通部42を介して上流側部分62に冷却水を流入させた際に、上流側部分62では、図6に矢印で示すように、その周壁62Aに沿った冷却水の旋回流を発生させやすくなる。
すなわち、吸気用連通部42を介して上流側部分62に流入した冷却水は、上流側部分62の周壁62Aのうちの下流側側面62A1に干渉する。そして、冷却水は、シリンダブロック20から離れるように下流側側面62A1に沿って流れて上側側面62A3に干渉する。冷却水が上側側面62A3に干渉すると、上側側面62A3に沿ってブロック内流動方向Yとは反対方向に冷却水が流れて上流側側面62A2に干渉する。冷却水が上流側側面62A2に干渉すると、冷却水が上流側側面62A2に沿って流れる。このように上流側部分62内で冷却水が流れることにより、上流側部分62で冷却水の旋回流が発生する。その結果、吸気用連通部42が上流側部分62の通路断面において偏心していない場合、すなわち吸気用連通部42の中心軸が上流側部分62の中心軸とほぼ一致している場合と比較し、上流側部分62で冷却水の流れが乱れにくくなる。すなわち、吸気用連通部42の位置を工夫することによって上流側部分62で冷却水の旋回流を発生させることにより、上流側部分62に冷却水を流入させる際の圧力損失を小さくすることができる。その結果、吸気ポート間冷却水通路61を流れる冷却水の流速を大きくすることができる。
さらに、本実施形態では、吸気用連通部42の通路断面積が上流側部分62の上流端の通路断面積よりも狭い。このように吸気用連通部42の通路断面積を狭くすることにより、吸気用連通部42を介して吸気ポート間冷却水通路61に冷却水を流入させる際における冷却水の流速を大きくすることができる。その結果、吸気ポート間冷却水通路61を流れる冷却水の流速の増大を促進することができる。
したがって、本実施形態によれば、吸気ポート間冷却水通路61を流れる冷却水の流速を大きくすることによって燃焼室12内の冷却効率を高めることができる。
なお、上流側部分62の周壁62Aのうちの下流側側面62A1は、シリンダブロック20から離れるにつれて上流側部分62の中心軸に近づくように形成されている。また、下流側側面62A1と上側側面62A3との接続部分の断面形状が円弧状をなしている。そのため、上流側部分62に流入した冷却水が上流側部分62の周壁62Aに沿って流れやすくなる。その結果、上流側部分62で生じる旋回流の流速をより大きくすることができる。
また、上流側側面62A2は、シリンダブロック20から離れるにつれて上流側部分62の中心軸に近づくように形成されている。また、上側側面62A3と上流側側面62A2の接続部分の断面形状が円弧状をなしている。そのため、上側側面62A3に沿って流れる冷却水が上流側側面62A2に干渉し、当該冷却水が上流側側面62A2に沿って流れるようになった際における冷却水の流速の低下を、上流側側面62A2が傾斜していない場合と比較して抑制することができる。その結果、上流側部分62で生じる旋回流の流速をより大きくすることができる。
また、図7に示すように、上流側部分62の傾斜部622は、中間部分63との接続部位に向かうにつれてシリンダブロック20から離れるように、中間部分63の延伸方向に対して傾斜している。そのため、上流側部分62の傾斜部622の周壁のうち、傾斜部622の中心軸よりも燃焼室12から離れている側の部分、すなわち上側側面62A3を、中間部分63の延伸方向に対して傾斜させることができる。そのため、図7に破線矢印で示すように、吸気ポート間冷却水通路61では、上側側面62A3によって、上流側部分62を流れる冷却水を、中間部分63のうち、中間部分63の中心軸よりも燃焼室12に近い領域に導くことができる。その結果、中間部分63のうち、中間部分63の中心軸よりも燃焼室12に近い領域を流れる冷却水の量を増やすことができる。これにより、燃焼室12内の冷却効率をより高くすることができる。
また、本実施形態では、図6に示すように、上流側部分62と吸気ポート外側通路66との間に吸気側規制部34を設けているため、吸気用連通部42を介して上流側部分62に流入した冷却水が吸気ポート外側通路66側に流出することはない。そのため、上流側部分62内の冷却水が吸気ポート外側通路66側に流出することが許容されている場合と比較し、吸気ポート間冷却水通路61内の冷却水の流量の低下を抑制することができる。したがって、燃焼室12内の冷却効率の低下を抑制することができる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・排気ポート間冷却水通路51の上流側部分52の通路断面においてブロック内流動方向Yにおける下流側に排気用連通部41が偏心しているのであれば、吸気用連通部42を、吸気ポート間冷却水通路61の上流側部分62の通路断面においてブロック内流動方向Yにおける下流側に偏心させなくてもよい。すなわち、吸気用連通部42の中心軸を、上流側部分62の中心軸とほぼ一致させてもよい。
・吸気ポート間冷却水通路61の上流側部分62の通路断面においてブロック内流動方向Yにおける下流側に吸気用連通部42が偏心しているのであれば、排気用連通部41を、排気ポート間冷却水通路51の上流側部分52の通路断面においてブロック内流動方向Yにおける下流側に偏心させなくてもよい。すなわち、排気用連通部41の中心軸を、上流側部分52の中心軸とほぼ一致させてもよい。
・排気ポート間冷却水通路51の上流側部分52の周壁52Aの下流側側面52A1を、図4に示したように傾斜した面形状としなくてもよい。
・吸気ポート間冷却水通路61の上流側部分62の周壁62Aの下流側側面62A1を、図6に示したように傾斜した面形状とはしなくてもよい。
・シリンダヘッド30を、排気ポート間冷却水通路51の上流側部分52と排気ポート外側通路56との間での多少の冷却水の流通を許容するように構成してもよい。
・シリンダヘッド30を、吸気ポート間冷却水通路61の上流側部分62と吸気ポート外側通路66との間での多少の冷却水の流通を許容するように構成してもよい。
・排気ポート間冷却水通路51の上流側部分52に傾斜部522を設けなくてもよい。
・吸気ポート間冷却水通路61の上流側部分62に傾斜部622を設けなくてもよい。
・内燃機関10は、吸気ポート31を挟んで点火プラグ13の反対側に燃料噴射弁が配置される、いわゆるサイド噴射の内燃機関であってもよい。また、内燃機関10は、燃焼室12に燃料を直接噴射する燃料噴射弁を有さない一方で、吸気ポート31に燃料を噴射する燃料噴射弁を備えるものであってもよい。また、内燃機関10は、ディーゼル式のものであってもよい。
10…内燃機関、20…シリンダブロック、21…気筒、22…ブロック側通路、30…シリンダヘッド、31…吸気ポート、32…排気ポート、33…排気側規制部、34…吸気側規制部、40…ガスケット、41…排気用連通部、42…吸気用連通部、50…周囲冷却通路、51…排気ポート間冷却水通路、52…上流側部分、522…傾斜部、52A…周壁、52A1…下流側側面、52A2…上流側側面、52A3…上側側面、53…中間部分、54…下流側部分、56…排気ポート外側通路、61…吸気ポート間冷却水通路、62…上流側部分、622…傾斜部、62A…周壁、62A1…下流側側面、62A2…上流側側面、62A3…上側側面、63…中間部分、64…下流側部分、66…吸気ポート外側通路。

Claims (6)

  1. 一対の吸気ポートと一対の排気ポートとが気筒毎に設けられているシリンダヘッドの内部には、シリンダブロックの内部に設けられている冷却水通路であるブロック側通路を流れた冷却水が流入するようになっており、
    前記吸気ポート及び前記排気ポートのうちの一方のポートを規定ポートとした場合、
    前記シリンダヘッドの内部のうち、対となる前記両規定ポートの間には、前記気筒の中心軸を中心とする径方向の内側に向かって冷却水が流れるポート間冷却水通路が設けられており、
    前記ポート間冷却水通路は、連通部を介して前記ブロック側通路と連通しており、
    前記連通部は、前記ポート間冷却水通路の通路断面において、前記ブロック側通路のうちの前記連通部に連通している部分における冷却水の流動方向の下流側に偏心している
    内燃機関。
  2. 前記シリンダヘッドの内部には、前記連通部よりも前記径方向の内側に位置し、且つ、前記気筒の中心軸の周りに形成されている周囲冷却通路が設けられており、
    前記ポート間冷却水通路は、
    前記連通部に接続される部分である上流側部分と、
    前記連通部よりも前記径方向の内側に位置するとともに、前記上流側部分に接続されており、且つ、同上流側部分との接続部位から前記径方向の内側に延伸する中間部分と、
    前記中間部分と前記周囲冷却通路とを繋ぐ下流側部分と、を有しており、
    前記上流側部分には、前記中間部分との接続部位に向かうにつれて前記シリンダブロックから離れるように前記気筒の中心軸に対して傾斜している傾斜部が設けられており、同傾斜部に前記中間部分が接続されており、
    前記気筒の中心軸と前記中間部分の中心軸とのなす角は、前記気筒の中心軸と前記傾斜部の中心軸とのなす角よりも大きい
    請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記シリンダブロック内における前記気筒の並ぶ方向を気筒配列方向とした場合、
    前記シリンダヘッドの内部のうち、前記気筒配列方向において前記規定ポートを挟んで前記ポート間冷却水通路の反対側には、前記ブロック側通路を流れた冷却水が流入するポート外側通路が設けられており、
    前記ポート間冷却水通路のうちの前記連通部に接続される部分を上流側部分とした場合、前記シリンダヘッドには、前記上流側部分と前記ポート外側通路とを区画し、且つ、前記上流側部分に流入した冷却水の前記ポート外側通路側への流出を規制する規制部が設けられている
    請求項1又は請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記シリンダブロック内における前記気筒の並ぶ方向を気筒配列方向とし、前記ポート間冷却水通路のうちの前記連通部に接続される部分を上流側部分とした場合、
    前記上流側部分の周壁は、前記気筒配列方向で互いに対向する2つの側面と、同両側面の前記シリンダブロックから離れている側の端同士を繋ぐ連結側面と、を有しており、
    前記2つの側面のうち、前記ブロック側通路のうちの前記連通部に連通する部分における冷却水の流動方向の下流側に位置する側面を下流側側面とした場合、前記下流側側面は、前記シリンダブロックから離れるにつれて前記上流側部分の中心軸に近づくように形成されている
    請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の内燃機関。
  5. 前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間にはガスケットが介在しており、前記ガスケットに前記連通部が設けられている
    請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の内燃機関。
  6. 前記規定ポートは、前記排気ポートである
    請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の内燃機関。
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