JP7069740B2 - 内燃機関 - Google Patents

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本発明は、シリンダブロックの内部を流通した冷却水がシリンダブロックの内部に流入するように冷却水の流通経路が構成されている内燃機関に関する。
特許文献1に記載されている内燃機関では、シリンダブロック内に設けられている冷却水通路であるブロック側通路と、シリンダヘッド内に設けられている冷却水通路であるヘッド側通路とを連通させる連通部が、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在するガスケットに設けられている。この特許文献1の内燃機関にあっては、ブロック側通路における幅方向における中央に連通部が配置されている。
なお、このような内燃機関にあっては、ブロック側通路を流れる冷却水の一部が連通部を介してヘッド側通路に流入することとなる。
特開2012-82851号公報
近年では、内燃機関の高出力化や高タンブル化が進められている。そのため、シリンダヘッド内における燃焼室の近くにヘッド側通路を設け、ブロック側冷却水通路を流れる冷却水の一部を連通部を介してヘッド側通路に流入させるような内燃機関にあっては、ヘッド側通路内での冷却水の流れを工夫することによって、燃焼室内の冷却効率の更なる向上が求められている。
上記課題を解決するための内燃機関は、シリンダブロックの内部には気筒を囲むようにブロック側通路が設けられ、同ブロック側通路を流れる冷却水がガスケットの連通部を介してシリンダヘッド内のヘッド側通路に流入するようになっている。また、前記連通部における前記気筒を中心とする径方向の外側の縁は、前記ブロック側通路における前記径方向の外側の縁よりも前記径方向の内側に位置している。また、前記ヘッド側通路は、前記連通部が接続される上流側部分と、前記上流側部分に接続されているとともに、前記径方向の内側に延伸する下流側部分と、を有している。そして、前記上流側部分と前記下流側部分との接続部位の周面のうち、前記ヘッド側通路の中心軸よりも前記気筒に近い部分を気筒側周面とした場合、前記気筒の中心軸の延伸方向に沿った前記気筒側周面の断面が円弧状をなすように同気筒側周面が構成されている。
上記構成では、連通部における上記径方向の外側の縁が、ブロック側通路における上記径方向の外側の縁よりも上記径方向の内側に位置している。そのため、ブロック側通路内での冷却水の流れを、気筒に近い側に引き寄せることができる。すなわち、ブロック側通路の周壁のうちの燃焼室に近い側の周壁近傍を流れる冷却水の量を増やすことができる。これにより、ブロック側通路を流れる冷却水による燃焼室内の冷却効率を高くすることができる。
また、上記構成では、上記気筒側周面を気筒の中心軸の延伸方向に沿って切断した場合の断面が円弧状をなすように、気筒側周面が構成されている。そのため、ヘッド側通路の下流側部分のうち、同ヘッド側通路の中心軸よりも燃焼室に近い側の領域を流れる冷却水の量の低下を抑制できる。その結果、ヘッド側通路を流れる冷却水による燃焼室内の冷却効率を高くすることができる。
したがって、上記構成によれば、燃焼室内の冷却効率を高くすることができるようになる。
実施形態の内燃機関のシリンダブロック内に形成されているブロック側通路と、シリンダヘッドの内部に形成されている冷却水通路との位置関係を示す構成図。 同内燃機関の断面図。 シリンダヘッドの内部に形成されている冷却水通路を示す図。 同内燃機関の断面図。 シリンダブロック内からシリンダヘッド内に向けて冷却水が流れる様子を説明する作用図。
以下、内燃機関の一実施形態を図1~図5に従って説明する。
図1には、内燃機関10を構成するシリンダブロック20の一部が図示されている。図1に示すように、シリンダブロック20内では、複数の気筒21が一列に並んでいる。シリンダブロック20内で気筒21が並ぶ方向のことを「気筒配列方向X」という。シリンダブロック20の内部には、冷却水通路であるブロック側通路22が各気筒21を囲むようなかたちで形成されている。ブロック側通路22内では、図1に示す矢印方向に沿って冷却水が流れるようになっている。
図2に示すように、シリンダブロック20には、シリンダヘッド30が取り付けられている。このシリンダヘッド30とシリンダブロック20との間にはガスケット40が介在している。シリンダヘッド30には、図1に一点鎖線で示すように、一対の吸気ポート31及び一対の排気ポート32が気筒21毎に設けられている。すなわち、気筒21の数を「N個」とした場合、シリンダヘッド30には、N対の吸気ポート31とN対の排気ポート32が設けられている。そして、図2に示すように、シリンダブロック20の気筒21とシリンダヘッド30とピストン11とにより燃焼室12が区画されている。燃焼室12には、点火プラグ13によって、対となる2つの吸気ポート31から導入された吸入空気と燃料とを含む混合気が燃焼される。そして、混合気の燃焼によって燃焼室12で生成された排気は、対となる2つの排気ポート32に排出されるようになっている。
図1には、シリンダヘッド30の内部に設けられている冷却水通路の一部が二点鎖線で図示されている。すなわち、図1及び図2に示すように、シリンダヘッド30の内部には、気筒21の中心軸21aの周り、具体的には点火プラグ13を囲むように形成されている環状の周囲冷却通路50が設けられている。また、シリンダヘッド30の内部には、対をなす2つの排気ポート32の間に位置する排気ポート間冷却水通路51が設けられている。排気ポート間冷却水通路51は、図3に実線矢印で示すように、気筒21の中心軸21aを中心とする径方向において外側から内側に向かって冷却水が流れるように構成されている。そして、排気ポート間冷却水通路51の下流端が周囲冷却通路50に接続されている。また、図2に示すように、排気ポート間冷却水通路51は、ガスケット40に形成されている排気用連通部41を介してブロック側通路22と連通している。すなわち、本実施形態では、この排気用連通部41が「連通部」の一例に相当し、排気ポート間冷却水通路51が「ヘッド側通路」の一例に相当する。
次に、図2及び図4を参照し、排気ポート間冷却水通路51について説明する。
排気ポート間冷却水通路51は、排気用連通部41が接続される上流側部分52と、上流側部分52の下流端に接続されている下流側部分53とを有している。図2に示すように、下流側部分53は、上流側部分52との接続部位から上記径方向の内側に延伸している。そして、気筒21の中心軸21aと下流側部分53の中心軸53aとのなす角α2は、気筒21の中心軸21aと上流側部分52の中心軸52aとのなす角α1よりも大きい。また、図4に示すように、上流側部分52と下流側部分53との接続部位の周面のうち、排気ポート間冷却水通路51の中心軸よりも気筒21に近い部分を気筒側周面54とした場合、気筒21の中心軸21aの延伸方向に沿った気筒側周面54の断面が円弧状をなすように気筒側周面54が構成されている。
次に、図2及び図3を参照し、排気用連通部41について説明する。
図3に示すように、気筒21の中心軸21aを中心とする周方向において、排気用連通部41の一方側の縁411は、排気ポート間冷却水通路51の上流端の縁511よりも排気ポート間冷却水通路51の中心から離れている。また、同周方向において、排気用連通部41の他方側の縁412は、排気ポート間冷却水通路51の上流端の縁512よりも排気ポート間冷却水通路51の中心から離れている。
また、図2及び図3に示すように、気筒21の中心軸21aを中心とする径方向において、排気用連通部41の外側の縁413は、ブロック側通路22の外側の縁、及び、排気ポート間冷却水通路51の上流端の外側の縁の双方よりも内側に位置している。また、同径方向において、排気用連通部41の内側の縁414は、ブロック側通路22の内側の縁、及び、排気ポート間冷却水通路51の上流端の内側の縁の双方よりも内側に位置している。
次に、図5を参照し、本実施形態の作用及び効果について説明する。
排気用連通部41における上記径方向の外側の縁413が、ブロック側通路22における上記径方向の外側の縁よりも内側に位置している。そのため、ブロック側通路22内での冷却水の流れを、気筒21に近い側に引き寄せることができる。すなわち、ブロック側通路22の周壁のうちの燃焼室12に近い側の周壁近傍を流れる冷却水の量を増やすことができる。このように燃焼室12を区画する壁に沿って流れる冷却水の流量を増やすことにより、ブロック側通路22を流れる冷却水による燃焼室12内の冷却効率を高くすることができる。
また、図5に示すように、排気用連通部41は、排気ポート間冷却水通路51の上流端よりも幅広になっている。そのため、ブロック側通路22の冷却水を排気用連通部41を介して排気ポート間冷却水通路51に流入させるに際し、排気用連通部41の縁(特に、ブロック側通路22内における冷却水の流れ方向上流側の縁411)によって、排気ポート間冷却水通路51への冷却水の流入が妨げられにくい。その結果、排気ポート間冷却水通路51に流入する冷却水の量を増大させることができる。
さらに、本実施形態では、排気ポート間冷却水通路51における上流側部分52と下流側部分との接続部位の気筒側周面54を気筒21の中心軸21aの延伸方向に沿って切断した場合の断面が円弧状をなすように、気筒側周面54が構成されている。
ここで、気筒側周面54を気筒21の中心軸21aの延伸方向に沿って切断した場合の断面がピン角状である場合を比較例として説明する。比較例では、排気ポート間冷却水通路51内において、上流側部分52から下流側部分53に冷却水が流入するに際し、気筒側周面54に沿って流れる冷却水の剥離が生じるおそれがある。この場合、排気ポート間冷却水通路51の下流側部分53のうち、中心軸よりも燃焼室12に近い側の部分を流れる冷却水の量が少なくなるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、気筒側周面54を気筒21の中心軸21aの延伸方向に沿って切断した場合の断面が円弧状をなしているため、上流側部分52から下流側部分53に冷却水が流入するに際し、気筒側周面54に沿って流れる冷却水の剥離が生じにくい。その結果、排気ポート間冷却水通路51の下流側部分53のうち、中心軸よりも燃焼室12に近い側の部分を流れる冷却水の量の減少を抑制することができる。したがって、排気ポート間冷却水通路51を流れる冷却水による燃焼室12内の冷却効率を高くすることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、ヘッド側通路を排気ポート間冷却水通路51に具体化して説明している。しかし、シリンダヘッド30内に設けられている冷却水通路のうち、上記径方向の外側から内側に冷却水が流れる通路であれば、排気ポート間冷却水通路51以外の他の通路をヘッド側通路としてもよい。例えば、対をなす2つの吸気ポート31の間に冷却水通路が設けられている場合、この冷却水通路をヘッド側通路としてもよい。
・内燃機関10は、ディーゼル式のものであってもよい。
10…内燃機関、20…シリンダブロック、21…気筒、21a…気筒の中心軸、22…ブロック側通路、30…シリンダヘッド、51…排気ポート間冷却水通路、52…上流側部分、53…下流側部分、54…気筒側周面、40…ガスケット、41…排気用連通部。

Claims (1)

  1. シリンダブロックの内部には気筒を囲むようにブロック側通路が設けられ、同ブロック側通路を流れる冷却水がガスケットの連通部を介してシリンダヘッド内のヘッド側通路に流入するようになっており、
    前記連通部における前記気筒を中心とする径方向の外側の縁は、前記ブロック側通路における前記径方向の外側の縁よりも前記径方向の内側に位置しており、
    前記ヘッド側通路は、前記連通部が接続される上流側部分と、前記上流側部分に接続されているとともに、前記径方向の内側に延伸する下流側部分と、を有しており、
    前記上流側部分と前記下流側部分との接続部位の周面のうち、前記ヘッド側通路の中心軸よりも前記気筒に近い部分を気筒側周面とした場合、前記気筒の中心軸の延伸方向に沿った前記気筒側周面の断面が円弧状をなすように同気筒側周面が構成されており、
    前記連通部は、前記気筒を中心とする周方向において前記ブロック側通路の範囲内に位置しているとともに、前記周方向において前記上流側部分の上流端よりも幅広になっており、
    前記上流端は、前記周方向において前記連通部の範囲内に位置している
    内燃機関。
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