JP5652290B2 - 内燃機関のブローバイガス処理装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関のシリンダヘッドを覆うとともに内部にオイルセパレータ室が形成されたヘッドカバーを備える内燃機関のブローバイガス処理装置に関する。
内燃機関では、ピストンとシリンダ壁面との隙間を介して未燃焼の混合気や燃焼ガス(以下、ブローバイガスと称する)がクランクケース内に漏れ、こうしたブローバイガスによってエンジンオイルが劣化する。
そこで、従来、内燃機関にブローバイガス処理装置を設け、クランクケース内部のブローバイガスを吸気通路に戻してクランクケース内部の換気を行なうとともに還流されたブローバイガスを燃焼室で再燃焼させるようにしている(例えば特許文献1参照)。
こうしたブローバイガス処理装置では、吸気通路においてスロットル弁の上流側とヘッドカバー内部とが第1換気通路により接続されるとともに、吸気通路においてスロットル弁の下流側とヘッドカバー内部とが第2換気通路により接続されている。そして、第1換気通路を介して吸気通路内の新気の一部をヘッドカバー内部のオイルセパレータ室に引き込み、この新気をオイルセパレータ室の底面に形成された導入口を介してクランクケース内に導入する。その一方で、クランクケース内部のブローバイガスをオイルセパレータ室の底面に形成された排出口を介してオイルセパレータ室に排出し、このブローバイガスを第2換気通路を介して吸気通路に戻す。尚、還流されるブローバイガスの流量は、ヘッドカバーと第2換気通路との接続部に設けられたPCVバルブにより調節される。
特開2010―96027号公報
ところで、こうしたブローバイガス処理装置においては、オイルセパレータ室の底面に形成された導入口からシリンダヘッド内に導入された新気が、そのまま排出口から排出され得る構造となっている。このため、従来の装置にあっては、導入口を介してシリンダヘッド内に導入された新気の大部分がクランクケース内に導入されることなく排出口を介して吸気通路に戻されることとなり、クランクケース内の換気を的確に行なうことができない。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、導入口からの新気が排出口に直接流入することを抑制して、排出口からブローバイガスを的確に排出することのできる内燃機関のブローバイガス処理装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関のシリンダヘッドを覆うとともに内部にオイルセパレータ室が形成されたヘッドカバーを備え、オイルセパレータ室からクランクケースに新気を導入するための導入口とクランクケース内部のブローバイガスをオイルセパレータ室に排出するための排出口とがオイルセパレータ室の底面に形成された内燃機関のブローバイガス処理装置において、機関出力軸の軸線方向においてタイミングベルト或いはタイミングチェーンを収容する収容部に近接する側を機関前側とするとき、前記排出口は前記導入口よりも機関前側に形成されるとともに前記ヘッドカバーの周壁に対向するように開口し、前記排出口の機関後側における前記周壁との距離が前記排出口の機関前側における前記周壁との距離よりも短くされてなることをその要旨としている。
同構成によれば、オイルセパレータ室において排出口が導入口よりも機関前側に形成されている。すなわち、駆動されるタイミングベルト或いはタイミングチェーンによってブローバイガスが運ばれてその濃度が高くなっている空間に近い位置に形成されている。このため、ブローバイガスが導入口よりも排出口に優先的に導入されるようになる。また、排出口は、機関後側における周壁と排出口との距離が機関前側における当該距離よりも短くされているため、機関後側から排出口に流入しようとする際の流路断面積は機関前側から流入しようとする際の流路断面積に比べて小さくされる。このため、機関後側から排出口に流入する際の圧損が機関側から流入する際の圧損よりも大きくなり、機関後側から、すなわち導入口側からは新気が排出口に流入しにくい構造となる。従って、導入口からの新気が排出口に直接流入することを抑制して、排出口からブローバイガスを的確に排出することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置において、前記ヘッドカバーの周壁は前記軸線方向に沿った直線部と同直線部の機関後側から機関出力軸の軸線に向けて突出した突出部とを含み、前記排出口は前記直線部及び前記突出部の双方に対向するとともに前記直線部に正対してなることをその要旨としている。
同構成によれば、ヘッドカバーの周壁における直線部及び突出部の双方に排出口を対向させ、且つ同直線部に排出口を正対させることによって、排出口と突出部との距離を排出口と直線部との距離よりも短くすることできる。従って、ヘッドカバーの周壁の既存の形状を利用することにより請求項1に係る発明の排出口を容易に実現することができる。
請求項2に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置は、請求項3に記載の発明によるように、前記突出部は前記ヘッドカバーをシリンダヘッドに固定するボルトが挿通される挿通部であるといった態様をもって具体化することができる。
また、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置において、請求項4によるように、前記排出口の機関前側における前記周壁との距離を、前記排出口の機関後側における前記周壁との距離で除した値が2以上であり4以下とされてなるといった態様をもって具体化することが望ましい。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置において、前記排出口は最も機関前側の気筒の中心よりも機関前側に形成されてなることをその要旨としている。
同構成によれば、オイルセパレータ室において最も機関前側に排出口が形成されることになる。従って、ブローバイガスを排出口に好適に導入することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置において、シリンダヘッド及びシリンダブロックには前記ヘッドカバー内部とクランクケースとを連通する連通路が形成され、前記導入口は前記連通路の直上に形成されてなることをその要旨としている。
同構成によれば、オイルセパレータ室からの新気が導入口を介して連通路に直接導入されるようになる。従って、導入口からの新気が排出口に直接流入することを一層抑制することができる。
本発明に係る内燃機関のブローバイガス処理装置の一実施形態について、(a)ヘッドカバー及びシリンダヘッドを中心とした正面構造を示す正面図、(b)(a)のA−A線に沿った断面構造を示す断面図。 同実施形態におけるブローバイガス処理装置の概略構造を示す概略図。 図1(b)のB部を拡大して示す拡大図。 (a)図3のD−D線に沿った断面構造を示す断面図、(b)図2のE−E線に沿った断面構造を示す断面図。 本発明に係る内燃機関のブローバイガス処理装置の変形例について、図1(b)に対応する図において排出口を中心とした拡大図。
以下、図1〜図4を参照して、本発明に係る内燃機関のブローバイガス処理装置を具体化した一実施形態について詳細に説明する。尚、本実施形態の内燃機関は直列4気筒式のガソリンエンジンである。また、以下においては、機関出力軸であるクランクシャフトの軸線方向Rにおいてタイミングチェーン53を収容する収容部として機能するチェーンケース5に近接する側を機関前側と称し、軸線方向Rにおいてチェーンケース5から離間する側を機関後側と称する。
図1(a)に示すように、シリンダヘッド2及びチェーンケース5の上部にはタイミングチェーン53が掛けられるスプロケット51やカムシャフト52を覆うヘッドカバー1が設けられている。
ヘッドカバー1の内部には、頂面11、底面12、及び周壁13によってオイルセパレータ室10が形成されている。ヘッドカバー1には、吸気通路においてスロットル弁の上流側の新気をオイルセパレータ室10に引き込むための第1換気通路21が接続されている。また、オイルセパレータ室10内のブローバイガスを吸気通路においてスロットル弁の下流側に戻すための第2換気通路22が接続されている。また、ヘッドカバー1と第2換気通路22との接続部には、吸気通路に戻されるブローバイガスの流量を調節するためのPCVバルブが設けられている。尚、ヘッドカバー1にはオイルフィラーキャップ61が取り付けられている。
図1(b)に示すように、オイルセパレータ室10の底面12には、第1換気通路21からオイルセパレータ室10に引き込まれた新気をクランクケース4に導入するための導入口30が形成されている。この導入口30は、機関前側から3番目の気筒83の点火プラグ73と及び4番目の気筒84の点火プラグ74との間に位置するとともに、クランクシャフトの軸線Cよりもヘッドカバー1における第1換気通路21の接続部側(図1(b)において下側)に位置している。
また、底面12には、クランクケース4内部のブローバイガスをオイルセパレータ室10に排出するための排出口40が形成されている。この排出口40は導入口30よりも機関前側であって、詳しくは最も機関前側の気筒81の点火プラグ71よりも機関前側に位置するとともに、クランクシャフトの軸線Cよりもヘッドカバー1における第2換気通路22の接続部側(図1(b)において上側)に位置している。
図2に示すように、シリンダヘッド2及びシリンダブロック3には、ヘッドカバー1とシリンダヘッド2との間の内部空間Sとクランクケース4とを連通する二つの連通路(第1連通路6及び第2連通路7)が形成されている。ここで、第1連通路6は所謂オイル落とし孔と称されるものであり、機関後側に位置している。また、第2連通路7は所謂ブローバイガス孔と称されるものであり、第1連通路6よりも機関前側、且つ導入口30の直下に位置している。また、チェーンケース5内の上部空間は上記内部空間Sに連通している。
次に、図3及び図4を参照して図1のB部の構造について説明する。
図3に示すように、ヘッドカバー1の周壁13は、軸線方向Rに沿った直線部13Aと、この直線部13Aから機関後側に向けて徐々に軸線Cに近接するように傾斜する傾斜部13Cとを有している。これら直線部13Aと傾斜部13Cとの接続部位には軸線Cに向けて突出する略円筒状の挿通部13Bが形成されている。この挿通部13Bの内孔であるボルト孔14にはヘッドカバー1をシリンダヘッド2に固定するボルトが挿通される。
ヘッドカバー1の底面12には、軸線方向Rに沿って延びる貫通孔41が形成されるとともに、この貫通孔41を上方から覆う延設部42が形成されている。
図4に示すように、延設部42は、底面12において貫通孔41よりも軸線C側から延びるとともに上方且つ排出口40が対向する周壁13に向けて傾斜している。
図3及び図4に示すように、排出口40は直線部13A及び挿通部13Bの双方に対向するとともに直線部13Aに正対するように軸線方向Rに沿って形成されている。ここで、排出口40の機関後側における周壁13(挿通部13B)との距離L2は排出口40の機関前側における周壁13(直線部13A)との距離L1よりも短くされている。具体的には、距離L1(例えば18mm)を距離L2(例えば9mm)で除した値が「2」とされている。
次に、先の図2を参照して、本実施形態のブローバイガス処理装置における新気及びブローバイガスの流れについて説明する。尚、図2において新気の流れを実線矢印で示すとともに、ブローバイガスの流れを破線矢印で示す。
ブローバイガスはクランクケース4内に多く存在するとともに、クランクシャフトによりタイミングチェーン53が駆動されることに伴ってブローバイガスがチェーンケース5の上部空間に運ばれる。このため、チェーンケース5の上部空間ではブローバイガスが多く存在する。ここで、本実施形態では、オイルセパレータ室10において排出口40が導入口30よりも機関前側に形成されている。また、排出口40は上記上部空間に近い位置に形成されている。このため、ブローバイガスが導入口30よりも排出口40に優先的に導入されるようになる。
また、排出口40は、機関後側における周壁13と排出口40との距離L2が機関前側における当該距離L1よりも短くされているため(L2<L1)、機関後側から排出口40に流入しようとする際の流路断面積は機関前側から流入しようとする際の流路断面積に比べて小さくされる。このため、機関後側から排出口に流入する際の圧損が機関側から流入する際の圧損よりも大きくなり、機関後側から、すなわち導入口30側からは新気が排出口40に流入しにくい構造となっている。従って、導入口30からの新気が排出口40に直接流入することが抑制されて、排出口40からブローバイガスが的確に排出される。
以上説明した本実施形態に係る内燃機関のブローバイガス処理装置によれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)ブローバイガス処理装置は、シリンダヘッド2を覆うとともに内部にオイルセパレータ室10が形成されたヘッドカバー1を備えている。オイルセパレータ室10の底面12には、オイルセパレータ室10からクランクケース4に新気を導入するための導入口30とクランクケース4内部のブローバイガスをオイルセパレータ室10に排出するための排出口40とが形成されている。また、排出口40は導入口30よりも機関前側に形成されるとともにヘッドカバー1の周壁13に対向するように開口している。また、排出口40の機関後側における周壁13との距離L2が排出口40の機関前側における周壁13との距離L1よりも短くされている。こうした構成によれば、導入口30からの新気が排出口40に直接流入することを抑制して、排出口40からブローバイガスを的確に排出することができるようになる。
(2)ヘッドカバー1の周壁13は軸線方向Rに沿った直線部13Aと直線部13Aの機関後側の部位からクランクシャフトの軸線Cに向けて突出するとともにヘッドカバー1をシリンダヘッド2に固定するボルトが挿通される挿通部13Bとを有している。また、排出口40は直線部13A及び挿通部13Bの双方に対向するとともに直線部13Aに正対している。このように、ヘッドカバー1の周壁13における直線部13A及び挿通部13Bの双方に排出口40を対向させ、且つ直線部13Aに排出口40を正対させることによって、排出口40と挿通部13Bとの距離L2を排出口40と直線部13Aとの距離L1よりも短くすることできる。従って、ヘッドカバー1の周壁13の既存の形状を利用することにより上記排出口40を容易に実現することができる。
(3)排出口40は最も機関前側の気筒の点火プラグ71よりも機関前側に形成されている。こうした構成によれば、オイルセパレータ室10において最も機関前側に排出口40が形成されることになる。従って、ブローバイガスを排出口40に好適に導入することができる。
(4)シリンダヘッド2及びシリンダブロック3にはヘッドカバー1内部とクランクケース4とを連通する第2連通路7が形成されている。また、導入口30は第2連通路7の直上に形成されている。こうした構成によれば、オイルセパレータ室10からの新気が導入口30を介して第2連通路7に直接導入されるようになる。従って、導入口30からの新気が排出口40に直接流入することを抑制することができる。
尚、本発明に係る内燃機関のブローバイガス処理装置は、上記実施形態にて例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
・上記実施形態によるように、第2連通路7の直上に導入口30を形成することが、オイルセパレータ室10からの新気が導入口30を介して第2連通路7に直接導入されることを促進するとともに、導入口30からの新気が排出口40に直接流入することを抑制する上では望ましい。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第2連通路7の直上以外の部位に導入口を形成するようにしてもよい。
・上記実施形態によるように、最も機関前側に位置する気筒81の点火プラグ71よりも機関後側に排出口40を形成することで排出口40と導入口30との距離を極力大きくすることが導入口30から排出口40への新気の直接流入を抑制する上では望ましい。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他に例えば機関前側から1番目の気筒81の点火プラグ71と及び2番目の気筒82の点火プラグ72との間に形成してもよい。
・上記実施形態では、排出口40の機関前側における周壁13との距離L1を排出口40の機関後側における周壁13との距離L2で除した値が「2」となるものについて例示したが、本発明はこれに限られるものではなく、同除算値が2以上であり4以下の範囲内に含まれるようにすれば、上記実施形態に準じた効果を奏することができる。
・上記実施形態では、ヘッドカバー1の周壁13において直線部13A及び挿通部13Bの双方に排出口40が対向するものについて例示したが、本発明に係る突出部はこうした挿通部13Bに限られるものではない。要するに、直線部の機関後側から軸線Cに向けて突出した部位であればこれを他の部位に置換することができる。
・上記実施形態では、排出口40がヘッドカバー1の周壁13の直線部13Aに正対するものについて例示したが、これに代えて、図5に示すように、排出口140が直線部113Aに対して傾斜をもって対向するようにしてもよい。すなわち、貫通孔141及び延設部142が機関後側ほど直線部13Aに近接するように軸線方向Rに対して傾斜して延びるものとしてもよい。この場合においても、排出口140の機関後側における周壁113との距離L4が排出口140の機関前側における周壁113との距離L3よりも短くされる(L4<L3)ことから、上記実施形態の効果(1)に準じた効果を奏することができる。
1…ヘッドカバー、2…シリンダヘッド、3…シリンダブロック、4…クランクケース、5…チェーンケース、6…第1連通路、7…第2連通路、10…オイルセパレータ室、11…頂面、12…底面、13,113…周壁、13A,113A…直線部、13B…挿通部(突出部)、13C…傾斜部、14…ボルト孔、21…第1換気通路、22…第2換気通路、30…導入口、40,140…排出口、41,141…貫通孔、42,141…延設部、51…カムプーリ、52…スプロケット、53…タイミングチェーン、61…オイルフィラーキャップ、71〜74…点火プラグ。81〜84…気筒。

Claims (6)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドを覆うとともに内部にオイルセパレータ室が形成されたヘッドカバーを備え、オイルセパレータ室からクランクケースに新気を導入するための導入口とクランクケース内部のブローバイガスをオイルセパレータ室に排出するための排出口とがオイルセパレータ室の底面に形成された内燃機関のブローバイガス処理装置において、
    機関出力軸の軸線方向においてタイミングベルト或いはタイミングチェーンを収容する収容部に近接する側を機関前側とするとき、
    前記排出口は前記導入口よりも機関前側に形成されるとともに前記ヘッドカバーの周壁に対向するように開口し、
    前記排出口の機関後側における前記周壁との距離が前記排出口の機関前側における前記周壁との距離よりも短くされてなる
    ことを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置において、
    前記ヘッドカバーの周壁は前記軸線方向に沿った直線部と同直線部の機関後側から機関出力軸の軸線に向けて突出した突出部とを含み、
    前記排出口は前記直線部及び前記突出部の双方に対向するとともに前記直線部に正対してなる
    ことを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。
  3. 請求項2に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置において、
    前記突出部は前記ヘッドカバーをシリンダヘッドに固定するボルトが挿通される挿通部である
    ことを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置において、
    前記排出口の機関前側における前記周壁との距離を、前記排出口の機関後側における前記周壁との距離で除した値が2以上であり4以下とされてなる
    ことを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置において、
    前記排出口は最も機関前側の気筒の中心よりも機関前側に形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置において、
    シリンダヘッド及びシリンダブロックには前記ヘッドカバー内部とクランクケースとを連通する連通路が形成され、
    前記導入口は前記連通路の直上に形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。
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