JPH10213006A - エンジンのシリンダブロック - Google Patents
エンジンのシリンダブロックInfo
- Publication number
- JPH10213006A JPH10213006A JP1541597A JP1541597A JPH10213006A JP H10213006 A JPH10213006 A JP H10213006A JP 1541597 A JP1541597 A JP 1541597A JP 1541597 A JP1541597 A JP 1541597A JP H10213006 A JPH10213006 A JP H10213006A
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- Japan
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- cylinder
- side wall
- bore
- knotched
- cylinder bore
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- Pending
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスケットのシール性やシリンダボア側壁の
強度を充分に保つとともに、冷却効率を高めてシリンダ
ヘッドやボア側壁を充分に冷却しノッキングの発生を抑
制して信頼性の高いエンジン燃焼を達成可能なシリンダ
ブロックを提供する。 【解決手段】 シリンダボア２を構成する円筒状側壁３
のシリンダヘッドとの接合面側の端部に、壁厚を薄くす
るための部分的な切欠き９を形成した。
強度を充分に保つとともに、冷却効率を高めてシリンダ
ヘッドやボア側壁を充分に冷却しノッキングの発生を抑
制して信頼性の高いエンジン燃焼を達成可能なシリンダ
ブロックを提供する。 【解決手段】 シリンダボア２を構成する円筒状側壁３
のシリンダヘッドとの接合面側の端部に、壁厚を薄くす
るための部分的な切欠き９を形成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのシリンダ
ブロックに関し、特にその冷却構造に関するものであ
る。
ブロックに関し、特にその冷却構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】エンジンのシリンダブロックは、ガスケ
ットを介してシリンダヘッドに接合され、シリンダヘッ
ド側に形成された燃焼室に対応してピストンが摺動する
シリンダボアが形成される。このシリンダボア周囲のシ
リンダブロック側壁にはウォータジャケットが形成さ
れ、シリンダヘッド側のウォータジャケットと連通して
冷却水を循環させる。
ットを介してシリンダヘッドに接合され、シリンダヘッ
ド側に形成された燃焼室に対応してピストンが摺動する
シリンダボアが形成される。このシリンダボア周囲のシ
リンダブロック側壁にはウォータジャケットが形成さ
れ、シリンダヘッド側のウォータジャケットと連通して
冷却水を循環させる。
【０００３】このようなウォータジャケットが形成され
たシリンダボア周囲の側壁は、ガスケットのシール性を
確保し、またシリンダヘッドと結合するためのヘッドボ
ルトの強固な締結力を受けるために、所定の壁厚が必要
である。
たシリンダボア周囲の側壁は、ガスケットのシール性を
確保し、またシリンダヘッドと結合するためのヘッドボ
ルトの強固な締結力を受けるために、所定の壁厚が必要
である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリン
ダボア周囲の壁厚が必要以上に厚くなると、シリンダボ
アとウォータジャケットとの距離が離れるため、燃焼室
側から冷却水への熱伝達が悪化して冷却効率の低下を来
す。このように冷却作用が低下すると、燃焼室内のエン
ドガス（末端混合気）が高温になり、排気弁近傍の高温
壁面のホットスポットで異常燃焼を起こしてノッキング
の原因となり、また、燃焼室内の点火プラグや排気弁が
過熱して点火プラグによる燃焼前にプレイグニッション
を起こし壁面が異常過熱する。
ダボア周囲の壁厚が必要以上に厚くなると、シリンダボ
アとウォータジャケットとの距離が離れるため、燃焼室
側から冷却水への熱伝達が悪化して冷却効率の低下を来
す。このように冷却作用が低下すると、燃焼室内のエン
ドガス（末端混合気）が高温になり、排気弁近傍の高温
壁面のホットスポットで異常燃焼を起こしてノッキング
の原因となり、また、燃焼室内の点火プラグや排気弁が
過熱して点火プラグによる燃焼前にプレイグニッション
を起こし壁面が異常過熱する。
【０００５】本発明は上記の点を考慮してなされたもの
であって、ガスケットのシール性やシリンダボア側壁の
強度を充分に保つとともに、冷却効率を高めてシリンダ
ヘッドやボア側壁を充分に冷却しノッキングの発生を抑
制して信頼性の高いエンジン燃焼を達成可能なシリンダ
ブロックの提供を目的とする。
であって、ガスケットのシール性やシリンダボア側壁の
強度を充分に保つとともに、冷却効率を高めてシリンダ
ヘッドやボア側壁を充分に冷却しノッキングの発生を抑
制して信頼性の高いエンジン燃焼を達成可能なシリンダ
ブロックの提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、シリンダボアを構成する円筒状側壁の
シリンダヘッドとの接合面側の端部に、壁厚を薄くする
ための部分的な切欠きを形成したことを特徴とするエン
ジンのシリンダブロックを提供する。
め、本発明では、シリンダボアを構成する円筒状側壁の
シリンダヘッドとの接合面側の端部に、壁厚を薄くする
ための部分的な切欠きを形成したことを特徴とするエン
ジンのシリンダブロックを提供する。
【０００７】上記構成によれば、切欠き部分の壁厚が薄
いため、冷却水が燃焼室側に充分に近づいて冷却作用が
高まり、燃焼室壁面やエンドガスが充分冷却され、ノッ
キングの発生が抑制される。また、ブロック上端部の温
度低下により、燃焼室内に吸引されて燃焼するオイル消
費量が減少する。また、このように冷却作用を向上させ
るために切欠きを形成しても、この切欠きはシリンダボ
ア周囲に部分的に形成されるため、シリンダボア周囲の
ブロック側壁の一部のみの壁厚が薄肉化しブロック側壁
全周の壁厚が薄くなることはなく、従って、シリンダボ
ア周囲のブロック側壁の強度は充分に確保される。ま
た、ボア周囲のガスケットの温度低下により、シール用
ビード高さのへたりが減少しシールの信頼性が向上す
る。
いため、冷却水が燃焼室側に充分に近づいて冷却作用が
高まり、燃焼室壁面やエンドガスが充分冷却され、ノッ
キングの発生が抑制される。また、ブロック上端部の温
度低下により、燃焼室内に吸引されて燃焼するオイル消
費量が減少する。また、このように冷却作用を向上させ
るために切欠きを形成しても、この切欠きはシリンダボ
ア周囲に部分的に形成されるため、シリンダボア周囲の
ブロック側壁の一部のみの壁厚が薄肉化しブロック側壁
全周の壁厚が薄くなることはなく、従って、シリンダボ
ア周囲のブロック側壁の強度は充分に確保される。ま
た、ボア周囲のガスケットの温度低下により、シール用
ビード高さのへたりが減少しシールの信頼性が向上す
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態においては、
前記切欠きは、排気弁および／または吸気弁に対応した
位置に形成されたことを特徴としている。
前記切欠きは、排気弁および／または吸気弁に対応した
位置に形成されたことを特徴としている。
【０００９】この構成によれば、燃焼室壁面が特に高温
化してホットスポットが形成されノッキングやプレイグ
ニッションが起こりやすい排気弁あるいは吸気弁に近接
して切欠きが形成されるため、ノッキング等の異常燃焼
が有効に抑制される。
化してホットスポットが形成されノッキングやプレイグ
ニッションが起こりやすい排気弁あるいは吸気弁に近接
して切欠きが形成されるため、ノッキング等の異常燃焼
が有効に抑制される。
【００１０】さらに好ましい実施の形態においては、前
記切欠きは、隣接するシリンダボアの連結部の両側に形
成されたことを特徴としている。
記切欠きは、隣接するシリンダボアの連結部の両側に形
成されたことを特徴としている。
【００１１】この構成においては、排気弁や吸気弁の近
傍に加えて、特に高温になりやすい隣接シリンダボア間
の連結部分の両側に切欠きが形成されるため、燃焼室内
がさらに有効に冷却され安定した燃焼作用が得られる。
傍に加えて、特に高温になりやすい隣接シリンダボア間
の連結部分の両側に切欠きが形成されるため、燃焼室内
がさらに有効に冷却され安定した燃焼作用が得られる。
【００１２】
【実施例】図１は本発明の実施例に係るシリンダブロッ
クの上面図であり、図２はそのＡ−Ａ’部分の断面図で
ある。このシリンダブロック１は、４気筒エンジンの４
つのシリンダボア２を直列に隣接配置したものであり、
各シリンダボア２はほぼ円筒状の側壁３で囲まれてい
る。側壁３の周囲にはウォータジャケット４が形成され
る。このシリンダブロック１はオープンデッキ型であ
り、ボア２周囲全周のウォータジャケット４はトップデ
ッキ（上端面）に露出して開口する。各シリンダボア２
の周囲にはシリンダヘッド（図示しない）を結合するた
めのヘッドボルト装着孔５が設けられる。各ボア２の上
部のシリンダヘッド側には、燃焼室が形成されその中央
部に点火プラグ６が配設され、これを挟んでその両側に
各々２個の吸気弁７および排気弁８が設けられる。
クの上面図であり、図２はそのＡ−Ａ’部分の断面図で
ある。このシリンダブロック１は、４気筒エンジンの４
つのシリンダボア２を直列に隣接配置したものであり、
各シリンダボア２はほぼ円筒状の側壁３で囲まれてい
る。側壁３の周囲にはウォータジャケット４が形成され
る。このシリンダブロック１はオープンデッキ型であ
り、ボア２周囲全周のウォータジャケット４はトップデ
ッキ（上端面）に露出して開口する。各シリンダボア２
の周囲にはシリンダヘッド（図示しない）を結合するた
めのヘッドボルト装着孔５が設けられる。各ボア２の上
部のシリンダヘッド側には、燃焼室が形成されその中央
部に点火プラグ６が配設され、これを挟んでその両側に
各々２個の吸気弁７および排気弁８が設けられる。
【００１３】図２に示すように、ウォータジャケット４
の上端部（シリンダヘッドとの接合面側の端部）のシリ
ンダボア２側の側壁３には切欠き９が形成され、肉厚が
薄くされている。このような切欠き９は、吸気弁７およ
び排気弁８に対応してその外側の４ヵ所の位置に形成さ
れる。さらに、各隣接するシリンダボア２の連結部の両
側にも切欠き９と同様の切欠き１０が形成される。この
ような切欠き９，１０を設けることにより、シリンダブ
ロックのボアに面した側壁３の壁厚が薄くなり冷却水へ
の熱伝達が良好に行なわれ冷却作用が向上する。この場
合、切欠き９，１０はシリンダボア２の周囲に部分的に
形成され、全周が薄肉化されないため、ブロック側壁の
強度は充分に保たれる。
の上端部（シリンダヘッドとの接合面側の端部）のシリ
ンダボア２側の側壁３には切欠き９が形成され、肉厚が
薄くされている。このような切欠き９は、吸気弁７およ
び排気弁８に対応してその外側の４ヵ所の位置に形成さ
れる。さらに、各隣接するシリンダボア２の連結部の両
側にも切欠き９と同様の切欠き１０が形成される。この
ような切欠き９，１０を設けることにより、シリンダブ
ロックのボアに面した側壁３の壁厚が薄くなり冷却水へ
の熱伝達が良好に行なわれ冷却作用が向上する。この場
合、切欠き９，１０はシリンダボア２の周囲に部分的に
形成され、全周が薄肉化されないため、ブロック側壁の
強度は充分に保たれる。
【００１４】このようなオープンデッキ型シリンダブロ
ック１のトップデッキ面にガスケット（図示しない）を
介してシリンダヘッドが接合される。ガスケットは、ス
テンレスや、銅等の金属製であり、ボア２に対応した円
形の４つの開口およびヘッドボルトやオイル通路を挿通
させる開口が形成され、ウォータジャケット４の上面を
覆いその一部を開口させてシリンダヘッド側のウォータ
ジャケットと連通させるものものである。
ック１のトップデッキ面にガスケット（図示しない）を
介してシリンダヘッドが接合される。ガスケットは、ス
テンレスや、銅等の金属製であり、ボア２に対応した円
形の４つの開口およびヘッドボルトやオイル通路を挿通
させる開口が形成され、ウォータジャケット４の上面を
覆いその一部を開口させてシリンダヘッド側のウォータ
ジャケットと連通させるものものである。
【００１５】図３は、上記実施例のシリンダブロック１
にシリンダヘッドを接合した状態の断面図である。オー
プンデッキ型シリンダブロック１のトップデッキ面にガ
スケット１７を介してシリンダヘッド１１がヘッドボル
ト（図示しない）により締結される。シリンダボア２内
にはピストン１２が摺動する。シリンダボア２の上部の
ヘッド側に燃焼室１８が形成され、吸気通路１４および
排気通路１５が連通しそれぞれの端部のポートに吸気弁
７および排気弁８が装着される。シリンダヘッド１１内
には冷却水を循環させるウォータジャケット１３が形成
されている。このヘッド側のウォータジャケット１３と
ブロック側のウォータジャケット４を連通させるための
連通路１６が形成される。この連通路１６は、図示した
ように、前述の切欠き９のボア面に近い側に設けること
が望ましい。これにより、冷却水の連通路１６を燃焼室
側に近づけるとともに切欠き９内の冷却水の循環を促進
させて冷却作用を高めることができる。このような連通
路１６に対応してガスケット１７に開口１７ａが形成さ
れる。このように開口１７ａをボア側に近づけて形成し
ても薄肉化された側壁上のシール面の面圧増加等により
ガスケットのシール性が低下することはない。
にシリンダヘッドを接合した状態の断面図である。オー
プンデッキ型シリンダブロック１のトップデッキ面にガ
スケット１７を介してシリンダヘッド１１がヘッドボル
ト（図示しない）により締結される。シリンダボア２内
にはピストン１２が摺動する。シリンダボア２の上部の
ヘッド側に燃焼室１８が形成され、吸気通路１４および
排気通路１５が連通しそれぞれの端部のポートに吸気弁
７および排気弁８が装着される。シリンダヘッド１１内
には冷却水を循環させるウォータジャケット１３が形成
されている。このヘッド側のウォータジャケット１３と
ブロック側のウォータジャケット４を連通させるための
連通路１６が形成される。この連通路１６は、図示した
ように、前述の切欠き９のボア面に近い側に設けること
が望ましい。これにより、冷却水の連通路１６を燃焼室
側に近づけるとともに切欠き９内の冷却水の循環を促進
させて冷却作用を高めることができる。このような連通
路１６に対応してガスケット１７に開口１７ａが形成さ
れる。このように開口１７ａをボア側に近づけて形成し
ても薄肉化された側壁上のシール面の面圧増加等により
ガスケットのシール性が低下することはない。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、シリンダボア周囲のブロック側壁に部分的に切欠き
を形成したため、この切欠き部分の壁厚が薄くなり、冷
却水が燃焼室側に充分に近づいて冷却作用が高まり、燃
焼室壁面やエンドガスが充分冷却され、ノッキングの発
生が抑制される。また、ブロック上端部の温度低下によ
り、燃焼室内に吸引されて燃焼するオイル消費量が減少
する。また、このように冷却作用を向上させるために切
欠きを形成しても、この切欠きはシリンダボア周囲に部
分的に形成されるため、シリンダボア周囲のブロック側
壁の一部のみの壁厚が薄肉化しブロック側壁全周の壁厚
が薄くなることはなく、従って、シリンダボア周囲のブ
ロック側壁の強度は充分に確保される。また、ボア周囲
のガスケットの温度低下により、シール用ビード高さの
へたりが減少しシールの信頼性が向上する。
は、シリンダボア周囲のブロック側壁に部分的に切欠き
を形成したため、この切欠き部分の壁厚が薄くなり、冷
却水が燃焼室側に充分に近づいて冷却作用が高まり、燃
焼室壁面やエンドガスが充分冷却され、ノッキングの発
生が抑制される。また、ブロック上端部の温度低下によ
り、燃焼室内に吸引されて燃焼するオイル消費量が減少
する。また、このように冷却作用を向上させるために切
欠きを形成しても、この切欠きはシリンダボア周囲に部
分的に形成されるため、シリンダボア周囲のブロック側
壁の一部のみの壁厚が薄肉化しブロック側壁全周の壁厚
が薄くなることはなく、従って、シリンダボア周囲のブ
ロック側壁の強度は充分に確保される。また、ボア周囲
のガスケットの温度低下により、シール用ビード高さの
へたりが減少しシールの信頼性が向上する。
【００１７】また、前記切欠きを、排気弁あるいは吸気
弁に対応した位置に形成する構成によれば、燃焼室壁面
が特に高温化してホットスポットが形成されノッキング
やプレイグニッションが起こりやすい排気弁あるいは吸
気弁に近接して切欠きが形成されるため、ノッキング等
の異常燃焼が有効に抑制される。
弁に対応した位置に形成する構成によれば、燃焼室壁面
が特に高温化してホットスポットが形成されノッキング
やプレイグニッションが起こりやすい排気弁あるいは吸
気弁に近接して切欠きが形成されるため、ノッキング等
の異常燃焼が有効に抑制される。
【００１８】さらに、前記切欠きを、隣接するシリンダ
ボアの連結部の両側に形成する構成とすれば、排気弁や
吸気弁の近傍に加えて、特に高温になりやすい隣接シリ
ンダボア間の連結部分の両側に切欠きが形成されるた
め、燃焼室内がさらに有効に冷却され安定した燃焼作用
が得られる。
ボアの連結部の両側に形成する構成とすれば、排気弁や
吸気弁の近傍に加えて、特に高温になりやすい隣接シリ
ンダボア間の連結部分の両側に切欠きが形成されるた
め、燃焼室内がさらに有効に冷却され安定した燃焼作用
が得られる。
【００１９】なお、実施例においては、オープンデッキ
型のシリンダブロックについて説明したが、本発明はク
ローズドデッキ型のシリンダブロックに対しても同様に
適用可能である。この場合、ヘッド側との連通部の開口
を除いてトップデッキ面が閉じられたウォータジャケッ
トの上端部のシリンダボア側に切欠きが形成される。ま
た、上記実施例では吸気弁および排気弁の両外側に切欠
きを形成したが、特に高温化する排気弁の外側にのみ切
欠きを形成してもよい。また、４バルブエンジンに限ら
ず、２バルブあるいはその他の多バルブエンジンに対し
本発明は適用可能である。
型のシリンダブロックについて説明したが、本発明はク
ローズドデッキ型のシリンダブロックに対しても同様に
適用可能である。この場合、ヘッド側との連通部の開口
を除いてトップデッキ面が閉じられたウォータジャケッ
トの上端部のシリンダボア側に切欠きが形成される。ま
た、上記実施例では吸気弁および排気弁の両外側に切欠
きを形成したが、特に高温化する排気弁の外側にのみ切
欠きを形成してもよい。また、４バルブエンジンに限ら
ず、２バルブあるいはその他の多バルブエンジンに対し
本発明は適用可能である。
【図１】 本発明の実施例に係るシリンダブロックの上
面図。
面図。
【図２】 図１のＡ−Ａ’部分の断面図。
【図３】 本発明の実施例のシリンダブロックにヘッド
を装着した状態を示す断面図。
を装着した状態を示す断面図。
１：シリンダブロック、２：シリンダボア、３：側壁、
４：ウォータジャケット、７：吸気弁、８：排気弁、
９，１０：切欠き、１１：シリンダヘッド、１３：ウォ
ータジャケット、１６：連通路、１７：ガスケット、１
８：燃焼室。
４：ウォータジャケット、７：吸気弁、８：排気弁、
９，１０：切欠き、１１：シリンダヘッド、１３：ウォ
ータジャケット、１６：連通路、１７：ガスケット、１
８：燃焼室。
Claims (3)
- 【請求項１】シリンダボアを構成する円筒状側壁のシリ
ンダヘッドとの接合面側の端部に、壁厚を薄くするため
の部分的な切欠きを形成したことを特徴とするエンジン
のシリンダブロック。 - 【請求項２】前記切欠きは、排気弁および／または吸気
弁に対応した位置に形成されたことを特徴とする請求項
１に記載のエンジンのシリンダブロック。 - 【請求項３】前記切欠きは、隣接するシリンダボアの連
結部の両側に形成されたことを特徴とする請求項２に記
載のエンジンのシリンダブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1541597A JPH10213006A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | エンジンのシリンダブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1541597A JPH10213006A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | エンジンのシリンダブロック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10213006A true JPH10213006A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11888132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1541597A Pending JPH10213006A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | エンジンのシリンダブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10213006A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100475918B1 (ko) * | 2002-09-13 | 2005-03-10 | 현대자동차주식회사 | 엔진 실린더블록의 실린더벽 |
| JP2019124211A (ja) * | 2018-01-19 | 2019-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
| CN114991983A (zh) * | 2021-03-01 | 2022-09-02 | 比亚迪股份有限公司 | 发动机和车辆 |
-
1997
- 1997-01-29 JP JP1541597A patent/JPH10213006A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100475918B1 (ko) * | 2002-09-13 | 2005-03-10 | 현대자동차주식회사 | 엔진 실린더블록의 실린더벽 |
| JP2019124211A (ja) * | 2018-01-19 | 2019-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
| CN114991983A (zh) * | 2021-03-01 | 2022-09-02 | 比亚迪股份有限公司 | 发动机和车辆 |
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