JP6891208B2 - 自動車用アクセルペダル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のパワーユニットを制御する自動車用アクセルペダルに関する。
例えば、自動車では、アクセルペダルに入力される踏力によって、摩擦パッドとドラムとの間に摩擦力を発生させている。特許文献1では、アクセルペダルの踏み込み時と、アクセルペダルの戻し時の摩擦方向(摩擦力)の違いによって、アクセルペダルの操作荷重特性にヒステリシスを付与するヒステリシス構造が採用されている。
一般的に、アクセルペダルの操作荷重特性に対してヒステリシスを付与することで、アクセルペダルを任意の踏み込み位置に保持し易くなり、操縦者の疲労軽減を図ることができる、としている。
特許第5789656号公報
ところで、各部品の製造誤差による寸法誤差(単体バラツキ)や、製造時の組付誤差等による取付誤差(取付バラツキ)が発生する場合がある。従来では、摩擦パッドとドラムとの接触部位が面接触している。接触部位が面接触の場合、寸法誤差や取付誤差によって摩擦パッドとドラムとの接触位置が変化し、アクセルペダルの踏力にバラツキが発生するおそれがある。
すなわち、各種の誤差(バラツキ)によって摩擦パッドとドラムとの接触位置が変化すると、アクセルペダルの操作荷重特性が変化して、アクセルペダルの踏力がばらついて不安定となる。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、寸法誤差や組付誤差等の各種バラツキがあった場合であっても、アクセルペダルの踏力を安定化させることが可能な自動車用アクセルペダル装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、車体に固定されるハウジングと、前記ハウジングに対してアイドリング位置と全開スロットル位置との間で回動可能に取り付けられ、軸方向に沿った一端部にドラム部が設けられていると共に、軸方向に沿った他端部にペダル部が設けられているアクセルアームと、パッド軸部を有し、前記パッド軸部を回動中心として前記ハウジングに対して回動可能に取り付けられている摩擦パッドと、前記アクセルアームと前記摩擦パッドとの間に介装されるばね部材と、を備え、前記ドラム部は、前記アクセルアームを回動可能に軸支するアーム回動軸と、外周部から前記アーム回動軸に向かって窪む凹部とを有し、前記凹部は、軸直断面で平坦面からなる2つの凹部内壁によって断面V字状に形成され、前記摩擦パッドは、前記ばね部材のばね力によって前記凹部に押圧される単一の摩擦部を有し、前記摩擦部は、前記凹部に臨む側面部が断面円弧状に形成された側面部材を有し、前記側面部材は、前記摩擦部の車両後方面の左右両側にそれぞれ連続して設けられると共に、車両後方側からみて円弧状を呈する縦円弧面と、軸直断面において円弧状を呈する横円弧面とを有し、前記縦円弧面と前記横円弧面との交差する部位に、前記凹部内壁に対して点接触する接触部が設けられることを特徴とする。
また、本発明は、車体に固定されるハウジングと、前記ハウジングに対してアイドリング位置と全開スロットル位置との間で回動可能に取り付けられ、軸方向に沿った一端部にドラム部が設けられていると共に、軸方向に沿った他端部にペダル部が設けられているアクセルアームと、パッド軸部を有し、前記パッド軸部を回動中心として前記ハウジングに対して回動可能に取り付けられている摩擦パッドと、前記アクセルアームと前記摩擦パッドとの間に介装されるばね部材と、を備え、前記ドラム部は、前記アクセルアームを回動可能に軸支するアーム回動軸と、外周部から前記アーム回動軸に向かって窪む凹部とを有し、前記凹部は、軸直断面で平坦面からなる2つの凹部内壁によって断面V字状に形成され、前記摩擦パッドは、前記ばね部材のばね力によって前記凹部に押圧される摩擦部を有し、前記摩擦部は、前記凹部に臨む側面部が形成された側面部材を有し、前記側面部は、軸直断面において所定の曲率半径を有する円弧面と、前記円弧面に連続する平坦面とを有し、前記円弧面と前記平坦面との間に、前記ドラム部の前記凹部内壁に対して線接触する稜線部が設けられ、前記稜線部は、前記アーム回動軸の軸方向からみて前記アーム回動軸を中心とする円弧状に形成されていることを特徴とする。
本発明では、寸法誤差や組付誤差等の各種バラツキがあった場合であっても、アクセルペダルの踏力を安定化させることが可能な自動車用アクセルペダル装置を得ることができる。
本発明の実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置の概略側面構成図である。 図1に示すハウジング及び摩擦パッドの一部を破断した拡大側面図である。 摩擦パッドの拡大斜視図である。 図2のIV−IV線に沿った縦断面図あり、ドラム部の凹部内壁に対して側面部材の接触部が点接触する状態を示した図である。 図4に示す接触部の拡大縦断面図である。 側面部材の拡大平面図である。 アーム回動軸の中心から接触部までの半径Rと、接触部からパッド回動軸までの離間距離Aとの関係を示す説明図である。 本実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置の操作荷重特性を示す特性図である。 アーム回動軸の中心から接触部までの離間距離B1と、アーム回動軸からパッド回動軸までの離間距離B2との関係を示す説明図である。 摩擦パッドの摩擦部に対して肉抜き部を設けた状態を示す拡大断面図である。 アクセルアームの変位量と摩擦力との関係を示す特性図である。 本発明の他の実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置を構成する摩擦パッドの拡大斜視図である。 図12に示す稜線部が円弧状に延在する状態を示す拡大側面図である。 他の実施形態において、図4に対応する縦断面図である。 他の実施形態において、図5に対応する拡大縦断面図である。 本出願人が案出した比較例に係る摩擦パッドの縦断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置の概略側面構成図、図2は、図1に示すハウジング及び摩擦パッドの一部を破断した拡大側面図、図3は、摩擦パッドの拡大斜視図である。なお、各図中において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、車両上下方向(鉛直上下方向)を、それぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置10は、ハウジング12と、アクセルアーム14と、摩擦パッド16と、ばね部材18とを備えて構成されている。
ハウジング12は、ベース部12aと、ベース部12aの車両後方に連設されたケーシング部12bとを有する。ベース部12aには、図示しない複数のボルト取付孔が形成されている。ハウジング12(ベース部12a)は、このボルト取付孔に取り付けられる図示しないボルトを介して、車体(図示せず)に対して固定されている。ケーシング部12b内には、後記するドラム部22(図1、図2参照)を収容するための空間部が設けられている。
ケーシング部12bの空間部内には、ドラム部22に固着されたアーム回動軸24がハウジング12の左右側壁部を貫通するように配置されている。ハウジング12の左右側壁部には、アーム回動軸24を軸支する図示しない軸受け孔がそれぞれ設けられている。
図1に示されるように、ハウジング12の車両下方側には、アクセルアーム14が配置されている。このアクセルアーム14は、軸方向に沿った一端部(車両上方側端部)にドラム部22が設けられていると共に、軸方向に沿った他端部(車両下方側端部)にペダル部28が設けられている。また、アクセルアーム14は、アーム回動軸24を回動支点として、アイドリング位置と全開スロットル位置との間で回動可能にハウジング12に対して取り付けられている。
ドラム部22は、ケーシング部12bの空間部内に収容され、比較的に厚肉で大径な略円板状を呈している。ドラム部22の中心部は、アクセルアーム14を回動可能に軸支するアーム回動軸24を有する。なお、各図中において、点Oは、アーム回動軸24の中心を示している。
図4は、図2のIV−IV線に沿った縦断面図あり、ドラム部の凹部内壁に対して側面部材の接触部が点接触する状態を示した図である。
ドラム部22の車両前方側には、後記する側面部材30を左右両側から跨ぐように配置された二股円弧状部32(後記する図4参照)が設けられている。この二股円弧状部32は、側面視して略円弧状に延在し且つ二股状に分岐して略平行に延在している。図4に示されるように、この二股円弧状部32の二股に分岐した間には、外周部からアーム回動軸24に向かって窪む凹部34が形成されている。この凹部34は、平坦面からなる2つの凹部内壁36、36によって断面逆V字状に形成されている。
図1に戻り、アクセルアーム14のドラム部22と、ハウジング12のベース部12aとの間には、摩擦パッド16が設けられている。この摩擦パッド16は、平面視して円盤状を呈するパッド本体16aと、パッド軸部38と、摩擦部40とが一体的に形成されている。
図3に示されるように、パッド軸部38は、パッド本体16aと摩擦部40との間に配置され、摩擦パッド16の軸線と略直交する方向に突出する一対の突起部によって構成されている。パッド軸部38は、ベース部12aに設けられた軸受け部48に回動可能に支持されている。摩擦パッド16は、パッド軸部38を回動中心としてハウジング12に対して回動可能に取り付けられている。
図2に示されるように、ばね部材18は、アクセルアーム14と摩擦パッド16との間に介装されている。このばね部材18は、外径側に配置された外径コイルスプリング18aと、内径側に配置された内径コイルスプリング18bとから構成されている。ばね部材18の一端部は、パッド本体16aに設けられたばね受け座42に係着されている。ばね部材18の他端部は、アクセルアーム14側に設けられたばね受け座44に係着されている。摩擦パッド16の摩擦部40(図3参照)は、ばね部材18のばね力によってドラム部22の凹部34に対して押圧されるように設けられている。
図5は、図4に示す接触部の拡大縦断面図、図6は、側面部材の拡大平面図である。
摩擦部40の車両後方側には、凹部34に臨む左右側面部50、50を有する側面部材30が設けられている。図4及び図5に示されるように、この側面部材30の左右側面部50、50には、ドラム部22の平坦面で形成された凹部内壁36、36に対して点接触する接触部(接触点)52が設けられている。左右側面部50、50は、側面部材30の車両後方面54の左右両側にそれぞれ連続して設けられている。
各側面部50は、車両前方側からみて円弧状を呈する縦円弧面56a(図6参照)と、軸直断面において円弧状を呈する横円弧面56b(図5参照)とが形成されている。この縦円弧面56aと横円弧面56bとが交差する部位には、ドラム部22の凹部内壁36、36の平坦面と点接触する接触部52が設けられている。
縦円弧面56aの曲率半径と、横円弧面56bの曲率半径とは、同じであってもよく、又は、異なっていてもよい。縦円弧面56aの曲率半径と、横円弧面56bの曲率半径とが同じ場合には、球面となる。
なお、本実施形態では、摩擦パッド16の摩擦部40側に点接触する接触部52を設けているが、これに限定されるものではなく、例えば、ドラム部22の凹部34側に点接触する接触部52を設けるようにしてもよい。
本実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
操作者がペダル部28を踏み込んだペダル踏み込み時には、アクセルアーム14に対して踏力が付与される。この踏力によってアクセルアーム14は、アーム回動軸24を回動中心として図示しない車体側に向かって所定角度だけ回動する。アクセルアーム14の回動動作によってばね部材18(18a、18b)が圧縮され、そのばね力(圧縮力)によって摩擦パッド16がパッド軸部38を回動中心として回動する。摩擦パッド16の回動動作によって摩擦部40がドラム部22の凹部34に対して押圧される。
摩擦部40がドラム部22の凹部34に押圧されることで、摩擦部40の側面部材30に設けられた接触部52と、ドラム部22の凹部34の平坦面からなる凹部内壁36とが点接触する。
操作者がペダル部28に対する踏み込みを止めたペダル戻し時には、アクセルアーム14に対する踏力の付与が解除される。アクセルアーム14は、ばね部材18のばね力(伸長力)によって、摩擦パッド16がパッド軸部38を回動中心として摩擦部40の側面部材30に設けられた接触部52がドラム部22の凹部34の凹部内壁36から離間する方向に回動する。この結果、摩擦パッド16及びアクセルアーム14が初期位置に滑らかに復帰する。
次に、本出願人が案出した比較例と比較しながら、本実施形態の作用効果について以下説明する。なお、比較例において、本実施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号を付している。
図16は、本出願人が案出した比較例に係る自動車用アクセルペダル装置の拡大縦断面図である。図16に示される比較例では、接触部52に対応するものが何ら設けられておらず、ドラム部22の凹部内壁36と、側面部材30の各側面部50とがそれぞれ平坦面で形成されて互いに面接触している点で、本実施形態と相違している。
図16に示される比較例では、摩擦部40に設けられた側面部材30の各側面部50aと、ドラム部22の凹部内壁36とが互いに面接触しているため、例えば、寸法誤差や組付誤差等の各種バラツキがあった場合、接触位置が変化するおそれがある。これにより、アクセルアーム14の操作荷重特性が変化し、踏力にバラツキが発生する。
これに対し、本実施形態では、側面部材30の各側面部50に対し、ドラム部22の凹部34の凹部内壁36(平坦面)と点接触する接触部52を設けている(図5参照)。これにより、本実施形態では、ドラム部22の凹部34の凹部内壁36と接触する位置が、接触部52で常時一定となり接触位置が変化することを回避することができる。この結果、本実施形態では、寸法誤差や組付誤差等の各種バラツキがあった場合であっても、アクセルアーム14の踏力を安定化させることができる。
本実施形態において、摩擦部40と凹部34との接触部52は、回転軸方向視で、ドラム回転軸(アーム回動軸24)を中心とする半径Rと、摩擦パッド16の回転軸から接触部52までの離間距離Aとの比(R/A)が一定の位置に配置されている。すなわち、図7に示されるように、半径Rは、アーム回動軸24の軸方向からみて、接触部52を通りアーム回動軸24(ドラム回動軸)を中心とする半径をいう。離間距離Aは、アーム回動軸24の軸方向からみて、摩擦パッド16のパッド軸部38から接触部52までの離間距離をいう。本実施形態では、半径Rと離間距離Aとの比(R/A)を一定とすることで、各種バラツキを考慮してもペダル部28に対する摩擦力の寄与が一定となり、踏力を安定化させることができる。なお、図7において、破線Fは、比(R/A)が一定となる接触点(接触部52)を連続して描写した線を示している。
さらに、本実施形態において、摩擦パッド16は、パッド軸部38に対して摩擦部40の反対側に、ばね部材18の一端を受けるばね受け部を有し、ばね部材18は、アクセルアーム14をアイドリング位置に戻す役割と、摩擦パッド16を凹部34に押圧する役割を兼ねており、ばね部材18と摩擦パッド16とにより踏力にヒステリシスを発生させている。すなわち、図2及び図3に示されるように、本実施形態では、パッド軸部38に対して軸方向に沿った摩擦部40の反対側のパッド本体16aに、ばね部材18を係着するためのばね受け座42が設けられている。このばね部材18は、摩擦パッド16をドラム部22の凹部34に対して押圧する機能と、アクセルアーム14をアイドリング位置に戻す機能とを併有している。ペダル部28に対する踏み込み時には、大きな押圧力が作用すると共に、ペダル部28の戻し時には、踏み込み時よりも小さな押圧力が作用する。ばね部材18と摩擦パッド16とによって踏力にヒステリシスHが発生する(図8参照)。
図8は、本実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置の操作荷重特性を示す特性図である。踏み込み操作荷重は、図8の線a−bで示されるように急激に立ち上がる。続いて、アクセルアーム14の操作荷重は、図8の線b−cのような勾配で増加する。さらに、アクセルアーム14の戻し操作荷重は、図8の線c−dに示されるように急激に減少した後、図8の線d−eの勾配で減少して初期位置(戻り位置)に復帰する。なお、図8中において、一点鎖線は、ばね部材18のばね荷重を示している。
本実施形態では、図8に示されるようなヒステリシスHを発生させることで、操作者によるペダル部28の保持力を相対的に低下させ、アクセルアーム14の操作性を向上させることができる。
図9に示されるように、さらにまた、本実施形態では、アーム回動軸24の軸方向からみて、摩擦部40の接触部(接触点)52からアーム回動軸24までの離間距離B1と、アーム回動軸24からパッド軸部38までの離間距離B2とが、略同一に設定されている(B1≒B2)。これにより、本実施形態では、ドラム部22の凹部34と摩擦部40の接触部52との接触面圧の部分的なバラツキを低下させて踏力の安定化を達成することができる。
さらにまた、本実施形態において、摩擦部40は、摩擦パッド16の他の部分と異なる樹脂材料を使用している。すなわち、本実施形態では、摩擦部40の側面部材30が、摩擦パッド16の他の部分と比較して異なる樹脂材料を用いている。摩擦パッド16のパッド本体16aは、例えば、ガラスファイバ45%を含むポリフタルアミド(PPA)樹脂で形成されている。また、摩擦部40の側面部材30は、例えば、ポリアセタール(POM)樹脂で形成されている。
本実施形態では、摩擦部40の側面部材30のみを耐摩耗性のある樹脂材料に変更することで、摩擦パッド16の必要な剛性・強度と耐久性とを両立させて調和させることができる。
さらにまた、本実施形態において、摩擦部40は、断面が略M字状であり、パッド軸部38と略直角方向に延在している。すなわち、図4に示されるように、本実施形態では、摩擦部40の断面が略M字形状を呈し、パッド軸部38と略直交する方向に延在している。本実施形態では、摩擦部40を断面略M字状とすることで、摩擦パッド16のパッド本体16aとの位置ずれを防止して踏力の安定化に寄与することができる。
図10に示されるように、さらにまた、本実施形態では、摩擦部40の裏面に肉抜き部58を設けている。これにより、本実施形態では、摩擦部40の剛性・強度を適度に低下させることでスティックスリップを低下させ、踏力の安定化に寄与することができる。
図11は、アクセルアームの変位量と摩擦力との関係を示す特性図である。本実施形態では、摩擦部40の剛性・強度を適度に低下させることで、図11に示されるように破線部分の摩擦力を低下させて、スティックスリップを低下させることができる。なお、図11において、実線は、従来技術における特性曲線を示している。
次に、本発明の他の実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置100について、以下説明する。なお、図1〜図6に示す前記実施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
図12は、本発明の他の実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置を構成する摩擦パッドの拡大斜視図、図13は、図12に示す稜線部が円弧状に延在する状態を示す拡大側面図、図14は、他の実施形態において、図4に対応する縦断面図、図15は、他の実施形態において、図5に対応する拡大縦断面図である。
他の実施形態に係る自動車用アクセルペダル装置100では、前記実施形態の側面部材30の接触部52に代替して、側面部材102が、ドラム部22の凹部内壁36に対して線接触する稜線部104が設けられている点で相違している。図13に示されるように、この稜線部104は、アーム回動軸24の軸方向からみてアーム回動軸24を中心とする円弧状に形成されている。
図15に示されるように、摩擦部40の軸直断面において、稜線部104を境界として稜線部104より下側部分106は、所定の曲率半径を有する円弧面120で形成されている。また、稜線部104より上側部分108は、円弧面120に連続する平坦面130で形成されている。このように、側面部材102の各側面部110は、円弧面120と平坦面130との複合面で形成されている。
図14及び図15に示されるように、他の実施形態では、稜線部104を設けて凹部内壁36と線接触させることで、ドラム部22の凹部34の凹部内壁36と接触する位置が、稜線部104で常時一定となり接触位置が変化することを回避することができる。この結果、他の実施形態では、寸法誤差や組付誤差等の各種バラツキがあった場合であっても、アクセルアーム14の踏力を安定化させることができる。
図13に示されるように、他の実施形態では、アーム回動軸24の軸方向からみて稜線部104を円弧状とすることで、各断面上の接触点(稜線部104は複数の接触点を繋いだもの)をアーム回動軸24から等距離に設定することができる。これにより、他の実施形態では、踏力のバラツキを増加させることがなくドラム部22の凹部内壁36との接触点を増やすことで、摺動部位である稜線部104の面圧を低下させて耐久性を向上させることができる。
なお、他の実施形態において、他の作用効果は、前記実施形態と同一又は略同様であり、その詳細な説明を省略する。
10、100 自動車用アクセルペダル装置
12 ハウジング
14 アクセルアーム
16 摩擦パッド
18 ばね部材
22 ドラム部
24 アーム回動軸(ドラム回動軸)
28 ペダル部
30、102 側面部材
34 凹部
38 パッド軸部
40 摩擦部
50、110 側面部
52 接触部(点接触)
58 肉抜き部
104 稜線部(線接触)
O 中心

Claims (5)

  1. 車体に固定されるハウジングと、
    前記ハウジングに対してアイドリング位置と全開スロットル位置との間で回動可能に取り付けられ、軸方向に沿った一端部にドラム部が設けられていると共に、軸方向に沿った他端部にペダル部が設けられているアクセルアームと、
    パッド軸部を有し、前記パッド軸部を回動中心として前記ハウジングに対して回動可能に取り付けられている摩擦パッドと、
    前記アクセルアームと前記摩擦パッドとの間に介装されるばね部材と、
    を備え、
    前記ドラム部は、前記アクセルアームを回動可能に軸支するアーム回動軸と、外周部から前記アーム回動軸に向かって窪む凹部とを有し、
    前記凹部は、軸直断面で平坦面からなる2つの凹部内壁によって断面V字状に形成され、
    前記摩擦パッドは、前記ばね部材のばね力によって前記凹部に押圧される単一の摩擦部を有し、
    前記摩擦部は、前記凹部に臨む側面部が断面円弧状に形成された側面部材を有し、
    前記側面部材は、前記摩擦部の車両後方面の左右両側にそれぞれ連続して設けられると共に、車両後方側からみて円弧状を呈する縦円弧面と、軸直断面において円弧状を呈する横円弧面とを有し、
    前記縦円弧面と前記横円弧面との交差する部位に、前記凹部内壁に対して点接触する接触部が設けられることを特徴とする自動車用アクセルペダル装置。
  2. 車体に固定されるハウジングと、
    前記ハウジングに対してアイドリング位置と全開スロットル位置との間で回動可能に取り付けられ、軸方向に沿った一端部にドラム部が設けられていると共に、軸方向に沿った他端部にペダル部が設けられているアクセルアームと、
    パッド軸部を有し、前記パッド軸部を回動中心として前記ハウジングに対して回動可能に取り付けられている摩擦パッドと、
    前記アクセルアームと前記摩擦パッドとの間に介装されるばね部材と、
    を備え、
    前記ドラム部は、前記アクセルアームを回動可能に軸支するアーム回動軸と、外周部から前記アーム回動軸に向かって窪む凹部とを有し、
    前記凹部は、軸直断面で平坦面からなる2つの凹部内壁によって断面V字状に形成され、
    前記摩擦パッドは、前記ばね部材のばね力によって前記凹部に押圧される摩擦部を有し、
    前記摩擦部は、前記凹部に臨む側面部が形成された側面部材を有し、
    前記側面部は、軸直断面において所定の曲率半径を有する円弧面と、前記円弧面に連続する平坦面とを有し、
    前記円弧面と前記平坦面との間に、前記ドラム部の前記凹部内壁に対して線接触する稜線部が設けられ、
    前記稜線部は、前記アーム回動軸の軸方向からみて前記アーム回動軸を中心とする円弧状に形成されていることを特徴とする自動車用アクセルペダル装置。
  3. 請求項2記載の自動車用アクセルペダル装置において、
    前記側面部材は、前記ドラム部の前記凹部に対して線接触する稜線部を有し、
    前記稜線部は、回転軸方向視で、前記アーム回動軸を中心とする半径(R)と、前記摩擦パッドの回転軸から前記稜線部までの離間距離(A)との比(R/A)が一定になるように配置されていることを特徴とする自動車用アクセルペダル装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の自動車用アクセルペダル装置において、
    前記摩擦部の裏面には、肉抜き部が設けられていることを特徴とする自動車用アクセルペダル装置。
  5. 請求項2記載の自動車用アクセルペダル装置において、
    前記摩擦部は、単一の摩擦部からなり、
    前記側面部材は、前記摩擦部の車両後方面の左右両側にそれぞれ連続して設けられることを特徴とする自動車用アクセルペダル装置。
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