JP2021111070A - 車両用操作ペダル装置 - Google Patents

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純也 安部
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Abstract

【課題】ブレーキペダルを踏み込んだ運転者の足(靴)に対するアクセルレバーの接触を防止する車両用操作ペダル装置を提供すること。【解決手段】車両用操作ペダル装置1は、ダッシュパネルPから延出するアクセルレバー5と車幅方向で並設され、上方側がダッシュパネルPに対して回動可能に支持されると共に、下方側に踏面36が設けられ、踏面36が車両前方側へ踏み込まれるブレーキペダル30と、アクセルレバー5側の踏面36の右端部において回動可能に支持され、アクセルレバー5側への回転によって、アクセルレバー5を押し動かすことが可能なアクセルパッド40と、踏面36が踏み込まれることによって、車両前方側へ移動して、アクセルレバー5から離隔するアクセルパッド40の回動領域105と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、ブレーキ操作に加えてアクセル操作が可能なブレーキペダルを備える車両用操作ペダル装置に関するものである。
従来より、上記の車両用操作ペダル装置に関する技術が種々提案されている。例えば、下記特許文献1に記載された技術は、少なくとも踏み込んでブレーキ操作をするブレーキペダルと、横方向に所要の角度範囲で回転させてアクセル操作をするアクセルパッドとアクセルレバーとアクセルアームとを備えたペダル装置であって、前記アクセルレバーとアクセルアームとの間にアクセル調整機構を備えたことを特徴とする。
下記特許文献1の記載によれば、上記のペダル装置は、アクセルレバーとアクセルアームとの間にアクセル調整機構を備えたことによって、従来のペダル式のブレーキおよびアクセルに替えて取り付けても、異なるメーカーの各車種および運転者の好みに対応してアクセルの始動や加速調整などが容易に行えるのであり、また、同時にアクセル操作位置において急ブレーキを掛けようとしたときに、本能的にそのままブレーキペダルを踏み込めば、アクセルからブレーキへの踏み替えなどの時間遅れや踏み違えがなく、誤操作が全面的に解消され、正確且つ速やかにブレーキ操作をすることができ安全性に優れるという効果を奏する。
特開2012−164067号公報
アクセルレバーは、常に元の位置に戻されるようにバネ付勢され、アクセルパッドは、ブレーキペダルに回動可能に取り付けられている。
従って、運転者の靴の踵を中心にしてつま先側を横方向に回転または移動させるアクセル操作により、アクセルパッドとアクセルレバーが横方向に回転させられている状態において、ブレーキ操作が行われると、運転者の足(靴)でブレーキペダルが踏み込まれるので、アクセルパッドは、運転者の足(靴)で横方向に回転させられている状態を維持しながら、ブレーキペダルと共に踏込方向へ移動し、アクセルレバーから離れていく。
これに対して、アクセルレバーは、バネ付勢で元の位置に戻されるので、アクセルパッド付近にある運転者の足(靴)に接近していく。
そのため、横方向に回転した状態で踏込み方向へ移動する運転者の足(靴)に対して、元の位置に戻ろうとするアクセルレバーが接触する可能性があり、ブレーキ操作時に、アクセル操作が解除されない虞があった。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、ブレーキペダルを踏み込んだ運転者の足(靴)に対するアクセルレバーの接触を防止する車両用操作ペダル装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、車両用操作ペダル装置であって、車両構成部材から延出するアクセルレバーと車幅方向で並設され、上方側が車両構成部材に対して回動可能に支持されると共に、下方側に踏面が設けられ、踏面が車両前方側へ踏み込まれるブレーキペダルと、アクセルレバー側の踏面の一端部において回動可能に支持され、アクセルレバー側への回転によって、アクセルレバーを押し動かすことが可能なアクセルパッドと、踏面が踏み込まれることによって、車両前方側へ移動して、アクセルレバーから離隔するアクセルパッドの回動領域と、を備えることを特徴とする。
ここで、アクセルパッドの回動領域とは、アクセルパッドの回動によってアクセルパッドが通過可能な領域をいう。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用操作ペダル装置であって、踏面の一端部において、アクセルレバー側とは反対側でアクセルパッドに沿って車両後方側へ突出する突条部を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用操作ペダル装置であって、アクセルパッドを踏面側へ付勢する付勢部材を備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載の車両用操作ペダル装置であって、突条部は、アクセルパッドの踏面側への回転を所定位置で停止させる停止面を備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2又は請求項4に記載の車両用操作ペダル装置であって、踏面において突条部に隣接して配設され、アクセルパッドを回動可能に支持する回動軸を備えることを特徴とする。
本発明の車両用操作ペダル装置は、ブレーキペダルを踏み込んだ運転者の足(靴)に対するアクセルレバーの接触を防止する。
本実施形態の車両用操作ペダル装置が表された側面図である。 同車両用操作ペダル装置が表された正面図である。 同車両用操作ペダル装置のブレーキペダルの踏面が表された側面図である。 同車両用操作ペダル装置のブレーキペダルの踏面が表された正面図である。 同車両用操作ペダル装置が表された側面図である。 同車両用操作ペダル装置が表された正面図である。 同車両用操作ペダル装置が表された側面図である。 同車両用操作ペダル装置が表された正面図である。
以下、本発明に係る車両用操作ペダル装置について、具体化した本実施形態に基づき、図面を参照しつつ説明する。以下の説明に用いる各図面では、基本的構成の一部が省略されて描かれており、描かれた各部の寸法比等は必ずしも正確ではない。
各図において、前後方向、上下方向、及び左右方向は、各図に記載された通りである。但し、図1、図3、図5、及び図7では、図の紙面の奥側が右方向であり、図の紙面の手前側が左方向である。また、図2、図4、図6、及び図8では、図の紙面の奥側が前方向であり、図の紙面の手前側が後方向である。
図1及び図2に表されたように、本実施形態の車両用操作ペダル装置1は、金属製であって、ペダルブラケット10及びブレーキペダル30等を備えている。ペダルブラケット10は、左側サポート部材12、右側サポート部材14、上側サポート部材16、及び後側サポート部材18等で構成されている。
左側サポート部材12及び右側サポート部材14の各上端部の間には、上側サポート部材16が渡設されている。また、左側サポート部材12及び右側サポート部材14の各後端部の間には、後側サポート部材18が渡設されている。これにより、左側サポート部材12及び右側サポート部材14は、左右方向で所定間隔を置いた状態で対向している。
左側サポート部材12及び右側サポート部材14では、各前端部が外方へ張り出した曲折部において、一対の取付穴20が設けられている。各取付穴20には、不図示のボルトが挿入される。これによって、左側サポート部材12及び右側サポート部材14は、ダッシュパネルPに固定されている。
ダッシュパネルPは、車両の一部に相当するものである。以下の説明では、前方向を「車両前方側」と記載し、後方向を「車両後方側」と記載し、上方向を「車両上方側」と記載し、下方向を「車両下方側」と記載する。また、左右方向を「車幅方向」と記載する。
ダッシュパネルPには、アクセルモジュール3が固定されている。アクセルモジュール3は、アクセルレバー5を備えている。アクセルレバー5の先端には、ローラー7が取り付けられている。アクセルレバー5は、左方向へ付勢されている。このようにして、アクセルレバー5は、ダッシュパネルPから延出している。アクセルレバー5が右方向へ押し動かされると、車両のエンジン出力が上がり、アクセルレバー5が付勢力で左方向へ戻されると、車両のエンジン出力が下がる。つまり、アクセルモジュール3は、アクセルレバー5の変位量を電子回路等を通して、車両の運転状態を制御する制動装置に伝達する。これにより、車両のアクセル制御が行われる。
ブレーキペダル30は、アーム32、ボス34、踏面36、及び連結穴38等で構成されている。アーム32は、厚板構造であるが、薄板中空構造であってもよい。また、ブレーキペダル30は、樹脂製であってもよい。ボス34及び連結穴38は、それらの中心軸が車幅方向に対して平行な円筒形状を有している。
ボス34は、アーム32の上端部において、アーム32を車幅方向に貫き通した状態で、アーム32に溶接で固定されている。アーム32は、その上端部が、左側サポート部材12及び右側サポート部材14に介在した状態にあり、回動ボルトB及びナットN等によって回動可能に支持されている。そのため、ボス34には、左側サポート部材12及び右側サポート部材14を介して、回動ボルトBが嵌入されている。回動ボルトBは、その頭部が左側サポート部材12に当接した状態にある。これに対して、右側サポート部材14では、回動ボルトBの先端部が右方向へ突き出しており、その突き出し部分にナットNがねじ込まれている。
このようにして、アーム32は、車幅方向において、アクセルモジュール3及びアクセルレバー5よりも左側で、ペダルブラケット10から吊り下げられている。
踏面36は、アーム32の下端部に設けられている。これにより、踏面36は、ペダルブラケット10に対して回動可能であり、車両の運転者によって車両前方側へ踏み込まれること(以下、「ブレーキ操作」という。)が可能である。
連結穴38は、アーム32において、ボス34と踏面36との間に設けられている。連結穴38には、クレビスのピン(不図示)が差し込まれる。クレビスは、車両のブレーキブースタ(不図示)から延出するオペレーティングロッド(不図示)の先端部を、アーム32に対して回動可能に連結するものである。
オペレーティングロッドは、ブレーキ操作に伴って車両前方側へ変位すると、そのブレーキ操作時の操作力を、油圧回路又は電子回路等を通して、車両の運転状態を制御する制動装置又は制御装置に伝達する。これにより、車両のブレーキ制御が行われる。
踏面36は、傾斜しており、前後方向を車両後方側へ向かうに連れて車両下方側へ向かっている。以下、前後方向を車両後方側へ向かうに連れて車両下方側へ向かう方向を、「踏面36の傾斜方向」と記載する。踏面36は、アクセルレバー5側の右端部において、アクセルパッド40、回動ピン42、捩りバネ44、突条部46、及び一対の対向ブラケット部48,48等を備えている。
図3及び図4に表されたように、突条部46は、踏面36の右端部上において、踏面36の傾斜方向に沿って延びる突出部である。更に、踏面36の右端部では、突条部46よりも右側において、踏面36に対して垂直方向へ突出する一対の対向ブラケット部48,48が設けられている。一対の対向ブラケット部48,48は、踏面36の傾斜方向において、所定間隔を空けて、互いに向き合っている。
アクセルパッド40は、踏面36の右端部上において、軸方向が踏面36の傾斜方向に沿って配設された回動ピン42によって、回動可能に支持されている。そのため、回動ピン42は、アクセルパッド40の踏面36側の下端部50と、その下端部50に設けられた凹部52に介在する一対の対向ブラケット部48,48とに対して貫き通され、不図示のワッシャーで抜け止めされている。
これにより、アクセルパッド40は、回動ピン42の軸方向を中心にして、踏面36側、又は踏面36側とは反対側へ回転することが可能である。また、突条部46は、踏面36の右端部上において、アクセルパッド40の左側に沿って車両後方側へ突出している。
更に、回動ピン42には、一対の対向ブラケット部48,48の間において、捩りバネ44のコイル部が突き通されている。捩りバネ44の一端側アームは、アクセルパッド40の各面のうち、踏面36とは反対側の面に支持されている。これに対して、捩りバネ44の他端側アームは、踏面36の右端面に支持されている。これにより、アクセルパッド40は、捩りバネ44によって、踏面36側へ付勢されている。
そのため、アクセルパッド40は、その踏面36側の面が突条部46の右面に突き当たった状態にある。尚、図3及び図4では、アクセルパッド40が、捩りバネ44の付勢力に抗して、踏面36側とは反対側へ回転し、突条部46から離れた状態が表されている。このようにして、アクセルパッド40は、図1及び図2に表されたように、踏面36の右端部から踏面36の車両上方側へ傾斜した状態にある。これにより、踏面36とアクセルパッド40との間には、運転者の右足(靴)101が入り込む空間が形成される。
更に、アクセルパッド40の各面のうち、踏面36とは反対側の面、つまりアクセルモジュール3側の面には、ブレーキペダル30のアーム32側の前端部において、突起部40Aが設けられている。突起部40Aには、その右側基端部において、アクセルモジュール3のアクセルレバー5がローラー7を介して近接している。
乗車時の運転者は、その右足(靴)101の踵を車両フロアFに付け、ブレーキペダル30において、右足(靴)101の甲部分を、踏面36とアクセルパッド40との間に入れる。その際、運転者は、右足(靴)101の裏を踏面36から浮かせた状態、又は右足(靴)101の各指の付け根部分を踏面36に載置した状態にする。これらの状態では、アクセル操作及びブレーキ操作は行われていない。但し、運転者の右足(靴)101の踵が車両フロアFに付いた箇所は、接点103として、アクセル操作及びブレーキ操作で利用される。
アクセル操作が行われる場合、運転者は、接点103を右方向へ移動させる。更に、図5及び図6に表されたように、運転者は、右足(靴)101の小指の付け根部分を突条部46に凭せ掛けながら、右足(靴)101をアクセルパッド40側へ傾ける。これにより、アクセルパッド40は、右足(靴)101の甲部分によって押され、戻りバネ44の付勢力に抗しながら、回動ピン42を中心にして、右足(靴)101の傾き方向X1へ回転する。そのため、アクセルパッド40は、その突起部40Aがアクセルレバー5のローラー7と係合しながら、アクセルレバー5を右方向へ押し動かす。その結果、車両のエンジン出力が上がる。
尚、運転者は、車両のエンジン出力を下げたい場合には、接点103を左方向へ移動させながら、右足(靴)101を踏面36側へ戻す。これにより、アクセルパッド40は、捩りバネ44の付勢力によって、回動ピン42を中心にして、右足(靴)101の傾き方向X1とは反対方向へ回転する。そのため、アクセルレバー5は、そのローラー7がアクセルパッド40の突起部40Aと係合しながら、左方向へ戻る。その結果、車両のエンジン出力が下がる。
このようにして、アクセル操作は、右足(靴)101の踵が車両フロアFに付いた状態で、且つ、右足(靴)101の小指の付け根部分が突条部46に凭せ掛けた状態で行われる。従って、運転者は、速度調整等のコントロールが行い易く、長時間操作を行っても、疲労し難い。
これに対して、ブレーキ操作が行われる場合、図7及び図8に表されたように、運転者は、接点103を支点にしながら、右足(靴)101の各指の付け根部分で踏面36を車両前方側へ踏み込む。従って、アクセル操作中にブレーキ操作が行われると、人間の自然な動きによって、運転者の右足(靴)101は、アクセル操作での状態、つまりアクセルパッド40側に傾けた状態が解消される。
これにより、アクセルパッド40は、捩りバネ44の付勢力によって、回動ピン42を中心にして、右足(靴)101の傾き方向X1とは反対方向X2へ回転する。同時に、アクセルパッド40は、踏面36と共に車両前方側へ移動するので、アクセルレバー5から離れていく。そのため、アクセルレバー5は、左方向へ戻る。このようにして、アクセル操作が解除される。
その際、アクセルパッド40が回動ピン42を中心に回動することによって通過可能な回動領域105も、車両前方側へ移動する。これにより、アクセルレバー5は、アクセルパッド40の回動領域105から外れる。
そのため、ブレーキ操作中は、ブレーキペダル30のアクセルパッド40は、アクセルモジュールのアクセルレバー5とは接触できない状態になる。更に、ブレーキ操作中の運転者は、右足(靴)101の各指の付け根部分で踏面36を車両前方側へ踏み込んでいるので、人間の自然な動きに反しなければ、右足(靴)101をアクセルレバー5側に寄せることはできない。従って、アクセル操作中にブレーキ操作が行われた場合、アクセル操作の維持は困難である。
以上詳細に説明したように、本実施形態の車両用操作ペダル装置1では、アクセル操作が行われる際において、運転者は、右足(靴)101をアクセルパッド40側へ傾けることによって、アクセルパッド40でアクセルレバー5を右方向へ押し動かす。更に、ブレーキペダル操作が行われると、アクセルパッド40は、踏面36と共に車両前方側へ移動して、アクセルレバー5から離れる。これにより、アクセルレバー5は、左方向へ戻る。
その際、アクセルパッド40の回動領域105がアクセルレバー5から離隔するので、アクセルパッド40でアクセルレバー5を右方向へ押し動かすことは不可能である。更に、運転者が右足(靴)101の各指の付け根部分で踏面36を車両前方側へ踏み込むことによって、右足(靴)101がアクセルパッド40側へ傾いた状態が解消されると共に、右足(靴)101がアクセルレバー5側に寄ることを人間工学的に困難にしている。このようにして、本実施形態の車両用操作ペダル装置1は、ブレーキペダル30の踏面36を踏み込んだ運転者の右足(靴)101に対して、アクセルレバー5が接触することを防止している。
また、本実施形態の車両用操作ペダル装置1では、突条部46が、踏面36の右端部上において、アクセルパッド40の左側、つまり、アクセルレバー5側とは反対側に沿って車両後方側へ突出している。そのため、アクセルパッド40は、突条部46によって、踏面36とは接触できないことから、踏面36とアクセルパッド40との間には、アクセルパッド40の左側において、運転者の右足(靴)101が入り込む空間が形成される。
そして、右足(靴)101が踏面36とアクセルパッド40との間に入れ込まれると、踏面36上では、突条部46が、右足(靴)101のアクセルパッド40側に隣接する状態になる。よって、アクセル操作時の運転者は、右足(靴)101の小指の付け根部分を突条部46に凭せ掛けながら、右足(靴)101をアクセルパッド40側へ傾けることができるので、アクセル操作を行い易い。
また、本実施形態の車両用操作ペダル装置1において、アクセルパッド40は、捻りバネ44によって、踏面36側に付勢されている。そのため、踏面36上では、アクセルパッド40が運転者の右足(靴)101の甲部分に付着するので、運転者は、快適なアクセル操作を行うことが可能である。更に、ブレーキ操作が実行されることによって、右足(靴)101がアクセルパッド40側へ傾いた状態が解消されても、アクセルパッド40は、捻りバネ44及び突条部46によって、踏面36の右端部から踏面36の車両上方側へ傾斜した状態に戻ることから、ブレーキ操作が解除されれば、アクセル操作を再び行うことが可能となる。
また、本実施形態の車両用操作ペダル装置1において、アクセルパッド40は、その踏面36側の面が突条部46の右面に突き当たることによって、踏面36側への回転が停止されると、踏面36の右端部から踏面36の車両上方側へ傾斜した状態にある。そのため、突条部46は、アクセルパッド40の回転に対するストッパーの役割を果たしている。
また、本実施形態の車両用操作ペダル装置1では、踏面36において、回動ピン42は、アクセルパッド40の下端部50に貫き通されることによって、アクセルパッド40を回動支持している。更に、回動ピン42は、アクセルパッド40の下端部50を介して、突条部46に隣接して配設されており、運転者の右足(靴)101に近い。そのため、運転者は、アクセル操作を行い易い。
ちなみに、本実施形態において、踏面36の右端部は、「踏面の一端部」の一例である。回動ピン42は、「回動軸」の一例である。捩りバネ44は、「付勢部材」の一例である。アクセルパッド40が踏面36側へ回転することによって突条部46の右面に突き当たる位置は、「所定位置」の一例である。突条部46の右面は、「停止面」の一例である。ダッシュパネルPは、「車両構成部材」の一例である。左右方向は、「車幅方向」の一例である。前方向は、「車両前方側」の一例である。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、ブレーキペダル30のアーム32が、車幅方向において、アクセルモジュール3及びアクセルレバー5よりも右側で、ペダルブラケット10から吊り下げられている場合であっても、本発明を実施することは可能である。そのような場合、アーム32の踏面36は、アクセルレバー5側の左端部において、アクセルパッド40、回動ピン42、捩りバネ44、突条部46、及び一対の対向ブラケット部48,48等が備えられる。また、踏面36は、運転者の左足(靴)によって、車両前方側へ踏み込まれる。
また、本実施形態では、1本のアーム32を備えるシングルペダルタイプの車両用操作ペダル装置1に本発明が適用されているが、リンクペダルタイプの車両用操作ペダル装置に本発明が適用されてもよい。ちなみに、リンクペダルタイプの車両用操作ペダル装置は、踏面を有するアームと、オペレーティングロッドが回動可能に保持される中間レバーと、ペダルブラケットに回動可能に支持されるアーム及び中間レバーを連結するリンク部材等と、を備える。
1 車両用操作ペダル装置
5 アクセルレバー
30 ブレーキペダル
36 踏面
40 アクセルパッド
42 回動ピン
44 捩りバネ
46 突条部
105 アクセルパッドの回動領域
P ダッシュパネル

Claims (5)

  1. 車両構成部材から延出するアクセルレバーと車幅方向で並設され、上方側が車両構成部材に対して回動可能に支持されると共に、下方側に踏面が設けられ、前記踏面が車両前方側へ踏み込まれるブレーキペダルと、
    前記アクセルレバー側の前記踏面の一端部において回動可能に支持され、前記アクセルレバー側への回転によって、前記アクセルレバーを押し動かすことが可能なアクセルパッドと、
    前記踏面が踏み込まれることによって、車両前方側へ移動して、前記アクセルレバーから離隔する前記アクセルパッドの回動領域と、を備えることを特徴とする車両用操作ペダル装置。
  2. 前記踏面の前記一端部において、前記アクセルレバー側とは反対側で前記アクセルパッドに沿って車両後方側へ突出する突条部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用操作ペダル装置。
  3. 前記アクセルパッドを前記踏面側へ付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用操作ペダル装置。
  4. 前記突条部は、前記アクセルパッドの前記踏面側への回転を所定位置で停止させる停止面を備えることを特徴とする請求項2に記載の車両用操作ペダル装置。
  5. 前記踏面において前記突条部に隣接して配設され、前記アクセルパッドを回動可能に支持する回動軸を備えることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の車両用操作ペダル装置。
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