JP7000360B2 - 車両用操作ペダル装置 - Google Patents
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Description
図1及び図2に表されたように、本実施形態のブレーキペダル装置1は、ペダルブラケット10、操作ペダル20、及び回動レバー30等を備えている。ペダルブラケット10、操作ペダル20、及び回動レバー30は、ガラス又は炭素繊維で強化された樹脂で製造されたものである。
図3及び図4に表されたように、ペダルブラケット10の一対の側板12には、逃げ穴
40及び回動穴82が形成されている。一対の側板12に形成されている各逃げ穴40は、側面視で一致する。また、一対の側板12に形成されている各回動穴82は、側面視で一致する。回動穴82は、逃げ穴40よりも車両前方側に形成されている。回動穴82には、回動レバー30に圧入されている回動ピン52が軸通される。逃げ穴40は、略L字状に曲折した長穴であり、下端部40A、傾斜部40B、及び水平部40Cで構成されている。
図5及び図6に表されたように、操作ペダル20のボス22及び回動レバー30は、ペダルブラケット10の一対の側板12に間に介装されている。操作ペダル20のボス22には、その左右端から一対のブッシュBUが嵌装された状態で、円筒カラー86が嵌入されている。これにより、各ブッシュBUの円筒部が、操作ペダル20のボス22と円筒カラー86との間に備え付けられている。
ることによって、ボルト50の両端部が各逃げ穴40の下端部40Aに配置されると共に保持されている。つまり、操作ペダル20のボス22に差し込まれているボルト50は、各逃げ穴40の下端部40Aに嵌設されているU字カラー80に軸架されている。以上より、通常時における操作ペダル20のボス22は、ボルト50を回動軸にして、一対の側板12に設けられている各逃げ穴40の下端部40Aの間で回動可能に支持されている。よって、通常時において、操作ペダル20の踏部24に対する踏込み操作が行われると、各逃げ穴40の下端部40Aに保持されているボルト50を中心にして、操作ペダル20が回動する。
図7に表されたように、回動レバー30は、側面視で鈎状であり、曲折部30A、上方延出部30B、及び下方延出部30Cを有している。曲折部30Aには、回動ピン52を通すための軸穴88(図6参照)が設けられている。上方延出部30Bは、曲折部30Aから衝突用ブラケット200(図2参照)へ向かって延出しており、操作ペダル20のボス22よりも車両上方側に延在している。これに対して、下方延出部30Cは、曲折部30Aから、操作ペダル20のボス22よりも車両下方側にあるクレビス72等へ向かって延出している。
図8及び図9に表されたように、車両衝突時において、ダッシュパネルPが車両後方側へ変位すると、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケット200が、回動レバー30の上方延出部30Bに突き当たる。更に、回動レバー30の上方延出部30Bは、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケット200によって、ペダルブラケット10の一対の側板12に対して相対的に車両前方側へ押動される。
おいて、下端部40AのU字カラー80から傾斜部40Bに案内され、車両上方側と車両後方側との間へ導かれる。これにより、操作ペダル20のボス22は、回動レバー30の湾曲部32上を車両後方側(回動レバー30の凸状部34)へ移動しながら、各逃げ穴40の下端部40Aの間から、各逃げ穴40の傾斜部40Bの間に上昇する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態のブレーキペダル装置1では、ダッシュパネルPが車両衝突時に車両後方側へ変位した場合に、操作ペダル20の回動軸であるボルト50が、回動レバー30の回転に応じて、逃げ穴40に案内されながら、車両上方側と車両後方側との間へ移動する。これにより、操作ペダル20のボス22が車両上方側と車両後方側との間へ移動するので、操作ペダル20の踏部24が連結ピン70を中心にして車両前方側へ回転する。このようにして、車両衝突時における操作ペダル20の踏部24の後退防止が実現される。
ことが可能である。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
号を使用することによって、詳しい説明を省略する。
るが、車両で使用される各ペダル(例えば、アクセルペダル又はクラッチペダル等)として本発明が適用されてもよい。
10 ペダルブラケット
12 側板(サポート部材)
20 操作ペダル
20A 上端部
20B 下端部
22 ボス
24 踏部
26 連結穴(連結部)
30 回動レバー
30A 曲折部
30B 上方延出部
30C 下方延出部
32 湾曲部
34 凸状部
40 逃げ穴
40A 下端部(一端部)
40B 傾斜部
40C 水平部
42 逃げ穴
44 逃げ穴
50 ボルト
60 オペレーティングロッド(車両用制御機構)
62 先端部(入力部)
70 連結ピン(連結部)
72 クレビス(連結部)
80 U字カラー(下端壁)
200 衝突用ブラケット
F1 踏込み操作時の荷重
I インパネリインフォースメント(第2車両構成部材)
P ダッシュパネル(第1車両構成部材)
Claims (4)
- 上端部にボスが設けられると共に、下端部に踏部が設けられ、前記踏部が車両前方側へ踏み込まれる操作ペダルと、
前記操作ペダルよりも車両前方側に配設されている第1車両構成部材に固定されると共に、前記操作ペダルの前記ボスに挿入された回動軸を介して前記操作ペダルを回動可能に支持する一対のサポート部材と、
前記一対のサポート部材に前記操作ペダルの前記ボスよりも車両前方側で回動可能に支持される曲折部と、前記曲折部から前記操作ペダルの前記ボスの上方側へ向かって延出する上方延出部と、前記曲折部から前記操作ペダルの前記ボスの下方側へ向かって延出する下方延出部とを有する回動レバーと、
前記操作ペダルの前記上端部と前記下端部との間において、前記第1車両構成部材から車両後方側へ突き出した車両用制御機構の入力部を前記操作ペダルに対して回動可能に連結する連結部とを備え、
前記一対のサポート部材は、通常時の前記回動軸が下端壁で軸架されると共に、前記第1車両構成部材が車両衝突時に車両後方側へ変位した場合に、前記第1車両構成部材よりも車両後方側に配設されている第2車両構成部材で前記回動レバーの前記上方延出部が前記一対のサポート部材に対して相対的に車両前方側へ押動されて、前記回動レバーが回動し、前記回動レバーの前記曲折部及び前記下方延出部が前記操作ペダルの前記ボスに掛け合わさることによって、前記操作ペダルの前記ボスを前記回動軸を介して車両上方側と車両後方側との間へ導く逃げ穴を備え、
前記回動レバーの前記曲折部及び前記下方延出部の車両後方側は、前記操作ペダルの前記ボスに沿った湾状であると共に、前記下方延出部の先端には凸状の凸状部を有しており、
前記第1車両構成部材が車両衝突時に車両後方側へ変位した場合に、
前記第2車両構成部材による前記上方延出部に対する前記押動に伴う、前記曲折部及び前記下方延出部の回動により、前記操作ペダルの前記ボスが前記逃げ穴に案内されながら車両上方側と車両後方側との間へ移動することによって、前記操作ペダルの前記踏部が前記連結部を中心にして車両前方側へ回転し、
前記下方延出部の前記凸状部が、前記逃げ穴内の前記ボスを車両後方側に押止する、
ことを特徴とする車両用操作ペダル装置。 - 前記一対のサポート部材の前記逃げ穴は、曲折した長穴であって、前記下端壁を有すると共に、通常時に前記操作ペダルの前記踏部が車両前方側へ踏み込まれることによって前記回動軸に発生する踏込み操作時の荷重を受け止める一端部と、前記一端部から車両上方側と車両後方側との間へ延びることによって前記踏込み操作時の荷重に対して垂直以上の方向に延在する傾斜部と、前記傾斜部から車両後方側へ延びる水平部とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用操作ペダル装置。
- 前記回動軸は、ボルトであり、
前記操作ペダルの前記ボスが前記ボルトで前記一対のサポート部材に締結されることによって、前記回動軸が前記逃げ穴の前記下端壁に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用操作ペダル装置。 - 前記操作ペダル、前記一対のサポート部材、及び前記回動レバーが樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の車両用操作ペダル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019009106A JP7000360B2 (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 車両用操作ペダル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019009106A JP7000360B2 (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 車両用操作ペダル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020119180A JP2020119180A (ja) | 2020-08-06 |
JP7000360B2 true JP7000360B2 (ja) | 2022-01-19 |
Family
ID=71890845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019009106A Active JP7000360B2 (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 車両用操作ペダル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7000360B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001047986A (ja) | 1999-08-03 | 2001-02-20 | Daihatsu Motor Co Ltd | フットペダルの退避構造 |
JP2008090381A (ja) | 2006-09-29 | 2008-04-17 | F Tech:Kk | 自動車の操作ペダル装置 |
JP2010067138A (ja) | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Mazda Motor Corp | 自動車の操作ペダル後退防止構造 |
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2019
- 2019-01-23 JP JP2019009106A patent/JP7000360B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP2001047986A (ja) | 1999-08-03 | 2001-02-20 | Daihatsu Motor Co Ltd | フットペダルの退避構造 |
JP2008090381A (ja) | 2006-09-29 | 2008-04-17 | F Tech:Kk | 自動車の操作ペダル装置 |
JP2010067138A (ja) | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Mazda Motor Corp | 自動車の操作ペダル後退防止構造 |
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