JP6889961B1 - 鋸鞘 - Google Patents

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Abstract

鋸刃案内手段を簡単な構造で、しかも鋸刃を容易、確実に鞘入口内へと案内することができ、鋸刃が鞘入口に噛み込んだり鞘入口を損傷したりするのを防止することができる鋸鞘の提供を課題とする。鋸刃を鞘入口21から後方の収納空間11へと案内する鋸刃案内手段を備えた鋸鞘1であって、前記鋸刃案内手段は、鞘入口21の長手方向両側に設けられる一対の短手方向案内ロール30と、前記鞘入口21の手前上部に設けられて鋸刃の姿勢を鞘入口21の長手方向に案内する1本の長手方向案内ロール40と、前記鞘入口21の手前下部に設けられて鋸刃の着地を案内する鋸刃着地案内受部23とを備えている。

Description

本発明は鋸の刃を収容する鋸鞘に関する。
従来、手引き鋸等の鋸刃を収容する鋸鞘として、鋸刃を案内する案内ロールを用いた鋸鞘が提供されている。
例えば実開平7−37585号(特許文献1)には、鋸身差入用挿入口(3)の両側に、鋸身(1)を案内する一対の硬質ローラ部材(4)を設けた鋸の鞘が開示されている。一対の硬質ローラ部材(4)を設けることで、鋸身(1)を多少勢いよく或いは多少荒っぽく差入れても、前記硬質ローラ部材(4)が鋸身(1)を鋸身差入用挿入口(3)内へと効果的に導き入れてくれるという効果を奏する。
また国際公開第WO2012/153398号(特許文献2)には、鞘口部(10)の入口の幅方向両側に一対の第1案内ロール(11a)を備え、鞘口部(10)の奥口内に前記第1案内ロール(11a)と直交する一対の第2案内ロール(11b)を備え、更にその奥に前記第1案内ロール(11a)と同様な一対の第3案内ロール(11c)を備えた鋸鞘が開示されている。この鞘口部(10)の奥にある第2案内ロール(11b)は鋸刃の向きを鞘本体(20)入口に沿う扁平方向になるように案内する役割を果たしている。
また国際公開第WO2012/153584号(特許文献3)には、上記特許文献1と同様に、鞘口部(10)の入口(11)の幅方向両側に一対の案内ロール(12)を備えた鋸鞘(1)が開示されている。
更に国際公開第WO2013/014737号(特許文献4)には、上記特許文献2と同様に、3対の案内ロールが開示されている。
実開平7−37585号公報 国際公開第WO2012/153398号 国際公開第WO2012/153584号 国際公開第WO2013/014737号
上記特許文献1の発明では、一対の硬質ローラ部材(4)を鋸身差入用挿入口(3)の両側に設けることで、鋸身(1)を鞘(6)内に差し入れ易くし、また鋸身差入用挿入口(3)の両側の口縁での鋸刃の噛み込みを防止する効果を奏する。
しかしながら特許文献1の発明では、鋸身(1)を鋸身差入用挿入口(3)に差し入れるに際し、前記一対の硬質ローラ部材(4)だけでは鋸身(1)の姿勢を鋸身差入用挿入口(3)の扁平方向に案内させることが十分にはできない問題がある。また鋸身差入用挿入口(3)のうち硬質ローラ部材(4)が設けられていない口縁部分に、鋸刃が噛み込み易く、噛み込み傷ができ易い問題がある。
また上記特許文献2の発明では、鞘口部(10)の奥にある第2案内ロール(11b)は鋸刃の向きを鞘本体(20)の入口に沿う扁平方向になるように案内する役割を果たしている。
しかしながら、この第2案内ロール(11b)の場合、鞘口部(10)の入口(14a)にある第1案内ロール(11a)よりも更に奥深く入った奥口内に設ける構成としているので、第2案内ロール(11b)の鞘への取付構造が位置的に複雑になる問題がある。更に第2案内ロール(11b)は鞘口部(10)の奥口内に深く配置されるため、未だ鞘口部(10)の入口(14a)付近にある鋸刃(31)については、十分にはその姿勢を扁平な方向へと案内することができない問題がある。
更に入口(14a)のうち第1案内ロール(11a)が設けられていない口縁部分には、上記特許文献1の発明の場合と同様、鋸刃(31)が噛み込み易く、噛み込み傷ができ易い問題がある。
また上記特許文献3の発明では、上記特許文献1の発明の場合と同様に、入口(11)の両側に一対の案内ロール(12)が設けられているだけであるので、この一対の案内ロール(12)だけでは、鋸(2)の姿勢を入口(11)の扁平方向にうまく案内させることができない問題がある。
同様に、案内ロール(12)が設けられていない入口(11)の口縁部分に鋸刃(41)が噛み込み易く、傷ができ易い問題がある。
また上記特許文献4の発明では、上記特許文献2の発明の場合と同様に、鋸刃(31)を扁平方向に案内する一対の第3案内ロール(11c)が入口(14a)よりも奥深く入った位置に設けられるため、取付構造が複雑になる問題がある。また第3案内ロール(11c)が入口(14a)よりも奥深い位置に配置されるため、入口付近での鋸刃(31)の姿勢を扁平な方向に案内することが十分にはできない問題がある。更に入口(14a)のうち第1案内ロール(11a)が設けられていない口縁部分には、鋸刃(31)が噛み込み易く、噛み込み傷ができ易い問題がある。
そこで本発明は上記従来技術の種々の問題点を解消し、鞘入口付近での鋸刃案内手段を複雑な取付構造にすることなく、簡単な構造で、しかも鋸刃を容易、確実に鞘入口内へと案内することができると共に、鋸刃が鞘入口に噛み込んで動かなくなったり、鞘入口を損傷したりするのを防止することができる鋸鞘の提供を課題とする。
上記課題を達成するため本発明の鋸鞘は、鋸刃を鞘入口から後方の収納空間へと案内する鋸刃案内手段を備えた鋸鞘であって、前記鋸刃案内手段は、鞘入口の長手方向両側に設けられる一対の短手方向案内ロールと、前記鞘入口の手前上部に設けられ、鋸刃の姿勢を鞘入口の長手方向に案内する1本の長手方向案内ロールと、前記鞘入口の手前下部に設けられ、鋸刃の着地を案内する鋸刃着地案内受部と、を備えたことを第1の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第1の特徴に加えて、長手方向案内ロールは、鞘入口の上辺を前方に延長した延長部に取り付けてあることを第2の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第1又は第2の特徴に加えて、鋸刃着地案内受部は、鞘入口の下辺を前方に延長して構成してあることを第3の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第1〜第3の何れかの特徴に加えて、鞘入口の奥の位置に、該鞘入口よりも狭い収納空間へと鋸刃を案内する傾斜案内部を備えたことを第4の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第1〜第4の何れかの特徴に加えて、長手方向案内ロールと鋸刃着地案内受部とで鋸刃のグリップ部を弾性挟持する構成としてあることを第5の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第4の特徴又は第4の特徴を引用する第5の特徴に加えて、傾斜案内部で鋸刃のグリップ部のそれ以上の侵入を阻止する構成としてあることを第6の特徴としている。
請求項1に記載の鋸鞘によれば、鞘入口の長手方向両側に設けられる一対の短手方向案内ロールによって、鞘入口に達した鋸刃は短手方向案内ロール間に案内される。また鞘入口の手前上部に設けられた1本の長手方向案内ロールによって、鋸刃は鞘入口の手前の位置において姿勢が鞘入口の長手方向になるように案内される。また鞘入口の手前下部に設けられる鋸刃着地案内受部によって、鋸刃は鞘入口の手前の位置で鋸刃着地案内受部に着地されて案内される。
即ち、鋸刃は鞘入口の手前で鋸刃着地案内受部に着地すると共に、長手方向案内ロールによって姿勢が鞘入口の長手方向に沿うように案内され、更に鞘入口に入る際に一対の短手方向案内ロールによって鞘入口内に案内される。即ち、鋸刃はその姿勢が鋸刃案内手段である、一対の短手方向案内ロールと、1本の長手方向案内ロールと、鋸刃着地案内受部とによって、スムーズに且つ確実に鞘入口内へと案内されることができる。
また鞘入口には、鋸刃が噛み込むような口縁が設けられないようにしたので、鋸刃による鞘入口への噛み込みや損傷を確実に防止することができる。
更に鋸刃の姿勢を鞘入口の長手方向に案内する長手方向案内ロールは1本だけとし、これを鞘入口の手前に配するように構成したことにより、鋸刃を鞘入口の手前においてスムーズに且つ確実に姿勢を制御して鞘入口に案内できるのは勿論のこと、長手方向案内ロールを一対で、しかも鞘入口の奥深い位置に取り付ける従来の取付構造に比べて、構造を格段に簡素化することができる。
請求項2に記載の鋸鞘によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、長手方向案内ロールは、鞘入口の上辺を前方に延長した延長部に取り付けてあるので、鞘入口の上辺を利用して、長手方向案内ロールの取り付けを簡単に行うことができ、鞘入口の奥深い位置に長手方向案内ロールを横断して通すような従来のものに比べて、その構造を十分に簡素化することができる。
請求項3に記載の鋸鞘によれば、上記請求項1又は請求項2に記載の構成による作用効果に加えて、鋸刃着地案内受部は、鞘入口の下辺を前方に延長して構成してあるので、鋸刃を鞘入口の手前の位置において確実に着地させることができ、鞘入口へと案内させることができる。
加えて、鋸刃が噛み込む原因となる鞘入口の下縁をなくすことで、鋸刃による鞘入口の噛み込みや損傷を防止することができる。
更に鋸刃着地案内受部を鞘入口の下辺側に構成しているので、長手方向案内ロールを上辺側に1本だけ設けても、両者でスムーズに鋸刃を鞘入口の長手方向に案内することができる。よって鋸刃の案内構造を簡素化することができる。
請求項4に記載の鋸鞘によれば、上記請求項1〜3の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、鞘入口の奥の位置に、該鞘入口よりも狭い収納空間へと鋸刃を案内する傾斜案内部を備えたので、該傾斜案内部により鋸刃を鞘入口からより狭い収納空間にスムーズに導き入れることができる。よって鋸刃を鞘内の狭い収納空間にガタツキなく納めることができる。しかも鞘入口は奥の収納空間よりも広口にできるため、鋸刃の差し入れをより行い易くなる。
請求項5に記載の鋸鞘によれば、上記請求項1〜4の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、長手方向案内ロールと鋸刃着地案内受部とで鋸刃のグリップ部を弾性挟持する構成としたことにより、鋸刃案内手段としての長手方向案内ロールと鋸刃着地案内受部とを利用して、鋸刃が鞘入口から容易に抜け出てしまうのを確実に防止することができる。
請求項6に記載の鋸鞘によれば、上記請求項4又は請求項4を引用する請求項5に記載の構成による作用効果に加えて、傾斜案内部で鋸刃のグリップ部のそれ以上の侵入を阻止する構成としてあるので、鋸刃案内手段としての傾斜案内部を利用して、鋸刃が鞘内に深く侵入して収納空間の底に突き当たってしまうのを確実に防止することができる。
本発明の実施形態に係る鋸鞘の平面図である。 本発明の実施形態に係る鋸鞘の側面図である。 本発明の実施形態に係る鋸鞘の斜視図である。 本発明の実施形態に係る鋸鞘の正面図である。 本発明の実施形態に係る鋸鞘の作用を説明する斜視図である。 比較例に係る鋸鞘の作用を説明する斜視図である。
以下の図面を参照して、本発明の実施形態に係る鋸鞘を説明する。
先ず図1、図2を参照して、鋸鞘1は、本体部10と頭部20とを備えている。鋸刃は頭部20に設けられた鞘入口21から差し入れられ、本体部10の収納空間11に収納される。
本体部10及び頭部20には鋸鞘1を作業者等の身に装着するための装着用付属部1a、1b、1cを設けることができる。図においては、装着用付属部1a、1b、1cは鋸鞘1の下面側(作業者の衣服等への取付面側)に設けている。
本体部10は、扁平な細長い筒状体からなり、必要に応じてその末端が閉塞される。本体部10の長さ、幅、厚みは、対応する鋸刃の長さ、幅、厚みに応じたものとなる。
本体部10の材質は、木粉を配合したウッドプラスチックと称されるプラスチックを含む合成樹脂、その他の材料を用いることが可能である。
本実施形態においては、本体部10と頭部20とは一体成形で構成している。
前記本体部10の収納空間11は、鋸刃をガタツクことなく収納するのに適した扁平な細長い空間に構成している。
図3、図4も参照して、前記頭部20は前記本体部10のやや前方に設けられる。この頭部20は、本体部10の横幅よりも幅広になるよう拡大されて構成されている。また頭部20は、本体部10の厚みよりも厚くなるよう拡大されて構成されている。
頭部20を本体部10よりも幅、厚みにおいて拡大させている理由は、鋸刃の差し入れを容易にするためである。
前記頭部20には、扁平な鞘入口21が設けられる。この鞘入口21は、長手方向と短手方向からなる長方形状若しくはそれに近い扁平な形状とされる。鞘入口21の奥には鞘入口21よりも更に狭い扁平な収納空間11が連通して設けられる。
鞘入口21の開口幅(長手方向幅)は、それに連通する前記収納空間11の開口幅(長手方向幅)より大きく構成されている。
鞘入口21の長手方向(鞘入口21の幅方向)両側に一対の短手方向案内ロール30、30が短手方向(鞘入口21の高さ方向)に軸支されて回転自在に立設されて設けられている。
この一対の短手方向案内ロール30、30は、鋸刃を鞘入口21から後方の収納空間11に案内する鋸刃案内手段の1つを構成する。
前記一対の短手方向案内ロール30、30間の開口幅は鋸刃を受け入れる実質的な開口幅となる。そしてこの一対の短手方向案内ロール30、30間の開口幅は、鞘入口21の奥において直線的に連通する収納空間11の開口幅と同程度となるようにしている。これによって鋸刃が鞘入口21からそれに連続する後方の収納空間11へとスムーズに案内されるようにしている。
前記鞘入口21の開口の短手方向寸法は、鞘入口21の奥で連通する収容空間11の開口の短手方向寸法よりも大きく構成されている。より具体的には、挿入口21の開口は収容空間11の開口に対して、短手方向下方へ拡大されて構成されている。言い換えると、収容空間11は鋸刃の形状に合わせてピタリと収容されるように狭い扁平な形状としており、これに対して鞘入口21は鋸刃の差し入れが容易に行われるように、開口が拡大されている。
前記拡大された鞘入口21の奥には、傾斜案内部22を構成している。
傾斜案内部22は、鞘入口21の奥から収納空間11側に続く登り傾斜として構成されており、これによって鞘入口21の短手方向寸法を収容空間11に向けて縮小する構成としている。即ち傾斜案内部22は、鞘入口21からの通路をより扁平な収納空間11へと連続させて、鞘入口21に入った鋸刃を更に収容空間11に案内する役割を果たしている。
前記傾斜案内部22は、鋸刃を鞘入口21から後方の収納空間11へと案内する鋸刃案内手段の1つを構成する。
鞘入口21の手前上部に1本の長手方向案内ロール40が設けられている。
鞘入口21の手前下部に鋸刃着地案内受部23が設けられている。
この長手方向案内ロール40と鋸刃着地案内受部23は、何れも鋸刃を案内する鋸刃案内手段の1つである。
前記一対の短手方向案内ロール30、30と、1本の長手方向案内ロール40と、鋸刃着地案内受部23とによって、鋸刃を受け入れる鞘入口21の実質的な開口を構成する。即ち、鋸刃は長手方向案内ロール40と鋸刃着地案内受部23と一対の短手方向案内ロール30、30によって囲まれて鞘入口21に案内される。
前記1本の長手方向案内ロール40は、鋸鞘1の頭部20に設けられる鞘入口21の上辺21aを前方に延長した延長部24に軸支されて取り付けられる。
前記延長部24は鞘入口21の上辺を前方に延長すると共に短手方向にも拡大して、長手方向案内ロール40の取付空間を確保し、且つ延長部24の長手方向両側に長手方向案内ロール40を取り付けるための取付側壁24a、24aを垂下して設けている。
長手方向案内ロール40は前記一対の取付側壁24a、24aの間に回転自在に取り付けられる。この長手方向案内ロール40は取り付けられた状態で前記一対の短手方向案内ロール30の直ぐ手前に配置された状態となる。
また長手方向案内ロール40は短手方向案内ロール30、30の直前位置に配置された状態で、短手方向案内ロール30、30の上部に重なるように配置される。
また長手方向案内ロール40の長さは、短手方向案内ロール30、30の立設間距離を多少上回る長さがよい。
鋸刃着地案内受部23は、頭部20の鞘入口21の下辺21bを前方に延長して設けている。
鋸刃着地案内受部23の延長長さは前記長手方向案内ロール40が配置される位置よりも更に長くなるように構成している。鋸刃着地案内受部23を前記長手方向案内ロール40の配置位置よりも更に前方に延長して構成することで、鋸鞘1への鋸刃の着地を先ず鋸刃着地案内受部23で容易に受けることができる。よって続く鋸刃の案内作業が容易となる。
鋸刃着地案内受部23の幅は、前記一対の短手方向案内ロール30、30間の間口(間隙)以上の寸法とするのが好ましい。これによって、着地した鋸刃の先端を容易に鞘入口21に案内できる。
前記長手方向案内ロール40と鋸刃着地案内受部23とは、鞘入口21から前方に延長された位置で上下に対向するように設けられることで、鋸刃の姿勢を扁平な鞘入口21に沿う方向に容易に案内することができる。
前記長手方向案内ロール40と鋸刃着地案内受部23とは、共同してもう一つの作用効果を奏するように構成されている。即ち、長手方向案内ロール40と鋸刃着地案内受部23とは、鋸刃のグリップ部(柄部)の厚みよりも若干狭い寸法で上下に対向するように構成し、差し込まれてきた鋸刃のグリップ部(柄部)を長手方向案内ロール40で受け入れながら、上下から弾性挟持できるようにしている。これにより鋸鞘1に納められた鋸刃の抜け止めの防止とガタツキの防止を行うことができる。
なお前記長手方向案内ロール40と鋸刃着地案内受部23とによる前記鋸刃のグリップ部の弾性挟持を容易にするためには、長手方向案内ロール40と鋸刃着地案内受部23を含む鋸鞘1の頭部20が多少の変形を許容するプラスチック等の材料で構成されているか、鋸刃のグリップ部がゴム等の弾性変形を許容する材料で構成されていることが好ましい。
前記傾斜案内部22は、鞘入口21の奥に構成され、鞘入口21の短手方向寸法を後方のより扁平な収容空間11に向けて縮小し、鋸刃をよりガタツキの少ない収容空間11へと案内する役割を果たす。
傾斜案内部22のもう一つの構成ないし役割は、鋸刃の差し入れの際において、最終的に鋸刃のグリップ部(柄部)が鞘入口21に差し込まれてきたときに、グリップ部のそれ以上の侵入を阻止することである。即ち、傾斜案内部22が鞘入口21の奥に設けられることで、鋸刃の差し込み完了直前に鞘入口21に侵入してきたグリップ部を傾斜案内部22で停止させ、鋸刃の差し込みを完了させる。
図5、図6を参照して、従来の鋸鞘と比較しながら本実施形態に係る鋸鞘1の動作作用を説明する。
図6は従来の鋸鞘を示し、鞘入口121には一対の短手方向案内ロール130が設けられているだけであるので、鋸刃50は鞘入口121の上縁121a、下縁121bに噛み込み易く、スムーズに鋸刃50を差し差し入れることができない。また上縁121aや下縁121bが損傷し易い。
図5において、本発明の鋸鞘1に鋸刃50を差し入れる際の典型的な動作作用を説明する。
鋸刃50を鋸鞘1に差し入れる際には、作業者は鋸刃50の基端部のグリップ部52を持って、鋸刃50の刃先51を鞘入口21に向けて移動させる。
すると先ず鋸刃50の刃先51が鋸刃着地案内受部23に着地し、該鋸刃着地案内受部23上を鞘入口21方向に移動する。
このとき、鋸刃50の姿勢は未だ完全には鞘入口21の長手方向に一致していないので、鋸刃50が長手方向案内ロール40に接触することなる。
すると長手方向案内ロール40は、鋸刃50によって押されながら自らは回転して鋸刃の噛み込みを回避しつつ鋸刃50を迎え入れて、その姿勢を長手方向へと案内する。
長手方向案内ロール40によって姿勢を長手方向に案内されて鞘入口21に達した鋸刃50は、鞘入口21の長手方向両側に立設された一対の短手方向案内ロール30、30によって更に案内されて、その一対の短手方向案内ロール30、30の間に案内される。
鞘入口21を通過した鋸刃50はその刃先51から順次傾斜案内部22を通って案内され、より扁平な収納空間11に収納されてゆく。
そして鋸刃50のグリップ部52の先端が鞘入口21を通過してその奥の傾斜案内部22に達して停止させられると、鋸刃50はそれ以上の侵入を阻止されて、鋸刃50の鋸鞘1への差し入れが完了する。
鋸刃50の鋸鞘1への差し入れが完了した時点で、鋸刃50のグリップ部52が長手方向案内ロール40と鋸刃着地案内受部23との間で弾性挟持された状態となる。
本発明の鋸鞘は、鋸を収容する鞘として、鋸と共に産業上の利用可能性がある。
1 鋸鞘
1a、1b、1c 装着用付属部
10 本体部
11 収納空間
20 頭部
21 鞘入口
21a 上辺
21b 下辺
22 傾斜案内部
23 鋸刃着地案内受部
24 延長部
24a 取付側壁
30 短手方向案内ロール
40 長手方向案内ロール
50 鋸刃
51 刃先
52 グリップ部

Claims (6)

  1. 鋸刃を鞘入口から後方の収納空間へと案内する鋸刃案内手段を備えた鋸鞘であって、前記鋸刃案内手段は、鞘入口の長手方向両側に設けられる一対の短手方向案内ロールと、前記鞘入口の手前上部に設けられ、鋸刃の姿勢を鞘入口の長手方向に案内する1本の長手方向案内ロールと、前記鞘入口の手前下部に設けられ、鋸刃の着地を案内する鋸刃着地案内受部と、を備えたことを特徴とする鋸鞘。
  2. 長手方向案内ロールは、鞘入口の上辺を前方に延長した延長部に取り付けてあることを特徴とする請求項1に記載の鋸鞘。
  3. 鋸刃着地案内受部は、鞘入口の下辺を前方に延長して構成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋸鞘。
  4. 鞘入口の奥の位置に、該鞘入口よりも狭い収納空間へと鋸刃を案内する傾斜案内部を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の鋸鞘。
  5. 長手方向案内ロールと鋸刃着地案内受部とで鋸刃のグリップ部を弾性挟持する構成としてあることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の鋸鞘。
  6. 傾斜案内部で鋸刃のグリップ部のそれ以上の侵入を阻止する構成としてあることを特徴とする請求項4又は請求項4を引用する請求項5に記載の鋸鞘。
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