JP6889805B2 - 電子膨張弁及びそれを具備する冷凍システム - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍制御という分野に関わり、具体には、電子膨張弁及びそれを具備する冷凍システムに関わる。
図1に示すように、背景技術において、変調空調用の減速型電子膨張弁は、主に、流量調節のための弁ボディ部分と、駆動するためのコイル部分とからなっている。
コイル部分には、永久磁石式ステッピングモータと、三段階減速の歯車減速機と、モータの回転運動をスクリュの垂直運動に変換するネジペア構成とが含まれる。
弁ボディ部分は、弁座1と、弁棒8と、弁ニードル2と、弁棒8と弁ニードル2との間に設けられるストッパ部材3と、弁ニードル2を昇降させるように制御する波形管7などの核心部材を含むように構成されている。
弁座1には、第1弁口4が設けられ、弁ニードル2は、第1弁口4に当接される閉鎖位置及び第1弁口4を開放させる開放位置を有している。
弁ニードル2がストッパ部材3を介して弁棒8に接触する場合に、両者が、同期に運動し、弁ニードル2が閉鎖位置にある場合に、弁棒8が、弁ニードル2に対して上下に運動可能である。
弁ニードル2には、第1弁口4に連通する第2弁口5及び流通通路9が設けられている。
以下は、電子膨張弁のいくつかの作動状態を紹介し、即ち、弁ニードル2が、開放位置にある場合に、電子膨張弁が全開という状態にある。
弁ニードル2が閉鎖位置にあり、弁棒8が第2弁口5に当接される場合に、流体が流通通路9を介して弁ニードル2に入って弁ニードル2から流出するしかないから、電子膨張弁が、固定の小流量の状態になる(流量が流通通路のサイズによって決定される)。
小流量の調節を必要とする場合に、弁棒8が波形管7の作用で上に移動し、調節弁棒8の移動の行程を調節することで流量の大きさを変更し、小流量の調節を実現する。
弁棒8が所定位置に移動すると、弁棒8に設けられるストッパ部材3が、弁ニードル2に接触し、弁ニードル2を第1弁口4から離れる方向に移動させ、大流量の調節を実現する。
従って、小流量の調節の過程において、弁ニードル2が常に第1弁口4に当接される。
ただし、小流量の調節を必要として、流体がN方向から第1弁口4に入る場合に、圧力差の上向きのプッシュの作用から、弁ニードル2が前もって第1弁口4から離れる方向に移動することで、小流量の調節をする時に、一部の流体が第1弁口11から直接的に弁座1内に流入し、小流量の調節の効果が悪くなり、流量の調節が不正確になる。
本発明は、背景技術における電子膨張弁の小流量の調節の効果が悪いという問題を解決するために、電子膨張弁及びそれを具備する冷凍システムを提供することを主な目的とする。
前記目的を実現するために、本発明によれば、電子膨張弁を提供し、この電子膨張弁は、弁ボディと、弁ニードルと、弁棒と、駆動部と、弾性素子とを備え、
弁ボディは、第1弁口を有し、弁ニードルは、第1弁口に当接される閉鎖位置及び第1弁口を回避する開放位置を有し、弁ニードルの底部が、第1弁口に連通する第2弁口を備え、弁ニードルが、収容空間、この収容空間に連通する第1流通通路と第2流通通路を有し、第1流通通路が、弁ニードルの側壁に位置するとともに外部に連通し、第2流通通路が、第2弁口の周方向の外側に位置するとともに第2弁口に連通し、弁棒の少なくとも一部は、収容空間内に貫設されており、弁棒は、第2弁口の流量を調節するように上下に移動し、駆動部は、弁棒を上下に移動させるように駆動し、弁棒と弁ニードルとの間には、ストッパ部材が設けられることで、弁ニードルがストッパ部材を介して弁棒に接触する場合に、両者が、同期に運動し、弁ニードルが閉鎖位置にある場合に、弁棒が、弁ニードルに対して上下に運動し、弾性素子は、弁ニードルと弁棒との間には設けられ、または、弁ニードル内に設けられるとともに弁ニードルと弁棒との間に当接され、弁棒が弁ニードルに対して下に移動する場合に、弾性素子が圧縮され、弁棒が弁ニードルに対して上に移動し、流体が第1弁口から収容空間に流入する場合に、弁ニードルを第1弁口に当接させるように、弾性素子が弁ニードルに弾性力を付与する。
さらに、弾性素子が、弁ニードルと弁棒との間に設けられ、弾性素子は、第1端が弁棒に当接され、第2端が弁ニードルの天井部に当接されるバネである。
さらに、電子膨張弁は、弁棒に外挿されるとともに、弁棒に連れて同期に運動する第1ワッシャーを含み、バネの第1端が、第1ワッシャーの下面に当接される。
さらに、第1ワッシャーは、基体セグメントと、基体セグメントの対向する両側に設けられるとともに上に延伸する垂直セグメントと、垂直セグメントの天井部に設けられ、外部に延伸する水平セグメントとを含み、バネが垂直セグメントに外挿され、バネの第1端が水平セグメントの下面に当接される。
さらに、弁棒は、弁棒本体とこの弁棒本体の側壁に設けられるストッパ構成とを含み、電子膨張弁は、第1端が弁ボディに固定され、第2端がストッパ構成に係合される波形管を含み、バネが第1ワッシャーを波形管の第2端に当接させ、弁棒が下に移動する場合に、ストッパ構成が波形管の第2端に下向きの力を付与すことで、波形管が引っ張られ、弁棒が上に移動する場合に、波形管の第2端が弁棒に上向きの力を付与する。
さらに、弾性素子が、弁ニードルと弁棒との間に設けられ、弁ニードルが、弁ニードル本体と弁ニードル本体内に設けられる弁座芯とを含み、第2弁口と第2流通通路とがいずれも弁座芯に設けられている。
さらに、弾性素子は、第1端が弁棒に当接されるバネであり、電子膨張弁は、弁ニードル本体の上部に固定配置され、弁棒が逃げる逃げ孔が設けられた弁ニードルスリーブを含み、弁ニードル本体の内壁、弁ニードルスリーブの下面及び弁座芯の上面が協同して収容空間を囲んで形成し、バネの第2端が、弁ニードルスリーブの上面に当接される。
さらに、弁ニードル本体と弁座芯とが一体構成である。
さらに、弾性素子が、弁ニードルと弁棒との間に設けられ、電子膨張弁は、収容空間内に設けられる第1消音部を含み、第1消音部が、第1消音構成及び第2消音構成を含み、第1消音構成が、第2消音構成の上に位置し、第1消音構成が、第1流通通路を閉鎖し、第2消音構成が、第2流通通路を閉鎖する。
さらに、電子膨張弁は、第2弁口の下に設けられ、第2弁口及び第2流通通路を閉鎖する第2消音部を含む。
さらに、弾性素子の圧縮量が、弁棒の弁ニードルに対して移動する行程の以下である。
さらに、弾性素子が、弁ニードルと弁棒との間に設けられ、弾性素子が、錐形を呈する皿バネであり、皿バネが、下から上へ徐々に内部に収縮され、上端が弁棒に当接され、下端が弁ニードルに当接される。
さらに、弾性素子が、弁ニードルと弁棒との間に設けられ、電子膨張弁は、弁棒に外挿されるとともに、弁棒に連れて同期に運動する第2ワッシャーを含み、皿バネの上端が、第2ワッシャーの下面に当接される。
さらに、弁棒には、第2ワッシャーを装着するための装着凹溝が設けられ、皿バネが、第2ワッシャーを装着凹溝の溝壁に当接させる。
さらに、第2ワッシャーには、装着孔が設けられ、弁棒が、装着孔内に貫設され、第2ワッシャーには、装着孔に連通する開口が設けられ、開口における装着孔との接続箇所の幅Hが、弁棒の直径より小さく、開口の幅が内から外へ徐々に増加される。
さらに、弾性素子が、弁ニードル内に設けられるとともに弁ニードルと弁棒との間に当接され、弾性素子が、弁棒に外挿されるバネであり、この弁棒が、段面を有し、バネの第1端が、段面に当接され、バネの第2端が、弁ニードルに当接される。
さらに、弁ニードルは、弁ニードル本体と、弁ニードル本体内に設けられる弁座芯とを含み、第2弁口と第2流通通路とが、いずれも弁座芯に設けられ、バネの第2端が、弁座芯に当接される。
さらに、電子膨張弁は、弁ニードル本体の上部に固定配置される弁ニードルスリーブを含み、弁ニードルスリーブには、弁棒が逃げる第1逃げ孔が設けられ、弁ニードル本体の内壁、弁ニードルスリーブの下面及び弁座芯の上面が、協同して収容空間を囲んで形成する。
さらに、電子膨張弁は、収容空間に設けられる第1消音部を含み、第1消音部が、第1消音構成及び第2消音構成を含み、第1消音構成が、第2消音構成の上に位置し、第1消音構成が、第1流通通路を閉鎖し、第2消音構成が、第2流通通路を閉鎖し、バネの第2端が、第2消音構成を介して弁座芯に当接される。
さらに、電子膨張弁は、第1消音構成と第2消音構成を仕切るように、第1消音構成と第2消音構成との間に設けられる封止部を含む。
さらに、封止部は、弁棒が逃げる第2逃げ孔を有する封止リングであり、封止部の周方向の側壁が、弁ニードル本体の内壁に密着される。
本発明によれば、電子膨張弁を含む冷凍システムを提供する。
本発明によれば、電子膨張弁は、弁ニードルと弁棒との間に設けられる弾性素子を含む。
弁棒が、弁ニードルに対して下に移動すると、弾性素子が圧縮される。
弁棒が、弁ニードルに対して上に移動し、流体が、第1弁口から収容空間に流入すると、弾性素子が、弁ニードルに弾性力を付与することで、弁ニードルを第1弁口に当接させる。
弁棒が、ストッパ部材を介して弁ニードルに接触した後のみに、弁ニードルが、弁棒に連れてともに上に移動し、第1弁口が開放される。
前記小流量の調節の過程において、弾性素子が弁ニードルに付与する弾性力の方向は、流体が発生された圧力の方向と反対するから、流体から発生された圧力を相殺し、弁ニードルが自身の重力で第1弁口を閉鎖する。
従って、弁棒が弁ニードルに対して上に移動し、流体が第1弁口から収容空間に流入する場合に、弁ニードルが、前もって第1弁口から離れることがなく、流量の調節がより正確になり、背景技術における電子膨張弁の小流量の調節の効果が悪いという問題を解決する。
本出願の明細書および図面は、本発明を理解するために用いられ、本発明の実施例及びその説明は、本発明に対する不当限定を構成していなく、本発明を解釈するために用いられる。
背景技術における電子膨張弁の局所縦断面構成模式図である。 本発明による電子膨張弁の実施例1の弁ニードルの、開放位置にある場合の縦断面構成模式図である。 図2の電子膨張弁のA箇所の拡大構成模式図である。 図2の弁ニードルの、閉鎖位置にある場合の縦断面構成模式図である。 図4の電子膨張弁のB箇所の拡大構成模式図である。 図2の電子膨張弁の弁ニードルが開放位置にある場合の、弁ニードルと弁棒とが係合される縦断面構成模式図である。 図2の電子膨張弁の弁ニードルが閉鎖位置にある場合の、弁ニードルと弁棒とが係合される縦断面構成模式図である。 図2の電子膨張弁の弁ニードルが開放位置にある場合の、弁棒と弁ニードルスリーブとが係合される縦断面構成模式図である。 図2の電子膨張弁の弁棒が弁ニードルに対して下にL1だけ移動した場合に、弁棒と弁ニードルスリーブとが係合される縦断面構成模式図である。 図2の電子膨張弁のバネの立体構成模式図である。 図2の電子膨張弁の第1ワッシャーの立体構成模式図である。 本発明による電子膨張弁の実施例2の弁ニードルが閉鎖位置にある場合の縦断面構成模式図である。 図12の電子膨張弁のC箇所の拡大構成模式図である。 図12の電子膨張弁の皿バネの立体構成模式図である。 図12の電子膨張弁の第2ワッシャーの立体構成模式図である。 本発明による電子膨張弁の実施例3の局所縦断面構成模式図である。 図16の電子膨張弁のD箇所の拡大構成模式図である。 本発明による電子膨張弁の実施例4の弁棒が第2弁口を回避する場合の縦断面構成模式図である。 図18の電子膨張弁のE箇所の拡大構成模式図である。 図18の弁棒が第2弁口を閉鎖する場合の縦断面構成模式図である。 図20の電子膨張弁のF箇所の拡大構成模式図である。 図18の電子膨張弁の弁棒と弁ニードルがストッパ部材を介して係合される場合の局所断面構成模式図である。 図18の電子膨張弁の弁棒が弁ニードルに対して下にS1だけ移動した場合の局所断面構成模式図である。 図18の電子膨張弁の弾性素子の立体構成模式図である。
本出願の実施例及び実施例における特徴は、互いに組み合わせてもよい。
以下は、図面を参照し、実施例を結合し、本発明を詳しく説明する。
図2〜図7に示すように、実施例1の電子膨張弁は、弁ボディ10と弁ニードル20と弁棒30と駆動部80と弾性素子100とを含む。
弁ボディ10が、第1弁口11を有している。
弁ニードル20が、第1弁口11に当接される閉鎖位置及び第1弁口11を回避する開放位置を有し、弁ニードル20の底部が、第1弁口11に連通する第2弁口221を有し、弁ニードル20が、収容空間23とこの収容空間23に連通する第1流通通路211と第2流通通路222を有し、第1流通通路211が、弁ニードル20の側壁に位置し、外部に連通し、第2流通通路222が、第2弁口221の周方向の外側に位置し、第2弁口221に連通する。
弁棒30の少なくとも一部が、収容空間23内に貫設され、弁棒30が、第2弁口221の流量を調節するように上下に移動可能である。
駆動部80が、弁棒30を上下に移動させるように駆動し、弁棒30と弁ニードル20との間には、ストッパ部材90が設けられることで、弁ニードル20がストッパ部材90を介して弁棒30に接触する場合に、両者が同期に運動し、弁ニードル20が閉鎖位置にある場合に、弁棒30が弁ニードル20に対して上下に運動可能である。
弾性素子100が、弁ニードル20と弁棒30との間に設けられ、弁棒30が弁ニードル20に対して下に移動する場合に、弾性素子100が圧縮され、弁棒30が弁ニードル20に対して上に移動し、流体が第1弁口11から収容空間23に流入する場合に、弾性素子100が弁ニードル20に弾性力を付与することで、弁ニードル20を第1弁口11に当接させる。
実施例1によれば、電子膨張弁は、弁ニードル20と弁棒30との間に設けられる弾性素子100を含む。
弁棒30が弁ニードル20に対して下に移動する場合に、弾性素子100が圧縮される。
弁棒30が弁ニードル20に対して上に移動し、流体が第1弁口11から収容空間23に流入する場合に、弾性素子100が、弁ニードル20に弾性力を付与することで、弁ニードル20を第1弁口11に当接させる。
弁棒30が、ストッパ部材を介して弁ニードル20に接触した後のみに、弁ニードル20が、弁棒30に連れてともに上に移動し、第1弁口11が開放される。
前記小流量の調節の過程において、弾性素子100が弁ニードル20に付与する弾性力の方向が、流体が発生された圧力の方向と反対するから、流体から発生された圧力を相殺し、弁ニードル20が、自身の重力で第1弁口11を閉鎖する。
従って、弁棒30が弁ニードル20に対して上に移動し、流体が第1弁口11から収容空間23に流入する場合に、弁ニードル20が、前もって第1弁口11から離れることがなく、流量の調節がより正確になり、背景技術における電子膨張弁の小流量の調節の効果が悪いという問題を解決する。
実施例1において、電子膨張弁は、第1弁口11を介して収容空間23に連通する第1パイプ150及び収容空間23に連通する第2パイプ160を含む。
以下は、全開状態、大流量の調節状態、小流量の調節状態及び固定の小流量状態を紹介し、
全開状態:
弁ニードル20が第1弁口11を開放させ、第1弁口11との間の距離が所定距離より大きくなる場合に、電子膨張弁から流出する流体の流量が大きく、弁ニードル20の移動の、流体の流量に対する影響が極めて小さくなる。
前記状態は、全開状態である。
電子膨張弁が全開状態にある場合に、ほとんどの流体が、直接的に弁ボディ10内に入って管路から流出し、僅かな一部の流体が収容空間23内に入って管路から流出する。
大流量の調節状態:
弁ニードル20が第1弁口11を開放させ、第1弁口11との間の距離が所定距離より小さくなる場合に、弁ニードル20の移動の、流体の流量に対する影響が大きくなる。
前記状態は、大流量の調節状態である。
電子膨張弁が大流量の調節状態にある場合に、一部の流体が、弁ボディ10内に入って管路から流出し、他の一部の流体が、収容空間23内に入って管路から流出する。
小流量の調節状態:
弁ニードル20が第1弁口11に当接され、弁棒30が第2弁口221に当接されていない場合に、電子膨張弁から流出する流体の流量が小さく、弁棒30の移動が比較的に正確に流体の流量を調節する。
前記状態は、小流量の調節状態である。
電子膨張弁が小流量の調節状態にある場合に、一部の流体が、第2弁口221を介して収容空間23内に入って管路から流出し、他の一部の流体が、第2流通通路222を介して収容空間23内に入って管路から流出する。
固定の小流量状態:
弁ニードル20が第1弁口11に当接され、弁棒30が第2弁口221に当接される場合に、電子膨張弁から流出する流体の流量が小さく、固定値になる。
前記状態は、固定の小流量状態である。
電子膨張弁が固定の小流量状態にある場合に、全ての流体が、第2流通通路222を介して収容空間23内に入って管路から流出する。
以下は、電子膨張弁の作動過程を簡単に紹介し、
(一)、流体が第1パイプ150から収容空間23に入って、
電子膨張弁が全開状態から固定の小流量状態に変換され、
まず、駆動部80が弁棒30を下に移動させるように駆動し、弁ニードル20が重力の作用で、ストッパ部材90を介して弁棒30と同期に下に運動する。
弁ニードル20が第1弁口11に当接される場合に、弁棒30が続いて下に移動し、この場合、弾性素子100が圧縮され、弁ニードル20がその重力及び弾性力の作用で、第1弁口11に押される。
弁棒30が第2弁口221に当接される場合に、電子膨張弁が、固定の小流量状態に至る。
この場合、弾性素子100が、最大圧縮の状態にあり、弾性素子100の上向きの弾力が駆動部80から出力された合力より小さくなることで、弁棒30が当接位置(第2弁口221に当接される位置)に保持される。
電子膨張弁が固定の小流量状態にある場合に、流体が、順に第1弁口11、第2流通通路222、収容空間23、第1流通通路211に流入し、最後は第2パイプ160から流出する。
電子膨張弁が、固定の小流量状態から全開状態に変換され、
まず、駆動部80が、弁棒30を上に移動させるように駆動し、ストッパ部材90が、弁ニードル20に接触する前に、弁ニードル20には、同時に重力及び弾性力の作用が受けられ、弾性力が、流体から発生された上向きの圧差力を相殺する。
従って、ストッパ部材90が弁ニードル20に接触する前に、弁ニードル20が、しっかりと第1弁口11に押されることで、電子膨張弁の小流量の調節が、より正確になる。
ストッパ部材90が弁ニードル20に接触すると、弁ニードル20が重力の作用で、ストッパ部材90に引っかかれ、弁ニードル20が上に所定位置に移動するまでに、弁棒30がストッパ部材90を介して弁ニードル20をともに上に移動させるように駆動する。
(二)、流体が第2パイプ160から収容空間23に入って、
電子膨張弁が全開状態から固定の小流量状態に変換され、
まず、駆動部80が、弁棒30を下に移動させるように駆動し、弁ニードル20が重力の作用でストッパ部材90を介して弁棒30と同期に下に運動する。
弁ニードル20が第1弁口11に当接される場合に、弁棒30が続いて下に移動し、この場合、弾性素子100が圧縮され、流体から発生された圧差力と弾性素子100の弾性力とが互いに相殺され、弁ニードル20が、その重力の作用で第1弁口11に押され、駆動部80の出力力を余分に増加する必要がない。
弁棒30が第2弁口221に当接される場合に、電子膨張弁が、固定の小流量状態に至る。
電子膨張弁が、固定の小流量状態にある場合に、流体が、順に、第1流通通路211、収容空間23、第2流通通路222、第1弁口11に流入し、第1パイプ150から流出する。
電子膨張弁が固定の小流量状態から全開状態に変換され、
まず、駆動部80が弁棒30を上に移動させるように駆動し、ストッパ部材90が弁ニードル20に接触する前に、弁ニードル20は同時に重力、弾性素子100の弾性力及び流体から発生された圧差力の作用が受けられて、第1弁口11に押される。
従って、ストッパ部材90が弁ニードル20に接触する前に、弁ニードル20が、しっかりと第1弁口11に押されることで、電子膨張弁の小流量の調節がより正確になる。
ストッパ部材90が弁ニードル20に接触する場合に、弁ニードル20が、重力の作用で、ストッパ部材90に引っかかれ、弁ニードル20が、上に所定位置に移動するまでに、弁棒30が、ストッパ部材90を介して弁ニードル20をともに上に移動させるように駆動する。
図2〜図5及び図10に示すように、実施例1において、弾性素子100は、第1端が弁棒30に当接され、第2端が弁ニードル20の天井部に当接されるバネである。
前記構成が簡単で、組立を容易にする。
図2〜図5及び図11に示すように、実施例1において、電子膨張弁は、弁棒30の外に配されるとともに、弁棒30に連れて同期に運動する第1ワッシャー110を含み、バネの第1端が、第1ワッシャー110の下面に当接される。
前記構成が、簡単で、バネの第1端に当接するためのプラットホームを提供することで、機構の確実性と安定性を保証する。
弁棒30にボスを配置してもよく、バネの第1端が、直接的にボスに当接さればよい。
図2〜図5及び図11に示すように、実施例1において、第1ワッシャー110は、基体セグメント111と、基体セグメント111の対向する両側に設けられ、上に延伸する垂直セグメント112と、垂直セグメント112の天井部に設けられ、外部に延伸する水平セグメント 113とを含み、バネが垂直セグメント112に外挿され、バネの第1端が、水平セグメント113の下面に当接される。
前記垂直セグメント112が、バネに対して案内作用を果たすことで、バネを所定方向に沿って伸縮させ、機構の確実性と安定性を保証する。
図2〜図7に示すように、実施例1において、弁棒30は、弁棒本体31と弁棒本体31の側壁に設けられるストッパ構成32とを含み、電子膨張弁は、第1端が、弁ボディ10に固定され、第2端が、ストッパ構成32に係合される波形管120を含み、バネが、第1ワッシャー110を波形管120の第2端に当接させ、弁棒30が下に移動すると、ストッパ構成32が、波形管120の第2端に下向きの力を付与し、波形管120が引っ張られ、弁棒30が上に移動すると、波形管120の第2端が、弁棒30に上向きの力を付与する。
波形管120の配置によって、弁棒30を所定方向に沿って上下に移動させる。
図2〜図5に示すように、実施例1において、弁ニードル20が、弁ニードル本体21と弁ニードル本体21内に設けられる弁座芯22とを含み、第2弁口221と第2流通通路222とが、いずれも弁座芯22に設けられる。
前記構成が、簡単で、加工を便利にする。
図2〜図7に示すように、実施例1において、弾性素子100は、第1端が弁棒30に当接されるバネであり、電子膨張弁は、弁ニードル本体21の上部に固定配置され、弁棒30が逃げる逃げ孔が設けられる弁ニードルスリーブ140を含み、弁ニードル本体21の内壁、弁ニードルスリーブ140の下面と弁座芯22の上面が協同して収容空間23を囲んで形成し、バネの第2端が、弁ニードルスリーブ140の上面に当接される。
前記構成が、簡単で、組立を容易にする。
具体的には、組み立てる場合に、まず、波形管120の第2端が、ストッパ構成32の底部に外挿されてから、第1ワッシャー110が弁棒本体31に外挿される。
そして、バネの第1端を水平セグメント113の下面に当接させるように、バネが、第1ワッシャー110の垂直セグメント112の外に嵌められる。
弁ニードルスリーブ140が、弁棒本体31の外に配される。
弁ニードルスリーブ140は、ストッパ部材90が装着される装着溝を回避するように、弁ニードルスリーブ140を上に移動する。
そして、ストッパ部材90を弁棒本体31における装着溝内に装着し、弁ニードルスリーブ140を緩める。
弁ニードルスリーブ140が、ストッパ部材90によってストッパされ、弁棒本体31から脱出していない。
前記装着されたユニットを弁ニードル20に組み立て、実施例1において、弁ニードルスリーブ140を弁ニードル20の天井部に溶接すると、弁棒30と弁ニードル20との組立を完成する。
独立に配置される小流量手段には、異常騒音が発生される恐れがあるから、前記問題を解決するために、図3、図5〜図7に示すように、実施例1において、電子膨張弁は、第1消音部40を含む。
第1消音部40が、収容空間23内に設けられ、第1消音構成41及び第2消音構成42を含み、第1消音構成41が、第2消音構成42の上に位置し、第1消音構成41が、第1流通通路211を閉鎖させ、第2消音構成42が、第2流通通路222を閉鎖させる。
具体的には、電子膨張弁が、固定の小流量状態にあり、流体が第1パイプ150から第1弁口11に流入する場合に、第1弁口11に流入した流体が、続いて、第2流通通路222に流入する。
第2流通通路222から流出した流体が、第2消音構成42に入って、第1回の消音が行われて、第1回の消音がなされた流体が、再び、第1消音構成41内に流入し、第2回の消音が行われる。
同じように、電子膨張弁が、固定の小流量状態にあり、流体が第2パイプ160から弁ボディ10内に流入する場合に、弁ボディ10に流入した流体が、第1流通通路211に流入する。
第1流通通路211から流出した流体が、第1消音構成41に入って、第1回の消音が行われて、第1回の消音がなされた流体が、再び、第2消音構成42内に流入し、第2回の消音が行われる。
前記構成によって、正逆二つの方向から収容空間23内に流入した流体は、いずれも、第2回の消音が行われて、異常騒音を大幅に減少させ、ユーザー体験を向上させる。
図3、図5〜図7に示すように、実施例1において、電子膨張弁は、第2消音部70を含む。
第2消音部70が、第2弁口221の下に設けられ、第2弁口221及び第2流通通路222を閉鎖させる。
具体的には、電子膨張弁が、固定の小流量状態にあり、流体が第1パイプ150から第1弁口11に流入する場合に、第1弁口11に流入した流体が、第2消音部70を通り、第1回の消音が行われる。
第1回の消音がなされた流体が、続いて、第2流通通路222に流入する。
第2流通通路222から流出した流体が、第2消音構成42に入って、第2回の消音が行われて、第2回の消音がなされた流体が、再び、第1消音構成41内に流入し、第3回の消音が行われる。
同じように、電子膨張弁が固定の小流量状態にあり、流体が第2パイプ160から弁ボディ10内に流入する場合に、弁ボディ10に流入した流体が第1流通通路211に流入する。
第1流通通路211から流出した流体が、第1消音構成41に入って、第1回の消音が行われて、第1回の消音がなされた流体が、再び、第2消音構成42内に流入し、第2回の消音が行われる。
2回の消音がなされた流体が、第2流通通路222から流出する。
流出してから、流体が、第2消音部70内に入って、最後の消音が行われる。
前記構成によって、正逆二つの方向から収容空間23内に流入した流体が、いずれも、3回の消音が行われ、異常騒音を大幅に減少させ、ユーザー体験を向上させる。
また、第2消音部70が、第1弁口11を閉鎖するから、電子膨張弁が小流量の調節状態にある場合に、収容空間23に入った流体も消音が行われ、消音効果を向上させる。
実施例1において、第1消音構成41と第2消音構成42とは、いずれも網状の消音部材である。
前記構成は、流体の内部に付いた渦、気泡を大幅に除去し、分散することで、従来の電子膨張弁が初期の小流量の調節の場合に異常騒音を発生させる問題をよりよく解決する。
図8〜図10に示すように、実施例1において、弾性素子100の圧縮量は、弁棒30の弁ニードル20に対して移動する行程の以下である。
本実施例において、弾性素子100は、バネである。
ストッパ部材90を装着する場合に、弁ニードルスリーブ140が、ストッパ部材90が装着される装着溝を回避するように、弁ニードルスリーブ140を上に移動する。
弁ニードルスリーブ140の上面とバネの第2端とが係合されるから、弁ニードルスリーブ140を上に移動する場合に、バネによる下に付与する弾力を克服しなければならない。
弾力F=kxである(xが圧縮量を示す)から、圧縮量が小さくなるほど、克服される弾力が小さくなる。
従って、バネのプレ圧縮量をなるべく小さくすれば、装着する場合に、克服されるバネ力が小さくなり、装着をより容易にする。
具体的には、図8のLは、水平セグメント113の下面と弁ニードルスリーブ140の上面との間の距離であり、バネのプレ圧縮量をなるべく小さくしたいなら、バネの自由長さL3をLの以下にしなければならなくて、即ち、L3≦Lである。
図9は、弁棒が、弁ニードルに対して下にL1だけ移動した模式図を示し、この場合、水平セグメント113の下面と弁ニードルスリーブ140の上面との間の距離が、L2である。
L2+L1=Lであり、即ち、L-L2=L1である。
また、L≧L3であるから、L3-L2≦L1であり、即ち、弾性素子100の圧縮量は、弁棒30の弁ニードル20に対して移動する行程の以下である。
また、前記構成は、同時に弾力値の変動の、上下の出力力に対する影響を避ける(弾性部材の公差範囲内の最大圧縮際の弾力値の一致性を保持し得る)。
図12〜図14に示すように、実施例2の電子膨張弁と実施例1との相違点は、弾性素子100の具体的な構成にある。
具体的には、実施例2において、弾性素子100は、錐形を呈する皿バネであり、皿バネが、下から上へ徐々に内部に収縮され、皿バネの上端が、弁棒30に当接され、皿バネの下端が、弁ニードル20に当接される。
皿バネの剛度が大きく、小さい変形で大きい荷重を受ける。
図13と図15に示すように、実施例2において、電子膨張弁は、第2ワッシャー130を含む。
第2ワッシャー130が、弁棒30に外挿され、弁棒30に連れて同期に運動し、皿バネの上端が、第2ワッシャー130の下面に当接される。
前記構成が、簡単で、皿バネの上端に対して当接するためのプラットホームを提供することで、機構の確実性と安定性を保証する。
図13と図15に示すように、実施例2において、弁棒30には、第2ワッシャー130を装着するための装着凹溝311が設けられ、皿バネが、第2ワッシャー130を装着凹溝311の溝壁に当接させる。
前記構成が、簡単で、加工及び組立を便利にする。
図15に示すように、実施例2において、第2ワッシャー130には、装着孔131が設けられ、弁棒30が装着孔131内に貫設され、第2ワッシャー130には、装着孔131に連通する開口132が設けられ、開口132における装着孔131との接続箇所の幅Hが、弁棒30の直径より小さく、開口132の幅が、内から外へ徐々に増加される。
具体的には、装着する場合に、開口132を弁棒30の装着凹溝311に合わせて、弁棒30が、装着孔131内に噛み込まれるように第2ワッシャー130を押すことで、装着を完成する。
開口132における装着孔131との接続箇所の幅Hが、弁棒30の直径より小さいから、弁棒30が装着孔131内から脱出し難い。
図16〜図17に示すように、実施例3の電子膨張弁と実施例1との相違点は、弁ニードル20の具体的な構成にあり、実施例3において、弁ニードル本体21と弁座芯22とが一体構成である。
前記構成が、簡単で、組立ステップを減少させ、組立効率を向上させる。
図18〜図24に示すように、実施例4の電子膨張弁と実施例1との相違点は、弾性素子100の位置にあり、実施例4の電子膨張弁は、弁ボディ10と、弁ニードル20と、弁棒30と、駆動部80と弾性素子100とを含む。
弁ボディ10は、第1弁口11を有する。
弁ニードル20は、第1弁口11に当接される閉鎖位置及び第1弁口11を回避する開放位置を有し、弁ニードル20の底部が第1弁口11に連通する第2弁口221を有し、弁ニードル20が、収容空間23と、この収容空間23に連通する第1流通通路211と第2流通通路222を有し、第1流通通路211が、弁ニードル20の側壁に位置するとともに外部に連通し、第2流通通路222が、第2弁口221の周方向の外側に位置するとともに第2弁口221に連通する。
弁棒30の少なくとも一部が、収容空間23内に貫設され、弁棒30が、上下に移動可能であることで、第2弁口221の流量を調節する。
駆動部80が、弁棒30を上下に移動させるように駆動し、弁棒30と弁ニードル20との間には、ストッパ部材90が設けられることで、弁ニードル20がストッパ部材90を介して弁棒30に接触する場合に、両者が同期に運動し、弁ニードル20が閉鎖位置にある場合に、弁棒30が弁ニードル20に対して上下に運動可能である。
弾性素子100が弁ニードル20内に設けられ、弁ニードル20と弁棒30との間に当接され、弁棒30が弁ニードル20に対して下に移動する場合に、弾性素子100が圧縮され、弁棒30が弁ニードル20に対して上に移動し、流体が第1弁口11から収容空間23に流入する場合に、弾性素子100が弁ニードル20に弾性力を付与することで、弁ニードル20を第1弁口11に当接させる。
実施例4によれば、電子膨張弁は、弁ニードル20と弁棒30との間に設けられる弾性素子100を含む。
弁棒30が、弁ニードル20に対して下に移動すると、弾性素子100が圧縮される。
弁棒30が弁ニードル20に対して上に移動し、流体が第1弁口11から収容空間23に流入する場合に、弁ニードル20を第1弁口11に当接させるように、弾性素子100が、弁ニードル20に弾性力を付与する。
弁棒30がストッパ部材を介して弁ニードル20に接触した後のみに、弁ニードル20が弁棒30に連れてともに上に移動し、第1弁口11が開放される。
前記小流量の調節の過程において、弾性素子100が弁ニードル20に付与する弾性力の方向が、流体が発生された圧力の方向と反対するから、流体から発生された圧力を相殺することで、弁ニードル20が、自身の重力で第1弁口11を閉鎖する。
従って、弁棒30が弁ニードル20に対して上に移動し、流体が第1弁口11から収容空間23に流入する場合に、弁ニードル20が前もって第1弁口11から離れることがなく、流量の調節がより正確になり、背景技術における電子膨張弁の小流量の調節の効果が悪いという問題を解決する。
また、弾性素子100が、弁ニードル20内に配置されることは、組立をより容易にして、組立効率を向上させる。
実施例4において、電子膨張弁は、第1弁口11を介して収容空間23に連通する第1パイプ150及び収容空間23に連通する第2パイプ160を含む。
以下は、全開状態、大流量の調節状態、小流量の調節状態及び固定の小流量状態を紹介し、
全開状態:
弁ニードル20が、第1弁口11を開放させ、第1弁口11との間の距離が、所定距離より大きい場合に、電子膨張弁から流出した流体の流量が大きくなり、弁ニードル20の移動の、流体の流量に対する影響が極めて小さくなる。
前記状態は、全開状態である。
電子膨張弁が、全開状態にある場合に、ほとんどの流体が、弁ボディ10内に入って管路から流出し、僅かな一部の流体が、収容空間23内に入って管路から流出する。
大流量の調節状態:
弁ニードル20が、第1弁口11を開放させ、第1弁口11との間の距離が、所定距離より小さい場合に、弁ニードル20の移動の、流体の流量に対する影響が大きくなる。
前記状態は、大流量の調節状態である。
電子膨張弁が、大流量の調節状態にある場合に、一部の流体が、弁ボディ10内に入って管路から流出し、他の一部の流体が、収容空間23内入って管路から流出する。
小流量の調節状態:弁ニードル20が、第1弁口11に当接され、弁棒30が、第2弁口221に当接されていない場合に、電子膨張弁から流出した流体の流量が小くなり、弁棒30の移動が、比較的に正確に流体の流量を調節する。
前記状態は、小流量の調節状態である。
電子膨張弁が小流量の調節状態にある場合に、一部の流体が、第2弁口221を介して収容空間23内に入って管路から流出し、他の一部の流体が、第2流通通路222を介して収容空間23内に入って管路から流出する。
固定の小流量状態:弁ニードル20が第1弁口11に当接され、且つ、弁棒30が第2弁口221に当接される場合に、電子膨張弁から流出した流体の流量が小さくなり、且つ固定値になる。
前記状態は、固定の小流量状態である。
電子膨張弁が固定の小流量状態にある場合に、全ての流体が、第2流通通路222を介して収容空間23内に入って管路から流出する。
以下、電子膨張弁の作動過程を簡単に紹介し、
(一)、流体が第1パイプ150から収容空間23に入って:
電子膨張弁が、全開状態から固定の小流量状態に変換され:
まず、駆動部80が、弁棒30を下に移動させるように駆動し、弁ニードル20が重力の作用で、ストッパ部材90を介して弁棒30と同期に下に運動する。
弁ニードル20が、第1弁口11に当接される場合に、弁棒30が続いて下に移動し、この場合、弾性素子100が圧縮され、弁ニードル20が、その重力及び弾性力の作用で、第1弁口11に押される。
弁棒30が、第2弁口221に当接される場合に、電子膨張弁が固定の小流量状態に至る。
この場合、弾性素子100が最大圧縮の状態にあり、弾性素子100の上向きの弾力が駆動部80から出力された合力より小さく、弁棒30が、当接位置に保持される(第2弁口221に当接される位置)。
電子膨張弁が固定の小流量状態にある場合に、流体が、順に、第1弁口11、第2流通通路222、収容空間23、第1流通通路211に流入し、最後は第2パイプ160から流出する。
電子膨張弁が、固定の小流量状態から全開状態に変換され:
まず、駆動部80が、弁棒30を上に移動させるように駆動し、ストッパ部材90が、弁ニードル20に接触する前に、弁ニードル20には同時に重力及び弾性力の作用が受けられ、弾性力が流体から発生された上向きの圧差力を相殺するから、ストッパ部材90が弁ニードル20に接触する前に、弁ニードル20が、しっかりと第1弁口11に押され、電子膨張弁の小流量の調節がより正確になる。
ストッパ部材90が、弁ニードル20に接触する場合に、弁ニードル20が、重力の作用で、ストッパ部材90に引っかかれ、弁ニードル20が、上に所定位置に移動するまでに、弁棒30が、ストッパ部材90を介して弁ニードル20をともに上に移動させるように駆動する。
(二)、流体が、第2パイプ160から収容空間23に入って:
電子膨張弁が、全開状態から固定の小流量状態に変換され
まず、駆動部80が、弁棒30を下に移動させるように駆動し、弁ニードル20が、重力の作用で、ストッパ部材90を介して弁棒30と同期に下に運動する。
弁ニードル20が、第1弁口11に当接される場合に、弁棒30が続いて下に移動し、この場合、弾性素子100が圧縮され、流体から発生された圧差力と弾性素子100の弾性力とが互いに相殺され、弁ニードル20がその重力の作用で第1弁口11に押され、駆動部80の出力力を余分に増加する必要がない。
弁棒30が、第2弁口221に当接される場合に、電子膨張弁が、固定の小流量状態に至る。
電子膨張弁が、固定の小流量状態にある場合に、流体が、順に、第1流通通路211、収容空間23、第2流通通路222、第1弁口11に流入し、最後は第1パイプ150から流出する。
電子膨張弁が、固定の小流量状態から全開状態に変換され:
まず、駆動部80が弁棒30を上に移動させるように駆動し、ストッパ部材90が弁ニードル20に接触する前に、弁ニードル20は、同時に重力、弾性素子100の弾性力及び流体から発生された圧差力の作用が受けられ、第1弁口11に押される。
従って、ストッパ部材90が、弁ニードル20に接触する前に、弁ニードル20が、しっかりと第1弁口11に押され、電子膨張弁の小流量の調節が、より正確になる。
ストッパ部材90が、弁ニードル20に接触する場合に、弁ニードル20が重力の作用で、ストッパ部材90に引っかかれ、弁ニードル20が上に所定位置に移動するまでに、弁棒30がストッパ部材90を介して弁ニードル20をともに上に移動させるように駆動する。
図18〜図21及び図24に示すように、実施例4において、弾性素子100は、弁棒30に外挿されるバネであり、弁棒30には、段面931があり、バネの第1端が、段面931に当接され、バネの第2端が、弁ニードル20に当接される。
実施例4において、弁棒30は、互いに接続される第1柱セグメント及び第2柱セグメントを含み、第1柱セグメントが、第2柱セグメントの上に位置し、第1柱セグメントの直径が、第2柱セグメントの直径より大きい。
第1柱セグメントと第2柱セグメントとの接続箇所には、段面931が形成される。
前記構成が、簡単で、加工と組立を容易にする。
組み立てる場合に、バネが、第2柱セグメントに外挿され、バネの第1端を段面931に当接させばよい。
図19及び図21に示すように、実施例4において、弁ニードル20は、弁ニードル本体21及び弁ニードル本体21内に設けられる弁座芯22を含み、第2弁口221と第2流通通路222とが、いずれも弁座芯22に設けられ、バネの第2端が、弁座芯22に当接される。
前記構成が、簡単で、加工を便利にする。
図19及び図21に示すように、実施例4において、電子膨張弁は、弁ニードルスリーブ140を含む。
弁ニードルスリーブ140が、弁ニードル本体21の上部に固定配置され、弁ニードルスリーブ140には、弁棒30が逃げる第1逃げ孔が設けられ、弁ニードル本体21の内壁、弁ニードルスリーブ140の下面と弁座芯22の上面が協同して収容空間23を囲んで形成する。
前記構成が、簡単で、組立を容易にする。
独立に配置される小流量手段には、異常騒音が発生される恐れがあるから、前記問題を解決するために、図19及び図21に示すように、実施例4において、電子膨張弁は、第1消音部40を含む。
第1消音部40が、収容空間23内に設けられ、第1消音部40が、第1消音構成41及び第2消音構成42を含み、第1消音構成41が、第2消音構成42の上に位置し、第1消音構成41が、第1流通通路211を閉鎖させ、第2消音構成42が、第2流通通路222を閉鎖させる。
具体的には、電子膨張弁が固定の小流量状態にあり、流体が、第1パイプ150から第1弁口11に流入する場合に、第1弁口11に流入した流体が、続いて、第2流通通路222に流入する。
第2流通通路222から流出した流体が、第2消音構成42に入って、第1回の消音が行われ、第1回の消音がなされた流体が、再び、第1消音構成41内に流入し、第2回の消音が行われる。
同じように、電子膨張弁が、固定の小流量状態にあり、流体が、第2パイプ160から弁ボディ10内に流入する場合に、弁ボディ10に流入した流体が第1流通通路211に流入する。
第1流通通路211から流出した流体が、第1消音構成41に入って、第1回の消音が行われて、第1回の消音がなされた流体が、再び、第2消音構成42内に流入し、第2回の消音が行われる。
前記構成によって、正逆二つの方向から収容空間23内に流入した流体は、いずれも、2回の消音が行われて、異常騒音を大幅に減少させ、ユーザー体験を向上させる。
また、実施例4において、バネの第2端が、第2消音構成42を介して弁座芯22に当接される。
具体的には、組み立てる場合に、まず、波形管120と弁ニードルスリーブ140とが順に弁棒30の外に配され、ストッパ部材90が、弁棒30の装着溝内に装着される。
ストッパ部材90が、弁ニードルスリーブ140をストッパすることで、弁ニードルスリーブ140が弁棒30から脱出することを避ける。
そして、バネが、第2柱セグメントに外挿され、装着ユニットを形成する。
最後は、弁棒30が、弁ニードル20内に入り込み、弁棒30が、下に所定位置に移動する場合に、弁ニードルスリーブ140を弁ニードル20に溶接すると、組立を完成する。
この場合、バネの第1端が、在段面931に当接され、バネの第2端が、第2消音構成42に当接される。
図19と図21に示すように、実施例4において、電子膨張弁は、第1消音構成41と第2消音構成42を仕切るように第1消音構成41と第2消音構成42との間に配置される封止部60を含む。
具体的には、弁ニードル20が閉鎖位置にあり、弁棒30は、第2弁口221に当接される場合に、電子膨張弁が、固定の小流量状態にある。
流体が第1流通通路211から入ると、一部の流体が、第1消音構成41によって消音されてから、収容空間23内に流入する。
収容空間23内に流入した流体が、続いて、第2消音構成42に流れる。
他の一部の流体が、第2封止部60に阻止されることで、収容空間23内に入るまでに、第1消音構成41内に繰り返して消音される。
従って、前記構成は、以下の二つの利点があり、即ち、第1、封止部60の配置によって、第1消音部40が繰り返して利用され、使用率を向上させ、消音効果を改善する。
第2、封止部60の配置によって、流体の消音部を経た有効距離が長くなり、流体が、直接的に第1消音構成41と第2消音構成42との間の隙間から流出することを効果的に防止する。
図19と図21に示すように、実施例4において、封止部60は、弁棒30が逃げる第2逃げ孔を有する封止リングであり、封止部60の周方向側壁が、弁ニードル本体21の内壁に密着される。
前記構成が、簡単で、加工及び組立を容易にする。
前記構成は、第1消音構成41と第2消音構成42の間隙を閉鎖させることで、消音効果をさらに向上させる。
図19と図21に示すように、実施例4において、電子膨張弁は、第2消音部70を含む。
第2消音部70が、第2弁口221の下に設けられ、第2弁口221及び第2流通通路222を閉鎖させる。
具体的には、電子膨張弁が、固定の小流量状態にあり、流体が第1パイプ150から第1弁口11に流入する場合に、第1弁口11に流入した流体が第2消音部70を通り、第1回の消音が行われる。
第1回の消音がなされた流体が、続いて、第2流通通路222に流入する。
第2流通通路222から流出した流体が、第2消音構成42に入って、第2回の消音が行われて、第2回の消音がなされた流体が、再び、第1消音構成41内に流入し、第3回の消音が行われる。
同じように、電子膨張弁が固定の小流量状態にあり、流体が、第2パイプ160から弁ボディ10内に流入する場合に、弁ボディ10に流入した流体が、第1流通通路211に流入する。
第1流通通路211から流出した流体が、第1消音構成41に入って、第1回の消音が行われて、第1回の消音がなされた流体が、再び、第2消音構成42内に流入し、第2回の消音が行われる。
2回の消音がなされた流体が、第2流通通路222から流出する。
流出してから、流体が第2消音部70内に入って、最後の消音が行われる。
前記構成が正逆二つの方向から収容空間23内に流入した流体が、いずれも3回の消音が行われ、異常騒音を大幅に減少させ、ユーザー体験を向上させる。
また、第2消音部70が、第1弁口11を閉鎖するから、電子膨張弁が、小流量の調節状態にある場合に、収容空間23に入った流体も、消音が行われ、消音効果を向上させる。
実施例4において、第1消音構成41、第2消音構成42、及び、第2消音部70が、いずれも、網状の消音部材である。
前記構成は、流体内部に付いた渦、気泡を大幅に除去させ分散することで、従来の電子膨張弁が初期の小流量の調節の場合に、異常騒音を発生させる問題をよりよく解決する。
図22〜図24に示すように、実施例4において、弾性素子100の圧縮量は、弁棒30の弁ニードル20に対して移動する行程の以下である。
実施例4において、弾性素子100は、バネである。
弁棒を弁体内に装着する場合に、弁棒を下に移動する必要がある。
バネの第1端と段面931とが当接係合されるから、弁棒30を下に移動する場合に、バネによる上に付与する弾力を克服しなければならない。
弾力F=kxである(xが圧縮量を示す)から、圧縮量が小さくなるほど、克服される弾力が小さくなる。
従って、バネのプレ圧縮量をなるべく小さくすれば、装着する場合に克服されるバネ力が小さくなり、つまり、装着をより容易にする。
具体的には、図22のSは、段面931の下面と第2消音構成42の上面との間の距離であり、バネのプレ圧縮量をなるべく小さくしたいなら、バネの自由長さS3をSの以下にしなければならなくて、即ち、S3≦Sである。
図23は、弁棒が弁ニードルに対して下にS1だけ移動した模式図を示し、この場合、段面931の下面と第2消音構成42の上面との間の距離は、S2である。
S2+S1=Sであり、即ち、S−S2=S1である。
また、S≧S3であるから、S3−S2≦S1であり、即ち、弾性素子100の圧縮量は、弁棒30の弁ニードル20に対して移動する行程の以下である。
また、前記構成は、弾力値の変動の、上下の出力に対する影響を同時に避ける(弾性部材の公差範囲内の最大圧縮の際の弾力値の一致性を保持し得る)。
さらに本出願は、冷凍システムを提供し、本出願による冷凍システムの実施例は、電子膨張弁を含む。
電子膨張弁が、前述の電子膨張弁である。
前記電子膨張弁は、流量の調節が正確であるという利点を有するから、それを具備する冷凍システムも、該利点を有する。
以上は、本発明を限定していなく、本発明の実施例のみであり、当業者にとって、本発明は、いろんな変更と変化を有してもよい。
本発明の精神と原則内でなされた任意の補正、等価の差し替え、改良などは、いずれも本発明の保護範囲に該当している。
10 ・・・弁ボディ
11 ・・・第1弁口
20 ・・・弁ニードル
21 ・・・弁ニードル本体
211 ・・・第1流通通路
22 ・・・弁座芯
221 ・・・第2弁口
222 ・・・第2流通通路
23 ・・・収容空間
30 ・・・弁棒
31 ・・・弁棒本体
311 ・・・装着凹溝
32 ・・・ストッパ構成
931 ・・・段面
40 ・・・第1消音部
41 ・・・第1消音構成
42 ・・・第2消音構成
60 ・・・封止部
70 ・・・第2消音部
80 ・・・駆動部
90 ・・・ストッパ部材
100 ・・・弾性素子
110 ・・・第1ワッシャー
111 ・・・基体セグメント
112 ・・・垂直セグメント
113 ・・・水平セグメント
120 ・・・波形管
130 ・・・第2ワッシャー
131 ・・・装着孔
132 ・・・開口
140 ・・・弁ニードルスリーブ
150 ・・・第1パイプ
160 ・・・第2パイプ

Claims (22)

  1. 電子膨張弁であって、
    第1弁口(11)を有する弁ボディ(10)と、
    前記第1弁口(11)に当接される閉鎖位置及び前記第1弁口(11)を回避する開放位置を有する弁ニードル(20)であって、前記弁ニードル(20)の底部に前記第1弁口(11)に連通する第2弁口(221)を有し、前記弁ニードル(20)が収容空間(23)と、前記収容空間(23)に連通する第1流通通路(211)及び第2流通通路(222)とを有し、前記第1流通通路(211)が前記弁ニードル(20)の側壁に位置するとともに外部に連通し、前記第2流通通路(222)が前記第2弁口(221)の周方向の外側に位置するとともに前記第2弁口(221)に連通する、前記弁ニードル(20)と、
    少なくとも一部が前記収容空間(23)に貫設され、前記第2弁口(221)における流量を調節するように、上下に移動可能である弁棒(30)と、
    前記弁棒(30)を上下に移動させるように駆動する駆動部(80)であって、前記弁棒(30)と前記弁ニードル(20)との間にはストッパ部材(90)が設けられることで、前記弁ニードル(20)が前記ストッパ部材(90)を介して前記弁棒(30)に接触する場合に、両者が同期に運動し、前記弁ニードル(20)が前記閉鎖位置にある場合に、前記弁棒(30)が前記弁ニードル(20)に対して上下に運動可能である前記駆動部(80)と、
    前記弁ニードル(20)と前記弁棒(30)との間に設けられ、または、前記弁ニードル(20)内に設けられるとともに、前記弁ニードル(20)と前記弁棒(30)との間に当接される弾性素子(100)であって、前記弁棒(30)が前記弁ニードル(20)に対して下に移動する場合に、前記弾性素子(100)が圧縮され、前記弁棒(30)が前記弁ニードル(20)に対して上に移動し、流体が前記第1弁口(11)から前記収容空間(23)に流入する場合に、前記弁ニードル(20)を前記第1弁口(11)に当接させるように、前記弾性素子(100)が前記弁ニードル(20)に弾性力を付与する前記弾性素子(100)とを備えていることを特徴とする電子膨張弁。
  2. 前記弾性素子(100)が、前記弁ニードル(20)と前記弁棒(30)との間に設けられ、
    前記弾性素子(100)が、第1端が前記弁棒(30)に当接され、第2端が前記弁ニードル(20)の天井部に当接されるバネであることを特徴とする請求項1に記載の電子膨張弁。
  3. 電子膨張弁が、前記弁棒(30)に外挿され、前記弁棒(30)に連れて同期に運動する第1ワッシャー(110)を含み、
    前記バネの第1端が、前記第1ワッシャー(110)の下面に当接されることを特徴とする請求項2に記載の電子膨張弁。
  4. 前記第1ワッシャー(110)が、基体セグメント(111)と、前記基体セグメント(111)の対向する両側に設けられ、上に延伸する垂直セグメント(112)と、前記垂直セグメント(112)の天井部に設けられ、外部に延伸する水平セグメント(113)とを含み、
    前記バネが、前記垂直セグメント(112)に外挿され、前記バネの第1端が、前記水平セグメント(113)の下面に当接されることを特徴とする請求項3に記載の電子膨張弁。
  5. 前記弁棒(30)が、弁棒本体(31)と、前記弁棒本体(31)の側壁に設けられるストッパ構成(32)とを含み、
    前記電子膨張弁が、第1端が在前記弁ボディ(10)に固定され、第2端が前記ストッパ構成(32)に係合される波形管(120)を含み、
    前記バネが、前記第1ワッシャー(110)を前記波形管(120)の第2端に当接させ、前記弁棒(30)が下に移動すると、前記ストッパ構成(32)が前記波形管(120)の第2端に下向きの力を付与することで、前記波形管(120)が引っ張られ、前記弁棒(30)が上に移動すると、前記波形管(120)の第2端が、前記弁棒(30)に上向きの力を付与することを特徴とする請求項3に記載の電子膨張弁。
  6. 前記弾性素子(100)が、前記弁ニードル(20)と前記弁棒(30)との間に設けられ、
    前記弁ニードル(20)が、弁ニードル本体(21)及び前記弁ニードル本体(21)内に設けられる弁座芯(22)を含み、
    前記第2弁口(221)と前記第2流通通路(222)とが、いずれも、前記弁座芯(22)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子膨張弁。
  7. 前記弾性素子(100)が、第1端が前記弁棒(30)に当接されるバネであり、
    前記電子膨張弁が、前記弁ニードル本体(21)の上部に固定配置され、前記弁棒(30)が逃げる逃げ孔が設けられた弁ニードルスリーブ(140)を含み、
    前記弁ニードル本体(21)の内壁、前記弁ニードルスリーブ(140)の下面及び前記弁座芯(22)の上面が協同して前記収容空間(23)を囲んで形成し、
    前記バネの第2端が、前記弁ニードルスリーブ(140)の上面に当接されることを特徴とする請求項6に記載の電子膨張弁。
  8. 前記弁ニードル本体(21)と前記弁座芯(22)とが、一体構成であることを特徴とする請求項6に記載の電子膨張弁。
  9. 前記弾性素子(100)が、前記弁ニードル(20)と前記弁棒(30)との間に設けられ、
    前記電子膨張弁が、前記収容空間(23)内に設けられる第1消音部(40)を含み、
    前記第1消音部(40)が、第1消音構成(41)及び第2消音構成(42)を含み、
    前記第1消音構成(41)が、前記第2消音構成(42)の上に位置し前記第1流通通路(211)を閉鎖し、
    前記第2消音構成(42)が、前記第2流通通路(222)を閉鎖することを特徴とする請求項1に記載の電子膨張弁。
  10. 前記電子膨張弁が、前記第2弁口(221)の下方に設けられ、前記第2弁口(221)及び前記第2流通通路(222)を閉鎖する第2消音部(70)を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子膨張弁。
  11. 前記弾性素子(100)の圧縮量が、前記弁棒(30)の前記弁ニードル(20)に対して移動する行程の以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子膨張弁。
  12. 前記弾性素子(100)が、前記弁ニードル(20)と前記弁棒(30)との間に設けられ、
    前記弾性素子(100)が、錐形を呈する皿バネであり、
    前記皿バネが、下から上へ徐々に内部に収縮され、
    前記皿バネの上端が、前記弁棒(30)に当接され、
    前記皿バネの下端が、前記弁ニードル(20)に当接されることを特徴とする請求項1に記載の電子膨張弁。
  13. 前記弾性素子(100)が、前記弁ニードル(20)と前記弁棒(30)との間に設けられ、
    前記電子膨張弁が、前記弁棒(30)に外挿され、前記弁棒(30)に連れて同期に運動する第2ワッシャー(130)を含み、
    前記皿バネの上端が、前記第2ワッシャー(130)の下面に当接されることを特徴とする請求項12に記載の電子膨張弁。
  14. 前記弁棒(30)には、前記第2ワッシャー(130)を装着するための装着凹溝(311)が設けられ、
    皿バネが、前記第2ワッシャー(130)を前記装着凹溝(311)の溝壁に当接させることを特徴とする請求項13に記載の電子膨張弁。
  15. 前記第2ワッシャー(130)には、装着孔(131)が設けられ、
    前記弁棒(30)が、前記装着孔(131)内に貫設され、
    前記第2ワッシャー(130)には、前記装着孔(131)に連通する開口(132)が設けられ、
    前記開口(132)における前記装着孔(131)との接続箇所の幅Hが、前記弁棒(30)の直径より小さく、前記開口(132)の幅が内から外へ徐々に増加されることを特徴とする請求項13に記載の電子膨張弁。
  16. 前記弾性素子(100)が、前記弁ニードル(20)内に設けられるとともに、前記弁ニードル(20)と前記弁棒(30)との間に当接され、
    前記弾性素子(100)が、前記弁棒(30)に外挿されるバネであり、
    前記弁棒(30)には、段面(931)があり、
    前記バネの第1端が、前記段面(931)に当接され、
    前記バネの第2端が、前記弁ニードル(20)に当接されることを特徴とする請求項1に記載の電子膨張弁。
  17. 前記弁ニードル(20)が、弁ニードル本体(21)及び前記弁ニードル本体(21)内に設けられる弁座芯(22)を含み、
    前記第2弁口(221)と前記第2流通通路(222)とが、いずれも前記弁座芯(22)に設けられ、
    前記バネの第2端が、前記弁座芯(22)に当接されることを特徴とする請求項16に記載の電子膨張弁。
  18. 前記電子膨張弁が、前記弁ニードル本体(21)の上部に固定配置され,前記弁棒(30)が逃げる第1逃げ孔が設けられた弁ニードルスリーブ(140)を含み、
    前記弁ニードル本体(21)の内壁、前記弁ニードルスリーブ(140)の下面及び前記弁座芯(22)の上面が、協同して前記収容空間(23)を囲んで形成していることを特徴とする請求項17に記載の電子膨張弁。
  19. 前記電子膨張弁が、前記収容空間(23)内に設けられる第1消音部(40)を含み、
    前記第1消音部(40)が、第1消音構成(41)及び第2消音構成(42)を含み、
    前記第1消音構成(41)が、前記第2消音構成(42)の上に位置し、前記第1流通通路(211)を閉鎖し、
    前記第2消音構成(42)が、前記第2流通通路(222)を閉鎖し、
    前記バネの第2端が、前記第2消音構成(42)を介して前記弁座芯(22)に当接されることを特徴とする請求項17に記載の電子膨張弁。
  20. 前記電子膨張弁が、前記第1消音構成(41)と前記第2消音構成(42)を仕切るように、前記第1消音構成(41)と前記第2消音構成(42)との間に配置される封止部(60)を含むことを特徴とする請求項19に記載の電子膨張弁。
  21. 前記封止部(60)が、前記弁棒(30)が逃げる第2逃げ孔を有する封止リングであり、
    前記封止部(60)の周方向の側壁が、前記弁ニードル本体(21)の内壁に密着されていることを特徴とする請求項20に記載の電子膨張弁。
  22. 電子膨張弁を含む冷凍システムであって、
    前述電子膨張弁が、請求項1〜請求項21のいずれかの一項に記載の電子膨張弁であることを特徴とする冷凍システム。
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