JP6889128B2 - 工具及びこれを備えた切削工具 - Google Patents

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本開示は、切削加工において用いられる工具およびこれを備えた切削工具に関する。
現在、切削工具や耐摩耗性部材、摺動部材等の耐摩耗性や摺動性、耐欠損性を必要とする部材の材料として、WCからなる硬質相とCoやNiからなる結合相を含有する超硬合金やチタンの炭窒化物とCoやNiからなる結合相を主成分とするサーメットが広く用いられている。
特許文献1には、WCを含む硬質分散相と鉄属金属の結合相とからなる超硬合金において、合金表面に合金内部よりも結合相量の減少した領域を設けることで、合金表面部に圧縮応力を生じさせ、優れた靱性と耐摩耗性とを有する超硬合金を提供することが記載されている。
また、特許文献2には、硬質相成分としてWCを有し、結合相成分としてCoを有する工具基体において、逃げ面側のCoの含有量を基体内部よりも少なくし、すくい面側のCoの含有量を基体内部よりも多くすることで、優れた耐摩耗性と耐欠損性を有する表面被覆WC基超硬合金製切削工具を提供することが記載されている。
特開平2−209448号公報 特開2013−141719号公報
切削加工には、さらなる工具の耐久性の向上が求められている。
本開示の工具は、WCを含む硬質相またはTiを含む炭窒化物の硬質相と、CoおよびNiの少なくともいずれかを含む結合相とを有する基体を備える工具である。前記基体は、多角形状であり、主面と、該主面を取り囲んで位置する周辺面とを有する第1面と、第1面の反対に位置する第2面とを有する。また、基体は、前記第1面および前記第2面の間に位置する第3面と、前記第1面および前記第2面の間に位置する第4面と、前記第1面および前記第2面の間に位置するとともに、前記第3面および前記第4面の間において前記第3面および前記第4面につながる第5面とを有している。また、前記基体は、前記周辺面と前記第3面との交稜部に位置する第1切刃をと、前記周辺面と前記第5面との交稜部に位置する第2切刃と、を有している。該第2切刃は、前記第1面の正面視において半径Rの曲線であり、前記第1切刃につながっており、前記周辺面は、前記第2切刃の中心から半径0.7Rに囲まれた第1領域の前記結合相の含有量が、前記第2切刃の中心から半径1.5R以上半径2.0R以下に囲まれた第2領域の前記結合相の含有量よりも少ない。また、切削工具は、第1端から第2端に向かって延び、前記第1端側にポケットを有するホルダと、前記ポケットに位置する上述の工具とを備える。
本開示の工具及びこれを備えた切削工具によれば、耐久性に優れることから、長期に渡り安定した切削加工を行うことができる。
図1(a)は、本開示の工具を上面視した概要図であり、(b)は本開示の工具を側面視した概要図である。 図2は、図1に示す工具の要部拡大図である。 図3は、本開示の工具を用いた加工時の一例を示す模式図である。 図4は、本開示の工具を備えた本開示の切削工具の概要図である。
<工具>
本開示の工具は、WCを含む硬質相またはTiを含む炭窒化物の硬質相と、CoおよびNiの少なくともいずれかを含む結合相とを有する基体を備える。基体は、いわゆる超硬合金またはサーメットからなるものである。
超硬合金およびサーメットは、いずれも結合相を含有するものである。超硬合金およびサーメットは、それぞれ、被削材によってさまざまな組成を有する材料が用いられており、基体が含有する結合相の量もさまざまである。一般的には、サーメットの結合相量は、超硬合金の結合相量よりも多く含まれている。
図1(a)は、本開示の工具1を上面視したものである。図1(b)は、工具1を側面視したものである。
基体2は、多角形状であり、第1面3と、第1面3の反対に位置する第2面5とを有している。第1面3は、主面3aと、主面3aを取り囲んで位置する周辺面3bとを有している。また、基体2は、第1面3および第2面5の間に位置する第3面7と、第1面3および第2面5の間に位置する第4面9と、第1面3および第2面5の間に位置するとともに、第3面7および第4面9の間において第3面7および第4面9につながる第5面11とを有している。また、言い換えると、基体2は、第3面7、第4面9および第5面11と、主面3aとの間に位置する周辺面3bとを有している。
なお、工具1の大きさは特に限定されるものではないが、例えば、第1面3の一辺の長さを3〜20mm程度としてもよい。また、第1面3から第1面3の反対側に位置する第2面5までの高さは5〜20mm程度としてもよい。
また、基体2は、周辺面3bと第3面7との交稜部に位置する第1切刃15と、周辺面3bと第5面11との交稜部に位置する第2切刃17と、を有している。第2切刃17は、第1面3の正面視において半径Rの曲線であり、第1切刃15につながっている。半径Rは、例えば、0.1〜2.0mmである。なお、第1面3における主面3aと周辺面3bとの境界は、図1(a)では、破線で示している。
また、工具1における周辺面3bは、第2面5からの高さが主面3aと同じであってもよい。言い換えると、主面3aと周辺面3bが一つの平面を構成していてもよい。また、周辺面3bよりも、中心に近い位置に溝(図示しない)が形成されていてもよい。また、周辺面3bが、第3面7、第4面9および第5面11となす角度は90°でなくてもよい。また、周辺面3bが曲面となっていてもよい。
なお、主面3aと周辺面3bとが一つの平面を形成している場合、すなわち第1面3に主面3aと周辺面3bとの境界が存在しない場合には、第1面3と第3面7〜第5面11などの側面との交稜部から内方に1mm以内の領域を周辺面3bとする。
また、主面3aと周辺面3bとの高さが異なっており、周辺面3bが主面3bよりも高い位置に存在していてもよく、いわゆる周辺面3bがランド面であってもよい。図1(a)、(b)は、主面3aおよび周辺面3bのそれぞれにおける第2面5からの高さが同じ、若しくは、主面3aが周辺面3bよりも第2面5からの高さが低いときの一例を示すものである。
本開示の工具1は、図1に示すように、第1面3と第2面5とを繋ぐ貫通孔27を有していてもよい。この貫通孔27は、工具1をホルダに固定するためのねじ穴として用いることができる。
図2に、基体2の第2切刃17近傍を上面視した要部拡大図を示す。周辺面3bは、第2切刃17の中心17aから半径0.7Rに囲まれた第1領域19の結合相の含有量が、第2切刃17の中心17aから半径1.5R以上半径5.0R以下に囲まれた第2領域21の結合相の含有量よりも少ない。なお、図2において、第2切刃17の中心17aから半径0.7Rの位置と半径1.5Rの位置は破線で示した。半径5.0Rの位置は、省略した。
図3に、本開示の工具1を用いて、被削材23を切削する状態を記載した。図3においては、図示における左側から右側に工具1が進行する状態を示しており、工具1が進行した後に加工面23aが形成される。
本開示の工具1における第2切刃17を用いて、被削材23を切削するとき、第1面3はすくい面として機能する。第1領域19は、被削材23を削り取るために、被削材23と高速で接触することになる。そのため、第1領域19には高い硬度が求められる。
第1領域19の結合相量は、第2領域21の結合相量よりも少ないため、結合相よりも硬度の高い、硬質相の存在割合が高くなっている。これにより、第1領域19の硬度は第2領域21の硬度よりも高くなっている。
第2領域21は、工具1の進行方向に位置しており、被削材23の表面23bと高速で接触する。第2領域21は、第1領域19に比べて、衝撃が加わりやすく、不安定な状態になりやすいため、第2領域21には高い靭性を有することが求められる。本開示の工具1は、第2領域21の結合相量が、第1領域19の結合相量よりも多い。結合相の量が多くなるとその領域の靭性が高くなる。これにより、第2領域21の靭性は、第1領域19よりも高い。
以上説明したように、本開示の工具1では、第1領域19と第2領域21との結合相量を制御したことで、第1領域19では第2領域21よりも硬度が高く、第2領域21では第1領域19よりも靭性が高い。これにより、本開示の工具1は、第1領域19及び第2領域21の摩耗が抑制されるため被削材23の寸法精度と面粗さの悪化を抑制するとともに高い耐久性を有している。これは、第1領域19の硬度が高いことで、第1領域19における耐摩耗性が向上し、第2領域21にかかる負担を低減することができることに起因する。
本開示の工具1は、基体2に周辺面3bと第4面9との交稜部に位置する第3切刃25を有していてもよい。このような第3切刃25を有していると、工具1を溝切用の工具1として用いることもできる。
WCを含む硬質相を有する基体2の場合には、第1領域19における結合相量は、4.0〜6.0質量%としてもよい。第1領域19における結合相量を、このような範囲とすると第1領域19における靭性を維持しながら第1領域19における硬度を高くすることができる。
また、WCを含む硬質相を有する基体2の場合には、第2領域21における結合相量は、5.0〜8.0質量%としてもよい。第2領域21における結合相量を、このような範囲とすると、耐摩耗性と耐欠損性が高い。
また、Tiを含む炭窒化物の硬質相を含有する基体2の場合には、第1領域19における結合相量は、10.0〜14.0質量%としてもよい。このような範囲とすると、耐摩耗性と耐チッピング性が高い。
また、Tiを含む炭窒化物の硬質相を含有する基体2の場合には、第2領域21における結合相量は、12.0〜16.0質量%としてもよい。このような範囲とすると、耐チッピング性と耐欠損性が高いため突発欠損を抑制することが可能となる。
第1領域19、第2領域21における結合相量は、例えば、基体2の表面における第1領域19、第2領域21の所定の範囲をEPMAなどの表面分析装置を用いて測定することで特定することができる。所定の範囲とは、例えば、50μm×50μmの面積であり、これよりも広い範囲であってもかまわない。
また、第1領域19、第2領域21における結合相量は、基体2の表面に直交する断面で測定してもよい。その場合、第1領域19、第2領域21に対応する基体2の表面に直交する断面において、例えば、基体2の表面から2μmの深さの範囲で結合相量を測定すればよい。結合相量の測定にあたっては、測定精度の観点から、測定面積は、2μm×40μm以上とするとよい。一度の測定で、この測定面積を測定できない場合には、複数個所で測定して、測定面積の合計を2μm×40μm以上としてもよい。
また、本開示の工具1は、基体2の表面に被覆膜(図示しない)を有していてもよい。この被覆膜は、例えば、PVDやCVD蒸着によって形成することができる。本開示の工具1において、例えば、第1領域19の結合相量において結合相量を減少させる処理を施した場合には、PVD膜との密着性が高い。
本開示の工具1は、例えば、以下のようにして作製することができる。まず、図1に示すような所定の形状を有する、硬質相と結合相とを含有する超硬合金やサーメットを準備する。
次に、後に第2領域となる部分を、樹脂を用いて被覆する。その際に、後に第1領域となる部分は露出したままとする。そして、部分的に樹脂で被覆した、超硬合金やサーメットを、酸性の溶液やアルカリ性の溶液に接触させることで、後に第1領域となる部分に存在する結合相の量を減少させる。なお、この樹脂は後述する酸性やアルカリ性の溶液に溶けなければよい。また、一部が溶解するとしても、必要な時間だけ、後に第2領域となる基体2の表面を覆っていればよい。
溶液が酸性の場合、pHは、4.0〜6.0とするとよい。pHが、この範囲であれば、常温で約2〜10分ほどの時間を掛ければよい。また、溶液がアルカリ性の場合、pHは、8.0〜10.0とするとよい。pHが、この範囲であれば、常温で約2〜10分ほどの時間を掛ければよい。また、樹脂による被覆を行わなくとも、選択的に、後に第1領域となる部分にのみ、上記の溶液を接触させてもよい。
第2領域の結合相の量は、用いる超硬合金やサーメットにおける結合相の量を調整すれ
ばよい。第1領域の結合相の量は、第1領域から結合相を減少させる工程で溶液の濃度や、処理時間、処理温度を適宜、調整することで、所望の値とすることができる。
<切削工具>
次に、本開示の切削工具について図面を用いて説明する。
本開示の切削工具101は、図4に示すように、例えば、第1端(図4における上端)から第2端(図4における下端)に向かって延びる棒状体である。切削工具101は、図4に示すように、第1端側(先端側)にポケット103を有するホルダ105と、ポケット103に位置する上記の工具1とを備えている。切削工具101は、工具1を備えているため、長期に渡り安定した切削加工を行うことができる。
ポケット103は、工具1が装着される部分であり、ホルダ105の下面に対して平行な着座面と、着座面に対して傾斜する拘束側面とを有している。また、ポケット103は、ホルダ105の第1端側において開口している。
ポケット103には工具1が位置している。このとき、工具1の下面がポケット103に直接に接していてもよく、また、工具1とポケット103との間にシート(不図示)が挟まれていてもよい。
工具1は、第1切刃15及び第2切刃17など切刃として用いられる部分の少なくとも一部がホルダ105から外方に突出するようにホルダ105に装着される。本実施形態においては、工具1は、固定ネジ107によって、ホルダ105に装着されている。すなわち、工具1の貫通孔27に固定ネジ107を挿入し、この固定ネジ107の先端をポケット103に形成されたネジ孔(不図示)に挿入してネジ部同士を螺合させることによって、工具1がホルダ105に装着されている。
ホルダ105の材質としては、鋼、鋳鉄などを用いることができる。これらの部材の中で靱性の高い鋼を用いてもよい。
本実施形態においては、いわゆる旋削加工に用いられる切削工具を例示している。旋削加工としては、例えば、内径加工、外径加工、溝入れ加工及び端面加工などが挙げられる。なお、切削工具としては旋削加工に用いられるものに限定されない。例えば、転削加工に用いられる切削工具に上記の実施形態の工具1を用いてもよい。
以下に、本開示の工具について、説明する。なお、工具の形状は、旋削工具用のチップであるCNMG120408である。
基体として、3種類の超硬合金と3種類のサーメットを用いた。処理を行う前の超硬合金の基体の第1領域および第2領域の結合相量は、それぞれ、5.1、7.8、13.0質量%である。また、処理を行う前のサーメットの基体の第1領域および第2領域の結合相量は、それぞれ11.1、13.2、19.8質量%である。
これらの試料のうち、試料No.1、4、7、10、13、16、19、22には、第1領域の結合相量を減少させる処理を施さなかった。残りの試料においては、後に第1領域となる基体の表面を露出させたまま、後に第2領域となる基体の表面に熱硬化性の樹脂を塗布し、加熱して、樹脂を硬化させた。この樹脂は、後に第2領域となる基体の表面に酸性溶液が触れないように、マスキングするために設けたものである。
これらのマスキングをした基体に対して、過硫酸溶液を用いて表1に示す時間で第1領域の結合相量を減少させる処理を施した。そして、基体の第1領域の結合相量と第2領域の結合相量を測定し、表1に示した。
Figure 0006889128
また、一部の基体には、硬質被覆膜としてPVD被覆膜を形成した。PVD被覆膜は、AlTiN膜の積層膜である。
以上説明した、それぞれの基体を用いて、被削材にインコネル718を用い、周速:Vc=40(m/min)、送り量:f=0.1(mm/rev)、切込み量:ap=1.0(mm)の条件で切削試験を行った。その結果を表1に示す。その結果を表1に示す。表1に示す評価結果である加工数(パス)とは、切削距離0.5mを1パスとし、工具の刃先が寿命(逃げ面摩耗幅300μm)に達するまで加工できたパス数である。この値が大きいほど、工具の寿命が長いことを示す。
なお、この試験においては、共通の被削材を用いているため、基体の組成ごとに大きく結果が異なっている。これは、それぞれ用途が異なるものであることに起因しており、組成の違いに起因する寿命の差を単純に比較すべきものではない。それぞれの組成の基体において第1領域の結合相量と、第2領域の結合相量との関係と加工数との関係を評価すべきものである。
処理を施さなかった、第1領域の結合相量と第2領域の結合相量とが同じである試料No.1、4、7、10、13、16、19、22と比較すると、第1領域の結合相量が、第2領域の結合相量よりも少ない本開示の工具である試料はいずれも加工数が増加している。
1・・・工具
2・・・基体
3・・・第1面、すくい面
3a・・主面
3b・・周辺面
5・・・第2面
7・・・第3面
9・・・第4面
11・・・第5面
15・・・第1切刃
17・・・第2切刃
17a・・第2切刃の中心
19・・・第1領域
21・・・第2領域
25・・・第3切刃
27・・・貫通孔
101・・・切削工具
103・・・ポケット
105・・・ホルダ
107・・・固定ネジ

Claims (8)

  1. WCを含む硬質相またはTiを含む炭窒化物の硬質相と、CoおよびNiの少なくともいずれかを含む結合相とを有する基体を備える工具であって、
    前記基体は、
    多角形状であり、
    主面と、該主面を取り囲んで位置する周辺面とを有する第1面と、
    該第1面の反対に位置する第2面と、
    前記第1面および前記第2面の間に位置する第3面と、
    前記第1面および前記第2面の間に位置する第4面と、
    前記第1面および前記第2面の間に位置するとともに、前記第3面および前記第4面の間において前記第3面および前記第4面につながる第5面と、
    前記周辺面と前記第3面との交稜部に位置する第1切刃と、
    前記周辺面と前記第5面との交稜部に位置する第2切刃と、を有し、
    該第2切刃は、前記第1面の正面視において半径Rの曲線であり、前記第1切刃につながっており、
    前記周辺面は、前記第2切刃の中心から半径0.7Rに囲まれた第1領域の前記結合相の含有量が、前記第2切刃の中心から半径1.5R以上半径5.0R以下に囲まれた第2領域の前記結合相の含有量よりも少ない、工具。
  2. 前記基体は、前記周辺面と前記第4面との交稜部に位置する第3切刃を有している、請求項1に記載の工具。
  3. 前記基体は、WCを含む硬質相を含有しており、前記第1領域における結合相量が、4.0%〜6.0%である、請求項1または2に記載の工具。
  4. 前記第2領域における結合相量が、5.0%〜8.0%である、請求項3に記載の工具。
  5. 前記基体は、Tiを含む炭窒化物の硬質相を含有しており、前記第1領域における結合相量が、10.0%〜14.0%である、請求項1または2に記載の工具。
  6. 前記第2領域における結合相量が、12.0%〜16.0%である、請求項5に記載の工具。
  7. 前記第1面の少なくとも一部を覆う被覆膜を有する請求項1〜6のいずれかに記載の工具。
  8. 第1端から第2端に向かって延び、前記第1端側にポケットを有するホルダと、
    前記ポケットに位置する請求項1〜7のいずれかに記載の工具と、を備えた切削工具。
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