JP6889069B2 - マルチ移植機 - Google Patents

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本発明は、シートで圃場面を覆いつつ、シートの上から圃場面に苗を植え付けるマルチ移植機に関する。
機体走行に応じて、シートロール保持部に保持されたシートロールから繰り出されるシート(マルチ)で圃場面を覆いつつ、シートの上から圃場面に苗を順次植え付けるマルチ移植機において、走行機体の左右両側部に、予備シートロールを支持する予備ロール支持装置を備えるものが知られている。例えば、特許文献1に示される予備ロール支持装置は、回動支点から前方に延出して予備シートロールを走行機体の側部に沿って格納する予備ロール格納姿勢と、回動支点から外側方に延出して予備シートロールのシートロール保持部への供給を補助する予備ロール供給姿勢と、に姿勢切換が可能な支持フレームを備えており、シートロール保持部に対する予備シートロールの供給が容易となる。また、特許文献1の支持フレームは、予備ロール格納姿勢であっても、前端が走行機体(運転部)の乗降口よりも後方に位置するように長さが設定されているので、予備シートロールが装着されていない状態では、乗降口の外側方を開放し、運転部への乗降を妨げないようになっている。
特許第4024417号公報
ところで、田植え用(水稲用)のマルチ移植機では、圃場面を覆うシートとして、紙製(例えば、再生紙製)の紙マルチが使用されている。このような紙マルチによれば、稲作の初期段階で雑草の発生を抑制しつつ、所定期間経過後に微生物等で分解されるので、収穫時に紙マルチが邪魔になることも防止できるが、紙マルチは、水に濡れると破れやすくなるので、予備ロール支持装置に支持された予備シートロールが急な雨等で濡れると、田植作業の継続が困難になる虞があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、走行機体と、前記走行機体の後部に連結される移植作業機と、を備え、前記移植作業機は、シートをロール状に巻いて形成されるシートロールを保持し、圃場面を覆う前記シートを前記シートロールから繰り出すシートロール保持部と、前記シート上から圃場面に苗を植え付ける植付機構と、を備え、前記走行機体は、オペレータが乗車する運転部と、前記運転部の左側部及び右側部の少なくとも一方に設けられる乗降口と、前記走行機体の左側部及び右側部の少なくとも一方に設けられ、予備シートロールを支持する予備ロール支持装置と、を備え、前記予備ロール支持装置は、回動支点から前方に延出して前記予備シートロールを前記走行機体の側部に沿って格納する予備ロール格納姿勢と、前記回動支点から外側方に延出して前記予備シートロールの前記シートロール保持部への供給を補助する予備ロール供給姿勢と、に姿勢切換が可能な支持フレームを備えるマルチ移植機であって、前記走行機体の左側部及び右側部の少なくとも一方に設けられ、前記走行機体の側部に沿って格納された前記予備シートロールの少なくとも上方を覆う予備ロール保護カバー装置を備え、前記予備ロール保護カバー装置は、前記予備シートロールの少なくとも前側上方を覆う固定カバーと、前記予備シートロールの少なくとも後側上方を覆う可動カバーと、を備え、前記可動カバーは、前記固定カバーの後端から後方に延出して前記予備シートロールの少なくとも後側上方を覆うカバー姿勢と、前記固定カバーの後端部を支点として上方に回動し、前記乗降口の外側方を開放する退避姿勢と、に姿勢切換が可能であることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のマルチ移植機であって、前記予備ロール保護カバー装置は、前記固定カバーの後端部に設けられる前記可動カバーの回動支点と、前記可動カバーの前記退避姿勢を越える回動を規制するストッパと、前記固定カバーと前記可動カバーとの間に設けられ、側面視で前記回動支点を越えることにより、前記可動カバーを前記カバー姿勢と前記退避姿勢との2姿勢に保持するスプリングと、を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載のマルチ移植機であって、前記ストッパは、前記固定カバー側で前記スプリングの一端部を保持するスプリング保持部材と同一部材で構成されるとともに、前記固定カバーに対して着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、予備ロール支持装置に支持された予備シートロールの少なくとも上方を覆う予備ロール保護カバー装置を備えるので、予備シートロールが急な雨等で濡れることを可及的に防止できる。また、予備ロール保護カバー装置は、予備シートロールの少なくとも前側上方を覆う固定カバーと、予備シートロールの少なくとも後側上方を覆う可動カバーと、を備え、可動カバーは、固定カバーの後端から後方に延出して予備シートロールの少なくとも後側上方を覆うカバー姿勢と、固定カバーの後端部を支点として上方に回動し、乗降口の外側方を開放する退避姿勢と、に姿勢切換が可能なので、予備ロール保護カバー装置が乗降の邪魔になることを防止できる。
また、請求項2の発明によれば、可動カバーは、支点越えするスプリングによってカバー姿勢と退避姿勢との2姿勢に保持されるので、可動カバーの姿勢切換が容易になるだけでなく、乗降の度に可動カバーを回動操作する面倒を解消できる。
また、請求項3の発明によれば、可動カバーの退避姿勢を越える回動を規制するストッパは、固定カバー側でスプリングの一端部を保持するスプリング保持部材と同一部材で構成されるとともに、固定カバーに対して着脱自在に取り付けられるので、不使用時にストッパを取り外すことにより、可動カバーの退避姿勢を越える回動が許容され、例えば、180°の折り畳みが可能となり、その結果、不使用時の保管性や運搬性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るマルチ移植機(予備シートロール搭載)の全体斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマルチ移植機(予備シートロール非搭載、可動カバー=退避姿勢)の全体斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマルチ移植機(予備シートロール非搭載、可動カバー=退避姿勢)の全体側面図である。 本発明の一実施形態に係るマルチ移植機(予備シートロール供給状態)の平面図である。 本発明の一実施形態に係る予備ロール保護カバー装置(可動カバー=カバー姿勢)の回動部分を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る予備ロール保護カバー装置(可動カバー=退避姿勢)の回動部分を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る予備ロール保護カバー装置の取付構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1〜図4において、1はマルチ移植機の走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を介して植付作業機3が連結されている。走行機体1と植付作業機3との間には、リフトシリンダ4が介設されており、該リフトシリンダ4の油圧伸縮動作に応じて植付作業機3が昇降される。
植付作業機3は、シート5で圃場面を覆いつつ、シート5の上から圃場面に苗を植え付けるマルチ仕様であり、マット苗が載置される苗載台6と、苗載台6から苗を掻取って圃場に植付ける植付機構7と、植付作業機3の対地高さに応じて上下動するローラフロート8(感知フロート)と、シート5を繰り出し可能に保持するシートロール保持部9と、植付作業機3が上昇した際のシート5aの垂れ下がりを規制するシートホルダ10と、圃場面に敷設したシート5を圃場面に押し付けるシート押えローラ11と、圃場面に敷設したシート5を植付行程の終端で切断するシートカッタ12と、を備えて構成され、走行機体1から伝動される植付動力で植付作業を行う。
シートロール保持部9は、シート5をロール状に巻いて形成されるシートロール(図示せず)を回転可能に収容するシートロールケース9aと、シートロールケース9aの左右側部を開閉可能に覆うカバー9bと、を備えており、シートロールケース9aに収容されたシートロールからシート5が繰り出される。カバー9bは、残ったロール芯の取出しや、予備シートロール13の挿入に際してシートロールケース9aの左右側部を開閉させる。
走行機体1は、オペレータが乗車する運転部14と、運転部14の左側部及び右側部に設けられる乗降口14aと、走行機体1の前部左側部及び前部右側部に設けられ、予備のマット苗を複数載置可能な予備苗載台15と、走行機体1の左側部及び右側部で予備シートロール13を支持する予備ロール支持装置16と、走行機体1の左側部及び右側部に設けられ、走行機体1の側部に沿って支持された予備シートロール13の少なくとも上方を覆う雨除け用の予備ロール保護カバー装置17と、を備える。
予備苗載台15は、走行機体1の前部左側部及び前部右側部に立設される予備苗載台支持ステー18と、該予備苗載台支持ステー18に上下方向に所定の間隔をあけて取り付けられる複数の苗トレー19と、を備えており、各苗トレー19に予備のマット苗が載置される。
予備ロール支持装置16は、リヤアクスルケース20に立設される左右の縦フレーム21と、左右の縦フレーム21の上端部同士を連結する横フレーム22と、横フレーム22の左右両端部に設けられる左右のブラケット23と、各ブラケット23に回動支軸24(回動支点)を介して前後回動可能に支持される左右の支持フレーム25と、を備えており、左右の支持フレーム25にそれぞれ1本の予備シートロール13を支持させることができる。
支持フレーム25は、回動支軸24から前方に延出して予備シートロール13を走行機体1の側部に沿って格納する予備ロール格納姿勢と、回動支軸24から外側方に延出して予備シートロール13のシートロール保持部9への供給を補助する予備ロール供給姿勢と、の間を回動操作可能であり、状況に応じて回動姿勢が切り換えられる。つまり、本実施形態の予備ロール支持装置16は、予備シートロール13を走行機体1の左右側部に沿って格納保持するが(予備ロール格納姿勢)、シートロール支持部9がシート切れ状態となった場合は、植付作業機3を上昇させた状態で、支持フレーム25を後方外方に回動させると(予備ロール供給姿勢)、予備シートロール13がシートロールケース9aの側方に移動し、予備シートロール13をシートロールケース9aに容易に挿入することが可能になる。
本実施形態の支持フレーム25は、予備ロール格納姿勢において支持フレーム25の前端部に位置し、予備シートロール13の後部下面側に沿う円弧状の前側支持部25aと、予備ロール格納姿勢において支持フレーム25の中間部に位置し、予備シートロール13の後端部上面側に沿う円弧状の後側支持部25bと、を備えており、前側支持部25a及び後側支持部25bによって予備シートロール13が支持される。つまり、予備シートロール13は、後部下面側が前側支持部25aによって支持されるので、前側支持部25aを支点として前下がり状に傾斜しようとするが、後端部上面側が後側支持部25bに当接することで、略水平な姿勢で支持フレーム25に支持される。このような予備シートロール13の支持構造によれば、支持フレーム25を予備シートロール13よりも短く構成できるので、予備ロール格納姿勢であっても、支持フレーム25を乗降口14aよりも後方に位置させ、運転部14に対する乗降の邪魔になることを回避できる。
予備ロール保護カバー装置17は、走行機体1の左側部及び右側部に沿って設けられ、走行機体1の側部に沿って格納された予備シートロール13の少なくとも上方を覆う保護カバー本体26と、予備苗載台支持ステー18を介して走行機体1に取り付けられる取付部27と、を備える。
保護カバー本体26は、板状部材を枠組みして構成され、走行機体1の側部で前後方向に沿うことで予備シートロール13の上方を覆う本体フレーム28F、28Rと、本体フレーム28F、28Rの上面に沿い、且つ本体フレーム28F、28Rの左右両端部から垂れ下がって予備シートロール13の左右側方を覆う可撓性を有した樹脂シート製(例えば、軟質塩化ビニルシート)のカバーシート29F、29Rと、カバーシート29F、29Rを本体フレーム28F、28Rに固定する複数の押えプレート30と、を備える。
このような予備ロール保護カバー装置17によれば、走行機体1の側部に沿って格納された予備シートロール13の上方及び左右側方を覆うことができるので、雨等によって予備シートロール13が濡れることを抑制でき、しかも、予備シートロール13の左右側方を覆うカバーシート29F、29Rは、可撓性を有する樹脂シート製なので、カバーシート29F、29Rを捲り上げるだけで、保護カバー本体26から予備シートロール13を出し入れできるだけでなく、出し入れに際して予備シートロール13がカバーシート29F、29Rに接触しても、予備シートロール13の損傷を回避できる。また、本実施形態の予備ロール保護カバー装置17は、枠体からなる本体フレーム28F、28Rと樹脂シートからなるカバーシート29F、29Rとで構成されるので、ビニール傘のような軽量化の効果が得られる。
保護カバー本体26は、予備シートロール13の少なくとも前側上方を覆う固定カバー31と、予備シートロール13の少なくとも後側上方を覆う可動カバー32とに分割されており、固定カバー31は、本体フレーム28F、カバーシート29F及び押えプレート30によって形成され、可動カバー32は、本体フレーム28R、カバーシート29R及び押えプレート30によって形成されている。可動カバー32のカバーシート29Rの前端部は、固定カバー31のカバーシート29Fの後端部に外側からオーバーラップしており、カバーシート29F、29R間からの雨の侵入が抑制される。
可動カバー32は、固定カバー31の後端から後方に延出して予備シートロール13の少なくとも後側上方を覆うカバー姿勢と、固定カバー31の後端部を支点として上方に回動し、乗降口14aの外側方を開放する退避姿勢と、に姿勢が切り換えられるようになっている。このような予備ロール保護カバー装置17によれば、運転部14に対する乗降に際し、予備ロール保護カバー装置17が邪魔になる可能性を低減できる。
図5及び図6に示すように、予備ロール保護カバー装置17は、固定カバー31の後端部及び可動カバー32の前端部にそれぞれ設けられる回動支点ブラケット33、34と、回動支点ブラケット33、34同士を回動可能に連結する回動支点軸35と、固定カバー31側に設けられ、可動カバー32の退避姿勢を越える前方への回動を規制するストッパ36と、固定カバー31と可動カバー32との間に設けられるスプリング37と、可動カバー32を回動操作する際に握られる取っ手38と、を備える。
スプリング37は、可動カバー32がカバー姿勢と退避姿勢との間で回動操作される際、側面視で回動支点軸35を越えることにより、可動カバー32をカバー姿勢と退避姿勢との2姿勢に弾性保持する支点越えスプリングとして機能するようになっている。このような予備ロール保護カバー装置17によれば、可動カバー32の姿勢切換が容易になるだけでなく、乗降の度に可動カバー32を回動操作する面倒が解消される。
ストッパ36は、固定カバー31側でスプリング37の一端部を保持するスプリング保持部材39と同一部材で構成されるとともに、固定カバー31に対して着脱自在に取り付けられている(ボルト40による取り付け)。このような予備ロール保護カバー装置17によれば、部品の兼用化によって部品点数を削減できるだけでなく、不使用時にストッパ36を取り外すことにより、可動カバー32の退避姿勢を越える回動が許容されるので、例えば、予備ロール保護カバー装置17の180°の折り畳みが可能となり、その結果、不使用時の保管性や運搬性を向上させることができる。
取っ手38は、可動カバー32側でスプリング37の他端部を保持するスプリング保持部材41と同一部材で構成されるとともに、可動カバー32に対して着脱自在に取り付けられている(ボルト42による取り付け)。このような予備ロール保護カバー装置17によれば、部品の兼用化によって部品点数を削減できるだけでなく、不使用時に取っ手38を取り外すことにより、取っ手38が予備ロール保護カバー装置17の折り畳みの邪魔になることを回避できる。
図7に示すように、取付部27は、予備苗載台支持ステー18から左右外側方に突設される前後一対のバー43と、固定カバー31の上面に固定される取付プレート44と、バー43の先端部に装着される抜け止めピン45(Rピンなど)
と、を備える。取付プレート44は、一対のバー43が挿入可能なパイプ状の挿入部44aを有し、該挿入部44aにバー43を挿入させた後、バー43の先端部に抜け止めピン45を装着することにより、予備ロール保護カバー装置17が予備苗載台支持ステー18を介して走行機体1に取り付けられ、逆に、抜け止めピン45を外した後、挿入部44aからバー43を抜けば、走行機体1から予備ロール保護カバー装置17を取り外すことが可能になる。このような予備ロール保護カバー装置17によれば、工具を使用しないでも、必要に応じて予備ロール保護カバー装置17を容易に着脱することが可能になる。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、予備ロール支持装置16に支持された予備シートロール13の少なくとも上方を覆う予備ロール保護カバー装置17を備えるので、予備シートロール13が急な雨等で濡れることを可及的に防止できる。
また、予備ロール保護カバー装置17は、予備シートロール13の少なくとも前側上方を覆う固定カバー31と、予備シートロール13の少なくとも後側上方を覆う可動カバー32と、を備え、可動カバー32は、固定カバー31の後端から後方に延出して予備シートロール13の少なくとも後側上方を覆うカバー姿勢と、固定カバー31の後端部を支点として上方に回動し、乗降口14aの外側方を開放する退避姿勢と、に姿勢切換が可能なので、予備ロール保護カバー装置17が乗降の邪魔になることを防止できる。
また、可動カバー32は、支点越えするスプリング37によってカバー姿勢と退避姿勢との2姿勢に保持されるので、可動カバー32の姿勢切換が容易になるだけでなく、乗降の度に可動カバー32を回動操作する面倒を解消できる。
また、可動カバー32の退避姿勢を越える回動を規制するストッパ36は、固定カバー31側でスプリング37の一端部を保持するスプリング保持部材39と同一部材で構成されるとともに、固定カバー31に対して着脱自在に取り付けられるので、不使用時にストッパ36を取り外すことにより、可動カバー32の退避姿勢を越える回動が許容され、例えば、予備ロール保護カバー装置17の180°の折り畳みが可能となり、その結果、不使用時の保管性や運搬性を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 走行機体
3 植付作業機
5 シート
7 植付機構
9 シートロール支持部
13 予備シートロール
14 運転部
14a 乗降口
16 予備ロール支持装置
17 予備ロール保護カバー装置
25 支持フレーム
26 保護カバー本体
27 取付部
28F 本体フレーム
28R 本体フレーム
29F カバーシート
29R カバーシート
30 プレート
31 固定カバー
32 可動カバー
35 回動支点軸
36 ストッパ
37 スプリング
38 取っ手
39 スプリング保持部材
41 スプリング保持部材
43 バー
44 取付プレート
44a 挿入部
45 抜け止めピン

Claims (3)

  1. 走行機体と、
    前記走行機体の後部に連結される移植作業機と、を備え、
    前記移植作業機は、
    シートをロール状に巻いて形成されるシートロールを保持し、圃場面を覆う前記シートを前記シートロールから繰り出すシートロール保持部と、
    前記シート上から圃場面に苗を植え付ける植付機構と、を備え、
    前記走行機体は、
    オペレータが乗車する運転部と、
    前記運転部の左側部及び右側部の少なくとも一方に設けられる乗降口と、
    前記走行機体の左側部及び右側部の少なくとも一方に設けられ、予備シートロールを支持する予備ロール支持装置と、を備え、
    前記予備ロール支持装置は、回動支点から前方に延出して前記予備シートロールを前記走行機体の側部に沿って格納する予備ロール格納姿勢と、前記回動支点から外側方に延出して前記予備シートロールの前記シートロール保持部への供給を補助する予備ロール供給姿勢と、に姿勢切換が可能な支持フレームを備えるマルチ移植機であって、
    前記走行機体の左側部及び右側部の少なくとも一方に設けられ、前記走行機体の側部に沿って格納された前記予備シートロールの少なくとも上方を覆う予備ロール保護カバー装置を備え、
    前記予備ロール保護カバー装置は、
    前記予備シートロールの少なくとも前側上方を覆う固定カバーと、
    前記予備シートロールの少なくとも後側上方を覆う可動カバーと、を備え、
    前記可動カバーは、
    前記固定カバーの後端から後方に延出して前記予備シートロールの少なくとも後側上方を覆うカバー姿勢と、
    前記固定カバーの後端部を支点として上方に回動し、前記乗降口の外側方を開放する退避姿勢と、に姿勢切換が可能であることを特徴とするマルチ移植機。
  2. 前記予備ロール保護カバー装置は、
    前記固定カバーの後端部に設けられる前記可動カバーの回動支点と、
    前記可動カバーの前記退避姿勢を越える回動を規制するストッパと、
    前記固定カバーと前記可動カバーとの間に設けられ、側面視で前記回動支点を越えることにより、前記可動カバーを前記カバー姿勢と前記退避姿勢との2姿勢に保持するスプリングと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のマルチ移植機。
  3. 前記ストッパは、前記固定カバー側で前記スプリングの一端部を保持するスプリング保持部材と同一部材で構成されるとともに、前記固定カバーに対して着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のマルチ移植機。
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