JP6888962B2 - 炭化炉 - Google Patents
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Description
このような炭化炉として、燃料料を加熱する加熱燃焼室を設け、その高温燃焼ガスを、天井蓋近くまで伸びる加熱燃焼室の燃焼ガス排気筒により、天井空間まで上昇させ、上昇した高温燃焼ガスが、二重構造の側壁の外壁と細かい孔の開いた内壁の間の循環空間を通り、炉底面と炭材載置ロストルの間の底面空間を通り、加熱燃焼室側面の流通孔を通って加熱燃焼室に入る炭化炉が提案されている(特許文献1)。
この炭化炉によれば、炭化木ガスが加熱燃焼室内で燃焼しながら燃料を立体的に短時間で炭化することが可能となる。
内部空間を有し、前記内部空間を加熱することが可能な薪等の加熱用燃料を燃焼させる燃焼室を備えた外枠炉と、
前記外枠炉の前記内部空間に配置され、前記木材や籾殻等の燃料が内部に収容される内枠炉と、を備え、
前記内枠炉は、前記内枠炉の内部と、前記内枠炉の外部であって前記外枠炉の前記内部空間と、を連通するともに、前記内枠炉の底部の外縁側において、底部に外縁に沿った方向に複数設けられ、
これらの循環筒は、前記内枠炉の外部側の端部に当該端部を塞ぐ第1状態から、当該端部を開放する第2状態に変動する蓋部をそれぞれ有し、その上端側から前記内枠炉の底部に延び、底部を貫通して配置されるとともに、当該内枠炉の底部を貫通して内枠炉の外部側に突出し、かつ屈曲し、この突出した側の端部が、内枠炉の底部側に向かい、かつ複数の循環筒は、それぞれ隣接する他の循環筒の方向に向けて屈曲され、
前記循環筒の蓋部は、通常は前記第1状態になるように付勢されており、前記内枠炉の内圧により、前記第1状態から、前記第2状態に変動する炭化炉。
外枠炉は、内部空間を有し、内部空間を加熱することが可能である。
内枠炉は、外枠炉の内部空間に配置され、燃料が内部に収容される。
そして、内枠炉は、内枠炉の内部と、内枠炉の外部であって外枠炉の内部空間と、を連通する循環筒を有する。
循環筒は、内枠炉の外部側の端部に当該端部を塞ぐ第1状態から、当該端部を開放する第2状態に変動する蓋部を有する。
蓋部は、第1状態になるように付勢されており、内枠炉の内圧により、第1状態から、第2状態に変動する。
したがって、燃料の表面に灰を発生させずに炭化することが可能な炭化炉を提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る炭化炉1の概要を説明する図である。図1は、炭化炉1の断面を示している。
詳細には、外枠炉10は、円板形状の底部11と、底部11の外縁から立設する円筒形状の側壁12と、側壁12の上端に配置される蓋13と、底部11の下面に設けられ、薪等の加熱用燃料を燃焼させる燃焼室14と、側壁12の上端に蓋13を着脱自在に固定する固定部15と、外枠炉10を支持する脚部16と、を備える。
底部11には、燃焼室14が設けられた部分に、開口部11Aが形成される。燃焼室14で加熱用燃料が燃やされることで、炎や熱気が開口部11Aから内部空間10Aに流入する。
燃焼室14で加熱用燃料が燃やされることで発生した熱気や煙は、内部空間10Aを通って、煙突13Aから外部に排出される。
詳細には、内枠炉20は、円板形状の底部21と、底部21の外縁から立設する円筒形状の側壁22と、側壁22の上端に配置される蓋23と、内枠炉20の内部と、内枠炉20の外部であって外枠炉10の内部空間10Aと、を連通する循環筒24と、側壁22の上端に蓋23を着脱自在に固定する固定部25と、内枠炉20を支持する脚部26と、を備える。
蓋23は、側壁22の内径と略同一寸法の外径である内蓋と、側壁22の内径より大きい寸法の外径である外蓋と、を有する。このように、蓋23を、側壁22を内側から塞ぐ内蓋と、側壁22を外側から塞ぐ外蓋と、の2重蓋とすることで、内枠炉20内の気密性が向上する。
循環筒24は、底部21を貫通し、内枠炉の外部側に突出し、屈曲し、この突出した側の端部24aが、内枠炉20の底部21側に向いている。
図2に示すように、循環筒24は、底部21の外縁側において、底部21に外縁に沿った方向に複数(本実施形態では4本)設けられている。
複数(4本)の循環筒24は、それぞれ、隣接する他の循環筒24の方向に向けて屈曲されている。
蓋部241は、循環筒24に取り付けられた蝶番241aと、蝶番241aに回動自在に支持された蓋241bと、を有する。
蓋241bは、循環筒24の内径と略同一寸法の外径である内蓋と、循環筒24の内径より大きい寸法の外径である外蓋と、を有する。このように、蓋241bを、循環筒24の端部24aを内側から塞ぐ内蓋と、端部24aを外側から塞ぐ外蓋と、の2重蓋とすることで、蓋241bが第1状態における内枠炉20の気密性が向上する。
側壁係合部251は、環形状に形成され、使用者に把持される把持部と、把持部に一端が接続され、ねじ山が形成された軸部と、軸部と螺合し、側壁22に回動自在に取り付けられているベースと、を備える。
蓋側係合部252は、側壁側係合部251の軸部が挿入可能であり、側壁側係合部251の把持部の外形の幅より小さい寸法の内法寸法で形成された凹所が形成されている。
図4及び図5は、前記実施形態に係る炭化炉1の使用方法を説明する図である。
使用者は、内枠炉20の内部に燃料Cを入れ、側壁22の上端に蓋23を配置し、固定部25の側壁側係合部251を回動させ、側壁側係合部251の軸部を、蓋側係合部252の凹部に挿入し、側壁側係合部251の把持部を回転させ、側壁側係合部251を締め込むことで、側壁側係合部251と蓋側係合部252とを係合させる。そして、同様に、外枠炉10の側壁12の上端に蓋13を配置し、固定部15により、側壁12に蓋13を固定する。
その後、内部空間10A内の温度が上昇し、内部空間10A内に配置されている内枠炉20の内部の温度も上昇し、内枠炉20の内部に収容されている燃料Cから可燃性ガスが発生する。この可燃性ガスは、循環筒24の上端側から流入し、蓋部241を、端部24aを塞ぐ第1状態から、当該端部24aを開放する第2状態に変動させ、内部空間10A内に流出する。
10 外枠炉
10A 内部空間
11 底部
11A 開口部
12 側壁
13 蓋
13A 煙突
14 燃焼室
15 固定部
16 脚部
20 内枠炉
21 底部
22 側壁
23 蓋
24 循環筒
24a 端部
25 固定部
26 脚部
241 蓋部
241a 蝶番
241b 蓋
251 側壁側係合部
252 蓋側係合部
C 燃料
F 加熱用燃料
Claims (3)
- 木材や籾殻等の燃料が燃えてしまうことなく炭化する炭化炉であって、
内部空間を有し、前記内部空間を加熱することが可能な薪等の加熱用燃料を燃焼させる燃焼室を備えた外枠炉と、
前記外枠炉の前記内部空間に配置され、前記木材や籾殻等の燃料が内部に収容される内枠炉と、を備え、
前記内枠炉は、前記内枠炉の内部と、前記内枠炉の外部であって前記外枠炉の前記内部空間と、を連通するともに、前記内枠炉の底部の外縁側において、底の外縁に沿った方向に循環筒が複数設けられ、
これらの循環筒は、前記内枠炉の外部側の端部に当該端部を塞ぐ第1状態から、当該端部を開放する第2状態に変動する蓋部をそれぞれ有し、その上端側から前記内枠炉の底部に延び、底部を貫通して配置されるとともに、当該内枠炉の底部を貫通して内枠炉の外部側に突出し、かつ屈曲し、この突出した側の端部が、内枠炉の底部側に向かい、かつ複数の循環筒は、それぞれ隣接する他の循環筒の方向に向けて屈曲され、
前記循環筒の蓋部は、通常は前記第1状態になるように付勢されており、前記内枠炉の内圧により、前記第1状態から、前記第2状態に変動する炭化炉。 - 内枠炉は、側壁の内径と略同一寸法の外径である内蓋と、側壁の内径より大きい寸法である外蓋とを有し、側壁を内側から塞ぐ内蓋と、側壁を外側から塞ぐ2重の蓋を備えた請求項1に記載の炭化炉。
- 内枠炉の2重の蓋の固定部は、蓋の外縁に沿って複数設けられ、側壁の外表面の上端近傍に回動自在に取り付けられている側壁側係合部と、蓋の外縁に設けられ、側壁側係合部と係合する蓋側係合部とを有し、前記側壁側係合部は、環形状に形成された使用者に把持される把持部と、把持部に一端が接続され、ねじ山が形成された軸部と、当該軸部と螺合し、側壁に回動自在に取り付けられているベースとを備え、蓋側係合部は、前記側壁係合部の軸部が挿入可能であり、かつ側壁側係合部の把持部の外形の幅よりも小さな寸法の内法寸法で形成された凹所が形成されている請求項2に記載の炭化炉。
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