JP3211611U - 薪ストーブ - Google Patents

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哲義 石田
哲義 石田
靖也 馬場
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Abstract

【課題】杉等の針葉樹の薪の燃焼における問題を解消し、杉等の針葉樹の薪とナラ等の広葉樹の薪を分別することなく燃焼できる薪ストーブを提供する。【解決手段】燃焼室1内にバッフルプレート2を水平に設置して、火炎Fが燃焼室の全面に広がり、薪Wの切断面から発生する可燃ガスFGと火炎Fが接触するようにすると、可燃ガスFGが確実に着火して、問題は解決する。【選択図】図1

Description

本考案は、杉等の針葉樹の薪とナラ等の広葉樹の薪を分別することなく燃焼することができる薪ストーブに関する。
従来の薪ストーブは、薪ストーブのユーザに対して、杉等の針葉樹の薪を燃焼を避け、ナラ等の広葉樹の薪を燃焼することを求めている。
ユーザに対して従来の薪ストーブが杉等の針葉樹の薪を燃焼しないことを求める理由は、大寸法の杉等の針葉樹の薪を燃焼すると、暖房能力が低下する、自燃できないので助燃が必要である、煤煙の発生量が多い、熱衝撃により薪ストーブが変形する等の問題を生じることに起因する。
詳しくは、杉等の針葉樹は、ナラ等の広葉樹と比較して、年輪の間隔が広く、軸方向の通気性が良い特性を有している。このため、薪表面に火炎が形成されている大寸法の杉等の針葉樹の薪では、薪の内部において可燃ガスが発生し、この可燃ガスが薪の切断面から噴出する。この可燃ガスが火炎と離れていると、着火できずに煤煙として排出され、一方、近接していると、着火して燃焼する。非着火が生じるとき、暖房能力が低下し、助燃が必要になり、煤煙が発生する、そして、着火するとき熱衝撃が加わり、薪ストーブを変形させる問題を生じる。
一方、ナラ等の広葉樹の薪は、軸方向の通気性が劣る特性を有するので、杉等の針葉樹の薪で生じる問題を発生しない。
本考案が解決しようとする課題は、杉等の針葉樹の薪の燃焼における問題を解消し、杉等の針葉樹の薪とナラ等の広葉樹の薪を分別することなく燃焼できる薪ストーブを提供することにある。
本考案が解決しようとする課題は、水平方向に広がったバッフルプレートを設置し、薪の表面に形成される火炎を水平方向に燃焼室全体に広げ、薪の切断面から噴出した可燃ガスが火炎に近接し、確実に着火するようになり解決される。
本考案によって、可燃ガスが確実に着火するので、暖房能力の低下がなくなり、自燃が可能になるので助燃する必要がなくなり、煤煙が発生しなくなり、熱衝撃による薪ストーブの変形が抑制される薪ストーブを提供できる効果が得られる。
そして、杉等の針葉樹の薪をナラ等の広葉樹の薪を分別することなく燃焼できる薪ストーブを提供する効果が得られる。
本考案の一実施例になる薪ストーブを示す概略図である。
本考案の一実施例による薪ストーブは、図1に示すように、概略、燃焼室1とバッフルプレート2から構成される。この燃焼室1は、上部に空間8を有し、ケーシング3,4、5で囲まれている。外側のケーシング3には給気口6、排気口7が取り付けられている。
バッフルプレート2は、燃焼室の底面より上部の15センチメートルから25センチメートルの位置において水平に設置される。このバッフルプレート2の設置位置は、薪Wの表面に形成される火炎Fが達する位置である。詳しくは、標準的な薪Wは切断面の直径、1辺の長さ等の代表寸法値が5センチメートルから15センチメートルの円柱、三角柱又は四角柱であり、この薪Wは燃焼室内に転がされ、この薪Wの表面上に火炎Fが形成されるので、この火炎Fが達することができる位置が、バッフルプレート2が設置される位置となる。
このバッフルプレート2には、火炎Fが燃焼室1の断面全体に広がり、かつ、燃焼ガスCGが通り抜けやすいようにするため、周囲に隙間ができるように燃焼室1の断面より小さい平板、一部が開口された平板、多孔板又は網が使用される。このバッフルプレート2の材質は、火炎に直接接触することから、耐熱性が要求されるので、ステンレス鋼又はセラミックスである。
燃焼用の一次空気A1は、給気口6から導入され、ケーシング3とケーシング4の間を通り、ケーシング4とケーシング5の間を通り、燃焼室1内に供給され、薪Wの燃焼に使用される。
燃焼室1内の薪Wの表面に火炎Fが形成され、この火炎Fはバッフルプレート2に衝突して水平方向に広がる。このとき、杉等の針葉樹の薪Wの切断面から可燃ガスFGが噴出し、この可燃ガスFGは、バッフルプレート2に沿って広がった火炎に近接して着火し、燃焼する。
薪W表面に形成された火炎Fから生成した燃焼ガス及び薪Wの切断面から噴出した可燃ガスFGが燃焼した燃焼ガスは、燃焼室ケーシング5とバッフルプレート2隙間又はバッフルプレート2の開口部等を通り抜け、燃焼室の上部の空間8に入る。
燃焼室の上部の空間8において、薪W表面の火炎Fの燃焼で発生した燃焼ガス及び薪の切断面から噴出した可燃ガスFGの燃焼で発生した燃焼ガスは、二次燃焼用の空気A2と接触した後、排気口7から外部に放出される。なお、二次燃焼用の空気A2は、有っても、無くてもよい。
切断面積が約100平方センチメートルで長さが約40センチメートル、含水率が約20パーセント、重量が約1.9キログラムの杉薪を、バッフルプレートを有しない薪ストーブの燃焼室内と本考案のバッフルプレート2を有する薪ストーブの燃焼室1内において、焚き付け用の薪の助燃によって着火し、その後、静置した。
その結果、バッフルプレートを有しない薪ストーブの内部に置かれた燃焼中の杉薪は、焚き付け用の薪が焼却されるとともに火炎が縮小し、煤煙が発生し、約20分後には火炎がほとんど見えなくなった。その後、この薪は木炭のように火炎を形成することなく燃焼し、煤煙の発生が続き、その約1時間後には、燃焼が中断した。残された杉薪の重量は、燃焼前の約40%であった。暖房能力は、焚き付け用の薪が焼却されると直ちに低下した。
本考案の一実施例であるバッフルプレート2を有する薪ストーブの内部に置かれた燃焼中の杉の薪Wは、火炎Fを形成し、煤煙を発生することなく燃焼を続けた。約2時間後には、薪Wは焼却され、灰が残された。暖房能力は、薪が焼却される直前まで、顕著に低下するようなことはなかった。
その結果、本考案の一実施例であるバッフルプレート2を有する薪ストーブにおいては、杉等の針葉樹の薪を、暖房能力を顕著に低下することなく、助燃することなく、煤煙を発生することなく、大きな熱衝撃を起こすことなく燃焼する効果が得られることが明らかになった。
また、本考案の一実施例であるバッフルプレート2を有する薪ストーブにおいては、杉等の針葉樹の薪とナラ等の広葉樹の薪を分別することなく、同等に燃焼できる効果が得られることが明らかになった。
1:燃焼室、2:バッフルプレート、3〜5:ケーシング、6:給気口、7:排気口、8:空間、W:薪、F:火炎、FG:可燃ガス、A1:一次空気、A2:二次空気、CG:燃焼ガス

Claims (2)

  1. 内部に薪を有し、空気が供給される燃焼室、この燃焼室の底面より上部の150ミリメートルから250ミリメートルの位置に水平方向に広がるバッフルプレートを有することを特徴とする薪ストーブ。
  2. 前記バッフルプレートは、平板、一部を開口した平板、多孔板又は網であることを特徴とする請求項1に記載の薪ストーブ。
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