JP2018200158A - 燃焼装置及び燃焼方法 - Google Patents

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保志 長谷川
Yasushi Hasegawa
保志 長谷川
保拓 長谷川
Yasuhiro Hasegawa
保拓 長谷川
志江 佐藤
Yukie Sato
志江 佐藤
淳一 村中
Junichi Muranaka
淳一 村中
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Abstract

【課題】 電気を全く用いることなく、木質系ペレットなどの固体燃料の燃焼と空気の給送とを適切に管理することにより、固体燃料を完全燃焼させ、高効率かつ高温での燃焼を実現する燃焼装置を提供する。【解決手段】 燃焼装置は、固体燃料を熱分解燃焼させる第1の燃焼部と、第1の燃焼部とは別の位置に設けられ、第1の燃焼部において熱分解燃焼させた固体燃料を熾き燃焼させる第2の燃焼部とを備える。さらに、燃焼装置は、第1の燃焼部及び前記第2の燃焼部の各々に空気を給送する空気給送経路を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料として固体燃料を用いる燃焼技術に関し、より具体的には、固体燃料が保有するエネルギーを完全に取り出すことができるように、熱分解燃焼を行う燃焼部と熾き燃焼を行う燃焼部とを別個に設けたとともに、必要な空気が各々の燃焼部に適切に送り込まれるようにしたことを特徴とする燃焼装置及び燃焼方法に関する。
従来から、木材等を粉砕し圧縮して製造されたペレットなどの固体燃料を燃焼させる燃焼装置が知られている。こうした燃焼装置は、間伐材の利用や、非化石燃料の利用による地球温暖化対策への貢献などの観点から、近年、見直されつつある。
こうした燃焼装置に関して、例えば特許文献1〜特許文献4に示されるように、種々の技術が提案されている。
特許文献1は、廃材ペレットの有効な処分装置として燃焼装置を提案する。この燃焼装置は、周囲に受部を有する円盤形状の燃焼皿と、燃焼皿の中心の上方に廃材ペレットを落下させる燃料供給筒とが設けられるとともに、燃料供給筒の周囲に空気の導入孔を有する。燃料供給筒から燃焼皿の上に落下した廃材ペレットは、燃焼皿の上で燃焼する。燃焼炎は、燃焼皿の周囲から上方に向けて上がるように構成されている。
この装置は、電気を使用することなく連続的に廃材ペレットを燃焼させることが可能であるものの、燃焼皿上の廃材ペレットのみの燃焼にとどまるため、燃焼効率を向上させることが難しい。また、燃焼部の真上に燃料バケット(廃材ペレットのタンク)が設けられているため、燃焼前の廃材ペレットが炭化するおそれがある。
特許文献2及び特許文献3は、燃焼効率を向上させることを目的とした燃焼装置を提案する。
特許文献2に提案される燃焼装置は、燃焼筒(バーナー)の上部にペレットタンクを有し、ペレットタンクから予め規定された時間間隔でペレットが燃焼筒に供給されるようにしたことにより、電気を必要とすることなく適量のペレットが燃焼筒に供給され、燃焼効率が向上するとされている。この燃焼装置においては、燃焼筒への空気の供給は、空気導入口に設けられたファンによって行われる。
特許文献3に提案される燃焼装置は、排気ファンや送風ファンなどによる給排気の系統を工夫することにより、熱効率の向上とともに、排気温度の低下を実現するものとされている。この燃焼装置においては、燃焼ポットが配置された燃焼室の上部に、ペレットの燃焼による火炎によって加熱される鉄板を有しており、燃焼ポットから吹き上げられた未燃焼部分を含む灰がこの鉄板に接触することによって引火し、それにより燃焼効率を向上させることが期待されている。
特許文献2及び特許文献3の燃焼装置は、ペレットの燃焼に用いられる空気の供給や燃焼後の排気に電気を要するものである。また、特許文献2の燃焼装置においては燃焼が燃焼台上でのみ行われるのに対し、特許文献3の燃焼装置においては、吹き上げられた灰に含まれる未燃分をさらに燃焼させる。
特許文献4は、電気が不要で、タンク内のペレットを炭化させることがなく、燃焼中に燃料の追加が可能な燃焼装置を提案する。この燃焼装置においては、燃料ペレットは、燃焼室に隣接するタンクからペレット供給管を介して燃焼ポットに供給され、燃料ポットにおいて燃焼する。燃焼室は、上部燃焼室と、燃料ポットが配置された下部燃焼室とに分かれており、燃焼ポットにおける燃焼によって発生した排気ガスは、下部燃焼室内に下端開口部を有する燃焼筒に流れ込み、燃焼筒内に別途供給された空気と混合する。排気ガスに含まれる煤は、燃焼ポットからの火炎により、上部燃焼室において再度燃焼する。さらに、燃焼ポットから落下する灰に含まれる不燃ペレットや燃焼中の灰などが、灰回収室でさらに燃焼する。
特開昭59−208314号公報 特開2010−78223号公報 実用新案登録第3119032号公報 特開2009−115333号公報
特許文献4において提案される燃焼装置は、燃料ポットにおけるペレットの燃焼に加えて、ペレット燃焼によって発生する排気ガスに含まれる煤の再燃焼と、燃料ポットから落下する灰に含まれる未燃分の燃焼とが行われるため、他の従来技術と比較して高効率な燃焼が可能であるとされている。しかし、この燃焼装置においては、燃料ポットの一箇所においてペレットの熱分解燃焼と熾き燃焼との両方が行われている。熱分解燃焼と熾き燃焼とは、燃焼の速度及び燃焼に必要な空気量が異なるため、両方の燃焼が一箇所で行われる構造では、燃焼効率が向上しない。このことは、特許文献1〜特許文献3においても同様である。
また、上記の特許文献2及び特許文献3に提案されるものを含む従来技術のほとんどは、必要な場所に必要な空気を送り込む目的で用いられる送風ファン及び排気ファンを駆動させるための電気や、長時間の燃料供給及び温度調節を実現するための電気を必要とする燃焼装置を提案するものである。電気を必要とするこれらの燃焼装置は、停電時や災害時には使用することができず、環境負荷の低減にも寄与しない。
本発明は、電気を全く用いることなく、木質系ペレットなどの固体燃料の燃焼と空気の給送とを適切に管理することにより、固体燃料を完全燃焼させ、高効率かつ高温での燃焼を実現する燃焼装置を提供することを課題とする。
本発明は、第1の態様において、固体燃料を燃焼させる燃焼装置を提供する。燃焼装置は、固体燃料を載置する第1の燃焼台を有し、該第1の燃料台上の固体燃料を熱分解燃焼させる、第1の燃焼部と、第1の燃焼部とは別の位置に設けられ、第1の燃焼部において熱分解燃焼させた固体燃料を載置する第2の燃焼台を有し、該第2の燃焼台上の固体燃料を熾き燃焼させる、第2の燃焼部とを備える。さらに、燃焼装置は、第1の燃焼部及び前記第2の燃焼部の各々に空気を給送する空気給送経路を備える。
一実施形態においては、木質系ペレットは、木材等を粉砕し圧縮して製造された木質系ペレットであることが好ましい。別の実施形態においては、第2の燃焼部は、第1の燃焼部の下方に設けられていることが好ましい。さらに別の実施形態においては、第1の燃焼台は、熱分解燃焼の進行によって燃焼前より小さくなった固体燃料が通過する大きさの開口が設けられていることが好ましい。
第1の燃焼部及び第2の燃焼部の各々における燃焼に必要な空気を送るために、空気給送経路は、第1の燃焼部に給送される空気が通る第1の空気給送経路と、第2の燃焼部に給送される空気が通る第2の空気給送経路とを備えることが好ましい。また、空気給送経路は、外部から取り入れられた空気の一部が第1の空気給送経路を通って第1の燃焼部に給送され、外部から取り入れられた空気の別の一部が第2の空気給送経路を通って第2の燃焼部に給送されるように構成されることが好ましい。
燃焼装置は、さらに、固体燃料を供給するための燃料供給機構を備えることが好ましい。燃料供給機構は、固体燃料を収容する燃料タンクと、勾配が設けられているとともに、一方の端部が燃料タンクの下方に配置され、他方の端部が第1の燃焼部内に配置された、燃料供給部とを有するものとすることができる。一実施形態においては、燃料供給部は、燃焼前の固体燃料が通過しない大きさの開口が設けられた底壁を有することが好ましい。
燃焼装置は、さらに、第1の燃焼部を内部に有する燃焼筒と、燃焼筒と燃焼装置の外壁との間に配置された内壁とをさらに備えることが好ましい。この形態においては、第2の燃焼部からの空気は、燃焼筒と内壁との間の空間を通って上方に排出させることができる。
本発明は、第2の態様において、固体燃料を燃焼させる燃焼方法を提供する。燃焼方法は、固体燃料を第1の燃焼工程に供給する燃料供給工程と、固体燃料を熱分解燃焼させる第1の燃焼工程と、固体燃料を第1の燃焼工程から第2の燃焼工程に移動させる移動工程と、固体燃料を熾き燃焼させる第2の燃焼工程と、第1の燃焼工程及び第2の燃焼工程の各々に必要な空気を給送する空気給送工程とを含む。
本発明に係る燃焼装置は、木質系燃焼の燃焼部を熱分解燃焼が行われる燃焼部と熾き状態が行われる燃焼部とに分離するとともに、必要な空気が各々の燃焼部に適切に送り込まれるように空気の経路を構築したことによって、燃料の完全燃焼を実現することができるため、従来の燃焼装置と比べて燃焼効率が大幅に向上し、より少ない量の燃焼で同等の熱量を得ることができる。また、この燃焼装置は、電気を用いることなく空気を給送するとともに、連続的に燃料を燃焼させることができる。
本発明の一実施形態による燃焼装置の外観図である。 本発明の一実施形態による燃焼装置を側面からみた概要図である。 本発明の一実施形態による燃焼装置を上面からみた概要図である。 本発明の一実施形態による燃焼装置を左側面からみた概要図である。 本発明の一実施形態による燃焼装置の空気の流れを側面から見た概要図である。 本発明の一実施形態による燃焼装置の空気の流れを上面から見た概要図である。
以下において、図1〜図6を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による燃焼装置の外観図である。図1に示される燃焼装置1は、固体燃料として木質系ペレットを用いることができる。木質系ペレットは、木材(例えば、間伐材、おがくず、かんなくずなど)を粉砕及び圧縮することなどによって製造されるペレット状の燃料である。木質系ペレットとして、一般に、樹皮を含まない木質部を主体とした原料を用いて製造された木部ペレット(ホワイトペレット)、樹皮及び木質部を原料して製造された全木ペレット、並びに樹皮を主体とした原料を用いたペレットがある。燃焼装置1は、いずれの種類のペレットを用いることもできる。燃焼装置1において用いることができる固体燃料は、木質系ペレットに限定されるものではなく、例えば、排紙、稲藁、籾殻などを用いたペレット又はブリケットなどを用いることもできる。以下においては、木質系ペレットBPを用いた実施形態を説明する。
(燃焼装置の構成)
本発明の一実施形態による燃焼装置1は、木質系ペレットBPの燃焼が内部で行われる本体10と、本体10に供給される木質系ペレットBPを貯留する燃料タンク40と、本体10において木質系ペレットBPが燃焼する際の炎が見えるように構成されるとともに、燃焼による排気を排出する燃焼灯台50とを備える。
燃焼装置1の本体10は、外壁17と、外壁17の開口として設けられた吸気口11と、燃焼台点検口12と、灰取出口13とを有する。本体10は、木質系ペレットBPの燃焼及び排気が行われる燃焼・排気部10aと、燃焼・排気部10aに燃料及び空気を供給する燃料・空気供給部10bとからなる。この実施形態においては、燃焼・排気部10a及び燃料・空気供給部10bは、いずれも略円筒形状のものとして示されているが、これに限定されるものではなく、例えば多角形の筒状などの形状のものとしてもよい。
燃焼装置1は、本体10の燃料・空気供給部10bの上方に燃料タンク40を備える。燃料タンク40は、本体41と、蓋42と、底部43とを有するものとすることができる。また、燃料タンク40は、燃料タンク40内に貯留された木質系ペレットBPの落下を制御する開閉レバー44を有する。
燃焼装置1は、本体10の燃焼・排気部10aの上方に燃焼灯台50を備える。燃焼灯台50は、内部に第3の燃焼部51を有するとともに、第3の燃焼部51の外壁となる耐熱ガラス製炎見52と、熱溜まり部53と、排気筒54とを有する。
本体10と燃料タンク40と燃焼灯台50とは、図1に示されるように、互いに分離させることができるようにすることが好ましい。本体10と燃料タンク40とは、木質系ペレットBPを本体10の内部に投入するためのペレット投入口14に連結部45をかぶせることによって、連結することができる。本体10と燃焼灯台50とは、燃焼灯台50の下部の連結部55を、本体10の内壁15の上部15bに差し込むことによって、連結することができる。燃料タンク40と燃焼灯台50との間には、燃焼灯台50から熱が燃料タンク40に伝達し難くなるように、遮蔽板60を設けることが好ましい。
[本体]
図2、図3及び図4は、本体10の内部構造を説明するための概要図であり、図2は側面からみた図、図3は上面からみた図、図4は左側面からみた図である。本体10は、燃焼・排気部10aにおいて、外壁17の内側に設けられた内壁15と、内壁15の内側に設けられた燃焼筒20とを備える。本実施例においては、内壁15及び燃焼筒20は、いずれも円筒形状であるが、これに限定されるものではなく、例えば多角形の柱状であってもよい。内壁15の上部15bは、外壁17の上端から上方に突出しており、上述のとおり、この上部15bの内側に、燃焼灯台50の連結部55が差し込まれる。内壁15の側面には開口151が設けられており、この開口151は、後述されるフード112、整流板113、燃料供給部23、第1の燃焼台22及び第2の燃焼台25が通るとともに、第1の燃焼部に給送される空気の給送経路を形成する。
燃焼筒20は、下部燃焼筒20aと上部燃焼筒20bとを有する。上部燃焼筒20bの直径は下部燃焼筒20aの直径より小さいことが好ましい。また、燃焼筒20には、主として燃焼筒20の内部への空気の給送のために用いられる複数の孔203が設けられている。下部燃焼筒20aの側面(燃料・空気供給部10b側の側面)には、後述される燃料供給部23が通るとともに、吸気口11等からの空気を燃焼筒20の内部に送り込むための給送経路となる開口204が開けられている。外壁17の上端の内面と上部燃焼筒20bの外面との間には、複数の排気口311を有する上部隔壁31が設けられている。
燃焼筒20の内部には、第1の燃焼部21が設けられている。第1の燃焼部21は、木質系ペレットBPが載置される第1の燃焼台22を備える。第1の燃焼台22の上では、一定時間の間、木質系ペレットBPの熱分解燃焼が行われる(第1の燃焼工程)。ここで、熱分解燃焼とは、木質系ペレットBPが可燃性ガスを放散しながら燃焼することをいい、可燃性ガスの揮発と燃焼とが同時に進行する燃焼である。木質系ペレットBPへの着火は、手動で行うようにしても自動で行われるようにしてもよい。
一実施形態においては、第1の燃焼台22は、図2の紙面の左右方向に延びる複数の平行な棒状部材221を有する。棒状部材221の延びる方向は、図2の紙面に垂直な方向であってもよい。隣接する棒状部材221の間には、隙間222が設けられている。隙間222は、第1の燃焼部21に投入された燃焼前の木質系ペレットBPは通さないが、熱分解燃焼が進んで熾き燃焼に移行する段階の木質系ペレットBPは通す程度の大きさに設定される。熾き燃焼に移行する段階の木質系ペレットBPの直径は、通常、燃焼前の直径の半分程度であると考えられる。すなわち、燃焼前の木質系ペレットBPの大きさは、一般に、直径6mm〜8mm程度、長さ40mm程度であるので、隙間222は、例えば3mm〜4mm程度とすることが好ましい。ここで、熾き燃焼とは、熱分解燃焼によって可燃性ガスを放散して炭化した木質系ペレットが、炎を出すことなく表面のみにおいて高温で燃焼することをいう。
従来の燃焼装置の場合には、木質系ペレットの燃焼は、本発明における第1の燃焼部21に相当する部分のみで行われ、燃焼が進行して灰になった時点でその灰が自然に下方に落下するように構成されている。このような従来装置の場合には、燃焼台の隙間は、本発明における第1の燃焼台22の隙間222より狭く設定されている。すなわち、本発明の燃焼装置1は、第1の燃焼部21のみで木質系ペレットBPを灰になるまで燃焼させるのではなく、第1の燃焼部21において熱分解燃焼が行われた木質系ペレットBPを第2の燃焼部で熾き燃焼させることが主な特徴であり、木質系ペレットBPを第1の燃焼部21から第2の燃焼部24に積極的に落下させる(移動工程)ことができるように構成されている。
第1の燃焼台22は、図2においては、内壁15の開口151を通り、燃焼台点検口12の方向に向かって、燃焼筒20の直径より長く延びていることが好ましい。また、第1の燃焼台22は、燃焼台点検口12の方向に向かって移動可能であることが好ましい。これらの構造によって、燃焼台点検口12から第1の燃焼台22を取り出しやすくすることができる。第1の燃焼台22の長さは、燃焼筒20の直径と同等又はそれより短くてもよい。また、第1の燃焼台22は、複数の棒状部材221が間隔222をもって平行に配置された構造であるが、これに限定されるものではない。第1の燃焼台22は、熱分解燃焼が進んで熾き燃焼に移行する段階の小さくなった木質系ペレットBPが通ることができる適切な大きさの開口222が設けられていれば、例えば板状体や網体であってもよい。
第1の燃焼部21の下方には、第2の燃焼部24が配置されている。第2の燃焼部24は、木質系ペレットBPが載置される第2の燃焼台25を備える。第2の燃焼台25の上では、第1の燃焼部21から落下した木質系ペレットBPの熾き燃焼が行われる(第2の燃焼工程)。
一実施形態においては、第2の燃焼台25は、図2の紙面に垂直な方向に延びる複数の平行な棒状部材251を有する。棒状部材251の延びる方向は、図2の紙面に垂直な方向であってもよい。隣接する棒状部材251の間には、隙間252が設けられている。隙間252は、熾き燃焼状態にある木質系ペレットBPは落下せず、熾き燃焼が進行して生成された灰が閉塞することなく通ることができる程度の大きさに設定されていればよく、例えば3mmより小さくすることができる。第2の燃焼台25の上で熾き燃焼が進行して生成された灰は、第2の燃焼部24から、間隔252を通って灰受26に落下する。
第2の燃焼台25は、図2においては、内壁15の開口151を通り、燃焼台点検口12の方向に向かって、燃焼筒20の直径より長く延びていることが好ましい。また、第2の燃焼台25は、燃焼台点検口12の方向に向かって移動可能であることが好ましい。これらの構造によって、燃焼台点検口12から第2の燃焼台25を取り出しやすくすることができる。第2の燃焼台25の長さは、燃焼筒20の直径と同等又はそれより短くてもよい。また、第2の燃焼台25は、複数の棒状部材251が間隔252をもって平行に配置された構造であるが、これに限定されるものではない。第2の燃焼台25は、熾き燃焼が進んで生成される灰が通ることができる適切な大きさの開口252が設けられていればよく、例えば板状体や網体であってもよい。
燃焼筒20の側方には、燃料・空気供給部10bの内部空間115に、ダクト111及びフード112が設けられることが好ましい。ダクト111及びフード112は、吸気口11から取り入れられた空気の流れを定めて、空気を効果的に第1の燃焼部21に給送する(第1の空気給送工程)とともに、第2の燃焼部24にも給送する(第2の空気給送工程)ことができるようにするためのものである。
ダクト111は、一方の端部111a側の面及び他方の端部111b側の面が開放された四角柱形状とすることができる。一方の端部111aは、吸気口11に連結されている。フード112は、一方の端部112aが燃焼筒20の開口204の上及び左右の三方を囲むように燃焼筒20の側面に取り付けられている。フード112の他方の端部112bは、内壁15の開口151を通って内壁15の外側に突出し、開放されている。また、フード112の下面は開放されている。ダクト111の端部111bとフード112の端部112bとは、適度な間隔を空けて配置される。ダクト111の幅とフード112の幅は、概ね等しいことが好ましい。
フード112の下方には、空気の流れを規制する整流板113が取り付けられている。整流板113は、一方の端部113aが、開口204の下方において燃焼筒20の側面に取り付けられることにより片持ち梁状態で設けられ、他方の端部113bが、ダクト111の端部111bの下方に配置されている。整流板113は、燃焼筒20に隣接する開口114を有する。後述されるように、第2の燃焼部24に給送される空気の一部は、この開口114を通って給送されることになる。整流板113の幅は、フード112の幅と概ね等しくすることができるが、これに限定されるものではない。
燃焼装置1は、燃料供給部23を備えることが好ましい。燃料供給部23は、本体10に連結された燃料タンク40から燃料投入部14を経由して落下してきた木質系ペレットBPを受けて、第1の燃焼部21に供給する(燃料供給工程)ものである。燃料投入部14の内部には、大きさが可変の開口(図示せず)が設けられており、この開口の大きさは、燃料投入量調整レバー34の操作によって変化させることが可能である。この開口の大きさを適宜変化させることにより、木質系ペレットBPの供給量を制御することができる。
一実施形態においては、燃料供給部23は、図2に示されるように勾配が設けられており、一方の端部231が燃料投入部14の下方に配置され、他方の端部232が第1の燃焼部21内に配置されることが好ましい。燃料供給部23は、燃焼部内壁15の開口151と、燃焼筒20の開口204とを通る。燃料供給部23は、燃焼筒20の開口204の下部近くを通っており、後述されるように、第1の燃焼部21に供給される空気の一部は、燃料供給部23と開口204の下部との間にある隙間を通って供給されることになる。燃料供給部23の他方の端部232は、第1の燃焼部21内の第1の燃焼台22に接して配置されてもよく、第1の燃焼台22から離れて配置されていてもよい。燃料供給部23上の木質系ペレットBPは、第1の燃焼部21における木質系ペレットBPの減少量に応じて、傾斜を下って第1の燃焼部21に順次供給される。
燃料供給部23は、図2の紙面の斜め左右方向に延びる複数の平行な棒状部材233を底壁として有する。隣接する棒状部材233の間には、隙間234が設けられている。隙間234は、燃料投入部14から投入された燃焼前の木質系ペレットBPを通さない大きさに設定されることが好ましく、例えば木質系ペレットBPの直径が6mm程度の場合には、5mmより小さいことが好ましい。本実施形態においては、燃料供給部23は、複数の棒状部材233が間隔234をもって平行に配置された構造であるが、これに限定されるものではない。燃料供給部23は、燃焼前の木質系ペレットBPを通さない適切な大きさの開口234が設けられていればよく、例えば板状体や網体のものであってもよい。
燃料供給部23の傾斜角度は、第1の燃焼部21における熱分解燃焼の速度、第1の燃焼部21から第2の燃焼部24に移動する木質系ペレットBPの量などに応じて、適宜設計することができる。燃料供給部23の傾斜角度は、第1の燃焼部21において、常に一定量の木質系ペレットBPが存在するように設定されることが好ましく、一実施形態においては、25°〜40°程度とすることが好ましい。燃料供給部23は、傾斜角度が固定されたものとすることもできるし、必要に応じて角度を変化させることができる傾斜角度可変構造とすることもできる。
[燃料タンク]
燃焼装置1においては、本体10の燃料・空気供給部10b側の上方に、木質系ペレットBPを収容する燃料タンク40が設けられる。燃料タンク40は、本体41と蓋42とを有する。本体41の底部43には開口(図示せず)が設けられており、開口は、開閉レバー44の操作によって開閉可能である。木質系ペレットBPは、蓋42を空けて本体41に投入される。
燃料タンク40の容量は限定されるものではないが、例えば、最大の火力で数時間の燃焼が可能となる程度の量の木質系ペレットBPを収容可能な容量とすることが好ましい。燃焼装置1は、適切な容量の燃料タンク40と、その下方における本体10の内部に一方の端部231が配置された、傾斜した燃料供給部23とを有することによって、電気を用いることなく連続運転が可能である。
[燃焼灯台]
燃焼装置1においては、本体10の燃焼・排気部10b側の上方に、燃焼筒20内で木質系ペレットBPが燃焼する際の炎が見えるように構成された燃焼灯台50が設けられる。燃焼灯台50は、耐熱ガラス製の炎見52と、頂部に設けられた熱溜まり部53と、排気筒54とを有する。炎見52の内部空間は、第3の燃焼部51となる。
燃焼灯台50においては、後述されるように本体10の内壁15と燃焼筒20との間の空間を流れてきた排気が、上部隔壁31の排気吹出口311から第3の燃焼部51内に吹き出し、第3の燃焼部51において炎と混合され、未燃分のすすなどを燃焼させることができる。排気吹出口311から排出された排気と、第3の燃焼部51における燃焼後の排気は、熱溜まり部53を経由して排気筒54から排出される。
(燃焼について)
燃焼装置1おいては、第1の燃焼部21で木質系ペレットBPの熱分解燃焼が行われ、第2の燃焼部24で熾き燃焼が行われる。熱分解燃焼と熾き燃焼とでは、燃焼の速度及び燃焼に必要な空気量が異なる。しかし、従来の燃焼装置では、特許文献1〜特許文献4に開示されるように、これらの2つの燃焼を区別することなく一箇所で木質系ペレットBPの燃焼が行われていたため、燃焼効率が向上しなかった。本発明に係る燃焼装置は、熱分解燃焼を行う燃焼部(第1の燃焼部21)と、熾き燃焼を行う燃焼部(第2の燃焼部24)とを分離し、熱分解燃焼を終えた(又は概ね終えた)木質系ペレットBPを第2の燃焼部24に移動させるようにしたとともに、各々の燃焼に必要とされる適切な量の空気が第1の燃焼部21及び第2の燃焼部24に送り込まれるように空気の流れを工夫することによって、熱分解燃焼及び熾き燃焼のそれぞれに適した状態で木質系ペレットBPを燃焼させることができる。したがって、本発明に係る燃焼装置は、木質系ペレットBPを高効率かつ高温で完全燃焼させることができ、結果として、燃焼効率の向上が可能となる。
第1の燃焼部21における熱分解燃焼の時間は、燃料の種類や含水量などの状態によって異なるが、燃料として木質系ペレットBPを用いる場合には、好ましくは8分〜10分程度である。熱分解燃焼を終えたとき(又は概ね終えたとき)の木質系ペレットBPの直径は、燃焼前の直径の半分程度となる。第1の燃焼部21において木質系ペレットBPの熱分解燃焼が行われるという場合には、必ずしも全ての木質系ペレットBPが熱分解燃焼をしている状態には限定されるものではなく、熾き状態で燃焼する一部の木質系ペレットBPが存在してもよい。同様に、第2の燃焼部24において木質系ペレットBPの熾き燃焼が行われるという場合には、必ずしも全ての木質系ペレットBPが熾き燃焼をしている状態には限定されず、熱分解状態で燃焼する一部の木質系ペレットBPが存在してもよい。また、熱分解燃焼を終えた木質系ペレットBPが第2の燃焼部に移動する場合、必ずしも熱分解燃焼を完全に終えた木質系ペレットBPだけではなく、熱分解燃焼を概ね終えた(すなわち、また熱分解燃焼が行われている)ものも移動する木質系ペレットBPに含まれていることもある。
(空気の流れ)
ここで、図5及び図6を用いて燃焼装置1の内部における空気の流れを説明する。図5は、燃焼装置1の空気の流れを側面から見た図であり、図6は上面から見た図である。給気は実線で表され、排気は点線で表されている。図5及び図6においては、図を見やすくするために構成要素の番号は記載していない。それぞれの番号は図2及び図3を参照されたい。
まず、新鮮な空気は、本体10の外壁17に設けられた吸気口11から、ダクト111の内部に取り入れられる(a1)。ダクト111の内部に取り入れられた空気の一部は、燃料供給部32の隙間234、燃料供給部32の両側、及び燃料投入部14の外側を通ってフード112内に入り、燃焼筒20の側面に設けられた開口204から、第1の燃焼部21に給送される(a2)。さらに、ダクト111の内部に取り入れられた空気の一部は、フード112に入り、木質系ペレットBPが載っている燃焼供給部32の下面に沿って流れ、燃料供給部23の下面と燃焼筒20の開口204との間の隙間から第1の燃焼部21に給送される(a3)。この隙間を流れる空気は流速が速く、そのような速い速度の空気が第1の燃焼部21に給送されるため、第1の燃焼部21における木質系ペレットBPの熱分解燃焼の効率向上に寄与する。
ダクト111の内部に取り入れられた空気の一部は、燃料供給部32の隙間234、燃料供給部32の両側及び燃料投入部14の外側を通り、ダクト111とフード112との間の間隔から、燃焼部内壁15と燃焼筒20との間の空間に入る(a4)。燃焼部内壁15と燃焼筒20との間の空間に入った空気は、燃焼筒20の周囲から、燃焼筒20の側面に設けられた複数の孔203を通って、燃焼筒20の内部に入る(a5)。
ダクト111の内部に取り入れられた空気の一部は、燃料供給部32の下面に沿って流れ、整流板113に設けられた開口114を通って下方に流入し、第1の燃焼台22の開口222を通って、第2の燃焼部24に給送される(a6)。開口114を流れる空気は流速が速く、そのような速い速度の空気が第2の燃焼部24に給送されるため、第2の燃焼部24における木質系ペレットBPの熾き燃焼の効率向上に寄与する。
ダクト111の内部に取り入れられた空気の一部は、ダクト111とフード112との間の間隔から、本体10の内部空間115に流れる(a7)。内部空間115に入った空気の一部は、燃料投入部14及びダクト111の外側を通って、下方に流れる(a8)。内部空間115に入った空気(a7)の一部と、内部空間115の下方に流れた空気(a8)の一部とは、第1の燃焼台22の隙間222を通って第2の燃焼部24に給送される(a9)。空気(a7)及び空気(a8)の一部は、第2の燃焼部24に直接給送される(a10)。内部空間115から第2の燃焼部24に流れる空気は、内部空間115を流れる間に燃焼筒20からの熱で暖められ、第2の燃焼部24に給送されることになるため、第2の燃焼部24における木質系ペレットBPの熾き燃焼の燃焼効率をより向上させることができる。
本体10の内部空間115に流れた空気の一部は、ダクト111とフード112との間の間隔からフード112に入り、燃焼部内壁15と燃焼筒20との間の空間から孔203を通って、第1の燃焼部21に送り込まれる(a4、a5)場合もある。この場合には、内部空間115を流れる間に燃焼筒20からの熱で暖められた空気が第1の燃焼部21に給送されることになる。
以上をまとめると、第1の燃焼部21には、主として空気の流れa1、a2、a3、a4、及びa5(これらは第1の空気給送経路を構成する)によって、空気が給送される(第1の空気給送工程)。また、第2の燃焼部24には、主として空気の流れa1、a6、a7、a8、a9、及びa10(これらは第2の空気給送経路を構成する)によって、空気が給送される(第2の空気給送工程)。このように、第1の燃焼部21及び第2の燃焼部24に送られる空気の流れを工夫することにより、第1の燃焼部21で行われる熱分解燃焼に必要な量の空気と、第2の燃焼部24で行われる熾き燃焼に必要な量の空気を、それぞれの燃焼部に不足することなく適切に送り込むことができる。
第1の燃焼部21において行われる熱分解燃焼の排気は、燃焼筒20の内部を上昇し、上部燃焼筒20bの上面の開口205から燃焼灯台50の第3の燃焼部51に排出される(w1)。第2の燃焼部24において行われる熾き燃焼の排気は、燃焼筒20と燃焼部内壁15との間の空間を上昇し(w2)、燃焼部隔壁31の吹出口311から第3の燃焼部51に排出される(w3)。
1 燃焼装置
10 本体
10a 燃焼・排気部
10b 燃料・空気供給部
11 吸気口
111 ダクト
111a、111b 端部
112 フード
112a、112b 端部
113 整流板
113a、113b 端部
114 整流板の開口
115 本体の内部空間
12 燃焼台点検口
13 灰取出口
14 燃料投入部
15 燃焼部内壁
151 開口
15a 内壁下部
15b 内壁上部
16 空気給送部内壁
17 外壁
20 燃焼筒
203 孔
204 側面の開口
205 上部開口
20a 下部燃焼筒
20b 上部燃焼筒
21 第1の燃焼部
22 第1の燃焼台(熱分解燃焼のためのロストル)
221 複数の棒状部材
222 棒状部材間の隙間(開口)
23 燃料供給部
233 複数の棒状部材(底壁)
234 棒状部材間の隙間(開口)
23a、23b 端部
24 第2の燃焼部
25 第2の燃焼台(熾き燃焼のためのロストル)
251 複数の棒状部材
252 棒状部材間の隙間(開口)
26 灰受
31 上部隔壁
311 排気吹出口
35 燃料投入量調製レバー
40 燃料タンク
41 本体
42 蓋
43 底部
44 開閉レバー
45 連結部
50 燃焼灯台
51 第3の燃焼部
52 耐熱ガラス製炎見
53 熱溜まり部
54 排気筒
55 連結部
60 遮蔽板
BP 木質系ペレット

Claims (13)

  1. 固体燃料を燃焼させる燃焼装置であって、
    固体燃料を載置する第1の燃焼台を有し、該第1の燃料台上の固体燃料を熱分解燃焼させる、第1の燃焼部と、
    前記第1の燃焼部とは別の位置に設けられ、前記第1の燃焼部において熱分解燃焼させた固体燃料を載置する第2の燃焼台を有し、該第2の燃焼台上の固体燃料を熾き燃焼させる、第2の燃焼部と、
    前記第1の燃焼部及び前記第2の燃焼部の各々に空気を給送する空気給送経路と
    を備えることを特徴とする燃焼装置。
  2. 固体燃料は木質系ペレットであることを特徴とする、請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記第2の燃焼部は、前記第1の燃焼部の下方に設けられたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の燃焼装置。
  4. 前記第1の燃焼台は、熱分解燃焼の進行によって燃焼前より小さくなった固体燃料が通過する大きさの開口が設けられたことを特徴とする、請求項3に記載の燃焼装置。
  5. 前記空気給送経路は、前記第1の燃焼部に給送される空気が通る第1の空気給送経路と、前記第2の燃焼部に給送される空気が通る第2の空気給送経路とを備えることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の燃焼装置。
  6. 前記空気給送経路は、外部から取り入れられた空気の一部が前記第1の空気給送経路を通って前記第1の燃焼部に給送され、外部から取り入れられた空気の別の一部が前記第2の空気給送経路を通って前記第2の燃焼部に給送されるように構成されたことを特徴とする、請求項5に記載の燃焼装置。
  7. 固体燃料を供給するための燃料供給機構をさらに備え、
    前記燃料供給機構は、
    固体燃料を収容する燃料タンクと、
    勾配が設けられているとともに、一方の端部が前記燃料タンクの下方に配置され、他方の端部が前記第1の燃焼部内に配置された、燃料供給部と
    を有することを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  8. 前記燃料供給部は、燃焼前の固体燃料が通過しない大きさの開口が設けられた底壁を有することを特徴とする、請求項7に記載の燃焼装置。
  9. 前記第1の燃焼部を内部に有する燃焼筒と、
    前記燃焼筒と前記燃焼装置の外壁との間に配置された内壁と
    をさらに備え、前記第2の燃焼部からの空気が、前記燃焼筒と前記内壁との間の空間を通って上方に排出されることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  10. 固体燃料を燃焼させる燃焼方法であって、
    固体燃料を第1の燃焼工程に供給する燃料供給工程と、
    固体燃料を熱分解燃焼させる前記第1の燃焼工程と、
    固体燃料を前記第1の燃焼工程から第2の燃焼工程に移動させる移動工程と、
    固体燃料を熾き燃焼させる前記第2の燃焼工程と、
    前記第1の燃焼工程及び前記第2の燃焼工程の各々に空気を給送する空気給送工程と
    を含むことを特徴とする燃焼方法。
  11. 固体燃料は木質系ペレットであることを特徴とする、請求項10に記載の燃焼方法。
  12. 前記移動工程は、第1の燃焼工程を終えた固体燃料を落下させる工程を含むことを特徴とする、請求項10又は請求項11に記載の燃焼方法。
  13. 前記空気給送工程は、前記第1の燃焼工程に必要な空気を給送する第1の空気給送工程と、前記第2の燃焼工程に必要な空気を給送する第2の空気給送工程とを含むことを特徴とする、請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の燃焼方法。


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