JP3235507U - 炭化粉末燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能でありかつ高性能な炭化粉末燃焼装置を提供する。【解決手段】炭化粉末燃焼装置Aは、一次燃焼室10とこれに連通された二次燃焼室11とで構成され、一次燃焼室と二次燃焼室との隔壁であって複数の通気孔12aが形成された板状のセラミック部材12と、一次燃焼室の基部に結合されており該燃焼室内に空気を強制的に放出して旋回流又は乱流を生じさせる第一給気手段13と、一次燃焼室の基部に結合されており旋回流又は乱流の中に炭化粉末を連続的に供給する燃料供給手段14と、二次燃焼室の上部に設けられた燃焼ガス放出口16と、二次燃焼室のセラミック部材よりも下方部に結合されており該燃焼室内に空気を供給する第二給気手段17とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、石炭、木炭、竹炭等が粉砕されてなる炭化粉末を燃料とする炭化粉末燃焼装置に関する。
前記のような炭化粉末を燃料とする燃焼装置の従来例として次の特許文献には空気の旋回流内で炭化粉末を燃焼させる装置が記載されている。
特開2013−133944号
前記特許文献に記載の装置は、旋回流を吹き出すバーナーとして構成されているが、その旋回流の中で炭化粉末の燃焼がなされるため、旋回流すなわち炎が大きなものになると考えられる。そしてこのような装置を熱源として工場等の施設内に設置する場合、その炎を囲う隔壁が必要となるが、そのような隔壁まで含めると装置が非常に大型化してしまうという問題がある。
これに対して本考案は、小型化が可能でありかつ高性能な炭化粉末燃焼装置を提供することを目的としている。
本考案は、一次燃焼室とこれに連通された二次燃焼室とで構成された炭化粉末燃焼装置において、前記一次燃焼室と前記二次燃焼室との隔壁であって複数の通気孔が形成された板状のセラミック部材と、前記一次燃焼室の基部に結合されており該燃焼室内に空気を強制的に放出して旋回流又は乱流を生じさせる第一給気手段と、前記一次燃焼室の基部に結合されており前記旋回流又は乱流の中に炭化粉末を連続的に供給する燃料供給手段と、前記二次燃焼室の上部に設けられた燃焼ガス放出口と、前記二次燃焼室の前記セラミック部材よりも下方部に結合されており該燃焼室内に空気を供給する第二給気手段とを備えることを特徴とする。
本考案では、一次燃焼室と二次燃焼室との隔壁としてセラミック部材を用いているので、一次燃焼室を小型化でき、更にセラミック部材の輻射熱によって二次燃焼室における炭化粉末の燃焼も促進できる。つまり小型化が可能でありかつ高性能な炭化粉末燃焼装置が提供できる。
炭化粉末燃焼装置の基本構図を示す縦断面図である。 セラミック部材の斜視図である。 炭化粉末燃焼装置の作用を説明するための縦断面図である。 他の炭化粉末燃焼装置の全体斜視図である。
本考案の一実施例である炭化粉末燃焼装置は、石炭、木炭、竹炭等が粉砕されてなる炭化粉末を燃料としてその燃焼によって生じた熱ガスを例えばボイラー、発電機、暖房機、スターリングエンジン等の熱源として利用するものである。炭化粉末は、1ミリ以下の粒子であることが望ましいが最大で数ミリ程度の粒子を含ませてもよい。
図1に示すように炭化粉末燃焼装置Aは一次燃焼室10とこれに連通された二次燃焼室11とで構成されている。一次燃焼室10、二次燃焼室11はいずれも筒型であって、ステンレスやスチール等の板材、耐熱塗装、レンガやグラスウール等の断熱材等で形成されている。
ここに一次燃焼室10はその内部が摂氏800〜900度程になるのに対して、二次燃焼室11はその内部が摂氏600〜700度程なので、一次燃焼室10は二次燃焼室11よりも高耐熱性にする必要がある。そのため一次燃焼室10を内側にセラミック製の耐熱壁10aを内張りしてもよい。なおこの例では、一次燃焼室10は水平型、二次燃焼室11は垂直型とされており、一次燃焼室10は、二次燃焼室11の中間部に結合されている。
そして一次燃焼室10と二次燃焼室11との隔壁として、板状のセラミック部材12を用いている。セラミック部材12は、アルミナ、ジルコニア等が適するがこれらに限定されない。またセラミック部材12には複数の通気孔12aが形成されている。
一次燃焼室10の基部には、燃焼室10内に空気を強制的に放出して旋回流を生じさせる第一給気手段13が結合されている。第一給気手段13はエアポンプや通気管等で構成されており、第一給気手段13の空気放出口13aをノズルとして周壁面に沿う周方向に空気を放出すれば燃焼室10内に旋回流(らせん流)が生じる。空気放出口13aは単独であっても複数であってもよい。なお第一給気手段13は、燃焼室10内に乱流を生じさせてもよい。
また一次燃焼室10の基部には、前記旋回流又は乱流の中に炭化粉末を連続的に供給する燃料供給手段14も結合されている。燃料供給手段14は炭化粉末を貯留するホッパー14aとこれから時間当たり一定の炭化粉末を燃焼室10内に輸送、供給するスクリューコンベア14bとモーター14cで構成されている。また燃料供給手段14は、旋回流又は乱流の中、具体的には燃焼室10の中心軸に当たる部分に炭化粉末を供給することで、この炭化粉末を旋回流又は乱流に混合することができる。その結果、炭化粉末は燃焼室10の下部に落下することなく空中を輸送されながら燃焼される。
また一次燃焼室10の基部には、炭化粉末装置Aの運転開始時に炭化粉末の燃焼を開始させる点火手段15を設けてもよい。点火手段15は、例えばガスバーナーで構成してもよいし、電熱ヒーター等で構成してもよい。
一方、二次燃焼室11の上面には、熱ガス放出口16が形成されている。熱ガス放出口16は、二次燃焼室11の上面全体を開口させたものでもよい。またここに耐熱金網18を設けて熱ガスの放出速度を抑制するようにしてもよい。また二次燃焼室11の基部には、堆積した燃焼灰を排除するための開閉自在なメンテナンス扉11aが設けられている。
また二次燃焼室11のセラミック部材12よりも下方部には、燃焼室11内に空気を供給する第二給気手段17が結合されている。第二給気手段17は第一次給気手段13と同様にエアポンプを用いてもよいが、自然給気させてもよい。第二給気手段17の空気放出口17aの放出方向は特に制限されない。また空気放出口は単独であっても複数であってもよい。
図2に示すように、一次燃焼室10と二次燃焼室11との隔壁とされるセラミック部材12は一定の厚みを有した板状のものであり、複数の通気孔12aが厚み方向に貫通形成されている。通気孔12aの直径は、数ミリメートル〜1センチ程度にするとよい。
次いで図3を参照しながら炭化粉末燃焼装置Aの基本作用を説明する。
炭化粉末燃焼装置Aは点火前に、まず第一給気手段13、第二給気手段を作動させる。
このとき一次燃焼室10には旋回流が生じる。この旋回流は第一給気手段13からの周方向の空気放出によって生じるものであるが、より詳細に云えば、燃焼室10の周壁に近い部分において旋回しながら基部からセラミック部材12に向かう流れと、これがセラミック部材12で折り返され、燃焼室10の中心軸に近い部分において旋回しながらセラミック部材12から基部に向かう流れとが組み合わされてなる循環的な流れである。もちろん旋回流の一部は、セラミック部材12の通気孔12aを通り抜けて二次燃焼室11に放出される。
その後点火手段15を作動させてから炭化粉末の供給を開始する。点火された炭化粉末は一次燃焼室10において旋回流に乗って循環しながら燃焼し炎となるとともに灰を生じる。しかしこの灰も浮遊した状態が保たれる。そのため一次燃焼室10に灰が溜まることはない。また循環的な旋回流によって一次燃焼室10内の空気は一定時間燃焼室に残留することになるので炎はより高温になる。こうして一次燃焼室10内が所定温度に達すれば、供給されてきた炭化粉末は自然発火するようになるので点火手段15を止めてよい。また炎の一部は一次燃焼室10と二次燃焼室11との圧力差のためにセラミック部材12の通気孔12aを通り抜けて二次燃焼室11内に放出される。このように複数の通気孔12aを形成したセラミック部材12を一次燃焼室10と二次燃焼室11との隔壁に用いれば、一次燃焼室10が小容量であっても炎をより高温にして炭化粉末を効率的に燃焼させることが可能である。なおセラミック部材12は、高温な旋回流を常に受け止めるため非常に高温になるが、その素材がセラミックであるため熱による損耗は非常に僅かである。
セラミック部材12の通気穴から放出された炎は膨張するとともに二次燃焼室11内の空気と混合するので、炎内に残留していた未燃焼の炭化粉末が更に燃焼する。この燃焼は高温なセラミック部材12の輻射熱によって促進される。そして炎の燃焼が略収束したあとの熱ガスは軽いために上昇し熱ガス放出口16から外部に放出される。一方、炎に含まれていた灰は重力によって降下して二次燃焼室11の底部に堆積する。ここで熱ガス放出口16に耐熱金網18が設けられている場合は、熱ガスがこれを通り抜けるときに減速されるので、熱ガスに含まれていた灰が降下し易くなり、灰の飛散も抑えられる。
図4は、本考案の他の実施例を示す斜視図である。前記実施例と共通する要素には同一の参照符号を付けて説明を省略する。
この実施例では、燃料供給手段14のモーター14cに電力を供給する電源装置19と、点火手段(バーナー)15に燃料を供給する燃料タンク20とが付加されている。また小型の二次燃焼室11を採用したことにより、第二給気手段17は省略している。
本考案は、以上の説明のように一次燃焼室と二次燃焼室との隔壁としてセラミック部材を用いているので、一次燃焼室を小型化でき、更にセラミック部材の輻射熱によって二次燃焼室における炭化粉末の燃焼も促進できる。つまり小型化が可能でありかつ高性能な炭化粉末燃焼装置が提供できる。
A 炭化粉末燃焼装置
10 一次燃焼室
11 二次燃焼室
11a メンテナンス扉
12 セラミック部材
13 第一給気手段
14 燃料供給手段
14b スクリューコンベア
16 熱ガス放出手段
17 第二給気手段

Claims (4)

  1. 一次燃焼室とこれに連通された二次燃焼室とで構成された炭化粉末燃焼装置において、
    前記一次燃焼室と前記二次燃焼室との隔壁であって複数の通気孔が形成された板状のセラミック部材と、
    前記一次燃焼室の基部に結合されており該燃焼室内に空気を強制的に放出して旋回流又は乱流を生じさせる第一給気手段と、
    前記一次燃焼室の基部に結合されており前記旋回流又は乱流の中に炭化粉末を連続的に供給する燃料供給手段と、
    前記二次燃焼室の上部に設けられた燃焼ガス放出口と、
    前記二次燃焼室の前記セラミック部材よりも下方部に結合されており該燃焼室内に空気を供給する第二給気手段とを備えることを特徴とする炭化粉末燃焼装置。
  2. 請求項1において、
    前記燃料供給手段は、スクリューコンベアで構成されていることを特徴とする炭化粉末燃焼装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記二次燃焼室の基部には、堆積した灰を排除するためのメンテナンス扉が設けられていることを特徴とする炭化粉末燃焼装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、
    前記一次燃焼室は、耐熱壁で内張りされていることを特徴とする炭化粉末燃焼装置。
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