JP6888526B2 - 車両後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後部構造に関し、特に、車両後部に水素タンク及びバッテリが配置される車両後部構造に関する。
燃料電池車両では、水素を貯蔵する水素タンクが車両後部に搭載される場合がある。
特許文献1に記載された車両後部構造では、車両後部において、前後に隣接する二つの水素タンクがタンクフレームを介してリヤサイドメンバの下方に取り付けられている。さらに、リヤサイドメンバにおける二つの水素タンクの取付け位置の中間には、リヤサイドメンバを後方からの衝突荷重によって上下に屈曲させる易変形部としてのキックアップ部が設定されている。したがって、後突時に入力される衝突荷重によって、リヤサイドメンバをキックアップ部で屈曲変形させることができ、衝撃吸収性を高めることができる。
さらに、特許文献1に記載された車両後部構造では、タンクフレームがリヤサイドメンバに取り付けられることで、リヤサイドメンバが部分的に補強されており、このリヤサイドメンバが補強された部位の上方の荷室リヤフロアパネル上にバッテリを搭載している。このような構成とすることで、特許文献1に記載された車両後部構造では、車両の後突時にバッテリが損傷ことを抑制している。
特開2009−190523号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両後部構造では、バッテリにより荷室の車幅方向中央部のメインスペースが圧迫され、荷室の使い勝手が悪い。一方で、バッテリを水素タンク後方のデッキボード下等に配置した場合には、後突時に水素タンクと衝突物の間にバッテリが挟まる可能性があり、バッテリを保護するという観点からは望ましくない。また、他部品との接触を抑制してバッテリを保護するという観点では、後突時にリヤサイドメンバが変形したとしても、車体の所定の位置において、バッテリの固定状態が維持されていることが望ましい。
上記事実を考慮し、本発明は、水素タンク及びバッテリが車両後部に搭載された車両において、荷室の使い勝手と後突時のバッテリ保護性能とを、両立させることができる車両後部構造を提供することが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両後部構造は、車両後部において車体の一部を構成し、各々車両前後方向に延在するとともに、車幅方向に離間して配置された左右一対のリヤサイドメンバと、前記左右一対のリヤサイドメンバ間に配置され、前記車体に固定された水素タンクと、車両後部の車幅方向外側に配置され、車幅方向内端部が前記リヤサイドメンバに固定されるとともに前記リヤサイドメンバよりも車幅方向外側まで延在するフロアパネルと、前記リヤサイドメンバの車幅方向外側において前記フロアパネル上に配置されるバッテリと、車幅方向内端部が前記リヤサイドメンバに固定されるとともに車幅方向外側に向けて前記バッテリの上部まで延在し、前記フロアパネルとで前記バッテリを上下に挟んで保持するバッテリクランプと、を有し、前記リヤサイドメンバは、車両側面視でアーチ状に上側凸に湾曲する湾曲部を備えるとともに前記湾曲部よりも車両前後方向後方まで車両前後方向に延在し、前記バッテリは、前記湾曲部よりも車両前後方向後方側の前記リヤサイドメンバの車幅方向外側において、前記フロアパネル上に配置されている。
請求項1に記載の本発明に係る車両前部構造では、バッテリがリヤサイドメンバの車幅方向外側においてフロアパネル上に配置されているため、バッテリが荷室の車幅方向中央部のメインスペースを使用せず、荷室の使い勝手がよい。また、バッテリはリヤサイドメンバの車幅方向外側において配置されている一方、水素タンクは一対のリヤサイドメンバ間に配置されており、バッテリと強度が高い水素タンクとが車幅方向にオフセットしている。このため、車両の後突時に後方からの衝突荷重がリヤサイドメンバに負荷されてリヤサイドメンバが変形したとしても、水素タンクと衝突物の間にバッテリが挟まることを抑制できる。
また、水素タンクと衝突物の間にバッテリが挟まることが抑制されているため、バッテリに大きな外力が生じにくく、バッテリクランプが変形しにくい。このため、バッテリクランプとフロアパネルとの間でバッテリが保持され、車体へのバッテリの固定状態が維持される。
さらに、車両の後突時に後方からの衝突荷重がリヤサイドメンバに負荷されると、リヤサイドメンバは湾曲部においてアーチ状に上側凸に湾曲しているので、リヤサイドメンバの湾曲部より後方の部位が湾曲部後端を起点に持ち上がるように変形し易く、後突時のエネルギーが安定的に吸収される。
請求項2に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1に記載の発明において、前記フロアパネルの下部において前記フロアパネルに固定されるとともに、車幅方向内端部が前記リヤサイドメンバに固定され、前記フロアパネル上に前記バッテリが配置される位置まで車幅方向外側に向けて延在するフロアリィンフォースを有している。
請求項2に記載の本発明に係る車両前部構造では、フロアリィンフォースによってバッテリ下方におけるフロアパネルが補強されていることにより、バッテリをフロアパネルごと持ち上げ、リヤサイドメンバの変形に追従させることができる。よって、車体とバッテリとの固定状態を維持することができる。
請求項3に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項2に記載の発明において、前記フロアリィンフォースの下部において前記フロアリィンフォースに固定されるとともに、前記フロアリィンフォースとの間で閉断面を形成するブラケットを有している。
請求項3に記載の本発明に係る車両後部構造では、ブラケットによって、バッテリ下方におけるフロアパネルがさらに補強されることにより、後突時にリヤサイドメンバが変形した際に、バッテリをリヤサイドメンバの変形にさらに追従させることができる。よって、車体とバッテリとの固定状態をさらに維持することができる。
請求項4に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記バッテリと前記フロアパネルの間において当該フロアパネルに固定されて前記バッテリが載置されるバッテリキャリアと、前記バッテリの車幅方向外側で車両上下方向に延在し、上端が前記バッテリクランプの車幅方向外端部と接続され、下端が前記バッテリキャリアの車幅方向外端部と接続される外側接続部と、を有している。
請求項4に記載の本発明に係る車両後部構造では、バッテリクランプとフロアパネルとの間でバッテリが保持されやすく、車体とバッテリとの固定状態を維持することができる。
請求項5に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記バッテリと前記リヤサイドメンバとが車両側面視でラップしている。
請求項5に記載の本発明に係る車両後部構造では、バッテリが側面視でリヤサイドメンバとラップしていることで、バッテリと水素タンクがリヤサイドメンバによって隔てられるため、後突時にリヤサイドメンバが変形したとしても、バッテリが水素タンクと衝突物の間に挟まることを一層抑制できる。また、バッテリをリヤサイドメンバ上に設ける場合と比較して、車両上下方向のスペースを有効活用でき、車両後部が大型化することを抑制できる。
請求項6に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記一対のリヤサイドメンバの車幅方向内側において車両前後方向に延在する左右一対の第2メンバを有している。
請求項6に記載の本発明に係る車両後部構造では、バッテリと水素タンクが第2メンバによっても隔てられるため、後突時にリヤサイドメンバが変形したとしても、バッテリが水素タンクと衝突物の間に挟まることをより一層抑制できる。
請求項7に記載の本発明に係る車両前部構造は、請求項に記載の発明において、前記リヤサイドメンバは、前記湾曲部が形成される前部材と、前記湾曲部の後端部で前記前部材に接続され車両前後方向後方に延在する後部材とを含んで構成され、前記前部材と前記後部材との接続部は、前記後部材の前端部に前記前部材の後端部が挿入されることにより形成されている。
請求項7に記載の本発明に係る車両前部構造では、リヤサイドメンバの湾曲部の後端部で前部材と後部材との接続部が設けられているので、湾曲部後端の接続部を起点にリヤサイドメンバ後部が持ち上がるように変形し易く、後突のエネルギーがより安定的に吸収される。よって、バッテリに大きな外力が生じにくく、バッテリクランプが変形しにくい。このため、バッテリクランプとフロアパネルとの間でバッテリが保持され、車体へのバッテリの固定状態が維持される。
請求項8に記載の本発明に係る車両前部構造は、請求項7に記載の発明において、前記前部材は、延在方向に垂直な断面が矩形の閉断面状に形成され、前記後部材は、延在方向に垂直な断面が下方に向けて開放されたハット状に形成されている。
以上説明したように、本発明に係る車両後部構造では、荷室の使い勝手と後突時のバッテリ保護性能とを、両立させることができる車両後部構造を提供することができる、という優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る車両後部構造を示す、平面図である。 本発明の実施形態に係る車両後部構造を示す、側面図である。 本発明の実施形態に係る車両後部構造を拡大して示す、側面図である。 本発明の実施形態に係るサスペンションメンバ、フロアクロスメンバ及び第2メンバを示す、斜視図である。 本発明の実施形態に係るバッテリ周辺の構造を示す、斜視図である。 図3において、バッテリを取り外した状態を示す、斜視図である。 図1の7−7線で切断した切断面を拡大して示す、車両背面視の拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る車両後部構造を示す、車両下方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両後部構造の後突時の変形を概略的に示す、側面図である。
以下、図1〜9を用いて、本発明に係る車両前部構造の実施形態について説明する。なお、各図において適宜示される矢印FRは、車両前方側を示しており、矢印UPは、車両上方側を示しており、矢印OUTは、車幅方向の外側を示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、進行方向を向いた場合の左右を示すものとする。
(車両後部構造の全体構成)
図1は、本実施形態に係る車両後部構造を備える車両10の車両後部12を示す平面図である。この車両10は、後輪駆動の燃料電池車両であり、図示しないFC(Fuel Cell)スタックとHV(High Voltage)バッテリ14という2つのエネルギー源を最適に使い分けて、トランスアクスル16内に配置された図示しないモータを駆動し、左右一対の後輪18を駆動させるように構成されている。
また、車両後部12の車幅方向両外側(トランスアクスル16の両外側)には車両10の車体の一部を構成して各々車両前後方向に延在し、車幅方向に離間して配置された左右一対のリヤサイドメンバ20が配置されている。左右のリヤサイドメンバ20の下方には、上面視で#字状に形成されたリヤサスペンションメンバ22が配置され、図示しない防振マウントを介して、上述のトランスアクスル16がリヤサスペンションメンバ22に搭載されている。また、トランスアクスル16の上方には、上述のHVバッテリ14が配置されている。さらに、リヤサイドメンバ20の車幅方向内側かつ上方には、車両10の車体が図示しないデッキボード等で覆われて、荷室21が形成されている。また、荷室21の車幅方向中央部には、荷室21のメインスペース21Sが形成されている。
この車両10では、1回の燃料(水素)補給で走行可能距離を伸ばすために、3つの水素タンクを3カ所に分けて搭載している。具体的には、車両10は、車両中央部に車両前後方向を長手方向として配置された第1水素タンク24と、トランスアクスル16の前方に車幅方向を長手方向として配置された第2水素タンク26と、トランスアクスル3の後方に車幅方向を長手方向として配置された第3水素タンク28と、を備えている。これら第1〜第3水素タンク24,26、28は、互いに図示しない配管で接続されていて、その内部に充填された水素をFCスタックに供給するように構成されている。各水素タンク24,26、28は、例えば、金属や硬質樹脂などで形成された内壁層と、繊維強化プラスチック等を幾重にも巻回することで形成された外壁層とを備えていて、ガス内圧や車両衝突時の外力によって容易に変形しないように、高剛性に構成されている。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
(リヤサスペンションメンバ及びトランスアクスル)
トランスアクスル16が搭載されるリヤサスペンションメンバ22は、後輪18を揺動可能に支持する左右一対の図示しないリヤサスペンションをそれぞれ支持する骨格部材として構成されている。リヤサスペンションメンバ22は、図1に示すように、車両前後方向に延在し、車幅方向に離間した左右一対のサイドレール30と、車幅方向にそれぞれ延びるフロントクロスメンバ32及びリヤクロスメンバ34と、を有している。
サイドレール30は、図1に示すように、車両前後方向の中央部30Cが車両前後方向の前部30A及び後部30Bよりも車幅方向内側に位置するように湾曲し、また図2に示すように、車両側面視で中央部30Cが前部30A及び後部30Bよりも車両上下方向上側に位置するように湾曲している。また、リヤサスペンションメンバ22は、左右のサイドレール30の前部30Aをフロントクロスメンバ32で車幅方向に接続し、且つ、左右のサイドレール30の後部30Bをリヤクロスメンバ34で車幅方向に接続することで#字状に形成されている。また、サイドレール30には、車両前後方向後方を向いて後述するフロアクロスメンバ55に対向する荷重受面31Aを備える荷重受部31が形成されている。荷重受部31は、サイドレール30の中央部30Cと後部30Bとの間の位置において、上方に向けて立設された突起状に形成されている。なお、サイドレール30が配置される車両前後方向の位置は、後述するリヤサイドメンバ20の湾曲部46の車両前後方向の位置と略一致している。
トランスアクスル16は、2つの防振マウントを介してフロントクロスメンバ32に支持されるとともに、1つの防振マウントを介してリヤクロスメンバ34に支持されることで、リヤサスペンションメンバ22に弾性的に三点支持されている。また、図2に示されるように、トランスアクスル16は後述するフロアクロスメンバ55の車両前後方向前方に位置している。他方、リヤサスペンションメンバ22は、左右のサイドレール30の前部30Aと後部30Bとにそれぞれ形成されたマウンティング部36,38に取り付けられる図示しないインシュレータを介して、左右一対のリヤサイドメンバ20に弾性的に4点支持され、リヤサスペンションメンバ22は、車両10の車体の一部を構成している。
(リヤサイドメンバ)
図5及び図6に示されるように、各リヤサイドメンバ20は、車両前後方向前側に配置される前部材としてのフロント部40と、車両前後方向後側に配置される後部材としてのリヤ部42と、を含んで構成されている。フロント部40は、その前端部40Aが車体を構成する骨格部材であるロッカー44の後端部に接続されているとともに、その後部(より詳しくは、トランスアクスル16の車幅方向外側近傍)に、車両側面視でアーチ状に上側凸に湾曲する湾曲部46が形成されている。リヤサイドメンバ20は湾曲部46において、湾曲部46の車両前後方向の中央部46Cがフロント部40の前端部40Aおよび及び後端部40Bよりも車幅方向内側に位置するように湾曲し(図1参照)、湾曲部46の中央部46Cがフロント部の前端部40A及び後端部40Bよりも車両上下方向上側に位置するように湾曲している(図2参照)。
図5及び図6に示されるように、リヤ部42は、リヤ部42の前端部42Aがフロント部40の湾曲部46の後端部46Aで接続され、車両前後方向後方に延在してリヤ部42の後端部42Bに設けられた図示しないフランジ部でリヤバンパリィンフォース50に接続されている。またさらに、リヤ部42は後端部42Bに設けられた後部ブラケット51(図5及び図6参照)を介してリヤエンドパネル48に接続されている。なお、リヤ部42はロッカー44よりも車幅方向内側で、車両前後方向後方に延在している(図1参照)。また、本実施形態では、リヤサイドメンバ20の湾曲部46の後端部46Aに、フロント部40とリヤ部42との接続部20Aが設けられている。すなわち、リヤ部42の前端部42Aにおいて断面変化している。
また、フロント部40は、延在方向に垂直な断面が矩形の閉断面状に形成され、リヤ部42は車両上下方向下側にフランジ部42Cを有して、延在方向に垂直な断面が下方に向けて開放されたハット状に形成されている。フロント部40とリヤ部42とは、リヤ部42の前端部42Aに、フロント部40の後端部40Bが挿入され、重ね合った状態でスポット溶接されることにより、接続部20Aが形成される(図5または図6参照)。すなわち、リヤサイドメンバ20において接続部20Aは、フロント部40とリヤ部42とが重なっているため、板厚が2枚分となっている。このように、リヤサイドメンバ20は湾曲部46の後端部46Aから後方で断面が変化する。
(リヤサイドフロアパネル)
また、図7及び図8に示されるように、リヤ部42のフランジ部42Cにはフロアパネルとしてのリヤサイドフロアパネル52が溶接されている。リヤサイドフロアパネル52は、ハット状に下方に向けて開放されたリヤ部42を下側から覆うように、その車幅方向内端部がリヤ部42のフランジ部に溶接されて固定されるとともに、後輪18後方のリヤサイドメンバ20よりも車幅方向外側の位置まで延在されている(図1参照)。すなわち、リヤサイドフロアパネル52は車両後部12の車幅方向外側に配置されている。リヤサイドフロアパネル52の上面には、後述するバッテリキャリア88が固定され、下面には後述するフロアリィンフォース98およびオイルクーラーブラケット102が固定されている。
(フロアクロスメンバ)
図1〜6に示されるように、リヤフロアパン54の第3水素タンク28の前方(湾曲部46の後端部46Aの車幅方向内側)には、車幅方向に延びるフロアクロスメンバ55が左右のリヤサイドメンバ20間に架け渡され、車幅方向内側から左右のリヤサイドメンバ20に接合されている。フロアクロスメンバ55の車両前後方向後方には後述する第2メンバ68が配置されている。フロアクロスメンバ55は、延在方向に垂直な断面が閉断面矩形状に構成されるとともに、後述するように第2メンバ68が接続される位置において、上部の強度が下部の強度よりも低く形成された変形起点部を有している。また、フロアクロスメンバ55の車両前後方向前方を向く前面55Bがサイドレール30の荷重受面31Aに対向している。なお、図4及び図5では、第2メンバ68を省略している。
(第3水素タンク及びリヤフロアパン)
図3及び図7に示されるように、第3水素タンク28は、リヤフロアパン54によって上方が覆われている。このリヤフロアパン54は、車幅方向の外端部が、左右のリヤサイドメンバ20のリヤ部42のフランジ部42Cに溶接されて左右のリヤ部42間に架け渡されており、さらに左右のリヤサイドメンバ20間で車両上方に上側凸に膨らんで、第3水素タンク28の搭載スペースを確保している。すなわち、第3水素タンク28はリヤサイドメンバ20と車両側面視でラップする(重なる)ように配置される。また、フロアクロスメンバ55の下方の第3水素タンク28の前方には、リヤサスペンションメンバ22のリヤクロスメンバ34が配置される。さらに、リヤフロアパン54の第3水素タンク28の後方には、リヤフロアパン54が下方に突出した突出部56が設けられ、突出部56の下側には、車幅方向に延びるタンクリィンフォース58が取り付けられている。
図3に示されるように、タンクリィンフォース58は、延在方向に垂直な断面が下方に向けて開放されたハット状の上側リィンフォース58Aと、延在方向に垂直な断面が上方に向けて開放されたハット状の下側リィンフォース58Bと、を有していて、これら上側リィンフォース58Aと下側リィンフォース58Bとで、リヤフロアパン54の突出部56を上下に挟むように、例えば溶接によってリヤフロアパン54に取り付けられている。このように、タンクリィンフォース58は、リヤフロアパン54の突出部56に取り付けられており、上述の如く、リヤフロアパン54が左右のリヤサイドメンバ20のリヤ部42と接続されていることから、タンクリィンフォース58は、リヤフロアパン54を介して、左右のリヤサイドメンバ20のリヤ部42、すなわち車両10の車体と接続されている。
第3水素タンク28は、車両前後方向に延在し、車幅方向に離間した左右一対のタンクバンド60を介して、リヤクロスメンバ34とタンクリィンフォース58とに支持されている。より詳しくは、各タンクバンド60は、車両側面視で上側凸の略半円状の上側バンド62と、車両側面視で下側凸の略半円状の下側バンド64とを有していて、上側バンド62と下側バンド64とで第3水素タンク28を挟むことで、第3水素タンク28を全周に亘って保持するようになっている。そうして、上側バンド62の車両前後方向前側のフランジ62Aと下側バンド64の車両前後方向前側のフランジ64Aとを重ね合せて、ボルト19を介して両者62A、64Aをリヤクロスメンバ34の下端部に共締めするとともに、上側バンド62の車両前後方向後側のフランジ62Bと下側バンド64の車両前後方向後側のフランジ64Bとを重ね合せて、図示しないボルトを介して両者62B,64Bを下側リインフォース58Bの下端部に共締めすることで、第3水素タンク28がリヤクロスメンバ34とタンクリィンフォース58とに支持されている。このように、第3水素タンク28は、タンクバンド60に支持されて、このタンクバンド60がリヤクロスメンバ34とタンクリィンフォース58とに下側から締結されることで、車両10の車体に固定される。さらに、第3水素タンク28の車幅方向両外側には、図示しないタンクブラケットがリヤフロアパン54に固定され、第3水素タンク28の車幅方向両端がタンクブラケットに支持されることで、第3水素タンク28が車両10の車体に固定される。
(第2メンバ及びフロアクロスメンバ)
さらに、本実施形態の車両後部構造では、図1に示すように、左右のリヤサイドメンバ20のリヤ部42の車幅方向内側に、各リヤ部42と並んで車両前後方向に延在して車幅方向に離間した左右一対の第2メンバ68を設けている。また、図2に示すように、第2メンバ68は、延在方向に垂直な断面が格子状の閉断面に形成され、例えばアルミニウム合金製の押出材である。各第2メンバ68は、その前端がフロアクロスメンバ55の車両上下方向上方を向く上面55Aの車幅方向両端部に、ボルト締結式の第2ブレース72を介してそれぞれ接続されている。一方で、各第2メンバ68の後端部68Bは、リヤバンパリィンフォース50と図示しないボルト等で接続され、リヤエンドパネル48と後方ブラケット69(図4参照)を介して接続されている。すなわち、第2メンバ68はリヤエンドパネル48及びリヤバンパリィンフォース50を介して、リヤサイドメンバ20と車幅方向に連結されている。また、第2メンバ68とリヤサイドメンバ20のリヤ部42とは、ボルト締結式の第1ブレース70を介して車幅方向にそれぞれ連結されており、リヤ部42と第2メンバ68の後突時の変形の軌跡が同期しやすく構成されている。上述のように、第3水素タンク28は車両側面視でリヤサイドメンバ20とラップするように配置されているため、第3水素タンク28は車両側面視で第2メンバ68ともラップしている。
図4は、リヤサスペンションメンバ22、フロアクロスメンバ55及び第2メンバ68の構造を模式的に説明する斜視図である。上述のように、左右の第2メンバ68は、フロアクロスメンバ55の上面55Aの車幅方向両端部に、ボルト締結式の第2ブレース72を介してそれぞれ接続されている。フロアクロスメンバ55における各第2メンバ68が接続される位置の内部には、図4に示すように、フロアクロスメンバ55を補強するためのバルクヘッド73が設けられている。バルクヘッド73は、例えば板金を車幅方向に開放された矩形枠状に屈曲させた後、車幅方向外側を向く側壁部74を接合する事で箱状に形成されている。また、側壁部74には、上側稜線74Aと下側稜線74Bとが設定されている。上側稜線74Aはほぼ水平に車両前後方向に延びるように形成されている一方、下側稜線74Bは車両前後方向前側に行くほど下方に傾斜して延びるように形成されている。つまり、バルクヘッド73の側壁部74は、上側稜線74A伝いに車両前後方向に荷重が伝達されやすく構成されており、後突時に衝突荷重が伝達されると、下側稜線74Bよりも上側稜線74Aが先に座屈するように構成されている。言い換えると、バルクヘッド73は上側稜線74Aの車両前後方向の耐力が下側稜線74Bの車両前後方向の耐力よりも小さくなるように形成され、車両前後方向の荷重に対して上部が下部よりも脆弱に形成された変形起点部として構成されている。このように、フロアクロスメンバ55は、各第2メンバ68が接続される位置において、上部の強度が下部の強度よりも低く構成されている。また、バルクヘッド73は、少なくとも一部が、リヤサスペンションメンバ22のサイドレール30に対して車両前後方向視で重なるように配置されている。詳細には、バルクヘッド73の少なくとも一部が、荷重受部31に対して車両前後方向視で重なるように配置されている。
また、図4に示すように、各第2メンバ68の前端部68Aには、上面側に変形起点部としてのクラッシュビード76が設けられている。これにより、各第2メンバ68の前端部68Aは、上部の強度が下部の強度よりも低く形成されている。また、クラッシュビード76は、第2メンバ68の車幅方向端部の車両前後方向に延びる稜線を切り欠くように設けられている。なお、クラッシュビード76の車両前後方向における位置は、リヤサイドメンバ20の接続部20Aの車両前後方向における位置と略一致している。また、各第2メンバ68の前端部68Aの少なくとも一部が、リヤサスペンションメンバ22のサイドレール30に対して車体前後方向視で重なるように配置されている。詳細には、各第2メンバ68の前端部68Aの少なくとも一部が、荷重受部31に対して車両前後方向視で重なるように配置されている。まとめると、本実施形態では、第2メンバ68の前端部68Aと、フロアクロスメンバ55と、バルクヘッド73と、サイドレール30の荷重受部31の、4つの部材が少なくとも一部で、車両前後方向視で重なるように配置されている。
(補機バッテリ)
図5及び図6に示すように、リヤサイドメンバ20のリヤ部42の車幅方向外側(車両前方を見たときに右側)のリヤサイドフロアパネル52上には、バッテリとしての補機バッテリ78が配置されている。補機バッテリ78は、主にECUやオーディオ等の車内機器に電源を供給する箱型の2次電池である。また、補機バッテリ78は、リヤ部42の車両前後方向の中央部近傍におけるリヤ部42の車幅方向外側に配置されており、言い換えると、補機バッテリ78は、リヤサイドメンバ20の湾曲部46及び接続部20Aよりも車両前後方向後方に配置されている(図1参照)。また、補機バッテリ78は、第3水素タンク28よりも車両前後方向後方に配置されている。より詳しくは、第3水素タンク28の車両前後方向の中心位置は、第3水素タンクの車両前後方向の中心位置よりも後方に位置している。
また、図3に示すように補機バッテリ80は、車両側面視でリヤサイドメンバ20のリヤ部42とラップしている。さらに、本実施形態では、リヤサイドメンバ20のリヤ部42の車幅方向内側にはリヤ部42と並んで第2メンバ68が設けられているため、補機バッテリ78は、車両側面視で第2メンバ68ともラップしている。さらに、図3に示すように、補機バッテリ78は、車両側面視で、第3水素タンク28ともラップするように配置されている。また、補機バッテリ78はサイドボックスカバー79によって上方が覆われ、荷室21と区画される。
(バッテリクランプ)
また、図5及び図6に示すように、補機バッテリ78の車幅方向内側から、補機バッテリ78の上部にかけて、リヤサイドフロアパネル52とで補機バッテリ78を上下に挟んで保持するバッテリクランプ80が設けられている。バッテリクランプ80は、車幅方向内端部がリヤサイドメンバ20のリヤ部42の上面に固定されるとともに車両正面視でL字状に形成された内側ブラケット82と、車幅方向内側から外側に向けて補機バッテリ78の上部まで延在するクランプ本体部84と、内側ブラケット82とクランプ本体部84とを接続する内側バー86と、からなる。内側バー86の下端は内側ブラケット82に溶接等で固定されるとともに、上端には螺子溝が切ってあり、後述するバッテリキャリア88に補機バッテリ78を載置した後、クランプ本体部84の車幅方向内端に設けられた孔に内側バー86を挿入して、その上からナット85を締めることで、内側ブラケット82とクランプ本体部84とが接続される。このようにして、リヤサイドフロアパネル52とバッテリクランプ80との間で補機バッテリ78が上下に挟んで保持される(図7参照)。また、リヤサイドフロアパネル52とバッテリクランプは車両10の車体を構成するリヤサイドメンバ20のリヤ部42に固定されるので、すなわち補機バッテリ78が車両10の車体に固定される。
また、クランプ本体部84は、補機バッテリ78の車幅方向内端から車幅方向外端に渡って延在しており、延在方向に垂直な断面が上方に向けて開放されたハット状に形成されて強度が高められている。さらに、クランプ本体部84は、その下側の車幅方向両端部において、車両前後方向に延在して断面L字状に形成された左右一対の縁取部84Aを有している。縁取部84Aは、図5に示すように箱型の補機バッテリ78の車両前後方向に延びる車幅方向両端の縁を抑えて、バッテリクランプ80とリヤサイドフロアパネル52との間で補機バッテリ78を保持する。
(バッテリキャリア)
図5に示されるように、リヤサイドフロアパネル52の上側には、補機バッテリ78が載置される平皿状のバッテリキャリア88が固定されている。バッテリキャリア88はその底部90に設けられた窪み90Aにおいてボルト締結されることによって、リヤサイドフロアパネル52に固定される。また、バッテリキャリア88の車両前後方向の中央部には、下端がバッテリキャリア88の車幅方向外端部と接続されて、補機バッテリ78の車幅方向外側で車両上下方向に延在し、上端がクランプ本体部84の車幅方向外端部と接続される外側接続部92が設けられている。外側接続部92は、下端がバッテリキャリア88の車幅方向外端部に溶接等で固定され車両正面視でクランク状に形成された外側ブラケット94と、下端が外側ブラケット94に溶接等で固定され上端に螺子溝が切ってある外側バー96と、からなる。バッテリキャリア88に補機バッテリ78を載置した後、クランプ本体部84の車幅方向外端に設けられた孔に外側バー96を挿入して、その上からナット97を締めることで、外側接続部92とバッテリクランプ80とが接続される。
(フロアリィンフォース)
図8に示されるように、リヤサイドフロアパネル52の下部には、リヤサイドフロアパネル52に固定されるとともに、車幅方向内端部がリヤサイドメンバ20のリヤ部42に固定され、リヤサイドフロアパネル52上に補機バッテリ78が配置される位置の下方まで車幅方向外側に向けて延在するフロアリィンフォース98が配置されている。フロアリィンフォース98は、その車幅方向内端部においてリヤサイドメンバ20のリヤ部42の外端のフランジ部42Cにおいてリヤサイドフロアパネル52とともに例えば溶接等でリヤサイドメンバ20に固定されている。また、フロアリィンフォース98は、バッテリキャリア88がリヤサイドフロアパネル52に固定される窪み90Aの下方の位置まで及んでいる。さらに、本施形態では、フロアリィンフォース98はリヤサイドフロアパネル52の形状に沿って、リヤサイドフロアパネル52の外端部まで延在している。
(オイルクーラーブラケット)
フロアリィンフォース98の下部には、オイルクーラー100を懸架するための接続部102Aが設けられたオイルクーラーブラケット102が設けられている。オイルクーラーブラケット102は、フロアリィンフォース98及びリヤサイドフロアパネル52に溶接され、バッテリキャリア78の下方で、フロアリィンフォース98の一部を覆っている。すなわち、オイルクーラーブラケット102は、車両前後方向に見てフロアリィンフォース98との間で閉断面を形成している。接続部102Aには、接続ブラケット101(図7参照)が取り付けられ、この接続ブラケット101を介してオイルクーラーブラケット102にオイルクーラー100が懸架される。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態の車両後部構造の作用並びに効果について説明する。
本実施形態に係る車両後部構造を備えた車両10では、補機バッテリ78がリヤサイドメンバ20の車幅方向外側においてリヤサイドフロアパネル52上に配置されているため、補機バッテリ78が荷室21の車幅方向中央部のメインスペース21Sを圧迫せず、荷室21の使い勝手がよい。また、衝突物104が車両10の後方から衝突(後突)し、衝突荷重がリヤバンパリィンフォース50からリヤサイドメンバ20に負荷されてリヤサイドメンバ20が変形したとしても、補機バッテリ78と第3水素タンク28とが車幅方向にオフセットしているため、第3水素タンク28と衝突物104との間に補機バッテリ78が挟まることを抑制できる。また、第3水素タンク28と衝突物104の間に補機バッテリ78が挟まることが抑制されているため、補機バッテリ78に大きな外力が生じにくく、バッテリクランプ80が変形しにくい。このため、バッテリクランプ80とリヤサイドフロアパネル52との間で補機バッテリ78が保持され、車両10の車体への補機バッテリ78の固定状態が維持される。
また、本実施形態に係る車両後部構造を備えた車両10に、衝突物104が車両10の後方から衝突(後突)すると、大きく分けて車両後部12には、(1)リヤサイドメンバ20側と、(2)第2メンバ68側と、の2つの荷重伝達経路が生じる。
(1)リヤサイドメンバ側の荷重伝達経路における挙動
図8は、後突時におけるリヤサイドメンバ20及び第3水素タンク28の挙動を模式的に説明する図である。衝突物104がリヤバンパリィンフォース50に衝突すると、リヤサイドメンバ20側へ伝達された荷重は、リヤサイドメンバ20を介してロッカー44に伝達されるが、その過程で、湾曲部46の後端部46Aがリヤサイドメンバ20のリヤ部42に対して、衝突荷重への反力を生じさせつつ、アーチ状に上側凸に湾曲する湾曲部46が変形することで衝撃荷重が吸収される。湾曲部46は、アーチ状に上側凸に湾曲しているため、湾曲部46の後端部46Aにおいてリヤサイドメンバの上側の面は下側の面よりも曲率半径が小さくなっており、湾曲部46の後端部46Aが下側凸となるとともに、リヤ部42の後端部42Bが衝突物104に押されて上方に持ち上がることになる。これにより、後突時のエネルギーが安定的に吸収される。
また、本実施形態では、リヤサイドメンバ20の湾曲部46の後端部46Aが下側凸となるとともに、リヤ部42の後端部42Bが上方に持ち上がるように変形して後突時のエネルギーが安定的に吸収されるため、補機バッテリ78に大きな外力が加わりにくく、バッテリクランプ80が変形しにくい。このとき、フロアリィンフォース98によって、補機バッテリ78下方におけるリヤサイドフロアパネル52が補強され、フロアリィンフォース98は車幅方向内端部においてリヤサイドメンバ20に固定されているため、リヤ部42の後端部42Bが上方に持ち上がるように変形した際に、補機バッテリ78をリヤサイドフロアパネル52ごと持ち上げ、リヤサイドメンバ20の変形に追従させることができる。補機バッテリ78をリヤサイドメンバ20の変形に追従させることができると、バッテリクランプ80が変形しにくいため、車両10の車体と補機バッテリ78との固定状態を維持することができる。また、このとき補機バッテリ78は、第3水素タンク28よりも後方に配置されているため、第3水素タンク28に対して車両上下方向の移動量が大きい。よって、第3水素タンク28と衝突物104との間に補機バッテリ78が挟まることを抑制できる。
また、本実施形態では、フロアリィンフォース98の下部において、オイルクーラーブラケット102がフロアリィンフォース98の一部を覆うようにフロアリィンフォース98との間で閉断面を形成することによって、補機バッテリ78の下方におけるリヤサイドフロアパネル52がさらに補強されている。これにより、補機バッテリ78をリヤサイドメンバ20の変形に追従させることができ、車両10の車体と補機バッテリ78との固定状態を維持することができる。
また、本実施形態では、バッテリクランプ80のクランプ本体部84の車幅方向外端部と、バッテリキャリア80の車幅方向外端部とが、外側接続部92によって接続されているため、リヤサイドメンバ20と、バッテリクランプ80と、外側接続部92と、バッテリキャリア88と、リヤサイドフロアパネル52とで、補機バッテリ78が環状に囲われることとなる。よって、バッテリクランプ80とリヤサイドフロアパネル52との間で補機バッテリ78が保持されやすく、車両10の車体への補機バッテリ78の固定状態が維持されやすい。
また、本実施形態では、補機バッテリ78が車両側面視でリヤサイドメンバ20とラップしていることで、例えば補機バッテリ78をリヤサイドメンバ20上に設ける場合と比較して、デッドスペースの発生を抑制できる。また、補機バッテリ78と第3水素タンク28がリヤサイドメンバ20によって隔てられるため、補機バッテリ78が第3水素タンク28と衝突物104との間に挟まることを一層抑制できる。
また、本実施形態では、補機バッテリ78と第3水素タンク28が第2メンバ68によっても隔てられるため、補機バッテリ78が第3水素タンク28と衝突物104との間に挟まることをより一層抑制できる。
また、本実施形態では、リヤサイドメンバ20の湾曲部46の後端部46Aにリヤ部42の前端部42Aが接続され、リヤ部42の前端部42Aにおいて断面変化するため応力が集中しやすく、リヤ部42の前端部42Aがリヤサイドメンバ20の変形の起点となりやすい。よって、リヤ部42の後端部42Bが衝突物104に押されて上方に持ち上がりやすくなり、後突時のエネルギーが安定的に吸収される。
また、リヤ部42の後端部42Bが上方に持ち上がるように変形して後突時のエネルギーが安定的に吸収されるので、補機バッテリ78に大きな外力が生じにくく、バッテリクランプ80が変形しにくいため、バッテリクランプ80とリヤサイドフロアパネル52との間で補機バッテリ78が保持され、すなわち車両10の車体への補機バッテリ78の固定状態が維持される。
ここで、本実施形態の車両後部構造では、車幅方向を長手方向として配置されたタンクリィンフォース58が、リヤサイドメンバ20の左右のリヤ部42と接続されているとともに、第3水素タンク28を支持するタンクバンド60が、タンクリィンフォース58に締結されていることから、リヤ部42の後端部42Bが上方に持ち上がることによって、第3水素タンク28が前方かつ上方へ移動する。このように、第3水素タンク28を衝突箇所から遠い側である前方へ逃がすことで、第3水素タンク28の保護性能を高めることができる。
(2)第2メンバ側の伝達経路における挙動
一方、第2メンバ68側の伝達経路では、第2メンバ68の前端がフロアクロスメンバ55に接続されていることから、後突時に車両後方から入力される衝突荷重は、第2メンバ68を介してフロアクロスメンバ55に伝達された後、リヤサイドメンバ20を介してロッカー44に伝達される。
また、フロアクロスメンバ55が、リヤサイドメンバ20および第2メンバ68から、衝突荷重を受けて前進すると、フロアクロスメンバ55は、リヤサスペンションメンバ22のサイドレール30の荷重受部31に当接する。この時、断面矩形状のフロアクロスメンバ55の前面55Bが、荷重受面31Aに当接する。このとき、リヤサスペンションメンバ22は、車両後方からの衝突荷重に対して、サイドレール30の荷重受部31を介してフロアクロスメンバ55に反力を生じさせつつ、サイドレール30の中央部30Cを起点に上側凸に変形する。これにより、後突時のエネルギーが安定的に吸収される。
また、本実施形態では、フロアクロスメンバ55において、第2メンバ68が接続される位置の上部の強度が下部の強度よりも低く形成された変形起点部を有しており、第2メンバ68の前端部において、上部が下部よりも脆弱になるように形成されている。このため、リヤサスペンションメンバ22からフロアクロスメンバ55に生じる反力によって、フロアクロスメンバ55に接続される第2メンバ68が、前のめりになってその後端部68Bが上方に持ち上がりやすくなっている。これにより、後突時のエネルギーが安定的に吸収される。
より詳しくは、フロアクロスメンバ55を補強する変形起点部としてのバルクヘッド73の側壁部74は、上側稜線74A伝いに車両前後方向に荷重が伝達されやすく構成されており、後突時に衝突荷重が伝達されると、下側稜線74Bよりも上側稜線74Aが先に座屈するように構成されているので、後突時に第2メンバ68を介してフロアクロスメンバ55に衝突荷重が入力されると、下側稜線74Bよりも上側稜線74Aの圧縮量が大きくなる。これにより、フロアクロスメンバ55は、下部よりも上部の変形(圧縮)量が大きくなる。この時、フロアクロスメンバ55に接続される第2メンバ68が前のめりになって、その後端部68Bが上方に持ち上がりやすくなっている。これにより、後突時のエネルギーが安定的に吸収される。
また、第2メンバ68の前端部68Aには、第2メンバ68の上面側に車幅方向端部の車両前後方向に延びる稜線を切り欠くように変形起点部としてのクラッシュビード76が設けられていることから、上部の強度が下部の強度よりも低く形成され、後突時には第2メンバ68の前端部68Aは下面側よりも上面側の圧縮量が大きくなる。これにより、第2メンバ68が前のめりになって、その後端部68Bが上方に持ち上がりやすくなっており、後突時のエネルギーが安定的に吸収される。
また、第2メンバ68は、リヤサイドメンバ20のリヤ部42と第1ブレース70を介して接続されていることから、第2メンバ68とリヤ部42の、後突時の変形の軌跡が同期しやすく構成されており、車両後部12においてより安定的に衝突荷重を吸収することができる。リヤサイドメンバ20のリヤ部42の後端部42Bが上方に持ち上がるように変形して後突時のエネルギーが安定的に吸収されると、補機バッテリ78に大きな外力が生じにくい。
さらに、衝突初期において必要なエネルギー吸収を確保した後は、第2メンバ68の後端部68Bが持ち上がることで、衝突物104の侵入方向(車両前後方向)が第2メンバ68の延在方向と異なるので、第2メンバ68から車両前方側への荷重伝達量が減少する。これにより、リヤサスペンションメンバ22に搭載されたトランスアクスル16へ過剰な荷重が作用するのを抑えることができる。また、トランスアクスル16の上側に配置された図示しないHVバッテリ14へ過剰な荷重が作用するのも抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両後部構造によれば、荷室21の使い勝手が良く、また、車両10の後突時に第3水素タンク28と衝突物104との間に補機バッテリ78が挟まることを抑制でき、後突時にリヤサイドメンバ20が変形したとしても、補機バッテリ78の車体への固定状態を維持してバッテリを保護することができる。すなわち、荷室21の使い勝手と後突時の補機バッテリ78の保護性能とを、両立させることができる。
(実施形態の補足)
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、リヤサイドメンバ20にアーチ状に上側凸に湾曲する湾曲部46が設けられるが、リヤサイドメンバ20に湾曲部46が設けられなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、リヤサイドフロアパネル52の下部においてリヤサイドフロアパネル52に固定されるフロアリィンフォース98が設けられるが、フロアリィンフォース98は設けられなくてもよい。また、上記実施形態では、フロアリィンフォース98は、リヤサイドメンバ20のリヤ部42の外端のフランジ部42Cから車幅方向外側に向けて延在しているが、リヤ部42の内端のフランジ部42Cから車幅方向外側に向けて延在していてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、フロアリィンフォース98の下部においてリヤサイドフロアパネル52に固定されるとともに、フロアリィンフォース98の一部を覆うようにフロアリィンフォース98との間で閉断面を形成するオイルクーラーブラケット102が設けられているが、オイルクーラーブラケット102は設けられなくてもよい。また、オイルクーラーブラケット102とフロアリィンフォース98との間で形成される閉断面の端部が、開放されていても良い。
また、例えば、上記実施形態では、補機バッテリ78とリヤサイドフロアパネル52の間において補機バッテリ78が載置されるバッテリキャリア88が設けられているが、バッテリキャリア88は設けられなくてもよい。また、上記実施形態では、バッテリクランプ80の車幅方向外端部とバッテリキャリア88の車幅方向外端部とを接続する外側接続部92が設けられるが、設けられなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、補機バッテリ78とリヤサイドメンバ20とが車両側面視でラップしているが、ラップしていなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、リヤサイドメンバ20の車幅方向内側において第2メンバ68が設けられているが、第2メンバ68は設けられなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、リヤサイドメンバ20は、湾曲部46が形成されるフロント部40と、湾曲部46の後端部46Aにフロント部40に接続され車両前後方向後方に延在するリヤ部42とから形成されるが、これに限らず、リヤサイドメンバ20は一体で形成されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、リヤサイドメンバ20の車幅方向外側においてリヤサイドフロアパネル52上に、車内機器に電源を供給する補機バッテリ78が配置されているが、これに限らず、駆動用のHVバッテリが配置されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、リヤサスペンションメンバ22のサイドレール30が配置される車両前後方向の位置は、リヤサイドメンバ20の湾曲部46の車両前後方向の位置と略一致しているが、これに限らず、サイドレール30が配置される車両前後方向の位置とリヤサイドメンバ20の湾曲部46の車両前後方向の位置とが、一致していなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、フロアクロスメンバ55に第2メンバ68が接続される位置においてフロアクロスメンバ55の内部に上部が下部よりも脆弱なバルクヘッド73を配置して、フロアクロスメンバ55の上部が下部よりも脆弱になるように形成しているが、これに限らない。フロアクロスメンバ55の上面55Aにクラッシュビードを設けて、第2メンバ68が接続される位置においてフロアクロスメンバ55の上部が下部よりも脆弱になるように変形起点部を形成してもよい。
また、例えば、上記実施形態では、フロアクロスメンバ55の断面内にバルクヘッド73が設けられ、バルクヘッド73の側壁部74の上側稜線74Aはほぼ水平に車両前後方向に延びるように形成されている一方、下側稜線74Bは車両前後方向前側に行くほど下方に傾斜して延びるように形成されているが、これに限らない。上側稜線74Aがビードで切り欠かれることで、上側稜線74Aの車両前後方向の耐力が下側稜線74Bの車両前後方向の耐力よりも弱くなるように形成されてもよい。また、バルクヘッド73に下側稜線74Bが設けられる一方、上側稜線74Aは形成されないようにして、バルクヘッド73の上部が下部よりも脆弱になるように形成してもよい。
また、例えば、上記実施形態では、第2メンバ68の前端部の上面にはクラッシュビード76が設けられているが、クラッシュビード76は設けられなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、第2メンバ68は、リヤサイドメンバ20のリヤ部42と第1ブレース70を介して接続されているが、これに限らず、第2メンバ68は、リヤサイドメンバ20のリヤ部42と接続されていなくてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、第2メンバ68は、延在方向に垂直な断面が格子状の閉断面に形成されたアルミニウム合金製の押出材によって形成されているが、これに限らず、鋼製のハット形状断面部材を2つ合わせて閉断面を構成することで第2メンバ68を形成してもよい。
第2メンバ68とリヤサイドメンバRr部13とを、リヤフロアパン54を介して溶接により接続する場合には、図7(b)に示すように、左右の第2メンバ23が左右のリヤサイドメンバRr部13の車幅方向内側に溶接され、かかる左右の第2メンバ23の間に第3水素タンク5が位置することになる。
以上、本発明の実施形態に係る車両後部構造について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
また、上述した本実施形態に係る車両後部構造を異なる観点で捉えることも可能である。例えば、本実施形態に係る車両後部構造の解決しようとする課題(目的)を、「後突時に車両後部の変形をコントロールし、後突時のエネルギー吸収を安定させること」と捉えることもできる。
上記のように課題を捉えると、課題を解決するための手段としての発明は、例えば以下のようになる。
「車両後部において車体の一部を構成し、各々車両前後方向に延在するとともに、車幅方向に離間して配置された左右一対のリヤサイドメンバと、
前記左右のリヤサイドメンバ間に架け渡され、車幅方向内側から前記左右のリヤサイドメンバに接合されるフロアクロスメンバと、
前端が前記フロアクロスメンバに接続され、前記一対のリヤサイドメンバの車幅方向内側において車両前後方向に延在するとともに前記一対のリヤサイドメンバと車幅方向に連結された左右一対の第2メンバと、
前記フロアクロスメンバの第2メンバ68が接続される位置または前記第2メンバの前端部の少なくとも一方において、上部が下部よりも脆弱に形成された変形起点部と、
を有する車両後部構造。」
上記構成によれば、フロアクロスメンバの第2メンバ68が接続される位置または第2メンバの前端部の少なくとも一方において、上部が下部よりも脆弱に形成された変形起点部を有しているので、後突時には、第2メンバの前端部の下面側よりも上面側の圧縮量が大きくなる。これにより、第2メンバ68が前のめりになって、第2メンバの後端部が上方に持ち上がることが誘発される。リヤサイドメンバは第2メンバと車幅方向に連結されていることから、リヤサイドメンバの変形は第2メンバの変形と同期し、後端部が持ち上がるように変形する。このように、車体後部の変形がコントロールされて、後突時のエネルギーが安定的に吸収される。
12 車両後部
14 HVバッテリ
16 トランスアクスル
20 リヤサイドメンバ
22 リヤサスペンションメンバ
28 第3水素タンク
30 サイドレール
34 リヤクロスメンバ
40 フロント部
42 リヤ部
46 湾曲部
52 リヤサイドフロアパネル(フロアパネル)
54 リヤフロアパン
55 フロアクロスメンバ
58 タンクリィンフォース
68 第2メンバ
78 補機バッテリ(バッテリ)
80 バッテリクランプ
92 外側接続部
98 フロアリィンフォース
100 オイルクーラー
102 オイルクーラーブラケット(ブラケット)

Claims (8)

  1. 車両後部において車体の一部を構成し、各々車両前後方向に延在すると共に車幅方向に離間して配置された左右一対のリヤサイドメンバと、
    前記左右一対のリヤサイドメンバ間に配置され、前記車体に固定された水素タンクと、
    車両後部の車幅方向外側に配置され、車幅方向内端部が前記リヤサイドメンバに固定されるとともに前記リヤサイドメンバよりも車幅方向外側まで延在するフロアパネルと、
    前記リヤサイドメンバの車幅方向外側において前記フロアパネル上に配置されるバッテリと、
    車幅方向内端部が前記リヤサイドメンバに固定されるとともに車幅方向外側に向けて前記バッテリの上部まで延在し、前記フロアパネルとで前記バッテリを上下に挟んで保持するバッテリクランプと、
    を有し、
    前記リヤサイドメンバは、車両側面視でアーチ状に上側凸に湾曲する湾曲部を備えるとともに前記湾曲部よりも車両前後方向後方まで車両前後方向に延在し、前記バッテリは、前記湾曲部よりも車両前後方向後方側の前記リヤサイドメンバの車幅方向外側において、前記フロアパネル上に配置されている車両後部構造。
  2. 記フロアパネルの下部において前記フロアパネルに固定されるとともに、車幅方向内端部が前記リヤサイドメンバに固定され、前記フロアパネル上に前記バッテリが配置される位置まで車幅方向外側に向けて延在するフロアリィンフォースを有する、請求項1に記載の車両後部構造。
  3. 前記フロアリィンフォースの下部において前記フロアリィンフォースに固定されるとともに、車両前後方向に見て前記フロアリィンフォースとの間で閉断面を形成するブラケットを有する、請求項2に記載の車両後部構造。
  4. 前記バッテリと前記フロアパネルの間において当該フロアパネルに固定されて前記バッテリが載置されるバッテリキャリアと、
    前記バッテリの車幅方向外側で車両上下方向に延在し、上端が前記バッテリクランプの車幅方向外端部と接続され、下端が前記バッテリキャリアの車幅方向外端部と接続される外側接続部と、
    を有する、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両後部構造。
  5. 前記バッテリと前記リヤサイドメンバとが車両側面視でラップしている、請求項1〜請求項4に記載の車両後部構造。
  6. 前記一対のリヤサイドメンバの車幅方向内側において車両前後方向に延在する左右一対の第2メンバを有する、請求項5に記載の車両後部構造。
  7. 前記リヤサイドメンバは、前記湾曲部が形成される前部材と、前記湾曲部の後端部で前記前部材に接続され車両前後方向後方に延在する後部材とを含んで構成され、
    前記前部材と前記後部材との接続部は、前記後部材の前端部に前記前部材の後端部が挿入されることにより形成されている、請求項に記載の車両後部構造。
  8. 前記前部材は、延在方向に垂直な断面が矩形の閉断面状に形成され、前記後部材は、延在方向に垂直な断面が下方に向けて開放されたハット状に形成されている、請求項7に記載の車両後部構造。
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