JP6888283B2 - 加湿装置 - Google Patents

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本発明は、空気中の水分を吸着する吸湿と、空気中に水分を放出する放湿とを繰り返し行うことができる加湿ロータを備える加湿装置に関する。
従来、加湿機能付きの空気清浄機等に用いられる加湿装置として、水の吸着と放出とを繰り返すことができる加湿ロータを備える加湿装置が知られている。例えば、特許文献1(特開2001−91002号公報)に開示されている加湿装置は、空気中の水分を吸着する吸湿領域と、吸着された水分を空気中に放出する放湿領域とを有する加湿ロータを備える。この加湿装置では、加湿ロータの放湿領域がヒータによって加熱されて、放湿領域に吸着されている水分が空気中に放出される。放湿領域から放出された水分を含む空気は、ファンによって加湿対象空間に送られる。
加湿ロータは、空気中の水分を吸着し、かつ、加熱されることにより吸着した水分を空気中に放出する吸着材からなる。従来の加湿ロータの吸着材は一様である。すなわち、加湿ロータは、一種類の吸着材から構成されている。しかし、加湿ロータを通過する空気の流量、および、加湿ロータの温度は一様ではない。例えば、円盤形状の加湿ロータの径方向外側の領域は、径方向内側の領域よりも、通過する空気の流量が高い傾向がある。そのため、加湿ロータの吸着材が一様である場合、吸着材の吸着容量が十分ではないこと等により、加湿ロータの利用効率が低くなるおそれがある。
本発明の目的は、高い利用効率を有する加湿ロータを備える加湿装置を提供することである。
本発明の第1観点に係る加湿装置は、吸着材からなる加湿ロータを備える。吸着材は、空気中の水分を吸着し、かつ、加熱されることにより吸着した水分を空気中に放出する。加湿ロータは、回転軸を中心に回転可能であり、かつ、回転軸に沿って視た場合に、複数の吸着材領域に区画されている。互いに隣接している複数の吸着材領域の吸着材の仕様は、互いに異なっている。
第1観点に係る加湿装置では、加湿ロータは、複数種類の吸着材から構成されている。これにより、加湿ロータを通過する空気の特性、および、加湿ロータの温度分布に合わせて、加湿ロータの各吸着材領域に適切な吸着材を設けることで、加湿ロータの吸着容量を向上させることができる。従って、第1観点に係る加湿装置は、高い利用効率を有する加湿ロータを備える。
本発明の第2観点に係る加湿装置は、第1観点に係る加湿装置であって、加湿ロータは、回転軸に沿って視た場合に、回転軸からの距離に応じて、複数の吸着材領域に区画されている。
第2観点に係る加湿装置では、加湿ロータの各吸着材領域には、加湿ロータの回転軸からの距離に基づいて選択された吸着材が設けられている。加湿ロータを通過する空気の特性、および、加湿ロータの温度分布は、加湿ロータの回転軸からの距離に応じて変化する傾向がある。従って、第2観点に係る加湿装置は、高い利用効率を有する加湿ロータを備える。
本発明の第3観点に係る加湿装置は、第2観点に係る加湿装置であって、加湿ロータは、回転軸に沿って視た場合に、回転軸を中心とする円形状を有している。互いに隣接している複数の吸着材領域の間の境界は、回転軸に沿って視た場合に、回転軸を中心とする円形状を有している。
第3観点に係る加湿装置では、加湿ロータは円盤形状を有し、隣接する2つの吸着材領域の間の境界は、加湿ロータの回転軸を中心とする円である。加湿ロータを通過する空気の特性、および、加湿ロータの温度分布は、加湿ロータの径方向に沿って変化する傾向がある。従って、第3観点に係る加湿装置は、高い利用効率を有する円盤形状の加湿ロータを備える。
本発明の第4観点に係る加湿装置は、第3観点に係る加湿装置であって、加湿ロータは、第1吸着材領域と、第2吸着材領域とを有する。第1吸着材領域は、加湿ロータの径方向の最も外側にある吸着材領域である。第2吸着材領域は、第1吸着材領域よりも径方向においてより内側にある吸着材領域である。第1吸着材領域の吸着材の水分の吸着容量は、第2吸着材領域の吸着材の水分の吸着容量よりも大きい。
第4観点に係る加湿装置では、円盤形状の加湿ロータの径方向外側に行くほど加湿ロータを通過する空気の流量が大きい場合において、加湿ロータの径方向内側(中心側)よりも加湿ロータの径方向外側(外周側)に、吸着容量がより大きい吸着材が設けられている。従って、第4観点に係る加湿装置は、円盤形状の加湿ロータの径方向外側に行くほど加湿ロータを通過する空気の流量が大きい場合において、高い利用効率を有する加湿ロータを備える。
本発明の第5観点に係る加湿装置は、第3観点に係る加湿装置であって、加湿ロータは、第1吸着材領域と、第2吸着材領域とを有する。第1吸着材領域は、加湿ロータの径方向の中心を含む吸着材領域である。第2吸着材領域は、第1吸着材領域よりも径方向において、より内側、および、より外側にある吸着材領域である。第1吸着材領域の吸着材が吸着した水分を放出できる温度は、第2吸着材領域の吸着材が吸着した水分を放出できる温度よりも高い。
第5観点に係る加湿装置では、円盤形状の加湿ロータの径方向中心部に加湿用ヒータの熱が当たりやすい場合において、加湿ロータの径方向外側(外周側)および径方向内側(中心側)よりも加湿ロータの径方向中心部に、より高い温度で水分を放出することができる吸着材が設けられている。従って、第5観点に係る加湿装置は、円盤形状の加湿ロータの径方向中心部に加湿用ヒータの熱が当たりやすい場合において、高い利用効率を有する加湿ロータを備える。
本発明の第6観点に係る加湿装置は、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る加湿装置であって、加湿ロータは、回転軸に沿って視た場合に、加湿ロータを通過する空気の流量の分布に応じて、複数の吸着材領域に区画されている。
第6観点に係る加湿装置では、加湿ロータの各吸着材領域には、その領域を通過する空気の流量に適した吸着材が設けられている。従って、第6観点に係る加湿装置は、加湿ロータを通過する空気の流量の分布に応じて、高い利用効率を有する加湿ロータを備えることができる。
本発明の第7観点に係る加湿装置は、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る加湿装置であって、加湿ロータは、回転軸に沿って視た場合に、加湿ロータを通過する空気の温度の分布に応じて、複数の吸着材領域に区画されている。
第7観点に係る加湿装置では、加湿ロータの各吸着材領域には、その領域を通過する空気の温度に適した吸着材が設けられている。従って、第7観点に係る加湿装置は、加湿ロータを通過する空気の温度の分布に応じて、高い利用効率を有する加湿ロータを備えることができる。
本発明の第1観点に係る加湿装置は、高い利用効率を有する加湿ロータを備える。
本発明の第2観点に係る加湿装置は、高い利用効率を有する加湿ロータを備える。
本発明の第3観点に係る加湿装置は、高い利用効率を有する円盤形状の加湿ロータを備える。
本発明の第4観点に係る加湿装置は、円盤形状の加湿ロータの径方向外側に行くほど加湿ロータを通過する空気の流量が大きい場合において、高い利用効率を有する加湿ロータを備える。
本発明の第5観点に係る加湿装置は、円盤形状の加湿ロータの径方向中心部に加湿用ヒータの熱が当たりやすい場合において、高い利用効率を有する加湿ロータを備える。
本発明の第6観点に係る加湿装置は、加湿ロータを通過する空気の流量の分布に応じて、高い利用効率を有する加湿ロータを備えることができる。
本発明の第7観点に係る加湿装置は、加湿ロータを通過する空気の温度の分布に応じて、高い利用効率を有する加湿ロータを備えることができる。
本発明に係る加湿装置の一実施形態である加湿ユニット60を備える空調機10の構成図である。 ケーシング40の天板48が取り外された状態の室外ユニット30の平面図である。 図2の室外ユニット30から防護用グリル56が取り外された状態の室外ユニット30の正面図である。 加湿ロータ63を通過する空気の流れを示す図である。 吸着用ダクト68、加湿用ダクト73、加湿用ファン75、及び第2加湿用ダクト180の斜視図である。 ロータ枠壁65の正面図である。 回転軸63dに沿って視た加湿ロータ63の模式図である。 変形例Aにおける、回転軸63dに沿って視た加湿ロータ63の模式図である。 変形例Bにおける、回転軸63dに沿って視た加湿ロータ63の模式図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明される実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空調機10の構成
図1は、本発明に係る加湿装置の一実施形態である加湿ユニット60を備える空調機10の構成図である。空調機10は、冷媒回路を循環する冷媒を用いる冷凍サイクルを備える冷凍装置である。空調機10は、主として、室内ユニット20と、室外ユニット30とを備える。室内ユニット20及び室外ユニット30は、冷媒連絡配管14,16及び給気ホース18によって互いに接続されている。図1では、室内ユニット20及び室外ユニット30を通過する空気の流れが、白抜きの矢印で示されている。
空調機10は、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転、及び給気運転等の複数の運転モードを有する。加湿運転、及び給気運転では、室内に空気を供給するために、給気ホース18を通して室外ユニット30から室内ユニット20へ空気が送られる。特に、加湿運転では、水分を多く含んだ湿度の高い空気を室外ユニット30から室内ユニット20に送るため、室外ユニット30において外気から水分が取り込まれる。室外ユニット30は、外気から水分を取り込む機能を有する加湿ユニット60を備える。図1では、加湿ユニット60を通過する空気の流れが、点線の矢印で示されている。
(2)室内ユニット20の構成
室内ユニット20は、主として、室内熱交換器21と、室内ファン22とを備える。図1に示されるように、室内ファン22は、室内熱交換器21の下流側に配置され、室内ファンモータ22aによって駆動される。室内ファン22が駆動されると、室内ユニット20上部の室内吸込口23から吸い込まれた室内空気は、室内熱交換器21を通過して、室内ユニット20下部の室内吹出口24から吹き出される。室内ファン22は、例えば、クロスフローファンである。
室内ユニット20では、室内給気口25が、室内熱交換器21の上流側空間に設けられている。給気ホース18の一端は、室内給気口25に接続され、給気ホース18の他端は、室外ユニット30の加湿ユニット60に接続される。加湿ユニット60から送られてきた湿度の高い空気は、室内給気口25を介して、室内熱交換器21の上流側空間に供給される。室内熱交換器21の上流側空間に湿度の高い空気が供給されている状態で室内ファン22が駆動されることにより、室内ユニット20の室内吹出口24から吹き出される調和空気の湿度を高くすることができる。
(3)室外ユニット30の構成
室外ユニット30は、主として、ケーシング40、圧縮機31、室外熱交換器33、室外ファン39、及び加湿ユニット60を備える。室外ユニット30内部の冷媒回路には、四路切換弁32、電動膨張弁34、アキュムレータ36、液側閉鎖弁37、及びガス側閉鎖弁38が取り付けられている。
図2は、ケーシング40の天板48が取り外された状態の室外ユニット30の平面図である。図3は、図2の室外ユニット30から防護用グリル56が取り外された状態の室外ユニット30の正面図である。図2では、室外ユニット30を通過する空気の流れが、点線の矢印で示されている。
(3−1)ケーシング40
ケーシング40は、主として、左側板45、前板46、右側板47、天板48(図3参照)、底板49(図3参照)、及び背面部44から構成される。ケーシング40の内部空間は、仕切部材43によって送風機室41と機械室42とに区画されている。送風機室41は、室外熱交換器33、室外ファン39、及び加湿ユニット60の一部が配置される空間である。機械室42は、圧縮機31、及び加湿ユニット60の一部が配置される空間である。
仕切部材43は、天板48側から底板49側に向かって、右側板47と略並行に延びている板状部材である。仕切部材43は、前板46の内側から、室外熱交換器33の右側板47側の端部に向かって、円弧状に延びている。その結果、仕切部材43は、送風機室41から機械室42に向かって空気の流れが回り込まないように、空気の流れを遮蔽する機能を有する。
図3に示されるように、送風機室41には、電装品ユニット50が設置されている。電装品ユニット50は、圧縮機31及び室外ファン39等を駆動するための電子部品が集約された制御基板を搭載している。
図3に示されるように、前板46には、円形の室外吹出口46aが形成されている。室外吹出口46aには、その周縁に沿うようにリング状のベルマウス52が取り付けられている。図2に示されるように、ケーシング40の前板46には、防護用グリル56が取り付けられている。防護用グリル56は、室外吹出口46aを覆っている。防護用グリル56には、ケーシング40の内部空間から外部空間に空気を吹き出すための複数の開口が形成されている。
(3−2)圧縮機31
図1に示されるように、圧縮機31は、機械室42に配置されている。圧縮機31は、底板49に固定されている。圧縮機31は、運転時に高温になるので、機械室42は送風機室41と比べて温度が高くなる。
(3−3)室外熱交換器33
図2に示されるように、室外熱交換器33は、ケーシング40の背面部44及び左側板45と対向するように、L字状に成形されている。室外熱交換器33の鉛直方向の寸法は、天板48と底板49との間の距離にほぼ等しい。
(3−4)室外ファン39
室外ファン39は、室外熱交換器33の下流側に配置されている。室外ファン39は、室外ファンモータ39aと、プロペラ39bとを有する。プロペラ39bは、室外ファンモータ39aによって駆動される。プロペラ39bの一部は、ベルマウス52で囲まれた空間内に配置されている。
室外ファンモータ39aによってプロペラ39bが駆動されると、室外熱交換器33の背面部44側から外気が吸い込まれる。吸い込まれた外気は、室外熱交換器33を通過し、室外吹出口46a(図3参照)から吹き出される。室外吹出口46aの前面は防護用グリル56(図2参照)で覆われているので、室外ユニット30の外側からはプロペラ39bに触れられないようになっている。
(3−5)加湿ユニット60
図2に示されるように、加湿ユニット60は、前板46と背面部44との間において、送風機室41と機械室42とに跨るように配置されている。具体的には、加湿ユニット60の一部は、送風機室41に配置され、その他の部分は、機械室42に配置されている。加湿ユニット60は、送風機室41及び機械室42の上部に配置され、仕切部材43の一部分としての機能を有する。
加湿ユニット60は、主として、加湿ロータ63、加湿用ヒータ71、吸着用ダクト68、加湿用ダクト73、加湿用ファン75(図1参照)、及び第2加湿用ダクト180を有している。
(3−5−1)加湿ロータ63
加湿ロータ63は、円盤形状の部材である。加湿ロータ63は、回転軸の周りを回転しながら、空気中に含まれる水分の吸着および放出を行う。加湿ロータ63の回転軸は、加湿ロータ63の円形の主表面の中心を通り、かつ、水平方向に沿って延びている。すなわち、加湿ロータ63は、その主表面が鉛直方向に沿うように配置されている。
加湿ロータ63は、前板46と対向するように配置されている。図3に示されるように、加湿ロータ63の一部は、前板46に形成される開口である室外吸込口46bと対向する。室外吸込口46bは、中心角が約240°の扇形を有する。室外吸込口46bの扇形の中心は、加湿ロータ63の回転軸上に位置している。加湿ロータ63は、ロータ枠壁65によって囲まれている。ロータ枠壁65については、後述する。
図4は、加湿ロータ63を通過する空気の流れを示す図である。図4では、加湿ロータ63を通過する空気の流れが、白抜きの矢印で示され、かつ、加湿ロータ63の回転方向が、点線の矢印で示されている。図4に示されるように、加湿ロータ63は、水分吸着領域63aと水分放出領域63bとを有する。水分吸着領域63aは、加湿ロータ63の主表面の一部であって、室外吸込口46bと対向する領域である。水分放出領域63bは、加湿ロータ63の主表面の一部であって、室外吸込口46bと対向しない領域である。水分吸着領域63aは、室外吸込口46bと同様に、中心角が約240°の扇形を有する。水分放出領域63bは、水分吸着領域63aに隣接し、中心角が約120°の扇形を有する。水分吸着領域63aは、空気中に含まれる水分が吸着される領域である。水分放出領域63bは、吸着された水分が空気中に放出される領域である。水分吸着領域63aは、水分放出領域63bよりもベルマウス52側に配置されている。
加湿ロータ63が回転軸周りに回転することで、水分吸着領域63aが水分放出領域63bとなり、水分放出領域63bが水分吸着領域63aとなる。これにより、加湿ロータ63は、その回転軸周りに回転することで、空気中に含まれる水分の吸着および放出を繰り返し行うことができる。
水分吸着領域63a及び水分放出領域63bは、ゼオライト等の焼成によって形成されるハニカム構造を有する。ゼオライト等の吸着材は、常温で空気中の水分を吸着し、かつ、高温の空気に曝されて加熱されることで吸着した水分を放出する。
図4に示されるように、加湿ロータ63の外周面には、周方向に沿って複数の歯63tが形成されている。これにより、加湿ロータ63は、複数の歯63tを有する歯車として機能する。図3に示されるように、加湿ロータ63の歯63tは、ピニオンギア64aと噛み合っている。ピニオンギア64aは、ロータ駆動用モータ64の動力によって回転する。ピニオンギア64aの回転運動によって、加湿ロータ63は、その回転軸周りに回転することができる。
(3−5−2)加湿用ヒータ71
加湿用ヒータ71は、加湿ロータ63の水分放出領域63bと前板46との間において、水分放出領域63bと対向するように配置されている。図4に示されるように、加湿用ヒータ71は、加湿ロータ63の水分放出領域63bから水分を放出させるために、水分放出領域63bに送られる空気を加熱する。加湿用ヒータ71によって加熱された空気は、水分放出領域63bを通過するときに加湿ロータ63から水分を放出させて、湿度が高い空気となる。
図4に示されるように、加湿用ヒータ71で加熱される空気は、加湿ロータ63の水分放出領域63bを通過した空気である。この空気は、ケーシング40に形成された加湿用開口40a(図1参照)から取り込まれた外気である。
図4に示されるように、水分放出領域63bにおいて、加湿用開口40aから取り込まれた外気が通過する領域は、加湿用ヒータ71で加熱された空気が通過する領域よりも、加湿ロータ63の回転方向下流側に位置している。加湿用開口40aから取り込まれた外気が加湿用ヒータ71で加熱される前に水分放出領域63bを通過することで、加湿ロータ63の熱が回収される。
(3−5−3)吸着用ダクト68
図5は、吸着用ダクト68、加湿用ダクト73、加湿用ファン75、及び第2加湿用ダクト180の斜視図である。
吸着用ダクト68は、加湿ロータ63の水分吸着領域63aに、水分を含む空気である外気を導くための部材である。吸着用ダクト68は、前板46の室外吸込口46bに向かって開口する空気流入口681を有する。空気流入口681の形状は、室外吸込口46bと同様に、中心角が約240°の扇形である。空気流入口681は、室外吸込口46bに接続されている。
図4に示されるように、室外吸込口46bから吸い込まれた外気は、吸着用ダクト68内を流れて、加湿ロータ63の水分吸着領域63aに到達し、水分吸着領域63aを通過する。このとき、外気中に含まれる水分は、水分吸着領域63aに吸着される。水分吸着領域63aを通過した空気は、吸着用ダクト68の空気流出口683(図2参照)から排出される。空気流出口683は、室外ファン39が回転するときに負圧になる空間(ベルマウス52の上流側の空間)に接している。そのため、室外ファン39の回転によって、空気流出口683側の気圧は空気流入口681側の気圧より低くなるので、空気流入口681から外気が吸い込まれる。すなわち、室外ファン39は、加湿ロータ63の水分吸着領域63aが配置される通路に外気を導くための吸湿用ファンである。
図3に示されるように、室外吸込口46bは、室外吹出口46aと同様に、前板46に開口している。図4に示されるように、室外ファン39によって室外熱交換器33を通過した空気は、押し出されて、室外吹出口46aから勢いよくケーシング40の外部に吹き出される。そのため、室外吹出口46aから吹き出された空気が、室外吸込口46bに吸い込まれることはない。これにより、暖房運転時に室外熱交換器33を通過して室外吹出口46aから吹き出された低温の空気が、室外吸込口46bを経由して空気流入口681に吸い込まれることが回避される。室外吹出口46aから吹き出された低温の空気が空気流入口681に吸い込まれ続けて、加湿ロータ63の温度が極端に低下すると、加湿ロータ63が吸着できる水分量が低下する。そのため、室外吹出口46aから吹き出された空気が室外吸込口46bに吸い込まれることを回避することで、加湿ロータ63が吸着できる水分量の低下が抑制される。
(3−5−4)加湿用ダクト73
加湿用ダクト73は、加湿用ヒータ71によって加熱され水分放出領域63bを通過した空気を加湿用ファン75まで導く。加湿用ダクト73に導かれる空気の流れは、加湿用ファン75によって発生する。
加湿用ダクト73に導かれる空気は、加湿用ヒータ71によって加熱されて高温の空気となり、さらに、水分放出領域63bを通過する際に水分放出領域63bから水分を放出させる。図4に示されるように、水分放出領域63bを通過して高温高湿となった空気は、加湿用ダクト73内を流れて、加湿用ファン75まで導かれる。
(3−5−5)加湿用ファン75
加湿用ファン75は、機械室42に配置されている。加湿用ファン75は、図1に示されるように、加湿用ファンロータ75aと、加湿用ファンモータ75bとを有する。加湿用ファンロータ75aは、回転軸周りに回転することで、加湿ロータ63の水分放出領域63bを通過して加湿された空気を所定の方向へ送り出す。加湿用ファンモータ75bは、加湿用ファンロータ75aを駆動する。加湿用ファン75は、加湿用ファンロータ75aの回転軸が水平方向に沿うように配置される。加湿用ファンロータ75aの回転軸は、加湿用ファンモータ75bの回転軸に接続されている。加湿用ファンロータ75aは、例えば、樹脂で成形されている。
加湿用ファンロータ75aは、ファンケーシング81に囲まれている。ファンケーシング81の出口は、第2加湿用ダクト180の入口と繋がっている。加湿用ファンモータ75bは、モータカバー82によって覆われている。図4及び図5に示されるように、ファンケーシング81は、加湿用ファン75によって吸い込まれる空気が通過する吸い込み口81aを有する。吸い込み口81aは、ファンケーシング81の入口に相当し、加湿用ダクト73の出口に接続されている。加湿用ファン75の吸い込み口81aは、加湿用ファンロータ75aの回転軸に沿って視た場合に、加湿用ファンロータ75aの中央に位置するように設けられている。加湿用ダクト73を流れて吸い込み口81aに吸い込まれた空気は、回転する加湿用ファンロータ75aによって第2加湿用ダクト180に送られる。
(3−5−6)第2加湿用ダクト180
第2加湿用ダクト180は、加湿用ファン75によって送られてきた高温高湿の空気を、給気ホース18(図1参照)の接続口まで導くダクトである。第2加湿用ダクト180のほぼ全体は、機械室42に配置されている。しかし、第2加湿用ダクト180の一部であって、給気ホース18の接続口に接続される部分は、右側板47を挟んで機械室42の反対側に位置している(図2参照)。
図5に示されるように、第2加湿用ダクト180は、水平ダクト部181と、鉛直ダクト部182とを有している。水平ダクト部181は、高温高湿の空気を水平方向に導く。鉛直ダクト部182は、水平ダクト部181に接続され、水平ダクト部181を通過した高温高湿の空気を下方に導く。水平ダクト部181は、機械室42内部から右側板47に向かって延びている。鉛直ダクト部182は、水平ダクト部181との接続部から下方に向かって延びている。鉛直ダクト部182の終端は、給気ホース18の接続口と接続されている。
(4)加湿ロータ63及びロータ枠壁65の詳細な構成
ロータ枠壁65は、加湿ロータ63を所定の位置において回転可能に支持するための部材である。図6は、ロータ枠壁65の正面図である。図6では、ロータ枠壁65に支持されている加湿ロータ63の円盤形状の輪郭が点線で示されている。図6では、加湿ロータ63の回転方向が、点線の矢印で示されている。図6は、加湿ロータ63の回転軸63dに沿って視た図である。
ロータ枠壁65は、加湿ロータ63の周囲を囲む環状部65aを有する。図6に示されるように、環状部65aの内周面である囲み面65bは、加湿ロータ63の径方向外側において、加湿ロータ63の外周面と対向する面である。加湿ロータ63の径方向とは、加湿ロータ63の円形の主表面の径方向である。
図6に示されるように、ロータ枠壁65には、樹脂製の軸受部材65cが取り付けられている。軸受部材65cは、シャフト66を有する。シャフト66は、加湿ロータ63を回転自在に支持するためのテーパ形状の突起である。加湿ロータ63の回転軸63dに沿って視た場合に、軸受部材65cは、ロータ枠壁65の環状部65aの中央部に位置している。
図4及び図6に示されるように、加湿ロータ63は、シャフト66を通すためのシャフト貫通孔67を有する。シャフト貫通孔67は、加湿ロータ63の主表面の中央部に形成されている。シャフト貫通孔67は、シャフト66と同様に、テーパ形状を有する。加湿ロータ63のシャフト貫通孔67に、ロータ枠壁65に取り付けられている軸受部材65cのシャフト66を通すことによって、加湿ロータ63がロータ枠壁65に取り付けられる。
ロータ駆動用モータ64の動力によって加湿ロータ63が回転軸63d周りに回転している間、加湿ロータ63のシャフト貫通孔67の内周面は、シャフト66の外周面と摺動する。すなわち、シャフト貫通孔67の内周面は、すべり軸受のすべり面に相当する。
(5)空調機10の動作
冷房運転モード、暖房運転モード、及び加湿運転モードのそれぞれにおける、空調機10の動作について説明する。
(5−1)冷房運転
冷房運転時において、四路切換弁32は、圧縮機31の吐出側と室外熱交換器33のガス側とを接続し、かつ、圧縮機31の吸入側と室内熱交換器21のガス側とを接続する。図1において、冷房運転時における四路切換弁32の状態は、実線で示されている。
液側閉鎖弁37及びガス側閉鎖弁38は、開状態である。電動膨張弁34の開度は、室内熱交換器21の冷媒出口における冷媒の過熱度が所定の目標値で一定になるように調節される。
このような状態の冷媒回路において、圧縮機31、室外ファン39及び室内ファン22の運転を開始すると、低圧のガス冷媒は、圧縮機31に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となる。高圧のガス冷媒は、四路切換弁32を経由して室外熱交換器33に送られて、室外ファン39によって供給される室外空気との熱交換により凝縮して高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、電動膨張弁34で減圧されて気液二相状態の冷媒となった後、液側閉鎖弁37及び液冷媒連絡配管14を経由して、室内ユニット20に送られる。
室内ユニット20に送られた気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器15に入り、室内熱交換器15において室内空気との熱交換により液冷媒が蒸発して低圧のガス冷媒となる。低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡配管16及びガス側閉鎖弁38を経由して室外ユニット30に送られ、四路切換弁32を経由して、アキュムレータ36に流入する。アキュムレータ36に流入した低圧のガス冷媒は、再び、圧縮機31に吸入される。
このように、空調機10は、室外熱交換器33を冷媒の凝縮器として機能させ、かつ、室内熱交換器21を冷媒の蒸発器として機能させる冷房運転を行う。
(5−2)暖房運転
暖房運転時において、四路切換弁32は、圧縮機31の吐出側と室内熱交換器21のガス側とを接続し、かつ、圧縮機31の吸入側と室外熱交換器33のガス側とを接続する。図1において、暖房運転時における四路切換弁32の状態は、点線で示されている。
液側閉鎖弁37及びガス側閉鎖弁38は、開状態である。電動膨張弁34の開度は、室外熱交換器33に流入する冷媒の圧力が、室外熱交換器33において液冷媒が完全に蒸発できる圧力まで低下するように調節される。
このような状態の冷媒回路において、圧縮機31、室外ファン39及び室内ファン22の運転を開始すると、低圧のガス冷媒は、圧縮機31に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となる。高圧のガス冷媒は、四路切換弁32、ガス側閉鎖弁38及びガス冷媒連絡配管16を経由して、室内ユニット20に送られる。
室内ユニット20に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器21において、室内空気との熱交換により凝縮して高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、液冷媒連絡配管14及び液側閉鎖弁37を経由して室外ユニット30に送られる。
室外ユニット30に送られた高圧の液冷媒は、電動膨張弁34で減圧されて気液二相状態の冷媒となった後に、室外熱交換器33に流入する。室外熱交換器33に流入した低圧の気液二相状態の冷媒は、室外ファン39によって供給される室外空気との熱交換により液冷媒が蒸発して低圧のガス冷媒となる。低圧のガス冷媒は、四路切換弁32を経由してアキュムレータ36に流入する。アキュムレータ36に流入した低圧のガス冷媒は、再び、圧縮機31に吸入される。
このように、空調機10は、室内熱交換器21を冷媒の凝縮器として機能させ、かつ、室外熱交換器33を冷媒の蒸発器として機能させる暖房運転を行う。
(5−3)加湿運転
空調機10の加湿運転は、暖房運転と組み合わされて行われる。図2、図3及び図5に示されるように、加湿ユニット60の吸着用ダクト68の空気流入口681(図5参照)は、前板46の室外吸込口46b(図3参照)に向かって開口し、空気流出口683(図2参照)は、室外ファン39が回転するときに負圧となるベルマウス52の上流側に開口している。室外ファン39が稼動すると、空気流出口683側の気圧が空気流入口681側より低くなり、室外熱交換器33を通過していない外気が、空気流入口681から吸い込まれる。空気流入口681から吸い込まれた外気に含まれる水分は、加湿ロータ63の水分吸着領域63aに吸着される。
加湿ロータ63は、空気流入口681と空気流出口683との間であって、かつ、空気流出口683の近傍に位置する。加湿運転時において、加湿ロータ63は、ロータ駆動用モータ64の動力によって、その回転軸63dを中心に所定の回転速度で回転する。加湿ロータ63の回転によって、水分吸着領域63aで吸着された水分は、水分放出領域63bまで運ばれる。
同時に、加湿用ファン75の駆動によって、加湿用開口40aから取り込まれた外気が、加湿用ヒータ71の周囲まで導かれて加熱される。加湿用ヒータ71によって加熱された空気は、加湿ロータ63の水分放出領域63bを通過する。このとき、水分放出領域63bにおいて、加熱された空気に曝された部分から水分が放出される。その後、水分放出領域63bから放出された水分を含む高湿の空気は、加湿用ダクト73に導かれ、加湿用ファン75によって第2加湿用ダクト180内に供給される。第2加湿用ダクト180に供給された高湿の空気は、給気ホース18を経由して室内ユニット20へ導かれる。
(6)加湿ロータ63の詳細な構成
加湿ロータ63は、回転軸63dの周りを回転しながら、空気中に含まれる水分の吸着および放出を行う円盤形状の部材である。図7は、回転軸63dに沿って視た加湿ロータ63の模式図である。以下において、加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視る場合とは、視線が回転軸63dに平行であり、かつ、視線が回転軸63dと重なるように、加湿ロータ63を視る場合を意味する。この場合、図7に示されるように、加湿ロータ63の円形の主表面のみが視界に入ることになる。
図7には、加湿ロータ63の円形の主表面が示されている。回転軸63dは、加湿ロータ63の円形の主表面の中心を通り、かつ、加湿ロータ63のシャフト貫通孔67の中心を通る。図7には、加湿ロータ63の回転方向が点線の矢印で示されている。
加湿ロータ63は、複数種類の吸着材から構成されている。具体的には、図7に示されるように、加湿ロータ63の主表面は、複数の吸着材領域69a,69bに区画されている。吸着材領域69a,69bのそれぞれは、一種類の吸着材から構成されている。加湿ロータ63の主表面において互いに隣接している複数の吸着材領域69a,69bは、互いに異なる種類の吸着材から構成されている。すなわち、互いに隣接している複数の吸着材領域69a,69bを構成する吸着材の仕様は、互いに異なっている。吸着材の仕様とは、例えば、吸着材に吸着された水分を放出し始める温度、吸着材の単位体積当たりの水分の吸着容量、および、各吸着材領域69a,69bにおける吸着材の塗布量である。また、吸着材が、ゼオライト等の焼成によって形成されるハニカム構造を有する場合、吸着材の仕様として、ハニカム構造のセルピッチが用いられてもよい。なお、加湿ロータ63の円盤の厚み方向、すなわち、回転軸63dに沿った方向において、吸着材の仕様は一定である。
本実施形態の加湿ユニット60では、図7に示されるように、加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視た場合において、加湿ロータ63の主表面は、第1吸着材領域69aと第2吸着材領域69bとからなる2つの吸着材領域69a,69bに区画されている。第1吸着材領域69aと第2吸着材領域69bとは、互いに隣接している。図7において、第1吸着材領域69aおよび第2吸着材領域69bは、互いに異なるハッチング領域として示され、第1吸着材領域69aと第2吸着材領域69bとの境界は点線で示されている。
第1吸着材領域69aは、加湿ロータ63の径方向の最も外側にある吸着材領域である。加湿ロータ63の径方向とは、加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視た場合において、加湿ロータ63の円形の主表面の径方向を意味する。第2吸着材領域69bは、第1吸着材領域69aよりも、加湿ロータ63の径方向においてより内側にある吸着材領域である。第2吸着材領域69bは、シャフト貫通孔67を囲む環状の領域である。第1吸着材領域69aは、第2吸着材領域69bを囲む環状の領域である。加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視た場合において、第1吸着材領域69aと第2吸着材領域69bと間の境界は、回転軸63dを中心とする円形状を有している。加湿ロータ63では、第1吸着材領域69aの吸着材の水分の吸着容量は、第2吸着材領域69bの吸着材の水分の吸着容量よりも大きい。
(7)特徴
本実施形態の加湿ユニット60では、加湿ロータ63は、複数種類の吸着材から構成されている。これにより、加湿ロータ63を通過する空気の特性、および、加湿ロータ63の温度分布に合わせて、加湿ロータ63の各吸着材領域69a,69bに適切な吸着材を設けることで、加湿ロータ63の水分の吸着容量を向上させることができる。加湿ロータ63を通過する空気の特性とは、例えば、単位時間当たりにおける、加湿ロータ63を通過する空気の流量である。
図7に示されるように、円盤形状の加湿ロータ63の円形の主表面において、隣接する2つの吸着材領域69a,69b(第1吸着材領域69aおよび第2吸着材領域69b)の間の境界は、加湿ロータ63の回転軸63dを中心とする円形状である。そのため、第1吸着材領域69aおよび第2吸着材領域69bは、それぞれ、回転軸63dを中心とする円環形状を有している。第1吸着材領域69aおよび第2吸着材領域69bは、円環形状を有しているので、加湿ロータ63を構成する吸着材の仕様は、加湿ロータ63の径方向に沿って変化する。これは、加湿ロータ63を通過する空気の特性、および、加湿ロータ63の温度分布が、加湿ロータ63の径方向に沿って変化する傾向があることに基づいている。
例えば、円盤形状の加湿ロータ63の径方向外側に行くほど加湿ロータ63を通過する空気の流量が大きい場合において、加湿ロータ63の径方向内側(中心側)よりも加湿ロータ63の径方向外側(外周側)に、吸着容量がより大きい吸着材を設けることで、加湿ロータ63が一種類のみの吸着材から構成されている場合に比べて、加湿ロータ63全体の水分の吸着容量を大きくすることができる。
図7に示される加湿ロータ63では、径方向外側の第1吸着材領域69aの吸着材の水分の吸着容量は、径方向内側の第2吸着材領域69bの吸着材の水分の吸着容量よりも大きい。そのため、第1吸着材領域69aを通過する空気の流量が、第2吸着材領域69bを通過する空気の流量よりも大きい場合、第1吸着材領域69aの吸着材は第2吸着材領域69bの吸着材よりも多量の空気を吸着できるので、加湿ロータ63は、加湿ロータ63を通過する空気に含まれる水分を効率的に吸着することができる。また、水分の吸着容量が大きいほど吸着材の費用が高い場合、第1吸着材領域69aの吸着材のみからなる加湿ロータ63と比べて、第1吸着材領域69aおよび第2吸着材領域69bの吸着材からなる加湿ロータ63は、製造コストがより小さい。
このように、加湿ユニット60は、円盤形状の加湿ロータ63の径方向外側に行くほど加湿ロータ63を通過する空気の流量が大きい場合において、水分の吸着容量が互いに異なる複数種類の吸着材から構成される加湿ロータ63を備えることで、加湿ロータ63の利用効率を向上させることができる。
また、加湿ユニット60の利用効率が向上することにより、加湿ロータ63の水分吸着領域63aに外気を導くための室外ファン39の回転数を抑えることができる。これにより、室外ファン39から発生する騒音が抑制され、室外ファン39の消費電力が低下する。
また、加湿ユニット60の利用効率が向上することにより、加湿ロータ63の水分放出領域63bに加熱空気を送るための加湿用ヒータ71の消費電力を抑えることができる。
また、加湿ロータ63を通過する空気の特性、および、加湿ロータ63の温度分布は、加湿ロータ63の径方向に沿って変化する傾向がある。そのため、加湿ロータ63が円形の主表面を有する円盤形状である場合、図7に示されるように、第1吸着材領域69aと第2吸着材領域69bと間の境界を、回転軸63dを中心とする円形状とすることで、加湿ユニット60は、円盤形状の加湿ロータの利用効率を向上させることができる。
(8)変形例
本発明の具体的構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で変更可能である。次に、本発明の実施形態の適用可能な変形例について説明する。
(8−1)変形例A
実施形態の加湿ユニット60では、加湿ロータ63の主表面は、2つの吸着材領域69a,69bに区画されている。しかし、加湿ロータ63の主表面は、3つ以上の吸着材領域に区画されてもよい。
図8は、本変形例における、回転軸63dに沿って視た加湿ロータ63の模式図である。加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視た場合において、加湿ロータ63の主表面は、3つの吸着材領域169a,169b,169cに区画されている。3つの吸着材領域169a,169b,169cは、1つの第1吸着材領域169bと、2つの第2吸着材領域169a,169cとからなる。2つの第2吸着材領域169a,169cは、同じ種類の吸着材から構成されている。第1吸着材領域169bは、第2吸着材領域169a,169cとは異なる種類の吸着材から構成されている。図8において、第1吸着材領域169bおよび第2吸着材領域169a,169cは、互いに異なるハッチング領域として示され、異なる吸着材領域169a,169b,169c同士の境界は点線で示されている。
第1吸着材領域169bと第2吸着材領域169a,169cとは、互いに隣接している。2つの第2吸着材領域169a,169cの一方は、加湿ロータ63の径方向の最も外側にある吸着材領域169aであり、他方は、加湿ロータ63の径方向の最も内側にある吸着材領域169cである。第1吸着材領域169bは、2つの第2吸着材領域169a,169cの間に挟まれた領域であり、加湿ロータ63の径方向中心部を含む吸着材領域である。すなわち、2つの第2吸着材領域169a,169cは、加湿ロータ63の径方向において、第1吸着材領域169bの内側および外側に位置している。
径方向内側の第2吸着材領域169cは、シャフト貫通孔67を囲む環状の領域である。第1吸着材領域169bは、径方向内側の第2吸着材領域169cを囲む環状の領域である。径方向外側の第2吸着材領域169aは、第1吸着材領域169bを囲む環状の領域である。加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視た場合において、第1吸着材領域169bと第2吸着材領域169a,169cと間の境界は、回転軸63dを中心とする円形状を有している。
本変形例の加湿ロータ63では、第1吸着材領域169bの吸着材が吸着した水分を放出できる温度は、第2吸着材領域169a,169cの吸着材が吸着した水分を放出できる温度よりも高い。吸着材が吸着した水分を放出できる温度とは、加湿用ヒータ71によって加熱された空気が加湿ロータ63を通過すること等によって加湿ロータ63の温度が上昇する過程において、加湿ロータ63の吸着材に吸着された水分が放出され始める温度である。
本変形例の加湿ロータ63では、例えば、円盤形状の加湿ロータ63の径方向中心部に加湿用ヒータ71の熱が当たりやすい場合において、加湿ロータ63の径方向外側(外周側)および径方向内側(中心側)よりも加湿ロータ63の径方向中心部に、より高い温度で、吸着された水分を放出することができる吸着材が設けられている。すなわち、加湿ロータ63の径方向外側(外周側)および径方向内側(中心側)に位置する第2吸着材領域169a,169cの吸着材は、加湿ロータ63の径方向中心部に位置する第1吸着材領域169bの吸着材と比べて、より低い温度で、吸着された水分を放出することができる。そのため、加湿ロータ63は、加湿用ヒータ71から放出される熱によって、吸着された水分を効率的に放出することができる。これにより、加湿ロータ63が一種類のみの吸着材から構成されている場合に比べて、加湿ロータ63全体の利用効率が向上する。
従って、加湿ユニット60は、円盤形状の加湿ロータ63の径方向中心部に加湿用ヒータ71の熱が当たりやすい場合において、高い利用効率を有する加湿ロータ63を備えることができる。
(8−2)変形例B
実施形態の加湿ユニット60では、加湿ロータ63は、2種類の吸着材から構成されている。しかし、加湿ロータ63は、3種類以上の吸着材から構成されていてもよい。この場合、加湿ロータ63の主表面の吸着材領域の数は、加湿ロータ63に用いられる吸着材の種類の数以上である。複数の吸着材領域は、同じ種類の吸着材から構成されてもよい。
図9は、本変形例における、回転軸63dに沿って視た加湿ロータ63の模式図である。加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視た場合において、加湿ロータ63の主表面は、環状の3つの吸着材領域269a,269b,269cに区画されている。
3つの吸着材領域269a,269b,269cは、第1吸着材領域269aと第2吸着材領域269bと第3吸着材領域269cとからなる。3つの吸着材領域269a,269b,269cのそれぞれは、一種類の吸着材から構成される。3つの吸着材領域269a,269b,269cは、互いに異なる3種類の吸着材から構成される。図9において、3つの吸着材領域269a,269b,269cは、互いに異なるハッチング領域として示され、異なる吸着材領域269a,269b,269c同士の境界は点線で示されている。
第1吸着材領域269aは、加湿ロータ63の径方向の最も外側にある吸着材領域である。第2吸着材領域269bは、第1吸着材領域269aの内側において、第1吸着材領域269aと隣接している吸着材領域である。第3吸着材領域269cは、第2吸着材領域269bの内側において、第2吸着材領域269bと隣接している吸着材領域である。
第3吸着材領域269cは、シャフト貫通孔67を囲む環状の領域である。第2吸着材領域269bは、第3吸着材領域269cを囲む環状の領域である。第1吸着材領域269aは、第2吸着材領域269bを囲む環状の領域である。加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視た場合において、第1吸着材領域269aと第2吸着材領域269bと間の境界、および、第2吸着材領域269bと第3吸着材領域269cと間の境界は、回転軸63dを中心とする円形状を有している。
図9に示される加湿ロータ63では、例えば、第1吸着材領域269aの吸着材の水分の吸着容量は、第2吸着材領域269bの吸着材の水分の吸着容量よりも大きく、かつ、第2吸着材領域269bの吸着材の水分の吸着容量は、第3吸着材領域269cの吸着材の水分の吸着容量よりも大きい。
本変形例では、実施形態の加湿ロータ63と同様に、円盤形状の加湿ロータ63の径方向外側に行くほど加湿ロータ63を通過する空気の流量が大きい場合において、水分の吸着容量が互いに異なる複数種類の吸着材から構成される加湿ロータ63を備えることで、加湿ロータ63の利用効率を向上させることができる。
(8−3)変形例C
実施形態の加湿ユニット60では、図7に示されるように、加湿ロータ63は、回転軸63dに沿って視た場合に、回転軸63dを中心とする円形状を有している。加湿ロータ63では、互いに隣接している複数の吸着材領域69a,69bの間の境界は、回転軸63dに沿って視た場合に、回転軸63dを中心とする円形状を有している。
しかし、加湿ロータ63は、回転軸63dに沿って視た場合に、回転軸63dを中心とする円形状以外の形状を有してもよい。この場合、加湿ロータ63の各吸着材領域には、回転軸63dに沿って視た場合に、回転軸63dからの距離に基づいて選択された吸着材が設けられている。また、互いに隣接している複数の吸着材領域の間の境界は、回転軸63dに沿って視た場合に、回転軸63dを中心とする円形状以外の形状であってもよい。加湿ロータ63の各吸着材領域には、加湿ロータ63を通過する空気の特性、および、加湿ロータ63の温度分布に合わせて適切な吸着材が設けられている。
一例として、加湿ロータ63は、回転軸63dに沿って視た場合に、楕円形状を有してもよい。この場合、対称性の観点から、加湿ロータ63の回転軸63は、回転軸63dに沿って視た場合に、加湿ロータ63の楕円形状の2つの焦点を結ぶ線分の中点に位置していることが好ましい。また、互いに隣接している複数の吸着材領域の間の境界は、回転軸63dに沿って視た場合に、加湿ロータ63と同じ楕円形状を有してもよい。
他の例として、加湿ロータ63は、回転軸63dに沿って視た場合に、正多角形の形状を有してもよい。この場合、対称性の観点から、加湿ロータ63の回転軸63は、回転軸63dに沿って視た場合に、加湿ロータ63の正多角形の形状の重心に位置していることが好ましい。また、互いに隣接している複数の吸着材領域の間の境界は、回転軸63dに沿って視た場合に、加湿ロータ63と同じ正多角形の形状を有してもよい。
加湿ロータ63を通過する空気の特性、および、加湿ロータ63の温度分布は、加湿ロータ63の回転軸63dからの距離に応じて変化する傾向がある。従って、本変形例における加湿ロータ63も、高い利用効率を有する。
(8−4)変形例D
実施形態および変形例Cの加湿ユニット60では、加湿ロータ63を通過する空気の特性、および、加湿ロータ63の温度分布に合わせて、加湿ロータ63の各吸着材領域69a,69bに適切な吸着材が設けられている。
そのため、回転軸63dに沿って視た場合の形状に関わらず、加湿ロータ63は、例えば、回転軸63dに沿って視た場合に、加湿ロータ63を通過する空気の流量の分布に応じて、複数の吸着材領域に区画されてもよい。すなわち、加湿ロータ63の各吸着材領域には、その領域を通過する空気の流量に適した吸着材が設けられてもよい。具体的には、実施形態のように、加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視たときに、回転軸63dからの距離が長いほど加湿ロータ63を通過する空気の流量が大きい場合には、回転軸63dからの距離がより長い吸着材領域に、吸着容量がより大きい吸着材を設けることが好ましい。これにより、加湿ユニット60は、加湿ロータ63を通過する空気の流量の分布に応じて、高い利用効率を有する加湿ロータ63を備えることができる。
(8−5)変形例E
実施形態および変形例Cの加湿ユニット60では、加湿ロータ63を通過する空気の特性、および、加湿ロータ63の温度分布に合わせて、加湿ロータ63の各吸着材領域69a,69bに適切な吸着材が設けられている。
そのため、回転軸63dに沿って視た場合の形状に関わらず、加湿ロータ63は、例えば、回転軸63dに沿って視た場合に、加湿ロータ63を通過する空気の温度の分布に応じて、複数の吸着材領域に区画されてもよい。すなわち、加湿ロータ63の各吸着材領域には、その領域を通過する空気の温度に適した吸着材が設けられてもよい。具体的には、変形例Aのように、加湿ロータ63を回転軸63dに沿って視たときに、回転軸63dからの距離が所定範囲内である領域において、加湿ロータ63を通過する空気の温度が所定値以上となる場合には、回転軸63dからの距離が当該所定範囲内である吸着材領域に、より高い温度で吸着された水分を放出することができる吸着材を設けることが好ましい。これにより、加湿ユニット60は、加湿ロータ63を通過する空気の温度の分布に応じて、高い利用効率を有する加湿ロータ63を備えることができる。
本発明に係る加湿装置は、高い利用効率を有する加湿ロータを備える。
60 加湿ユニット(加湿装置)
63 加湿ロータ
63d 回転軸
69a 第1吸着材領域
69b 第2吸着材領域
169a 第2吸着材領域
169b 第1吸着材領域
169c 第2吸着材領域
特開2001−91002号公報

Claims (7)

  1. 空気中の水分を吸着し、かつ、加熱されることにより吸着した水分を空気中に放出する吸着材からなる加湿ロータ(63)を備え、
    前記加湿ロータは、回転軸(63d)を中心に回転可能であり、かつ、前記回転軸に沿って視た場合に、複数の吸着材領域(69a,69b,169a,169b)に区画され、
    互いに隣接している複数の前記吸着材領域の前記吸着材の仕様は、互いに異なっている、
    加湿装置(60)。
  2. 前記加湿ロータは、前記回転軸に沿って視た場合に、前記回転軸からの距離に応じて、複数の前記吸着材領域に区画されている、
    請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記加湿ロータは、前記回転軸に沿って視た場合に、前記回転軸を中心とする円形状を有し、
    互いに隣接している複数の前記吸着材領域の間の境界は、前記回転軸に沿って視た場合に、前記回転軸を中心とする円形状を有している、
    請求項2に記載の加湿装置。
  4. 前記加湿ロータは、
    前記径方向の最も外側にある前記吸着材領域である第1吸着材領域(69a)と、
    前記第1吸着材領域よりも前記径方向においてより内側にある前記吸着材領域である第2吸着材領域(69b)と、
    を有し、
    前記第1吸着材領域の前記吸着材の水分の吸着容量は、前記第2吸着材領域の前記吸着材の水分の吸着容量よりも大きい、
    請求項3に記載の加湿装置。
  5. 前記加湿ロータは、
    前記径方向の中心を含む前記吸着材領域である第1吸着材領域(169b)と、
    前記第1吸着材領域よりも前記径方向において、より内側、および、より外側にある前記吸着材領域である第2吸着材領域(169a,169c)と、
    を有し、
    前記第1吸着材領域の前記吸着材が吸着した水分を放出できる温度は、前記第2吸着材領域の前記吸着材が吸着した水分を放出できる温度よりも高い、
    請求項3に記載の加湿装置。
  6. 前記加湿ロータは、前記回転軸に沿って視た場合に、前記加湿ロータを通過する空気の流量の分布に応じて、複数の前記吸着材領域に区画されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の加湿装置。
  7. 前記加湿ロータは、前記回転軸に沿って視た場合に、前記加湿ロータを通過する空気の温度の分布に応じて、複数の前記吸着材領域に区画されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の加湿装置。
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