JP2016118312A - 空調機の室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、加湿機構を内蔵している室外ユニットにおいて、加湿量を増加させることができる、空調機の室外ユニットを提供することにある。【解決手段】 室外ユニット30では、第1空気流路AF1に対する通風抵抗を増大させることによって、第1空気流路AF1の空気流量が減少する。ケーシング40内に取り込むべき空気量に変化がないと想定すると、第1空気流路AF1の空気流量の減少分だけ、第2空気流路の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気流量が増加し、加湿量も増加する。【選択図】図6
Description
本発明は、空調機の室外ユニットに関し、特に加湿機能を有する空調機の室外ユニットに関する。
近年、加湿機能を有する空調機が広く普及するようになり、その態様も多様化している。例えば、加湿機構が室外ユニットとは別体に設けられているタイプは、室外熱交換器の着霜状態にかかわらず吸着部材への風量は独立して制御することができる。
他方、特許文献1(特開2008−190828号公報)に開示されているような、加湿機構が室外ユニット内に設けられ、吸着部材が室外熱交換器の風下に吸着部材が配置されているタイプは、室外熱交換器への着霜が始まると吸着部材への風量は減少する。
後者の場合、加湿量を増やす手段がなく、室外熱交換器の着霜が加湿量の減少に直結していた。
本発明の課題は、加湿機構を内蔵している室外ユニットにおいて、加湿量を増加させることができる、空調機の室外ユニットを提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調機の室外ユニットは、室内ユニットに冷媒連絡配管を介して接続される、空調機の室外ユニットであって、制御部と、外郭を形成する本体ケーシングと、本体ケーシングに収納される室外熱交換器と、室外ファンと、加湿ユニットとを備えている。室外ファンは、本体ケーシングに収納され、室外熱交換器を通過する空気流を生成する。加湿ユニットは、空気中の水分を吸着した後、加熱されることで吸着した水分を放出する吸着部材を有する。本体ケーシング内には、室外ファンの稼動によって、第1空気流れと、第2空気流れとが生成される。第1空気流れは、室外熱交換器を通過する。第2空気流れは、吸着部材を通過する。制御部は、加湿能力が必要な所定条件時に、第1空気流れに対する通風抵抗を増大させる抵抗増大化制御を行う。
この空調機の室外ユニットでは、第1空気流れに対する通風抵抗を増大させることによって、第1空気流れの流量が減少する。本体ケーシング内に取り込むべき空気量に変化がないと想定すると、第1空気流れの流量の減少分だけ、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第2観点に係る空調機の室外ユニットは、第1観点に係る空調機の室外ユニットであって、本体ケーシングが、室外熱交換器を通らない空気を導入する吸込開口を有している。そして、第2空気流れは、吸込開口から導入された空気の流れである。
この空調機の室外ユニットでは、吸込開口から室外熱交換器を通過しない空気が流入する上、室外熱交換器の通風抵抗増加によって減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第3観点に係る空調機の室外ユニットは、第1観点又は第2観点に係る空調機の室外ユニットであって、制御部が、抵抗増大化制御において、室外熱交換器に意図的に着霜させる。
この空調機の室外ユニットでは、室外熱交換器への着霜が発生した際には、室外熱交換器の通風抵抗増加によって減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第4観点に係る空調機の室外ユニットは、第3観点に係る空調機の室外ユニットであって、制御部が、抵抗増大化制御において、室外ファンの回転数を低減する。
この空調機の室外ユニットでは、室外ファンの回転数を低減することによって、蒸発温度が低下し、室外熱交換器への着霜が促進される。そして、室外熱交換器への着霜が発生した際には、室外熱交換器の通風抵抗増加によって減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第5観点に係る空調機の室外ユニットは、第3観点に係る空調機の室外ユニットであって、室外熱交換器から出た冷媒を減圧する電動膨張弁をさらに備えている。制御部は、抵抗増大化制御において、電動膨張弁の弁開度を絞る。
この空調機の室外ユニットでは、電動膨張弁の弁開度を絞ることによって蒸発圧力が低下し、室外熱交換器への着霜が促進される。そして、室外熱交換器への着霜が発生した際には、室外熱交換器の通風抵抗増加によって減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第6観点に係る空調機の室外ユニットは、第3観点に係る空調機の室外ユニットであって、冷媒連絡配管を介して接続されている室内ユニットには、室内熱交換器、及び室内熱交換器に送風する室内ファンが配置されている。制御部は、抵抗増大化制御において、室内ファンの回転数を増大させる。
この空調機の室外ユニットでは、室内ファンの回転数を増大させることによって、室外熱交換器への着霜が促進される。そして、室外熱交換器への着霜が発生した際には、室外熱交換器の通風抵抗増加により減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第7観点に係る空調機の室外ユニットは、第1観点に係る空調機の室外ユニットであって、室外熱交換器を通過する第1空気流れの流量を調節するダンパをさらに備えている。制御部は、抵抗増大化制御において、ダンパを介して第1空気流れの流量を減少させる。
この空調機の室外ユニットでは、本体ケーシング内に取り込むべき空気量に変化がないと想定すると、ダンパを介して第1空気流れの流量を減少させた分だけ、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第1観点に係る空調機の室外ユニットでは、第1空気流れに対する通風抵抗を増大させることによって、第1空気流れの流量が減少する。本体ケーシング内に取り込むべき空気量に変化がないと想定すると、第1空気流れの流量の減少分だけ、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第2観点に係る空調機の室外ユニットでは、吸込開口から室外熱交換器を通過しない空気が流入する上、室外熱交換器の通風抵抗増加によって減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第3観点に係る空調機の室外ユニットでは、室外熱交換器への着霜が発生した際には、室外熱交換器の通風抵抗増加によって減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第4観点に係る空調機の室外ユニットでは、室外ファンの回転数を低減することによって、蒸発温度が低下し、室外熱交換器への着霜が促進される。そして、室外熱交換器への着霜が発生した際には、室外熱交換器の通風抵抗増加によって減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第5観点に係る空調機の室外ユニットでは、電動膨張弁の弁開度を絞ることによって蒸発圧力が低下し、室外熱交換器への着霜が促進される。そして、室外熱交換器への着霜が発生した際には、室外熱交換器の通風抵抗増加によって減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第6観点に係る空調機の室外ユニットでは、室内ファンの回転数を増大させることによって、室外熱交換器への着霜が促進される。そして、室外熱交換器への着霜が発生した際には、室外熱交換器の通風抵抗増加によって減少した空気量に相当する量の空気が当該吸込開口から導入されることになり、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
本発明の第7観点に係る空調機の室外ユニットでは、ダンパを介して第1空気流れの流量を減少させた分だけ、第2空気流れの流量が増加する。その結果、吸着部材に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空調機10の構成の概要
図1は、本発明の一実施形態に係る室外ユニット30を備えた冷凍装置の構成図である。図1において、冷凍装置は、室内ユニット20と、室外ユニット30と、それらを接続する冷媒連絡配管14,16を備えた空調機10である。空調機10は、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転、及び給気運転などの複数の運転モードを持っており、これらの運転モードを適宜組み合わせることもできる。
図1は、本発明の一実施形態に係る室外ユニット30を備えた冷凍装置の構成図である。図1において、冷凍装置は、室内ユニット20と、室外ユニット30と、それらを接続する冷媒連絡配管14,16を備えた空調機10である。空調機10は、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転、及び給気運転などの複数の運転モードを持っており、これらの運転モードを適宜組み合わせることもできる。
室内ユニット20には室内熱交換器21が設けられ、室外ユニット30には圧縮機31、四路切換弁32、室外熱交換器33、電動膨張弁34、アキュムレータ36、液側閉鎖弁37及びガス側閉鎖弁38が設けられている。
また、加湿運転、及び給気運転では、室内に外気を供給するため、給気ホース18を通して室内ユニット20と室外ユニット30との間で空気の移動がある。特に、加湿運転では、水分を多く含んだ湿度の高い空気を室外ユニット30から室内ユニット20に供給するため室外ユニット30において外気から水分を取り込む。
本実施形態では、加湿ユニット60が室外ユニット30内に設けられており、加湿ユニット60が外気から水分を取り込む機能を有している。
(2)室内ユニット20の構成
室内ユニット20には、図1に示すようにモータで駆動される室内ファン22が室内熱交換器21の下流側に設けられている。室内ファン22は、クロスフローファンである。室内ファン22が駆動されると、室内ユニット20上部の吸込口23から吸い込まれた室内空気は、室内熱交換器21を通過して室内ユニット20下部の吹出口24から吹き出される。
室内ユニット20には、図1に示すようにモータで駆動される室内ファン22が室内熱交換器21の下流側に設けられている。室内ファン22は、クロスフローファンである。室内ファン22が駆動されると、室内ユニット20上部の吸込口23から吸い込まれた室内空気は、室内熱交換器21を通過して室内ユニット20下部の吹出口24から吹き出される。
また、室内ユニット20には、給気ホース18の給気口25が、室内熱交換器21の上流側空間に設けられている。給気ホース18は加湿ユニット60に接続されており、加湿ユニット60から送られてくる湿度の高い空気が給気口25から室内熱交換器21の上流側空間に供給される。このような湿度の高い空気が給気口25から供給されている状態で室内ファン22を駆動することにより、室内ユニット20の吹出口24から吹き出される調和空気の湿度を高くすることができる。
(3)室外ユニット30の構成
(3−1)全体構成
図2は、天板48が取り外された状態の室外ユニット30の平面図である。また、図3は、図2の室外ユニット30から防護用グリル56が取り外された状態の当該室外ユニット30の正面図である。
(3−1)全体構成
図2は、天板48が取り外された状態の室外ユニット30の平面図である。また、図3は、図2の室外ユニット30から防護用グリル56が取り外された状態の当該室外ユニット30の正面図である。
図1〜図3において、室外ユニット30は、ケーシング40、室外熱交換器33、室外ファン39、加湿ユニット60を備えている。室外ファン39が駆動されると、外気が室外熱交換器33の後面側から吸い込まれ、室外熱交換器33を通過し、吹出口46a(図3参照)から吹き出される。通常、吹出口46aの前面は防護用グリル56(図2参照)で覆われており、外部からプロペラ39bに触れられないようになっている。
加湿ユニット60の少なくとも一部は室外ユニット30の送風機室41に配置され、他は機械室42に配置される。
(3−2)詳細構成
(3−2−1)ケーシング40
ケーシング40は、左側板45、前板46、右側板47、天板48(図3参照)、底板49(図3参照)、及び背面部44からなる筐体であり、内部を仕切部材43によって送風機室41と機械室42とに分けられている。送風機室41には、室外熱交換器33及び室外ファン39が配置されている。機械室42には、圧縮機31及び加湿ユニット60の一部が配置されている。
(3−2−1)ケーシング40
ケーシング40は、左側板45、前板46、右側板47、天板48(図3参照)、底板49(図3参照)、及び背面部44からなる筐体であり、内部を仕切部材43によって送風機室41と機械室42とに分けられている。送風機室41には、室外熱交換器33及び室外ファン39が配置されている。機械室42には、圧縮機31及び加湿ユニット60の一部が配置されている。
仕切部材43は、天板48側から底板49側に向って右側板47と略並行に延びている。また、仕切部材43は、前板46内面側から室外熱交換器33の右端向かって円弧状に延びている。その結果、仕切部材43は送風機室41から機械室42に風が回り込まないように遮蔽する機能を有している。
また、図3に示すように、前板46には、円形の吹出口46aが形成されている。吹出口46aには、その周縁に沿うようにリング状のベルマウス52が取り付けられている。
(3−2−2)圧縮機31
図1に示すように、圧縮機31は、機械室42側に位置しており、底板49に固定されている。運転時、圧縮機31は高温になるので、機械室42は送風機室41に比較して温度が高くなっている。
図1に示すように、圧縮機31は、機械室42側に位置しており、底板49に固定されている。運転時、圧縮機31は高温になるので、機械室42は送風機室41に比較して温度が高くなっている。
(3−2−3)電装品ユニット50
図3に示すように、電装品ユニット50は送風機室41に位置しており、圧縮機31および室外ファン39などを駆動するための電子部品を集約した制御基板を搭載している。
図3に示すように、電装品ユニット50は送風機室41に位置しており、圧縮機31および室外ファン39などを駆動するための電子部品を集約した制御基板を搭載している。
(3−2−4)室外熱交換器33
図2に示すように、室外熱交換器33は、ケーシング40の背面部44と左側板45とに対峙できるように、L字状に成形されている。また、室外熱交換器33の高さは、天板48と底板49との距離にほぼ等しい寸法を有している。
図2に示すように、室外熱交換器33は、ケーシング40の背面部44と左側板45とに対峙できるように、L字状に成形されている。また、室外熱交換器33の高さは、天板48と底板49との距離にほぼ等しい寸法を有している。
(3−2−5)室外ファン39
室外ファン39は、ファンモータ39aによって駆動されるプロペラ39bを有しており、室外熱交換器33の下流側に設けられている。プロペラ39bの一部は、このベルマウス52で囲まれた空間内に入るように配置されている。
室外ファン39は、ファンモータ39aによって駆動されるプロペラ39bを有しており、室外熱交換器33の下流側に設けられている。プロペラ39bの一部は、このベルマウス52で囲まれた空間内に入るように配置されている。
(3−2−6)防護用グリル56
図2に示すように、防護用グリル56は、ケーシング40の前板46に取り付けられ、吹出口46aを覆っている。防護用グリル56には、外気を吹き出すため、複数の開口部が形成されている。
図2に示すように、防護用グリル56は、ケーシング40の前板46に取り付けられ、吹出口46aを覆っている。防護用グリル56には、外気を吹き出すため、複数の開口部が形成されている。
(3−2−7)仕切部材43
仕切部材43は、ケーシング40内を送風機室41と機械室42とを仕切る。本実施形態では、加湿ユニット60が機械室42の上部に配置されるので、加湿ユニット60が仕切部材43上部の一部分を兼ねている。
仕切部材43は、ケーシング40内を送風機室41と機械室42とを仕切る。本実施形態では、加湿ユニット60が機械室42の上部に配置されるので、加湿ユニット60が仕切部材43上部の一部分を兼ねている。
(3−2−8)加湿ユニット60
図2に示しように、加湿ユニット60は、前板46と背面部44との間で、送風機室41と機械室42とに跨るように配置されている。加湿ユニット60は、加湿ロータ63、吸着用ダクト68、ヒータ71、加湿用ダクト73、ファン75(図1参照)、及び加湿用第2ダクト180を有している。
図2に示しように、加湿ユニット60は、前板46と背面部44との間で、送風機室41と機械室42とに跨るように配置されている。加湿ユニット60は、加湿ロータ63、吸着用ダクト68、ヒータ71、加湿用ダクト73、ファン75(図1参照)、及び加湿用第2ダクト180を有している。
(4)加湿ユニット60の詳細構成
(4−1)加湿ロータ63
図3に示すように、加湿ロータ63は、円板状で、前板46の吸込開口46bと対向するように配置されており、モータ駆動によって回転することができる。吸込開口46bは中心角が約240°の扇形を成しており、扇の中心軸と加湿ロータ63の回転中心軸は同軸上に位置している。加湿ロータ63の全周囲は、壁によって包囲されている。
(4−1)加湿ロータ63
図3に示すように、加湿ロータ63は、円板状で、前板46の吸込開口46bと対向するように配置されており、モータ駆動によって回転することができる。吸込開口46bは中心角が約240°の扇形を成しており、扇の中心軸と加湿ロータ63の回転中心軸は同軸上に位置している。加湿ロータ63の全周囲は、壁によって包囲されている。
加湿ロータ63は吸込開口46bと対向する中心角240°分の扇形領域で水分を吸着するので、この領域を水分吸着領域63aという。また、加湿ロータ63は、水分吸着領域63aに隣接し吸込開口46bと対向しない中心角120°分の扇形領域で水分を放出するので、この領域を水分放出領域63bという。つまり、加湿ロータ63は、回転角度によって水分吸着領域63aであった部分が水分放出領域63bとなり、水分放出領域63bであった部分が水分吸着領域63aとなる。
図4は、加湿ロータ及び加湿ロータを通過する空気の流れを示す斜視図である。図4において、加湿ロータ63は、周囲にギア63tが設けられている。また、図3に示すように、ギア63tはピニオンギア64aと噛み合っており、ピニオンギア64aがロータ駆動用モータ64の動力によって回転することによって、ギア64tと共に加湿ロータ63全体が回転する。
また、水分吸着領域63a及び水分放出領域63bは、ゼオライト等の焼成によって形成されたハニカム構造である。ゼオライト等の吸着剤は、常温で空気から水分を吸着し、ヒータなどで加熱された空気に曝されて温度上昇したときに水分を放出する。
したがって、加湿ユニット60では、加湿ロータ63の水分放出領域63bと前板46との間に、水分放出領域63bと対向するようにヒータ71が配置されている。
(4−2)吸着用ダクト68
図5は、ヒータ71を取り外した状態の加湿ユニット60の斜視図である。図5において、加湿ユニット60は、水分吸着領域63aに外気を導くための吸着用ダクト68が設けられている。吸着用ダクト68は、前板46の吸込開口64bに向かって開口する空気流入口681を形成している。空気流入口681の形状は、吸込開口46bと同じく中心角が約240°の扇形を成している。
図5は、ヒータ71を取り外した状態の加湿ユニット60の斜視図である。図5において、加湿ユニット60は、水分吸着領域63aに外気を導くための吸着用ダクト68が設けられている。吸着用ダクト68は、前板46の吸込開口64bに向かって開口する空気流入口681を形成している。空気流入口681の形状は、吸込開口46bと同じく中心角が約240°の扇形を成している。
水分を含む空気は、空気流入口681から吸い込まれた後、吸着用ダクト68内を流れて加湿ロータ63の水分吸着領域63aに到達し、そこを透過する際に水分が吸着され、空気流出口683(図3参照)から排出される。空気流出口683は、室外ファン39が回転するときに負圧になる空間(つまり、ベルマウス52の上流側端部)に隣接しており、空気流出口683側の気圧が空気流入口681側より低くなる作用によって、空気が空気流入口681から吸い込まれる。なお、水分吸着領域63aが水分放出領域63bよりもベルマウス52側に配置されている。
図3に示すように、吸込開口46bは、前板46の吹出口46aの右斜め上側に設けられており、吹出口46aと同様に前板46の前方に向かって開口している。室外ファン39によって前方へ押し出された空気は、ベルマウス52に沿って進み、吹出口46aから勢いよく吹き出されるので、吹出口46aから吹き出された空気が吸込開口46bから吸い込まれることはない。
上記のような構成を採る目的は、より水分を含んだ空気を取り込むためである。通常、加湿運転は、暖房運転時に行われるので、室外熱交換器33を通過した空気は低温低湿になっている。このため、低温空気が吸い込まれた場合、加湿ロータ63が吸着することができる水分量が低下する。しかしながら、吸込開口64b及び空気流入口681が室外熱交換器33を通過した空気を吸い込まない構成にしておけば、より水分を含んだ外気を取り込むことができるので、加湿ロータ63が吸着する水分量が低下することを防止することができる。
(4−3)ヒータ71
ヒータ71は、加湿ロータ63の水分放出領域63bから水分を放出させるために、水分放出領域63bに送られる空気を加熱する。加熱された空気は、水分放出領域63bを透過するときに加湿ロータ63から水分を放出させて、高湿の空気となって加湿用ダクト73に入る。
ヒータ71は、加湿ロータ63の水分放出領域63bから水分を放出させるために、水分放出領域63bに送られる空気を加熱する。加熱された空気は、水分放出領域63bを透過するときに加湿ロータ63から水分を放出させて、高湿の空気となって加湿用ダクト73に入る。
(4−4)加湿用ダクト73
図1及び図5に示すように、加湿用ダクト73は、空気をヒータ71経由で水分放出領域63bまで導き、さらに加湿ロータ63を透過した空気をファン75まで導く。加湿用ダクト73に導かれる空気の流れは、ファン75によって発生する。
図1及び図5に示すように、加湿用ダクト73は、空気をヒータ71経由で水分放出領域63bまで導き、さらに加湿ロータ63を透過した空気をファン75まで導く。加湿用ダクト73に導かれる空気の流れは、ファン75によって発生する。
加湿用ダクト73に導かれる空気は、ヒータ71に加熱されて高温空気になり、さらに、加湿ロータ63を透過する際に水分放出領域63bから水分を放出させ高温高湿空気となってファン75に向う。
(4−5)ファン75
ファン75は、図1に示すように、加湿空気を所定の方向へ送り出す羽根車75aと、その羽根車75aを駆動するファンモータ75bとを有している。ファン75は、羽根車75aの回転軸が水平方向となる姿勢で配置され、羽根車75aの回転軸にファンモータ75bの回転軸が直結されている。また、ファン75は機械室42に配置されている。
ファン75は、図1に示すように、加湿空気を所定の方向へ送り出す羽根車75aと、その羽根車75aを駆動するファンモータ75bとを有している。ファン75は、羽根車75aの回転軸が水平方向となる姿勢で配置され、羽根車75aの回転軸にファンモータ75bの回転軸が直結されている。また、ファン75は機械室42に配置されている。
また、羽根車75aはファンケーシング81に囲まれており、このファンケーシング81と加湿用第2ダクト180の入口とが繋がっている。ファンモータ75bは、外側をモータカバー82で覆われている。
(4−6)加湿用第2ダクト180
加湿用第2ダクト180は、ファン75から押し出される高温高湿空気を給気ホース18(図1参照)の接続口まで導くダクトである。加湿用第2ダクト180のほぼ全体が機械室42に位置しているが、給気ホース18との接続口を含む所定部分だけは、右側板47を挟んで機械室42の反対側に位置する(図2参照)。
加湿用第2ダクト180は、ファン75から押し出される高温高湿空気を給気ホース18(図1参照)の接続口まで導くダクトである。加湿用第2ダクト180のほぼ全体が機械室42に位置しているが、給気ホース18との接続口を含む所定部分だけは、右側板47を挟んで機械室42の反対側に位置する(図2参照)。
図5に示すように、加湿用第2ダクト180は、水平ダクト部181と鉛直ダクト部182とを有している。水平ダクト部181は高温高湿空気を水平に導くダクトであり、鉛直ダクト部182は水平ダクト部181に流入した高温高湿空気を下方に導くダクトである。水平ダクト部181は、機械室42から右側板47の後方端に向って延びている。
なお、鉛直ダクト部182は、水平ダクト部181との接続口から鉛直下方に延び、終端が、給気ホース18と接続される。
(5)空調機10の動作
(5−1)冷房運転
冷房運転時、四路切換弁32は、圧縮機31の吐出側と室外熱交換器33のガス側とを接続し、且つ圧縮機31の吸入側と室内熱交換器21のガス側とを接続する(図1の実線で示される状態)。
(5−1)冷房運転
冷房運転時、四路切換弁32は、圧縮機31の吐出側と室外熱交換器33のガス側とを接続し、且つ圧縮機31の吸入側と室内熱交換器21のガス側とを接続する(図1の実線で示される状態)。
また、液側閉鎖弁37及びガス側閉鎖弁38は開状態である。電動膨張弁34の開度は、室内熱交換器21の冷媒出口における冷媒の過熱度SHが過熱度目標値で一定になるように調節される。
この冷媒回路の状態で、圧縮機31、室外ファン39および室内ファン22を運転すると、低圧のガス冷媒は、圧縮機31に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となる。その後、高圧のガス冷媒は、四路切換弁32を経由して室外熱交換器33に送られて、室外ファン39によって供給される室外空気と熱交換を行って凝縮して高圧の液冷媒となる。そして、この高圧の液冷媒は、電動膨張弁34で減圧された後、液側閉鎖弁37および液冷媒連絡配管14を経由して、室内ユニット20に送られる。
この室内ユニット20に送られた低圧の冷媒は、気液二相状態の冷媒となって室内熱交換器15に入り、室内熱交換器15において室内空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。
この低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡配管16を経由して室外ユニット30に送られ、ガス側閉鎖弁38及び四路切換弁32を経由して、アキュムレータ36に流入する。そして、アキュムレータ36に流入した低圧のガス冷媒は、再び、圧縮機31に吸入される。
このように、空調機10では、室外熱交換器33を冷媒の凝縮器として、かつ、室内熱交換器21を冷媒の蒸発器として機能させる冷房運転を行うことができる。
(5−2)暖房運転
暖房運転時、四路切換弁32は、圧縮機31の吐出側と室内熱交換器21のガス側とを接続し、且つ圧縮機31の吸入側と室外熱交換器33のガス側とを接続する(図1の破線で示される状態)。
暖房運転時、四路切換弁32は、圧縮機31の吐出側と室内熱交換器21のガス側とを接続し、且つ圧縮機31の吸入側と室外熱交換器33のガス側とを接続する(図1の破線で示される状態)。
また、電動膨張弁34の開度は、室外熱交換器33に流入する冷媒を室外熱交換器33において蒸発させることが可能な圧力まで減圧するように調節される。液側閉鎖弁37及びガス側閉鎖弁38は開状態である。
この冷媒回路の状態で、圧縮機31、室外ファン39および室内ファン22を運転すると、低圧のガス冷媒は、圧縮機31に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となり、四路切換弁32、ガス側閉鎖弁38およびガス冷媒連絡配管16を経由して、室内ユニット20に送られる。
室内ユニット20に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器21において、室内空気と熱交換を行って凝縮して高圧の液冷媒となり、液冷媒連絡配管14を経由して室外ユニット30に送られる。
液冷媒は、液側閉鎖弁37を通過して、電動膨張弁34に入る。液冷媒は、電動膨張弁34で減圧された後に、室外熱交換器33に流入する。室外熱交換器33に流入した低圧の気液二相状態の冷媒は、室外ファン39によって供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となり、四路切換弁32を経由してアキュムレータ36に流入する。アキュムレータ36に流入した低圧のガス冷媒は、再び、圧縮機31に吸入される。
(5−3)加湿運転
空調機10では、加湿運転は暖房運転と組み合わせて行われる。図2、図3及び図5に示すように、吸着用ダクト68の空気流入口681(図5参照)は前板46の吸込開口64b(図3参照)に向かって開口し、空気流出口683(図2参照)は室外ファン39が回転するときに負圧となるベルマウス52の上流側端部に隣接している。室外ファン39が稼動すると、空気流出口683側の気圧が空気流入口681側より低くなり、その作用によって「室外熱交換器33を通っていない、水分を含んだ外気」が空気流入口681から吸い込まれる。
空調機10では、加湿運転は暖房運転と組み合わせて行われる。図2、図3及び図5に示すように、吸着用ダクト68の空気流入口681(図5参照)は前板46の吸込開口64b(図3参照)に向かって開口し、空気流出口683(図2参照)は室外ファン39が回転するときに負圧となるベルマウス52の上流側端部に隣接している。室外ファン39が稼動すると、空気流出口683側の気圧が空気流入口681側より低くなり、その作用によって「室外熱交換器33を通っていない、水分を含んだ外気」が空気流入口681から吸い込まれる。
加湿ロータ63は、空気流入口681と空気流出口683との間で且つ空気流出口683近傍に位置し、加湿運転時にはロータ駆動用モータ64の動力によって所定の回転速度で回転している。加湿ロータ63の回転によって、水分吸着領域63aで加湿ロータ63に吸着された水分は加湿ロータ63の回転に伴って水分放出領域63bに運ばれ、ヒータ71に対向する位置に来る。
また、ファン75も駆動しているので、外気がヒータ71周囲に回り込み、加熱される。加熱された空気は、加湿ロータ63の水分放出領域63bを通るので、その加熱された空気に曝された部分から水分が放出される。そして、水分を含んだ空気(以下、加湿空気という。)はファン75に吸い込まれ、加湿用第2ダクト180を介して給気ホース18へと吹き出される。加湿された空気は、給気ホース18を経て室内ユニット20へと導かれる。
(6)第1空気流路AF1の通風抵抗増大化制御
室外ユニット30において、室外ファン39の稼動によってケーシング40内に取り込むべき空気量は一定であると想定すると、室外熱交換器33を通過する際の通風抵抗が増加すると、第1空気流路FA1の空気流量が減少し、その減少分だけ第2空気流路FA2の空気流量が増加する。
室外ユニット30において、室外ファン39の稼動によってケーシング40内に取り込むべき空気量は一定であると想定すると、室外熱交換器33を通過する際の通風抵抗が増加すると、第1空気流路FA1の空気流量が減少し、その減少分だけ第2空気流路FA2の空気流量が増加する。
第2空気流路FA2の空気流量が増加すると、加湿ロータ63を通過する空気流量が増加するので、加湿ロータ63に吸着される水分量が増加し、その分だけ加湿ロータ63から放出される水分量も増加する。本実施形態では、上記原理を利用して加湿能力を増大させている。
(6−1)着霜促進による第1空気流路AF1の通風抵抗増大化
図6は、着霜促進による第1空気流路AF1の通風抵抗増大化制御のフローチャートである。図6において、制御部51は、ステップS1からステップS6までの処理を順に実行する。なお、制御部51は、電装品ユニット50に内蔵されているものとする。
図6は、着霜促進による第1空気流路AF1の通風抵抗増大化制御のフローチャートである。図6において、制御部51は、ステップS1からステップS6までの処理を順に実行する。なお、制御部51は、電装品ユニット50に内蔵されているものとする。
先ず制御部51は、ステップS1において加湿運転指令の有無を判定する。例えば、ユーザーがリモコン(図示せず)の所定のスイッチをオンしたとき、リモコンから加湿運転開始信号が制御部51に送られ、加湿運転開始信号を受信した制御部51は加湿運転指令が有ったと判定する。制御部51は、加湿運転指令が有ったと判定したときはステップS2へ進み、加湿運転指令がないと判定したときは引き続き判定を継続する。
次に制御部51は、ステップS2において加湿運転を開始し、ステップS3へ進む。
次に制御部51は、ステップS3において加湿能力増大指令の有無を判定する。例えば、ユーザーがリモコンで所定の操作をしたとき、リモコンから加湿能力増大信号が制御部51に送られ、加湿能力増大信号を受信した制御部51は加湿能力増大指令が有ったと判定する。制御部51は、加湿能力増大指令が有ったと判定したときステップS4へ進み、加湿能力増大指令がないと判定したときは引き続き判定を継続する。
次に制御部51は、ステップS4において着霜促進運転を開始する。着霜促進運転とは、室外熱交換器33への着霜を促進する運転である。ここで、着霜促進運転として、制御部51は室外ファン39の回転数を低減する。室外ファンの回転数を低減することによって、蒸発温度が低下し、室外熱交換器33への着霜が促進される。
室外熱交換器33への着霜は、空気が室外熱交換器33を通過する際の通風抵抗を増加させるので、第1空気流路FA1の空気流量が減少し、その減少分だけ第2空気流路FA2の空気流量が増加する。
加湿ロータ63を通過する空気流量が増加すると、加湿ロータ63に吸着される水分量が増加するので、その分だけ加湿ロータ63から放出される水分量も増加する。つまり、加湿能力が増大する。
次に制御部51は、ステップS5において湿度センサ55の検出値(湿度H)が閾値HS以上であるか否かを判定する。制御部51が、H≧HSであると判定したときはステップS6へ進み、H≧HSではないと判定したときは引き続き判定を継続する。
着霜促進運転を長く継続させると、エネルギー効率の低下を招来するので、適当なタイミングで除霜運転を行うのが好ましい。
本実施形態では、加湿用第2ダクト180内に湿度センサ55を配置しているので、湿度センサ55の検出値を湿度Hとして、予め除霜運転を必要とする状態のときに湿度センサ55で検出される値を閾値HSと設定しておき、湿度Hが閾値HS以上となったときを除霜運転の開始タイミングとしている。
そして、制御部51は、ステップS6において除霜運転を開始し、室外熱交換器33への着霜促進運転を終了する。
以上のように、本実施形態に係る空調機10の室外ユニット30では、室外熱交換器33への着霜促進運転によって、加湿能力の増大を実現することができる。
(6−2)着霜促進運転の態様
上記ステップS4では、着霜促進運転として「室外ファン39の回転数低減」を行ったが、これに限定されるものではなく、「電動膨張弁34の弁開度低減」、又は「室内ファン22の回転数増大」を採用することができる。
上記ステップS4では、着霜促進運転として「室外ファン39の回転数低減」を行ったが、これに限定されるものではなく、「電動膨張弁34の弁開度低減」、又は「室内ファン22の回転数増大」を採用することができる。
前者においては、電動膨張弁34の弁開度を絞ることによって蒸発圧力が低下し、室外熱交換器33への着霜が促進される。後者においては、室内ファン22の回転数を増大させることによって、室内熱交換器21での冷媒凝縮が促進され、結果として室外熱交換器33での冷媒の蒸発圧力が低下し、室外熱交換器33への着霜が促進される。
(7)特徴
(7−1)
室外ユニット30では、第1空気流路AF1に対する通風抵抗を増大させることによって、第1空気流路AF1の空気流量が減少する。ケーシング40内に取り込むべき空気量に変化がないと想定すると、第1空気流路AF1の空気流量の減少分だけ、第2空気流路の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気流量が増加し、加湿量も増加する。
(7−1)
室外ユニット30では、第1空気流路AF1に対する通風抵抗を増大させることによって、第1空気流路AF1の空気流量が減少する。ケーシング40内に取り込むべき空気量に変化がないと想定すると、第1空気流路AF1の空気流量の減少分だけ、第2空気流路の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気流量が増加し、加湿量も増加する。
(7−2)
室外ユニット30では、吸込開口46bから室外熱交換器33を通過しない空気が流入する上、室外熱交換器33の通風抵抗増加で減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
室外ユニット30では、吸込開口46bから室外熱交換器33を通過しない空気が流入する上、室外熱交換器33の通風抵抗増加で減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
(7−3)
室外ユニット30では、室外熱交換器33への着霜が発生した際には、室外熱交換器33の通風抵抗増加によって減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
室外ユニット30では、室外熱交換器33への着霜が発生した際には、室外熱交換器33の通風抵抗増加によって減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
(7−4)
室外ユニット30では、室外ファン39の回転数を低減することによって、蒸発温度が低下し、室外熱交換器33への着霜が促進される。そして、室外熱交換器33への着霜が発生した際には、室外熱交換器33の通風抵抗増加によって減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
室外ユニット30では、室外ファン39の回転数を低減することによって、蒸発温度が低下し、室外熱交換器33への着霜が促進される。そして、室外熱交換器33への着霜が発生した際には、室外熱交換器33の通風抵抗増加によって減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
(7−5)
室外ユニット30では、電動膨張弁34の弁開度を絞ることによって蒸発圧力が低下し、室外熱交換器33への着霜が促進される。そして、室外熱交換器33への着霜が発生した際には、室外熱交換器33の通風抵抗増加によって減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
室外ユニット30では、電動膨張弁34の弁開度を絞ることによって蒸発圧力が低下し、室外熱交換器33への着霜が促進される。そして、室外熱交換器33への着霜が発生した際には、室外熱交換器33の通風抵抗増加によって減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
(7−6)
室外ユニット30では、室内ユニット20の室内ファン22の回転数を増大させることによって、室外熱交換器33への着霜が促進される。そして、室外熱交換器33への着霜が発生した際には、室外熱交換器33の通風抵抗増加によって減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
室外ユニット30では、室内ユニット20の室内ファン22の回転数を増大させることによって、室外熱交換器33への着霜が促進される。そして、室外熱交換器33への着霜が発生した際には、室外熱交換器33の通風抵抗増加によって減少した空気流量に相当する量の空気が吸込開口46bから導入されることになり、第2空気流路AF2の空気流量が増加する。その結果、加湿ロータ63に流れる空気量が増加し、加湿量も増加する。
(8)変形例
上記実施形態では、主として、着霜促進による第1空気流路AF1の通風抵抗増大化制御について説明したが、これは、加湿運転は暖房運転と共に行われることを前提としている。
上記実施形態では、主として、着霜促進による第1空気流路AF1の通風抵抗増大化制御について説明したが、これは、加湿運転は暖房運転と共に行われることを前提としている。
他方、加湿運転が冷房運転と共に行われる場合もあるが、この場合は着霜促進による第1空気流路AF1の通風抵抗増大化は実現できない。
そこで、本変形例では、ケーシング40と室外熱交換器33との間にダンパ機構を設けることによって、冷房運転、暖房運転にかかわらず通風抵抗増大化を行うことができる空調機10の室外ユニット30を提供する。
例えば、ケーシング40の吸込口と室外熱交換器33との間遮蔽板を介在させて、遮蔽板の開度を可変とする。遮蔽板の開度を絞ることによって、第1空気流路AF1の空気流量を減少させることができる。
その結果、第1空気流路AF1の空気流量を減少させた分だけ、第2空気流路AF2の空気流量が増加し、加湿ロータ63に流れる空気流量が増加し、加湿量も増加する。
以上のように、本願発明によれば、加湿ユニットを備えた空調機の室外ユニットに限らず、仕切部材によって空間を2分割されたケーシング内にそれら2つの空間を跨ぐように他のユニットが配置される機器にも有用である。
10 空調機
20 室内ユニット
22 室内ファン
30 室外ユニット
33 室外熱交換器
34 電動膨張弁
39 室外ファン
40 本体ケーシング
46b 吸込開口
51 制御部
63 加湿ロータ
20 室内ユニット
22 室内ファン
30 室外ユニット
33 室外熱交換器
34 電動膨張弁
39 室外ファン
40 本体ケーシング
46b 吸込開口
51 制御部
63 加湿ロータ
Claims (7)
- 室内ユニットに冷媒連絡配管を介して接続される、空調機の室外ユニットであって、
制御部(51)と、
外郭を形成する本体ケーシング(40)と、
前記本体ケーシング(40)に収納される室外熱交換器(33)と、
前記本体ケーシング(40)に収納され、前記室外熱交換器(33)を通過する空気流を生成する室外ファン(39)と、
空気中の水分を吸着した後、加熱されることで吸着した前記水分を放出する吸着部材(63)を有する加湿ユニット(60)と、
を備え、
前記本体ケーシング(40)内には、前記室外ファン(39)の稼動によって、
前記室外熱交換器(33)を通過する第1空気流れと、
前記吸着部材(63)を通過する第2空気流れと、
が生成され、
前記制御部(51)は、加湿能力が必要な所定条件時に、前記第1空気流れに対する通風抵抗を増大させる抵抗増大化制御を行う、
空調機の室外ユニット。 - 前記本体ケーシング(40)は、前記室外熱交換器(33)を通らない空気を導入する吸込開口(46b)を有し、
前記第2空気流れは、前記吸込開口(46b)から導入された空気の流れである、
請求項1に記載の空調機の室外ユニット。 - 前記制御部(51)は、前記抵抗増大化制御において、前記室外熱交換器(33)に意図的に着霜させる、
請求項1又は請求項2に記載の空調機の室外ユニット。 - 前記制御部(51)は、前記抵抗増大化制御において、前記室外ファン(39)の回転数を低減する、
請求項3に記載の空調機の室外ユニット。 - 前記室外熱交換器(33)から出た冷媒を減圧する電動膨張弁(34)をさらに備え、
前記制御部(51)は、前記抵抗増大化制御において、前記電動膨張弁(34)の弁開度を絞る、
請求項3に記載の空調機の室外ユニット。 - 前記室内ユニットには、室内熱交換器(21)、及び前記室内熱交換器(21)に送風する室内ファン(22)が配置されており、
前記制御部(51)は、前記抵抗増大化制御において、前記室内ファン(22)の回転数を増大させる、
請求項3に記載の空調機の室外ユニット。 - 前記室外熱交換器(33)を通過する前記第1空気流れの流量を調節するダンパをさらに備え、
前記制御部(51)は、前記抵抗増大化制御において、前記ダンパを介して前記第1空気流れの流量を減少させる、
請求項1に記載の空調機の室外ユニット。
Priority Applications (1)
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JP2014256694A JP2016118312A (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | 空調機の室外ユニット |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016118312A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106642402A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-05-10 | 美的集团武汉制冷设备有限公司 | 室外机、空调器及空调器用蓄热组件补水的控制方法 |
CN108954700A (zh) * | 2018-05-16 | 2018-12-07 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 具有加湿功能的空调器的控制方法及控制装置 |
CN110410876A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-11-05 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 一种空调器室外机以及空调器 |
-
2014
- 2014-12-18 JP JP2014256694A patent/JP2016118312A/ja active Pending
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