JP6886680B2 - 建築物、建築物の設置方法、建築物の改装方法及び建築物の撤去方法 - Google Patents
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Description
本明細書等において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「平行」、「方向」等の用語については、その用語の厳密な意味に加えて、ほぼ平行、概ねその方向とみなせる範囲を含む。
また、本実施形態では、建築物1が設置面200に固定された状態の鉛直方向(上下方向)をZ方向とする。また、水平方向をX方向及びY方向とする。水平方向のうち、コンテナの短手方向(奥行方向)をX方向とし、長手方向(幅方向)をY方向とする。
図1は、本実施形態における建築物1の構成を説明する斜視図である。
図2は、建築物1を天井面から見たときの平面図である。図2では、外カバー30、天板101の図示を省略している。図3(A)は、図2の第1コンテナ10を側面102から見たときの側面図である。図3(B)は、図2のa−a線に相当する断面図である。図3では、天板101を図示している。
第1コンテナ10及び第2コンテナ20は、柱材、梁材(不図示)を格子状に組み合わせ、その天井面、側面(一部を除く)及び底面に、天板、側板及び底板を取り付けた構造体である。
天井面は、コンテナの最も上側であって、X−Y平面と平行な面である。天井面には、天板101が取り付けられている。
Y−Z平面に平行な側面のうち、コンテナが建築物1として並んで配置されたときに内側となる側面(第1側面)は、開放されている。その側面には側板が取り付けられていないが、以下、この側面を、便宜上「側面102」ともいう。なお、側面102には、部分的に側板が取り付けられていてもよい。
Y−Z平面に平行な側面のうち、コンテナが建築物1として並んで配置されたときに外側となる側面(第1側面とは反対側の第2側面)には、側板103が取り付けられている。第1コンテナ10の側板103は、建築物1の正面側に配置されている。第2コンテナ20の側板103は、建築物1の背面側に配置されている。
底面は、コンテナの最も下側であって、X−Y平面と平行な面である。底面には、底板106が取り付けられている。後述するように、底板106の上側には、床板107(図3参照)が取り付けられている。
図2に示すように、第1コンテナ10の内部には、調理ユニット11が設置されている。調理ユニット11は、流し台、ガスコンロ等(不図示)を備えた水廻り設備である。調理ユニット11は、図3(A)に示すように、床板107の上に設置されている。床板107は、底板106の上側に設けられた板材である。底板106と床板107との間には、後述する各種の配管を実装するための隙間が設けられている。
なお、内カバー40は、第1コンテナ10又は第2コンテナ20のうちのいずれか一方の床板107に固定してもよいし、図9に示す変形形態(後述)のように、床板107又は内カバー40に位置決め部を設けてもよい。
図4は、外カバー30の構成を説明する斜視図である。
先に説明したように、外カバー30は、第1コンテナ10と第2コンテナ20との間に設けられた隙間S(図2参照)を覆うための部材である。外カバー30は、図4に示すように、逆凹形に形成されている。外カバー30は、例えば、木材、樹脂、金属等により形成される。外カバー30を木材で構成した場合、外側の面に防水塗料を塗布したり、ゴム等の防水性を有する材料をコーティングしたりすることが好ましい。外カバー30の幅Wは、第1コンテナ10と第2コンテナ20との間に設けられた隙間Sよりも数cm程度広くすることが望ましい。
図5(A)及び(B)は、コンテナの固定方法を説明する図である。図5は、図1のa部に対応する。図5(A)は、コンテナを基礎200に固定する手順を説明する図である。図5(B)は、コンテナを基礎200に固定した状態を説明する図である。なお、図5では、第2コンテナ20を例として説明するが、第1コンテナ10も同様に構成されているため、同様の手順で基礎200に固定することができる。
図6(A)〜(D)は、建築物1を設置する手順を説明する図である。なお、図6〜図8では、コンテナをより簡略化して図示する。また、配管の接続、切り離し等に関する説明を省略する。
まず、図6(A)に示すように、第1コンテナ10を基礎200に設置する。基礎200において、第1コンテナ10を設置する位置は、X方向の奥側(背面側)である。図示していないが、この位置には、アンカーボルト210(図5参照)が埋め込まれている。第1コンテナ10を基礎200に設置した後、アンカーボルト210にナット220(図5参照)を締結して、第1コンテナ10を基礎200に固定する。
次に、設置された建築物1において、一方のコンテナを別のコンテナに入れ替えて、建築物1を部分的に改装(リニューアル)する場合について説明する。ここでは、客室として構成された第2コンテナ20を、内装の異なる別の第2コンテナ20Aに入れ替える例について説明する。図7(A)〜(D)は、建築物1を改装する手順を説明する図である。
次に、図7(B)に示すように、建築物の手前側(正面側)に設置された第2コンテナ20を、基礎200から移動する。第2コンテナ20を移動する際には、コンテナの四隅において、アンカーボルト210からナット220の締結を解除する。
なお、本例では、第2コンテナ20を、別の第2コンテナ20Aに入れ替える例について説明したが、第1コンテナ10を、別の第1コンテナ10A(不図示)に入れ替える場合も、第2コンテナ20の入れ替えと同様の手順で行うことができる。
次に、設置された建築物1を撤去する場合について説明する。図8(A)〜(C)は、建築物1を撤去する手順を説明する図である。
まず、図8(A)に示すように、建築物1から外カバー30を取り外す。外カバー30は、コンテナに固定されていないため、建築物1から容易に取り外すことができる。
本実施形態の建築物1において、第1コンテナ10と第2コンテナ20との隙間Sを覆う外カバー30は、コンテナの天板101に固定されない。そのため、外カバー30の取り付け及び取り外しに手間と時間がかからず、簡単に行うことができる。従って、本実施形態の建築物1は、カバー材を溶接、ボルト等により構造体に締結する従来技術の建築物に比べて、設置、改装及び撤去を容易に行うことができる。
本実施形態において、外カバー30は、一体に形成してもよいし、複数の部材を接合してもよい。複数の部材を接合する場合に、各部を同一の材料により形成してもよいし、異なる材料により形成してもよい。例えば、天板101側をプラスチックとし、側板104、105側を木材としてもよい。また、外カバー30に通気用又は採光用の開口部を設けてもよい。その場合に、通気用の開口部には金網等を設け、採光用の開口部にはガラス等の透明な板材を嵌め込むことが望ましい。
本実施形態において、側板103〜105の内側又は外側、或いは両側に断熱パネルを取り付けてもよい。
また、位置決め部10a,20aは、コンテナ側ではなく、図9(B)に示すように、外カバー30の内側に設けてもよい。
Claims (8)
- 複数のコンテナが並んで配置され、
一の前記コンテナの第1側面と、他の前記コンテナの第1側面との間に隙間が設けられ、
複数の前記コンテナは、それぞれ設置面に固定され、
隣接する前記コンテナの天井面同士の間及び側面同士の間が、逆凹形の外カバーにより覆われ、
一の前記コンテナは、
水廻り設備と、
少なくとも前記水廻り設備のための配管であって、前記第1側面とは反対側の第2側面の側に開口した配管と、
を備え、
前記外カバーは、隣接するそれぞれの前記コンテナに固定されていない、
建築物。 - 隣接する前記コンテナの底面同士の間が内カバー部により覆われること、
を特徴とする請求項1に記載の建築物。 - 一の前記コンテナにおいて、前記水廻り設備は、他の前記コンテナの側に開放された空間を有する調理ユニットであり、
他の前記コンテナは、前記水廻り設備を備えていない客室であること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建築物。 - 一の前記コンテナの前記第1側面の外縁と、前記調理ユニットの外縁とが略一致していること、
を特徴とする請求項3に記載の建築物。 - 複数のコンテナを、一の前記コンテナの第1側面と、他の前記コンテナの前記第1側面との間に隙間を設けた状態で並べて配置する工程と、
複数の前記コンテナを、設置面に対して固定する工程と、
隣接する前記コンテナの天井面同士の間及び側面同士の間を、逆凹形の外カバーにより、隣接するそれぞれの前記コンテナに固定しないように覆う工程と、
を有する建築物の設置方法。 - 請求項5に記載の建築物の設置方法により設置された建築物の改装方法であって、
隣接する前記コンテナの天井面同士の間及び側面同士の間から前記外カバーを取り外す工程と、
一の前記コンテナ又は他の前記コンテナの設置面に対する固定を解除する工程と、
固定を解除した一の前記コンテナ又は他の前記コンテナを、設置面から移動する工程と、
移動した一の前記コンテナ又は他の前記コンテナが設置されていた場所に、別のコンテナを配置し、設置面に対して固定する工程と、
隣接する前記コンテナの天井面同士の間及び側面同士の間を、逆凹形の前記外カバーにより、隣接するそれぞれの前記コンテナに固定しないように覆う工程と、
を有する建築物の改装方法。 - 別の前記コンテナは、一の前記コンテナと同種のコンテナ又は他の前記コンテナと同種のコンテナであること、
を特徴とする請求項6に記載の建築物の改装方法。 - 請求項5に記載の建築物の設置方法により設置された建築物の撤去方法であって、
隣接する前記コンテナの天井面同士の間及び側面同士の間から前記外カバーを取り外す工程と、
一の前記コンテナ及び他の前記コンテナの設置面に対する固定を解除する工程と、
一の前記コンテナ及び他の前記コンテナを、設置面から移動する工程と、
を有する建築物の撤去方法。
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