JP6886543B1 - 放熱構造体およびそれを備えるバッテリー - Google Patents
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Abstract
Description
(2)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記熱伝導部材は、金属、炭素若しくはセラミックスの少なくとも1つを含み、可撓性を有するシート状部材であっても良い。
(3)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記弾性部材は、前記所定方向と直交する方向に沿って延び、かつ前記厚さ方向に貫通する切り込みが、前記所定方向に複数形成されており、前記熱伝導部材は、前記切り込みを通って前記凹凸を繰り返すよう配置されても良い。
(4)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記熱伝導部材は、糸状部材であり、前記弾性部材を前記厚さ方向に貫通しながら前記所定方向に沿って縫うことにより前記弾性部材に保持されても良い。
(5)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記弾性部材は、前記所定方向と直交する方向に沿って、複数の前記熱伝導部材を保持しても良い。
(6)別の実施形態に係る放熱構造体は、好ましくは、前記熱伝導シートの表面に、当該表面に接触する熱源から当該表面への熱伝導性を高めるための熱伝導性オイルを有しても良い。
(7)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記熱伝導性オイルは、シリコーンオイルと、前記シリコーンオイルより熱伝導性が高く、金属、セラミックスまたは炭素の1以上からなる熱伝導性フィラーと、を含んでも良い。
(8)一実施形態に係るバッテリーは、冷却部材を流す構造を持つ筐体内に、1または2以上の熱源としてのバッテリーセルを備えたバッテリーであって、前記バッテリーセルと前記筐体との間に、上述のいずれかの放熱構造体を備える。
図1は、第1実施形態に係る放熱構造体の平面図を示す。図2は、図1におけるA−A線断面図およびその一部Bの拡大図をそれぞれ示す。なお、この実施形態において、熱源は、図2の紙面上方に配置され、冷却部材は、図2の紙面下方に配置されるものとする。以後の実施形態においても同様である。また、放熱構造体1において、熱伝導部材10の凹凸の数は特に限定されない。以後の実施形態においても同様である。
この実施形態に係る放熱構造体1は、熱源から冷却部材に熱を伝導させて熱源からの放熱を可能とする部材である。放熱構造体1は、熱源と冷却部材との間に配置され、所定方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状を有する熱伝導部材10と、熱伝導部材10を保持する機能を有する弾性部材20と、を備える。熱伝導部材10は、弾性部材20をその厚さ方向(図2の上下方向)に貫通して凹凸を繰り返すよう配置される。弾性部材20は、熱源および冷却部材とそれぞれ対向する2つの面21,22において、所定間隔を空けて熱伝導部材10が露出するよう熱伝導部材10を保持する。熱伝導部材10は、「放熱部材」または「伝熱部材」と称しても良い。
熱伝導部材10は、好ましくは、所定方向に向かって連続した矩形状の凹凸を繰り返す形状を有する部材である。この実施形態において、熱伝導部材10は、図2の左右方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状を有する。ただし、熱伝導部材10は、図2の左右方向に限定されず、紙面奥行方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状であっても良いし、複数の方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状であっても良い。熱伝導部材10は、好ましくは、金属、炭素若しくはセラミックスの少なくとも1つを含み、可撓性を有するシート状部材である。熱伝導部材10は、好ましくは炭素を含むシートであり、さらに好ましくは90質量%以上を炭素から構成されるシートである。例えば、熱伝導部材10に、樹脂を焼成して成るグラファイト製のフィルムを用いることもできる。ただし、熱伝導部材10は、炭素と樹脂とを含むシートであっても良い。その場合、樹脂は、合成繊維でも良く、その場合には、樹脂として好適にはアラミド繊維を用いることができる。本願でいう「炭素」は、グラファイト、グラファイトより結晶性の低いカーボンブラック、ダイヤモンド、ダイヤモンドに近い構造を持つダイヤモンドライクカーボン等の炭素(元素記号:C)から成る如何なる構造のものも含むように広義に解釈される。熱伝導部材10は、この実施形態では、樹脂に、グラファイト繊維やカーボン粒子を配合分散した材料を硬化させた薄いシートとすることができる。熱伝導部材10は、メッシュ状に編んだカーボンファイバーであっても良く、さらには混紡してあっても混編みしてあっても良い。なお、グラファイト繊維、カーボン粒子あるいはカーボンファイバーといった各種フィラーも、すべて、炭素フィラーの概念に含まれる。また、熱伝導部材10は、「熱伝導シート」と称しても良い。
弾性部材20の重要な機能は変形容易性と、回復力である。回復力は、弾性変形性による。変形容易性は、熱源の形状に追従するために必要な特性であり、特にリチウムイオンバッテリーなどの半固形物、液体的性状も持つ内容物などを変形しやすいパッケージに収めてあるようなバッテリーセルの場合には、設計寸法的にも不定形または寸法精度があげられない場合が多い。このため、弾性部材20の変形容易性や追従力を保持するための回復力の保持は重要である。
熱伝導性オイルは、好ましくは、シリコーンオイルと、シリコーンオイルより熱伝導性が高く、金属、セラミックスまたは炭素の1以上からなる熱伝導性フィラーとを含む。熱伝導部材10は、微視的に、隙間(孔あるいは凹部)を有する。通常、当該隙間には空気が存在し、熱伝導性に悪影響を及ぼす可能性が有る。熱伝導性オイルは、その隙間を埋めて、空気に代わって存在することになり、熱伝導部材10の熱伝導性を向上させる機能を有する。
次に、第2実施形態に係る放熱構造体について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第3実施形態に係る放熱構造体について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、本発明の各実施形態に係る放熱構造体の好適な製造方法の一例を説明する。
第1実施形態に係る放熱構造体1の製造方法の一例について説明する。
第2実施形態に係る放熱構造体1aの製造方法の一例について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
第1実施形態に係る放熱構造体1の製造方法の変形例の一例について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
第3実施形態に係る放熱構造体1bの製造方法の一例について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、本実施形態に係るバッテリーについて説明する。
上述のように、本発明の好適な各実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されることなく、種々変形して実施可能である。
Claims (5)
- 熱源から冷却部材に熱を伝導させて前記熱源からの放熱を可能とする放熱構造体であって、
前記熱源と前記冷却部材との間に配置され、所定方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状を有する熱伝導部材と、
前記熱伝導部材を保持する機能を有する弾性部材と、
を備え、
前記熱伝導部材は、前記弾性部材をその厚さ方向に貫通して前記凹凸を繰り返すよう配置され、
前記弾性部材は、前記熱源および前記冷却部材とそれぞれ対向する2つの面において、所定間隔を空けて前記熱伝導部材が露出するよう前記熱伝導部材を保持し、
前記熱伝導部材は、糸状部材であり、前記弾性部材を前記厚さ方向に貫通しながら前記所定方向に沿って縫うことにより前記弾性部材に保持されることを特徴とする放熱構造体。 - 前記弾性部材は、前記所定方向と直交する方向に沿って、複数の前記熱伝導部材を保持することを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
- 前記熱伝導部材の表面に、当該表面に接触する熱源から当該表面への熱伝導性を高めるための熱伝導性オイルを有することを特徴とする請求項1または2に記載の放熱構造体。
- 前記熱伝導性オイルは、シリコーンオイルと、前記シリコーンオイルより熱伝導性が高く、金属、セラミックスまたは炭素の1以上からなる熱伝導性フィラーと、を含むことを特徴とする請求項3に記載の放熱構造体。
- 冷却部材を流す構造を持つ筐体内に、1または2以上の熱源としてのバッテリーセルを備えたバッテリーであって、前記バッテリーセルと前記筐体との間に、請求項1から4のいずれか1項に記載の放熱構造体を備えるバッテリー。
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