JP6884773B2 - 通信システム、および、通信システムの制御方法 - Google Patents

通信システム、および、通信システムの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6884773B2
JP6884773B2 JP2018520067A JP2018520067A JP6884773B2 JP 6884773 B2 JP6884773 B2 JP 6884773B2 JP 2018520067 A JP2018520067 A JP 2018520067A JP 2018520067 A JP2018520067 A JP 2018520067A JP 6884773 B2 JP6884773 B2 JP 6884773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
unit
setting information
client devices
communication unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018520067A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017208299A1 (ja
Inventor
聡司 峯澤
聡司 峯澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2017208299A1 publication Critical patent/JPWO2017208299A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6884773B2 publication Critical patent/JP6884773B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/06Authentication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/04Terminal devices adapted for relaying to or from another terminal or user

Description

この発明は、無線通信ネットワークの接続設定処理に関する。
特開2003−318914号公報(特許文献1)および特開2013−161250号公報(特許文献2)等には、1つのサーバに対して複数のクライアント機器が接続された無線通信ネットワークが記載されている。このような無線通信ネットワークの形成には、サーバと各クライアント機器との間で、初回接続時に、相互認証を含むセキュリティ設定等のために接続設定を実行することが必要である。
また、特開2014−236326号公報(特許文献3)には、上記のような接続設定の一態様として、WPS(Wi−Fi−Protected Setup:登録商標)を利用した、デバイスサーバ接続設定方法が記載されている。具体的には、WPSのプッシュボタン方式で用いられるスイッチを共用して、当該スイッチの押下時に、WPSに加えて、デバイスサーバへの周辺機器の接続設定を開始することが記載されている。具体的には、クライアント側およびデバイスサーバでの第1スイッチ(ボタン)および第2スイッチ(ボタン)の操作に応じて、接続設定を受け付けるための接続待ち状態が所定時間形成されて、当該所定時間内に接続設定が確立されると、所定の情報の授受を通じて、新たに接続設定されたクライアント機器が、デバイスサーバと接続された周辺機器を使用可能となる。
特開2003−318914号公報 特開2013−161250号公報 特開2014−236326号公報
特許文献1,2のような、1つのサーバに対して複数のクライアント機器が接続される無線通信ネットワークの初期設定時には、サーバと各クライアント機器の間で、接続設定を順次実行する作業が必要となる。この際には、特許文献3に記載されたWPSのプッシュボタン方式等、サーバと接続されるクライアント機器との間で通信することによって、接続設定に必要な情報を送受信することが一般的である。
しかしながら、このような接続設定では、クライアント機器とサーバとの通信が成立しなければ、情報をサーバからクライアント機器に送信することができない。この結果、複数のクライアント機器を無線ネットワークに接続するためには、全てのクライアント機器とサーバとの間で正常に通信が成立しなければ接続設定を完了することができないため、作業時間が長期化することが懸念される。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、複数のクライアント機器が接続される無線通信ネットワークにおける接続設定の作業負荷および作業時間を低減することである。
この発明に係る通信システムは、複数のクライアント機器と、複数のクライアント機器との間で無線ネットワークを形成する通信制御装置と、入力装置とを備える。通信制御装置は、数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成される第1の通信部を含む。複数のクライアント機器の各々は、第2の通信部と、第3の通信部と、第1の記憶部と、通信制御部とを含む。第2の通信部は、第1の通信部と無線通信するように構成される。第3の通信部と、第1および第2の通信部とは異なる通信形態によって当該クライアント機器の外部と通信するように構成される。第1の記憶部は、各クライアント機器が無線ネットワークを形成して通信制御装置と通信するために必要な設定情報を記憶するために設けられる。入力装置は、第1および第2の通信部の間の通信経路とは異なる経路によって、複数のクライアント機器の各々に対して設定情報を入力するように構成される。通信制御部は、入力装置から第3の通信部が受信した設定情報を第1の記憶部に書き込むように構成される。
この発明は他の局面では、通信システムの制御方法である。通信システムは、複数のクライアント機器と、複数のクライアント機器との間で無線ネットワークを形成する通信制御装置とを備える。通信制御装置は、複数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成された第1の通信部を含む。複数のクライアント機器の各々は、第2の通信部と、第3の通信部と、記憶部とを含む。第2の通信部は、第1の通信部と無線通信するように構成される。第3の通信部は、第1および第2の通信部とは異なる通信形態によって当該クライアント機器の外部と通信するように構成される。記憶部は、各クライアント機器が無線ネットワークを形成して通信制御装置と通信するために必要な設定情報を記憶するために設けられる。制御方法は、複数のクライアント機器の各々に対して第1および第2の通信部の間の通信経路とは異なる経路によって設定情報を入力するステップと、複数のクライアント機器の各々において上記経路を経由して第3の通信部が受信した設定情報を記憶部に書き込むステップとを備える。
本発明によれば、複数のクライアント機器が接続される無線通信ネットワークにおける接続設定の作業負荷および作業時間を低減することができる。
本発明の実施の形態1に従う通信システムの適用例であるエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。 無線ホームネットワークへの一般的な接続設定処理を説明するための状態遷移図である。 図2による接続設定処理の手順を説明するための概念図である。 本実施の形態に従う通信システムにおける接続設定処理を説明するための概念図である。 図1に示されたコントローラの構成例を説明するブロック図である。 図1に示された操作端末装置(リモコン)の構成を説明するブロック図である。 図1に示された電気機器(クライアント機器)の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態1に従う通信システムでのコントローラにおける接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1に従う通信システムでのリモコンに対する設定情報の入力処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1に従う通信システムでのリモコンからの設定情報の出力処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1に従う通信システムでのクライアント機器における接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1の変形例に従う通信システムの適用例であるエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。 実施の形態1の変形例に従う通信システムにおけるコントローラの構成例を説明するブロック図である。 実施の形態1の変形例に従う通信システムでのリモコンにおける接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1の変形例に従う通信システムでのコントローラにおける接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に従う通信システムが適用されたエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。 実施の形態2に従う通信システムにおけるコントローラの構成例を説明するブロック図である。 実施の形態2に従う通信システムにおけるクライアント機器(電気機器)の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態2に従う通信システムにおけるカートリッジの構成例を説明するブロック図である。 実施の形態2に従う通信システムでのコントローラにおける接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2に従う通信システムでのカートリッジにおける接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2に従う通信システムでのクライアント機器における接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3に従う通信システムの適用例であるエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。 実施の形態3に従う通信システムにおけるコントローラの構成例を説明するブロック図である。 実施の形態3に従う通信システムにおけるクライアント機器(電気機器)の構成例を説明するブロック図である。 図23に示された入力経路の第1の形成例を説明する概念図である。 図23に示された入力経路の第2の形成例を説明する概念図である。 実施の形態4に従う接続設定のLED表示例を説明する図表である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下では、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。なお、以下では複数の実施の形態およびその変形例について説明するが、各実施の形態または変形例で説明された構成または制御を矛盾の無い範囲内で適宜組合わせることは、出願当初から予定されている。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従う通信システムの適用例であるエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。
図1を参照して、エネルギ管理システム5は、宅内の複数の電気機器30を統合した、エネルギ管理および機器連携等の機能を有するHEMS(Home Energy Management System)である。エネルギ管理システム5は、複数の電気機器30およびコントローラ100の間に形成される通信システム10を含む。通信システム10によって、各電気機器30およびコントローラ100間で、エネルギ管理および機器連携等の機能を実現するためのデータや信号が授受される。
通信システム10において、コントローラ100および各電気機器30は、無線ホームネットワーク20に接続されることで、相互に通信可能となる。本実施の形態において、通信システム10は、コントローラ100を「サーバ」とし、複数の電気機器30の各々を「クライアント機器」とする無線ホームネットワーク20により構成される。無線ホームネットワーク20は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zig−Bee(登録商標)、ECHONET Lite(登録商標)、Wi−SUN(登録商標)、特定小電力小無線(900MHz,400MHz)等の各種通信プロトコルに従って通信するためのネットワークである。すなわち、コントローラ100および各電気機器30は、この通信プロトコルに従って信号を送受信することによって、無線ホームネットワーク20を経由して、相互に通信することができる。
複数の電気機器30は、空調機器、冷蔵庫、テレビジョン受像機、電気給湯器、電磁調理器および、換気扇等の家庭用機器によってそれぞれ構成されて、宅内に適宜分散配置される。各電気機器30は、通信アダプタ40を内蔵することによって、無線ホームネットワーク20に接続可能に構成される。無線ホームネットワーク20は、「無線通信ネットワーク」の一実施例として示される。すなわち、本発明において、「無線通信ネットワーク」は、宅内程度の比較的近距離内に形成されるものを意味する。以下、本実施の形態では、無線ホームネットワーク20による通信は、Wi−Fi(登録商標)の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)接続によって実行されるものとする。すなわちコントローラ100および通信アダプタ40(電気機器30)は、無線LAN接続用のインターフェイスを備えるように構成されている。
また、本明細書では、各電気機器30に通信アダプタ40が内蔵される構成例を説明するが、通信アダプタ40については、別個の機器として、電気機器30に外付けされる態様で構成されてもよい。いずれにしても、各電気機器30は、通信アダプタ40を用いたデータや信号の送受信によって、コントローラ100との間での情報を授受することが可能である。
コントローラ100は、複数の電気機器30を統括して制御するHEMSコントローラであり、「通信制御装置」の一実施例に対応する。また、コントローラ100は、無線ホームネットワーク20と、HEMS外部に形成される図示しない広域ネットワーク(たとえば、インターネット)との間におけるホームゲートウェイサーバとして機能することも可能である。これにより、コントローラ100は、外部のサーバ等との通信が可能となる。
コントローラ100は、無線通信または有線通信によって、操作端末15と接続されている。操作端末15は、代表的には、住宅の壁面等に固定配置されたリモートコントローラによって構成することができる。操作端末15には、ユーザが視認可能な態様で情報を表示するための表示部16が設けられる。表示部16は、代表的には、液晶タッチパネル画面によって構成することができる。また、操作端末15は、タブレット端末によって構成することも可能である。あるいは、操作端末15およびコントローラ100が一体化された構成とされてもよい。
ユーザは、操作端末15を用いて、コントローラ100に対する操作指令を入力することができる。たとえば、タッチパネル画面上のソフトスイッチや、表示部16とは別に設けられたハードスイッチ等を用いて、操作指令は入力される。これにより、コントローラ100は、ユーザが入力した操作指令に従って、エネルギ管理に関するデータを、表示部16を用いて表示することができる。この表示データは、無線ホームネットワーク20を経由して各電気機器30から送信されたデータや信号を用いて作成される。
あるいは、コントローラ100は、ユーザが入力した操作指令に従って、各電気機器30に対して動作指令(たとえば、運転の起動/停止や省エネルギモードでの動作の指令)を出力することができる。当該動作指令は、無線ホームネットワーク20を経由して、コントローラ100から各電気機器30に対して送信される。
無線ホームネットワーク20は、種々の電波が混在している環境下で形成される。したがって、セキュリティが確保された機器同士の間でのみデータ通信が行われるように、相互認証のための接続設定が必要となる。各電気機器30(クライアント機器)について、コントローラ100との間での接続設定が完了すると、以降では自動的に無線ホームネットワーク20へ接続することが可能となる。
まず、図2および図3を用いて、無線ホームネットワークへの一般的な接続設定処理を説明する。図2には、図1に示されたコントローラ100の接続設定処理に関連する状態遷移図が示される。
図2を参照して、コントローラ100は、デフォルトでは接続不可状態とされるとともに、起動条件101が成立すると、接続不可状態から接続受付状態へ遷移する。たとえば、WPSのプッシュボタン方式では、起動条件101は、所定のボタンに対するユーザ操作が検知されることによって成立する。
図3には、図2に対応する接続設定処理の手順を説明する概念図が示される。
図3を参照して、コントローラ100は、接続受付状態(図2)であるときに、いずれかのクライアント機器(電気機器30)から接続設定の要求信号を受信すると、当該クライアント機器の接続設定処理を実行する。たとえば、当該要求信号は、クライアント機器側において所定のボタンがユーザによって操作されたときに出力される。
さらに、コントローラ100と接続設定要求を出力した電気機器30(クライアント機器)との間で、情報(好ましくは、暗号化された情報)が、無線ホームネットワーク20と共通の通信プロトコルに従った無線通信によって送受信されることにより、相互認証が実行されるとともに、コントローラ100と通信するための所定の設定情報が、当該クライアント機器へ出力される。そして、設定情報が、クライアント機器に格納されることによって、接続設定が確立される。
接続設定が確立された電気機器30(クライアント機器)は、次回の通信時からは無線ホームネットワーク20に自動的に接続して、コントローラ100または他のクライアント機器(電気機器30)との間でデータを送受信することが可能となる。
再び図2を参照して、コントローラ100は、所定の終了条件102が成立すると、接続受付状態から接続不可状態へ遷移する。一般的には、終了条件102は、接続受付状態の開始後において、いずれかのクライアント機器との間で接続設定が確立されたとき、または、いずれのクライアント機器とも接続設定が確立されることなく所定のタイムアウト時間(たとえば、2分間程度)が経過したときに成立する。
コントローラ100は、接続不可状態であるときには、各クライアント機器(電気機器30)からの接続設定の要求を受け付けない。このため、接続不可状態では、クライアント機器から接続要求信号が出力されても、接続設定は実行されない。このように、ユーザ操作に応じて起動される接続設定とすることにより、種々の電波が混在している環境下で、意図しないクライアント機器が無線ホームネットワーク20へ接続される可能性が低減できる。
しかしながら、図2で説明した接続設定を完了するには、コントローラ100と各クライアント機器(電気機器30)との間で、無線ホームネットワーク20と共通の通信プロトコルに従った無線通信が成立することが必要である。したがって、通信不良によって接続設定が確立できないクライアント機器が発生すると、電波状況を改善するためにコントローラ100および/または当該クライアント機器(電気機器30)の位置を変更する等の作業が必要になってしまう。また、各クライアント機器(電気機器30)の接続設定毎に、コントローラ100側およびクライアント機器(電気機器30)側の両方でのユーザ操作が必要である。これらの理由から、複数のクライアント機器の全てについての接続設定を完了するために、作業時間が長期化することが懸念される。
したがって、本実施の形態に従う通信システムでは、図4に示されるように、無線ホームネットワーク20と共通の通信プロトコルに従った無線通信を用いることなく、接続設定処理を実行する。
図4を参照して、本実施の形態では、各クライアント機器(電気機器30)がコントローラ100と通信するために必要な所定の設定情報(以下、単に設定情報とも称する)が、無線ホームネットワーク20を形成する無線通信とは異なる経路によって、各クライアント機器(電気機器30)へ伝えられる。たとえば、実施の形態1では、携帯型の操作端末装置を用いて、設定情報を伝える経路が形成される。上記設定情報は、PIN(Personal Identification Number)コード方式におけるPINコード、および、WPS方式におけるSSID(Service Set Identifier)や暗号キー等を含む。したがって、以下では、設定情報は、複数個の数字および/またはアルファベットを含むコードによって構成されるものとする。
再び図1を参照して、実施の形態1に従う通信システム10は、設定情報をクライアント機器(電気機器30)に入力するための携帯型の操作端末装置50をさらに含む。操作端末装置50は、比較的近接した位置からの遠隔操作によって、各クライアント機器(電気機器30)との間で通信するように構成される。操作端末装置50は、上記ユーザの操作指令を受けるための操作部52と、接続設定に関する操作端末装置50の状態を表示するための表示部54とを有する。以下では、操作端末装置50を、単にリモコン50とも称する。リモコン50は、設定情報を各クライアント機器(電気機器30)に書き込むための「入力装置」の一実施例に対応する。
図5は、図1に示されたコントローラ100の構成例を説明するブロック図である。
図5を参照して、コントローラ100は、制御部110と、メモリ115と、通信部120,140と、接続設定操作部130と、出力指示部135と、表示LED137と、出力部150とを有する。コントローラ100内の各要素は、通信バス160を経由して、互いに情報を授受することが可能である。
制御部110は、たとえば,CPU(Central Processing Unit)およびメモリ等を有するコンピュータを含んで構成される。制御部110は、メモリ115に記憶されているプログラムを実行することにより、後述の処理を実行してコントローラ100の各構成要素を制御する。
メモリ115は、たとえばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含んで構成される。メモリ115は、制御部110によって実行されるプログラムの他に、制御部110による処理に用いられる種々のデータを記憶している。さらに、メモリ115には、設定情報が記憶されている。メモリ115に対するデータの読み出しおよび書き込みは、制御部110によって制御される。
通信部120は、無線ホームネットワーク20で用いられる通信プロトコルに従って通信するためのインターフェイスを含んで構成される。後述のように、クライアント機器(電気機器30)側においても、同機能の通信部を設けることにより、通信部120は、複数のクライアント機器(電気機器30)の各々と、当該通信プロトコルに従って無線通信することができる。通信部120は、受信した信号やデータを制御部110へ供給するとともに、制御部110から送信された信号やデータを当該通信プロトコルに従って、コントローラ100の外部機器(ここでは、クライアント機器である電気機器30)に対して送信する。
通信部140は、操作端末15との間で通信するように構成される。通信部140は、有線通信または無線通信により、操作端末15との間で相互に信号を通信する。これにより、コントローラ100は、操作端末15に対するユーザを検知するとともに、表示部16の表示内容を制御することができる。
接続設定操作部130は、図2および図3で説明した接続設定処理を起動するユーザ操作を入力するために設けられる。たとえば、接続設定操作部130は、WPS(登録商標)のプッシュボタン方式のためのプッシュスイッチによって構成することができる。すなわち、ユーザが接続設定操作部130を操作すると、図2に示した接続受付状態が起動される。
出力指示部135は、コントローラ100からの設定情報の出力指示(設定情報出力要求)をユーザが入力するために設けられる。すなわち、出力指示部135を操作することにより、接続設定操作部130によって起動されるものとは異なる接続設定処理を実行することができる。
出力部150は、出力指示部135がユーザによって操作されたことに応じて、設定情報を示すコードを、ユーザに対して出力するように構成される。たとえば、出力部150は、数字および/またはアルファベットを含むコードを表示するためのセグメントディスプレイによって構成することができる。あるいは、出力部150は、操作端末15の表示部16を用いて構成することも可能である。また、出力部150は、当該コードが印字されたシートを出力するように構成されてもよい。
表示LED137は、たとえば、1個または複数個の発光ダイオード(LED)によって構成することができる。制御部110がLEDの駆動回路(図示せず)を制御することによって、各LEDは、消灯状態、点灯状態および点滅状態を切換えることによって3種類のステータスをユーザに対して通知できる。さらに、点滅状態における点滅周期を変化させることにより、各LEDは、さらに多数のステータスを出力することも可能である。表示部137による表示態様は、制御部110がLEDの駆動回路(図示せず)を制御することによって変化する。ここでは、表示LED137は、コントローラ100での接続設定に関するステータスを表示するものとする。
図6は、図1に示された操作端末装置(リモコン)の構成を説明するブロック図である。
図6を参照して、リモコン50は、制御部51と、操作部52a,52bと、メモリ53と、表示部54と、通信部55とを有する。制御部51は、たとえばコンピュータを含んで構成される。制御部51は、当該メモリに記憶されているプログラムを実行することにより、リモコン50の動作を制御することができる。
メモリ53は、メモリ115と同様に、不揮発性メモリを含んで構成されて、制御部51によって実行される制御のためのプログラムおよびデータを記憶する。メモリ53に対するデータの読み出しおよび書き込みは、制御部51によって制御される。
操作部52aは、図1に示された操作部52のうちの、設定情報の入出力による接続設定の開始指示を入力するために設けられた一部要素に相当する。操作部52aは、たとえば、押しボタン等のハードスイッチ、または、タッチパネルに表示されたソフトスイッチによって構成される。
操作部52bは、図1に示された操作部52のうちの、ユーザが設定情報をキー入力するために設けられた一部要素に相当する。操作部52aは、たとえば、タッチパネルに表示されたキーボードや、数字入力のためのテンキーによって構成される。
制御部51は、操作部52a,52bがユーザによる操作に応じて出力した電気信号に基づいて、操作部52aに対するユーザ操作の有無、および、操作部52bに対してユーザが入力したコードの内容を検知することができる。
ユーザは、操作部52bによって、出力部150(図5)から得た設定情報を、リモコン50へ入力することができる。制御部51は、操作部52bによって入力された設定情報を、メモリ53へ書き込む。リモコン50に入力された設定情報は、メモリ53によって保持される。
通信部55は、無線ホームネットワーク20の無線通信とは異なる通信形態によって、リモコン50の外部の機器(ここでは、電気機器30)との間で通信するように構成される。通信部55は、近接した機器との1対1の通信を指向するものである。たとえば、通信部55は、無線ホームネットワーク20の無線通信と比較して、指向性が高い、および/または、通信距離が短い無線通信によって、リモコン50の外部機器と通信するように構成される。たとえば、通信部55は、赤外線通信の発光ポートおよび受光ポートを含むように構成されて、赤外線通信によって、外部機器と通信するように構成される。あるいは、通信部55は、NFC(Near Field Communication)によって、外部機器と通信するように構成することも可能である。
あるいは、通信部55は、所定の通信規格に従う通信ケーブルによる有線通信によってリモコン50の外部機器と通信するように構成することも可能である。この場合には、通信部55は、当該通信ケーブルの端部のプラグと嵌合するコネクタ(図示せず)を含んで構成される。
表示部54は、コントローラ100の表示部137を構成するLEDと同様に、1個または複数個のLEDによって構成される。表示部54についても、各LEDの表示態様の変化(消灯状態、点灯状態および点滅状態の切換、ならびに、点滅状態における点滅周期の変化)によって、接続設定に関する複数のステータスを表示することができる。
なお、実施の形態1において、リモコン(操作端末装置)50は、接続設定に専用の端末として設けられてもよく、その他にも、タブレット、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等の一機能として構成されてもよい。いずれにせよ、通信部55は、少なくとも各クライアント機器(電気機器30)を含む、操作端末装置50の外部機器との通信機能(有線通信または無線通信)を有するように構成される。
図7は、図1に示された電気機器30(クライアント機器)の構成例を説明するブロック図である。
図7を参照して、電気機器30は、機器部31と、センサ32と、制御部35と、機器操作部37と、通信アダプタ40とを有する。上述のように、通信アダプタ40は、電気機器30に内蔵されてもよく、電気機器30とは別個の機器として構成されてもよい。
機器部31は、電気機器30の本来機能を発揮するための機器類を包括的に表記するものである。機器部31には適宜センサ32が設けられる。機器操作部37は、電気機器30に対する操作指示をユーザが入力するために設けられる。機器操作部37は、電気機器30に直接設けられてもよく、遠隔操作可能に設けられてもよい。
たとえば、電気機器30が空調機器である場合には、機器部31は、コンプレッサーおよび送風ファンを含み、センサ32は、温度センサおよび湿度センサを含む。そして、機器操作部37には、空調機器の作動または停止指令、および、設定温度や動作モード(冷房/暖房/送風/除湿)設定が、操作指示として入力される。あるいは、クライアント機器としての電気機器30が、人感センサや温度検出センサ等のセンサ単体で構成されてもよい。この場合には、当該単体センサに対応して通信アダプタ40が配置される。
制御部35は、代表的にはマイクロコンピュータで構成されて、センサ32による検出値に基づき、機器部31が機器操作部37への操作指示に従って動作するように機器部31を制御する。
通信アダプタ40は、通信部41,42,43aと、通信制御部44と、メモリ45と、表示部47と、接続要求操作部48とを有する。
通信部41は、通信部120と共通の通信プロトコルに従って通信するためのインターフェイスを含んで構成される。通信部41は、当該通信プロトコルに従って、受信したデータを通信制御部44へ供給し、かつ、通信制御部44から送信されたデータを、クライアント機器(電気機器30)の外部機器(ここでは、コントローラ100)へ送信する。
通信部42は、制御部35との間でデータを送受信するための通信経路(たとえば、シリアル通信経路)を形成するように構成される。当該通信経路は、有線(たとえば、RS−232C規格の通信線)および無線のいずれで実行されてもよい。
通信部43aは、リモコン50の通信部55と同様の通信機能(有線通信または無線通信)によって、リモコン50との間で通信するように構成される。
メモリ45は、メモリ53,115と同様に、不揮発性メモリを含んで構成される。メモリ45に対するデータの読み出しおよび書き込みは、通信制御部44によって制御される。
通信制御部44は、電気機器30(クライアント機器)の制御部35と、コントローラ100との間で相互に信号またはデータを送受信するように、通信部41,42を制御する。通信制御部44は、データ通信のための情報を格納するためのメモリ45を含む。また、通信制御部44は、リモコン50との間で相互に信号またはデータを送受信するように、通信部43aを制御する。
さらに、通信制御部44は、通信部43aを用いた通信によってリモコン50から設定情報を受信すると、受信した設定情報をメモリ45に書き込む。これにより、リモコン50からクライアント機器(電気機器30)へ入力された設定情報は、メモリ53によって保持される。
また、通信制御部44は、通信アダプタ40の状態(ステータス)に応じて、表示部47を制御する。表示部47についても、リモコン50の表示部54と同様に、1個または複数個のLEDによって構成することができる。各LEDは、消灯状態、点灯状態および点滅状態の切換、ならびに、点滅状態における点滅周期の変化によって、複数のステータスを表示することができる。
接続要求操作部48は、図2および図3で説明した接続設定処理を起動するユーザ操作を入力するために設けられる。すなわち、ユーザが接続要求操作部48を操作すると、図2で説明した接続要求信号が、コントローラ100へ向けて出力される。たとえば、接続要求操作部48についても、コントローラ100の接続設定操作部130と同様に、WPSのプッシュボタン方式のためのプッシュスイッチによって構成することができる。
次に、実施の形態1に従う通信システムにおける接続設定の際の制御処理について説明する。
図8は、実施の形態1に従う通信システムでのコントローラ100における接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。図8に示す制御処理は、コントローラ100の制御部110(図5)によって実行することができる。
図8を参照して、制御部110は、ステップS100aにより、出力指示部135(図5)に対するユーザ操作、すなわち、コントローラ100に対する設定情報出力要求の入力が検知されると(S100aのYES判定時)、ステップS110に処理が進められる。
制御部110は、ステップS110では、メモリ115から設定情報を読み出し、さらに、ステップS120により、出力部150を用いて、設定情報をユーザに対して出力する。
一方で、出力指示部135(図5)に対するユーザ操作が検知されないとき(S100aのNO判定時)には、ステップS110,S120による設定情報の出力は実行されない。図8に示された制御処理は、周期的に実行される必要はなく、出力指示部135に対するユーザ操作の検知をトリガとして、ステップS110以降の処理が起動される態様で実行することができる。
図9は、実施の形態1に従う通信システムでのリモコン50に対する設定情報の入力処理を説明するフローチャートである。図9に示す制御処理は、リモコン50の制御部51(図6)によって実行することができる。
図9を参照して、制御部51は、ステップS204により、操作部52b(図6)に対するユーザのキー入力、すなわち、リモコン50に対する設定情報の入力が検知されると(S204のYES判定時)、ステップS280に処理を進める。
制御部51は、ステップS280では、入力された設定情報をメモリ53へ書き込む。これにより、メモリ53に設定情報が保持された状態となる。さらに、制御部51は、ステップS285により、フラグFLGを1に設定する。フラグFLGは、メモリ53に設定情報が保持されているか否かを示すものであり、初期状態ではFLG=0に設定される一方で、FLG=1は、設定情報がメモリ53に保持された状態であることを示す。また、リモコン50については、所定のユーザ操作(たとえば、図示しない所定ボタンによるリセット操作)に応じて、フラグFLGを0にクリアする機能を有するように構成することが好ましい。
操作部52bに対するユーザ操作が検知されないとき(S204のNO判定時)には、ステップS280、S285の処理は実行されない。図9に示された制御処理は、周期的に実行される必要はなく、操作部52bに対するユーザ操作の検知をトリガとして、ステップS280以降の処理が起動される態様で実行することができる。
図10は、実施の形態1に従う通信システムでのリモコン50からの設定情報の出力処理を説明するフローチャートである。図10に示す制御処理についても、リモコン50の制御部51(図6)によって実行することができる。
図10を参照して、制御部51は、操作部52a(図6)に対するユーザ操作、すなわち、ユーザからの設定開始指示が与えられると(S200aのYES判定時)、ステップS202に処理を進める。
制御部51は、ステップS202では、フラグFLG=1であるか否かを確認する。FLG=0のとき(S202のNO判定時)には、リモコン50に対して設定情報が未入力であるので、接続設定を開始することができない。したがって、制御部51は、ステップS290により、設定情報がリモコン50へ未入力であることをユーザに通知して、処理を終了する。たとえば、ステップS290では、表示部54を構成するLEDを所定の表示色および/または表示態様に制御することによって、当該ユーザ通知を実行することができる。
制御部51は、FLG=1のとき(S202のYES判定時)には、ステップS210aにより、通信部55を用いて設定開始信号を出力する。当該設定開始信号は、クライアント機器側の通信部43a(図7)によって受信可能である。
制御部51は、ステップS220aにより、設定開始信号を受信したクライアント機器(電気機器30)から返信されるReady信号が、通信部55によって正常に受信された否かを判定する。
制御部51は、Ready信号が通信部55によって正常に受信されると(S220aのYES判定時)、ステップS230aにより、メモリ53に保持された設定情報を読み出すとともに、ステップS250aにより、通信部55を用いて、リモコン50から設定情報を出力する。
一方で、制御部51は、ステップS240aにより、設定開始信号の出力が開始されてから一定時間が経過したか否かを判定する。一定時間が経過するまでの間(S240aのNO判定時)、Ready信号が正常に受信されるまで、ステップS210aにより設定開始信号が出力される。制御部51は、Ready信号が正常に受信されないままで一定時間が経過すると(S240aのYES判定時)、ステップS245aにより、異常終了が認識される。この場合には、ステップS290とは異なる所定の表示色および/または表示態様によって表示部64を構成するLEDを制御することにより、ユーザに異常終了を通知することが好ましい。
すなわち、リモコン50は、操作部52aのユーザ操作に応じた設定開始信号の出力後、当該設定開始信号を受信したクライアント機器からReady信号が一定時間内に返信されると、当該クライアント機器へ向けて設定情報を出力する。
なお、図10に示された制御処理についても、周期的に実行される必要はなく、操作部52aに対するユーザ操作の検知をトリガとして、ステップS202以降の処理が起動される態様で実行することができる。
図11は、実施の形態1に従う通信システムでのクライアント機器(電気機器30)における接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。図11に示す制御処理は、図7に示した通信制御部44によって実行することができる。
図11を参照して、通信制御部44は、ステップS305により、通信部43aによってリモコン50からの設定開始信号が受信されたか否かを判定する。通信制御部44は、設定開始信号が受信されると(S305のYES判定時)、ステップS310aに処理を進めて、通信部43aを用いてReady信号を返信する。さらに、通信制御部44は、ステップS320aにより、Ready信号の返信に応じて、リモコン50からステップS250a(図10)により出力される設定情報を受信する。
通信制御部44は、ステップS330により、設定開始信号の受信から一定時間内に設定情報の受信が正常に完了したか否かを判定する。通信制御部44は、設定情報が正常に受信されると(S330によるYES判定時)、ステップS340により、受信した設定情報をメモリ45へ格納する。このとき、通信制御部44は、ステップS350により、クライアント機器(電気機器30)に対する設定情報の書き込みが正常に終了したことを認識する。このときには、設定情報の書き込みの正常終了をユーザに通知するように、表示部47を制御することが好ましい。
再び図4を参照して、設定情報が書き込まれたクライアント機器(電気機器30)は、通信部41(図7)により、当該設定情報を用いてコントローラ100(通信部120)と自動的に無線通信することができる。これにより、当該クライアント機器(電気機器30)は、無線ホームネットワーク20へ接続することが可能となる。
再び図11を参照して、通信制御部44は、設定開始信号の受信から一定時間内に設定情報を正常に受信できなかった場合(S330のNO判定時)には、ステップS360により、接続設定の失敗を認識する。このときには、設定情報の書き込みの異常終了をユーザに通知するように、ステップS350とは異なる表示態様で、表示部47を制御することが好ましい。
なお、図11に示された制御処理は、周期的に実行される必要はなく、通信部43aによるリモコン50からの設定開始信号の受信をトリガとして、ステップS310以降の処理が起動される態様で実行することができる。
以上説明したように、実施の形態1に従う通信システムでは、図2および図3に示した一般的な接続設定とは異なり、リモコン50を「入力装置」として用いた経路によって、コントローラ100と通信するための設定情報を各クライアント機器(電気機器30)へ書き込むことができる。
これにより、無線ホームネットワーク20と共通の通信プロトコルに従った無線通信を用いることなく、無線ホームネットワーク20への接続設定を実行することができるので、コントローラ100と各クライアント機器(電気機器30)との間での当該無線通信の状況によらず、各クライアント機器に対する接続設定の作業を完了することができる。この結果、複数のクライアント機器が接続される無線通信ネットワークでの接続設定について、通信不良の影響によって接続設定の作業時間が長期化すること回避して、接続設定の作業負荷および作業時間を低減することができる。
なお、実施の形態1の構成において、リモコン50および各クライアント機器(電気機器30)の間の通信については、暗号鍵の授受を伴って暗号化されてもよい。また、コントローラ100の出力指示部135の操作、および、リモコン50の操作について、ユーザ認証が必要な構成とすることも可能である。これらにより、セキュリティを高めることができる。
[実施の形態1の変形例]
実施の形態1の変形例では、コントローラ100からの設定情報の出力についてもリモコン50を用いる構成例を説明する。
図12は、実施の形態1の変形例に従う通信システムの適用例であるエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。
図12を図1と比較して、実施の形態1の変形例に従う通信システムでは、リモコン50は、各クライアント機器(電気機器30)に加えて、コントローラ100とも通信するように構成される。図12のその他の部分の構成は、図1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図13は、実施の形態1の変形例に従う通信システムにおけるコントローラの構成例を説明するブロック図である。
図13を図5と比較して、実施の形態1の変形例では、コントローラ100は、通信部125aをさらに有する。
通信部125aは、リモコン50の通信部55と同様の通信機能(有線通信または無線通信)によって、リモコン50との間で通信するように構成される。これにより、実施の形態1ではユーザによる出力指示部135を用いて入力された、コントローラ100の設定情報の出力指示(設定情報出力要求)は、通信部125aを用いた通信によって、リモコン50から入力することができる。したがって、実施の形態1の変形例では、図5に示された出力指示部135の配置を省略できる。
さらに、実施の形態1では出力部150から出力されていた設定情報についても、通信部125aを用いた通信によって、リモコン50に対して直接出力することができる。したがって、実施の形態1の変形例では、図5に示された出力部150の配置を省略できる。この結果、リモコン50では、ユーザによる操作部52b(図6)を用いた設定情報のキー入力を不要とできる。これにより、図示は省略するが、リモコン50において、操作部52bの配置を省略することができる。
図13におけるコントローラ100のその他の部分の構成は、図5と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図14は、実施の形態1の変形例に従う通信システムでのリモコンにおける接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。図14に示す制御処理は、図10の制御処理と同様に、制御部51によって実行することができる。
図14を図10と比較して、実施の形態1の変形例に従う通信システムでは、ユーザからの設定開始指示が与えられた場合において(S200aのYES判定時)、FLG=0のとき(S202のNO判定時)の制御処理が、実施の形態1とは異なる。
制御部51は、FLG=0のとき(S202のNO判定時)、ステップS260aにより、コントローラ100に対して設定情報の出力要求信号を生成し、ステップS262aにより、通信部55を用いて、当該出力要求信号をリモコン50から出力する。当該設定開始信号は、コントローラ100の通信部125a(図13)によって受信可能である。
図15は、実施の形態1の変形例に従う通信システムでのコントローラにおける接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。図15に示す制御処理は、コントローラ100の制御部110(図13)によって実行することができる。
図15を参照して、制御部110は、ステップS100bにより、通信部125aによりリモコン50からの出力要求信号が受信されると(S100bのYES判定時)、図10と同様のステップS110に処理を進める。これにより、メモリ115から設定情報が読み出される。さらに、制御部110は、ステップS130aにより、通信部125aを用いて設定情報を出力する。通信部125aから出力された設定情報は、リモコン50の通信部55によって受信することができる。
一方で、リモコン50からの出力要求信号が受信されないとき(S100bのNO判定時)には、ステップS110,S130aによる設定情報の出力は実行されない。図15に示された制御処理についても、周期的に実行される必要はなく、リモコン50からの出力要求信号の受信をトリガとして、ステップS110以降の処理が起動される態様で実行することができる。
再び図14を参照して、制御部51は、出力要求信号の出力(S262a)後、ステップS264aにより、出力要求信号に応答してコントローラ100から出力される設定情報を、通信部55を用いて受信する。さらに、制御部51は、ステップS266aにより、出力要求信号の出力後、一定時間が経過したか否かを判定する。制御部51は、一定時間が経過するまでに設定情報が受信されると(S266aのYES判定時)、ステップS280aにより、受信した設定情報をメモリ53へ格納するとともに、ステップS285aにより、フラグFLGを1に設定する。このようにして、コントローラ100に保持された設定情報がリモコン50へ転送される。
一方で、制御部51は、一定時間が経過しても設定情報が受信されないときには(S266aのNO判定時)、ステップS268aにより、リモコン50に対する設定情報の入力が異常終了したことを認識する。ステップS268aでは、異常終了をユーザに通知するように、表示部47を制御することが好ましい。
FLG=1に設定された後、操作部52aがユーザによって操作されると、ステップS202がYES判定とされることにより、実施の形態1(図10)と同様のステップS210a〜S250aが実行される。これにより、実施の形態1と同様に、リモコン50からクライアント機器(電気機器30)へ設定情報が出力される。クライアント機器(電気機器30)では、図11と同様の制御処理によって、リモコン50からクライアント機器(電気機器30)へ設定情報を書き込むことができる。これにより、当該クライアント機器(電気機器30)について、無線ホームネットワーク20への接続設定が完了する。
なお、実施の形態1の変形例では、フラグFLGを導入することによって、共通の操作部52aに対するユーザ操作を、コントローラ100に対する出力要求信号の出力(S260a,S262a)と、クライアント機器(電気機器30)に対する設定開始信号の出力(S210a)とに区別する制御を説明した。これに対して、コントローラ100に対する指令と、クライアント機器(電気機器30)に対する指令とを別個のスイッチによって入力するように、操作部52aを構成することも可能である。この場合には、それぞれのスイッチ操作に応じて、ステップS210a以降(コントローラ100に対する指令)、あるいは、ステップS260a以降(クライアント機器に対する指令)を選択的に起動することで、同様の制御処理を実現することができる。
以上説明したように、実施の形態1の変形例によれば、実施の形態1で説明した効果に加えて、リモコン50から各クライアント機器(電気機器30)へ書き込まれる設定情報を、ユーザによるコード入力を要することなくリモコン50へ入力することができる。この結果、接続設定の作業負荷および作業時間をさらに軽減することができる。
なお、実施の形態1の変形例の構成において、リモコン50および各クライアント機器(電気機器30)との間の通信、ならびに、リモコン50およびコントローラ100の間の通信について、暗号鍵の授受を伴って暗号化されてもよい。また、リモコン50の操作について、ユーザ認証が必要な構成とすることも可能である。これにより、セキュリティを高めることができる。
さらに、セキュリティ向上のためには、リモコン50内(メモリ53)に格納された設定情報について、所定時間が経過すると制御部51が自動的に消去するように構成することも可能である。あるいは、所定時間が経過すると、リモコン50の外部への出力が禁止されてもよい。
実施の形態1およびその変形例の構成において、コントローラ100の通信部120は「第1の通信部」に対応し、出力部150は「情報出力部」に対応し、メモリ115は「第3の記憶部」に対応し、通信部125aは「第5の通信部」に対応する。また、制御部110によって「出力制御部」の機能が実現される。
さらに、クライアント機器(電気機器30)の通信部41は「第2の通信部」に対応し、通信部43aは「第3の通信部」に対応し、メモリ45は「第1の記憶部」または「記憶部」に対応する。また、上述のようにリモコン50は「入力装置」の一実施例に対応し、リモコン50において、操作部52aは「第1の入力操作部」および「第3の入力操作部」に対応し、操作部52bは「第2の入力操作部」に対応し、通信部55は「第4の通信部」に対応し、メモリ53は「第2の記憶部」に対応する。なお、「第1〜第3の入力操作部」に対応する操作部(52a,52b)については、別個の部材で構成されてもよいし、共通のタッチパネル上のソフトスイッチのように共通の部材によって構成されてもよい。
[実施の形態2]
実施の形態2では、リモコンとは異なる機器を用いて、各クライアント機器(電気機器30)への設定情報の入力経路を形成する実施例を説明する。
図16は、実施の形態2に従う通信システムが適用されたエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。
図12を図1と比較して、実施の形態2に従う通信システムでは、リモコン50に変えてカートリッジ60を用いて、設定情報が転送される。カートリッジ60は、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)に対して装着可能に形成された装着部62を有する。たとえば、USBメモリによって、カートリッジ60を構成することができる。
カートリッジ60は、装着部62がコントローラ100に対して装着されているときには、コントローラ100との間で通信経路を形成することができる。同様に、カートリッジ60は、装着部62がクライアント機器(電気機器30)に対して装着されているときには、当該クライアント機器(電気機器30)との間で通信経路を形成することができる。すなわち、実施の形態2では、カートリッジ60が、設定情報を各クライアント機器(電気機器30)に書き込むための「入力装置」の一実施例に対応する。図16のその他の部分の構成は、図1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図17は、実施の形態2に従う通信システムにおけるコントローラの構成例を説明するブロック図である。
図17を図5と比較して、実施の形態2では、コントローラ100は、通信部125bをさらに有する。通信部125bには、カートリッジ60の装着部62が取り付けられる被装着部127が設けられる。たとえば、被装着部127は、装着部62と機械的に嵌合する形状を有し、かつ、嵌合時に装着部62との間で電気的接続が形成される接点(図示せず)を有するように構成される。通信部125bは、被装着部127に装着部62が取り付けられると、上記接点を経由した電気的接続を伴って、カートリッジ60との間に通信経路を形成するように構成される。たとえば、被装着部127は、上記設定の形成に応じて、所定ノードの電圧レベルが変化するように構成された回路を有することによって、カートリッジ60の装着を検知することができる。また、制御部110は、被装着部127に対するカートリッジ60が検知されると、所定の返信信号を、カートリッジ60へ出力するように構成される。
実施の形態2では、コントローラ100の設定情報の出力指示(設定情報出力要求)については、ユーザによって装着されたカートリッジ60から入力することができる。さらに、設定情報についても、カートリッジ60へ直接出力することができる。したがって、実施の形態2では、図5の構成から、出力指示部135および出力部150の配置を省略できる。図17におけるコントローラ100のその他の部分の構成は、図5と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図18は、実施の形態2に従う通信システムにおけるクライアント機器(電気機器)の構成例を説明するブロック図である。
図18を図7と比較して、実施の形態2では、クライアント機器(電気機器30)の通信アダプタ40は、通信部43aに代えて、通信部43bを有する。図18における通信アダプタ40のその他の部分の構成は、図7と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
通信部43bには、カートリッジ60の装着部62が取り付けられる被装着部49が設けられる。たとえば、被装着部49についても、被装着部127と同様に構成することができる。したがって、通信部125bは、被装着部49に装着部62が取り付けられると、上記接点を経由した電気的接続を伴って、カートリッジ60との間に通信経路を形成するように構成される。さらに、通信制御部44は、被装着部49に対するカートリッジ60が検知されると、所定の返信信号をカートリッジ60へ出力するように構成される。
図19は、図16に示されたカートリッジの構成を説明するブロック図である。
図19を参照して、カートリッジ60は、制御部61と、装着部62と、メモリ63と、表示部64と、通信部65とを有する。
装着部62は、通信部43bの被装着部49、および、通信部125bの被装着部127の各々に対して取付可能な形状を有する。たとえば、装着部62は、被装着部49および被装着部127の各々と機械的に嵌合する形状を有し、かつ、嵌合時に被装着部49,127との間で電気的接続が形成される接点(図示せず)を有するように構成することができる。
制御部61は、リモコン50の制御部51と同様にコンピュータを含んで構成される。メモリ63は、リモコン50のメモリ53と同様に、不揮発性メモリを含んで構成される。メモリ63に対するデータの読み出しおよび書き込みは、制御部61によって制御される。後述するように、メモリ63は、接続設定のための設定情報を保持することができる。
通信部65は、装着部62が装着された機器(コントローラ100または各クライアント機器(電気機器30))との間で、装着部62が装着されることによって形成される通信経路を用いて通信するように構成される。表示部64は、リモコン50の表示部54と同様に、1個または複数個のLEDによって構成されて、接続設定に関する複数のステータスを表示する。
図20は、実施の形態2に従う通信システムでのコントローラにおける接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。図20に示す制御処理は、コントローラ100の制御部110(図17)によって実行することができる。
図20を参照して、制御部110は、ステップS105により、被装着部127へのカートリッジ60の装着が検知されると(S105のYES判定時)、図10および図15と同様のステップS110に処理を進める。これにより、メモリ115から設定情報が読み出される。さらに、制御部110は、ステップS130bにより、通信部125bを用いて、被装着部127へ装着されたカートリッジ60に対して設定情報を出力する。
一方で、カートリッジ60の装着が検知されないとき(S105のNO判定時)には、ステップS110,S130bによる設定情報の出力は実行されない。すなわち、図20に示された制御処理についても、周期的に実行される必要はなく、カートリッジ60の装着をトリガとして、ステップS110以降の処理が起動される態様で実行することができる。
図21は、実施の形態2に従う通信システムでのカートリッジにおける接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。図21に示す制御処理は、制御部61(図19)によって実行することができる。
図21を参照して、制御部51は、上記返信信号の受信により、装着部62がコントローラ100またはクライアント機器(電気機器30)に対して装着されたことが検知されると(S200bのYES判定時)、図14と同様のステップS202に処理を進める。
制御部51は、ステップS202では、フラグFLG=1であるか否かを確認する。FLG=0のとき(S202のNO判定時)には、ステップS260b〜S285bに処理が進められる。ステップS260b〜S285bでは、図14で説明した、リモコン50におけるステップS260a〜S285aのそれぞれと同様の処理が実行される。
これにより、FLG=0のとき、すなわち、カートリッジ60に設定情報が格納されていない場合には、装着部62および被装着部127を含む経路を用いて、コントローラ100に対して設定情報の出力要求信号を送信するとともに、コントローラ100から送信された設定情報をメモリ63へ格納することができる。
なお、FLG=0であるのに、クライアント機器(電気機器30)に対してカートリッジ60が装着された場合には、一定時間内に設定情報の受信が完了しないため、ステップS266bがNO判定とされて、ステップS268bにより、異常終了が認識される。この場合には、たとえば、表示部64を構成するLEDを所定の表示色および/または表示態様に制御することによって、ユーザに対してコントローラ100への装着を促す情報を通知することが好ましい。
制御部51は、FLG=1のとき(S202のYES判定時)には、ステップS210b〜S250bに処理を進める。ステップS210b〜S250bでは、図14で説明した、リモコン50におけるステップS210a〜S250aのそれぞれと同様の処理が実行される。これにより、FLG=1のとき、すなわち、カートリッジ60に設定情報が既に格納されている場合には、ステップS230bにおいてメモリ63に格納された設定情報が読み出されるとともに、ステップS250bにより、通信部65を用いて設定情報がカートリッジ60の外部に出力される。
また、FLG=1であるのに、コントローラ100に対してカートリッジ60が装着された場合には、Ready信号が返信されないため、ステップS240bがNO判定とされて、ステップS245bにより、異常終了が認識される。この場合には、ステップS268bとは異なる所定の表示色および/または表示態様によって表示部64を構成するLEDを制御することにより、ユーザに異常終了を通知することが好ましい。なお、カートリッジ60についても、リモコン50と同様に、所定のユーザ操作(たとえば、リセット操作)に応じて、フラグFLGを0にクリアする機能を有するように構成することが好ましい。
図22は、実施の形態2に従う通信システムでのクライアント機器における接続設定の制御処理を説明するフローチャートである。図11に示す制御処理は、図18中の通信制御部44によって実行することができる。
図22を参照して、通信制御部44は、ステップS300により、被装着部49(図18)へのカートリッジ60の装着が検知されると(S300のYES判定時)、ステップS305bにより、一定時間内に設定開始信号を受信したか否かを判定する。通信制御部44は、カートリッジ60からの設定開始信号(図21のステップS210b)を受信すると(S305bのYES判定時)、ステップS310b,S320bにより、通信部43b用いて、カートリッジ60との間での設定開始信号およびReady信号を送受信する。さらに、図11と同様のS330〜S350により、一定時間内に設定情報の受信が正常に完了すると、受信した設定情報をメモリ45に格納することができる(S340)。
なお、FLG=0のカートリッジ60が装着された場合等、カートリッジ60の装着が検知されてから一定時間が経過するまでに設定情報の受信が正常に完了しない場合には、ステップS305bまたはステップS330がNO判定とされることにより、通信制御部44は、設定情報の書き込みを異常終了させる(S360)。この際には、異常終了をユーザに通知するように、表示部47を構成するLEDを、所定の表示色および/または表示態様に制御することが好ましい。
以上説明したように、実施の形態2に従う通信システムでは、実施の形態1でのリモコン50に代えて、コントローラ100およびクライアント機器(電気機器30)の各々に装着可能なカートリッジ60を「入力装置」として用いた経路によって、コントローラ100と通信するための設定情報を各クライアント機器(電気機器30)へ書き込むことができる。
これにより、実施の形態1と同様に、無線ホームネットワーク20と共通の通信プロトコルに従った無線通信を用いることなく、無線ホームネットワーク20への接続設定を実行することができる。したがって、コントローラ100と各クライアント機器(電気機器30)との間での当該無線通信の状況によらず、各クライアント機器に対する接続設定の作業を完了することができる。
この結果、複数のクライアント機器が接続される無線通信ネットワークでの接続設定について、通信不良の影響によって接続設定の作業時間が長期化すること回避して、接続設定の作業負荷および作業時間を低減することができる。
なお、実施の形態2では、カートリッジ60の装着によって、コントローラ100からカートリッジ60へ設定情報が読み出される構成例を説明した。この場合には、カートリッジ60は、コントローラ100に対して汎用品とすることができる。これに対して、カートリッジ60をコントローラ100毎の専用品とする場合には、無線ホームネットワーク20の形成前、すなわち、接続設定の開始前の段階で、カートリッジ60のメモリ63に、対応するコントローラ100の設定情報が予め書き込まれた状態とすることも可能である。たとえば、工場出荷時あるいは販売時の段階において、カートリッジ60に設定情報が予め書き込まれた状態とすることができる。
なお、実施の形態2の構成において、セキュリティを高めるために、カートリッジ60と、各クライアント機器(電気機器30)およびコントローラ100との間の通信について、暗号鍵の授受を伴って暗号化されてもよい。また、カートリッジ60の装着時にユーザ認証が必要な構成とすることも可能である。あるいは、カートリッジ60内(メモリ63)に格納された設定情報について、所定時間が経過すると制御部61が自動的に消去するように構成することも可能である。あるいは、所定時間が経過すると、カートリッジ60の外部への出力が禁止されてもよい。
実施の形態2の構成において、コントローラ100の通信部120は「第1の通信部」に対応し、出力部150は「情報出力部」に対応し、メモリ115は「第3の記憶部」に対応し、通信部125bは「第5の通信部」に対応し、被装着部127は「第2の被装着部」に対応する。また、制御部110によって「出力制御部」の機能が実現される。
さらに、クライアント機器(電気機器30)の通信部41は「第2の通信部」に対応し、通信部43bは「第3の通信部」に対応し、メモリ45は「第1の記憶部」に対応し、被装着部49は「第1の被装着部」に対応する。また、上述のようにカートリッジ60は「入力装置」の一実施例に対応し、カートリッジ60において、通信部65は「第4の通信部」に対応し、メモリ63は「第2の記憶部」に対応する。
[実施の形態3]
実施の形態3では、無線ホームネットワーク20とは異なる無線通信を用いて、各クライアント機器(電気機器30)への設定情報の入力経路を形成する実施例を説明する。
図23は、本発明の実施の形態3に従う通信システムが適用されたエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。
図23を図1と比較して、実施の形態3に従う通信システムでは、コントローラ100に内蔵された送信器170によって、各クライアント機器(電気機器30)への設定情報の入力経路70が形成される。すなわち、実施の形態3では、送信器170が、設定情報を各クライアント機器(電気機器30)に書き込むための「入力装置」の一実施例に対応する。図23のその他の部分の構成は図1と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
図24は、実施の形態3に従う通信システムにおけるコントローラの構成例を説明するブロック図である。
図24を図5と比較して、コントローラ100は、通信部125aに代えて、入力経路70(図23)を形成するための送信器170をさらに有する。送信器170は、無線ホームネットワーク20の無線通信とは異なる通信形態によって、各クライアント機器(電気機器30)に対して信号を送信する機能を有する。
制御部110は、出力指示部135がユーザによって操作されると、メモリ115から設定情報を読み出し、送信器170によって当該設定情報を出力する。したがって、実施の形態3では、図5の構成から、出力部150の配置を省略できる。図24におけるコントローラ100のその他の部分の構成は、図5と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図25は、実施の形態に従う通信システムにおけるクライアント機器(電気機器)の構成例を説明するブロック図である。
図25を図7と比較して、実施の形態3では、クライアント機器(電気機器30)の通信アダプタ40は、通信部43aに代えて、受信部43cを有する。図25における通信アダプタ40のその他の部分の構成は、図5と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
受信部43cは、コントローラ100の送信器170からの信号を受信するためのインターフェイスを有するように構成される。これにより、送信器170および受信部43cにより、コントローラ100から各クライアント機器(電気機器30)への設定情報を入力経路70が形成される。
次に、入力経路70の形成例について、図26および図27を用いて説明する。
図26には、第1の例として、送信器170(コントローラ100)が近接した機器との1対1の通信を指向するように構成された場合の入力経路70が示される。
たとえば、送信器170は、所定の通信規格に従う通信ケーブルによる有線通信によって外部機器(各クライアント機器)と通信するように構成される。この場合には、送信器170および通信部43cの各々は、当該通信ケーブルの端部のプラグと嵌合するコネクタ(図示せず)を含んで構成される。この場合には、入力経路70は、通信ケーブルを含んで構成される。
あるいは、比較的近距離、および/または、指向性の高い無線通信によって1対1の通信を指向するように、入力経路70を形成することも可能である。たとえば、NFC(Near Field Communication)や赤外線通信によって、入力経路70を形成してもよい。この場合には、送信器170および通信部43cの各々は、これらの通信のためのインターフェイスを含むように構成される。第1の例によれば、対象となるクライアント機器(電気機器30)を特定した上で、無線通信による設定情報の書き込みを行うことができる。
図27には、第2の例として、送信器170が、無線ホームネットワーク20のための通信部120と比較して、低送信電力および/または低周波数での無線通信を行うように構成された場合の入力経路70が示される。
一般的な無線LANの通信可能距離を考慮すると、コントローラ100から無線通信によって設定情報を出力した際に、隣家のクライアント機器(電気機器)にて当該設定情報が受信されること等により、意図しないクライアント機器との間で接続設定が確立される可能性がある。
図27では、送信器170から出力される電波71は、通信部120による無線通信での電波と比較して、低電力化されていれば壁等の透過能力が低下しており、低周波数化されていれば直進性が低下している。したがって、送信器170は、同一家屋内の各クライアント機器(電気機器30)に対しては入力経路70を形成できる一方で、隣家のクライアント機器(電気機器30♯)に対する入力経路70を形成することができない。
したがって、第2の例によれば、隣家等の意図しないクライアント機器を対象外としつつ、一定範囲内の複数のクライアント機器(電気機器30)に対して同時に設定情報を書き込むことが可能となる。
以上説明したように、実施の形態3に従う通信システムでは、コントローラ100に内蔵されて送信器170を「入力装置」として用いた経路により、無線通信によって、コントローラ100と通信するための設定情報を各クライアント機器(電気機器30)へ書き込むことができる。
これにより、実施の形態1と同様に、無線ホームネットワーク20と共通の通信プロトコルに従った無線通信を用いることなく、無線ホームネットワーク20への接続設定を実行することができる。したがって、実施の形態1,2と同様に、複数のクライアント機器が接続される無線通信ネットワークでの接続設定の作業負荷および作業時間を低減することができる。
実施の形態3の構成において、コントローラ100の通信部120は「第1の通信部」に対応し、出力部150は「情報出力部」に対応し、メモリ115は「第3の記憶部」に対応する。また、制御部110によって「出力制御部」の機能が実現される。
さらに、クライアント機器(電気機器30)の通信部41は「第2の通信部」に対応し、受信部43cは「第3の通信部」に対応し、メモリ45は「第1の記憶部」に対応する。また、上述のように送信器170は「入力装置」の一実施例に対応する。
[実施の形態4]
実施の形態4では、表示部137(コントローラ100)、表示部47(クライアント機器)、表示部54(リモコン50)、および、表示部64(カートリッジ60)による統一された表示例を説明する。
図28は、実施の形態4に従う接続設定のLED表示例を説明する図表である。
図28を参照して、表示部47,54,64,137の各々は、4個のLED1〜LED4を有する。
LED1は、接続設定の実行可能可否(READY状態)を表示するものである。したがって、コントローラ100、クライアント機器(電気機器30)、リモコン50、および、カートリッジ60の各々において、接続設定が実行可能である状態では、各表示部47,54,64,137のLED1が点灯状態(緑色)とされる。一方で、接続設定が実行不能の状態では、LED1は消灯状態とされる。
LED2は、通信状態を示すものである。したがって、コントローラ100、クライアント機器(電気機器30)、リモコン50、および、カートリッジ60の各々において、他の機器との通信中には、各表示部47,54,64,137のLED1が点滅状態(緑色)とされる。一方で、非通信時には、LED2は消灯状態とされる。
LED3は、接続設定の状態を表示するものである。したがって、コントローラ100、クライアント機器(電気機器30)、リモコン50、および、カートリッジ60の各々において、接続設定が未確立のときには、LED3は消灯状態とされる。そして、接続設定の実行中には、LED3は点滅状態(緑色)とされ、接続設定が確立されると、LED3は点灯状態(緑色)とされる。
LEDは、エラー状態を示すものである。したがって、コントローラ100、クライアント機器(電気機器30)、リモコン50、および、カートリッジ60の各々において、エラー発生時には、各表示部47,54,64,137のLED4が点灯状態(赤色)とされる。一方で、エラーの非発生時には、LED4は消灯状態とされる。
このようにすると、接続設定における作業状況を統一化されたLED表示によって把握することが容易になるので、接続設定の負荷をさらに軽減することが可能である。
なお、各実施の形態およびその変形例では、WPSのプッシュボタン方式のためのプッシュスイッチに相当する接続設定操作部130および接続要求操作部48が、コントローラ100(サーバ側)および電気機器30(クライアント機器)に設けられる構成を例示した。このようにすると、図2および図3に示した一般的な接続設定と、本実施の形態に従う設定情報の書き込み処理による接続設定とを選択的に実行可能である。しかしながら、コントローラ100(サーバ側)および電気機器30(クライアント機器)については、接続設定操作部130および接続要求操作部48の配置を省略して、本実施の形態に従う接続設定が実行可能とされる構成とすることも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 エネルギ管理システム、10 通信システム、15 操作端末、16 表示部(操作端末)、20 無線ホームネットワーク、30 電気機器(クライアント機器)、31 機器部、32 センサ、35 制御部(電気機器)、37 機器操作部、40 通信アダプタ、41,42,43a,43b 通信部(通信アダプタ)、43c 受信部(通信アダプタ)、44 通信制御部、45 メモリ、47 表示部(LED)、48 接続要求操作部、49 被装着部、50 操作端末装置(リモコン)、51 制御部(リモコン)、52,52a,52b 操作部、53 メモリ(リモコン)、54 表示部(リモコン)、55 通信部(リモコン)、60 カートリッジ、61 制御部(カートリッジ)、62 装着部、63 メモリ(カートリッジ)、64 表示部(カートリッジ)、65 通信部(カートリッジ)、70 入力経路、71 電波、100 コントローラ、101 起動条件、102 終了条件、110 制御部(コントローラ)、115 メモリ(コントローラ)、120,125a,125b,140 通信部(コントローラ)、127 被装着部、130 接続設定操作部、135 出力指示部、137 表示部(コントローラ)、150 出力部、160 通信バス、170 送信器。

Claims (6)

  1. 通信システムであって、
    複数のクライアント機器と、
    前記複数のクライアント機器との間で無線ネットワークを形成する通信制御装置とを備え、
    前記通信制御装置は、
    前記複数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成された第1の通信部を含み、
    前記複数のクライアント機器の各々は、
    前記第1の通信部と無線通信するように構成された第2の通信部と、
    前記第1および第2の通信部とは異なる通信形態によって当該クライアント機器の外部と通信するように構成された第3の通信部と、
    各前記クライアント機器が前記無線ネットワークを形成して前記通信制御装置と通信するために必要な設定情報を記憶するための第1の記憶部とを含み、
    前記通信システムは、
    前記第1および第2の通信部による通信経路とは異なる経路によって、前記複数のクライアント機器の各々に対して前記設定情報を入力するための入力装置をさらに備え、
    前記入力装置は、
    前記第1および第2の通信部とは異なる通信形態によって前記第3の通信部との間で通信するように構成された第4の通信部と、
    前記入力装置に対する第1の設定開始操作に応答して前記通信制御装置から受信された前記設定情報を保持するための第2の記憶部と、
    前記入力装置に対する第2の設定開始操作に応答して、前記第2の記憶部に保持された前記設定情報を前記第4の通信部を用いて前記複数のクライアント機器の各々に対して出力させる第1の通信制御部とを含み、
    前記複数のクライアント機器の各々は、
    前記入力装置から前記第3の通信部が受信した前記設定情報を前記第1の記憶部に書き込むように構成された第2の通信制御部をさらに含み、
    前記入力装置において、前記第1の通信制御部は、前記設定情報が前記第2の記憶部に保持されてから所定時間経過すると、前記第4の通信部から前記設定情報を出力させない、通信システム。
  2. 前記入力装置は、前記複数のクライアント機器および前記通信制御装置とは別体の携帯型機器によって構成され、
    前記携帯型機器は、
    記携帯型機器からの前記設定情報の出力を指示するユーザ指令を前記第2の設定開始操作として受けるように構成された第1の入力操作部を含み、
    記第4の通信部は、有線通信、または、前記第1および第2の通信部による無線通信と比較して、指向性が高いおよび通信距離が短いの少なくとも一方に該当する無線通信によって、前記第3の通信部と通信する、請求項1記載の通信システム。
  3. 前記携帯型機器は、
    前記通信制御装置に対して前記設定情報の出力を指示するユーザ指令を前記第1の設定開始操作として受けるように構成された第3の入力操作部をさらに含み、
    前記第1の通信制御部は、前記第3の入力操作部に対するユーザ指令の検知に応じて、前記設定情報の出力要求信号を前記第4の通信部を用いて前記通信制御装置へ出力し、
    前記通信制御装置は、
    前記設定情報を記憶する第3の記憶部と、
    前記第4の通信部との間で通信するように構成された第5の通信部と、
    前記第5の通信部によって前記出力要求信号が受信されたときに、前記第3の記憶部から前記設定情報を読み出すとともに、読み出しされた前記設定情報を前記第5の通信部を用いて出力するように構成された出力制御部とをさらに含み、
    前記第1の通信制御部は、前記出力要求信号の出力後に前記第4の通信部によって受信された前記設定情報を前記第2の記憶部に書き込むように構成される、請求項2記載の通信システム。
  4. 前記入力装置は、少なくとも前記複数のクライアント機器の各々に対して装着可能な装着部を有する携帯型機器によって構成され、
    記複数のクライアント機器の各々は、
    前記携帯型機器の前記装着部が装着される第1の被装着部をさらに含み、
    前記第3の通信部は、前記第1の被装着部に装着された前記携帯型機器の前記第4の通信部との間で通信するように構成され、
    前記携帯型機器において前記第1の通信制御部は、前記第1の被装着部へ前記携帯型機器を装着することによる前記第2の設定開始操作に応じて、前記第4の通信部を用いて前記第2の記憶部に保持された前記設定情報を、前記複数のクライアント機器のうちの前記携帯型機器と接続された1つのクライアント機器へ前記第4の通信部を用いて出力する、請求項1記載の通信システム。
  5. 前記通信制御装置は、
    前記携帯型機器の前記装着部が装着される第2の被装着部と、
    前記設定情報を記憶する第3の記憶部と、
    前記第2の被装着部に装着された前記携帯型機器の前記第4の通信部との間で通信するように構成された第5の通信部と、
    前記第2の被装着部に前記携帯型機器が装着されたことによる前記第1の設定開始操作を検知すると、前記第5の通信部を用いて、前記第3の記憶部に保持されている前記設定情報を前記携帯型機器に対して出力する出力制御部とをさらに含む、請求項記載の通信システム。
  6. 複数のクライアント機器と、前記複数のクライアント機器との間で無線ネットワークを形成する通信制御装置とを備える通信システムの制御方法であって、
    前記通信制御装置は、
    前記複数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成された第1の通信部を含み、
    前記複数のクライアント機器の各々は、
    前記第1の通信部と無線通信するように構成された第2の通信部と、
    前記第1および第2の通信部とは異なる通信形態によって当該クライアント機器の外部と通信するように構成された第3の通信部と、
    各前記クライアント機器が前記無線ネットワークを形成して前記通信制御装置と通信するために必要な設定情報を記憶するための第1の記憶部とを含み、
    前記制御方法は、
    前記複数のクライアント機器および前記通信制御装置とは別体に、または、前記通信制御装置に内蔵して設けられた入力装置において、当該入力装置に対する第1の設定開始操作に応答して前記通信制御装置から受信された前記設定情報を前記入力装置内の第2の記憶部に保持するステップと、
    前記入力装置に対する第2の設定開始操作に応答して、前記入力装置内の第2の記憶部に保持された前記設定情報を、前記第1および第2の通信部とは異なる通信形態による、前記第1および第2の通信部による通信経路とは異なる経路によって、前記入力装置から前記複数のクライアント機器の各々に出力させるステップと、
    前記複数のクライアント機器の各々において、前記異なる経路を経由して前記第3の通信部が前記入力装置から受信した前記設定情報を前記第1の記憶部に書き込むステップと、
    前記入力装置において、前記設定情報が前記第2の記憶部に保持されてから所定時間経過すると、前記入力装置から前記複数のクライアント機器の各々に前記設定情報を出力することを禁止とするステップとを備える、通信システムの制御方法。
JP2018520067A 2016-05-30 2016-05-30 通信システム、および、通信システムの制御方法 Active JP6884773B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/065906 WO2017208299A1 (ja) 2016-05-30 2016-05-30 通信システム、および、通信システムの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017208299A1 JPWO2017208299A1 (ja) 2019-02-28
JP6884773B2 true JP6884773B2 (ja) 2021-06-09

Family

ID=60479315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018520067A Active JP6884773B2 (ja) 2016-05-30 2016-05-30 通信システム、および、通信システムの制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10750549B2 (ja)
EP (1) EP3468295A4 (ja)
JP (1) JP6884773B2 (ja)
WO (1) WO2017208299A1 (ja)

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002073565A (ja) 2000-09-04 2002-03-12 Nec Corp 電子機器の認証システムとその認証方法
JP2002109441A (ja) * 2000-10-02 2002-04-12 Canon Inc 決済方法および決済システムならびに補助装置
JP2003318914A (ja) 2002-04-19 2003-11-07 Murata Mfg Co Ltd 無線ネットワークシステム
JP2006166311A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信端末及び無線通信方法
JP3975364B2 (ja) * 2005-05-31 2007-09-12 船井電機株式会社 ホームネットワークシステム
JP4710477B2 (ja) * 2005-08-11 2011-06-29 ソニー株式会社 端末装置
JP5110805B2 (ja) * 2005-11-18 2012-12-26 キヤノン株式会社 有線及び無線通信可能な通信端末、通信方法、プログラム
US7957528B2 (en) * 2007-08-21 2011-06-07 Sony Corporation Near field registration of home system audio-video device
US8325706B2 (en) * 2007-11-26 2012-12-04 Verizon Patent And Licensing Inc. Hierarchical segmented label switched paths
EP2557890B1 (en) * 2011-08-12 2019-07-17 BlackBerry Limited Simplified ue + enb messaging
JP2013161250A (ja) 2012-02-03 2013-08-19 Canon Inc 無線通信装置およびその制御方法、プログラム
CN104246811B (zh) 2012-04-18 2018-04-27 古野电气株式会社 证明数据管理装置及证明数据管理方法
JP2013247400A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Nec Access Technica Ltd 無線設定装置、無線設定方法、及び無線設定プログラム
WO2014005939A1 (en) * 2012-07-05 2014-01-09 Iminds Vzw Methods for configuring a device for establishing a first wireless link with a network.
JP2014127729A (ja) 2012-12-25 2014-07-07 Hitachi Ltd ゲートウェイ装置およびペアリング方法
EP2940973B1 (en) * 2012-12-27 2019-11-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electronic device capable of communication with another device
JP6118969B2 (ja) 2013-05-31 2017-04-26 サイレックス・テクノロジー株式会社 デバイスサーバ接続設定方法
FR3014631B1 (fr) * 2013-12-06 2017-03-31 Sagemcom Broadband Sas Dispositif et procede de configuration d'un dispositif de communication
JP2015226178A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 Necプラットフォームズ株式会社 無線lan通信システムおよび無線lan通信方法
JP2016052023A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 株式会社バッファロー 無線lanアクセスポイント装置、および無線lanアクセスポイント装置にessidを設定する方法

Also Published As

Publication number Publication date
US10750549B2 (en) 2020-08-18
JPWO2017208299A1 (ja) 2019-02-28
EP3468295A1 (en) 2019-04-10
EP3468295A4 (en) 2019-04-10
US20190082479A1 (en) 2019-03-14
WO2017208299A1 (ja) 2017-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9319234B2 (en) Modular wireless power, light and automation control
US20140253301A1 (en) Communications device and communications system
KR102393277B1 (ko) 에어컨 중계기, 에어컨 시스템 및 에어컨 시스템 제어 방법
TWI524620B (zh) Radiator control method
WO2017208297A1 (ja) 通信制御装置、通信制御装置の制御方法、通信制御装置を制御するプログラム、通信システム、および、通信アダプタ
KR20150049360A (ko) 네트워크 장치 및 그 제어 방법
WO2015033596A1 (ja) 空調システム
US20180034652A1 (en) Terminal and method of controlling same
CN114731304A (zh) 经由无线电接口远程激活控制设备的无线服务接口
WO2018127954A1 (ja) 無線通信システム
US20220413473A1 (en) Remote Activation of the Wireless Service Interface of a Control Device Via a Bus System
JP6884773B2 (ja) 通信システム、および、通信システムの制御方法
KR102085114B1 (ko) 홈 네트워크 시스템에서 스마트 모듈을 이용한 통신 방법 및 장치
CA3044651A1 (en) Environment control system for controlling environmental conditions in a building
JP6830208B2 (ja) 照明システム、照明器具、および、照明システムのペアリング方法
JP2012523192A (ja) 無線ネットワーク用の設置ツール
JP2020027954A (ja) 空調機通信システム、空調機通信システムの接続確認方法、無線lanアダプタ、及び、空調機通信システムの接続確認プログラム
TW201532456A (zh) 無線控制系統的連線啓用方法
JP6611930B2 (ja) 通信システム、および、通信システムの制御方法
US20170308047A1 (en) Control processing method, electric device, and control processing program
JP2009080741A (ja) プログラマブルコントローラ用無線接点装置およびプログラマブルコントローラ
KR101923434B1 (ko) 전기제품 정보 관리 시스템
JP2019029679A (ja) リモコン装置および操作装置
JP6909994B2 (ja) 遠隔制御システム、遠隔制御方法、遠隔制御プログラム及び電気機器
JP2024029504A (ja) 制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181009

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191017

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200604

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200604

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200615

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200616

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20200807

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20200818

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201020

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201117

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210129

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210330

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210511

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6884773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250