JP2003318914A - 無線ネットワークシステム - Google Patents

無線ネットワークシステム

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JP2003318914A
JP2003318914A JP2002118025A JP2002118025A JP2003318914A JP 2003318914 A JP2003318914 A JP 2003318914A JP 2002118025 A JP2002118025 A JP 2002118025A JP 2002118025 A JP2002118025 A JP 2002118025A JP 2003318914 A JP2003318914 A JP 2003318914A
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Akihiko Shibata
明彦 柴田
Yuukiyu Shimizu
友休 清水
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバ2が持つ情報通信用無線回線の数に規
制されずに、より多くのクライアント3をサーバ2に接
続させることを可能にする。 【解決手段】 サーバ2が持つ情報通信用無線回線の全
て(N個(Nは2以上の整数))がクライアント3に接
続されている場合に、新規のクライアント3N+1が制御
用回線を利用して接続要求をサーバ2に発したときに
は、サーバ2は、情報通信用無線回線に接続されている
複数のクライアント3〜3の中の一つ(3)を選
択する。クライアント3N+1はサーバ2向けの信号を前
記選択されたクライアント3に向けて送信する。クラ
イアント3は、クライアント3N+1から受けたサーバ
2向けの信号を情報通信用無線回線を介しサーバ2に送
信する。また、クライアント3は、サーバ2からクラ
イアント3N+1向けの信号を受けたときには当該信号を
クライアント3N+1に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信を利用し
たネットワークシステムに関するものである。
【0002】
【背景技術】例えば、無線通信を利用したクライアント
−サーバ方式のネットワークシステムでは、クライアン
ト(情報端末機器)がサーバに接続するためには、ま
ず、クライアントからサーバに向けて接続を要求する信
号を送信する。サーバでは、その新規のクライアントか
らの接続要求を受け取ると、当該サーバが持つ複数の情
報通信用無線回線の中の空き回線の一つを、新規のクラ
イアントとの情報通信用の無線回線として割り当て、新
規のクライアントに接続許可を通知する。これにより、
新規のクライアントは、割り当てられた情報通信用無線
回線を介してサーバと情報通信が可能となり、当該新規
のクライアントはサーバを利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーバ
が持つ情報通信用無線回線の数には限りがある。このた
め、サーバの情報通信用無線回線の全てにクライアント
が接続されている場合には、新規のクライアントがサー
バに接続しようとしても、空きの情報通信用無線回線が
無いので、サーバから接続拒否が通知されて、新規のク
ライアントはサーバと接続することができず、非常に不
便である。
【0004】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、サーバが持つ情報通信用無
線回線の数よりも多い数のクライアント(情報端末機
器)をサーバに接続させることを可能にして利便性を高
めることができる無線ネットワークシステムを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決す
るための手段としている。すなわち、第1の発明は、サ
ーバは、接続を要求する情報端末機器に、当該サーバが
持つ複数の情報通信用無線回線の中から一つの情報通信
用無線回線を割り当てて前記情報端末機器と無線接続す
る構成を備えた無線ネットワークシステムにおいて、サ
ーバには、情報端末機器との無線接続に使用されている
情報通信用無線回線の使用数が、サーバが持つ情報通信
用無線回線の全数に達しているか否かを判断し情報通信
用無線回線の使用数がサーバの情報通信用無線回線の全
数に達していると判断したときには全回線使用中である
と検知する回線飽和検知部と、新規の情報端末機器から
接続要求を受け取ったときに前記回線飽和検知部からの
情報に基づいて全回線使用中であることを検知したとき
には前記情報通信用無線回線に接続している複数の情報
端末機器の中から、情報通信用無線回線を新規の情報端
末機器と共有する情報端末機器を選択する中継用情報端
末機器選択部と、その選択された情報端末機器に向けて
新規の情報端末機器との回線共有の指示を発すると共
に、新規の情報端末機器に向けて前記選択された情報端
末機器との回線共有状態での接続許可を通知する接続制
御部とが設けられており、前記情報端末機器には、その
通知をサーバから受け取った以降にはサーバ向けの信号
を前記選択された情報端末機器に向けて送信する全回線
使用時送信制御部と、前記新規の情報端末機器からサー
バ向けの信号を受信したときには当該信号をサーバに向
けて送信し、また、サーバから新規の情報端末機器向け
の信号を受信したときには当該信号を新規の情報端末機
器に向けて送信する信号中継制御部とが設けられている
ことを特徴としている。
【0006】第2の発明は、第1の発明の構成を備え、
サーバには、接続中の情報端末機器のサーバ利用状況を
個別に監視する利用状況監視部が設けられており、サー
バの中継用情報端末機器選択部は、前記利用状況監視部
の監視情報に基づいて、接続中の情報端末機器の中から
利用の少ない情報端末機器を新規の情報端末機器とサー
バ間の情報通信を中継する情報端末機器として選択する
ことを特徴としている。
【0007】第3の発明は、第1の発明の構成を備え、
サーバには、接続を許可した情報端末機器に向けて処理
能力を報告する旨の指令を出力する処理能力報告指令部
が設けられており、サーバの中継用情報端末機器選択部
は、情報端末機器から送信されてきた処理能力の情報に
基づいて、接続中の情報端末機器の中から処理能力が高
い情報端末機器を新規の情報端末機器とサーバ間の情報
通信を中継する情報端末機器として選択することを特徴
としている。
【0008】第4の発明は、第1又は第2又は第3の発
明の構成を備え、情報端末機器には、1以上の数の他の
情報端末機器と無線接続が可能で当該他の情報端末機器
とサーバ間の情報通信の中継を許容する構成が設けられ
ると共に、情報通信中継が可能な限界数である許容限界
値をサーバに通知する中継許容限界値通知部が設けられ
ており、サーバの中継用情報端末機器選択部は、直接的
に接続している情報端末機器の中から、情報通信中継中
の数が前記許容限界値未満であるものを選別し、その選
別された情報端末機器の中の一つを新規の情報端末機器
とサーバ間の情報通信を中継する情報端末機器として選
択することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づいて説明する。
【0010】図1には第1実施形態例の無線ネットワー
クシステムを構成するサーバの主要な制御構成のブロッ
ク図が実線により示されている。図2には第1実施形態
例の無線ネットワークシステムを構成する情報端末機器
であるクライアントの主要な制御構成のブロック図が実
線により示されている。図3には第1実施形態例の無線
ネットワークシステムのモデル例が示されている。
【0011】この第1実施形態例の無線ネットワークシ
ステム1は、サーバ2にクライアント3が無線接続する
クライアント−サーバ方式のネットワークシステムであ
る。サーバ2は、クライアント3と情報通信を行うため
の予め定められた数の情報通信用無線回線を有すると共
に、クライアント3との間で制御用の信号の送受信を行
うための制御用回線を有する。
【0012】この第1実施形態例では、サーバ2の制御
装置4は、図1の実線に示されるように、送受信部10
と、端末応対制御部11と、接続制御部12と、中継用
情報端末機器選択部13と、回線飽和検知部14と、記
憶部15とを有して構成されている。
【0013】送受信部10は、クライアント3から発信
された高周波の搬送波信号をアンテナ5を介して受信す
ると、その搬送波信号から信号波(情報)を取り出す。
また、サーバ2に接続しているクライアント3の一つあ
るいは複数に送信するための情報が端末応対制御部11
等から送受信部10に加えられたときには、送受信部1
0は、その情報を搬送波信号に乗せ、この搬送波信号を
送信宛先のクライアント3に向けて情報通信用無線回線
を介し送信する。
【0014】サーバ2の制御装置4には、様々なプログ
ラムが書き込まれているプログラム格納部(図示せず)
が設けられている。このプログラム格納部に格納されて
いるプログラムの中に、クライアント3から送信されて
きた指令に応えた制御動作(例えば、地域情報提供の制
御動作やキーワード検索の制御動作や情報プリントアウ
トの制御動作など)を行うための制御手順を示すプログ
ラムがある。そのようなクライアント3からの指令対応
用のプログラムには多種多様なプログラムがあり、この
第1実施形態例では、クライアント3からの指令対応用
のプログラムとして、予め定めた適宜な1以上のプログ
ラムがサーバ2のプログラム格納部に格納されている。
【0015】端末応対制御部11は、そのようなプログ
ラムに基づいて、クライアント3から送信されてきた指
令に応じた制御動作を行う。
【0016】接続制御部12は、新規のクライアント3
(3new)から制御用回線を利用して接続要求がサーバ
2に送信されてきたときに、その接続要求の信号を送受
信部10を介して受け取る。そして、接続制御部12
は、サーバ2が持つ複数の情報通信用無線回線の中の空
いている回線の一つを新規のクライアント3newに割り
当てる制御動作を行う。その回線割り当ての制御動作の
後に、接続制御部12は、接続要求を発した新規のクラ
イアント3newに向けて、その割り当てた情報通信用無
線回線を利用してサーバ2と接続することを許可する通
知を送受信部10を介して送信する。その接続許可の通
知の後に、その新規のクライアント3newとサーバ2間
の情報通信が開始される。
【0017】回線飽和検知部14は、接続制御部12の
動作情報を取り込み、この取り込んだ情報に基づいて、
クライアント3との無線接続に使用されている情報通信
用無線回線の使用数を検出する。また、回線飽和検知部
14は、その検出した情報通信用無線回線の使用数と、
記憶部15に予め格納されているサーバ2の情報通信用
無線回線の全数とを比較し、情報通信用無線回線の使用
数が、サーバ2が持つ情報通信用無線回線の全数に達し
ているか否かを判断する。回線飽和検知部14は、その
判断の結果、情報通信用無線回線の使用数が情報通信用
無線回線の全数に達していると判断したときには、情報
通信用無線回線の全てが使用されており、回線飽和の状
態であることを検知する。
【0018】接続制御部12は、新規のクライアント3
newからの接続要求を受けたときに回線飽和検知部14
の検知動作情報に基づいて回線飽和状態であることを検
知したときには、中継用情報端末機器選択部13に向け
て動作開始指令を発する。
【0019】中継用情報端末機器選択部13は、接続制
御部12からの動作開始指令を受けると、情報通信用無
線回線に接続している複数のクライアント3の中の一つ
を、予め定めた選択ルールに従って、選択する。この中
継用情報端末機器選択部13により選択されるクライア
ント3(3p)は、新規のクライアント3newと情報通
信用無線回線を共有することとなるクライアントであ
る。なお、前記選択ルールには様々なルールが考えら
れ、ここでは、その何れのルールを採用してもよく、そ
の説明は省略する。
【0020】中継用情報端末機器選択部13は、選択し
たクライアント3pの情報を接続制御部12に送信す
る。
【0021】接続制御部12は、その選択されたクライ
アント3pの情報を受け取ると、その選択されたクライ
アント3pに向けて、新規のクライアント3newとの情
報通信用無線回線共有の指示を発する。また、接続制御
部12は、新規のクライアント3newに向けて、その選
択されたクライアント3pとの情報通信用無線回線共有
状態での接続許可を通知する。
【0022】この通知の後に、新規のクライアント3
newとサーバ2間の情報通信が開始されるが、この第1
実施形態例では、サーバ2から発信される新規のクライ
アント3new向けの信号は、サーバ2から一旦、中継用
情報端末機器選択部13により選択されたクライアント
3pに向けて送信され、当該信号は、このクライアント
3pから新規のクライアント3newに発信される。ま
た、新規のクライアント3n ewから発信されるサーバ2
向けの信号は、一旦、前記クライアント3pに送信さ
れ、当該クライアント3pからサーバ2に送信される。
このように、この第1実施形態例では、中継用情報端末
機器選択部13により選択されるクライアント3pは、
新規のクライアント3newとサーバ2間の情報通信を中
継する機器となる。
【0023】このような情報通信を達成するために、こ
の第1実施形態例では、クライアント3の制御装置6
は、図2の実線に示すような制御構成を有している。つ
まり、クライアント3の制御装置6は、送受信部20
と、無線アクセス制御部21と、全回線使用時送信制御
部22と、回線共有時送信制御部23と、通常時送信制
御部24と、情報処理部25と、信号中継制御部26
と、送信モード切り換え部27とを有して構成されてい
る。
【0024】送受信部20は、サーバ2の送受信部10
と同様に、アンテナ7により受信された搬送波信号から
信号波(情報)を取り出したり、外部発信用の情報を受
け取ったときには当該情報を搬送波信号に乗せ当該搬送
波信号をアンテナ7から送信宛先に向けて送信させるた
めの構成を有する。
【0025】情報処理部25は、予め与えられている情
報処理用のプログラムに従い、情報入力手段(例えば、
キーボードやマウスなど)31により入力された情報
や、サーバ2から送受信部20を介して受信した情報な
どに基づいて、様々な情報処理動作を行ったり、ディス
プレイなどの表示手段32の制御を行う。
【0026】この情報処理部25から、サーバ2に無線
接続したいという要求が発せられたときには、無線アク
セス制御部21は、その要求を受けて、送受信部20を
介して接続要求をサーバ2に向けて送信する。
【0027】無線アクセス制御部21は、その接続要求
の返答として、サーバ2から接続許可を受け、かつ、サ
ーバ2との接続のために割り当てられた情報通信用無線
回線の情報を受け取ったときには、サーバ2と情報通信
用無線回線を介して直接的な無線接続が可能であると判
断し、通常時送信制御部24に向けて動作開始指令を出
力する。
【0028】通常時送信制御部24は、その動作開始指
令を受けた以降には、情報処理部25から出力されたサ
ーバ2向けの情報を取り込み、この情報を、送受信部1
0と、アンテナ7と、サーバ2により割り当てられた情
報通信用無線回線とを介して、サーバ2に送信する。
【0029】無線アクセス制御部21は、サーバ2から
前記接続要求の返答として、サーバ2により選択された
他のクライアント3pとの情報通信用無線回線共有状態
での接続許可を受け取ったときには、サーバ2の情報通
信用無線回線の全てが使用中であることを検知して、全
回線使用時送信制御部22に動作開始指令を発する。
【0030】全回線使用時送信制御部22は、その動作
開始指令を受けた以降には、情報処理部25から出力さ
れたサーバ2向けの情報を取り込み、この情報を、送受
信部10とアンテナ7を介し、前記サーバ2により選択
されたクライアント3pに向けて送信する。
【0031】送信モード切り換え部27は、サーバ2と
の直接的な無線接続中に、サーバ2から、新規のクライ
アント3newと情報通信用無線回線を共有する指示が送
信されてきたときに、その指示を受けて、通常時送信制
御部24による送信動作を終了させ、回線共有時送信制
御部23による送信動作を開始させると共に、信号中継
制御部26の動作を開始させる。
【0032】信号中継制御部26は、アンテナ7が新規
のクライアント3newから発信されたサーバ2向けの信
号を受信したときに当該信号を送受信部20を介して取
り込み、この信号を回線共有時送信制御部23に送信す
る。
【0033】回線共有時送信制御部23は、送信モード
切り換え部27により動作開始が指示された以降には、
情報処理部25から出力されたサーバ2向けの情報信号
を取り込み、この信号を送受信部20とアンテナ7と情
報通信用無線回線とを介し、サーバ2に向けて送信す
る。また、回線共有時送信制御部23は、信号中継制御
部26から、新規のクライアント3newのサーバ2向け
信号を受け取ったときにも、その新規のクライアント3
newの信号を、送受信部20とアンテナ7と情報通信用
無線回線とを介してサーバ2に送信する。
【0034】また、信号中継制御部26は、アンテナ7
がサーバ2から新規のクライアント3newへの信号を受
信したときに当該信号を送受信部20を介して取り込
み、この信号を回線共有時送信制御部23に送信する。
回線共有時送信制御部23は、その新規のクライアント
new向けの信号を受け取ったときには、この信号を新
規のクライアント3newに向けて送信する。
【0035】すなわち、この第1実施形態例では、クラ
イアント3は、サーバ2から中継用のクライアントとし
て選択されたときには、回線共有時送信制御部23と信
号中継制御部26の動作によって、新規のクライアント
newとサーバ2との間の情報通信を中継する動作を行
う。
【0036】ところで、この第1実施形態例では、中継
用のクライアント3pと、サーバ2との間では、中継用
のクライアント3pに関する信号だけでなく、新規のク
ライアント3newに関する信号をも交信されることとな
る。このため、中継用のクライアント3pに関する信号
と、新規のクライアント3newに関する信号とを区別す
る必要がある。この信号の識別手法には様々な手法があ
り、ここでは、何れの手法を採用してもよいが、例え
ば、サーバ2との間の交信信号に、中継用のクライアン
ト3pのものであるか新規のクライアント3newのもの
であるかを識別するためのデータを付与したり、又は、
予め定めた単位時間毎に中継用のクライアント3pの交
信用時間と、新規のクライアント3newの交信用時間と
を交互に定めておくことで、交信信号が中継用のクライ
アント3pのものであるか、新規のクライアント3new
のものであるかを識別することができる。なお、その交
信信号の識別手法を行うためのプログラムは予めサーバ
2とクライアント3のそれぞれに与えておいてもよい
し、あるいは、サーバ2とクライアント3の何れか一方
に与えておき、サーバ2が中継用のクライアント3pを
選択したときに、当該選択されたクライアント3pとサ
ーバ2のうち、交信信号の識別手法のプログラムを持つ
一方側から他方側に交信信号識別手法を通知する構成と
してもよい。
【0037】前記送信モード切り換え部27は、例えば
サーバ2や、無線接続していたクライアント3
(3new)からの情報に基づいて回線共有状態が解消さ
れたことを検知したときには、回線共有時送信制御部2
3および信号中継制御部26の動作を終了させ、通常時
送信制御部24の動作を開始させて、通常の送信モード
に移行する。
【0038】この第1実施形態例の無線ネットワークシ
ステム1を構成するサーバ2とクライアント3はそれぞ
れ上記のような制御構成を有している。以下に、上記し
たサーバ2とクライアント3の各制御動作の一例を簡単
に図4のフローチャートと図5〜図8のモデル図を利用
して説明する。なお、ここでは、サーバ2はN個(Nは
2以上の整数)の情報通信用無線回線を持つものとす
る。
【0039】サーバ2に関し、図4のフローチャートに
おけるステップ101において、新規のクライアント3new
から制御用回線を利用して接続要求を受信したときに
は、ステップ102で、接続制御部12が、回線飽和検知
部14の動作情報に基づいて情報通信用無線回線が飽和
状態であるか否かを判断する。この判断の結果、飽和状
態でないと判断したときには空きの情報通信用無線回線
があるので、新規のクライアント3newはサーバ2との
直接的な接続が可能であると判断する。
【0040】そして、ステップ103で、接続制御部12
は、空きの情報通信用無線回線の中から一つの回線を新
規のクライアント3newに割り当てる等の予め定められ
た接続処理を行う。ステップ104で、接続制御部12
は、その接続が許可された新規のクライアント3new
向けて、接続許可を通知し、また、割り当てた情報通信
用無線回線の情報を送信する。そして、サーバ2は新規
のクライアント3newとの情報通信を開始する。
【0041】また、図5のモデル図のように、新規のク
ライアント3newが制御用回線を利用して接続要求を発
信したときにサーバ2が持つ全部(N個)の情報通信用
無線回線が使用中で飽和状態であるときには、前記ステ
ップ102における判断の結果、接続制御部12は、新規
のクライアント3newとサーバ2との直接的な接続がで
きないと判断する。この場合には、次に、ステップ106
で、中継用情報端末機器選択部13が、情報通信用無線
回線に直接的に接続されている複数のクライアント3
(3〜3)の中の一つ(ここでは、クライアント3
が選択されたと仮定する)を新規のクライアント3
newと情報通信用無線回線を共有する中継用のクライア
ント3(3p)として選択する。そして、接続制御部1
2は、図6に示すように、制御用回線を利用して、新規
のクライアント3newに向けて、クライアント3との
情報通信用無線回線共有状態での接続許可を通知する。
また、接続制御部12は、中継用のクライアントとして
選択されたクライアント3に向けて、新規のクライア
ント3newとの情報通信用無線回線の共有を指示する。
そして、然る後に、サーバ2は新規のクライアント3
newとの情報通信を開始する。
【0042】クライアント3に関し、サーバ2への無線
アクセス動作を開始すると、まず、図4のステップ201
で、サーバ2に向けて、制御用回線を利用し接続要求を
送信する。この後、ステップ202で、サーバ2からの回
答を待っている状態となる。そして、サーバ2からの回
答を受信すると、ステップ203で、その回答に基づい
て、サーバ2との情報通信用無線回線を介しての直接的
な接続が可能であるか否かを判断する。この判断の結
果、サーバ2との直接的な接続が可能であると判断した
ときには、ステップ204で、サーバ2との直接無線接続
を行うための処理を行う。そして、ステップ205で、サ
ーバ2との間で情報通信用無線回線を介しての直接的な
無線接続による情報通信を開始する。この場合には、サ
ーバ2へ信号を送信する際には、クライアント3の通常
時送信制御部24が動作する。
【0043】また、サーバ2から、接続要求の回答とし
て、クライアント3との情報通信用無線回線共有状態
での接続許可が通知された場合には、ステップ203で、
サーバ2との直接的な無線接続ができないと判断する。
そして、ステップ206で、図7に示すように中継用のク
ライアント3と無線接続するための処理を行う。然る
後に、図8に示されるように、新規のクライアント3
newはクライアント3N+1として、クライアント3に中
継されてサーバ2との情報通信を行う。この場合、クラ
イアント3N+1では、サーバ2に向けて信号を送信する
際には、全回線使用時送信制御部22が動作する。ま
た、中継用のクライアント3では、回線共有時送信制
御部23と信号中継制御部26が動作する。
【0044】この第1実施形態例は上記のように構成さ
れており、この構成を採用することによって、サーバ2
が持つ情報通信用無線回線の全てが使用中であっても、
新規のクライアント3newをサーバ2に接続させて情報
通信を行わせることができる。これにより、回線飽和状
態により新規のクライアント3newがサーバ2に接続す
ることができないという問題をほぼ解消することができ
て、クライアント3は快適に無線ネットワークシステム
1を利用することができることとなる。
【0045】以下に、第2実施形態例を説明する。な
お、この第2実施形態例の説明において、第1実施形態
例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の
重複説明は省略する。
【0046】この第2実施形態例では、サーバ2には、
第1実施形態例の構成に加えて、図1の鎖線に示される
ような利用状況監視部16が設けられている。この利用
状況監視部16は、例えば端末応対制御部11の動作情
報に基づいて、サーバ2の情報通信用無線回線を介して
直接的に接続されている各々のクライアント3がどの程
度、サーバ2と交信しているかを監視している。この監
視手法には様々な手法が考えられるが、その一例を挙げ
ると、例えば、予め基本単位時間を設定する。そして、
利用状況の監視を開始してから、その基本単位時間(例
えばクライアント3の使用形態を考慮した1分や10分
や3時間などの適宜な時間)が経過する毎に、その基本
単位時間中にサーバ2と監視対象のクライアント3との
間で情報通信に使用された時間を検出する。例えば、こ
の検出時間をサーバ2の利用状況情報とする。このサー
バ2の利用状況情報は、例えば図示されていない記憶部
に格納され、次の基本単位時間が経過して新たにサーバ
2の利用状況情報が検出されたときには当該検出された
サーバ2の利用状況情報に更新される。
【0047】この第2実施形態例では、中継用情報端末
機器選択部13は、サーバ2の全部の情報通信用無線回
線が使用中で、接続制御部12から動作開始指令を受け
たときには、利用状況監視部16の監視情報(つまり、
情報通信用無線回線に接続されている全てのクライアン
ト3の各々のサーバ2の利用状況情報)に基づいて、サ
ーバ2に直接的に接続されている複数のクライアント3
の中から、最も利用の少ないクライアント3を中継用の
クライアント3pとして選択する。なお、中継用情報端
末機器選択部13は、例えば、サーバ2に直接的に接続
されている複数のクライアント3の中に既に中継用のク
ライアントとして機能しているものがある場合には、サ
ーバ2に直接的に接続されている複数のクライアント3
の中から中継用のクライアントとして機能していないも
のを選択し、この選択されたクライアントの中から最も
利用の少ないクライアントを中継用のクライアント3p
として選択する構成を有していてもよい。
【0048】上記以外の構成は第1実施形態例とほぼ同
様である。
【0049】図9には、クライアント3がサーバ2に接
続を開始する際の第2実施形態例の動作の一例がフロー
チャートにより示されている。この図9のフローチャー
トでは、ステップ106'の中継用情報端末機器選択部13
による中継用クライアント選択に関する動作以外は、第
1実施形態例に示した図4のフローチャートとほぼ同様
である。
【0050】この第2実施形態例では、サーバ2との交
信が少ないクライアント3を、新規のクライアント3
newとサーバ2との間の情報通信の中継用のクライアン
ト3pとして選択する。このため、次に示すような効果
を得ることができる。
【0051】例えば、中継用のクライアント3pをラン
ダムに選択すると仮定した場合には、サーバ2との交信
が多いクライアント3が中継用のクライアント3pとし
て選択されることが考えられる。この場合には、例え
ば、中継用のクライアント3p自身のサーバ2との交信
信号の所々に、新規のクライアント3newとサーバ2間
の交信信号が割り込むこととなる。このため、中継用の
クライアント3p自身の交信信号の転送速度、および、
新規のクライアント3newの交信信号の転送速度が両方
共に遅くなる虞がある。
【0052】これに対して、この第2実施形態例では、
利用の少ないクライアント3を中継用のクライアント3
pとして選択するので、上記のような問題をほぼ回避す
ることができる。これにより、新規のクライアント3
newはもちろんのこと、中継用のクライアント3pとし
て機能しているクライアント3も、快適に無線ネットワ
ークシステム1を利用することが可能となる。
【0053】以下に、第3実施形態例を説明する。な
お、この第3実施形態例の説明において、第1実施形態
例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の
重複説明は省略する。
【0054】この第3実施形態例では、サーバ2には、
第1実施形態例の構成に加えて、図1の点線に示すよう
な処理能力報告指令部17と処理能力管理部18が設け
られている。また、クライアント3には、第1実施形態
例の構成に加えて、図2の点線に示すような処理能力通
知部28と処理能力通知拒否部29が設けられている。
【0055】サーバ2の処理能力報告指令部17は、接
続制御部12の動作情報に基づいて、情報通信用無線回
線を介して新規のクライアント3newとの直接接続が成
立したことを検知したときには、その新規のクライアン
ト3newに向けて、処理能力を報告させる指令を発信す
る。
【0056】クライアント3の制御装置6のデータ記憶
部(図示せず)には当該クライアント3の処理能力を示
すデータ(例えば、CPUのクロック周波数や搭載メモ
リ量などのデータ)が予め格納されている。処理能力通
知部28は、サーバ2から処理能力を報告する旨の指令
を受け取ると、データ記憶部から処理能力のデータを読
み出し、この読み出した処理能力のデータをサーバ2に
送信する。
【0057】サーバ2の処理能力管理部18は、クライ
アント3から送信されてきた処理能力データを受け取る
と、この受け取った処理能力データを、当該データの送
信元クライアント3の識別情報に関連付けて記憶部15
に格納する。また、処理能力管理部18は、サーバ2と
の直接接続を解消したクライアント3が発生した場合に
は、その接続終了のクライアント3に関する処理能力デ
ータを消去する。
【0058】この第3実施形態例では、中継用情報端末
機器選択部13は、記憶部15に格納されているクライ
アント3の処理能力データに基づいて、最も処理能力の
高いクライアント3を選別し、この選別されたクライア
ント3を中継用のクライアントとして選択する。
【0059】ところで、この第3実施形態例では、中継
用のクライアントとして選択されることを避けたいとい
うニーズがあることを想定して、クライアント3には、
処理能力通知拒否部29が設けられている。この処理能
力通知拒否部29は、例えば情報入力手段31を利用し
て中継用のクライアントとして機能することを拒否する
旨の情報が外部から入力されたことを検知した場合に
は、処理能力通知部28の動作を阻止する構成を有する
ものである。この処理能力通知拒否部29の阻止動作に
よって、サーバ2から処理能力の報告指令が加えられて
も、処理能力通知部28は動作せず、クライアント3か
らサーバ2に処理能力データは送信されない。これによ
り、サーバ2の記憶部15には、その処理能力データの
通知を拒否したクライアント3に関する処理能力データ
が格納されない。このため、その処理能力データの通知
を拒否したクライアント3は、中継用のクライアントの
候補の中に入らなくなるので、中継用のクライアントと
して選択されることはなくなる。
【0060】図10には、クライアント3がサーバ2に
接続を開始する際の第3実施形態例の動作の一例がフロ
ーチャートにより示されている。この図10のフローチ
ャートでは、ステップ106'の中継用情報端末機器選択部
13による中継用クライアント選択に関する動作、およ
び、ステップ204'のクライアント3がサーバ2に処理能
力データを通知する動作以外は、第1実施形態例に示し
た図4のフローチャートとほぼ同様である。
【0061】この第3実施形態例によれば、中継用のク
ライアントを選択する際に、サーバ2に直接的に接続さ
れている複数のクライアント3の中から処理能力の高い
クライアント3を中継用のクライアントとして選択する
ので、新規のクライアント3 newとサーバ2間の交信は
もちろんのこと、中継用のクライアント3とサーバ2間
の迅速な交信を維持することができる。
【0062】以下に、第4実施形態例を説明する。この
第4実施形態例の説明において、第1〜第3の各実施形
態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分
の重複説明は省略する。
【0063】この第4実施形態例では、サーバ2が持つ
情報通信用無線回線が限られている中で、より多くのク
ライアント3との接続を可能にするための構成を備えて
いる。つまり、この第4実施形態例では、サーバ2と直
接的に接続することができる複数のクライアント3の中
の少なくとも一つは、複数のクライアント3と無線接続
することができて、それらクライアント3とサーバ2間
の情報通信の中継が可能な能力を備えている。
【0064】この第4実施形態例では、クライアント3
には、第1〜第3の各実施形態例の構成に加えて、図2
の鎖線に示されるように、中継許容限界値通知部30が
設けられている。また、クライアント3には、他のクラ
イアント3と無線接続して当該他のクライアント3とサ
ーバ2間の情報通信の中継が可能な限界数である中継許
容限界値が予めデータ記憶部に格納されている。なお、
中継許容限界値は、1の場合もあるし、複数の場合もあ
る。
【0065】中継許容限界値通知部30は、サーバ2の
中継許容限界値報告指令部(図示せず)から、予め定め
られたタイミングで(例えば、サーバ2との直接的な接
続が確立したときに)送信されてきた中継許容限界値の
報告指令を受け取ると、その指令に従い、前記データ記
憶部から中継許容限界値のデータを読み出してサーバ2
に向けて送信する。
【0066】サーバ2では、その送信されてきた中継許
容限界値のデータに当該送信元のクライアント3の識別
情報を付与して、例えば、記憶部15に格納する。
【0067】この第4実施形態例では、中継用情報端末
機器選択部13は、接続制御部12の動作情報に基づい
て、サーバ2と直接的に接続している各クライアント3
に関して、それぞれ、情報通信中継中の数を検出する。
また、この中継用情報端末機器選択部13は、中継用の
クライアントを選択する際には、その各クライアント3
毎に検出した情報通信中継中の数と、記憶部15に格納
されている中継許容限界値のデータとに基づいて、サー
バ2に直接的に接続されている複数のクライアント3の
中から、情報通信中継中の数が中継許容限界値に達して
いないものを選別する。そして、中継用情報端末機器選
択部13は、その選別したクライアント3の中の一つを
中継用のクライアントとして選択する。
【0068】この第4実施形態例では、処理能力の高い
クライアント3に複数の他のクライアント3を無線接続
させて当該他のクライアント3とサーバ2間の情報通信
の中継を処理能力の高いクライアント3に行わせること
が可能な構成である。これにより、サーバ2との円滑な
交信を維持しつつ、より多くのクライアント3とサーバ
2を無線接続させることができる。
【0069】なお、この発明は、第1〜第4の各実施形
態例の構成に限定されるものではなく、様々な実施の形
態を採り得る。例えば、第3実施形態例では、処理能力
通知拒否部29は、処理能力通知部28の動作を阻止す
ることで、中継用クライアントとして選択されることを
拒否する構成であったが、例えば、処理能力通知拒否部
29に代えて、処理能力通知部28の動作を阻止するの
ではなく、実際の処理能力データよりも低い偽造の処理
能力のデータをサーバ2に送信させて中継用クライアン
トとして選択されることを拒否する構成を備えてもよ
い。また、中継用クライアントとして選択されることを
拒否することができない構成とする場合には、上記のよ
うな処理能力通知拒否部29などの構成は省略してもよ
い。
【0070】さらに、第1や第2の実施形態例の構成で
は、中継用クライアントとして選択されることを拒否す
るための構成は設けられていなかったが、必要に応じ
て、第1や第2の実施形態例の構成に、例えば、中継用
クライアントとして選択されることを拒否する旨の通知
をクライアント3からサーバ2に送信する構成を設けて
もよい。
【0071】さらに、例えば、中継用情報端末機器選択
部13は、第2実施形態例に示したような利用状況を考
慮した中継用クライアント選択手法と、第3実施形態例
の示した処理能力を考慮した中継用クライアント選択手
法とを組み合わせて、中継用のクライアント3を選択す
る構成としてもよい。例えば、中継用情報端末機器選択
部13は、中継用のクライアント3を選択する際に、サ
ーバ2に直接的に接続されている複数のクライアント3
の処理能力に大きな差が無いことを検知した場合には、
利用の少ないクライアント3を中継用のクライアントと
して選択する。また、中継用情報端末機器選択部13
は、中継用のクライアント3を選択する際に、サーバ2
に直接的に接続されている複数のクライアント3の利用
状況に大きな差が無いことを検知した場合には、処理能
力の高いクライアント3を中継用のクライアントとして
選択する。中継用情報端末機器選択部13は、そのよう
な構成を採用してもよい。
【0072】また、第2実施形態例では、中継用のクラ
イアントを選択する際に、サーバ2に直接的に接続され
ている複数のクライアント3の中から、最も利用が少な
いクライアント3を中継用のクライアント3として選択
したが、例えば、第3実施形態例に示したような直接的
にサーバ2に接続しているクライアント3の各々の処理
能力データを収集する構成を備え、中継用のクライアン
ト3の選択の際に、最も利用の少ないクライアント3の
処理能力が例えば設定の処理能力以下の低い能力である
ことが検知された場合には、2番目に利用の少ないクラ
イアント3を中継用のクライアントとして選択するとい
う如く、利用の最も少ないクライアント3でなくとも利
用の少ないクライアント3であれば、中継用のクライア
ントとて選択してもよい。
【0073】さらに、第3実施形態例では、サーバ2に
直接的に接続されている複数のクライアント3の中か
ら、最も処理能力の高いクライアント3を中継用のクラ
イアントとして選択していたが、例えば、最も処理能力
の高いクライアント3がサーバ2との交信が非常に多い
ことを検知した場合には、2番目に処理能力の高いクラ
イアント3を中継用のクライアントとして選択する構成
としてもよく、処理能力が高ければ、最も処理能力の高
いものでなくとも中継用のクライアントとして選択して
もよい。
【0074】
【発明の効果】この発明によれば、サーバが持つ情報通
信用無線回線の全てが使用中である場合に、新規の情報
端末機器が接続要求をサーバに発信してきたときには、
サーバに情報通信用無線回線を介して直接的に接続され
ている複数の情報端末機器の中から一つを選択し、この
選択した情報端末機器を新規の情報端末機器とサーバと
の間の情報通信の中継を行う情報端末機器として機能さ
せる構成を備えたので、サーバが持つ情報通信用無線回
線の全てが使用されている場合であっても、新規の情報
端末機器をサーバに接続させることが可能となる。
【0075】これにより、サーバの保有の情報通信用無
線回線の全数に規制されずに、サーバは、より多くの情
報端末機器と接続することが可能となり、無線ネットワ
ークシステムの快適な利用環境を作り出すことができ
る。
【0076】サーバが中継用の情報端末機器を選択する
際に、サーバに直接的に接続されている複数の情報端末
機器の中から、サーバの利用が少ない情報端末機器を中
継用の情報端末機器として選択する構成とするものにあ
っては、新規の情報端末機器とサーバ間の情報通信、お
よび、中継用の情報端末機器とサーバ間の情報通信のデ
ータ転送速度の低速化を防止することができる。
【0077】また、サーバが中継用の情報端末機器を選
択する際に、サーバに直接的に接続されている複数の情
報端末機器の中から、処理能力の高い情報端末機器を中
継用の情報端末機器として選択する構成のものにあって
は、処理能力の高い情報端末機器に情報通信の中継処理
を行わせても、その処理能力に対する中継処理の負荷の
割合は小さくて済むので、負荷増大による処理の遅延を
小さく抑えることができる。これにより、新規の情報端
末機器とサーバ間、および、中継用の情報端末機器とサ
ーバ間の情報通信の円滑さを図ることが容易となる。
【0078】サーバに直接的に接続される情報端末機器
の中の少なくとも一つに複数の他の情報端末機器を無線
接続させて、その情報端末機器に、それら他の情報端末
機器とサーバ間の情報通信を中継させることを可能にす
る構成のものにあっては、より一層多くの情報端末機器
をサーバに接続させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第4の各実施形態例の無線ネットワーク
システムを構成するサーバの主要な制御構成例を示すブ
ロック構成図である。
【図2】第1〜第4の各実施形態例の無線ネットワーク
システムを構成するクライアント(情報端末機器)の主
要な制御構成例を示すブロック構成図である。
【図3】無線ネットワークシステムの概略モデル図であ
る。
【図4】第1実施形態例の無線ネットワークシステムに
おける新規のクライアントとサーバ間の接続開始時処理
の動作例を示すフローチャートである。
【図5】サーバが持つ情報通信用無線回線が全て使用中
である場合に、新規のクライアントがサーバに接続する
際の接続開始時処理の一動作例を説明するためのモデル
図である。
【図6】図5に引き続き、サーバが持つ情報通信用無線
回線が全て使用中である場合に、新規のクライアントが
サーバに接続する際の接続開始時処理の一動作例を説明
するためのモデル図である。
【図7】さらに、図6に引き続き、サーバが持つ情報通
信用無線回線が全て使用中である場合に、新規のクライ
アントがサーバに接続する際の接続開始時処理の一動作
例を説明するためのモデル図である。
【図8】さらに、図7に引き続き、サーバが持つ情報通
信用無線回線が全て使用中である場合に、新規のクライ
アントがサーバに接続する際の接続開始時処理の一動作
例を説明するためのモデル図である。
【図9】第2実施形態例の無線ネットワークシステムに
おける新規のクライアントとサーバ間の接続開始時処理
の動作例を示すフローチャートである。
【図10】第3実施形態例の無線ネットワークシステム
における新規のクライアントとサーバ間の接続開始時処
理の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 無線ネットワークシステム 2 サーバ 3 クライアント 12 接続制御部 13 中継用情報端末機器選択部 14 回線飽和検知部 16 利用状況監視部 17 処理能力報告指令部 22 無線アクセス制御部 26 信号中継制御部 30 中継許容限界値通知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B085 BA06 BC02 5K033 AA05 AA09 BA02 BA04 CA11 CB06 CB19 DA01 DA19 EA03 EA07 EC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバは、接続を要求する情報端末機器
    に、当該サーバが持つ複数の情報通信用無線回線の中か
    ら一つの情報通信用無線回線を割り当てて前記情報端末
    機器と無線接続する構成を備えた無線ネットワークシス
    テムにおいて、サーバには、情報端末機器との無線接続
    に使用されている情報通信用無線回線の使用数が、サー
    バが持つ情報通信用無線回線の全数に達しているか否か
    を判断し情報通信用無線回線の使用数がサーバの情報通
    信用無線回線の全数に達していると判断したときには全
    回線使用中であると検知する回線飽和検知部と、新規の
    情報端末機器から接続要求を受け取ったときに前記回線
    飽和検知部からの情報に基づいて全回線使用中であるこ
    とを検知したときには前記情報通信用無線回線に接続し
    ている複数の情報端末機器の中から、情報通信用無線回
    線を新規の情報端末機器と共有する情報端末機器を選択
    する中継用情報端末機器選択部と、その選択された情報
    端末機器に向けて新規の情報端末機器との回線共有の指
    示を発すると共に、新規の情報端末機器に向けて前記選
    択された情報端末機器との回線共有状態での接続許可を
    通知する接続制御部とが設けられており、前記情報端末
    機器には、その通知をサーバから受け取った以降にはサ
    ーバ向けの信号を前記選択された情報端末機器に向けて
    送信する全回線使用時送信制御部と、前記新規の情報端
    末機器からサーバ向けの信号を受信したときには当該信
    号をサーバに向けて送信し、また、サーバから新規の情
    報端末機器向けの信号を受信したときには当該信号を新
    規の情報端末機器に向けて送信する信号中継制御部とが
    設けられていることを特徴とする無線ネットワークシス
    テム。
  2. 【請求項2】 サーバには、接続中の情報端末機器のサ
    ーバ利用状況を個別に監視する利用状況監視部が設けら
    れており、サーバの中継用情報端末機器選択部は、前記
    利用状況監視部の監視情報に基づいて、接続中の情報端
    末機器の中から利用の少ない情報端末機器を新規の情報
    端末機器とサーバ間の情報通信を中継する情報端末機器
    として選択することを特徴とする請求項1記載の無線ネ
    ットワークシステム。
  3. 【請求項3】 サーバには、接続を許可した情報端末機
    器に向けて処理能力を報告する旨の指令を出力する処理
    能力報告指令部が設けられており、サーバの中継用情報
    端末機器選択部は、情報端末機器から送信されてきた処
    理能力の情報に基づいて、接続中の情報端末機器の中か
    ら処理能力が高い情報端末機器を新規の情報端末機器と
    サーバ間の情報通信を中継する情報端末機器として選択
    することを特徴とする請求項1記載の無線ネットワーク
    システム。
  4. 【請求項4】 情報端末機器には、1以上の数の他の情
    報端末機器と無線接続が可能で当該他の情報端末機器と
    サーバ間の情報通信の中継を許容する構成が設けられる
    と共に、情報通信中継が可能な限界数である許容限界値
    をサーバに通知する中継許容限界値通知部が設けられて
    おり、サーバの中継用情報端末機器選択部は、直接的に
    接続している情報端末機器の中から、情報通信中継中の
    数が前記許容限界値未満であるものを選別し、その選別
    された情報端末機器の中の一つを新規の情報端末機器と
    サーバ間の情報通信を中継する情報端末機器として選択
    することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項
    3記載の無線ネットワークシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108848513A (zh) * 2018-05-07 2018-11-20 清华大学 通信网络中用户终端与控制器的匹配方法、装置及系统
US10750549B2 (en) 2016-05-30 2020-08-18 Mitsubishi Electric Corporation Communication system and method of controlling communication system

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