JP6881926B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
(2)感光体と、供給される電流の値に応じた光量の光ビームを出射する光源と、画像データに基づいて生成される第1のPWM信号に応じて前記光源に電流を供給する駆動手段であって、前記光源に供給される電流の値を調整するために入力される第2のPWM信号を平滑化した信号を出力する平滑化回路を含み、前記平滑化回路の出力に応じて前記電流の値を調整する駆動手段と、前記光源から出射された光ビームが前記感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記光ビームによって走査されることにより前記感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像し、現像されたトナー像を記録材に転写し、転写されたトナー像を記録材に定着させる画像形成手段と、制御手段と、前記光ビームの光量を一定に制御し、前記第1のPWM信号のパルス幅を異ならせてトナー像を形成した場合と、前記第1のPWM信号のパルス幅を一定にして光ビームの光量を異ならせてトナー像を形成した場合とで、形成されるトナー像の濃度が等しくなる条件を示す関係データを記憶する記憶手段と、を備え、前記制御手段は、濃度の異なる複数の濃度検出用トナー像を前記光ビームの走査方向に並列して形成されるように、前記光ビームの走査位置に応じて前記第1のPWM信号のパルス幅を異ならせて前記駆動手段を制御し、前記複数の濃度検出用トナー像の濃度情報と前記関係データとに基づいて前記光ビームの目標光量を設定し、前記光源からの出射される光ビームの光量が走査位置に応じて調整されるように、前記目標光量を基準に前記平滑化回路に入力する前記第2のPWM信号のパルス幅を制御することを特徴とする画像形成装置。
図1は後述する実施例1〜3の画像形成装置100の全体構成を示す断面図であり、電子写真方式のフルカラープリンタの概略構成を示している。図1に示す画像形成装置100において、各色に対応する感光体である感光ドラム101a、101b、101c、101dは、帯電器102a、102b、102c、102dによって帯電される。ここで、符号の添え字a、b、c、dは、例えばイエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(K)等の色を表しており、以降、特定の色の部材について説明する場合を除き、省略する。帯電された感光ドラム101は発光素子を光源とする1つの光走査装置200から出射されるレーザ光(光ビーム)により静電潜像(潜像)が形成される。画像形成装置100が設置されている場所の環境や、感光ドラム101の使用年数の経過等により、レーザ光の光量は適宜調整され、感光ドラム101上には適切な電位の潜像が形成される。感光ドラム101上に形成された静電潜像は、各々の現像手段である現像器103によりトナーを用いて現像される。そして、それぞれの感光ドラム101上に現像された各色のトナー像は、転写手段である転写ローラ104に印加される転写電圧によって担持体であるベルト105に重畳して転写され、カラーのトナー像がベルト105上(ベルト上)に形成される。ベルト105上に転写されたトナー像は、2次転写ローラ106で記録材である用紙Sに4色が一括して転写される。その後、未定着のトナー像を担持した用紙Sは、定着手段である定着装置107を通過して定着処理が施された後、排出ローラ108等によって画像形成装置100外に排出される。
画像形成装置100の上部には画像読取装置115が設置されている。画像読取装置115は、原稿面に対して光を照射するランプ1130、及び原稿131からの反射光をレンズ132及びCCDラインセンサ133に導くミラー134、135、136を有する。ランプ1130及びミラー134は、第1ミラー台137に取り付けられている。また、ミラー135、136は、第2ミラー台138に取り付けられている。第1ミラー台137、138は、不図示のワイヤによって不図示の駆動モータに接続され、駆動モータの回転駆動により原稿台ガラス139と平行に移動する。また、原稿台ガラス139の端部には読み取り輝度の基準となる基準白板140が取り付けられている。原稿131からの反射光は、ミラー134、135、136を介してレンズ132に導かれ、レンズ132によってCCDラインセンサ133の受光部に結像される。CCDラインセンサ133は、結像した反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。画像形成装置100によって濃度検出用のトナーパターンが形成された転写体である用紙Sを画像読取装置115で読み取る場合には、原稿台ガラス139上に濃度検出用のトナーパターンが形成された面側を原稿台ガラス139側となるように設置する。濃度検出用のトナーパターン(濃度検出用トナー像)は、複数の濃度の異なるトナー像からなる。詳細は後述する。
図2は、実施例1〜3の画像形成装置100に使用される光走査装置200の構成を模式的に示す図である。図2(a)は、露光手段である光走査装置200を、偏向手段である回転多面鏡205の上側から見た図である。図2(b)は光走査装置200を側面側から見た図である。図2(c)は発光素子であるレーザダイオード(以下、LD)201の構成を示す図である。光走査装置200は、4つのLD201を有している。例えば、光走査装置200は、イエロー色用のLD201a、マゼンタ色用のLD201b、シアン色用のLD201c、ブラック色用のLD201dを有している。光走査装置200は、LD201、コリメータレンズ202、開口絞り203、シリンドリカルレンズ204を備える。また、光走査装置200は、回転多面鏡205、スキャナモータ206、トーリックレンズ207e、207f、回折光学素子208e、208f、折り返しミラー209e、209f、130e、130f、131e、131fを備える。コリメータレンズ202は、LD201から出射された光ビームを平行光束に変換している。開口絞り203は、通過する光ビームの光束を制限している。シリンドリカルレンズ204は、副走査方向にのみ所定の屈折力(屈折の度合い)を有しており、光束を回転多面鏡205の反射面に主走査方向に長い楕円像として結像させている。LD201から回転多面鏡205までの光路は、YKが平行でありMCが平行である。更に回転多面鏡205の面にYMとCKのレーザ光が対称になるように入射する。
図3(a)は半導体レーザ素子1101の構成図であり、図3(b)のLD201側から見た図である。LD201は、4つの光源であるLD201a、201b、201c、201dを有するレーザチップから構成されている。また、LD201は、感光ドラム101に照射される光ビームが出射される側とは反対側からも出射され、フォトダイオード(以下、PDとする)403に光ビームが入射される。
光走査装置200は感光ドラム101面上に一定の光量の光ビームを照射するために、光走査装置200の組立て時に、光量調整を行う。光量調整時のレーザ光の光量は、画像形成時に必要な最大光量を調整する。まず、光ビームの光量を調整する方法を述べる。LD201は、図3のような構造となっている。光ビームは、画像形成を行うために用いられるフロント光と呼ばれる、図3(a)中、右側に出射される光ビームと、フロント光とは出射方向が逆方向となるリア光と呼ばれる、図3(a)中、左側に出射される光ビームとがある。リア光は、フロント光の一定の割合の光量で出射される。PD403は、LD201から出射されたリア光を受光している。PD403に受光される光の強度をモニタすることにより、LD201に供給される電流量がフィードバック制御される。つまり、LD201に付属している光量検知手段であるPD403の出力が所定値となるようにLD201に流す電流が調整されている。このような制御を、自動光量調整(以下、APC:Auto Power Control)という。また、APCを行うときの動作モードをAPCモードという。画像を描画しているとき(以下、画像モードという)には、光ビームは点滅を繰り返しているため、APC動作を行うことはできない。そこで、画像を描画していない、即ち、非画像領域の所定のタイミングにおいて、APC動作を行う。また、レーザ制御部304は、非画像領域でスイッチ307をオンする。
このようなAPCモード、画像モードを切り替える方法を図4、図5の制御回路のブロック図で説明する。なお、図5はシェーディング回路350を有する場合のブロック図を示している。一方、図4はシェーディング回路を有しない場合のブロック図を示す。図4、図5に共通する構成には同じ符号を付し、以下の説明では、図5を用いて説明する。制御手段であるCPU303は、APC制御回路301を制御するためのレーザ制御信号318を出力する設定を、レーザ制御部304に対して行う。レーザ制御部304は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)であり、CPU303からレジスタ3041に設定値が設定されると、設定値に基づくレーザ制御信号318を発生する。なお、CPU303とレーザ制御部304を1つのICとして構成してもよい。
図3(c)(i)はBD214により生成されるBD信号であり、BD214により生成されるBD信号は、光ビームを受光していない状態ではハイレベル、光ビームを受光した状態ではローレベルとなる。BD信号の立ち下がりのタイミングから、次のBD信号の立ち下がりのタイミングまでの時間をBD周期といい、光ビームの1走査に要する時間である。BD周期には、画像データに応じた光ビームが感光ドラム101上(感光体上)に照射される領域、すなわち、トナー像が形成される領域に対応する画像領域が含まれる。なお、BD信号の立ち下がりのタイミングから画像領域が開始するまでの区間を画像書き出しの区間とする。図3(c)(ii)は動作モード(APCモード、画像モード、OFFモード等)を示す。図3(c)(iii)はレーザ制御信号318が例えば2ビットのパラレル信号で構成されている場合の2ビット目の信号CTL1を示す。図3(c)(iv)はレーザ制御信号318が例えば2ビットのパラレル信号で構成されている場合の1ビット目の信号CTL0を示す。横軸はいずれも時間を示す。
レーザ制御信号318がCTL0:L、CTL1:Hのとき、動作モードはAPCモードとなる。このとき、レーザ光がPD403に入射すると入射した光量に応じて電流PDが流れる。基準電圧生成部302で決定された基準電圧Vrefは、比較器306の+端子に入力される。また、予め決定された半固定抵抗器305に電流PDが流れたときの電圧RMは、比較器306の−端子に入力される。比較器306は、基準電圧Vrefと電圧RMとを比較し、電圧RMが基準電圧生成部302により生成された基準電圧Vrefになるように、LD201へ供給する電流を制御する。コンデンサ310は、LD201の光量が目標光量となるようにAPC制御を行ったときの電流を決める電圧Vchとなるように充電される。電圧Vchはオペアンプ308の+端子に入力されている。また、オペアンプ308の−端子には、電流制限抵抗311に流れる電流を変換した電圧RSが入力される。オペアンプ308と電流制限抵抗311は、電圧Vchに応じて、電圧Vchを駆動電流312に変換する。カレントミラー回路309は、駆動電流312から駆動電流312と同等の電流を生成し、トランジスタ328がオンのときにLD201に電流Ild327として流す。
レーザ制御信号318がCTL0:H、CTL1:Hのとき、動作モードはOFFモードとなる。このとき、LD201は消灯状態(OFF)となる。OFFモードでは、コンデンサ310は充電された状態を維持している。
レーザ制御信号318がCTL0:H、CTL1:Lのとき、動作モードは画像モードとなる。このとき、コンデンサ310の充電電圧Chにより、電圧Vchは維持されたまま、画像信号に応じてLD201に電流を供給する。また、画像モードでは、CPU303から変換部325に画像データ324が出力される。ここで、画像データ324は、例えば不図示のコントローラ部等からCPU303に入力される4ビットのビットマップデータ等であり、階調データ等を含む。変換部325は、入力された画像データ324を、LD201の特性に合わせたパルス幅(オン幅:LD201を発光させる時間)となるようなPWM信号に変換する。例えば、変換部325は、画像データ324の画素の階調に応じたPWM信号323に変換し、APC制御回路301に出力する。
レーザ制御信号318がCTL0:L、CTL1:Lの状態は、APC制御時のLD201の光量値を0に戻した状態であり、このような動作モードをディスエーブルモードという。ディスエーブルモードでは、コンデンサ310の電荷を放電させて電圧Vchを0とし、LD201を消灯する。用紙Sへの印刷が終了しLD201の出力を停止させる場合は、一般的にはディスエーブルモードとする。
駆動電流312について説明する。駆動電流312は、コンデンサ310の電圧を制御する電圧Vch、平滑回路352から出力されるシェーディング電圧(出力電圧)Vshd、電流制限抵抗311の抵抗値Rs、及び抵抗器317の抵抗値Rt(Rt≪Rs)により決定される。ここで、APC制御時にコンデンサ310に充電され、ホールドされた電圧をVapcとする。平滑回路352は、シェーディング回路350が有するローパスフィルタである。平滑回路352は、抵抗器3521とコンデンサ3522からなるRC回路を有している。駆動電流312は、以下の式で表される。
駆動電流312=Vapc/(Rs+Rt)−Vshd/Rt
ここで、シェーディング回路350から抵抗器317を介して流れる電流Ishdは、電流Ishd=Vshd/Rtとなる。
ここで、光量制御手段としてのシェーディング回路350の動作を説明する。レーザ制御部304は、CPU303を介してROM3031から、各露光位置に対応した光量の補正値を読み出す。各露光位置に対応した光量の補正値は、光量補正データであり、以下、シェーディングデータという。レーザ制御部304は、シェーディングデータに基づくパルス幅(デューティ比)のパルスを含むPWM信号(SHDPWM信号)を出力する。ここで、レーザ制御部304は、光ビームの走査中にブロックごとにSHDPWM信号を生成するために用いるシェーディングデータを切り替える。そして、レーザ制御部304は、シェーディングブロックに対応するパルス幅のSHDPWM信号を出力する。
以下、シェーディング補正制御の動作を詳しく説明する。図6は、シェーディング回路350によるレーザ光の光量補正を行った場合の効果を説明するタイミング図である。(i)は、非画像形成領域(APC領域)や画像形成領域等、感光ドラム101上の領域を示す。なお、画像形成領域は、主走査方向にシェーディング処理を行う際に複数のブロックに分割され、例えば本実施例では、6つのブロックに分割されている。以下、このブロックを、Block1、Block2等とする。(ii)は、レーザ制御部304から出力されるSHDPWM信号を示す。(iii)は、シェーディング電圧Vshdに対応する電流Ishdを示す。(iv)は、駆動電流312を示す。横軸はいずれも時間である。図6は、一走査中におけるシェーディング動作シーケンスを示す。本シーケンスでは、画像形成領域を複数ブロックに分割し、各ブロックにおけるシェーディングデータに基づいてSHDPWM信号のデューティ比が設定される。
光量PWM信号320によりLD201の光量を制御する方法について図5を用いて説明する。レーザ制御部304は、光量PWM信号320を基準電圧生成部302が有する電界効果トランジスタ(以下、FET)321に出力する。光量PWM信号320は、パルス信号であり、基準電圧Vrefを決定するための信号である。光量PWM信号320のデューティを変えることで、基準電圧Vrefを変えることができる。基準電圧生成部302は、入力された光量PWM信号320に応じてFET321がオン・オフされることにより、内部で生成される電圧VR319をオン・オフ信号に変換する。電圧VR319は、抵抗R1 1323とコンデンサC314で形成されるフィルタによって平滑され、基準電圧Vrefが生成される。基準電圧Vrefは、APC制御において、APC制御回路301が有する比較器306によりPD403からの電流と比較される。これにより、光量制御を行うことができる。なお、FET321がオンされたときに電圧VR319をローレベルとするために、抵抗1324が設けられている。また、スイッチ307にはサンプルホールド信号が入力され、APC制御回路301の動作モードを切り替えるために用いられている。
画像濃度補正モードは、画像形成装置100の画像形成速度が変わったり、周辺環境が変化したりした場合でも、適切な濃度となるようなレーザ光の光量を設定することにより画像の濃度を補正するモードである。画像濃度補正モードについて図7と図8で説明する。図7は画像濃度補正モードで実施される制御を説明するフローチャートであり、図8は濃度検出用のトナーパターンとPWM信号323の関係を示す図である。図8(a)は、横軸に主走査方向における位置を、縦軸にPWM信号323のデューティを示すグラフであり、図8(b)は、濃度検出用のトナーパターンを示す図である。図8(b)は、図8(a)の用紙位置、すなわち主走査方向に対応して描画されており、YMCKの方向は副走査方向に対応している。また、図8(b)の50%等の数値は、PWM信号323のデューティを表している。濃度検出用のトナーパターンは、単位時間当たりのレーザ光の出射時間を異ならせた画像形成条件で、レーザ光の走査方向に並列して形成される。このとき、Yのトナーパターンを形成する間、イエローに対応する帯電器102aが感光ドラム101aを帯電する帯電バイアスは一定であり、現像器103aがトナーに印加する現像バイアスも一定である。他の色も同様である。なお、帯電バイアスと現像バイアスを異ならせて、副走査方向に並列する複数の濃度検出用のトナーパターン(各色)を形成しても良い。
PWM信号323のデューティの算出方法を以下に説明する。図9は、(i)に横軸に時間、縦軸に電圧(差動)としたPWM信号323の波形を示し、(ii)に横軸に時間、縦軸に光の強度としたレーザ光の波形を示す。また、(a)はPWM信号323のデューティが50%、(b)は10%、(c)は90%の場合をそれぞれ示す。PWM信号323とレーザ光の波形は、図9(a)に示すような関係となっている。すなわち、LD201に印加するPWM信号323(i)が数10MHz位の周波数では、発光が数ns(ナノ秒)程度遅れるため、実際のレーザ光の波形は波形(ii)のようになる(発光遅延)。また、レーザ光の消灯時も同様に遅延を生じる(消灯遅延)。その結果、電流のパルスが低いデューティでは、図9(b)に示すように、LD201はほとんど発光しない。このような低いデューティでは、LD201は徐々に光の強度が大きくなるが、PWM信号323のデューティと同じデューティとはならない。一方、PWM信号323が高いデューティとなってくると、図9(c)のように、LD201の消灯遅延によって、あるデューティからレーザ光の光量が0となる区間がなくなる。なお、図9のパルスの1周期は1画素に対応する。このように、PWM信号323のデューティを制御することによって感光ドラム101の単位面積当たりの光量が変わる。そのため、PWM信号323のデューティを制御することによって出力画像の濃度を制御することができる。
図12に画像濃度補正モードの制御を説明するフローチャートを示す。CPU303は画像濃度補正モードが開始されると、S1602以降の処理を開始する。図13(a)は、図8(a)に対応する図であり説明を省略する。図13(b)、(c)は、図13(a)のPWM信号323のそれぞれのデューティに対応する表2の階調を示している。図13に示すように、S1602でCPU303は、YMCKそれぞれについて、画像データ8〜F(階調の8〜15)の濃度を用いて濃度検出用のトナーパターンを形成する。階調8〜15のトナーパターンを形成するとき、CPU303は、表2のILUTを参照し、変換部325により各階調からPWM信号323の各デューティに変換する。具体的には、CPU303は、変換部325により、階調8〜15を、PWM信号323のデューティ44%、49%、56%、63%、68%、75%、81%、84%にそれぞれ変換する。一方、実施例1と同様に、光量PWM信号320のデューティは100%としておく。用紙Sに印刷された濃度検出用のトナーパターンは、図13(d)のようになる。なお、図13(d)は図8(c)に対応しており、説明を省略する。
103 現像器
104 転写ローラ
201 レーザダイオード
205 回転多面鏡
303 CPU
3031 ROM
Claims (8)
- 感光体と、光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが前記感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された光ビームによって走査されることにより前記感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、前記現像手段によって現像されたトナー像を転写体に転写する転写手段と、を有する画像形成手段と、
前記画像形成手段に濃度の異なる複数の濃度検出用トナー像を前記転写体上に形成させ、前記複数の濃度検出用トナー像の濃度情報が入力され、トナー像が目標濃度で形成されるように、入力された前記濃度情報に基づいて前記光ビームの目標光量を設定する設定手段と、
前記画像形成手段が光ビームの光量を一定に制御し、単位時間当たりの光ビームの出射時間を異ならせてトナー像を形成した場合と、前記画像形成手段が単位時間当たりの光ビームの出射時間を一定にして光ビームの光量を異ならせてトナー像を形成した場合とで、形成されるトナー像の濃度が等しくなる条件を示す関係データを記憶する記憶手段と、
を備え、
前記設定手段は、
前記単位時間当たりの光ビームの出射時間を異ならせた画像形成条件で、前記複数の濃度検出用トナー像が前記光ビームの走査方向に並列して形成されるように前記画像形成手段を制御し、
前記画像形成手段に形成させた前記複数の濃度検出用トナー像の濃度情報と、前記記憶手段に記憶された前記関係データと、に基づいて、前記光ビームの目標光量を設定し、前記単位時間当たりの光ビームの出射時間は、画像形成時における前記単位時間当たりの光ビームの出射時間が用いられることを特徴とする画像形成装置。 - 前記単位時間当たりの光ビームの出射時間は、画像形成時に用いられる階調に対応していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段は、前記単位時間当たりの光ビームの出射時間が10%から90%までの値となるように前記複数の濃度検出用トナー像を形成させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記感光体上に現像されたトナー像を記録材に定着させる定着手段と、
原稿画像を読み取る読取装置と、
を備え、
前記設定手段は、前記読取装置により前記記録材上に形成された前記複数の濃度検出用トナー像の濃度に基づいて、入力画像データに基づいて形成する画像の濃度を補正することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 感光体と、
供給される電流の値に応じた光量の光ビームを出射する光源と、
画像データに基づいて生成される第1のPWM信号に応じて前記光源に電流を供給する駆動手段であって、前記光源に供給される電流の値を調整するために入力される第2のPWM信号を平滑化した信号を出力する平滑化回路を含み、前記平滑化回路の出力に応じて前記電流の値を調整する駆動手段と、
前記光源から出射された光ビームが前記感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、
前記光ビームによって走査されることにより前記感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像し、現像されたトナー像を記録材に転写し、転写されたトナー像を記録材に定着させる画像形成手段と、
制御手段と、
前記光ビームの光量を一定に制御し、前記第1のPWM信号のパルス幅を異ならせてトナー像を形成した場合と、前記第1のPWM信号のパルス幅を一定にして光ビームの光量を異ならせてトナー像を形成した場合とで、形成されるトナー像の濃度が等しくなる条件を示す関係データを記憶する記憶手段と、
を備え、
前記制御手段は、
濃度の異なる複数の濃度検出用トナー像を前記光ビームの走査方向に並列して形成されるように、前記光ビームの走査位置に応じて前記第1のPWM信号のパルス幅を異ならせて前記駆動手段を制御し、
前記複数の濃度検出用トナー像の濃度情報と前記関係データとに基づいて前記光ビームの目標光量を設定し、
前記光源からの出射される光ビームの光量が走査位置に応じて調整されるように、前記目標光量を基準に前記平滑化回路に入力する前記第2のPWM信号のパルス幅を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 原稿画像を読み取る読取装置を備え、
前記制御手段は、前記読取装置により前記記録材上に形成された前記複数の濃度検出用トナー像の濃度に基づいて、入力画像データに基づいて形成する画像の濃度を補正することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記光ビームの走査方向における前記光ビームの複数の露光位置にそれぞれ対応させた第2のPWM信号のパルス幅を制御するための補正データを記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記感光体上にトナー像を形成する際に、前記光ビームの複数の露光位置に応じた前記補正データに基づいて前記光ビームの1走査周期中において前記第2のPWM信号のパルス幅を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 濃度の異なる複数の濃度検出用トナー像を前記光ビームの走査方向に並列して形成する際に、前記制御手段は、前記光ビームの複数の露光位置に応じた前記補正データに基づいて前記光ビームの1走査周期中において前記第2のPWM信号のパルス幅を制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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