JP2018049204A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主走査方向に精度よく濃度検出用のトナーパターンを形成し、精度よくレーザの光量を調整すること。【解決手段】CPU303は、単位時間当たりの光ビームの出射時間を異ならせた画像形成条件で、複数の濃度検出用トナー像が光ビームの走査方向に並列して形成されるように画像形成部を制御し、画像形成部に形成させた複数の濃度検出用トナー像の濃度情報と、ROM3031に記憶された関係データと、に基づいて、光ビームの目標光量を設定する(S602〜S605)。【選択図】図7

Description

本発明は、感光体に照射されるレーザ光を走査して感光体に画像を形成する光走査装置を備える画像形成装置に関する。
複写機、レーザビームプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置は、感光体上に半導体レーザから出射されるレーザ光を走査することで静電潜像を形成する。形成された静電潜像はトナーによって現像されることで、感光体上にトナー像が形成される。感光体上に形成されたトナー像は転写ベルトに転写され、トナー像は転写ベルトから用紙上に転写される。そして、定着器により用紙とトナーに温度と圧力をかけることにより、未定着のトナー像が用紙に定着される。このような画像形成装置は、印刷時にトナーの濃度が目標濃度となるようにレーザ光の光量が調整される(例えば、特許文献1参照)。
環境温度や感光体の感度の違いにより、目標濃度に必要なレーザ光の光量は異なる。そこで、出力画像の濃度を目標濃度とするために光源の光量を制御する必要がある。光量を制御するためには、一般的にはレーザ光の光量を最大値100%から例えば50%まで段階的に変更させて感光体へ照射することによって、光量それぞれに対応する濃度検出用のトナーパターンを形成する。ここで、光量が高いと濃いトナー像が形成され、光量が低いと薄いトナー像が形成される。画像形成装置は、用紙上に転写されて定着された後の濃度検出用のトナーパターンを画像読取装置または用紙の搬送経路上に設けられた光学センサにより読み取ってその濃度を検出する。画像形成装置は、画像読取装置あるいは光学センサで読み取った各光量に対応する濃度検出用のトナーパターンの検知結果と目標濃度とを比較することによって出力画像が目標濃度で形成されるようなレーザ光の目標光量を設定する。
近年、様々な温度湿度の環境や感光体の使用が進んだときにも良好な画像を生成することが求められている。このため、画像形成装置は、出力画像を目標濃度で形成するために、上述したようなレーザの光量の調整だけではなく、現像、帯電等の電圧等いくつかのパラメータも調整している。そのため、画像形成装置は、それぞれのレーザ光量、現像電圧、帯電電圧などのパラメータの組み合わせを異ならせた濃度検出用のトナーパターンを形成する。したがって、画像形成装置の電源がONされた後の初期調整、あるいは画像形成装置の待機状態から復帰する際の調整動作において、画像形成装置は多数の濃度検出用のトナーパターンを形成する。複数の濃度検出用のトナーパターンの少なくとも1部を主走査方向に並べて形成すれば、濃度検出用トナーパターンを形成するシート枚数を少なくすることができる。
特開2015−041015号公報
しかし、主走査方向に複数の濃度検出用のトナーパターンを並べて形成する場合、次のような課題がある。図15は、横軸に用紙位置(主走査方向)、縦軸にレーザ光の光量を示すグラフである。濃度検出用のトナーパターンを形成する際、センサによりパターンの境界を精度よく検知できるようにするため、図15の実線に示すようにレーザ光の光量を調整するのが理想的である。ところが、シェーディング機能がないレーザ駆動回路を有する光走査装置では、1走査周期中にレーザ光の光量(光の強度)を調整することができない。このため、シェーディング機能がないレーザ駆動回路を有する光走査装置では、レーザ光の光量を変化させることによって主走査方向に濃度の異なる濃度検出用のトナーパターンを形成することができない。一方、シェーディング機能を有するレーザ駆動回路を有する光走査装置では、1走査周期中にレーザ光の光量を調整することができる。しかし、シェーディング機能を有するレーザ駆動回路は、ローパスフィルタを有しており、ローパスフィルタの機能によって、図15に示す破線のように、レーザ光の光量が滑らかに補正されてしまう。このため、濃度検出用のトナーパターンの境界がはっきりせず、センサによりトナーパターンを検知しづらくなるおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、主走査方向に精度よく濃度検出用のパターンを形成し、精度よくレーザの光量を調整することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)感光体と、光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが前記感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された光ビームによって走査されることにより前記感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、前記現像手段によって現像されたトナー像を転写体に転写する転写手段と、を有する画像形成手段と、前記画像形成手段に濃度の異なる複数の濃度検出用トナー像を前記転写体上に形成させ、前記複数の濃度検出用トナー像の濃度情報が入力され、トナー像が目標濃度で形成されるように、入力された前記濃度情報に基づいて前記光ビームの目標光量を設定する設定手段と、前記画像形成手段が光ビームの光量を一定に制御し、単位時間当たりの光ビームの出射時間を異ならせてトナー像を形成した場合と、前記画像形成手段が単位時間当たりの光ビームの出射時間を一定にして光ビームの光量を異ならせてトナー像を形成した場合とで、形成されるトナー像の濃度が等しくなる条件を示す関係データを記憶する記憶手段と、を備え、前記設定手段は、前記単位時間当たりの光ビームの出射時間を異ならせた画像形成条件で、前記複数の濃度検出用トナー像が前記光ビームの走査方向に並列して形成されるように前記画像形成手段を制御し、前記画像形成手段に形成させた前記複数の濃度検出用トナー像の濃度情報と、前記記憶手段に記憶された前記関係データと、に基づいて、前記光ビームの目標光量を設定することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、主走査方向に精度よく濃度検出用のパターンを形成し、精度よくレーザの光量を調整することができる。
実施例1〜3の画像形成装置の構成を示す図 実施例1〜3の光走査装置の構成を示す図 実施例1〜3の半導体レーザ素子の構成、自動光量制御(APC)を説明する図 実施例1〜3の光量調整回路を示す図 実施例1〜3の光量調整回路を示す図 実施例1〜3のシェーディング回路によるレーザ光の光量補正を示す図 実施例1の濃度補正制御を示すフローチャート 実施例1の濃度検出用のトナーパターンとPWM信号のデューティ、用紙上に形成された濃度検出用のトナーパターンを示す図 実施例1のPWM信号の波形と光の強度を示す図 実施例1のPWM信号のデューティと積算光量の関係、濃度検出用のトナーパターンの濃度とPWM信号のデューティを示すグラフ 実施例2の階調とPWM信号のデューティを示すグラフ 実施例2の濃度補正制御を示すフローチャート 実施例2の濃度検出用のトナーパターンとPWM信号のデューティ、用紙上に形成された濃度検出用のトナーパターン、画像データ(階調)、濃度検出用のトナーパターンの濃度とPWM信号のデューティを示すグラフ 実施例3のベルト上の濃度検出用のトナーパターンを示す図 従来例のフィルタを用いた場合の用紙位置と光量を示すグラフ
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。なお、レーザ光が走査される方向であって感光ドラムの回転軸方向を第1の方向である主走査方向、主走査方向に略直交する方向であって感光ドラムの回転方向を第2の方向である副走査方向とする。
[画像形成装置の全体構成]
図1は後述する実施例1〜3の画像形成装置100の全体構成を示す断面図であり、電子写真方式のフルカラープリンタの概略構成を示している。図1に示す画像形成装置100において、各色に対応する感光体である感光ドラム101a、101b、101c、101dは、帯電器102a、102b、102c、102dによって帯電される。ここで、符号の添え字a、b、c、dは、例えばイエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(K)等の色を表しており、以降、特定の色の部材について説明する場合を除き、省略する。帯電された感光ドラム101は発光素子を光源とする1つの光走査装置200から出射されるレーザ光(光ビーム)により静電潜像(潜像)が形成される。画像形成装置100が設置されている場所の環境や、感光ドラム101の使用年数の経過等により、レーザ光の光量は適宜調整され、感光ドラム101上には適切な電位の潜像が形成される。感光ドラム101上に形成された静電潜像は、各々の現像手段である現像器103によりトナーを用いて現像される。そして、それぞれの感光ドラム101上に現像された各色のトナー像は、転写手段である転写ローラ104に印加される転写電圧によって担持体であるベルト105に重畳して転写され、カラーのトナー像がベルト105上(ベルト上)に形成される。ベルト105上に転写されたトナー像は、2次転写ローラ106で記録材である用紙Sに4色が一括して転写される。その後、未定着のトナー像を担持した用紙Sは、定着手段である定着装置107を通過して定着処理が施された後、排出ローラ108等によって画像形成装置100外に排出される。
用紙Sは、給紙カセット109又は手差しトレイ110等から給紙され、レジストレーションローラ(以下、レジストローラ)111により搬送のタイミングが調整される。レジストローラ111によりタイミングが調整された用紙Sは、2次転写ローラ106と2次転写内ローラ21のニップ部へ搬送される。両面印刷時には、定着装置107を通過した用紙Sは、両面反転パス112の方向に導かれて搬送方向が反転されて逆方向に搬送され、両面パス113へ搬送される。両面パス113に搬送された用紙Sは、再び縦パスローラ114によりレジストローラ111へ向けて搬送され、1面目と同様に2面目の画像が作像、転写、定着されて排出される。
[画像読取装置]
画像形成装置100の上部には画像読取装置115が設置されている。画像読取装置115は、原稿面に対して光を照射するランプ1130、及び原稿131からの反射光をレンズ132及びCCDラインセンサ133に導くミラー134、135、136を有する。ランプ1130及びミラー134は、第1ミラー台137に取り付けられている。また、ミラー135、136は、第2ミラー台138に取り付けられている。第1ミラー台137、138は、不図示のワイヤによって不図示の駆動モータに接続され、駆動モータの回転駆動により原稿台ガラス139と平行に移動する。また、原稿台ガラス139の端部には読み取り輝度の基準となる基準白板140が取り付けられている。原稿131からの反射光は、ミラー134、135、136を介してレンズ132に導かれ、レンズ132によってCCDラインセンサ133の受光部に結像される。CCDラインセンサ133は、結像した反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。画像形成装置100によって濃度検出用のトナーパターンが形成された転写体である用紙Sを画像読取装置115で読み取る場合には、原稿台ガラス139上に濃度検出用のトナーパターンが形成された面側を原稿台ガラス139側となるように設置する。濃度検出用のトナーパターン(濃度検出用トナー像)は、複数の濃度の異なるトナー像からなる。詳細は後述する。
[光走査装置の構成]
図2は、実施例1〜3の画像形成装置100に使用される光走査装置200の構成を模式的に示す図である。図2(a)は、露光手段である光走査装置200を、偏向手段である回転多面鏡205の上側から見た図である。図2(b)は光走査装置200を側面側から見た図である。図2(c)は発光素子であるレーザダイオード(以下、LD)201の構成を示す図である。光走査装置200は、4つのLD201を有している。例えば、光走査装置200は、イエロー色用のLD201a、マゼンタ色用のLD201b、シアン色用のLD201c、ブラック色用のLD201dを有している。光走査装置200は、LD201、コリメータレンズ202、開口絞り203、シリンドリカルレンズ204を備える。また、光走査装置200は、回転多面鏡205、スキャナモータ206、トーリックレンズ207e、207f、回折光学素子208e、208f、折り返しミラー209e、209f、130e、130f、131e、131fを備える。コリメータレンズ202は、LD201から出射された光ビームを平行光束に変換している。開口絞り203は、通過する光ビームの光束を制限している。シリンドリカルレンズ204は、副走査方向にのみ所定の屈折力(屈折の度合い)を有しており、光束を回転多面鏡205の反射面に主走査方向に長い楕円像として結像させている。LD201から回転多面鏡205までの光路は、YKが平行でありMCが平行である。更に回転多面鏡205の面にYMとCKのレーザ光が対称になるように入射する。
回転多面鏡205は、スキャナモータ206により図中矢印方向に一定速度で回転しており、反射面上に結像したレーザ光を偏向走査する。ここで、回転多面鏡205は、図ではYM用の光ビームが左側に走査され、CK用の光ビームが右側に走査される。このとき、LD201から見て光ビームが90゜に反射された位置が感光ドラム101の中心であり、画像中心となるようにする(図2(a))。つまり、感光ドラム101の中心上に光ビームを照射するときには、次のようになる。LD201から出射された光ビーム220は、回転多面鏡205に45゜の角度で入射し、回転多面鏡205により入射時の光ビーム220の光路に対して90゜の方向に反射される。
回転多面鏡205によって反射された光ビーム221a、221bは、トーリックレンズ207e、回折光学素子208eを通過する。その後、光ビーム221aは、折り返しミラー209eにより反射され、最終的に感光ドラム101a上で主走査方向に照射される。一方、光ビーム221bは、折り返しミラー130e、131eにより反射され、最終的に感光ドラム101b上で主走査方向に照射される。光ビーム221aと光ビーム221bは、感光ドラム101aと感光ドラム101b上の主走査方向における同じ位置に照射される。また、回転多面鏡205によって反射された光ビーム221c、221dは、トーリックレンズ207f、回折光学素子208fを通過する。その後、光ビーム221dは、折り返しミラー209fにより反射され、最終的に感光ドラム101d上で主走査方向に照射される。一方、光ビーム221cは、折り返しミラー130f、131fにより反射され、最終的に感光ドラム101c上で主走査方向に照射される。光ビーム221cと光ビーム221dは、感光ドラム101cと感光ドラム101d上の主走査方向における同じ位置に照射される。
トーリックレンズ207は、fθ特性を有する光学素子であり、主走査方向と副走査方向とで互いに異なる屈折率を有する屈折部である。トーリックレンズ207の主走査方向の表裏の両レンズ面は非球面形状より成っている。回折光学素子208は、fθ特性を有する光学素子であり主走査方向と副走査方向とで互いに異なる倍率を有する長尺の回折部である。回転多面鏡205によって走査されたブラック色の光ビーム222dは検知手段であるBD214に入射され、走査光のタイミングの検出に用いられる。BD214は、光ビーム222dが入射されると走査タイミング信号(以下、BD信号)を生成する。CK側の作像は、BD214で光ビーム222dを検出したタイミングに基づき行われ、BD信号から一定時間後に画像の描画が開始される。YM側の作像も、BD214により生成されたBD信号に基づいて画像の描画が開始される。YM側の画像の書き出しの際には、仮にBD215が設けられているとした場合に、BD215から仮想のBD信号が生成されるとした場合のタイミングに基づいて、CK側とは逆方向の走査で画像の描画が行われる。BD214によりBD信号を生成するときの回転多面鏡205の面とその瞬間にYMの光ビームを走査している回転多面鏡205の面は異なる。このため、仮想のBD215により生成される仮想のBD信号は、BD214により生成された実際のBD信号から書き出しの時間に所定時間を加算又は減算することで、各色の画像の位置を合わせる。
図2(b)は本体正面から見た図である。感光ドラム101には、回転多面鏡205による主走査方向における走査によって、LD201から出射される光ビームのスポットが感光ドラム101の回転軸に平行に直線状に移動する。感光ドラム101は回転駆動することで、主走査方向を折り返して、副走査方向に画像書き込みが行われる。帯電器102により感光ドラム101の表面が帯電された後、帯電された感光ドラム101の表面が光ビームにより走査される。感光ドラム101の表面の電位は、照射された光ビームの強度により電位が変位する。
[発光素子の構成]
図3(a)は半導体レーザ素子1101の構成図であり、図3(b)のLD201側から見た図である。LD201は、4つの光源であるLD201a、201b、201c、201dを有するレーザチップから構成されている。また、LD201は、感光ドラム101に照射される光ビームが出射される側とは反対側からも出射され、フォトダイオード(以下、PDとする)403に光ビームが入射される。
[自動光量調整(APC)]
光走査装置200は感光ドラム101面上に一定の光量の光ビームを照射するために、光走査装置200の組立て時に、光量調整を行う。光量調整時のレーザ光の光量は、画像形成時に必要な最大光量を調整する。まず、光ビームの光量を調整する方法を述べる。LD201は、図3のような構造となっている。光ビームは、画像形成を行うために用いられるフロント光と呼ばれる、図3(a)中、右側に出射される光ビームと、フロント光とは出射方向が逆方向となるリア光と呼ばれる、図3(a)中、左側に出射される光ビームとがある。リア光は、フロント光の一定の割合の光量で出射される。PD403は、LD201から出射されたリア光を受光している。PD403に受光される光の強度をモニタすることにより、LD201に供給される電流量がフィードバック制御される。つまり、LD201に付属している光量検知手段であるPD403の出力が所定値となるようにLD201に流す電流が調整されている。このような制御を、自動光量調整(以下、APC:Auto Power Control)という。また、APCを行うときの動作モードをAPCモードという。画像を描画しているとき(以下、画像モードという)には、光ビームは点滅を繰り返しているため、APC動作を行うことはできない。そこで、画像を描画していない、即ち、非画像領域の所定のタイミングにおいて、APC動作を行う。また、レーザ制御部304は、非画像領域でスイッチ307をオンする。
[制御回路]
このようなAPCモード、画像モードを切り替える方法を図4、図5の制御回路のブロック図で説明する。なお、図5はシェーディング回路350を有する場合のブロック図を示している。一方、図4はシェーディング回路を有しない場合のブロック図を示す。図4、図5に共通する構成には同じ符号を付し、以下の説明では、図5を用いて説明する。制御手段であるCPU303は、APC制御回路301を制御するためのレーザ制御信号318を出力する設定を、レーザ制御部304に対して行う。レーザ制御部304は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)であり、CPU303からレジスタ3041に設定値が設定されると、設定値に基づくレーザ制御信号318を発生する。なお、CPU303とレーザ制御部304を1つのICとして構成してもよい。
レーザ制御信号318は、CTL信号と呼ばれる数ビットのパラレル信号で構成されており、パラレル信号のパターンによって制御モードを変更できる。制御モードの変更はレーザの走査ごとに行われる。レーザ制御部304が有するレジスタ3041には、表1に示すテーブルの情報が格納されている。
Figure 2018049204
レーザ制御部304は、表1に示すテーブルに基づいて、図3(c)に示すレーザ制御信号318(CTL1、CTL0)を出力する。
ディスエーブルモードは、画像形成装置100の電源がオフ(OFF)、又は画像形成装置100が画像形成ジョブの待機状態に遷移するモードである。ディスエーブルモードにおいてレーザ制御信号318のステータスは、CTL1がローレベル(L)、CTL0がローレベル(L)となる。CTL1:L、CTL0:Lのレーザ制御信号318がAPC制御回路301に入力されたことに応じて、APC制御回路301は、ホールドコンデンサ(以下、コンデンサという)310をディスチャージし、コンデンサ310の電圧Vchを0Vにする。コンデンサ310の電圧Vchが0Vであるので、電流制限抵抗311の両端の電位が0Vとなる。そのため、カレントミラー回路309において、駆動電流312が流れなくなり、電流327も流れない。
APCモードにおいて、レーザ制御信号318のステータスは、CTL1がハイレベル(H)、CTL0がローレベル(L)となる。CTL1:H、CTL0:Lのレーザ制御信号318がAPC制御回路301に入力された状態において、APC制御回路301は、LVDSバッファ326の出力に拘わらず、トランジスタ328をオンにする。
画像モードにおいて、レーザ制御信号318のステータスは、CTL1がローレベル(L)、CTL0がハイレベル(H)となる。CTL1:L、CTL0:Hのレーザ制御信号318がAPC制御回路301に入力された状態において、APC制御回路301は、LVDSバッファ326の出力に応じて、トランジスタ328をオン又はオフする。
OFFモードにおいて、レーザ制御信号318のステータスは、CTL1がハイレベル(H)、CTL0がハイレベル(H)となる。CTL1:H、CTL0:Hのレーザ制御信号318がAPC制御回路301に入力された状態において、APC制御回路301は、LVDSバッファ326の出力に拘わらず、トランジスタ328をオフにする。以下、レーザ光の各走査周期ごとに行われるAPCモードへのモード変更を、ライン間APCと呼ぶ。ライン間APCについて図3(c)で説明する。
[ライン間APC]
図3(c)(i)はBD214により生成されるBD信号であり、BD214により生成されるBD信号は、光ビームを受光していない状態ではハイレベル、光ビームを受光した状態ではローレベルとなる。BD信号の立ち下がりのタイミングから、次のBD信号の立ち下がりのタイミングまでの時間をBD周期といい、光ビームの1走査に要する時間である。BD周期には、画像データに応じた光ビームが感光ドラム101上(感光体上)に照射される領域、すなわち、トナー像が形成される領域に対応する画像領域が含まれる。なお、BD信号の立ち下がりのタイミングから画像領域が開始するまでの区間を画像書き出しの区間とする。図3(c)(ii)は動作モード(APCモード、画像モード、OFFモード等)を示す。図3(c)(iii)はレーザ制御信号318が例えば2ビットのパラレル信号で構成されている場合の2ビット目の信号CTL1を示す。図3(c)(iv)はレーザ制御信号318が例えば2ビットのパラレル信号で構成されている場合の1ビット目の信号CTL0を示す。横軸はいずれも時間を示す。
動作モードがAPCモードのとき、レーザ制御信号318は、CTL0がローレベル(L)、CTL1がハイレベル(H)のパターンとなる。動作モードがAPCモードのとき(CTL0:L、CTL1:H)、BD214にレーザ光が照射されBD信号が生成される(図3(c)(i))。BD214からBD信号が生成されたタイミングから一定時間が経過すると、動作モードはOFFモードとなる。動作モードがOFFモードのとき、レーザ制御信号318は、CTL0がハイレベル、CTL1がハイレベルのパターンとなる。そして、BD信号が生成されたタイミングから画像領域に達する時間が経過すると、レーザ制御信号318はCTL0がハイレベル、CTL1がローレベルとなり、動作モードが画像モードに切り替わる。そして、画像領域が終了すると、動作モードはOFFモードとなり(CTL0:H、CTL1:H)、BD周期が経過する前に、動作モードは再びAPCモード(CTL0:L、CTL1:H)となる。
(APCモード)
レーザ制御信号318がCTL0:L、CTL1:Hのとき、動作モードはAPCモードとなる。このとき、レーザ光がPD403に入射すると入射した光量に応じて電流PDが流れる。基準電圧生成部302で決定された基準電圧Vrefは、比較器306の+端子に入力される。また、予め決定された半固定抵抗器305に電流PDが流れたときの電圧RMは、比較器306の−端子に入力される。比較器306は、基準電圧Vrefと電圧RMとを比較し、電圧RMが基準電圧生成部302により生成された基準電圧Vrefになるように、LD201へ供給する電流を制御する。コンデンサ310は、LD201の光量が目標光量となるようにAPC制御を行ったときの電流を決める電圧Vchとなるように充電される。電圧Vchはオペアンプ308の+端子に入力されている。また、オペアンプ308の−端子には、電流制限抵抗311に流れる電流を変換した電圧RSが入力される。オペアンプ308と電流制限抵抗311は、電圧Vchに応じて、電圧Vchを駆動電流312に変換する。カレントミラー回路309は、駆動電流312から駆動電流312と同等の電流を生成し、トランジスタ328がオンのときにLD201に電流Ild327として流す。
(OFFモード)
レーザ制御信号318がCTL0:H、CTL1:Hのとき、動作モードはOFFモードとなる。このとき、LD201は消灯状態(OFF)となる。OFFモードでは、コンデンサ310は充電された状態を維持している。
(画像モード)
レーザ制御信号318がCTL0:H、CTL1:Lのとき、動作モードは画像モードとなる。このとき、コンデンサ310の充電電圧Chにより、電圧Vchは維持されたまま、画像信号に応じてLD201に電流を供給する。また、画像モードでは、CPU303から変換部325に画像データ324が出力される。ここで、画像データ324は、例えば不図示のコントローラ部等からCPU303に入力される4ビットのビットマップデータ等であり、階調データ等を含む。変換部325は、入力された画像データ324を、LD201の特性に合わせたパルス幅(オン幅:LD201を発光させる時間)となるようなPWM信号に変換する。例えば、変換部325は、画像データ324の画素の階調に応じたPWM信号323に変換し、APC制御回路301に出力する。
APC制御回路301は、画像モードでは、画素の濃度に対応したPWM信号323を受け付けて、PWM信号323に応じてレーザ駆動電流(Ild327)をオン・オフさせる。これにより、LD201は発光又は消灯する。CPU303は、スクリーン処理やγ補正された画像データ324を変換部325に出力する。変換部325は、後述する予め決められた、画像データ324とPWMパターンとが対応付けられたテーブル(ILUT)から画像データ324に応じたPWM信号323を生成する。PWM信号323は、1画素中でLD201を発光させる時間(オン幅)を規定する信号であり、後述するAPC制御回路301に、互いに反転した関係となっている差動信号323a、323bとして入力される。PWM信号323は、一般的には小振幅差動信号方式(Low Voltage Differential Signaling:LVDS)による伝送であり、APC制御回路301に出力される。APC制御回路301は、LVDSバッファ326を有しており、LVDSバッファ326によりシングルエンドの信号に戻して、調整された光量となる駆動電流でLD201のオン(発光)・オフ(消灯)(スイッチング)が行われる。
(ディスエーブルモード)
レーザ制御信号318がCTL0:L、CTL1:Lの状態は、APC制御時のLD201の光量値を0に戻した状態であり、このような動作モードをディスエーブルモードという。ディスエーブルモードでは、コンデンサ310の電荷を放電させて電圧Vchを0とし、LD201を消灯する。用紙Sへの印刷が終了しLD201の出力を停止させる場合は、一般的にはディスエーブルモードとする。
APC制御は、画像領域外で行う必要がある。そこで、CPU303は、レーザ制御部304を介してBD214により生成されたBD信号により走査タイミングを検出し、レーザ制御部304を制御する。レーザ制御部304は、BD214により入力されたBD信号に応じて予め決められたタイミングで、上述したレーザ制御信号318のパターンをAPC制御回路301に出力する。
[LDの駆動電流]
駆動電流312について説明する。駆動電流312は、コンデンサ310の電圧を制御する電圧Vch、平滑回路352から出力されるシェーディング電圧(出力電圧)Vshd、電流制限抵抗311の抵抗値Rs、及び抵抗器317の抵抗値Rt(Rt≪Rs)により決定される。ここで、APC制御時にコンデンサ310に充電され、ホールドされた電圧をVapcとする。平滑回路352は、シェーディング回路350が有するローパスフィルタである。平滑回路352は、抵抗器3521とコンデンサ3522からなるRC回路を有している。駆動電流312は、以下の式で表される。
駆動電流312=Vapc/(Rs+Rt)−Vshd/Rt
ここで、シェーディング回路350から抵抗器317を介して流れる電流Ishdは、電流Ishd=Vshd/Rtとなる。
APCは1走査周期中の非画像形成領域において実行される。1走査周期中の画像形成領域においてスイッチ307はオフである。そのため、コンデンサ310は、APCモードにおいてサンプルした電圧Vchを出力する。したがって、1走査周期中の画像形成領域において電圧Vchは、自然放電の影響を除けば一定であり、駆動電流312の電流値はVapc/(Rs+Rt)となり一定である。
一方で、後述するシェーディング回路350は、主走査方向における光ビームの露光位置に応じてシェーディング電圧Vshdを制御する。したがって、1走査周期中の画像形成領域において、主走査方向における光ビームの露光位置に応じて電流Vshd/Rtが変化する。
画像形成領域において、電流値Vapc/(Rs+Rt)が一定であり、主走査方向における光ビームの露光位置に応じて電流値Vshd/Rtが変化する。そのため、主走査方向における光ビームの露光位置によってシェーディング電圧Vshdを制御することにより、駆動電流312を主走査方向における光ビームの露光位置に応じた電流値に制御することができる。
[シェーディング回路]
ここで、光量制御手段としてのシェーディング回路350の動作を説明する。レーザ制御部304は、CPU303を介してROM3031から、各露光位置に対応した光量の補正値を読み出す。各露光位置に対応した光量の補正値は、光量補正データであり、以下、シェーディングデータという。レーザ制御部304は、シェーディングデータに基づくパルス幅(デューティ比)のパルスを含むPWM信号(SHDPWM信号)を出力する。ここで、レーザ制御部304は、光ビームの走査中にブロックごとにSHDPWM信号を生成するために用いるシェーディングデータを切り替える。そして、レーザ制御部304は、シェーディングブロックに対応するパルス幅のSHDPWM信号を出力する。
レーザ制御部304は、一定周波数の基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成部(以下、クロックという。)と、基準クロック信号をカウントするカウンタを含む。基準クロック信号生成部は、BD信号(周期信号)よりも高周波のクロック信号を生成する。レーザ制御部304は、BD信号を基準に内部のカウンタによって基準クロック信号をカウントし、シェーディングブロックの境界に対応するカウント値においてシェーディングデータの切替えを行う。
レーザ制御部304が出力するSHDPWM信号に応じて電圧スイッチ354がON/OFFされる。図5に示すように、電圧スイッチ354と平滑回路352の間にはバイアス印加回路313が設けられている。バイアス印加回路313は、電圧スイッチ354の出力(Vref2)に一定の電圧であるバイアス電圧Vbiasを印加する。電圧スイッチ354がONの場合、平滑回路352への入力はVref2+Vbiasとなる。バイアス電圧Vbiasの値はVref2よりも非常に小さい値であり、0V以上で0Vに非常に近い値の微小の電圧である。電圧スイッチ354がOFFの場合、平滑回路352への入力はVbiasとなる。したがって、SHDPWM信号によって電圧スイッチ354がON/OFFされることによって、平滑回路352への入力はVref2+VbiasとVbiasとの間で振幅する。平滑回路352は、入力を平滑化してシェーディング電圧Vshdを出力する。レーザ制御部304は、シェーディングブロック毎にSHDPWM信号のデューティ比を設定して、平滑回路352から出力されるシェーディング電圧Vshdを制御する。シェーディング電圧Vshdは、シェーディング基準電圧Vref2、バイアス電圧Vbias、及びSHDPWM信号のデューティ比に基づく電圧である。これにより、駆動電流312の電流値が主走査方向の各位置に応じて調整されてシェーディング補正が実行される。
(シェーディング補正制御)
以下、シェーディング補正制御の動作を詳しく説明する。図6は、シェーディング回路350によるレーザ光の光量補正を行った場合の効果を説明するタイミング図である。(i)は、非画像形成領域(APC領域)や画像形成領域等、感光ドラム101上の領域を示す。なお、画像形成領域は、主走査方向にシェーディング処理を行う際に複数のブロックに分割され、例えば本実施例では、6つのブロックに分割されている。以下、このブロックを、Block1、Block2等とする。(ii)は、レーザ制御部304から出力されるSHDPWM信号を示す。(iii)は、シェーディング電圧Vshdに対応する電流Ishdを示す。(iv)は、駆動電流312を示す。横軸はいずれも時間である。図6は、一走査中におけるシェーディング動作シーケンスを示す。本シーケンスでは、画像形成領域を複数ブロックに分割し、各ブロックにおけるシェーディングデータに基づいてSHDPWM信号のデューティ比が設定される。
前述したように駆動電流312は、シェーディング電圧Vshdにより制御される。例えば、SHDPWM信号のパルス幅が広ければ広いほど平滑回路352から出力されるシェーディング電圧Vshdが大きくなるので、駆動電流312が小さくなり、光ビームの光量が低くなる。例えば、図6に示すBlock1において、レーザ制御部304が出力するSHDPWM信号のデューティ比は0%である。このときの光量を100%とする。Block2は、Block1における光量の95%に制御するため、レーザ制御部304が出力するSHDPWM信号のデューティ比は5%となる。レーザ制御部304が、デューティ比が5%のPWM信号を出力することによって、Block2を走査する期間の駆動電流312が制御され、光ビームの光量は95%に制御される。Block3から6においても同様に、レーザ制御部304がそれぞれのブロックに応じたデューティ比のSHDPWM信号を出力することによって、光ビームの光量をそれぞれのブロックに応じた光量に制御することができる。なお、図6において各ブロックにおけるSHDPWM信号を1パルスで示しているが、実際にはそれぞれのブロックにおいてレーザ制御部304は複数のパルスを生成し、平滑回路352は複数のパルスを平滑化処理する。
平滑回路352は、入力を平滑化することによってシェーディング電圧Vshdを出力し、前述したシーケンスの中で、シェーディングブロック間の光量を滑らかに変化させる。平滑回路352は、コンデンサとチョークコイルまたは抵抗器を含み、オペアンプを使用したアクティブ・フィルタを有するフィルタ回路である。アクティブ・フィルタの遮断周波数は、SHDPWM信号の周波数をカットし、シェーディングブロックの周期をパスするように設定される。SHDPWM信号のパルス幅の切り換えタイミング(シェーディングブロックの切り換わりタイミング)において平滑回路352の動作によってVshdは段差が生じずに曲線的に変化する。即ち、平滑回路352を用いることによって、SHDPWM信号のパルス幅の切替えタイミングで光量が極端に変化するのを抑制することで、画像上でスジ、ムラが発生することを防ぐことができる。
[光量PWM信号による光量制御]
光量PWM信号320によりLD201の光量を制御する方法について図5を用いて説明する。レーザ制御部304は、光量PWM信号320を基準電圧生成部302が有する電界効果トランジスタ(以下、FET)321に出力する。光量PWM信号320は、パルス信号であり、基準電圧Vrefを決定するための信号である。光量PWM信号320のデューティを変えることで、基準電圧Vrefを変えることができる。基準電圧生成部302は、入力された光量PWM信号320に応じてFET321がオン・オフされることにより、内部で生成される電圧VR319をオン・オフ信号に変換する。電圧VR319は、抵抗R1 1323とコンデンサC314で形成されるフィルタによって平滑され、基準電圧Vrefが生成される。基準電圧Vrefは、APC制御において、APC制御回路301が有する比較器306によりPD403からの電流と比較される。これにより、光量制御を行うことができる。なお、FET321がオンされたときに電圧VR319をローレベルとするために、抵抗1324が設けられている。また、スイッチ307にはサンプルホールド信号が入力され、APC制御回路301の動作モードを切り替えるために用いられている。
ところで、光量PWM信号320は、LD201の光量を可変とするための信号である。予め工場で光量PWM信号320を100%にした状態で、APC制御を行いながら半固定抵抗器305の抵抗値を調整することにより、LD201の光量が調整される。そして印刷時には、適切な濃度に合う光量を、光量PWM信号320のパルス幅を制御することによって設定する。
[画像濃度補正モ−ド]
画像濃度補正モードは、画像形成装置100の画像形成速度が変わったり、周辺環境が変化したりした場合でも、適切な濃度となるようなレーザ光の光量を設定することにより画像の濃度を補正するモードである。画像濃度補正モードについて図7と図8で説明する。図7は画像濃度補正モードで実施される制御を説明するフローチャートであり、図8は濃度検出用のトナーパターンとPWM信号323の関係を示す図である。図8(a)は、横軸に主走査方向における位置を、縦軸にPWM信号323のデューティを示すグラフであり、図8(b)は、濃度検出用のトナーパターンを示す図である。図8(b)は、図8(a)の用紙位置、すなわち主走査方向に対応して描画されており、YMCKの方向は副走査方向に対応している。また、図8(b)の50%等の数値は、PWM信号323のデューティを表している。濃度検出用のトナーパターンは、単位時間当たりのレーザ光の出射時間を異ならせた画像形成条件で、レーザ光の走査方向に並列して形成される。このとき、Yのトナーパターンを形成する間、イエローに対応する帯電器102aが感光ドラム101aを帯電する帯電バイアスは一定であり、現像器103aがトナーに印加する現像バイアスも一定である。他の色も同様である。なお、帯電バイアスと現像バイアスを異ならせて、副走査方向に並列する複数の濃度検出用のトナーパターン(各色)を形成しても良い。
まず、図7において、画像濃度補正モードが開始されると、CPU303はステップ(以下、Sとする)602以降の処理を開始する。S602でCPU303は、変換部325によりPWM信号323をAPC制御回路301に出力する。PWM信号323のデューティは、図8のように用紙Sの主走査方向の位置に応じて異ならせる。具体的には、PWM信号323のデューティは、100%、90%、80%、70%、60%、50%とする。例えば、PWM信号323のデューティが100%では、LD201は1画素中ずっと発光するように制御される。また例えば、PWM信号323のデューティが50%では、LD201は1画素中の半分が発光し半分が消灯するように制御される。なお、ここでのPWM信号323のデューティは、画像形成時におけるデューティとは異なる任意のデューティである。
用紙Sに印刷された画像は図8(c)に示すようになる。図8(c)は図8(b)の濃度検出用のトナーパターンが用紙S上(転写体上)に印刷された場合を示す。図8(c)の用紙搬送方向(副走査方向)に対してそれに交差する方向、即ち図8(c)の横方向が主走査方向である。なお、用紙Sの濃度検出用のトナーパターンを読取手段である画像読取装置115により読み取る場合には、用紙S上(記録材上)に濃度検出用のトナーパターンが形成される。この場合、濃度検出用のトナーパターンの画像形成手段である画像形成部には、光走査装置200及び感光ドラム101に加え、更に、現像器103、転写ローラ104及び定着装置107も含まれる。CPU303から基準電圧生成部302に出力される光量PWM信号320は、デューティを100%としておく。また、図5の回路において、SHDPWM信号のデューティを0%(固定のデューティ)としておく。S603でCPU303は、図8(c)の濃度差がある濃度検出用のトナーパターンが形成された用紙Sを画像読取装置115により読み取った濃度情報に基づいて濃度測定を行う。S604でCPU303は、S603で測定した濃度検出用のトナーパターンの濃度値とPWM信号323から、目標となるPWM信号323のデューティを算出する。
(PWM信号323のデューティの算出)
PWM信号323のデューティの算出方法を以下に説明する。図9は、(i)に横軸に時間、縦軸に電圧(差動)としたPWM信号323の波形を示し、(ii)に横軸に時間、縦軸に光の強度としたレーザ光の波形を示す。また、(a)はPWM信号323のデューティが50%、(b)は10%、(c)は90%の場合をそれぞれ示す。PWM信号323とレーザ光の波形は、図9(a)に示すような関係となっている。すなわち、LD201に印加するPWM信号323(i)が数10MHz位の周波数では、発光が数ns(ナノ秒)程度遅れるため、実際のレーザ光の波形は波形(ii)のようになる(発光遅延)。また、レーザ光の消灯時も同様に遅延を生じる(消灯遅延)。その結果、電流のパルスが低いデューティでは、図9(b)に示すように、LD201はほとんど発光しない。このような低いデューティでは、LD201は徐々に光の強度が大きくなるが、PWM信号323のデューティと同じデューティとはならない。一方、PWM信号323が高いデューティとなってくると、図9(c)のように、LD201の消灯遅延によって、あるデューティからレーザ光の光量が0となる区間がなくなる。なお、図9のパルスの1周期は1画素に対応する。このように、PWM信号323のデューティを制御することによって感光ドラム101の単位面積当たりの光量が変わる。そのため、PWM信号323のデューティを制御することによって出力画像の濃度を制御することができる。
図10(a)は、PWM信号323のデューティとLD201の光量の関係を示すグラフであり、図9に対応するグラフである。図10(a)は、横軸にPWM信号323のデューティ(%)を示し、縦軸にLD201の許容出力光量を100%としたときのLD201の出射光量(%)を示す。許容光量は、LD201の仕様、画像形成装置の仕様(例えば、感光ドラムの感度や最高出力濃度など)などから設計上決まる値である。図10(a)の横軸は、レーザ光の光量を一定に制御し、単位時間当たりの光ビームの出射時間を異ならせた場合に画像形成部が形成するトナー像の濃度ともいえる。図10(a)の縦軸は、単位時間当たりの光ビームの出射時間を一定にして光ビームの光量を異ならせた場合に画像形成部が形成するトナー像の濃度ともいえる。そして、図10(a)は、画像形成部がレーザ光の光量を一定に制御し、単位時間当たりの光ビームの出射時間を異ならせてトナー像を形成した場合と、画像形成部が単位時間当たりの光ビームの出射時間を一定にして光ビームの光量を異ならせてトナー像を形成した場合とで、形成されるトナー像の濃度が等しくなる条件を示している。例えば、図10(a)のグラフは、本実施例の画像形成装置100が、帯電電圧、現像電圧が同一であるという条件の下、レーザ光の光量を100%、光ビームの出射時間をデューティ76%の条件で形成されたトナー像の濃度と、光ビームの出射時間をデューティ100%、レーザ光の光量を71%の条件で形成されたトナー像の濃度と、が等しくなる装置であることを示している。図10(a)に示すPWM信号323のデューティとLD201の光量との関係を示す情報(関係データ)は、工場出荷時の測定結果を用いて予め決められており、ROM3031に記憶されているものとする。PWM信号323について、低いデューティではLD201の光量が上昇せず(図9(b))、ある程度のデューティとなったところから光量が増加し始める。そして、PWM信号323について、高いデューティでは急激に光量が100%に上昇し(図9(c))、PWM信号323のデューティが100%になる前に、レーザダイオード201の光量が100%に達してしまう。このようなPWM信号のデューティに対するLD201の光量の特性は、個々のLD201によって異なる。
本実施例では、画像読取装置115により用紙Sに印刷された濃度検出用のトナーパターンを読み取ることで、濃度検出用のトナーパターンの濃度の測定を行う。濃度検出用のトナーパターンの濃度の測定結果は、図10(b)のようになる。図10(b)は横軸がPWM信号323のデューティを示し、縦軸が濃度検出用のトナーパターンの濃度であり、黒丸は測定された濃度を示す。ここで、例えば、最も濃いトナーパターンに対する目標とする濃度(以下、目標濃度)を1.5とする。このとき、目標濃度1.5を実現するためのPWM信号323のデューティは、測定結果から70%〜80%の間となっていることがわかる。そこで、CPU303は、線形補完を行い目標濃度1.5となるときのPWM信号323のデューティを求める。一例として、目標濃度1.5に対応するPWM信号323のデューティが76%と算出されたとする。このように、CPU303は、図8(c)のように用紙S上に形成された濃度検出用のトナーパターンを画像読取装置115により読み取って、図10(b)の関係から目標濃度に対するPWM信号323のデューティを求める(図7 S602〜S604)。
図7のフローチャートの説明に戻る。S605でCPU303は、再び図10(a)のPWM信号323と積算光量の対応関係を示すILUT(関係データ)を参照する。CPU303は、ILUTを参照することにより、PWM信号323のデューティが76%の場合、目標光量は71%であると判断する。CPU303は、目標光量(例えば、71%)をCPU303のRAM3032に記憶して、画像濃度補正モードを終了する。CPU303は、レーザ光の光量を設定する設定手段として機能する。CPU303は、印刷時にはRAM3032に記憶された目標光量(71%)で印刷を行う。ここで、決められた目標光量71%は、画像形成の際、光量PWM信号320のデューティになる。以上のように、CPU303は画像の濃度を補正する補正手段としても機能する。
以上、本実施例によれば、主走査方向に精度よく濃度検出用のトナーパターンを形成し、精度よくレーザの光量を調整することができる。
実施例1は、PWM信号323を任意のデューティ(50%、60%、70%、80%、90%、100%)として濃度検出用のトナーパターンを形成した。これらのPWM信号323のデューティは、通常の印刷で画像形成を行う場合のPWM信号323とは異なる。一般的には、CPU303はパーソナルコンピュータ等から印刷ジョブを受け付けると、γ補正など画像補正を行った後に、1画素を4ビットのデータとして扱うことが多い。このような場合、1画素が0〜15までの16階調で均等な濃度となるように、図10(a)のPWM信号323と積算光量の関係からPWM信号323のデューティを決めている。更に、図10(a)で説明したように、PWM信号323のデューティが約10%未満の範囲と90%を超える範囲では、PWM信号323のデューティとLD201の光量との関係に線形性がない。このため、本実施例の濃度検出用のトナーパターンを形成する際には、PWM信号323のデューティは10%から90%までの範囲の値を用いている。
その結果、画像データ324とPWM信号323のデューティとの関係は、表2のようになる。表2は、画像データ324の階調(0〜15)とPWM信号323のデューティとの関係を示すテーブルであり、ILUTと呼ぶ。例えば、表2は、階調が1の場合でも、PWM信号323のデューティは10%未満とならないように11%とし、階調が14の場合でも、PWM信号323が90%以上とならないように81%を用いるように対応付けられている。
Figure 2018049204
図11に、表2のILUTをグラフとして示す。図11は、横軸に階調を、縦軸にPWM信号323のデューティを示す。図11のように、画像データの階調に対するPWM信号323のデューティは均等ではない場合がある。また、PWM信号323の最大のデューティは90%未満である。印刷時はこのような均等ではない階調に対するPWM信号323のデューティを用いている。そこで、実施例1では、0〜100%で濃度補正用のPWM信号323のデューティを設定していたが、本実施例では、印刷時と同じPWM信号323のデューティを用いて画像濃度補正モードを行う説明をする。
[画像濃度補正]
図12に画像濃度補正モードの制御を説明するフローチャートを示す。CPU303は画像濃度補正モードが開始されると、S1602以降の処理を開始する。図13(a)は、図8(a)に対応する図であり説明を省略する。図13(b)、(c)は、図13(a)のPWM信号323のそれぞれのデューティに対応する表2の階調を示している。図13に示すように、S1602でCPU303は、YMCKそれぞれについて、画像データ8〜F(階調の8〜15)の濃度を用いて濃度検出用のトナーパターンを形成する。階調8〜15のトナーパターンを形成するとき、CPU303は、表2のILUTを参照し、変換部325により各階調からPWM信号323の各デューティに変換する。具体的には、CPU303は、変換部325により、階調8〜15を、PWM信号323のデューティ44%、49%、56%、63%、68%、75%、81%、84%にそれぞれ変換する。一方、実施例1と同様に、光量PWM信号320のデューティは100%としておく。用紙Sに印刷された濃度検出用のトナーパターンは、図13(d)のようになる。なお、図13(d)は図8(c)に対応しており、説明を省略する。
S1603〜S1605の処理は、図7のS603〜S605の処理と同様であり説明を省略する。S1603で行った濃度測定結果は、図13(e)のようになる。図13(e)は図10(b)と同様のグラフであり、説明を省略する。濃度測定結果から目標濃度1.5となるPWM信号323のデューティは、図13(e)に示すように75%と81%との間にある。CPU303は、この結果から線形補完を行い、例えばPWM信号323が76%のときに目標濃度1.5となることを算出できる。
CPU303は、目標濃度1.5に対するPWM信号323のデューティが76%であることが算出できたら、実施例1のように図10(a)のPWM信号323のデューティとレーザ光の積算光量との関係を参照し、目標光量を求める。CPU303は、図10(a)の関係から、PWM信号323のデューティが76%の場合、目標光量が71%であると求める。CPU303は、実施例1と同様に、求めた目標光量をRAM3032に記憶し、画像濃度補正モードを終了する。CPU303は、印刷時にはRAM3032に記憶された目標光量で印刷を行う。
実施例1では、光量調整用のPWM信号323のデューティをCPU303が制御する構成である。この場合、CPU303のPWM信号323のデューティの設定を、印刷時と異なる設定としている。本実施例では、印刷で用いているPWM信号323のデューティの設定値のまま濃度検出用のトナーパターンを形成する。そのため、CPU303によるPWM信号323のデューティの設定変更が不要となるため、設定に要する時間を削減できる。
以上、本実施例によれば、主走査方向に精度よく濃度検出用のトナーパターンを形成し、精度よくレーザの光量を調整することができる。
実施例1、2では、濃度検出用のトナーパターンの濃度を読み取る方法として、画像読取装置115を使用した。しかし、例えば、感光ドラム101上に形成されたトナーパターンや、ベルト105上に形成されたトナーパターンを読み取って濃度を測定する方法でもよい。例えば、図14のようにベルト105上に濃度検出用のトナーパターン601を、実施例1又は実施例2で説明した方法でPWM信号323のデューティを変化させて形成する。そして、ベルト105の移動とともに搬送された濃度検出用のトナーパターン601を濃度センサ600により測定する。CPU303は、濃度センサ600による測定結果に基づいて、実施例1、2で説明したように目標濃度となるPWM信号323のデューティを算出する。CPU303は、算出されたPWM信号323から目標光量を求める。図14では、濃度センサ600を1つ図示しているが、濃度センサ600を主走査方向に複数個並べて複数の濃度のパターンを一度に検出する方法としてもよい。
このように、本実施例は、シングルファンクション機のような画像読取装置がない場合に有効である。なお、感光ドラム101上のトナー像を不図示の読取手段であるセンサにより読み取る場合には、転写体としての感光ドラム101上に、トナーにより現像された濃度検出用のトナーパターンが形成される。この場合、濃度検出用のトナーパターンの形成手段には、光走査装置200及び感光ドラム101に加え、更に、現像器103が含まれる。また、ベルト105上のトナー像を読取手段である濃度センサ600により読み取る場合には、上述したように、転写体としてのベルト105上に濃度検出用のトナーパターンが形成される。この場合、濃度検出用のトナーパターンの形成手段には、光走査装置200及び感光ドラム101に加え、更に、現像器103、転写ローラ104も含まれる。更に、感光ドラム101上の静電潜像を不図示の読取手段であるセンサにより読み取る構成としてもよい。この場合、感光ドラム101上に複数の濃度の異なる潜像のパターンが形成される。この場合、複数の濃度の異なる潜像のパターンの形成手段には、光走査装置200及び感光ドラム101が含まれる。
以上、本実施例によれば、主走査方向に精度よく濃度検出用のトナーパターンを形成し、精度よくレーザの光量を調整することができる。
101 感光ドラム
103 現像器
104 転写ローラ
201 レーザダイオード
205 回転多面鏡
303 CPU
3031 ROM

Claims (9)

  1. 感光体と、光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが前記感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された光ビームによって走査されることにより前記感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、前記現像手段によって現像されたトナー像を転写体に転写する転写手段と、を有する画像形成手段と、
    前記画像形成手段に濃度の異なる複数の濃度検出用トナー像を前記転写体上に形成させ、前記複数の濃度検出用トナー像の濃度情報が入力され、トナー像が目標濃度で形成されるように、入力された前記濃度情報に基づいて前記光ビームの目標光量を設定する設定手段と、
    前記画像形成手段が光ビームの光量を一定に制御し、単位時間当たりの光ビームの出射時間を異ならせてトナー像を形成した場合と、前記画像形成手段が単位時間当たりの光ビームの出射時間を一定にして光ビームの光量を異ならせてトナー像を形成した場合とで、形成されるトナー像の濃度が等しくなる条件を示す関係データを記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、
    前記単位時間当たりの光ビームの出射時間を異ならせた画像形成条件で、前記複数の濃度検出用トナー像が前記光ビームの走査方向に並列して形成されるように前記画像形成手段を制御し、
    前記画像形成手段に形成させた前記複数の濃度検出用トナー像の濃度情報と、前記記憶手段に記憶された前記関係データと、に基づいて、前記光ビームの目標光量を設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記単位時間当たりの光ビームの出射時間は、画像形成時における前記単位時間当たりの光ビームの出射時間とは異なることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記単位時間当たりの光ビームの出射時間は、画像形成時における前記単位時間当たりの光ビームの出射時間が用いられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記単位時間当たりの光ビームの出射時間は、画像形成時に用いられる階調に対応していることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定手段は、前記単位時間当たりの光ビームの出射時間が10%から90%までの値となるように前記複数の濃度検出用トナー像を形成させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写手段により転写されたトナー像を記録材に定着させる定着手段と、
    前記記録材上のトナー像を読み取る読取手段と、
    を備え、
    前記画像形成手段は、更に、前記定着手段を含み、
    前記設定手段は、前記読取手段により前記記録材上に形成された前記複数の濃度検出用トナー像の濃度に基づいて濃度を補正することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記感光体上に形成されたトナー像を読み取る読取手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、前記読取手段により前記感光体上に形成された前記複数の濃度検出用トナー像に基づいて濃度を補正することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記感光体上のトナー像が転写されるベルトと、
    前記現像手段により形成された前記感光体上のトナー像を前記ベルトに転写する前記転写手段と、
    前記ベルト上に転写されたトナー像を読み取る読取手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、前記読取手段により前記ベルト上に形成された前記複数の濃度検出用トナー像に基づいて濃度を補正することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記光源から出射された光ビームを検知する検知手段を備え、
    前記設定手段は、前記走査方向において前記検知手段により光ビームを検知したタイミングから画像データに応じた光ビームを出射するまでの間に、前記光源の光量を調整することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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