JP6880264B1 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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【課題】着用の際に止着テープの重ね留めを容易に行うことができる使い捨ておむつを提供する。【解決手段】おむつ本体2の幅方向xの両側に止着テープ21が設けられた使い捨ておむつであって、止着テープ21は、前後方向yに離隔して設けられた前側つまみ部27と後側つまみ部28とを有し、第1折り目F1で留め具25を内側にして幅方向xの内方に折り返されており、テープ基材22は第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側がシール部32で互いに接合され、シール部32は中間領域30に形成され、前方領域29と後方領域31にはシール部32が形成されていないか、中間領域30に形成されたシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離が、前方領域29に形成されたシール部32と後方領域31に形成されたシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離よりも長い。【選択図】図3

Description

本発明は、止着テープを備えた使い捨ておむつに関するものであり、詳細には、折り畳まれた止着テープを有する使い捨ておむつに関するものである。
従来、止着テープを備えたいわゆるテープタイプの使い捨ておむつが広く知られている。例えば特許文献1には、本体部の後方部の両側部にそれぞれ長手方向に配列されて左右方向に延びる2つの止着テープが設けられた使い捨ておむつが開示され、2つの止着テープはそれぞれ、テープ基部に第1止着部とそれより本体部側に第2止着部が設けられて構成され、一方の止着テープの第1止着部の先端側のエッジと第2止着部の本体部側のエッジとの間の距離が、他方の止着テープにおける第1止着部と第2止着部との間におけるテープ基部の幅よりも大きく形成されている。特許文献2には、おむつ本体と、おむつ本体の縦方向の後方側の部分における幅方向の両側に縦方向に間隔をあけて設けられた上側ファスニング部および下側ファスニング部と、おむつ本体の前方部の外面側に設けられた上側ファスニング部と下側ファスニング部の被付着部とを有する使い捨ておむつであって、上側ファスニング部に、基端側から先端側に向かって横方向に対して斜め上方に傾斜して延びる上側指標ラインが設けられ、下側ファスニング部に、基端側から先端側に向かって横方向に対して斜め下方に傾斜して延びる下側指標ラインが設けられた使い捨ておむつが開示されている。
特開2011−147711号公報 特開2012−050575号公報
特許文献1に開示される使い捨ておむつは、着用の際、本体部の後方部の両側部に長手方向に配列された2つの止着テープを重ね合わせて本体部の前方部に止着する、いわゆる重ね留めに適したものとなっている。特許文献2に開示される使い捨ておむつも、着用の際、おむつ本体の両側に縦方向に配列された上側ファスニング部と下側ファスニング部を重ね合わせておむつ本体の前方部に止着する、いわゆる重ね留めに適したものとなっている。このように止着テープを重ね合わせておむつ本体の前側部に止着することにより、使い捨ておむつの着用者の腰周りへのフィット性を高めることができる。一方、このように止着テープを重ね留めして使い捨ておむつを着用することに慣れていない使用者もおり、より簡単に止着テープの重ね留めができる使い捨ておむつがあれば望ましい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、おむつ本体の幅方向の両側に止着テープが設けられた使い捨ておむつであって、着用の際に止着テープの重ね留めを容易に行うことができる使い捨ておむつを提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の使い捨ておむつとは、幅方向と前後方向を有し、おむつ本体の幅方向の両側に止着テープが設けられたものであり;止着テープは、テープ基材の一方側に形成され、少なくとも一部がおむつ本体に取り付けられたテープ本体部と、テープ基材の他方側に形成され、テープ本体部から幅方向に延在し前後方向に離隔して設けられた前側つまみ部と後側つまみ部とを有し、前側つまみ部と後側つまみ部にそれぞれ留め具が設けられ;止着テープは、前後方向に前方領域と中間領域と後方領域とを有し、前方領域は、前側つまみ部のテープ本体部との接続部における前後方向の中心より前側部分であり、後方領域は、後側つまみ部のテープ本体部との接続部における前後方向の中心より後側部分であり、中間領域は、前方領域と後方領域の間の部分であり;止着テープは第1折り目で留め具を内側にして幅方向の内方に折り返され、テープ基材は第1折り目を挟んだ一方側と他方側がシール部で互いに接合され;シール部は少なくとも中間領域に形成され、前方領域と後方領域にはシール部が形成されていないか、中間領域に形成されたシール部の幅方向の最も内方部の第1折り目からの距離が、前方領域に形成されたシール部の幅方向の最も内方部の第1折り目からの距離と後方領域に形成されたシール部の幅方向の最も内方部の第1折り目からの距離よりも長いところに特徴を有する。
本発明の使い捨ておむつは、上記のように止着テープが第1折り目で折り返され、第1折り目に沿ってシール部が形成されているため、止着テープの第1折り目での折り返しを展開すると、前側つまみ部と後側つまみ部が互いに近づくように展開しやすくなる。そのため、止着テープの折り畳みを展開して前側つまみ部と後側つまみ部をおむつ本体の前側部に止着させる際に、前側つまみ部と後側つまみ部を重ね合わせて留めることを使用者が自然に行えるようになる。このように前側つまみ部と後側つまみ部を重ね合わせて留めることにより、止着テープによって着用者の骨盤の側面が上方側および下方側からサポートされやすくなり、使い捨ておむつの着用者の腰周りへのフィット性や両脚の付け根付近でのフィット性が高まる。
シール部は、幅方向の内方縁が第1折り目に対して斜めに直線状に延びる部分を有することが好ましい。このようにシール部が形成されていれば、止着テープの第1折り目での折り返しを展開した際、シール部においてテープ基材の接合が剥がれにくくなり、前側つまみ部と後側つまみ部が安定して互いに近づくように展開することができる。
シール部は溶着により形成されていることが好ましい。これにより、シール部を所望の形状で形成することが容易になる。
第1折り目は、例えば、テープ本体部のおむつ本体から幅方向の外方に延出した部分に形成することができる。あるいは、第1折り目は、前側つまみ部および後側つまみ部に形成してもよい。いずれの場合も、第1折り目に沿って上記のようにシール部を形成することにより、止着テープの第1折り目での折り返しを展開した際、前側つまみ部と後側つまみ部が互いに近づくように展開することができる。
止着テープは、前側つまみ部と後側つまみ部にそれぞれ形成された第2折り目で留め具を内側にして幅方向の内方に折り返され、さらにテープ本体部に形成された第1折り目で、折り返された前側つまみ部と後側つまみ部を内側にして、幅方向の内方に折り返されていることが好ましい。このように止着テープを第1折り目と第2折り目で折り返すことにより、止着テープをコンパクトに折り畳むことができる。
中間領域に形成されたシール部の幅方向の最も内方部は、第2折り目で折り返された前側つまみ部と後側つまみ部の先端部よりも幅方向の外方に位置することが好ましい。このようにシール部が形成されることにより、止着テープの第1折り目での折り返しを展開した後、前側つまみ部と後側つまみ部の第2折り目での折り返しを展開することが容易になり、止着テープの取り扱い性が良好となる。
シール部は前方領域と後方領域にも形成されていることが好ましい。このようにシール部が形成されていれば、止着テープの第1折り目での折り返しを展開した際、前側つまみ部と後側つまみ部がさらに安定して互いに近づくように展開することができる。
テープ基材は、シール部で、第1折り目を挟んだ一方側と他方側が剥離可能に互いに接合されていてもよい。このようにシール部が形成されていれば、使用者の好みに応じて、シール部でのテープ基材どうしの接合を維持したまま、前側つまみ部と後側つまみ部が互いに近づくように展開させて使用したり、あるいはシール部での接合を解除して、前側つまみ部と後側つまみ部が互いに平行に延びるように展開させて使用することができる。
本発明の使い捨ておむつは、止着テープの折り返しを展開すると、前側つまみ部と後側つまみ部が互いに近づくように展開しやすくなる。そのため、止着テープの折り畳みを展開して前側つまみ部と後側つまみ部をおむつ本体の前側部に止着させる際に、前側つまみ部と後側つまみ部を重ね合わせて留めることを使用者が自然に行えるようになる。
本発明の使い捨ておむつの一例を表し、使い捨ておむつを肌面側から見た平面図を表す。 図1に示した使い捨ておむつのII−II断面図を表す。 図1に示した使い捨ておむつの右側に取り付けられた止着テープであって、第1折り目で折り返した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図3に示した止着テープを第1折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図4に示した止着テープを、第1折り目に沿って形成されたシール部の接合を解いて、完全に平面状に展開した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図5のVI−VI断面図を表す。 図3に示した止着テープをさらに第3折り目で折り返した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図1に示した使い捨ておむつの着用状態の斜視図を表す。 図3に示した止着テープの変形例を表す。 本発明の使い捨ておむつに備えられる止着テープの他の一例を表し、止着テープを第1折り目と第2折り目で折り返した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図10に示した止着テープを第1折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図11に示した止着テープを第2折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表す。 本発明の使い捨ておむつに備えられる止着テープのさらに他の一例を表し、止着テープを第1折り目と第2折り目で折り返した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図13に示した止着テープを第1折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図14に示した止着テープを第2折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表す。 本発明の使い捨ておむつに備えられる止着テープのさらに他の一例を表し、止着テープを第1折り目と第2折り目で折り返した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図16に示した止着テープを第1折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図17に示した止着テープを第2折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表す。
本発明の使い捨ておむつについて、図面を参照して説明する。なお本発明は、図面に示された実施態様に限定されるものではない。図1、図2および図8には、本発明の使い捨ておむつの一例を示した。図1は、止着テープを備えた使い捨ておむつを肌面側から見た平面図を表し、図2は、図1に示した使い捨ておむつのII−II断面図を表し、図8は図1に示した使い捨ておむつの着用状態の斜視図を表す。図1では、図面の上側がおむつの前側に相当し、図面の下側がおむつの後側に相当する。図1に示した使い捨ておむつにおいて、おむつの左側に取り付けられた止着テープは、止着テープを展開した状態を表し、おむつの右側に取り付けられた止着テープは、止着テープが折り返された状態を表す。本願の図では、矢印xが幅方向、矢印yが前後方向を表し、矢印x,yにより形成される面に対して垂直方向が厚み方向zを表す。
使い捨ておむつ1は、おむつ本体2と、おむつ本体2の幅方向xの両側に設けられた止着テープ21とを有する。おむつ本体2は、前側部と後側部とこれらの間に位置する股部とを有し、止着テープ21がおむつ本体2の後側部の両側に取り付けられている。使い捨ておむつ1は、着用の際、前側部を着用者の腹部に、股部を着用者の股間部に、後側部を着用者の背部に当て、止着テープ21をおむつ本体2の前側部に止着することで、図8に示すようなパンツ形状に形成して使用する。例えば、おむつ本体2の前側部の外側面に止着対応部10が設けられ、止着テープ21を止着対応部10に止着することで、使い捨ておむつ1を着用することができる。
使い捨ておむつ1は、前後方向yと幅方向xを有する。前後方向yと幅方向xは、使い捨ておむつ1を平面状に広げた状態で規定される。前後方向yとは、使い捨ておむつを着用した際に着用者の股間の前後方向に延びる方向に相当する。幅方向xとは、使い捨ておむつと同一面上にあり前後方向yと直交する方向を意味し、使い捨ておむつを着用した際の着用者の左右方向に相当する。また本発明において、使い捨ておむつの肌面側とは、使い捨ておむつを着用した際の着用者の肌に向く側を意味し、使い捨ておむつの外側とは、使い捨ておむつを着用した際の着用者とは反対に向く側を意味する。
おむつ本体2は、例えば、トップシート3とバックシート4の間に吸収体5が配されて構成される。トップシート3は、使い捨ておむつを着用した際に着用者側に位置するシートであり、バックシート4は、使い捨ておむつを着用した際に着用者とは反対側、すなわち外側に位置するシートである。着用者から排泄された尿等は、トップシート3を透過して吸収体5に収容される。バックシート4は、排泄物が外部へ漏れるのを防ぐ。
トップシート3は液透過性であることが好ましく、例えば、セルロース、レーヨン、コットン等の親水性繊維から形成された不織布や、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布であって、疎水性繊維の表面が界面活性剤により親水化されたもの等を用いることができる。また、トップシート3として、織布、編布、有孔樹脂フィルム等を用いてもよい。
バックシート4は液不透過性であることが好ましく、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布や、樹脂フィルム等を用いることができる。またバックシート4として、不織布とフィルムとの積層体を用いてもよい。
吸収体5は、尿等の排泄物を吸収できる吸収性材料を含むものであれば特に限定されない。吸収体5としては、例えば、吸収性材料を所定形状に成形した成形体を用いたり、あるいは当該成形体を紙シート(例えば、ティッシュペーパーや薄葉紙)や液透過性不織布等の被覆シートで覆ったものを用いることができる。吸収性材料としては、例えば、パルプ繊維等の親水性繊維や、ポリアクリル酸系、ポリアスパラギン酸系、セルロース系、デンプン・アクリロニトリル系等の吸水性樹脂等が挙げられる。また、吸水性材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維や、PET等のポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の熱溶着性繊維が含まれてもよい。これらの熱溶着性繊維は、尿等との親和性を高めるために、界面活性剤等により親水化処理がされていてもよい。
吸収性材料は、尿等の吸収速度を高める点から、親水性繊維を含むことが好ましい。また、吸収容量を高める点からは、吸収性材料は吸水性樹脂を含むことが好ましい。従って、吸収体は親水性繊維(特にパルプ繊維)と吸水性樹脂を含むことが好ましい。この場合、例えば、親水性繊維の集合体に吸水性樹脂を混合または散布したものを用いることが好ましい。
吸収体5は、シート状吸収体であってもよい。シート状吸収体としては、不織布間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように形成されたものが挙げられる。このように形成されたシート状吸収体は、不織布間に吸水性樹脂を有するため、高い吸収容量を実現できる。また、シート状吸収体は不織布間にパルプ繊維を有しないため、嵩張らず薄型に形成することができる。
吸収体5の形状(平面形状)は特に限定されない。吸収体(あるいは吸収体を構成する成形体)の形状は、用途に応じて適宜決定すればよく、例えば、長方形、砂時計形、ひょうたん形、羽子板形等が挙げられる。なお、吸収体が着用者の大腿部に挟まれて幅方向xに圧迫されても歪みにくくする点から、吸収体、あるいは吸収体を構成する成形体は、砂時計形に形成されていることが好ましい。
おむつ本体2には、トップシート3の幅方向xの両側に、トップシート3よりも幅方向xの外方に延在するサイドシート6が接合していることが好ましい。サイドシート6は液不透過性であることが好ましく、バックシート4に使用可能なシート材料から構成することができる。
サイドシート6は、トップシート3の幅方向xの両側に、立ち上がりフラップ7を形成することが好ましい。この場合、サイドシート6には、図2に示すように、トップシート3との接合部9よりも幅方向xの内方部分に前後方向yに延びる起立用弾性部材8が設けられることが好ましく、起立用弾性部材8の収縮力によってサイドシート6の内方部分が立ち上げられて、立ち上がりフラップ7を形成することができる。立ち上がりフラップ7を設けることにより、尿等の横漏れを防ぐことができる。立ち上がりフラップ7は前後方向yの端部の内面がトップシート3上に接合されてもよく、これにより、おむつを着用の際に立ち上がりフラップ7が着用者の肌に向かって立ち上がりやすくなる。
上記説明した各シートとして不織布を用いる場合、不織布としては、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、メルトブロー不織布、エアレイド不織布、SMS不織布等を用いることが好ましい。各シートの単位面積あたりの質量は、10g/m2以上が好ましく、12g/m2以上がより好ましく、また40g/m2以下が好ましく、30g/m2以下がより好ましい。
おむつ本体2には、幅方向xの両側にそれぞれ、前後方向yに延びる脚周り弾性部材11が設けられることが好ましい(図1を参照)。脚周り弾性部材11を設けることにより、着用者の脚周りにギャザーを形成して脚周りのフィット性を高めたり、横漏れを防止することができる。
おむつ本体2には、前後方向yの端部に、幅方向xに延びるウェスト用弾性部材12を設けてもよい。ウェスト用弾性部材12の収縮力により、着用者の腰周りに沿ったウェストギャザーが形成され、背中側や腹部側からの尿等の排泄物の漏れが防止される。
上記に説明した各弾性部材としては、ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等の通常使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料を用いることができる。弾性部材は、伸張状態で、ホットメルト接着剤等の接着剤で固定されることが好ましい。例えば、繊度40〜1,240dtexのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して配設し、固定する。接着剤としては、ゴム系のホットメルト接着剤を用いることが好ましい。なお、前記倍率は、非伸張状態を1.0倍とする。
止着テープ21について、図3〜図6を参照して詳しく説明する。図3は、図1に示した使い捨ておむつ1の右側に取り付けられた止着テープ21の拡大平面図を表し、止着テープ21を第1折り目F1で折り返した状態を肌面側から見た平面図を表す。図4は、図3に示した止着テープ21を第1折り目F1での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表し、図5は、図4に示した止着テープ21を、第1折り目F1に沿って形成されたシール部32の接合を解いて、完全に平面状に展開した状態を肌面側から見た平面図を表し、図6は、図5のVI−VI断面図を表す。
止着テープ21は、テープ基材22に留め具25が設けられて構成される。止着テープ21は、テープ基材22の一方側に形成され、少なくとも一部がおむつ本体2に取り付けられたテープ本体部26と、テープ基材22の他方側に形成され、テープ本体部26から幅方向xに延在し前後方向yに離隔して設けられた前側つまみ部27と後側つまみ部28とを有し、前側つまみ部27と後側つまみ部28にそれぞれ留め具25が設けられる。
テープ基材22は、留め具25が設けられる第1面23と、第1面23の反対側の第2面24を有する(図6を参照)。止着テープ21を展開した状態で、第1面23はテープ基材22の肌面側の面に対応し、第2面24はテープ基材22の外側の面に対応する。
テープ基材22としては、不織布、織布、編布、樹脂フィルム、あるいはこれらの積層体等を用いることができる。テープ基材22は、伸縮性材料から構成されてもよい。なお、後述するシール部32でのテープ基材22どうしの接合力を高める点から、テープ基材22は、織布、編布または不織布から構成されていることが好ましく、不織布から構成されていることがより好ましい。また、テープ基材22を不織布から構成することにより、テープ基材22に折り目を形成することが容易になる。
テープ基材22に不織布を用いる場合、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、メルトブロー不織布、エアレイド不織布、SMS不織布等を用いることができるが、テープ基材22としては、スパンボンド不織布またはSMS不織布を用いることが好ましく、スパンボンド不織布を用いることがより好ましい。このような不織布を用いれば、高強度のテープ基材を得やすくなる。また、テープ基材22に用いられる不織布はエンボス加工されていることが好ましく、これによりテープ基材に剛性が付与され、止着テープ21の取り扱い性が向上する。
テープ基材22の単位面積あたりの質量は、50g/m2以上が好ましく、55g/m2以上がより好ましく、また120g/m2以下が好ましく、100g/m2以下がより好ましい。テープ基材22の単位面積あたりの質量が50g/m2以上であれば、テープ基材が十分な剛性を有するようになり、テープ基材22の単位面積あたりの質量が120g/m2以下であれば、テープ基材が厚くなりすぎず、取り扱い性が向上する。
留め具25としては、面ファスナー(フック・ループ・ファスナー)や粘着テープを用いることができる。留め具25は、おむつ本体2の前側部(具体的には止着対応部10)と着脱可能に形成される。留め具25はまた、テープ基材22とも着脱可能であることが好ましい。
面ファスナーとしてはフック部材やループ部材を用いることができる。留め具25として面ファスナーのフック部材を用いる場合は、おむつ本体2の前側部の外側面に面ファスナーのループ部材を止着対応部10として設けたり、あるいは、おむつ本体2の前側部の外側面をループ部材として機能する材料(例えば、不織布、織布、編布等)から構成し、これを止着対応部10としてもよい。また、テープ基材22を、ループ部材として機能する材料(例えば、不織布、織布、編布等)から構成することが好ましい。面ファスナーのフック部材は、例えば、基盤から、錨形、鉤形、きのこ形、柱形等の形状のフックが多数突出して構成される。
留め具25として粘着テープを用いる場合は、止着対応部10として、おむつ本体2の前側部の外側面に樹脂フィルムを設けたり、おむつ本体2の前側部の外側面を樹脂フィルムから構成し、これを止着対応部10としてもよい。また、テープ基材22を樹脂フィルムから構成することが好ましい。
留め具25は面ファスナーのフック部材であり、テープ基材22は不織布から構成されることが好ましい。これにより、後述するように止着テープ21を第1折り目F1や第2折り目F2で折り返しやすくなるとともに、止着テープ21を第1折り目F1や第2折り目F2で折り返した際に、前側つまみ部27や後側つまみ部28を留め具25でテープ基材22に仮留めすることができる。その結果、止着テープ21を折り畳んだ状態を安定して保持することができる。
テープ本体部26は、テープ基材22の一方側に形成され、少なくとも一部がおむつ本体2に取り付けられる。図3〜図6に示した止着テープ21では、テープ本体部26の幅方向xの内方部分がおむつ本体2に取り付けられ、当該内方部分から幅方向xの外方にテープ本体部26がさらに延在している。テープ本体部26は、図6に示すように、サイドシート6とバックシート4の間に配されることが好ましく、これにより止着テープ21をおむつ本体2に安定して取り付けることができる。
前側つまみ部27と後側つまみ部28は、テープ基材22の他方側に形成される部分であり、前側つまみ部27と後側つまみ部28は互いに前後方向yに離隔して設けられる。図5に示すように止着テープ21が完全に展開した状態で、前側つまみ部27と後側つまみ部28はテープ本体部26からそれぞれ幅方向xの外方に延在することが好ましい。前側つまみ部27の幅方向xの長さと後側つまみ部28の幅方向xの長さは、互いに同じであっても異なっていてもよい。図5に示すように止着テープ21が完全に展開した状態で、前側つまみ部27と後側つまみ部28は、互いに略平行に設けられることが好ましい。
前側つまみ部27と後側つまみ部28にはそれぞれ留め具25が設けられる。前側つまみ部27に設けられる留め具25の数は、1つであっても複数であってもよい。後側つまみ部28に設けられる留め具25の数は、1つであっても複数であってもよい。前側つまみ部27(または後側つまみ部28)に留め具25が複数設けられる場合、複数の留め具25は、止着テープ21の折り畳みを展開した状態で、互いに幅方向xに離隔して設けられることが好ましい。図3〜図6では、前側つまみ部27に留め具25が2つ設けられ、後側つまみ部28に留め具25が2つ設けられている。なお、テープ基材22の第2面24には留め具は設けられないことが好ましく、また、留め具は前側つまみ部27と後側つまみ部28のみに設けられることが好ましい。
前側つまみ部27において、留め具25は、前側つまみ部27の延在方向に対して略垂直方向に延びるように配置されることが好ましい。同様に、後側つまみ部28において、留め具25は、後側つまみ部28の延在方向に対して略垂直方向に延びるように配置されることが好ましい。このように留め具25が設けられていれば、前側つまみ部27または後側つまみ部28を止着対応部10に止着した際、前側つまみ部27または後側つまみ部28に先端部から剥がれる力が作用しても、留め具25がその力に対してより広い範囲で対抗して、留め具25が不用意に止着対応部10から剥がれにくくなる。
止着テープ21は、前後方向yに前方領域29と中間領域30と後方領域31とを有する。前方領域29と中間領域30と後方領域31は、図3に示すように止着テープ21が第1折り目F1で折り返された状態で前後方向yに対して区分され、前側つまみ部27のテープ本体部26との接続部における前後方向yの中心27Cより前側部分が前方領域29となり、後側つまみ部28のテープ本体部26との接続部における前後方向yの中心28Cより後側部分が後方領域31となり、前方領域29と後方領域31の間の部分が中間領域30となる。
止着テープ21は、使用前は、図3に示すように少なくとも第1折り目F1で折り返されている。具体的には、止着テープ21は第1折り目F1で留め具25を内側にして幅方向xの内方に折り返されている。第1折り目F1は、テープ本体部26に形成されてもよく、前側つまみ部27や後側つまみ部28に形成されてもよい。図3では、第1折り目F1はテープ本体部26のおむつ本体2から幅方向xの外方に延在した部分に形成されている。第1折り目F1は、前後方向yに略平行に延びるように形成されていることが好ましく、例えば前後方向yに対して10°以内の角度で延びるように形成されることが好ましく、5°以内の角度がより好ましい。
図3に示した止着テープ21は、第1折り目F1で折り返されることにより、前側つまみ部27と後側つまみ部28に設けられた留め具25がテープ本体部26に仮留めされることが好ましい。このように前側つまみ部27と後側つまみ部28の留め具25がテープ本体部26に仮留めされることにより、使い捨ておむつ1の使用前、止着テープ21が第1折り目F1で折り返された状態が安定して保持される。留め具25はおむつ本体2に仮留めされていてもよいが、おむつ本体2の留め具25による損傷を防ぐ点からは、留め具25は止着テープ21のテープ基材22に仮留めされることが好ましい。
なお、前側つまみ部27や後側つまみ部28の留め具25による仮留めとは、使い捨ておむつ1の使用前に、留め具25を止着対応部10ではなくそれ以外の部材(例えば、止着テープ21のテープ基材22やおむつ本体2のサイドシート6等)に脱着可能に止着されることを意味する。
テープ基材22は、第1折り目F1で折り返された状態で、第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側がシール部32で互いに接合されている。図3に示した止着テープ21では、シール部32が形成された領域がストライプ状のハッチングで示されている。図5に示した止着テープ21は、シール部32の接合を解いて完全に平面状に展開した状態が示されているが、シール部32が形成されていた箇所を符号32を付して表している。
シール部32は少なくとも中間領域30に形成され、前方領域29と後方領域31にはシール部32が形成されていないか、前方領域29および/または後方領域31にシール部32が形成される場合は、中間領域30に形成されたシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離が、前方領域29に形成されたシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離と後方領域31に形成されたシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離よりも長くなっている。各領域におけるシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離は、止着テープ21を第1折り目F1で折り返した状態で計測される。各領域におけるシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離は、各領域におけるシール部32の幅方向xの内方縁のうち最も内方側に位置する箇所の第1折り目F1からの距離を意味する。図3〜図5では、シール部32は中間領域30とともに前方領域29と後方領域31にも形成されている。
止着テープ21はこのように第1折り目F1に沿ってシール部32が形成されているため、第1折り目F1の折り返しを展開した際に、図4に示すように前方領域29と後方領域31が中間領域30よりも幅方向xに長く展開され、前側つまみ部27と後側つまみ部28が互いに近づくように展開しやすくなる。そのため、使い捨ておむつ1を着用する際、止着テープ21の折り畳みを展開して前側つまみ部27と後側つまみ部28を止着対応部10に止着させると、図8に示されるように前側つまみ部27と後側つまみ部28を重ね合わせて留める重ね留めを、使用者が自然に行えるようになる。このように前側つまみ部27と後側つまみ部28を止着対応部10に止着させると、止着テープ21によって着用者の骨盤の側面が上方側および下方側からサポートされて、使い捨ておむつ1の着用者の腰周りへのフィット性や両脚の付け根付近でのフィット性が高まる。その結果、使い捨ておむつ1を安定して着用することができ、また着用者の脚周りや腰周りからの尿等の漏れが起こりにくくなる。
シール部32では、テープ基材22の第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側が直接接合していてもよく、他の部材を介して接合していてもよい。図3および図4では、テープ基材22の第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側がシール部32で直接接合しているが、第1折り目F1がおむつ本体2の近くに形成される場合は、テープ基材22の第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側がおむつ本体2(例えばサイドシート6)を介して接合されることもある。シール部32では、テープ基材22の第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側が重ねられて一体化されていればよい。
シール部32は、接着剤や溶着等により形成することができる。例えば、テープ基材22の第1面23に接着剤を塗工し、止着テープ21を第1折り目F1で留め具25を内側にして幅方向xの内方に折り返すことにより、シール部32を形成することができる。あるいは、止着テープ21を第1折り目F1で留め具25を内側にして幅方向xの内方に折り返した状態で、テープ基材22の第1折り目F1に沿った部分をヒートシールや超音波溶着により溶着することにより、シール部32を形成することができる。第1折り目F1がおむつ本体2の近くに形成される場合は、第1折り目F1で折り返されたテープ基材22とともにおむつ本体2(例えばサイドシート6やバックシート4)も一緒に溶着されてもよい。なかでも、シール部32は溶着により形成されることが好ましく、これによりシール部32を所望の形状で形成することが容易になる。
シール部32は、テープ本体部26に形成されてもよく、前側つまみ部27や後側つまみ部28に形成されてもよい。なお、シール部32は留め具25には形成されないことが好ましい。シール部32はまた、止着テープ21の折り畳みを展開した状態で、留め具25よりも幅方向xの内方に形成されることが好ましい。図3〜図5では、シール部32は、テープ本体部26のおむつ本体2から幅方向xの外方に延出した部分に形成されている。
シール部32の形状は特に限定されない。図3では、シール部32が三角形の形状で形成されているが、例えば円形や長円形、四角形等の多角形、あるいは直線状や曲線状に形成されてもよい。いずれの場合も、シール部32が中間領域30のみに形成されているか、前方領域29および/または後方領域31にもシール部32が形成される場合は、中間領域30に形成されたシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離が、前方領域29に形成されたシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離と後方領域31に形成されたシール部32の幅方向xの最も内方部の第1折り目F1からの距離よりも長くなっていればよい。シール部32は、中間領域30において、あるいは中間領域30から前方領域29および/または後方領域31にかけて連続的に設けられてもよく、断続的に複数設けられてもよい。
図9には、図3に示した止着テープ21の変形例として、様々な形状のシール部32の形成例を示した。図9(a)では、シール部32は図3と同様に三角形の形状で形成されているが、シール部32は中間領域30のみに形成されている。図9(b)では、シール部32は複数の矩形が組み合わされた階段形状に形成されている。図9(c)では、複数の円形のシール部32が前後方向yに間隔を空けて配置されて形成されている。図9(d)では、シール部32は第1折り目F1に対して斜めに延びる直線状に形成されている。このように、シール部32は様々な形状で形成することができる。
中間領域30において、シール部32は、前後方向yに対して前側つまみ部27と重なる位置および後側つまみ部28と重なる位置に少なくとも形成されることが好ましく、それらの間、すなわち前側つまみ部27と後側つまみ部28に重ならない位置にも形成されることがより好ましい。このようにシール部32が形成されていれば、止着テープ21の第1折り目F1での折り返しを展開した際、前側つまみ部27と後側つまみ部28が安定して互いに近づくように展開することができる。
シール部32は前方領域29と後方領域31にも形成されることが好ましい。すなわち、シール部32は中間領域30から前方領域29と後方領域31にかけて形成されることが好ましい。このようにシール部32が形成されていれば、止着テープ21の第1折り目F1での折り返しを展開した際、前側つまみ部27と後側つまみ部28がさらに安定して互いに近づくように展開することができる。
前方領域29と後方領域31において、シール部32は、前後方向yに対して前側つまみ部27と後側つまみ部28と重なる位置のみに形成されてもよい。この場合、シール部32は、前後方向yに対して、前側つまみ部27よりも前側および後側つまみ部28よりも後側に形成されないため、止着テープ21の第1折り目F1での折り返しを展開した際、テープ基材22の前側縁近傍と後側縁近傍で止着テープ21が完全に展開され、止着テープ21を幅方向xにより長い長さで展開することができる。同様の観点から、シール部32は、テープ基材22の前側縁から5mm以内および後側縁から5mm以内に形成されなくてもよい。
シール部32は、第1折り目F1からシール部32の幅方向xの内方縁までの距離が前側にいくほど短くなる前側傾斜部と、第1折り目F1からシール部32の幅方向xの内方縁までの距離が後側にいくほど短くなる後側傾斜部を有することが好ましい。シール部32の前側傾斜部と後側傾斜部は、前後方向yに互いに接続していてもよく、互いに離隔していてもよい。前側つまみ部27のテープ本体部26との接続部における前後方向yの中心27Cと後側つまみ部28のテープ本体部26との接続部における前後方向yの中心28Cとの中点に対して、シール部32の前側傾斜部はそれより前側に形成されることが好ましく、シール部32の後側傾斜部はそれより後側に形成されることが好ましい。
シール部32は、図3、図9(a)および図9(d)に示されるように、幅方向xの内方縁が、第1折り目F1に対して斜めに直線状に延びる部分を有するように形成されることが好ましい。例えば、シール部32の前側傾斜部は、幅方向xの内方縁が、前側にいくほど第1折り目F1に近づくように斜めに直線状に延びていることが好ましく、シール部32の後側傾斜部は、幅方向xの内方縁が、後側にいくほど第1折り目F1に近づくように斜めに直線状に延びていることが好ましい。このようにシール部32が形成されていれば、止着テープ21の第1折り目F1での折り返しを展開した際、シール部32でのテープ基材22の接合が剥がれにくくなり、また前側つまみ部27と後側つまみ部28を安定して互いに近づくように展開することができる。
シール部32の前側傾斜部と後側傾斜部は、幅方向xの内方縁が、第1折り目F1に対して5°以上35°以下の角度をなすように斜めに直線状に延びるように形成されていることが好ましい。このようにシール部32の前側傾斜部と後側傾斜部が形成されていれば、止着テープ21を使用する際、前側つまみ部27と後側つまみ部28を幅方向xに引っ張りやすくなり、使い捨ておむつ1を着用者の腰周りにフィット性良く着用することが容易になる。なお、シール部32の前側傾斜部と後側傾斜部の幅方向xの内方縁の第1折り目F1に対する角度は、当該内方縁と第1折り目F1とのなす角の絶対値を意味し、0°〜90°の間の値をとる。当該角度は、10°以上がより好ましく、12°以上がさらに好ましく、また30°以下が好ましく、25°以下がより好ましい。シール部32の前側傾斜部の幅方向xの内方縁と第1折り目F1とのなす角度と、シール部32の後側傾斜部の幅方向xの内方縁の第1折り目F1に対する角度は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
シール部32では、テープ基材22の第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側が剥離可能に互いに接合されていてもよい。このようにシール部32が形成されていれば、使用者の好みに応じて、シール部32でのテープ基材22どうしの接合を維持したまま、前側つまみ部27と後側つまみ部28が互いに近づくように展開させて使用したり、あるいはシール部32での接合を解除して、前側つまみ部27と後側つまみ部28が互いに平行に延びるように展開させて使用することができる。
上記のようにシール部32がテープ基材22どうしの接合が剥離可能に形成される場合、シール部32は、図9(d)に示すように、線状に形成されることが好ましい。シール部32が線状に形成されることにより、使用者の好みに応じて、シール部32での接合を解除することが容易になる。シール部32が線状に形成される場合、線状のシール部32の幅は3mm以下が好ましく、2mm以下がより好ましく、1mm以下がさらに好ましい。シール部32は連続的に形成されていてもよく、断続的に形成されていてもよく、例えば、シール部32の前側傾斜部と後側傾斜部はそれぞれ連続的に形成されてもよく、断続的に形成されてもよい。前側傾斜部と後側傾斜部においてシール部32が断続的に形成される場合の断続長さは、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましく、また5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。
シール部32は、第1折り目F1から25mmを超えて形成されないことが好ましく、20mmを超えて形成されないことがより好ましく、15mmを超えて形成されないことがさらに好ましい。このようにシール部32が形成されることにより、止着テープ21の折り畳みを展開して使用する際、止着テープ21が嵩張りにくくなり、止着テープ21の取り扱い性が良好となる。
図3に示した止着テープ21は、図7に示すように、さらに第3折り目F3で折り返されていてもよい。この場合、止着テープ21は、第3折り目F3で前側つまみ部27と後側つまみ部28を内側にして幅方向xの内側に折り返されていることが好ましい。このように止着テープ21が折り返されることにより、止着テープ21をおむつ本体2と重なるようにコンパクトに折り畳むことができる。
第3折り目F3は、テープ本体部26に形成され、おむつ本体2には形成されないことが好ましい。また、前側つまみ部27と後側つまみ部28は第3折り目F3で折り返されないことが好ましい。これにより、前側つまみ部27と後側つまみ部28が過剰に折り返されず、止着テープ21の折り畳みを展開して止着テープ21を使用する際に、止着テープ21の取り扱い性が良好となる。
第3折り目F3は、おむつ本体2の幅方向xの側縁から、幅方向xの外方の5mm以内に形成されることが好ましく、3mm以内がより好ましく、2mm以内がさらに好ましい。第3折り目F3はまた、おむつ本体2の前後方向yに延びるように形成されることが好ましく、これにより、止着テープ21を第3折り目F3で折り返した状態で、使い捨ておむつ1の幅方向xの側縁をすっきりと形成することができる。
図10〜図12には、本発明の使い捨ておむつに備えられる止着テープの他の例を示した。図10は、止着テープを第1折り目と第2折り目で折り返した状態を肌面側から見た平面図を表し、図11は、図10に示した止着テープを第1折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表し、図12は、図11に示した止着テープを第2折り目での折り返しを展開した状態を表す。図10〜図12において、図3〜図6に示した止着テープと同じ構成部材は同一の参照符号を用いて示されている。下記の図10〜図12の止着テープの説明において、上記と重複する部分の説明は省略する。
図10〜図12に示した止着テープ21は、図3〜図6に示した止着テープ21に対して、前側つまみ部27と後側つまみ部28がさらに第2折り目F2で折り返されている。具体的には、止着テープ21は、前側つまみ部27と後側つまみ部28にそれぞれ形成された第2折り目F2で留め具25を内側にして幅方向xの内方に折り返され、さらにテープ本体部26に形成された第1折り目F1で折り返された前側つまみ部27と後側つまみ部28を内側にして幅方向xの内方に折り返されている。このように止着テープ21を第1折り目F1と第2折り目F2で折り返すことにより、止着テープ21をコンパクトに折り畳むことができる。
図10〜図12に示した止着テープ21では、前側つまみ部27と後側つまみ部28が第2折り目F2で折り返されることにより、前側つまみ部27と後側つまみ部28に設けられた留め具25がテープ基材22のテープ本体部26に仮留めされることが好ましい。これにより、前側つまみ部27と後側つまみ部28を第2折り目F2で折り返した状態を安定して保持することができる。
第2折り目F2は、図10〜図12に示すように前側つまみ部27(または後側つまみ部28)に留め具25が複数設けられる場合は、止着テープ21の折り畳みを展開した状態で、複数設けられた留め具25の少なくとも1つの留め具25よりも幅方向xの内方に形成されることが好ましい。前側つまみ部27(または後側つまみ部28)に留め具25が1つのみ設けられる場合は、止着テープ21の折り畳みを展開した状態で、当該留め具25よりも幅方向xの内方に形成されることが好ましい。図10および図11では、前側つまみ部27(または後側つまみ部28)に設けられた2つの留め具25の間に第2折り目F2が形成されている。
図10〜図12に示した止着テープ21は、テープ本体部26に形成された第1折り目F1で折り返され、第1折り目F1を挟んだテープ基材22の一方側と他方側がシール部32で直接接合されている。図10〜図12に示した止着テープ21も、第1折り目F1での折り返しを展開すると、前側つまみ部27と後側つまみ部28が互いに近づくように展開することができる。なお、前側つまみ部27と後側つまみ部28は第1折り目F1で折り返されないことが好ましく、これにより、前側つまみ部27と後側つまみ部28が過剰に折り返されず、止着テープ21の折り畳みを展開して止着テープ21を使用する際に、止着テープ21の取り扱い性が良好となる。
止着テープ21が第1折り目F1と第2折り目F2で折り返された状態で、シール部32は、前側つまみ部27と後側つまみ部28よりも幅方向xの外方に形成されることが好ましい。すなわち、中間領域30に形成されたシール部32の幅方向xの最も内方部は、第2折り目F2で折り返された前側つまみ部27と後側つまみ部28の先端部よりも幅方向xの外方に位置することが好ましい。このようにシール部32が形成されることにより、止着テープ21の第1折り目F1の折り返しを展開した後、前側つまみ部27と後側つまみ部28の第2折り目F2での折り返しを展開することが容易になり、止着テープ21の取り扱い性が良好となる。
図13〜図15には、本発明の使い捨ておむつに備えられる止着テープのさらに他の例を示した。図13は、止着テープを第1折り目と第2折り目で折り返した状態を肌面側から見た平面図を表し、図14は、図13に示した止着テープを第1折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表し、図15は、図14に示した止着テープを第2折り目での折り返しを展開した状態を表す。図13〜図15において、図3〜図6、図10〜図12に示した止着テープと同じ構成部材は同一の参照符号を用いて示されている。下記の図13〜図15の止着テープの説明において、上記と重複する部分の説明は省略する。
図10〜図12に示した止着テープ21では、シール部32が、テープ本体部26のおむつ本体2から幅方向xの外方に延出した部分のみに形成され、シール部32においてテープ基材22の第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側が直接接合されていたが、図13〜図15に示した止着テープ21では、第1折り目F1がおむつ本体2により近い箇所に形成され、シール部32が止着テープ21のテープ基材22だけでなくおむつ本体2にも形成されている。その結果、シール部32において、テープ基材22の第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側が、おむつ本体2(詳細にはサイドシート6)を介して接合されている。シール部32はこのように形成されていてもよく、この場合、より強固にシール部32を形成することができる。
図13〜図15に示した止着テープ21は、第2折り目F2で折り返さずに第1折り目F1のみで折り返して折り畳むこともできる。この場合、止着テープ21は、第1折り目F1で折り返されることにより、前側つまみ部27と後側つまみ部28に設けられた留め具25がおむつ本体2に仮留めされてもよい。
図16〜図18には、本発明の使い捨ておむつに備えられる止着テープのさらに他の例を示した。図16は、止着テープを第1折り目と第2折り目で折り返した状態を肌面側から見た平面図を表し、図17は、図16に示した止着テープを第1折り目での折り返しを展開した状態を肌面側から見た平面図を表し、図18は、図17に示した止着テープを第2折り目での折り返しを展開した状態を表す。図16〜図18において、図3〜図6、図10〜図15に示した止着テープと同じ構成部材は同一の参照符号を用いて示されている。下記の図16〜図18の止着テープの説明において、上記と重複する部分の説明は省略する。
図16〜図18に示した止着テープ21は、テープ本体部26の全体がおむつ本体2に取り付けられており、前側つまみ部27と後側つまみ部28がおむつ本体2から幅方向xの外方に延在するように設けられている。このように止着テープ21がおむつ本体2に取り付けられていてもよい。なお、図16〜図18に示した止着テープ21は、テープ本体部26の一部のみがおむつ本体2に取り付けられる態様を排除するものではない。
図16〜図18に示した止着テープ21では、前側つまみ部27と後側つまみ部28に第1折り目F1が形成されており、前側つまみ部27と後側つまみ部28におけるテープ基材22の第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側がシール部32で互いに接合されている。このようにシール部32が形成されていても、第1折り目F1の折り返しあるいはさらに第2折り目F2の折り返しを展開した際に、図17および図18に示すように、前側つまみ部27と後側つまみ部28が互いに近づくように展開することができる。なお図面には示されていないが、シール部32は、止着テープ21のテープ基材22だけでなくおむつ本体2にも形成されていてもよい。この場合、シール部32において、テープ基材22の第1折り目F1を挟んだ一方側と他方側がおむつ本体2(詳細にはサイドシート6)を介して接合されることとなる。また、第1折り目F1をおむつ本体2のより近くに形成することができるため、止着テープ21をおむつ本体2と重なるようにコンパクトに折り畳むことができる。
図16〜図18に示した止着テープ21では、前側つまみ部27(または後側つまみ部28)に留め具25が1つのみ設けられているが、前側つまみ部27(または後側つまみ部28)に留め具25が2つ以上設けられていてもよい。また、止着テープ21を第2折り目F2で折り返さずに第1折り目F1のみで折り返して折り畳むこともできる。この場合、止着テープ21は、第1折り目F1で折り返されることにより、前側つまみ部27と後側つまみ部28に設けられた留め具25がおむつ本体2に仮留めされてもよい。
1: 使い捨ておむつ
2: おむつ本体
3: トップシート
4: バックシート
5: 吸収体
21: 止着テープ
22: テープ基材
25: 留め具
26: テープ本体部
27: 前側つまみ部
28: 後側つまみ部
29: 前方領域
30: 中間領域
31: 後方領域
32: シール部
F1: 第1折り目
F2: 第2折り目
F3: 第3折り目

Claims (9)

  1. 幅方向と前後方向を有し、おむつ本体の幅方向の両側に止着テープが設けられた使い捨ておむつであって、
    前記止着テープは、テープ基材の一方側に形成され、少なくとも一部が前記おむつ本体に取り付けられたテープ本体部と、テープ基材の他方側に形成され、前記テープ本体部から幅方向に延在し前後方向に離隔して設けられた前側つまみ部と後側つまみ部とを有し、前記前側つまみ部と前記後側つまみ部にそれぞれ留め具が設けられ、
    前記止着テープは、前後方向に前方領域と中間領域と後方領域とを有し、前記前方領域は、前記前側つまみ部の前記テープ本体部との接続部における前後方向の中心より前側部分であり、前記後方領域は、前記後側つまみ部の前記テープ本体部との接続部における前後方向の中心より後側部分であり、前記中間領域は、前記前方領域と前記後方領域の間の部分であり、
    前記止着テープは第1折り目で前記留め具を内側にして幅方向の内方に折り返され、前記テープ基材は前記第1折り目を挟んだ一方側と他方側がシール部で互いに接合され、
    前記シール部は少なくとも前記中間領域に形成され、前記前方領域と前記後方領域には前記シール部が形成されていないか、前記中間領域に形成された前記シール部の幅方向の最も内方部の前記第1折り目からの距離が、前記前方領域に形成された前記シール部の幅方向の最も内方部の前記第1折り目からの距離と前記後方領域に形成された前記シール部の幅方向の最も内方部の前記第1折り目からの距離よりも長いことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記シール部は、幅方向の内方縁が前記第1折り目に対して斜めに直線状に延びる部分を有する請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記シール部は溶着により形成されている請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記第1折り目は、前記テープ本体部の前記おむつ本体から幅方向の外方に延出した部分に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記第1折り目は、前記前側つまみ部および前記後側つまみ部に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記止着テープは、前記前側つまみ部と前記後側つまみ部にそれぞれ形成された第2折り目で前記留め具を内側にして幅方向の内方に折り返され、さらに前記テープ本体部に形成された前記第1折り目で、折り返された前記前側つまみ部と前記後側つまみ部を内側にして、幅方向の内方に折り返されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記中間領域に形成された前記シール部の幅方向の最も内方部は、前記第2折り目で折り返された前記前側つまみ部と前記後側つまみ部の先端部よりも幅方向の外方に位置する請求項6に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記シール部は前記前方領域と前記後方領域にも形成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  9. 前記テープ基材は、前記シール部で、前記第1折り目を挟んだ一方側と他方側が剥離可能に互いに接合されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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